JPS585347B2 - 大型コンクリ−ト構造物の施工における打設コンクリ−トの冷却方法 - Google Patents

大型コンクリ−ト構造物の施工における打設コンクリ−トの冷却方法

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JPS585347B2
JPS585347B2 JP4733380A JP4733380A JPS585347B2 JP S585347 B2 JPS585347 B2 JP S585347B2 JP 4733380 A JP4733380 A JP 4733380A JP 4733380 A JP4733380 A JP 4733380A JP S585347 B2 JPS585347 B2 JP S585347B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ダム等の大型コンクリート構造物の施工にお
ける打設コンクリートの冷却方法に関するものである。
一般に大型コンクリート構造物たとえばダムの施工にお
いては全体にわたって連続的に大量のコンクリートを打
込むことは困難なため、通常、第1図に示すように、予
め平面的にみて適当な大きさのいくつかのブロックB…
に分け、さらに各ブロックB…においてそれぞれ、一定
高さずつ段階的にコンクリートを打設して上下多数段U
…に積み重ねていくという工法が採られている。
この場合、コンクリートは水和熱等によって一時的に温
度が上昇する傾向があり、かかる温度上昇はその後の冷
却に伴う収縮により不規則なひゞ割れが生ずる原因とな
る。
そこで、最高上昇温度と最終安定温度との温度差を極力
低減してひゞ割れを抑圧すべく、コンクリートをクーリ
ングすることが必要となる。
特に大型ダムの場合、各段ごとのコンクリート打設箇所
に冷却用配管を施し、打設中および打設後の一定期間外
部から上記配管に冷却水を供給してコンクリートをクー
リングすることが要求されている。
この場合に冷却用配管は、コンクリート打設中にも打設
後にも外部の冷却水供給手段に接続し得る状態でコンク
リートに埋装させる必要があり、また、熱効率を良くす
る目的で冷却用配管のパイプは薄肉に形成されるので、
該パイプの端部に直接接続用のねじ切り加工を施すわけ
にはいかないという特殊事情がある。
従来、このような場合のクーリングの手段としては、第
2図に示す方法が用いられていた。
すなわち、この方法はこれからコンクリート1を打設し
ようとする段Unにおいて、当該段Unの外側部に配置
した型板2の内面に台形の木枠5を取付け、該木枠5に
グースネックと呼ばれる略S字形の継ぎ管4の一端を挿
し込んで、該グースネック4を次段Un+1のコンクリ
ート打設箇所に立ち上がらせ、一方、当該段Unに設置
した冷却用配管3を予め前段Un−1から立ち上がらせ
たグースネック4に接続する(第2図a参照)。
次にこの段Unにコンクリート1を打設し、その後型板
2および木枠5を取外すことにより、当該段Unのコン
クリート1の外側面部において木枠5を除いたあとの凹
部6にグースネック4の一端を露出させ、該グースネッ
ク4の他端をコンクリート1上面から次段Un+1へ突
出させ、次段Un+1に配設される冷却用配管への接続
を可能とする(第2図す参照)。
また、当該段Unの打設に際し、予め前後Un−1にお
いて同様に凹部6に露出させたグースネック4の端部を
、その外方に設置した冷却水供給管7の供給口8にホー
ス9等を介して接続することにより、冷却水を供給する
以下、この作業を各段ごとに繰返しているのである。
この方法は、要するに、打設中はその段が型板2で囲わ
れることから、予め前段に装備したグースネック4を介
して冷却水を供給するものである。
しかしながらこの方法では、打設に際し、次段の冷却の
ためのグースネック4が有端状で、しかもS字形に立ち
上がった不安定、かつ脆弱な状態で、その回りにコンク
リート1が流し込まれるので、コンクリート1から加わ
る力により、グースネック4の変形、破損、木枠5から
の離脱などが生じ易く、これを防ぐには打設作業に細心
の注意を要し、作業性を著しく低下するという重大な欠
点があった。
本発明はこれらの事情に鑑み、上下多数段にわたって打
設されるコンクリートの各段ごとの打設作業において、
次段のクーニングのだめの予備的なグースネック取付作
業を不要にし、各段ごとに直接的に、打設中および打設
後のクーリングが可能な状態に冷却用配管と外部の冷却
手段とを連結し、これによって従来の如きグースネック
の変形、破損等の問題を解消し、コンクリート打設およ
びクーリングのだめの作業を格段に簡略化することので
きる大型コンクリート構造物の施工におけるコンクリー
ト冷却方法を提供せんとするものである。
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
図示せる実施例では大型コンクリート構造物としてダム
を例示し、その工法は、先にも述べたようにダムを平面
図的にみて適当な大きさくたとえば15〜20m四方)
のブロックB1.B2…に区分し、各ブロックごとにそ
れぞれコンクリート11を一定高さくたとえば1〜1.
