JPS585258B2 - ガス浸炭炉における炭素濃度制御方法 - Google Patents
ガス浸炭炉における炭素濃度制御方法Info
- Publication number
- JPS585258B2 JPS585258B2 JP50065863A JP6586375A JPS585258B2 JP S585258 B2 JPS585258 B2 JP S585258B2 JP 50065863 A JP50065863 A JP 50065863A JP 6586375 A JP6586375 A JP 6586375A JP S585258 B2 JPS585258 B2 JP S585258B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- furnace
- carbon concentration
- gas
- carburizing
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
- Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、保護ガスを生じる有機液体および浸炭ガスを
生じる有機液体が直接炉内に供給されるガス浸炭炉にお
ける炭素濃度制御方法に関するものである。
生じる有機液体が直接炉内に供給されるガス浸炭炉にお
ける炭素濃度制御方法に関するものである。
この種のガス浸炭炉(たとえば変成炉、ドリップフィー
ルド炉など)において、拡散処理を行なう場合には炭素
濃度(カーボンポテンシャル)を所定値にまで低下させ
る必要がある。
ルド炉など)において、拡散処理を行なう場合には炭素
濃度(カーボンポテンシャル)を所定値にまで低下させ
る必要がある。
従来の制御方法では浸炭ガス発生用の有機液体の供給を
単に停止して自然に炭素濃度が下ってくるのを待つよう
にしているが、そのさいワークはすでに平衡状態に達し
ているため、炭素濃度が所定値にまで低下するのに1時
間以上の時間を要する。
単に停止して自然に炭素濃度が下ってくるのを待つよう
にしているが、そのさいワークはすでに平衡状態に達し
ているため、炭素濃度が所定値にまで低下するのに1時
間以上の時間を要する。
そのため拡散処理に長時間かかつて非能率的であるばか
りでなく、拡散処理の制御を精度高く行なうことができ
なかった。
りでなく、拡散処理の制御を精度高く行なうことができ
なかった。
本発明は上記の実情に鑑みてなされたもので、拡散処理
時に空気を供給することによって極めて短時間に炭素濃
度を所定値にまで低下させ、もって能率を高めるととも
に拡散処理自体の精度をも高めるようにしたガス浸炭炉
における炭素濃度制御方法を提供することを目的とする
。
時に空気を供給することによって極めて短時間に炭素濃
度を所定値にまで低下させ、もって能率を高めるととも
に拡散処理自体の精度をも高めるようにしたガス浸炭炉
における炭素濃度制御方法を提供することを目的とする
。
以下、本発明に係る制御方法に用いられる好ましい一実
施例装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
施例装置について図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は一実施例を示す概略断面図である。
浸炭炉本体1の内部は絶縁蓋2により気密に保たれる。
浸炭炉本体1の内壁には発熱体3が設けられ、炉内を所
定温度に加熱する。
定温度に加熱する。
炉内に設けられたレトルト4内には被処理物(図示せず
)が配置される。
)が配置される。
ベンチレータ5は炉内のガスを図の矢印方向に循環させ
る。
る。
炉内のガスのサンプリングおよびガス圧調節用の排気管
6からの排気ガスは、一部が分析装置7に、他が排気口
8に導びかれ、排気口8では燃え上る調節後がみられる
。
6からの排気ガスは、一部が分析装置7に、他が排気口
8に導びかれ、排気口8では燃え上る調節後がみられる
。
この調節後が燃えている限り、炉内のガス圧以上に保た
れているわけである。
れているわけである。
炉内ガスの分析装置7の分析データ信号は制御装置9に
伝達される。
伝達される。
容器11には、浸炭ガスを発生する第1の有機液体(た
とえばエチルアセテート)が蓄えられており、この第1
の有機液体は制御弁13で流量制御されて供給管10に
導びかれる。
とえばエチルアセテート)が蓄えられており、この第1
の有機液体は制御弁13で流量制御されて供給管10に
導びかれる。
また、容器12には、保護ガス(担体ガス、キャリアガ
スとも称す)を発生する第2の有機液体(たとえばメチ
ルアルコール)が蓄えられ、この第2の有機液体は制御
弁14を介し前記供給管10に導びかれる。
スとも称す)を発生する第2の有機液体(たとえばメチ
ルアルコール)が蓄えられ、この第2の有機液体は制御
弁14を介し前記供給管10に導びかれる。
この供給管10は、前記浸炭炉本体1の内部に通じてい
る。
る。
前記制御弁13,14は、前記制御装置9からの制御信
号に応じて開閉動作し、有機液体の流量を制御する。
号に応じて開閉動作し、有機液体の流量を制御する。
浸炭ガスを発生する第1の有機液体の流量を制御する制
御弁13に並列に、バイパス路21が設けられる。
御弁13に並列に、バイパス路21が設けられる。
また、保護ガスを発生する第2の有機液体の流量制御を
行なう制御弁14に並列にバイパス路22が設けられる
