JPS589273B2 - 水平対向型圧縮機 - Google Patents

水平対向型圧縮機

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JPS589273B2
JPS589273B2 JP709480A JP709480A JPS589273B2 JP S589273 B2 JPS589273 B2 JP S589273B2 JP 709480 A JP709480 A JP 709480A JP 709480 A JP709480 A JP 709480A JP S589273 B2 JPS589273 B2 JP S589273B2
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piston
slider
sliding
compressor
drive shaft
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JP709480A
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根本明
小林恆春
大塚岩夫
田島隆
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Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Musashi Seimitsu Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、双頭状のピストンをシリンダ内で往復動させ
る水平対向型圧縮機に係り、特にピストン中間部を往復
動するスライダとピストン両頭部間対向平面との摺動面
の潤滑に関する。
水平対向型圧縮機は、第1図および第2図に示すように
シリンダ25の内壁に滑合した双頭状のピストン3が、
該ピストン中間部分をピストン軸線と直角な方向に貫通
ゴる駆動軸1の回転により、該駆動軸の偏心カム部10
の外周に装着されたスライダ4で往復動されることによ
り吸込ガスを圧縮し吐出する。
このような水平対向型圧縮機において、ピストン両頭部
間対向平面23 ,23とその対向平面の間を往復動す
るスライダ4の滑合面16.16(第5図参照)とは、
激しく変動する高い接面圧力の基で高速で摺動し合うた
め、十分な潤滑を施こしてその間の摩耗を防止する必要
があった。
すなわち、ピストンとスライダとの摺動面の潤滑が充分
に行われない場合は、摺動抵抗および摺動面の摩耗に異
常をきたし、圧縮機の運転が不能になる。
そこで従来は、ピストンとスライダとの摺動面を潤滑す
るのに、例えば,駆動軸の一端にトロコイドポンプを設
け、そのポンプにより圧縮機底部に形成したオイルバン
から潤滑油を吸引し、駆動軸の軸心に穿孔された主油路
、偏心カム部外周と前記主油路とを結ぶ分岐路を介し、
さらにスライダの内外周を連通する通孔を通過させて強
制的に給油していた。
この方法によると、ピストンとスライダとの摺動面をポ
ンプで強制的に給油潤滑しようとするため、オイルバン
、給油ポンプ、油通路を必要とし、構造が複雑で重量が
大きくなる欠点があった。
また、冷媒圧縮用の水平対向型圧縮機では、ピストンと
スライダとの摺動面を潤滑するのに、冷房回路から帰還
した戻り低温冷媒ガスをシリンダボデイ内底部のオイル
パンに向けて導入し、冷媒ガスの運動エネルギーにより
オイルパン内の潤滑油を摺動面に向けて飛散させて給油
し、続いてボデイ内の冷媒ガスをピストン頂部に設けら
れた吸込弁装置を介してシリンダ内に給入させる方法が
知られている。
しかしこの方法によると、潤滑油を摺動部に正確に飛散
させることが困難であるため、常に多量の潤滑油が圧縮
機本体内に飛散されている状態にしなげればならない。
そのため飛散した潤滑油が冷媒ガスに混入して常に多量
に冷媒ガスとともにシリンダ内に吸込まれるので、圧縮
効率が低下づるとともに、圧縮機にオイルパンを設けて
多量の潤滑油を封入しなげればならない欠点があった。
さらにまた、このような水平対向型圧縮機をカークーラ
用の冷媒圧縮機として使用する場合、圧縮機はエンジン
ルームなどに使用されるなどの理由により小型、軽量で
耐久性に優れることが要求される。
そのため圧縮機に使用される双頭状のピストンも、ある
特定のピストン径とピストンストロークの条件の基で、
圧縮機を小型化するためピストン全長を可能な限り短か
くし、かつ常にスライダを円滑に作動せしめ得、しかも
容易に高精度に加工できることが要求される。
そこで本発明は、上記欠点を解決するとともに上記要求
を満足するために行われたもので、ポンプ不要にてもピ
ストン中間部分の対向平面とスライダ滑合面との摺動面
の良好な潤滑ができるようにするとともに、小型、軽量
な圧縮機の提供を目的とする。
本発明の特徴は、スライダ摺動孔22の開口部に隣接す
る頭部外周の一部を凹状に除去して対向するシリンダボ
デイ壁面27,28とでソケット状の一対の空洞46.
