JPS5910370B2 - 硬化可能な重合体水性溶液の製造方法 - Google Patents

硬化可能な重合体水性溶液の製造方法

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JPS5910370B2
JPS5910370B2 JP7625376A JP7625376A JPS5910370B2 JP S5910370 B2 JPS5910370 B2 JP S5910370B2 JP 7625376 A JP7625376 A JP 7625376A JP 7625376 A JP7625376 A JP 7625376A JP S5910370 B2 JPS5910370 B2 JP S5910370B2
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直行 坂戸
英俊 中村
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は硬化可能な重合体水性溶液の製造方法に関する
ものである。
従来、接着剤、繊維仕上剤、塗料等の分野において利用
されている樹脂液は、有機溶剤系のものと水系のものに
大別される。
前者の有機溶剤系の樹脂液は皮膜の形成が概ね速かで、
かつ、生成皮膜の耐水性が優れており、また塗料として
使用した場合に塗膜の光沢が優れているなどの利点を有
するが、反面、作業環境の5 悪化、大気汚染等公衆衛
生上の欠点が大きいためこの使用は漸次減少の傾向にあ
る。
他方、後者の水系の樹脂液には、げ)尿素樹脂、メラミ
ン樹脂、環状尿素型樹脂などの熱硬化性樹脂液、(口)
酢酸ビニルエマルジョン、アクリル系工10マルジヨン
、合成ゴムラテックスなどの熱可塑性樹脂エマルジョン
、レうポリビニルアルコール、水溶性アクリル樹脂、ポ
リアクリルアミド、酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合
体、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
でん粉等水溶15性高分子の水溶液、仲エポキシ樹脂、
ウレタン樹脂等熱硬化性樹脂をエマルジョン化したもの
等があるが、げ)の熱硬化性樹脂液は多少の差はあるに
せよいずれもホルムアルデヒドを含有し、使用時の臭気
およびこれらで処理した物品、すなわち、20これらを
使用して貼合した合板、木工品やこれらで仕上加工した
繊維製品からのホルムアルデヒドの逸散が社会問題化し
、規制の対象となるなどの重大な欠陥を持つている。
また、(口)、←→、目の樹脂液は、有機溶剤やホルム
アルデヒドなどの公害25源を内蔵しない利点はあるが
、亘の熱可塑性樹脂エマルジョン、←→の水溶性高分子
水溶液は、これから得られる皮膜の耐水性が充分でなく
、また、耐熱性が低い欠点がある。このため、これら樹
脂に熱硬化性の官能基を導入したものもあるが、未30
だ満足しうるものは見出されていない。また、中の熱硬
化性樹脂エマルジョンは概して不安定であり、実用性能
が不充分である。本発明は、これらの欠点を克服した硬
化可能な重合体水性溶液を得ることのできる方法を提供
す35るものであつて、これは、水性溶媒中で、水には
不溶であるがアルカリ水溶液には可溶である重合体を与
えるエチレン性不飽和単量体の1種もしくは2種以上を
、1分子中に2個以上のエポキシ基を有するエポキシ化
合物の存在下に重合させ、必要に応じアルカリを加える
ことを特徴とする硬化可能な重合体水性溶液の製造方法
にかかわるものである。
これを説明すると、上記した本発明の方法により得られ
る硬化可能な重合体水性溶液(以下これを適宜“樹脂液
ゝという)から均一、安定で、かつ、透明で光沢のある
連続皮膜を容易に形成することができ、また、この重合
物の種々の物質に対する接着性は良好であり、かつ、常
温、乾燥または加熱により架橋硬化するので、耐水性、
耐熱性は優秀である。
これらの点につきさらに詳細に述べると、従来知られて
いる水性樹脂液のうちで、真に均一な連続皮膜を形成す
るのは前記(ハ)の水溶性高分子の水溶液であり、乾燥
後においてこれに耐水性が付与されるのが理想である。
このような耐水性を付与できる物質としては、アクリル
酸エステルとアクリル酸の共重合体のアンモニウム塩、
酢酸ビニルとクロトン酸の共重合体のアンモニウム塩な
ど分子中に非水溶性の部分と、カルボン酸のアンモニウ
ム塩の部分の双方を含む重合体が知られており、これら
はそのままでは水に溶解するが、乾燥による皮膜形成時
にアンモニアを失つて非水溶性とな 二る性質を有して
いる。しかし、これらは熱可塑性ポリマーであるため、
熱による軟化は避け難く、また、耐水性も真に満足しう
るものではない。然るに、本発明者らは、これらの重合
体を重合させるにあたつて、分子中に2個以上のエポキ
シ基を 、有する化合物を存在させると、生成重合体は
耐水性、耐熱性が著しく改善させることを発見した。元
来、エポキシ基はカルボキシル基、アンモニア、水酸化
アルカリ等に対して反応性を有しているから、これの存
在下にアクリル酸、クロトン酸、、?マレイン酸などの
重合性カルボン酸を重合させたり、あるいは得られた重
合体を使用するにあたつてこれを水酸化アルカリ水溶液
やアンモニアで処理して水性樹脂液とすれば、これらと
反応して開環し、樹脂液としたときはすでにエポキシ基
としての反応活性を失つていると考えるのが常識であり
、従つてこのようにして製した樹脂液は耐水性、耐熱性
等において特にすぐれているとは予想されないにもかか
わらず、事実は上記したような優れノた効果を有するこ
とが確認された。
また、このエポキシ化合物は、重合中に連鎖移動作用に
より重合体と結合していると推定され、水に不溶性のエ
ポキシ化合物を添加した場合でも生成(共)重合体水溶
液は透明であり、単なる混合物とは異ることも明らかに
なり、本発明を完成するに至つた。本発明に言う「水に
は不溶であるがアルカリ水溶液には可溶である重合体を
与えるエチレン性不飽和単量体」とは、重合(または共
重合)が完了したときに上記した溶解挙動を示すエチレ
ン性不飽和単量体を指すだけでなく、生成した重合体に
アルカリを加えたときに一部中和反応やケン化反応が生
起して上述のような溶解挙動を示すエチレン性不飽和単
量体も包含するものである。水には不溶でアルカリ水溶
液に可溶な重合体を与えるエチレン性不飽和単量体とし
てはアクリル酸、メタクリル酸その他の不飽和カルボン
