JPS585240B2 - 皮革加工法 - Google Patents

皮革加工法

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JPS585240B2
JPS585240B2 JP4266480A JP4266480A JPS585240B2 JP S585240 B2 JPS585240 B2 JP S585240B2 JP 4266480 A JP4266480 A JP 4266480A JP 4266480 A JP4266480 A JP 4266480A JP S585240 B2 JPS585240 B2 JP S585240B2
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JP
Japan
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nonwoven fabric
adhesive
leather
skin
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JP4266480A
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松下寿米男
真志田亨
池上巌
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  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は時計バンドや腰ベルトあるいはバッグや鞄等
の皮革製品やそれらの構成部品を製造する際における皮
革加工法に関するものである。
一般に時計バンド等の皮革製品やその構成部品(以下こ
れらを製品等と記す)に使用されるワニ皮等の天然皮革
は、機械的特性が不均一であってその伸びが方向性を持
つことが多く、そのため形状寸法に狂いが生じ易く、製
品等を長期間使用している内に変形したり捻れが発生し
たりする問題がある。
一方、時計バンド等を製造する際には、原皮の切断面が
製品等の縁部にそのまま露呈して美感、特に高級感を損
うことを避けるため、最終的に得るべき製品等の平面形
状よりも大きい寸法に表皮用の原皮を切抜き、その切抜
かれた原皮の周辺部を裏面側へ折返す所謂「へり返し」
を行なって表皮部を形成し、その後表皮部の背面のほぼ
全面に薄質な裏皮を貼着して、表皮部用の原皮の切断面
を隠蔽することが行なわれており、また上述のような「
へり返し」を行う際には、表皮部用の原皮の周辺部附近
の裏面に予め接着剤を塗布しておき、周辺部を本体側へ
180°折返した時にその折返された周辺部の裏面が本
体側の裏面に直接的に接着されるようにするのが通常で
ある。
ところが上述のように折返し接着する際、ワニ皮等の腰
が強い皮革では、折返しに対する反発力(復帰力)が強
いことなどに起因して、容易には接着され得す、長時間
にわたって周辺部全体を押さえ付けておかなければなら
ない等の不便があった。
さらにまた上述のような「へり返し」を容易に行い得る
ようにするため、この発明の発明者等は別の出願におい
て、最終的に得るべき製品等の平面形状の輪郭に沿って
原皮の裏面に研削加工により溝部を形成し、この溝部を
中心として原皮の周辺部を折返すことを提案しているが
、このような研削加工を施す際、天然皮革等からなる原
皮それ自体では研削加工時に砥石から加えられる力によ
って原皮がよじれたりして、研削加工を円滑に行い得な
くなるおそれがあることが判明した。
この発明は以上の事情に鑑みてなされたもので、原皮の
機械的特性を均一にして形状寸法に狂いが発生しないよ
うにするとともに、「へり返し」時において簡単かつ容
易に周辺部が本体側へ接着されるようにし、供せて溝部
等を形成するための研削加工を円滑に行な°い得るよう
にすることを目的とするものである。
すなわち前述の諸問題を解決するべくこの発明の発明者
等が鋭意研究を重ねたところ、スパンボンドと称される
熱融着接合型長繊維不織布に予め接着剤を含浸させてお
き、その不織布を天然皮革からなる原皮の裏面に貼着し
、その原皮および不織布を一体として取扱うことにより
前述のような諸問題を解決し得ることを見出し、この発
明をなすに至ったのである。
したがってこの発明は、原皮の周辺部をその裏面側へ折
返し接着して皮革製品用もしくはその構成部品用の表皮
部を形成する皮革加工法において、熱融着接合型長繊維
不織布に接着剤を含浸させた後、その不織布を原皮の裏
面に貼着して層状体を形成し、さらにその層状体の周辺
部を裏面側へ折返して、その折返し部分および本体側の
不織布同士を貼着することを特徴とするものである。
以下この発明の皮革加工法につき図面を参照してより詳
細に説明する。
この発明の皮革加工法を実施するに当っては、予め熱融
着接合型長繊維不織布を用意しておく、ここで熱融着接
合型長繊維不織布とは、ポリエステル系合成繊維や芳香
族ポリアミドイミド繊維等の合成繊維等からなる長繊維