46を形成する切欠き部24 .24を双頭状のピスト
ン3に形成したことにより、シリンダボデイ2内部の空
間部分26内において攪拌霧化されてガスと混在した潤
滑油がスライダ4の往復動にともなって発生する切欠き
部空洞46,46内の乱流によって空洞46.46に対
向して露出したスライダ4の滑合面16.16に効率良
く付着し、かつスライダ4の後退にともなってピストン
3とスライダ4との摺動面に該滑合面16,16に付着
した潤滑油の引き込みが生じる如くしたことなどにある
以下、本発明の実施例のその構成を図面によって説明す
る。
第1図は、本発明の実施例による双頭状のピストン3,
3を2個並列に配設した自動車空調用の水平対向型冷媒
圧縮機を表わすものである。
図において、1は鋼製の7駆動軸で、軸上に2個所の偏
心カム部10.10が180°の位相差をもって一体に
形成されている。
この駆動軸1は、偏心カム部10.10の耐摩耗性を向
上させるために、偏心カム部10,10の表面硬度がH
Ro58〜62程度に成るよう浸炭焼入れされている。
ピストン3は、アルミ合金製で、第5図に示すように軸
線方向の両端に互に外方に向けられたピストン頭部19
.19と、その両頭部を連結する4本の脚柱20 ,2
0 ,20 ,20とで構成され、両頭部と各脚柱とは
ダイカストなどにより一体に形成されている。
4は一体形式のスライダで、偏心カム部10,10の外
周に装着されている。
このスライダ4は、第5図に示すように内周に環状のブ
ッシュ14を備え、外周でそれを保持する略直方体状の
ホルダ15とによって摺動コマ状に構成されている。
スライダのブッシュ14は、鋼製の偏心カム部10との
耐焼付き性、耐摩耗性および低摺動抵抗などの摺動特性
の良い、青銅、鉛入青銅、アルミ合金などのいずれかに
より円筒状に形成されるか、あるいは鋼などの裏金表面
に青銅、鉛入青銅、アルミ合金などのいずれかを裏張り
した巻ブッシュによって円筒状に形成される。
またスライダのホルダ5は、鋼により形成され、アルミ
合金性のピストン3との耐焼付き性、耐摩耗性および低
摺動抵抗などの摺動特性を向上させるため、ピストン3
との摺動面の表面硬度がHRO58〜62程度になるよ
う浸炭焼入れされている。
このスライダ4のピストンと摺動する滑合面16には、
第5図に示す如く、スライダ摺動方向に沿ってX字状の
油溝18が形成されている。
またスライダ4の偏心カム部と摺動する内周には、ネジ
溝状の油溝49が形成されている。
2はシリンダボデイで、第6図に示すように、ピストン
3,3を滑動自在に挿通する2つの並列なシリンダ25
,25が水平方向に貫通して形成されている。
またこのシリンダボデイ2には、駆動軸1を貫通配置す
るための空洞が、ボデイ軽量化のために余肉部分を取除
いたボデイ内の空間部分26として前記シリンダ25
.25に直交するように水平方向に貫通して形成されて
いる。
このシリンダボデイ2は、鋼またはアルミ合金を鋳造し
て形成され、その後通常の切削研削加工などにより仕上
げられている。
7および8は、空間部分26の両端開口に取付けられた
アルミ合金製の前蓋および後蓋で、おのおのの内周には
駆動軸1を回転自在に支持する軸受11,12が装着さ
れている。
9は、前蓋7の内周に装着された軸封部材で、ボデイ内
外を閉鎖している。
シリンダボデイ2のシリンダ開口端面29,29には、
それぞれ弁装置が装着されている。
この弁装置は、第2図のtV−■断面を表わす第4図に
も示されるように、鋼製またはアルミ合金製の弁座板6
にシリンダ26 .26に対応させてほぼ環状に吸込穴
36およびその内径側に吐出穴38を設け、その弁座板
6の穴36,38に対応させて円形の吸込弁板41およ
びそれより小径の吐出弁板42を中央で固定してセット
