JPS589034B2 - ラツク・ピニオン式ステアリング装置 - Google Patents

ラツク・ピニオン式ステアリング装置

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JPS589034B2
JPS589034B2 JP53048427A JP4842778A JPS589034B2 JP S589034 B2 JPS589034 B2 JP S589034B2 JP 53048427 A JP53048427 A JP 53048427A JP 4842778 A JP4842778 A JP 4842778A JP S589034 B2 JPS589034 B2 JP S589034B2
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    • B62D3/00Steering gears
    • B62D3/02Steering gears mechanical
    • B62D3/12Steering gears mechanical of rack-and-pinion type
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、自動車のステアリング系統に用いられるラッ
ク・ピニオン式ステアリング装置の改良に関するもので
ある。
ラック・ビニオン式ステアリング装置は軽量で容積が小
さくてすみ、且つ価格が安いので最近の自動車のステア
リング系統に採用されてきている。
特にフロントエンジン兼前輪駆動方式(FF方式)の自
動車は長大なプロペラ軸を用いていないので軽量化され
ているが、ステアリング系統もこれに伴って軽量小型の
ラック・ピニオン式ステアリング装置を採用することが
要求されている。
しかしこの方式の装置は、ラックとピニオンとの完全な
可逆性の噛合を有しているので路面から受ける反カがハ
ンドルホイールに直接伝わる欠点がある。
現在普通に用いられているオーバーオールステアリング
比(ハンドルと車輪との旋回角の比)は普通車で18〜
21、大型車で23〜26である。
このステアリング比を、ハンドルのニュートラル位置又
はその左右の僅かの凹転位置(直進位置)で18〜21
、ハンドルの200°〜360°旋回位置で25〜27
となるような可変比とすると、パワーステアリングを必
要とする3 0 0 0cc−4 0 0 0c程度の
自動車にもマニュアル(手動の)ラック・ピニオン式ス
テアリング装置を採用することができる。
特にこのような可変ステアリング比を有すると、旋回反
力に抗する軽快なかじ取りを行うことができ、適当な保
舵力を得ることができ、復元性が向上し、車輪からの適
正な衝撃感覚を得ることができる。
従来技術の可変ステアリング比を有するラック・ピニオ
ン式ステアリング装置として、ラックの歯の圧力角を変
化させてピニオンとの噛合せピッチを変えるようにした
ビショップ(BISHOP)の英国特許第135617
2号及び中間歯車とカム機構とを組合せたF.J.アダ
ムズ(F.J.ADAMS)の英国特許第146869
1号、および第1479314号がある。
しかし、ビショップの特許ではラック上のピッチ、圧力
角を変化しそれに対応する複雑な歯形を形成することは
製造上極めて困難な技術と工法を必要とし、またこのよ
うな設計で得られるオーバーオール・ステアリング比の
増加は僅かlO〜15%にすぎない。
またアダムスの特許では歯車数の増加、カム機構の付加
で部品が増加し容積が大きくなる上に構造が複雑となる
本発明の目的は、製造上の困難を伴うことなく且つ容積
が大きくなることがなく、オーバーオールステアリング
比を可変することができるラック・ピニオン式ステアリ
ング装置を提供することにある。
本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明すると、第
1図は本発明のラック・ピニオン式ステアリング装置1
を示し、この装置は略円筒形のハウジング2と、このハ
ウジング2内に軸受3,3′で回転自在に支持されたピ
ニオン4と、ハウジング2内に摺動自在に支持されピニ