。
行なう制御弁14に並列にバイパス路22が設けられる
。
これらのバイパス路21.22には弁23.24が備え
られている。
られている。
浸炭炉本体1の内部に通じるもう一本の管31は弁32
を介し清浄空気を供給する空気供給装置33に結合され
る。
を介し清浄空気を供給する空気供給装置33に結合され
る。
以上の構成を有する装置の動作すなわち制御方法の一例
について第2図を参照しながら説明する。
について第2図を参照しながら説明する。
第2図aは温度、bは炭素濃度(カーボンポテンシャル
)、cはCO2(二酸化炭素)濃度、dは発熱体3への
供給電流、eは保護ガス発生用の第2の有機液体の供給
量、fは浸炭ガス発生用の第1の有機液体の供給量、g
は清浄空気の供給量の時間的変化を表わすタイムチャー
トである。
)、cはCO2(二酸化炭素)濃度、dは発熱体3への
供給電流、eは保護ガス発生用の第2の有機液体の供給
量、fは浸炭ガス発生用の第1の有機液体の供給量、g
は清浄空気の供給量の時間的変化を表わすタイムチャー
トである。
まず時刻t0で加熱を開始し、炉内の温度を上昇させる
。
。
加熱開始後の時刻t1において、制御弁14およびバイ
パス路22の弁24を開き、大量の保護ガス発生用第2
の有機液体を炉内に供給する。
パス路22の弁24を開き、大量の保護ガス発生用第2
の有機液体を炉内に供給する。
炉内温度が所定温度(たとえば930℃)に達した時刻
t2で、前記バイパス路22の弁24を閉じ、定量の第
2の有機液体を供給する。
t2で、前記バイパス路22の弁24を閉じ、定量の第
2の有機液体を供給する。
また同時刻12において、制御弁13およびバイパス路
21の弁23を開き、大量の浸炭ガス発生用第1の有機
液体を炉内に供給する。
21の弁23を開き、大量の浸炭ガス発生用第1の有機
液体を炉内に供給する。
したがって炭素濃度すは時刻t2から上昇してゆき、時
刻t3において所定の濃度(たとえば0.95%)に達
する。
刻t3において所定の濃度(たとえば0.95%)に達
する。
この時刻t3で前記バイパス路21の弁23を閉じ、制
御弁13により所定炭素濃度(0,95%)を保持する
に必要な量の第1の有機液体供給制御を行なう。
御弁13により所定炭素濃度(0,95%)を保持する
に必要な量の第1の有機液体供給制御を行なう。
この状態(強浸炭)を時刻t4まで持続する時刻t4に
おいて弁32を開き、清浄空気を多量供給することによ
り炭素濃度を低め(たとえば0.75%)拡散処理を行
なう。
おいて弁32を開き、清浄空気を多量供給することによ
り炭素濃度を低め(たとえば0.75%)拡散処理を行
なう。
拡散処理中は微量の清浄空気を供給する。
次に時刻t5において、加熱を停止し、炉内の温度を降
下し焼入温度(たとえば850℃)とする。
下し焼入温度(たとえば850℃)とする。
このとき清浄空気を多量供給する。
次に時刻t6、t7、t8、t9でたとえば4回の焼入
処理を行なう。
処理を行なう。
この焼入れ処理の際にはいったん浸炭炉の絶縁蓋2を開
放するので、絶縁蓋2閉鎖後のそれぞれの時点でバイパ
ス路21゜22の弁23,24を開くことにより第1、
第2の有機液体を多量供給する。
放するので、絶縁蓋2閉鎖後のそれぞれの時点でバイパ
ス路21゜22の弁23,24を開くことにより第1、
第2の有機液体を多量供給する。
また、絶縁蓋2開放時の温度降下を補償するため、発熱
体3へも各時刻t6.t7、t8、t9で多量の電流供
給がなされる。
体3へも各時刻t6.t7、t8、t9で多量の電流供
給がなされる。
なお第2図cのCO2濃度曲線において、破線および括
弧内数字で示すように所定のCO2濃度よりやや低目の
値で清浄空気の供給(すなわち弁32の開動作)を行な
えば、より良好な結果が得られる。
弧内数字で示すように所定のCO2濃度よりやや低目の
値で清浄空気の供給(すなわち弁32の開動作)を行な
えば、より良好な結果が得られる。
以上の説明において、強浸炭から拡散に切換えるとき(
時刻t4)や、拡散中において焼入温度に降温する際に
は、ワークがすでに平衡状態に達している。
時刻t4)や、拡散中において焼入温度に降温する際に
は、ワークがすでに平衡状態に達している。
したがって炭素濃度は従来において通常1時間以上経過
しても所定値にまで低下しない。
しても所定値にまで低下しない。
これは特にピット炉の場合に著しい。
本実施例では清浄空気を一定量(たとえば11/min
〜51/m1n)または一定量プラス一時的に多量(た
とえば一定量プラス11/min〜101/rnin)
を浸炭炉内に供給し、浸炭ガスと混合させるため、炭素
濃度は、たとえば5〜20分間に所定値にまで下がる。
〜51/m1n)または一定量プラス一時的に多量(た
とえば一定量プラス11/min〜101/rnin)
を浸炭炉内に供給し、浸炭ガスと混合させるため、炭素
濃度は、たとえば5〜20分間に所定値にまで下がる。
また、従来のピット炉の場合、絶縁蓋を開放すると浸炭
ガスは燃焼し、炉外の空気と入換ってしまう。
ガスは燃焼し、炉外の空気と入換ってしまう。
したがって次に絶縁蓋を閉鎖しても、炉内ガスの炭素濃
度が所定値にまで上昇するにけ長時間装した。
度が所定値にまで上昇するにけ長時間装した。
本実施例では、第1、第2の有機液体をバイパス路21
.22を介して一時的に大量供給しているため、炉内の
炭素濃度はきわめて短時間で所定値にまで上昇する。
.22を介して一時的に大量供給しているため、炉内の