し、ピストン3の復帰運動に応じて夫々の弁板の外周側
が湾曲して開閉する如く成されている。
また、前記弁座板6上には、シートパッキンを介して吐
出ガス室39 ,39と吸込ガス室35とを有したアル
ミ合金製の弁カバー5をシリンダボデイ2に対して複数
のボルト50で締付け固定することにより、吐出ガスが
吸込ガス室35に逃げないように成されている。
37は吐出ガス室39,39と吸込ガス室35とを仕切
るガス室仕切壁である。
つぎに、前記シリンダボデイ2について詳述する。
シリンダボデイ2(以下ボデイ2という)には、図示さ
れていない冷房サイクルからの戻り冷媒ガスを内部の空
間部分26に導入するための導入口30と、冷房サイク
ルに冷媒ガスを送出するための排出口33とが上部の外
周に突出して一体に形成されている。
この導入口4は、第1図で明らかなようにボデイ上壁2
7を貫通してボデイ内の空間部分26に通じ、また空間
部分26は並列なシリンダ25,25の間の上方の扇形
断面部分45.45にシリンダ軸線と平行に該ボデイ2
を貫通して形成された略三角形断面の吸込ガス路31.
31により、両弁カバー5,5内の吸込ガス室35.3
5に通じている。
この吸込ガス路31,31は、シリンダ軸線方向の中間
部分が、ボデイ2内の空間部分26に連通されている。
なお弁座板6,6には、吸込ガス路31 ,31に対応
させて略三角形状の連通穴34 .34が第4図に示1
ように形成されている。
他方排出口33は、前記吸込ガス路31,31の上方に
吸込ガス路31と平行に該ボデイ2を貫通1るようにボ
デイ上壁27の上に突出してトンネル状に形成された吐
出ガス路32の周壁上部を貫通し、吐出ガス路32を介
して両弁カバー5,5内の吐出ガス室39 .39に通
じている。
なお、弁座板6,6には、吐出ガス路32の長溝に対応
させて長穴40,40が第4図に示づように形成されて
いる。
また図中において、43は低圧側のサービスバルブで、
ボデイ内空間部分26に連通されており、また44は高
圧側のサービスバルブで吐出ガス路32に連通している
28はボデイ底壁で外周にフィンが形成されている。
またつぎに前記ピストン3について、第3図および第5
図を用いて詳述する。
ピストン3には、両ピストン頭部間の中央部にピストン
3をピストン軸線と直角な方向に貫通し、かつ互に交差
するスライダ4の摺動孔22と駆動軸1の貫通孔21と
が形成されている。
このスライダ摺動孔22の内周面のうち、両ピストン頭
部19.19の内側で対向1る平行な対向平面23,2
3は、その対向間隔が前記スライダ4をカクなく摺動し
得る程度に形成されている。
この対向平面23.23のスライダ摺動方向の幅は、ス
ライダ4の摺動運動幅より適当に狭く形成されている。
および対向平面23 ,23のスライダ摺動方向端は、
隣接する頭部外周の一部を凹状に除去形成した切欠き部
24 .24に臨んでいる。
この切欠き部24は、その幅がスライダ摺動孔22の幅
とほぼ等しく、またピストン外周からのその深さがピス
トン頂部に向かって漸次浅くなる如く形成されている。
他方、駆動軸貫通孔21は、そのスライダ摺動方向の幅
が、第3図によって明らかなようにスライダ4の同方向
の巾よりもやや広く形成されており、それによって圧縮
機組立てのとき貫通孔21 .からスライダ4の挿入が
可能になっている。
なお、脚柱20は、適当な強度を確保するために、ピス
トン頭部径内において十分な太さを得る必要がある。
また、ピストン対向平面23 ,23の駆動軸貫通方向
側面には、スライダ4の逸脱を防止する,アルミ製の側
板13,13がネジ51によりネジ止め装着されている
なお、ピストン頭部19には、一般的な鋼製または四弗
化エチレン系の樹脂例えば東洋ベアリング社の商品名ル