5m)ずつ段階的に上下多数段U…に打設していくもの
である。
この施工において、各段U…ごとに第3図乃至第6図に
示すように冷却用の設備が施されて本発明の方法が実施
される。
これらの図において、12は型板、13は各ブロックの
各段ごとに配設される冷却用配管、20は接続具である
また、16は冷却水供給管で、通常、ダム下流側ブロッ
クB1の一側部外力に設け、かつ、一段ずつコンクリー
トを積層していくのにあわせて単位長さずつ増結式に延
長可能とし、図外の水源にポンプを介して接続される。
これらの図に従って具体的方法を説明すると、例えばブ
ロックB1のこれから打設にとりかゝろうとする段Un
に、冷却用配管13を設置する。
この配管13そのものは従来と同様であって、比較的薄
肉のパイプにより、第3図に示すように、コンクリート
打設スペースのほぼ全体にわたるように蛇行状等に形成
し、その両端部をブロックB1の一側部下流に近接して
並べた状態に配置される。
なお、他のブロックにおいてもコンクリート打設時に同
様の配管13が施されるが、上流側や中間部のブロック
B2の配管13は、適宜の連結金具15により該配管1
3に接続される直線状の補助配管14を介して、ブロッ
クB1の下流端付近に導出される。
従って、ブロックB1 には、冷却用配管13とともに
、必要に応ずで上記補助配管14が配備される。
一方、当該段Unにおいてはコンクリート打設範囲のま
わりに型板12が配設されるが、その下流面側型板12
には、上記冷却用配管13の各端部に対応する位置にそ
れぞれ、前記接続具20を貫通状に着脱可能に取付ける
上記型板12は金属板にて形成し、予め取付孔12aを
穿設しておき、これらの取付孔12aにそれぞれ接続具
20を嵌挿して固定するものとする。
そして、第4図に示すように、型板12の内側において
冷却用配管13の各端部にそれぞれ上記接続具20を連
結する。
該接続具20は、冷却用配管への接続部と冷却水供給手
段への接続部とを備え、型板12に取付けた状態でホー
ス等を介して冷却用配管13と冷却水供給管16とを連
通状態に接続可能にし、かつ、型板12を取外した後に
も上記ホース等へ接続可能な部分が残されるように構成
する。
例えば該接続具20は第7図に示すように、冷却用配管
ヘの接続用の端末部材21と、該部材21に螺合する笠
形枠体25と、該枠体25に螺合する筒状部材33と、
笠形枠体25に対向して筒状部材33に螺合する締着用
ナツト36とを具備し、これら各部材は可鍛鋳鉄、アル
ミダイキャスト、高強度プラスチック等にて成形される
上記端末部材21は内周面にねじ22を刻設したナツト
状に形成し、かつ、一端部内周に突縁23を連成し、内
部にパイプ固着用の環状ゴムパツキン24を装入してい
る。
笠形枠体25は、笠形の外枠部26の小径側端部に上記
端末部材21に螺合する雄ねじ筒部27を突設すると共
に、外枠部26の内部にナツト状部28を設けて、外枠
部26内面とナツト状部2Bの間に外枠部26の大径側
に開口するナツト状部操作用空間29を形成している。
30は上記ナツト状部28に内装したゴムパツキン、3
1,32は型板12との密着性を良くするため上記外枠
部26およびナツト状部28の端面に装着したゴムパツ
キンである。
また、前記筒状部材33は、一端側外周面に笠形枠体2
5および締着用ナツト36と螺合するねじ34を刻設し
、他端側はホース等への接続用としてテーパー状の外周
面にねじ35を刻設している。
なお、37は筒状部材33の末端を保護するキャップで
、筒状部材33にホース等を接続するときには取外され
る。
しかして、この接続具20を用いる場合、筒状部材33
の一端側を型板12の取付孔12aに挿通し、かつ、型