の集積体を、接着剤を使用せずに繊維間の接触点を熱融
着することにより布状に成形してなる不織布、すなわち
通常「スパンボンド」と称されているものである。
上述の不織布には接着剤を含浸させる。
接着剤を前記不織布に含浸させるためには、例えば不織
布を接着剤層中に浸漬させれば良い。
次いで接着剤が含浸された不織布をワニ皮、トカゲ皮、
オストリツチ皮、牛皮等の天然皮革からなる原皮の裏面
に貼着する。
なおこの原皮としては、最終的に得るべき時計バンド等
の製品等の平面形状よりも大きい寸法形状に切抜かれて
いるものを用いる。
上述のようにして原皮の裏面に不織布が貼着された層′
状体を第1図に示す。
第1図において1は天然皮革からなる原皮、1aは原皮
1の裏面、2は熱融着接合型長繊維不織布、3はその不
織布2に含浸された接着剤を示す。
続いて原皮1および接着剤3が含浸された不織布2から
なる層状体40周辺部を裏面側へ約180°折返してそ
の周辺部を本体側へ貼着する。
この際、層状体4の裏面には、後述するように最終的に
得るべき製品等の輪郭に沿って幅の狭い溝部を形成して
おき、この溝部に沿って周辺部(すなわち溝部よりも外
側の部分)を折返せば、その溝部に局部的に応力が集中
するから、折返しが容易となる。
前述のようにして周辺部を折返した状態では、第2図に
示すように原皮1の本体側の部分1Aに貼着されている
不織布2の表面と、原皮1の折返された部分1Bに貼着
されている不織布2の表面同士が接触する。
この際、不織布2には接着剤3が含浸されているから、
結局両側の部分の接着剤3が接触することになって折返
された部分1Bが本体側1Aに接着されることになる。
ここで接着剤を従来法のように単に原皮の裏面に直接塗
布して接着剤のみの層を形成しておいた場合と、この発
明のように接着剤を不織布に含浸させた場合とを比較す
れば、前者の場合(従来法)には、接着剤のみの層であ
るためその接着剤層の表面同士が接合しても原皮の折返
された周辺部の弾性復帰力による厚み方向の引張力によ
って接着剤層が剥離もしくは内部から破断され易いが、
この発明の場合には接着剤層中に不織布の繊維が介在し
て接着剤と繊維とがからみ合っているため、表面同士が
接合さえすれば接着剤層が前記厚み方向の引張力によっ
て剥離または内部から破断してしまうようなことがなく
、したがって接着時に瞬時に接着させることができる。
なお接着剤が乾燥し切った場合には、周辺部を折返し接
着する直前にMEK等の接着剤の溶剤を塗布して接着剤
を活性化させて接着すれば良い。
上述のようにして層状体4の周辺部を折返し接着して構
成された表皮部5の一例を第3図Aに示す。
このような表皮部5から時計バンド等の製品を得るため
には、通常はさらに次のような加工を施す。
すなわち第3図Bに示すように、表皮部5の背面側の凹
部(すなわち折返し端部間の凹部)に通常の不織布や軟
質樹脂シートあるいは天然皮革、合成皮革等からなる充
填用シート6を充填し、次いで第3図Cに示すように表
皮部5および充填用シート6の背面側に、薄質な天然皮
革、合成繊維、合成樹脂等からなる裏皮7を貼着する。
以上の説明において、層状体4の裏面に製品等の輪郭に
沿う折返し用の溝部を形成する方法としては、例えば第
4図Aに示すように研削加工用の加工基台8上に製品等
の輪郭に沿う幅の狭い突条部9を形成しておき、第4図
Bに示すように突条部9を覆うようかつ裏面が表側に位
置するように原皮および接着剤が含浸された不織布から
なる層状体4を載置固定し、第4図Cに示すように層状
体4の裏面側から研削盤もしくはグラインダの砥石10
により研削加工を行ない、これにより突条部9を覆う部
分のみを薄質化して溝部11を形成する方法を採用する
ことが望ましい。
このように研削加工を施す際、熱融着接合型不織布が貼
着されていない原皮に直接研削加工を行えば、原皮がよ
じれたりするおそれがあるが、この発明のように熱融着
接合型不織布を原皮に貼着した層状体に研削加工を施せ
ば、その層状体は一種の繊維強化効果によって強度が高
まっているから、よじれたりすることなく円滑に研削加
工を行うことができる。
また、特に黒色等の暗色の天然皮革を用いた場合、その
原皮の裏面に直接溝部を形成しておいても溝部の位置を
目視により容易に確認し難いことがあり、そのため溝部
に沿っての折返し作業が困難となることがあるが、原皮
と異なる色(通常は白色)の不織布を貼着した層状体に
溝部を形成すれば、溝部内のみに原皮の色があられれて
その他の部分の不織布の色と容易に識別でき、したがっ
て溝部の位置を容易に確認することができるから、折返
し作業が容易となる効果も得られる。
なお、前述の研削作業を行う際、層状体4を加工基台8
に固定しなければならないが、皮の取り都合土量も有効
な固定手段として両面粘着テープがある。
しかしながら原皮の表面層(銀面層)は両面粘着テープ
により剥れてしまうものもあり、その場合原皮を両面粘
着テープにより直接貼着することは好ましくなく、した
がってその場合には原皮の銀面層保護の目的から、第5