ーロン製のピストンリング52が装着されている。
以上のような形状、構造にしたことにより、特にボデイ
2および弁座板をアルミ合金製にした場合吐出量120
ccの水平対向型圧縮機の重量が約3.2Kgとなり、
ほぼ同吐出量の自動車空調用の斜板式圧縮機の重量が約
4.9kg〜約6. 2kg程度であるので、極めて小
型軽量にすることができた。
また、耐久性についても以下の圧縮機の作動における特
にピストン3とスライダ4との摺動面の潤滑に関する説
明によって明らかな如く、十分に満足できるものである
つぎに、上記圧縮機の作動について説明する。
圧縮機の運転に先立って、ボデイ2内の空間部分26に
は導入口30から適量の潤滑油Lが充填されるとともに
、圧縮機及び冷房回路内に冷媒ガス5が封入される。
なお、圧縮機本体の前部には、公知の電磁クラッチ(図
示せず)が装着される。
その電磁クラッチを介して駆動軸1に回転が伝達される
と、駆動軸1の回転により偏心カム部 10に装着され
ているスライダ4が第3図で明らかなように駆動軸1の
軸心に対する位置を変える。
スライダ4は、双頭状のピストン3によって駆動軸1に
直角な方向の動きが規制され、ピストン3に対しては対
向平面23 .23に沿った方向の変化のみが許容され
る。
なおスライダ4の駆動軸軸線方向の動きは、側板13,
13によって制限されている。
一方ピストン3はシリンダ25に滑合しており、その結
果、偏心カム部10の回転に伴いスライダ4はピストン
に対してスライダ摺動孔22の貫通方向に相対的に移動
しつつピストン3をシリンダ内で往復動させる。
したがって駆動軸1が回転することによりピストン3,
3は、シリンダ25 ,25内を往復動し、シリンダ2
5 .25内に弁装置を介して交互に冷媒ガスを吸入し
吐出する。
このとき、導入口30からは、低圧の冷媒ガスが第1図
に一点鎖線で示す如く、導入口内を通ってボデイ内の空
間部分26に流入する。
空間部分26に流入した冷媒ガスは、ガス中に残留する
液冷媒が気化することと相俟って低温であるためボデイ
内部の冷却を行う。
この空間部分26内に流入した冷媒ガスは、上方の扇形
断面部分45 .45を貫通して形成された左右の吸込
ガス路31,31から両側の弁カバー内の吸込ガス室3
5 ,35に流入する。
また弁カバー内吐出ガス室39 .39に吐出された高
圧の冷媒ガスは、第3図に二点鎖線で示す如く、弁座板
6の長穴40から吐出ガス路32を通り排出口33から
送出される。
つぎに、ピストン対向平面23 .23とスライダ滑合
面16,16との摺動面の潤滑について、第3図の状態
から1駆動軸1が矢印方向に1回転する過程を段階的に
表わす第7図から第11図を用いて詳述する。
これらの図で明かな如くスライダ4は、駆動軸1の回転
によりピストンの対向平面23 .23の間を往復動す
る。
このときスライダ4は、ピストンの外周側面に切欠き部
24 .24が凹状に形成されているため、摺動方向の
側面17,17が対向平面23の端部を越えて突出する
このようなスライダ4の往復動にともない、ピストンの
スライダ摺動孔22内にはガスが出入りする。
また同時に、ピストンの切欠き部24周壁面とシリンダ
25内周壁面とが対向して形成したソケット状の空洞4
6.46内では、スライダ4に押しのけられたガスの一
部がボデイ壁に衝突して迂回し矢印Aで示すように空洞
46,46に済入するため、空洞46.46内のガスに
矢印Bで示すような乱流が発生する。
すなわち、シリンダボデロの上下壁27.28の壁面に
スライダ摺動孔22の開口部をおのおの対向させるとと
もに、ボデイ壁27 ,28の壁面とピストン3の外周
面とを近接した位置で対向させてある。
したがってスライダに押しのけられたガスがピストン外
周側の広いボデイ空間部分26に流入1るのに多少の抵