オン4に噛合うラツク5とから成っている。
ピニオン4は、相互に逆向きの螺旋歯6,6′をそれぞ
れ有する第1と第2のピニオン部分7,7から成ってい
る。
第1のピニオン部分7は軸受3から突出する部分にロー
レット部7aを有し、このローレソト部は自動車のハン
ドル杆に接続される。
ラツク5は第2のピニオン部分7′に噛合っている。
これらの第1と第2のピニオン部分7,7′の相対する
端部は後にのべる理由で回転差を有するため相互に摩擦
接触するので図示のように球接触千段8で相互に独立し
て回転できるように接触しているのが好ましい。
ラック5は、図示のように、ハウジング2の突出部2a
内に保持され加圧ばね9によって第2のピニオン部分7
′の径方向に圧力を付与する加圧部材10に係合してお
り、従ってラツク5は第2のピニオン部分7′に確実に
噛合っている。
本発明の装置1は、第1のピニオン部分7から第2のピ
ニオン部分7′に回転比を変化させて回転力を伝達する
減速比可変装置11を備えている。
この減速比可変装置は、ハウジング2内に回転自在で且
つ軸線方向に摺動自在に支持され第1と第2のピニオン
部分7,7′に跨って嵌合された減速比可変スリーブ1
2とこの可変スリーブ12を螺旋運動によって軸線方向
に摺動させるスリーブ螺旋運動千段13とから成ってい
る。
減速比可変スリーブ12は、第2図に示すように、第1
と第2のピニオン部分7,7′の螺旋歯6,6′にそれ
ぞれ噛合う内歯14,14’を有し、従って、この可変
スリーブ12が第1と第2のピニオン部分7,7′に対
し軸線方向に静止していれば、第1さ第2のピニオン部
分7,7′は同じ角度宛回転するようにこれらを連結す
る。
第1のピニオン7および第2ピニオン7′のスリーブ嵌
合歯部をラック歯に噛合う歯よりピッチの小なる多条ね
じとし、スリーブ内歯をこれに噛合うめねじとすること
によりピニオンのスリーブ嵌合部断面積を大きくするこ
とにより、ピニオンのねじりと曲げ剛性を高めると共に
冷間転造により低コストと多量生産を可能にすることが
できるい1図、および第2図参照)。
又、前記ピニオン7,7′の多条ねじ山形をボールねじ
山形とし、スリーブ内歯として、ピニオンのボールねじ
に繋合するボールを回転のみ可能となるようピニオン軸
に水平に円周に固定したものとすることができる。
この構造により、回動スリーブは第1ピニオンの完全な
カップリングの役目をはたすと同時にピニオン軸方向の
摺動を軽快ならしめる。
またスリーブの製作法を容易にし、製造コストの低減を
計り得る。
スリーブ螺旋運動手段13は、ハウジング2と可変スリ
ーブ12との接触面間に設けられておりこの手段は図示
の実施例では可変スリーブ12の外周面に設けられたカ
ム溝15とハウジング2の内周面に取付けられカム溝1
5に係入するピン16とから成っている。
ピン16はハウジング2の突出部2bに二一ドル軸受1
7によって回転自在に支持され突出部2bのねじ蓋18
によって圧縮される皿ばね19によってカム溝15に圧
接されている。
カム溝15は、第4図の曲線aで示すように、中央のリ
ード角はOであり、それ以外ではリード角はβであり、
従って可変リード角を有する。
リード角Oの溝部分15aは後にのべるようにハンドル
のニュートラル位置及びその左右の僅かの回転位置付近
に相応する角度にわたっている。
第4図の曲線aで示すようにこの溝部分15aは360
°より僅かに小さいことが判る。
尚、この溝部分15aのリード角は、第4図の曲線bで
示すようにハンドルのニュートラル位置から左右に逆対
称に山形に変化してもよい。
第1図の実施例と異なってカム溝15はハウジング2の
内周面に設け、ピン16は可変スリーブ12の外周面に
取付けてもよい。
次に本発明のステアリング装置の動作を説明する。
ハンドルがニュートラル位置にあるときには第1図に示
すように可変スリーブ12は第1と第2のヒニオン部分
7,7′に同じ寸法で跨っていてピン16はカム溝15
のリード角0の溝部分15aの中間に位置している。
この状態でハンドルを回転して第1のピニオン部分7を
矢印方向に回転すると、可変スリーブ12も同方向に回
転するが、ハンドルの最初の180°までの回転の間は
ピン16が溝部分15aに係大しているので可変スリー
