JPS587715B2 - 硫黄含有電解ニツケルの製造方法 - Google Patents

硫黄含有電解ニツケルの製造方法

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JPS587715B2
JPS587715B2 JP53099710A JP9971078A JPS587715B2 JP S587715 B2 JPS587715 B2 JP S587715B2 JP 53099710 A JP53099710 A JP 53099710A JP 9971078 A JP9971078 A JP 9971078A JP S587715 B2 JPS587715 B2 JP S587715B2
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建部信也
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粗ニッケルまたはニッケルマットを陽極として
最適な硫黄含有電解ニッケルを製造する方法に関するも
のである。
ニッケルメッキ用陽極として例えば重量で50〜250
ppmの硫黄を含有するためにメッキ業界で好んで用い
られている。
この硫黄含有ニッケルにはニッケルメッキ用陽極として
用いたとき、一般的に次のような利点がある。
すなわち1)硫黄やカーボン等を含有しない通常の電気
ニッケルの溶解でみられるような不働態化のための局所
的溶解により表面が海綿状になり、ニッケル粒子が不溶
のまゝ脱落するようなことがない。
2)このためスムーズに溶解が進み、チタンバスケット
等への定常的な装入が可能である。
3)溶解初期電圧が低く、操業電圧も低いのでガスの発
生も少なく、電力の節約となる。
4)種々のメッキ浴組成、電流密度を選んでも活性度が
高い。
5)残渣が少ない。
このような硫黄を含有した電解ニッケルを製造する方法
は、粗ニッケルを原料とするものに米国特許第2392
708号、第2453757号および第2623848
号明細書にその記載がある。
米国特許第2392708号明細書は硫黄源としてアル
カリ金属のチオ硫酸塩を電解液中に0.05〜0.25
g/l添加してpHを1.5〜6として硫黄含有量0.
007〜0.11重量%の電解ニッケルを得る方法を示
しているが、この方法によるものはチオ硫酸塩の使用量
が多いため含有硫黄量が一般的に高く且つ硫黄の分布が
均一でなく、たとえSの含有量が低い場合でもメッキに
使用した場合残渣発生量が多いと云う欠点があった。
また米国特許第2453757号明細書は硫黄源として
二酸化硫黄、アルカリ金属の亜硫酸塩を添加して電解し
、電解ニッケルを熱処理することにより、切断可能なニ
ッケルを得るものであり、米国特許第2623848号
明細書は二酸化硫黄、可溶性銅塩及びアセチレンを電解
液に添加してCu,C,Sを含有した活性のよい電解ニ
ッケルを得る方法である。
また特公昭40−27324号明細書は同じく二酸化硫
黄とヒドラクリロニトリルを添加して0.01〜0.0
2重量%の硫黄を含んだ電解ニッケルを得る方法、特公
昭44−2.3746号明細書はニッケルマットを陽極
とし、廃液中に含まれる低級硫黄酸化物を残留するよう
にpH調整し、原則として他より硫黄酸化物を添加しな
いで0.01〜0.04重量%の硫黄を含んだ電解ニッ
ケルを得る方法であるが、前述のこれ等の方法によって
得た電解ニッケルは必ずしも硫黄の分布が均一でなく、
これを小片に切断してニッケルメッキ用陽極として用い