抗が加わるため、そのぶんスライダ摺動孔22の開口部
の両側に形成された空洞46,46にガスが迂回して矢
印Aで示すように流入し、空洞46.46内でガスが矢
印Bで示すように乱流することになる。
また前述したように、ボデイ2内の空間部分26のその
底部には潤滑油Lが封入されているがそれら潤滑油の大
部分は流入ガス、ピストン3およびスライダ4等の運動
エネルギによって攪拌霧化され、冷媒ガス中に混入して
空間部分26内に分散される。
すなわち、ポデイ底壁28内面とピストン3外周面とは
近接した位置で対向しておりピストン3の下方の一部分
は圧縮機運転開始前において潤滑油Lに接触しているか
あるいは圧縮機始動直後の潤滑油表面の波立ちにより接
触可能な状態になっている。
そのため潤滑油は、その大部分が圧縮機始動後すみやか
に、ピストンの往復動スライダの往復動、および冷媒ガ
スの運動エネルギなどにより空間部分26内において攪
拌霧化され、ガスー油混合気体(以下混合気という)と
して存在する。
なお霧化分散された潤滑油Lの一部は、図示されていな
い冷房回路と圧縮機とを循環することになる。
まず第3図、第7図および第8図に示されるようにスラ
イダ4の下降にともない、スライダ摺動孔22の上方空
間47においては外周の空間部分26から混合気の吸込
みが行われ、下方空間48においては外周の空間部分2
6へ混合気の排出が行なわれる。
また下方空間48内においては、スライダに押しのけら
れた混合気がピストン外周側の広いボデイ空間部分26
に流入するのに多少の抵抗が加わるため、押しのけられ
た混合気がわずかに圧縮されると思われる。
そのため下方の空間48内は、ピストンの如く作動する
スライダ4の運動により外周の空間部分26よりもガス
圧が高く成り、下方の空間48内における混合気中の潤
滑油濃度は、スライダ4が下降するに連れて外周の空間
部分26に存在する混合気よりも高く成ると思われる。
このとき、スライダ4の下降にともなって押しのけられ
た潤滑油濃度の高い混合気が、第8図に示すように切欠
き部24.24のソケット状の空洞46.46において
矢印Bで示すような乱流を発生させ、対向平面23 ,
23の端部を越えて空洞46.46に対向して露出した
スライダ4の滑合面16.16に混合気を衝突させ、滑
合面16,16に効率良く潤滑油を付着させる。
同様に上方の空間47においても、続く駆動軸1の回転
により第9図、第10図に示す如くスライダ4の上昇に
ともなって、混合気中の潤滑油濃度が高まるとともに、
切欠き部24 ,24の空洞46,46において矢印B
で示すような乱流が発生し、空洞46.46に対向して
露出したスライダ4の滑合面16,16に効率良く潤滑
油が付着される。
またこのように露出したスライダ4の滑合面16,16
に付着した潤滑油lは、第11図に示すように続くスラ
イダ4の後退とともにピストンの対向平面23,23と
スライダの滑合面16,16との摺動面に引き込まれ、
その摺動面を潤滑する。
このとき、第5図に示すように、スライダの滑合面16
,16に油溝18,18が形成されていれば、摺動面に
対する潤滑油lの引き込みがより効率良く行われる。
なお上記実施例においては、ピストンが水平方向に往復
動している状態の図面によって説明したが、実験による
と図示された圧縮機をピストンが垂直方向に往復動する
状態で運転しても同様の潤滑効果が得られた。
以上のように本発明は、水平対向型圧縮機において、ス
ライダ摺動孔の開口部に隣接する頭部外周の一部を凹状
に除去して対向するシリンダボデイ壁面とでソケット状
の空洞を形成する切欠き部を双頭状のピストンに形成し
たことにより、シリンダボデイの空間部分内において攪
拌霧化された潤滑油がスライダの往復動にともなって発
