JPS5850238B2 - ステロ−ルの採取方法 - Google Patents

ステロ−ルの採取方法

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JPS5850238B2
JPS5850238B2 JP15487379A JP15487379A JPS5850238B2 JP S5850238 B2 JPS5850238 B2 JP S5850238B2 JP 15487379 A JP15487379 A JP 15487379A JP 15487379 A JP15487379 A JP 15487379A JP S5850238 B2 JPS5850238 B2 JP S5850238B2
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JP
Japan
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sterols
suspension
sterol
fatty acid
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JP15487379A
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JPS5677299A (en
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薫 ■山
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J Oil Mills Inc
Original Assignee
Yoshihara Oil Mill Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は動植物油脂及びそれらの混合油の精製及び加工
に際して真空水蒸気脱臭塔より副生ずる脱臭留出物(以
下脱臭留出物と略称する。
)又は脂肪酸蒸留塔より副生ずる蒸留残分(以下脂肪酸
蒸留残分と略称する。
)を出発原料として高純度のステロール(本発明におい
ては以後遊離型ステロールを単にステロールと称する。
)を高収率かつ経済的に採取する方法に関するものであ
る。
出発原料の脱臭留出物又は脂肪酸蒸留残分の組成はステ
ロール類、(本発明においては特にことわりノナイ限り
、遊離型ステロール及びステロールの誘導体をすべてス
テロール類と総称する。
)トコフェロール、炭化水素と共にジグリセリド、モノ
グリセリド、トリグリセリド、脂肪酸、の各種脂肪族化
合物、カロチノイド、テルペン類、アルデヒド類、ケト
ン類更に未知の成分を含む多成分の混合物である。
上記諸成分中でも特にステロール類は医薬品原料、化粧
品基剤、飼料添加物等に幅広い用途を有しており、また
上記本発明の原料物質よりトコフェロールを分離、精製
するための前処理としてもステロール類の採取は必要不
可欠の工程である。
従来、脱臭留出物や脂肪酸蒸留残分からステロールを分
離、精製する方法には数多くの研究がある。
これらの分離、精製方法を分類すると、(イ)溶剤分別
結晶法、 (ロ)尿素付加物法、 ←→ 金属塩化物付加物法の3方法に大別される。
((4)の方法は収率を高めるため溶剤として含水エタ
ノールを添加するのであるが純度、収率共に低く、70
〜80%程度である。
(ロ)又は())の方法は80〜90%程度の高純度の
ものが得られるが操作が煩雑であり、多量の有機溶剤を
使用するため工業的処理法としては、必ずしも経済的な
分離、精製法とは言い難い。
本発明者は上記従来法の欠点に鑑み、脱臭留出物又は脂
肪酸蒸留残分から採取操作が簡単で、収率及び純度の高
いステロールを効率よく採取することを目的として鋭意
研究した結果、従来脂肪酸混合物や脂肪酸エステル混合
物から夫々の異なる融点の成分の分離に使用されていた
所謂親水化法(Hydrophi l igatin法
)(特公昭51−2087、又は特公昭5l−2483
)を本発明の工程の一部に使用したもので、即ち脂肪酸
混合物又は脂肪酸エステル混合物とは全く異なる組成の
前記のような多成分の混合物である脱臭留出物又は脂肪
酸蒸留残分な出発原料としてそれらよりステロールのみ
を採取する工程の一部にこの親水化法を適用することに
よって、有機溶剤を全く使用しないか、又は少量だけ使