板12の内面側において筒状部材33の一端部に笠形枠
体25を螺着するとともに、型板12の外面側から筒状
部材33に螺合したナツト36を締め付けることにより
、これらを挟着式に型板20に取付ける。
また、上記筒型枠体33に突設した雄ねじ筒部27に端
末部材21を螺合し、該端末部材21に冷却用配管13
をさし込み、この状態で端末部材21と筒型枠体25と
を互いに締付けるようにすることにより、端末部材21
のパツキン24を弾性変形させてパイプ端部に周囲から
圧着させる。
かくすることにより、薄肉でねじ切り加工を施すことの
できない冷却用のパイプを確固と止着し得ることとなる
このようにして、冷却用配管13の各端部がそれぞれ型
板12に取付けられた接続具20に連結される。
また、前述せるような補助配管14が装備される場合は
、これに対しても上記接続具20もしくはこれに類似す
る金具を型板12に取付けて、この金具に補助配管14
の端部を連結しておく。
次にこの状態で、当該段Unにコンクリート11を打設
する。
このとき、本発明では、型板12に取付けられた接続具
20が、これと同一段にある冷却用配管13を外部の冷
却水供給手段に接続するだめの導出部分を形成する。
このため、従来のように次段の冷却用配管の導出部分と
なるグーズネツクを単独で立ち上がらせた不安定な状態
でコンクリートの打設作業を行う必要がなく、接続具2
0と冷却用配管13とが直線的に連結されているので打
設時の堅牢性が保たれ、打設作業が格段に容易になる。
そして、コンクリート打設中は、第5図および第8図に
示すように、前記冷却水供給管16の供給口16aにホ
ース17の一端をつなぎ、該ホース17の他端に設けた
既存の付属金具17aを前記接続具20の筒状部材33
に螺着式に連結することにより、該ホース17を介して
接続具20と冷却水供給管16とを接続し、冷却水を冷
却用配管13内に供給する。
また、コンクリート打設後、ある程度コンクリート11
が固1つだ時点で型板12が取外されるが、このとき、
実施例に示す接続具20においてはそのナツト36を緩
め、筒状部材33を回動操作して型板12および笠形枠
体25から離脱させてから、型板12を取外す。
さらに、笠形枠体25をそのナツト状部28を利用して
回動操作することにより取外す。
かくして、冷却用配管13の端部には前記端末部材21
のみ残され、これがコンクリート11外側面に形成され
た円錐台形状凹部40から外方に臨むこととなる。
しかして、型板20取外し後は、たとえば上記端末部材
21への接続部とホース17の付属金具17aへの接続
部とを備えた筒状の補助金具41を用いて、端末部材2
1とホース17とを連結することにより適当な期間冷却
用配管13に冷却水を供給する。
なお、取外された接続具20は、端末部材21を補充す
ることにより、型板12とともに次段のコンクリート打
設作業に利用することができる。
このようにして、各段U・・・ごとにそれぞれ冷却設備
が装備され、コンクリート打設中および打設後一定期間
コンクリート11内の冷却用配管13に冷却水が供給さ
れることとなる。
また、補助配管14は他ブロックB2 の対応段のコン
クリート打設時にその冷却用配管13に接続することに
より、他ブロックB2にも補助配管14を通して冷却水
が供給される。
冷却期間経過後は冷却用配管13および補助配管14に
はセメントミルクが注入、充填される。
なお、本発明はダムの施工に限らず、その他人型橋梁の
橋脚などコンクリートを一定高さずつ段階的に打設して
いく工法が採られる各種大型コンクリート構造物の施工
において、打設コンクリートをクーリングする場合に利
用されるものである。
