JPS5854797B2 - γ−L−グルタミル−4−ヒドロキシアニリドの製造法 - Google Patents

γ−L−グルタミル−4−ヒドロキシアニリドの製造法

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JPS5854797B2
JPS5854797B2 JP17283080A JP17283080A JPS5854797B2 JP S5854797 B2 JPS5854797 B2 JP S5854797B2 JP 17283080 A JP17283080 A JP 17283080A JP 17283080 A JP17283080 A JP 17283080A JP S5854797 B2 JPS5854797 B2 JP S5854797B2
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hydroxyanilide
glutamyl
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英彦 熊谷
辰六郎 栃倉
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、式(1)で示されるγ−L−グルタミルー
4−ヒドロキシアニリドの製造法に関する。
γ−L−グルタミルー4−ヒドロキシアニリドは免疫抑
制活性を有することが知られていて医薬への用途が期待
されている(特開昭53−113032)。
γ−L−グルタミルー4−ヒドロキシアニリドの製造法
としては、N−フタリルグルタミン酸無水物と4−ヒド
ロキシアニリンを極性有機溶媒中、アミンの存在下で反
応させる方法等が知られている。
これに対し本発明者らは、γ−グルタミルシスティンシ
ンセターゼ(6,3,2,2L−glutamate
: L −cysteinel−1igase(ADP
))が、L−グルタミン酸と4−ヒドロキシアニリンよ
りγ−L−グルタミルー4−ヒドロキシアニリドを生成
する反応を触媒することを見い出し、この知見に基づい
て本発明を完成した。
即ちこの発明は、L−グルタミン酸、4−ヒドロキシア
ニリンおよびγ−グルタミルシスティンシンセターゼを
含有する水性溶液を、pH4から10の範囲の州に保持
し、水性溶液中に生成されたγ−L−グルタミルー4−
ヒドロキシアニリドを採取することを特徴とするγ−L
−グルタミルー4−ヒドロキシアニリドの製造法である
γ−グルタミルシスティンシンセターゼとしては、精製
酵素標品のみならず、これらの酵素以外の成分をも含有
した粗標品をも使用出来る。
また、γ−グルタミルシスティンシンセターゼはいずれ
の起源の酵素でも可能である。
すなわち、この酵素活性を有することが知られているも
の、例えば、ハト肝臓、ブタ肝臓などの動物起源のもの
、マメ胚芽、コムギ胚芽などの植物起源のもの、サツカ
ロマイセス・セレビシェATCC7752,サツカロマ
イセス・カールスペルゲンシスATCC9080などの
サツカロマイセス属、キャンデイダ・ニーティリスAT
CC15239などのキャンデイダ属、シゾサツカロマ
イセス・ポンベIAM4779などのシゾサツカロマイ
セス属、トルロプシス・パーサティリスNRRL Y
−6652などのトルロプシス属、その他、ピキア属、
プレタノマイセス属、マイコトルラ属、ハンゼヌラ属、
エンドマイセス属などの酵母起源のもの、シュードモナ
ス・エルギノサATCC10145などのシュードモナ
ス属、コリネバクテリウム・エクイATCC6939な
どのコリネバクテリウム属、スタフィロコッカス・アウ
レウスATCC4012などのスタフィロコッカス属、
エシェリヒア・コリATCC11246などのエシェリ
ヒア属、エンテロバクタ−・エロゲネスATCC130
48などのエンテロバクタ−属、プロテウス・ブルガリ
スFERM−P4795、プロテウス・ミラビリスIF
03849などのプロテウス属、アルカリゲネス・フェ
カリスATCC8750などのアルカリ土類金属、バチ
ルス・サブチリスATCC13952、バチルス・プレ
ビスATCC8185などのバチルス属、ブレビバクテ
リウム・アンモニアゲネスATCC6871などのブレ
ビバクテリウム属、アグロバクテリウム・ラデイオバク