ブ12は螺旋運動しないのでこの可変スリーブは内歯1
4,14’によってインボリュート・スパイラル・セレ
ーション型の継手として働いて、第1のピニオン部分7
の回転はそのま5第2のピニオン部分7′に伝達されラ
ツク5が紙面の下向きに動かされてタイロツドを右旋回
方向に運動せしめる。
第1のピニオン部分7の回転が更に進んでピン16が可
変スリーブ12のカム溝のリード角βの部分に達すると
、可変スリーブ12はカム溝15のリード角βにより第
2図の矢印a方向に距離lだけ軸線方向に移動するよう
に螺旋運動する。
この距離lはピニオン部分7,7′の螺線歯のリード角
α、ハンドルの回転角θ、カム溝15のピッチ半径γ、
ピニオン部分7,7′のピッチ半径をRとすると、 となる。
この可変スリーブのa方向の移動はピニオン7のリード
角αにそって行われるので可変スリーブ12は内歯14
によって だけ第1のピニオン部分7の回転方向と反対方向に回転
する。
この間、第2のピニオン部分7′は可変スリーブの螺旋
運動で回転力が伝達されない(第3図参照)。
上記から判るように、可変スリーブ12が螺旋運動(軸
線運動)しない場合にはラック5の変位量L0は、 であるが、可変スリーブ12が螺旋運動して軸線方向に
距離lだけ移動する場合にはラック5の変位量L1は、 である。
従って、可変スリーブ12のカム溝15の螺旋部分がピ
ン16に達すると、以後ハンドルの回転角θの変化につ
れてラツク5の変位量 Llが変化し減速比が可変する
実際に装置を設計するに当っては、性能に応じて厳格な
条件と正確な計算とが必要となるが、具体的数1直に基
いて概念的な理解を容易にするため単純な近似計算を行
うと下記の通りである。
a=30”,R=6mm,γ=26mmとし、ハンドル
の右1回転以後の減速比を40%減少しようとすると、
ハンドルの半回転までのラック変位量Loは、 Lo = yr R= 6 πmyn であり、それ以後のラック変位量L1は、L1=21t
ana=0.4×6 π であるから、 からβ=4°30′となる。
第4図は、スリーブ螺旋運動千段13のカム溝15の展
開図とそれに相応したハンドル回転角及びオーバーオー
ル・ステアリング比とを示す。
同図において、曲線a,bはそれぞれ前にのべたように
リード角0の溝部分15aを有する場合とリード角が山
形に変化する溝部分15aを有する場合のカム溝15の
展開図であり、aの場合には自動車の直進時にオーバー
オール・ステアリング比を低くして直進性を向上し、据
切、車庫入れの時にはオーバーオール・ステアリング比
を高くしてハンドル入力即ち操舵力を軽くしようとする
のに適し、またbの場合には長時間停車後の据切、車庫
出の時に操舵力を特に軽くすると共に車庫人時の操舵力
も軽くするのに適している。
曲線a′、b’はカム溝15が曲線a,bに示す形状の
場合のオーバーオール・ステアリング比をそれぞれ示し
、この比がハンドル回転角に応じて変化していることが
判る。
尚、曲線Cはオーバーオール・ステアリング比が一定の
場合を示すが、この場合でも車輪の円運動に影響されて
ハンドル操作の全行程で幾分変化していることが判る。
第5図は本発明の他の実施例を示し、この実施例では第
2のピニオン部分7′と可変スリーブ12との連結が前
の実施例のように内歯14′によってでなく可変スリー
ブ12を第2のピニオン部分7′に直接機械的に接続さ
れている点で前の実施例と異なる。
この場合には可変スリーブ12が螺旋運動を行う時第2
のピニオン部分7′がラツク5上を交差して移動するが
、その他の動作は前の実施例と全く同じである。
本発明によれば、上記のように、ピニオンを2つの独立
したピニオン部分に分割しこれらの間に減速比可変スリ
ーブとこのスリーブを螺旋運動する手段とを設けるのみ
で極めて単純で小型のまゝで大きなオーバーオール・ス
テアリング比の変化を得ることができるので操舵性のよ
いステアリング装置を提供することができる。
また、ハンドルを右回転しようとするとスリーブは第2
ピニオン歯のリード角によりハンドル方向の荷重が加わ
り、更にスリーブの右回転によって第1ピニオン歯のリ
ード角によりハンドル方向分力が発生する。