た場合に均一に溶解し且つスライム発生の少ないものを
得ることは容易でなかった。
上述のような方法によって得られる電解ニッケルの一枚
の中の硫黄の分布も問題であつて同一平面内および厚さ
方向について硫黄が均一に分布されていることが、これ
を小片に切断してニッケルメッキ陽極として用いる場合
に望ましく、ある特定な場所に硫黄が集中する場合、そ
の場所が粒の核となり、大きな粒にまで成長し、電解ニ
ッケルの表面の平滑性を悪くし、硫黄品位の濃淡の差を
助長することになると推定されるが、これらの均一性の
十分なものを得ることは前述法では困難であった。
溶解性を単に良くするのみなら硫黄含有量をある程度増
加させることによって、その目的を達成することができ
るが、この場合スライムの発生が多く、被メッキ物に悪
影響を与えることが多い。
本発明は電解ニツケル一枚内の硫黄分布の均一性が良く
、各種のニッケルメッキ浴組成において良好な溶解性を
示し、且つスライムの発生が極めて少ない含硫黄電解ニ
ッケルの製造方法を提供することにある。
この目的を達成するのに本発明は特許請求の範囲に記載
したように構成したものである。
原料として用いられるニッケル源は硫黄を20重量%前
後含有する所謂ニッケルマットでも金属状の粗ニッケル
でもよく、また電解液としては全硫黄浴でも硫酸塩−塩
化物混合浴でもよく、本発明方法を用いることによって
電解ニッケルとして硫黄を50〜250ppm含有した
ものを得ることができる。
本発明においては硫黄源として添加するチオ硫酸ナトリ
ウムは取扱いが容易で、安価でもあり、電解液自体を汚
染するおそれはないが、尚その使用量を極力減少せしめ
るため、チオ硫酸ソーダを分解する物質を極力減少する
ように十分に電解液の清浄化を行なうようにした。
チオ硫酸ナトリウムが電解液中で受ける反応は上記(1
)〜(4)式のようにチオ硫酸ナトリウムはHS−やS
5、S°に変化すると推定される。
この他電解液中にCl2,O2重金属イオンなどの強力
な酸化剤が存在していると、下記の反応、例えば上記(
5)〜(9)式の反応に従ってチオ硫酸塩は酸化されて
、極めて安定な硫酸塩、4チオン酸塩などになってチオ
硫酸ナトリウムが無駄となる。
目的とする品質のよい硫黄含有ニッケルを製造するため
には硫黄は硫化物形態で電着されていることが好ましい
ので(1) , (2)式以外の反応は好ましくない。
そこで(5)〜(9)式によってチオ硫酸塩が無駄にな
ることを防止するために電解液中のFe,Coを含肴し
た固形物の含有量を0.01g/1以下になるように浄
液工程で、生成した沈澱物を十分に濾過し、且つFe+
++、Co+++の含有量の合計が0.1g/l以下と
なるように十分に浄液工程により不純物を除去しておく
ことが必要である。
Fe,Coを含有した固形物の含有量が0.01g/l
以上あると、この固形物含有液がその後のpH調整によ
り液が酸性側へ移行し、この固形物が溶解してあるいは
この固形物中に付着している塩素によリチオ硫酸ナトI
Jウムを消費し、硫黄の均等な電着を妨げるかあるいは
完全には溶解しないで固形物のまゝカソードボックスに
給液されて電着物に巻き込まれて電解ニッケルの品質を
劣化させるので好ましくない。
また電解液中に陽極から溶け出したCu,Fe,Coな
どの重金属イオンは電解ニッケルの品質を維持するため
に活性ニッケル粉末によって脱銅が、またCl2ガス等
を用いて脱鉄、脱コバルトが行なわれるが、これらの金
属イオンはFe+++およびCo+++の合計値が0.