ターATCC4718などのアグロバクテリウム属、ア
ルスロバクタ−・シンプレックスATCC6946など
のアルスロバクタ−属、ミクロコツカス・リゾディクチ
カスATCC4698などのミクロコツカス属、エルビ
ニア・ヘルビコラATCC21434などのエルビニア
属などのバクテリア起源のもの、ムコア・ジャバニカス
ATCC15242などのムコア属、リゾープス・デル
マーlPO4775などのりゾープス属、アスペルギル
ス・オリーゼATCC15240などのアスペルギルス
属、ペニシリウム・ルテウムATCC9644などのペ
ニシリウム属、ノイロスポラ・クラツセATCC927
7などのカビを起源としたもの、ストレプトマイセス・
フラディアATCC10745などのストレプトマイセ
ス属などの放線菌起源のものなど、いずれも使用可能で
ある。
動植物起源のγ−グルタミルシスティンシンセターゼを
使用する場合には組織を破砕してそのまま使用できるが
、または適宜硫安分画、セルロースカラムクロマトグラ
フィーやバイオゲルカラムクロマトグラフィーなどを行
って酵素蛋白を精製するなどして使用する。
微生物起源のものを使用する場合には以下の方法で調製
すればよい。
微生物の培養物または菌体を得る方法は特定の方法を用
いることを必要とせず、通常の培地を用いて通常の方法
で培養すればよい。
γ−グルタミルシスティンシンセターゼとして、培養物
をそのまま用いても良いし、菌体、洗浄菌体、菌体処理
物(凍結乾燥菌体、アセトン乾燥菌体、トルエン、界面
活性剤等と接触せしめた菌体、リゾチームで処理した菌
体、超音波にさらした菌体、機械的に破砕した菌体など
)これら菌体、または菌体処理物から通常の酵素分画法
によって得られたγ−グルタミルシスティンシンセター
ゼ活性を有する酵素蛋白区分、さらにはこれらの菌体の
固定化物、菌体処理物の不溶化物等いずれも使用できる
L−グルタミン酸、4−ヒドロオキアニリンからγ−L
−グルタミルー4−ヒドロオキシアニリドを生成せしめ
るには、水性溶媒中にL−グルタミン酸、4−ヒドロキ
シアニリンおよびr−グルタミルシスティンシンセター
ゼを溶解し、溶液を10から70℃の範囲の適当な温度
、およびpH4から10の範囲の適当なpHに暫時保て
ばよい。
水性溶液中に抗酸化剤、界面活性剤などを添加すれば好
ましい結果が得られる場合が多い。
また、反応中、必要ならば反応液に原料であるL−グル
タミン酸、4−ヒドロキシアニリンを追補添加してもよ
い。
4−ヒドロキアニリンの溶解性を増すために水性溶媒と
して、エタノール、アセトン等の有機溶剤を含有するも
のを用いてもよい。
反応液は特に強い攪拌をする必要はないが、必要により
適宜攪拌する。
水性溶液中に生成蓄積されたγ−L−グルタミルー4−
ヒドロキシアニリドを採取する方法は、゛イオン交換樹
脂を用いる等の通常の方法で行うことができる。
実施例 1 ■ γ−グルタミルシスティンシンセターゼ生産菌の培
養;11当り、グルコース10g、MgSO4・7H2
00,2g、KH2PO410g。
NaNH+HPO+ 10 g、クエン酸1水和物7
.0g1L−スレオニン25η、L−ロイシン50/I
lグ、L−プロリン25η、L−アルギニン50η、L
−ヒスチジン10η、サイアミン1.0■およびペプト
ン10gを含み、pH8,0に調節した培地200 m
lずつ21容フラスコ5本に入れて加熱殺菌した。
これにあらかじめ、ブイヨン培地にて前培養したプロテ
ウス・ミラビリスIF03849を接種し、28℃にて
36時間振揺倍養した。
一方、1001容ジャーファーメンタ−に上記と同じ組
成の培地251を入れ、殺菌後、上記フラスコ5本の培
養液を入れた。
培養は好気的条件下にて28℃で24時間培養を行った
このようにして得られた培養液を20000rl)lに
て連続遠心処理後、湿重量750gの菌体を得た。
これを−20℃にて凍結保存した。
■ γ−グルタミルシスティンシンセターゼの調製 1)無細胞抽出液: 凍結した菌体750gを融解後0.01MIJン酸緩衝
液(pH7,0、5mM MgCl□含有)にて全量4
1とし、「ダイノミル」にて細胞膜を破砕し、遠心分離
後、無細胞抽出液を3.81得た。
2)硫安分画: 無細胞抽出液を硫安40〜80係にて分画した後、0.