図に示すように不織布2を原皮1の周縁より外側まで延
長させた状態で層状体4を構成しておき、その不織布の
周縁部を両面粘着テープ12により加工基台8上に貼着
することが望ましく、斯くすれば原皮1の銀面層を保護
できるのみならず、原皮のつかみしろ(固定のみのため
に必要とされる部分)を極少にして原皮をその周端部ま
で有効活用することができる。
なお、この発明の皮革加工法で使用される熱融着接合型
不織布の厚みや密度を選択することによって、表皮部の
硬さや厚みを適宜変えることが可能である。
以上の説明で明らかなようにこの発明の皮革加工法によ
れば、表皮部が天然皮革の裏面に熱融着接合型不織布を
貼着した層状体で構成されることとなり、そのため天然
皮革に特有な機械的特性の不均一さ特に伸びの方向性が
前記不織布により是正されて、機械的特性が均一となり
、形状寸法が安定する効果が得られ、さらに「へり返し
」時の接着が容易かつ強固となって折返された部分を長
時間挿えておく必要がなくなり、かつゴムノリ以外の粘
着性を長時間維持できない接着剤を使用することが可能
となってゴムノリによる皮膚のかぷ1れ防止に寄与でき
、さらに溝部等を形成するために研削加工などを行う場
合には原皮がよれることなく円滑に加工作業を行うこと
ができるなど、各種の効果が得られるものである。
なお、原皮の裏面側へ貼着する不織布とし、て繊維を接
着剤もしくは溶剤で接着した通常の型式のものを用いた
場合には、この発明の方法に準じてその不織布に接着剤
を含浸させれば、逆にその接着剤により繊維間の接合が
解かれてその不織布が膨潤したり繊維組織が不規則に崩
れたりし、その結果寸法が変化したり形状が変化したり
さらには機械的特性が不均一となったりするから、最終
的に得られる皮革製品の寸法にばらつきが生じたりある
いは皺やねじれが生じたりして、良好な製品が得られな
くなる問題がある。
これに対し熱融着接合型の不織布を用いた場合には、接
着剤を含浸させた状態でも繊維組織構造自体は変化しな
いから、特に寸法が変化したり形状が変化したりするこ
とがなく、したがって最終的に得られる皮革製品の寸法
精度が高く、また形状不良が生じることもない。
このようにこの発明の方法では不織布として通常の接着
剤もしくは溶剤で接合した型式のものを用いた場合には
形状寸法の安定性等の所期の目的が達成されないのであ
り、特に熱融着接合型の不織布を用いることによっては
じめて寸法精度や形状性の優れた皮革製品が得られるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の皮革加工法による層状体の一例を示
す要部拡大断面図、第2図は前記層状体の周辺部を折返
し接着した状態を示す要部拡大断面図、第3図A−Cは
この発明の皮革加工法により得られた表皮部からさらに
製品等を製造する場合の工程を段階的に示す略解図、第
4図は前記層状体に溝部を形成するための方法の一例を
段階的に示す略解図、第5図は上記溝部を形成する際の
層状体の固定方法を説明するための略解図である。 1・・・・・・原皮、1a・・・・・・裏面、2・・・
・・・熱融着接合型不織布、3・・・・・−接着剤、4
・・・・・一層状体、5−・−・表皮部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原皮の周辺部を原皮の裏面側へ折返し接着して皮革
    製品もしくはその構成部品の表皮部を形成する皮革加工
    法において、 熱融着接合型長繊維不織布に接着剤を含浸させた後、そ
    の不織布を前記原皮の裏面に貼着して層状体を形成し、
    さらにその層状体の周辺部を裏面側へ折返してその折返
    し部分と本体部分の不織布同士を貼着することを特徴と
    伊る皮革加工法。
JP4266480A 1980-03-31 1980-03-31 皮革加工法 Expired JPS585240B2 (ja)

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JPS56139600A JPS56139600A (en) 1981-10-31
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6459730A (en) * 1987-08-28 1989-03-07 Fuji Photo Film Co Ltd Switch button
JPH0195033U (ja) * 1987-12-15 1989-06-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6459730A (en) * 1987-08-28 1989-03-07 Fuji Photo Film Co Ltd Switch button
JPH0195033U (ja) * 1987-12-15 1989-06-22

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