用することによって兄事に本発明の目的を達成すること
に成功したもので、本発明は出発原料である脱臭留出物
又は脂肪酸蒸留残分をそのままか又は先づケン化、酸分
解をするか、又は低級アルコールによりエステル交換反
応を行なわせた後、得られた生成物を融点以上の温度に
加熱して融解させ、ついで湿潤剤水溶液を加え、混合し
て均一に乳化させた後、冷却することによって上記の脱
臭留出物又は脂肪酸蒸留残分に含まれていたステロール
を湿潤剤水溶液中に懸濁析出させて油層と分離し、更に
最終的に得られた懸濁液を加熱することによりステロー
ルを採取するか、又は該懸濁液を水に相溶性の少ない有
機溶剤、好ましくはC4〜C1oの脂肪族低級アルコー
ルによってステロールを抽出し、抽出液を冷却すること
によってステロールを結晶として採取する方法を提供す
るものである。
更に詳細に説明すれば、本発明において上記親水化法の
原理を効果的に活用するためには従来の油脂混合物に使
用されていた様な方法の単純な適用では本発明のステロ
ールを採取する目的の達成が困難であり、本発明の場合
にはその出発原料に適した本発明独自の条件設定が必要
であり、又そのために適切な前処理の実施が必要となる
のである。
更に効果的に高純度のステロールを得るためには、その
後段の処理に新規な方法を導入する必要がある。
即ち本発明は公知の親水化法の単純な適用では達成でき
ない本発明の原料物質から、親水化法を適用する前後の
工程に新たな操作を加えることによって始めてステロー
ルを効果的かつ高純度に採取することに成功したもので
前記従来のステロールの何れの分離、精製方法とも全く
異なる新規な方法である。
本発明の原料物質の脱臭留出物又は脂肪酸蒸留残分を未
処理のままで出発原料からステロールを採取することは
可能であるが、出発原料である脱臭留出物又は脂肪酸蒸
留残分の組成はそれに使用された原料物質の動植物油脂
及びこれらの混合物の種類や品種、精製、加工条件によ
って著しく変化するのが通例であり、その組成中にはモ
ノグリセリド、ジグリセリドの様な界面活性効果を有す
る物質が含まれていることは前記の通りである。
この様な界面活性効果を有する物質の存在量の変化は親
水化法の適用に際して用いる湿潤剤水溶液の量や濃度に
極めて重要な影響を与えるので安定した条件の下でステ
ロールを高純度、高収率で採取することはむつかしくな
る。
それ故界面活性効果を有する物質の存在量が多い場合に
は、この影響をさげるために、本発明においては先づ脱
臭留出物又は脂肪酸蒸留残分をケン化、酸分解あるいは
脂肪族低級アルコールとのエステル交換反応等の前処理
により、各種グリセリドを消失させ、同時にステロール
類の大部分をステロールに変化させるのである。
その結果、出発原料の組成の単純化が行なわれ、ステロ
ールの採取条件が安定化し、ステロールが高収率、高純
度で得ることができたのである。
本発明の操作においては出発原料′に対し、それと同一
温度の湿潤剤水溶液を加えてエマルジョンを生成させる
のであるが、この場合に使用する湿潤剤は通常用いられ
ている界面活性剤、例えばアルキルベンゼンスルホネー
ト、アルコールの硫酸エステル、硫酸化脂肪酸モノグリ
セリド、石けん等である。
湿潤剤の水溶液の濃度は出発原料の組成によって変化す
るが一般に0.1〜5.0%の範囲内であり、湿潤剤水
溶液の量は出発原料の重量に対し1〜10倍使用し、同
時に湿潤剤水溶液に電解質を添加する。
電解質としては例えばアルカリ金属又はアルカリ土類金
属の塩化物、硫酸塩が用いられ、濃度は0.1〜10%
の水溶液になるように調整する事が好ましい。
次に生成したエマルジョンを攪拌機等で機械的に攪拌し
ながら冷却する事により結晶化したステロールを湿潤剤
水溶液中に分散させる。
これをたとえば遠心分離機により、湿潤剤水溶液中に分
散されたステロールの懸濁液と湿潤剤水溶液中に移行し
なかった液状油層とに分離する。
ここに得られた懸濁液からステロールを採取するために
は懸濁液を170〜220℃に加熱する事により達成さ
れる。
更に好ましくは懸濁液を80℃〜140℃に予備加熱し
、ステロール以外の不純物を予め融解させ、液体層とし
てステロールの懸濁液から分離した後、懸濁液を170
〜220℃に加熱してステロールを採取するのが良い。
また、有機溶剤を用いて懸濁液からステロールを抽出分
離する事が可能である。
懸濁液に水と相溶性の小さいケトン系、クロロフォルム