1g/l以下となるように除去しておかないと、チオ硫
酸ナトリウムを消費して硫黄の均等な電着を妨げるので
好ましくない。
電解液中の酸化剤の働きをする塩素の含有量を0.00
02g/l以下に除去するのは、電解液中に溶出したF
e,Coの除去の際に多量のCl2ガスを用いると、残
存Cl2ガスあるいは液中に溶けたCIO−などの酸化
剤のために(5)式の反応などによりチオ硫酸ナトリウ
ムは分解するので、予め除去しておかないと均質な硫黄
を含有したニッケルを得ることができなくなり、これら
の除去のために活性炭処理が行なわれ、通常活性炭を充
填した層を必要に応じて一層又は数層電解液を通過せし
めて行なう。
カソードボックス内のpHが2.6〜3.2となるよう
に調整する理由は次の通りである。
前記(1),(2)式によって生成されたHS−,S5
は電解液中のNiイオンと結合して、次の(10),(
11)式に従って硫化物を生成する。
Ni”+HS−=NjS+H+ (10)5Ni+++
S5+8e=5NiS (11)(3)式のS°生成反
応を制御して(10),(10式の反応を促進させ、且
つ生成した硫化ニッケルが凝集せずにコロイド状のまゝ
でカソードに電着されるためには、pHの影響が大であ
ってコロイド状の硫化ニッケルはpH3.5以上となる
き凝集を起こし、一旦凝集を起こすと徐々に粗大化して
遂には粒状となり、電着物が外観上好ましくなくなる他
、硫黄の均一分布が望めなくなる。
そこで硫化ニッケルの凝集の防止、電気ニッケルの電着
状況、電流効率を勘案してカソードボックス内のpHが
2.6〜3.2が最も都合がよいために定めた値である
チオ硫酸ナトリウムの含有量は電解槽から流出する陽極
液中のFe,Co含有固形物や、Fe+++、Co++
+を前述のように除去し、且つ塩素の含有量も活性炭処
理により0.0002g/l以下に除去してあれば、チ
オ硫酸ナトリウムの含有量を時々測定して0.003〜
0.01g/lの含有量を保つように不足分を補給すれ
ば、得られる電解ニッケルの硫黄含有量を0.005〜
0.025重量%に維持でき、且つ硫黄の分布をほゞ均
一に保つことができる。
チオ硫黄ナトリウムの含有量が0.01g/1以上とな
ると前記(3>式によるS°の先成反応がおこりやすく
硫黄の分布を不均一にする傾向があるので好ましくない
不純物が除去され、pH調節され、チオ硫酸ナトリウム
を補給した電解液は電解槽内の各カソードを収納してい
るカソードボックス内に適当量供給されるが、その給供
量はカソードの大きさや電流密度によって一定の範囲内
であって、且つカソードボックス内の液が適当に撹拌が
行なわれることが必要で、このために各カソードボック
スに給液する給液管の端末において20〜100cm/
secの流速をもってカソ一ドボックス液面直上より絡
下せしめて撹拌を行い、且つ給供液量は100〜400
ml/A.Hの範囲に入ることが必要である。
こゝで供給液量の単位をml/A.Hで示したが、この
値は1ヶのカソードボックスに1時間に供給する液量m
l/Hを、カソードに流れる電流量AmPで除したもの
であって、(カソードに流れる電流量をカソード両面の
面積で除したものがカソード電流密度としてA/dm2
で表現している。
)単にカソードボックスへの単位時間当りの供給液量m
l/分またはml/Hの値ではカソードの大きさが大き
くなり、また通電電流量も電流密度として大きな値とす
れば給液量を増やしてカソ一ドボックス内の電解液の濃
度分極を防ぐ必要があり、またカソードボックス内の液
面の高さをボックス外よりもや\高く保って不純物の多
い電解液がカソードボックスへの給液量は前記のことを
考慮して管理する必要があるので供給液量をml/A.