生する切欠き部内の乱流によって空洞に対向して露出し
たスライダの滑合面に効率良く付着し、かつスライダの
後退にともなってピストンとスライダとの摺動面に該滑
合面に付着した潤滑油の引き込みが生じ、ポンプ等不要
にてもピストン中間部分の対向平面とスライダ滑合面と
の摺動面の良好な潤滑ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例による双頭状のピストンを2個並
列に配設した自動車空調用の水平対向型冷媒圧縮機を表
わすもので、第1図は圧縮機の(第2図のI−I断面を
表わす)断面正面図。 第2図は第1図の■一■断面を表わす断面平面図。 第3図は第1図の■一■断面を表わす断面側面図。 第4図は第2図のIV−IV断面を表わす弁装置部分の
断面図。 第5図はピストンおよびスライダを表わす単体斜視図。 第6図はシリンダボデイを表わす単体斜視図。 第7図から第11図は第3図の状態から駆動軸が矢印の
方向に1回転する過程を段階的に表わす断面側面図であ
る。 記号の説明、1・・・・・・駆動軸、2・・・・・・シ
リンダボデイ、3・・・・・・ピストン、4・・・・・
・スライダ、10・・・・・・偏心カム部、19・・・
・・・ピストン頭部、21・・・・・・駆動軸貫通孔、
22・・・・・・スライダ摺動孔、23・・・・・・対
向平面、24・・・・・・切欠き部、25・・・・・・
シリンダ、27・・・・・・(シリンダボデイ)上壁、
28・・・・・・(シリンダボデイ)底壁、46・・・
・・・空洞、L・・・・・・潤滑油、A・・・・・・(
迂回して空洞46に流入するガスを表わす)矢印、B・
・・・・・(空洞46内で乱流1るガスを表わす)矢印
、l・・・・・・(滑合面16に付着した)潤滑油。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シリンダボデイ2のシリンダ25内に滑合した双頭
    状のピストン3が該ピストン中間部分をピストン軸線と
    直角な方向に貫通する駆動軸1の回転により、該駆動軸
    1の偏心カム部10の外周に装着したスライダ4で往復
    動される水平対向型圧縮機において、前記ピストン3に
    両ピストン頭部19.19間の中央部でピストンをピス
    トン軸線と直角な方向に貫通しかつ互に交差するスライ
    ダ摺動孔22と駆動軸貫通孔21とを形成し、また前記
    ピストン3の前記スライダ摺動孔22の内周面のうちピ
    ストン軸線方向で対向する平行な対向平面23 .23
    のスライダ摺動方向の幅が前記スライダ4の摺動幅より
    適当に小さくなるように、前記スライダ摺動孔22の開
    口部に隣接する前記頭部19.19外周の一部を凹状に
    除去した切欠き部24,24,24,24を設けもって
    一対の空洞46.46を構成し、さらに前記スライダ摺
    動孔22の開口部に対向するシリンダボデイ壁27.2
    8の壁面と前記ピストン3外周面とを近接した位置で対
    向させ、もって前記シリンダボデイ2内部の空間部分2
    6内において攪拌霧化された潤滑油を前記スライダ4の
    往復動にともなって発生づる前記切欠き部空洞46,4
    6内の乱流によって前記空洞46.46に対向して露出
    した前記スライダ4の滑合面16,16に効率良く付着
    させることを特徴とする水平対向型圧縮機。
JP709480A 1980-01-23 1980-01-23 水平対向型圧縮機 Expired JPS589273B2 (ja)

Priority Applications (2)

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