斜上のように、本発明の打設コンクリート冷却方法は上
下多数段に打設されるコンクリートの各段ごとの打設に
際し、打設にとりかゝる段に設置した冷却用配管と、型
板に貫通状に着脱可能に取付けた冷却水の注入可能な接
続具とを直接的に連結し、この状態でコンクリートの打
設作業を行うようにしているため、打設中および打設後
の冷却水の供給を可能にしながら、従来のようにグーズ
ネツクを単独で立ち上がらせた不安定な状態で打設作業
を行う必要はなく、コンクリート打設中における配管系
統の堅牢性が高められて破損や変形を防止することがで
き、また、これに伴ってコンクリート打設作業が容易に
なり、作業能率を格段に向上することができる等のすぐ
れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はダムの概略図、第2図aおよび同すは従来の打
設コンクリート冷却方法を示す部分断面図、第3図乃至
第6図は本発明の方法を工程順に示すもので、第3図は
冷却用配管設置状態を示す部分平面図、第4図は接続具
を冷却用配管に接続し、かつ型板に取付けた状態の部分
断面図、第5図はコンクリート打設中の冷却水供給状態
を示す部分断面図、第6図は型板取外し後の冷却水供給
状態を示す部分断面図、第7図は本発明に用いる接続具
の分解状態拡大斜視図、第8図は該接続具の取付状態に
おける拡大断面図、第9図は型板取外し後の要部の拡大
断面図である。 11……コンクリート、12……型板、13……冷却用
配管、16……冷却水供給管、20……接続具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一定高さずつ段階的にコンクリートを打設する作業
    を繰返すことにより上下多数段にコンクリートを積み重
    ねてダム等の大型コンクリート構造物を作る施工におい
    て、コンクリート打設中および打設後の一定期間コンク
    リート内部に冷却水を供給してコンクリートを冷却する
    方法であって、各段ごとのコンクリート打設時に、打設
    にとりかかる段のスペースに冷却用配管を設置すると共
    に、当該段の外側部に位置させた型板に、冷却用配管へ
    の接続部と冷却水供給手段への接続部とを備えた冷却水
    流通可能な接続具を貫通状に着脱可能に取付け、該接続
    具に冷却用配管を連結した後、当該段にコンクリートを
    打設し、打設中は上記型板に接続具を取付けた状態で該
    接続具を介して冷却水供給手段を冷却用配管に接続し、
    その後型板を外して冷却水供給手段を冷却用配管に接続
    することを特徴とする大型コンクリート構造物の施工に
    おける打設コンクリート冷却方法。
JP4733380A 1980-04-09 1980-04-09 大型コンクリ−ト構造物の施工における打設コンクリ−トの冷却方法 Expired JPS585347B2 (ja)

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JPS58185857A (ja) * 1982-04-23 1983-10-29 株式会社大林組 コンクリ−ト表面の養生方法
JPS61158564A (ja) * 1984-12-29 1986-07-18 鹿島建設株式会社 マスコンクリ−トのひび割れ発生防止方法
JP6041951B2 (ja) * 2015-09-14 2016-12-14 鹿島建設株式会社 壁状コンクリート構造物の温度応力ひび割れ抑制方法

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