Hで表わしたものである。
A.H当りの供給液量がたとえ一定であっても供給管の
直径が変化すれば端末の流速は変化するわけであるが、
給液管の端末の流速が20〜100cm/Secの流速
で且つ供給液量が100〜400ml/A.Hの両者の
条件を満足する範囲で給液することが、硫黄含有量の均
−な分布を持つ電解ニッケルを得るのに必要である。
給液管の端末の流速が20cm/SeC以下だとカソー
トボックス内の液の撹拌が不十分となり電解液の濃度分
極がおこりやすくなり、また100cm/sec以上だ
と電解液が空気を巻き込んでチオ硫酸ナトリウムの分解
がおこりやすく、また給液部近くの電解ニッケルの表面
が黒変しやすく、粒状物の発生もおこりやすくなる。
供給液量の適当な範囲については、電解槽中のニッケル
イオン濃度とチオ硫酸ナトリウム濃度を適正に保つ必要
があり、濃度分極を発生させないニッケルイオンを供給
し、且つ電解ニッケル中に所定の硫黄を含有させるため
のチオ硫酸ナトリウムを供給する必要があり、供給量が
100ml/A.H以下だとこの目的が達成されず、ま
た400ml/A.H以上だと電解液の循還量が増して
不経済であり、場合によっては電解液がカンードボック
スから溢流することがあるからである。
陰極電流密度が0.5A/dm2程度であれば供給液量
は200〜400ml/A.H、20A/dm2であれ
ば100〜250ml/A.Hの範囲にあることが一層
好ましい。
この両者の条件を満足しない場合には同一ニッケル板内
の硫黄の分布が不均一になる傾向を増してきて好ましく
ない。
カソ一ドの大きさが1.00m×O.80mで陰極電流
密度が0.5〜2.0A/dm2とすると、給液管の内
径が3〜11mmの範囲内で供給量100〜400d/
A.Hとなる。
本発明に従って製造された電解ニッケル陰極は、その中
に含まれる硫黄が実質的に均一に分布されており、また
硫黄含有量は0.005〜0.025重量%のように非
常に低い水準にあっても、ニッケルメッキ用陽極として
使用した場合には活性が高く、不動態化することがなく
且つ発生スライムが極めて少ない。
また一枚の電解ニッケル板中の硫黄の分布が均一である
のでこれを小片に切断してニッケルメッキ用陽極として
使用した場合溶解状態が均一でムラがないなどの利点を
有する。
尚電解槽内の液温は45〜75℃の範囲内であれば特に
支障なく本発明を実施できる。
実施例 1 陽極としてNi90.0%、S0.02%、Fe4.3
%、Cu3.4%、Co0.6%(各重量%)大きさ6
75mm×775mm×35mmの粗金属ニッケル板を
用い、陰極として大きさ700mm×800mm×1.
4mmの電気ニッケル種板を内寸780mm×880m
rrt×70vmのカソードボックス内に入れ、1電解
槽内に陽極37枚、陰極36枚を用い、電解液はNi6
39/l,SO484g/l,Cl55g/1,Na2
3g/l,H3B0315g/1の組成のものを循環し
、電解槽からの発液を脱銅、脱鉄、脱コバルト等を行な
い、これを2段濾過を行なった後、液中に含まれている
0.009g/1のCl2+ClO−を活性炭層を通過
せしめて吸着除去し、次いで硫酸を添加してpH2.7
±0.05に調整し、さらにチオ硫酸ナトリウムを添加
して、給液温度を55℃で、電解液中のその他の組成が
Co++”0.004g/l,Fe+++tr,Cu+
+0.0003g/l、チオ硫酸ナトリウム0.005
2g/l,Cl2+ClO−0.0001g/1,Fe
,Co含有固形物0.0004g/lを含有したものを
、各カソードボックスの液面上から内径3mmの給液管
を用いて362ml/分の割合(給液管の端末速度86
cm/秒)で給液し、陰極電流密度1.0A/dm2で
電解した。
(給液量195ml/A.H)この結果カソードボック
ス内pHは2.9±0.05に維持され、電解ニッケル
としてNi99.98%、Co0.01%、Fe0.0
01%、Cu0.002%、S0.013%(各重量%
)の組成のものを得た。
この電着ニッケルの一枚の中の硫黄分布を調査したとこ
ろほゞ均一でS0.013重量%を示したが両肩部分は
給液側が0.015重量%、その反対側は0.012重
量%であった。
本発明法で製造された硫黄含有電解ニッケルがメッキ用
陽極としてすぐれていることを確認するために上記実施
例で製造した電解ニッケルをメッキ用陽極として使用し
て下記の条件下で溶解せしめた所、陽極電流効率は良好
で、スライム発生率は非常に少なく、従来品に比して非
常にすぐれていることが確認された。
溶解条件 使用後(ワット浴)温度 50〜55゜CNiS042