、四塩化炭素等の塩素系、エーテル系、脂肪属アルコー
ル系の溶剤、特に例えばC4〜CIOの脂肪族低級アル
コールを加えて攪拌する事により、溶剤中にステロール
を移行させ、溶剤を除去する事によりステロールを採取
することができる。
この際溶剤ミセラを冷却し、ステロールを結晶化させる
事によりさらに高純度のステロールの結晶が得られる。
本発明の利点は従来法にみられた分別結晶法の原理に基
づき多量の有機溶剤を用いるという工業的処理法として
は非経済的であった欠点を補い、さらに高純度、高収率
のステロールを採取する事を可能にしたものであり、今
後ステロールの工業的生産に寄与するところ甚大である
実施例 1 脂肪酸蒸留残分500P(ステロール含量21.5%)
に11の湿潤剤水溶液(0,5%ラウリル硫酸エステル
ソーダ、1%N02SO4を含む)を加え、60℃から
5°C/hourの冷却速度で攪拌しながら冷却を始め
る。
次いでステロールの懸濁液層と液状油層に分離した。
懸濁液層を170℃に加熱してステロールを融解させ、
分離した。
ステロール結晶107.5P(収率85.0%)を得た
ガスクロストグラフィーで測定したステロールの純度は
85.0%であった。
実施例 2 脱臭留出物1 kg(ステロール含量22.0%)に5
0%KOH水溶液0.51!とエチルアルコール31に
溶解した溶液を加えてケン化し、10%H2SO4水溶
液で中和させ、水洗してケン化脱臭留出物を得た。
ケン化脱臭留出物500yに対して11!の湿潤剤水溶
液(0,5%オレイン酸ソーダ、1%N02SO4含む
)を加え、実施例1に従って攪拌、冷却、遠心分離を行
い、得られた懸濁液層・にn−ブタノールを加えて抽出
し、抽出溶液を冷却する事によりステロール結晶102
.5f(収率88.1%)を得た。
実施例1と同様にして測定したステロール純度は94.
5%であった。
実施例 3 脱臭留出物1 kg(ステロール含量26.8%)に2
容量%のH2SO4−メタノール5kgを加えてエステ
ル交換反応を行なわせ、水洗してエステル交換脱臭留出
物を得た。
エステル交換脱臭留出物500yに対して1.51の湿
潤剤水溶液(0,5%ラウリル硫酸エステルソーダ、1
%N02SO4を含む)を加え実施例1に従って攪拌、
冷却、遠心分離し、得られた懸濁液を80℃に加熱して
高融点部を融解させて、液体層として分離し、懸濁液を
さらに170℃に加熱してステロールを融解させ分離し
た。
ステロールの結晶、128fI(収率86.2%)を得
た。
実施例1と同様に測定したステロール純度は89.0%
であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 動植物油脂およびそれらの混合油の精製や加工に際
    し、真空水蒸気脱臭塔より副生ずる脱臭留出物もしくは
    脂肪酸蒸留塔より副生ずる蒸留残分(以下共に出発原料
    という)をそのままか又はケン化、酸分解するか又は脂
    肪族低級アルコールによりエステル交換反応を行なわせ
    た後、得られた生成物を融点以上の温度に加熱して融解
    させ、ついでo、i〜10重量%(以下%はすべで重量
    %)濃度の電解質を含む0.1〜5%濃度の湿潤剤水溶
    液を出発原料の重量に対して1〜10倍量を加え、混合
    して均一に乳化させて、冷却することによって、該出発
    原料中に含まれているステロールを湿潤剤水溶液中に懸
    濁析出させて油層と分離し、更に最終的に得られた懸濁
    液を80〜140℃に予備加熱するか又は予備加熱する
    ことなく、170〜220℃に加熱することによってス
    テロール以外の不純物を予め融解させ、液体層としてス
    テロールの懸濁液から分離した後、懸濁液を170〜2
    20℃に加熱してステロールを採取するか又は該懸濁液
    に水に相溶性の少ない有機溶剤を加えることによってス
    テロールを抽出し、抽出液を冷却することによってステ
    ロールを結晶として採取することを特徴とする脱臭留出
    物又は脂肪酸蒸留残分よりステロールを採取する方法。
JP15487379A 1979-11-28 1979-11-28 ステロ−ルの採取方法 Expired JPS5850238B2 (ja)

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