OIMIJン酸緩衝液にて4℃で透析を行った。
3)プロタミン分画: 塩基性蛋白質および核酸類を除くために総蛋白の約lo
%のプロタミン硫酸を加え、遠心分離により生成した沈
澱物を除去した。
4)DEAE−セルロースカラム処理分画:この上澄液
を0.OIMIJン酸緩衝液(pH7、Os 5 rn
Ni MgCl2含有)にて平衡にしたDEAE−セル
ロースカラムを用いてクロマトグラフィーを行った。
0.05 M NaCl溶出液の活性部位を硫安80%
にし、約10日間静置後、遠心分離を行い、沈澱した酵
素蛋白質をCIOCl0Iン酸緩衝液に溶かし酵素液を
得た。
5)ヒドロキシアパタイトカラム処理分画:DEAE−
セルロースカラムクロマトグラフィーにて得られた酵素
液を0.001M’Jン酸緩衝液(2mM M gCI
□金含有にて充分透析した後、ヒドロキシアパタイトカ
ラムクロマトグラフィーを行い、50mMと100mM
のリン酸緩衝液溶出液より活性部分を得た。
6)セファクリルS−200カラム処理分画:ヒドロキ
シアパタイトカラムクロマトグラフィーで得られた酵素
液を0.05MトIJス・塩酸緩衝液(pH8,0)に
て透析後、同緩衝液で平衡化したセファクリルS−20
0カラムにてクロマトグラフィーを行った。
7)セファデックスG−100カラム処理分画:セファ
クリルS−200カラムクロマトグラフイーで得られた
酵素液をセファデックスG −100カラムにてクロマ
トグラフィーを行い、諸性質の検討して精製酵素とした
第1表に精製の手順と比活性等をまとめた。
酵素活性二単位は蛋白質1mJ!当り1分間にL−グル
タミン酸及びL−システィンより生成されるγ−グルタ
ミルシスティンのμmole数で示した。
■ γ−L−グルタミルー4−ヒドロキシアニリドの製
造 得られた酵素蛋白を1.0MトIJス緩衝液(pH9,
15)に62.7η/aになるように溶解して酵素液し
た。
これを用いて、第2表に示す反応液を調製し、これを3
7℃に12時間保った。
反応液中には420/II9/lのγ−L−グルタミル
ー4−ヒドロキシアニリドが生成蓄積された。
γ−L−グルタミルー4−ヒドロキシアニリドの定量分
析は、高速液体クロマトグラフイ−によって行った。
実施例 2 11あたり、グルコース10g、Mg5O,・7H20
0,2g、KH2PO410g、N aNH4・HPO
,−44H2O10、クエン酸1水和物7.0g、L−
スレオニン25η、L−ロイシン50η、L−プロリン
25η、L−アルギニン50η、L−ヒスチジン10η
、サイアミン1.0/IIjiおよびペプトン10.F
を含み、pHs、oに調節した培地を500m容肩付フ
ラスコに100m1入れて加熱殺菌した。
これに予め、ブイヨン培地にて前培養したプロテウス・
ミラビリスIF03849を接種し、28℃で24時間
、振盪培養を行った。
培養液を遠心処理(8ooorp*・30分)して菌体
を得、これを冷却したトリス緩衝液(pi(7,4,0
,05M)で2回洗浄した。
次に菌体の湿重量の5倍容量のトリス緩衝液(pH7,
40,05M)に懸濁し、超音波細胞破砕機にかけて5
分間菌体を破砕し、遠心処理(10000rpm、30
分間)して沈澱物を除いて酵素液を得た。
このようにして得られた酵素液を用いて実施例1に示す
方法によりγ−L−グルタミルー4−ヒドロキシアニリ
ド生戒生馬反応った。
その結果、反応液中にγ−L−グルタミルー4−ヒドロ
キシアニリド0.44g/lが生成蓄積していた。
上記の方法で得た反応液21を「ディオライドC−20
J(アンモニウム型)カラムに通過させ0.7Nアンモ
ニア水で溶出させ、塩酸で中和させ濃縮した。
メタノールに加熱溶解し、再結処理してγ−L−グルタ
ミルー4−ヒドロオキシアニリドの結晶を180■を得
た。
実施例 3 グルコース1.0 g/d11. KH2PO40,2
g/dl。
MgSO4・7H200,1g/di 1ペプトン1.
0 g/ dAおよび酵母エキス1.0g/dA!1(
pH7,0(KOH中和))からなる培地5011Ll
を肩付フラスコ(500d)に分注し、115℃にて1
5分間殺菌し、放冷した。
これにあらかじめブイヨン培地で前培養して得た下記第
3表に示す微生物をそれぞれ接種し、31℃にて24時
間振揺培養した。
得られた培養液をそれぞれ遠心分離処理して菌体を集め
、超音波細胞破砕機にてそれぞれ破砕し、更に遠心分離
処理して、それぞれ無細胞抽出液を得た。
これを酵素液として第2表に示した反応液を用いて、3
7°CJごて12時間反応せしめた。
反応液中に生成したγ−L−グルタミルー4−ヒドロキ
シアニリドを高速液体クロマトグラフィーにより定量を
行った。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. IL−グルタミン酸、4−ヒドロキシアニリンおよびγ
    −グルタミルシスティンシンセターゼ(6,3,2,2
    L−glutamate:L−cysteinel−1
    igase(ADP ) )を含有する水性溶液を、p
    H4から10の範囲の田に保持し、水性溶液中に生成さ
    れたγ−L−グルタミルー4−ヒドロキシアニリドを採
    取することを特徴とするγ−L−グルタミルー4−ヒド
    ロキシアニリドの製造法。
JP17283080A 1980-12-08 1980-12-08 γ−L−グルタミル−4−ヒドロキシアニリドの製造法 Expired JPS5854797B2 (ja)

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