40g/1通電時間24時間NiOl2 45g/l陰
極電流密度8A/dm2H3BO3 30g/l pH 4.0 結果 陽極電流効率 98.2% スライム発生率 0.06% 実施例 2 陽極としてNi71.5%、S20.5%、Fe0.5
%、Cu6.O%、Co0.7%(各重量%)、大きさ
775mm×975mm×45mmのニッケルマットを
用い、陰極さして大きさ800mm×1000mm×1
.4mmの電気ニッケル種板を内寸870mm×110
0mm×40のカソードボックス内に入れ、1電解槽内
に陽極39枚、陰極38枚を用い、電解液はNi47g
/l,S0478g/l,C147g/l、Na21g
/l、H3BO313g/lの組成のものを循還し、電
解槽からの廃液を脱銅、脱鉄、脱コバルト等を行ない、
2段濾過を行なった後、液中に含まれている0.008
g/lのCl2+ClO−を活性炭層を通過せしめて吸
着除去し、次いで硫酸を添加してpH2.6±0.05
に調整し、さらにチオ硫酸ナトリウムを添加して、給液
温度52℃で、電解液中のその他の組成がCo+++0
.10g/l,Fc+++tr,Cu++0.0004
9/1、チオ硫酸ナトリウム0.0058g/l,Cl
2+ClO−0.0001g/l,Fe,Co含有固形
物0.0005g/lを含有したものを各カソードボッ
クスの液面上から内径6mmの給液管を用いて632m
l/分の割合(給液管の端末速度38cm/秒)で給液
し、陰極電流密度1.04A/dm2で電解した(給液
量226ml/A.H)。
この結果カソードボックス内pHは2.7±0.05に
維持され、電解ニッケルとしてNi99.98%、Co
O.02%、FeO.002%、CuO.003%、8
0.0013%(各重量%)を得た。
この電解ニッケルの一枚の中の硫黄分布は四隅部を除い
ては均一で給液側の肩部は0.016重量%、反対側の
肩部は0.012重量%、給液側の下隅で0.014重
量%、反対側の下隅部は中央部と同じ0.013重量%
であった。
本実施例で得られた電解ニッケルを用いて実施例1と同
様の使用浴AおよびNiSO4240g/l、NiCl
215g/lその他使用液Aと同様の使用液B及びスル
ファミン酸Ni250g/l、H3B0330g/l、
pH4.0の使用液Cで、他はすべて同条件でメッキ試
験を行なった結果 使用液 陽極電流効率 スライム発生率 (A) 1fJ7.0% 0.03重量%(B
) 107.0% 〃 (C) 94.7% 0.旧重量%の結果を
えた。
実施例3,4,5 陽極としてニッケルマットを用い、その大きさ陰極及び
カソードボックスの大きさ使用枚数は実施例2と同様に
して試験を行なった。
その他の異なる条件、結果を第1表に示す。
これらの実施例で得られた電解ニッケル一枚中の硫黄の
分布のバラツキを測定したところ硫黄の最大値と最小値
との差は実施例3で0.004重量%、実施例4で0.
004重量%、実施例5で0.003重量%であった。
またメッキ試験を実施例2と同様の方法で行なった結果
を第2表に示す。
この結果からスライム発生率が非常に少ないことが明ら
かである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 陽極としてニッケルマットまたは粗ニッケルを用い
    、且つ塩素を用いて電解液中の脱コバルトを行ない、硫
    黄が約0.005〜0.025重量%含有されるように
    電解ニッケルを析出させるニッケル電解精練法において
    、電解槽から流出する陽極液中のFe,Co含有固形物
    の含有量を0. 01 g/l以下に、且つ3価の鉄、
    コバルトイオンの合計値が0.19/l以下となるよう
    に除去した電解液を酸化剤の働きをする塩素の含有量を
    0.0002g/l以下となるように活性炭処理した後
    、チオ硫酸ナトリウムの含有量が0.003〜O.0.
    1g/l、カソードボックス内のpHが2.6〜3.2
    となるように調整して、カソードボックス上の給液管か
    ら管端末の流速が20〜100cm/secで、且つ液
    量が100〜400m7/A.Hの範囲でカソードボッ
    クスに給液し電解することを特徴とする硫黄含有電解ニ
    ッケルの製造方法。
JP53099710A 1978-08-15 1978-08-15 硫黄含有電解ニツケルの製造方法 Expired JPS587715B2 (ja)

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