炭素濃度はきわめて短時間で所定値にまで上昇する。
なおこれらの効果はビット炉以外に密閉式焼入槽を有す
る箱形炉に適用した場合にも得られる。
る箱形炉に適用した場合にも得られる。
したがって炭素濃度を所定値に短時間に制御できるため
、浸炭時間を正確に規制でき、浸炭深さの精度を高める
ことができる。
、浸炭時間を正確に規制でき、浸炭深さの精度を高める
ことができる。
また、ピット形ガス浸炭炉において、複数個のワークを
一度に装入し、1個づつ焼入れする場合に、浸炭ガスの
炭素濃度の回復や、所定値に安定するまでの制御時間が
短かいため、複数個のワークの熱処理特性のバラツキを
小さくできる。
一度に装入し、1個づつ焼入れする場合に、浸炭ガスの
炭素濃度の回復や、所定値に安定するまでの制御時間が
短かいため、複数個のワークの熱処理特性のバラツキを
小さくできる。
以上実施例について説明したように、この発明の炭素濃
度制御方法によれば、拡散処理時に空気を供給すること
によって炭素濃度を下げるようにしているため、きわめ
て短時間で所定値にまで下げることができて能率向上を
図ることができるばかりでなく、短時間ですみやかに炭
素濃度を下げることができるので、拡散処理自体の精度
向上にも寄与できる。
度制御方法によれば、拡散処理時に空気を供給すること
によって炭素濃度を下げるようにしているため、きわめ
て短時間で所定値にまで下げることができて能率向上を
図ることができるばかりでなく、短時間ですみやかに炭
素濃度を下げることができるので、拡散処理自体の精度
向上にも寄与できる。
なお本発明は上記実施例のみに限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
第1図は本発明に係る一実施例を示す概略断面正面図、
第2図は第1図を説明するためのタイムチャートである
。 1・・・浸炭炉本体、2・・・絶縁蓋、3・・・発熱体
、4・・・レトルト、5・・・ベンチレータ、6・・・
排気管、7・・・分析装置、8・・・排気口、9・・・
制御装置、10・・・供給管、11.12・・・容器、
13.14・・・制御弁、21.22・・・バイパス路
、23,24,32・・・弁、31・・・管、33・・
・空気供給装置。
第2図は第1図を説明するためのタイムチャートである
。 1・・・浸炭炉本体、2・・・絶縁蓋、3・・・発熱体
、4・・・レトルト、5・・・ベンチレータ、6・・・
排気管、7・・・分析装置、8・・・排気口、9・・・
制御装置、10・・・供給管、11.12・・・容器、
13.14・・・制御弁、21.22・・・バイパス路
、23,24,32・・・弁、31・・・管、33・・
・空気供給装置。
Claims (1)
- 1 浸炭ガスを生じる第1の有機液体および保護ガスを
生じる第2の有機液体が直接供給されるガス浸炭炉にお
いて、拡散処理を行なう際に空気を供給することによっ
て炭素濃度を低下させるよう炭素濃度の制御を行なうこ
とを特徴とする炭素濃度制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50065863A JPS585258B2 (ja) | 1975-05-31 | 1975-05-31 | ガス浸炭炉における炭素濃度制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50065863A JPS585258B2 (ja) | 1975-05-31 | 1975-05-31 | ガス浸炭炉における炭素濃度制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51141739A JPS51141739A (en) | 1976-12-06 |
| JPS585258B2 true JPS585258B2 (ja) | 1983-01-29 |
Family
ID=13299257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50065863A Expired JPS585258B2 (ja) | 1975-05-31 | 1975-05-31 | ガス浸炭炉における炭素濃度制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS585258B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59177362A (ja) * | 1983-03-29 | 1984-10-08 | Daido Steel Co Ltd | 浸炭雰囲気の制御方法 |
| JP7189115B2 (ja) * | 2019-12-05 | 2022-12-13 | 株式会社日本テクノ | ガス浸炭方法およびガス浸炭装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5144692B2 (ja) * | 1972-06-26 | 1976-11-30 |
-
1975
- 1975-05-31 JP JP50065863A patent/JPS585258B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51141739A (en) | 1976-12-06 |
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