即ちハンドル右回転によりスリーブはハンドル方向に動
く力が生じスリーブ外周溝とピンの作動によるハンドル
方向移動を容易にすることができる。
左回転の場合はスリーブ負荷方向は正反対に作動する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るラック・ピニオン式ステアリング
装置の垂直断面図、第2図は第1図の装置に用いられる
減速比可変スリーブの一半部垂直断面にした正面図、第
3図は、第1と第2のピニオン部分の角度変位を示す図
、第4図は、スリーブ螺旋運動手段のカム溝の展開状態
と装置のオーバーオール・ステアリング比との関係を示
す線図、第5図は本発明の他の実施例の垂直断面図であ
る。 1……ラック・ピニオン式ステアリング装置、2……ハ
ウジング、4……ピニオン、5……ラック、6,6’…
…螺旋歯、7,7’……第1と第2のピニオン部分、1
1……減速比可変装置、12……減速比可変スリーブ、
13……スリーブ螺旋運動手段、14,14’……内歯
、15……カム溝、16……ピン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハウジングと、前記ハウジング内に回転自在に支持
    されハンドルから回転を受けるピニオンと前記ハウジン
    グ内に摺動自在に支持され前記ピニオンに噛合っていて
    タイロッドに連結されているラックとから成るランク・
    ピニオン式ステアリング装置において前記ピニオンは相
    互に逆向きの螺旋歯を有し相互に独立して回転する第1
    と第2のピニオン部分から成っていて前記第1のピニオ
    ン部分は前記ハンドルに連結され前記第2のピニオン部
    分は前記ランクに噛合っており、また前記ハウジング内
    に回転自在で且つ軸線方向に摺動自在に支持され前記第
    1のピニオン部分に噛合う螺旋内歯を有し前記第2のピ
    ニオン部分に回転力を受けるように連結された減速比可
    変スリーブと、前記ハウジングと前記可変スリーブとの
    接触面間に設けられ可変リード角のカム溝と前記カム溝
    に係入されたピンとを含むスリーブ螺旋運動手段とから
    成る減速比可変位置を更に備えていることを特徴とする
    ランク・ピニオン式ステアリング装置。 2 前記減速比可変スリーブは前記第2のピニオン部分
    に噛合う螺旋内歯を有し前記螺旋内歯によって前記第2
    のピニオン部分に連結されている特許請求の範囲第1項
    に記載のラック・ピニオン式ステアリング装置。 3 前記減速比可変スリーブは前記第2のピニオン部分
    に直接機械的に接続されている特許請求の範囲第1項に
    記載のラック・ピニオン式ステアリング装置。 4 前記スリーブ螺旋運動手段のカム溝は前記可変スリ
    ーブの外周面に設けられ、ピンは前記ハウジングの内周
    面に取付けられている特許請求の範囲第1項、第2項又
    は第3項に記載のラック・ピニオン式ステアリング装置
    。 5 前記スリーブ螺旋運動手段のカム溝は前記ハウジン
    グの内周面に設けられ、ピンは前記可変スリーブの外周
    面に取付けられている特許請求の範囲第1項、第2項又
    は第3項に記載のラック・ピニオン式ステアリング装置
    。 6 前記カム溝の可変リード角は前記ハンドルのニュー
    トラル位置及びその左右の僅かの回転位置付近で0であ
    る特許請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに記載の
    ラック・ピニオン式ステアリング装置。 7 前記カム溝の可変リード角は前記ハンドルのニュー
    トラル位置及びその左右の僅かの回転位置付近で山形に
    小さく変化している特許請求の範囲第1項乃至第5項の
    いずれかに記載のラック・ピニオン式ステアリング装置
JP53048427A 1978-04-24 1978-04-24 ラツク・ピニオン式ステアリング装置 Expired JPS589034B2 (ja)

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