酸またはそれらのエステルもしくは塩が使用され、これ
らの少なくとも1種からなる単量体(混合物)を重合さ
せて得られる水に不溶でアルカリ水溶液に可溶な重合体
としてはポリアクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル
、ポリアクリル酸ブチル、ポリアクリル酸オクチル、ポ
リアクリル酸ヒドロキシエチル、ポリアクリル酸シクロ
ヘキシル、ポリアクリル酸グルシジル等ポリアクリル酸
エステル、ポリメタクリル酸メチル、ポリメタクリル酸
エチル、ポリメタクリル酸ブチル、ポリメタクリル酸ヒ
ドロキシエチル、ポリメタクリル酸オクチル、ポリメタ
クリル酸グリシジル等ポリメタクリル酸エステル、また
はこれら相互の共重合体の部分加水分解物及びその一部
または全部の中和物もしくは上記したアクリル酸または
メタクリル酸エステルのモノマーとアクリル酸、メタク
リル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸等不飽和有機酸との共重合体、またはその塩、アクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸等の不飽和有機酸とスチレン、エチレン
、プロピレン、ブチレン等の不飽和炭化水素、メチルビ
ニルエーテル、エチルビニルエーテル、ブチルビニルエ
ーテル等のアルキルビニルエーテル、ギ酸ビニル、酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル、塩化
ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、アクリル
アミド、N−メチロールアクリルアミド等との共重合物
、その塩、または一部加水分解物が例示される。
これら(共)重合体の中ではアクリル酸エステル、メタ
クリル酸エステル、アクリル酸等の不飽和有機酸および
そのエステルより成る共重合体およびビニルエステルを
主とし、これとアクリル酸クロトン酸、などの不飽和有
機酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステルなど
の不飽和有機酸エステルとの共重合体等が好ましく、な
かでも後者のビニルエステル特には酢酸ビニル共重合体
が良好である。
分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物としては
、エピクロルヒドリンまたはメチルエピクロルヒドリン
とビスフエノールAなどのビスフエノール類、トリスフ
エノール類、テトラキズフェノール類などの多価フエノ
ールとの縮合物、レゾルシンとエピクロルヒドリンまた
はメチルエピクロルヒドリンとの縮合物、シクロヘキセ
ンやシンクロペンタジエンのエポキシ化物などの脂環族
エポキシ化合物、グリシジルテレフタレート、グリシジ
ルフタレートなどの芳香族多塩基酸のグリシジルエステ
ル、ポリブタジエンのエポキシ化物、ノボラツク樹脂と
エピクロルヒドリンまたはメチルエピクロルヒドリンと
の反応によつて得られるノボラツクエポキシ樹脂、タイ
マー酸グリシジルエステル樹脂、ポリアミンまたはポリ
アミドのエピクロルヒドリン縮合物、さらにはエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1
,6−ヘキサンジオールなどのグリコールのジグリシジ
ルエーテル、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペ
ンタエリスリトール、ソルビトール、マンニトールなど
の多価アルコールのポリグリシジルエーテルなどが利用
しうる。
これらのエポキシ化合物はいずれも本発明の目的に有効
であるが、単位重量当りのエポキシ基のモル数の大きい
ビスフエノールAジグリシジルエーテル及びその水添物
、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレ
ングリコールジグリシジルエーテル、トリエチレングリ
コールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジ
グリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシ
ジルエーテル、グリセリントリグリシジルエーテル、ト
リメチロールプロパントリグリシジルエーテル、ペンタ
エリスリトールのグリシジルエーテル等が好適である。
これらエポキシ化合物の添加量は得られる重合体の所望
の特性に応じて定めればよく、単量体に対して2〜50
重量%程度が好適とされる。重合または共重合は、水性
溶媒中(水中または水と水相、溶性有機溶剤との混合液
中)で行われるが、重合様式は溶液重合、乳化重合、懸
濁重合など公知の方式が任意に採用しうる。
また、分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物の
添加方法は、重合当初から系内に共存せしめるのが最も
良いが、場合によつてはその一部または全部を重合反応
中に連続的にあるいは分割添加するなどの方式も可能で
ある。重合開始剤は、重合様式により、水溶性または油
溶性の公知のラジカル重合開始剤が任意に使用しうる。
重合温度、圧力等にも何等制約にない。重合系には、こ
の他、重合度調節剤、可塑剤、PH調節剤、消泡剤、乳
化剤、保護コロイド等公知の種々の添加剤を支障のない
範囲で加えることができる。
重合反応は、上記エポキシ化合物を加えても略正常に進
行し、乳化重合、懸濁重合においては100%に近い収
率を容易に得ることができるが重合収率の低い場合は適
宜単量体の追出しや塩析、再沈でんなどの方法により精
製してもよい。
生成(共)重合体は、重合液そのままで利用しうる場合
もあり、また、その重合液に直にあるいは重合体を分離
して、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール
、アセトン、酢酸メチル、酢酸エチル、エチレングリコ
ール、グリセリン、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコールなどの水と混和性の有機溶媒、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウムなどの水酸化アルカリ、またはア
ンモニアなどを加えて水溶液または20重量%以上の水
溶液として使用する。この際加えるべき水その他の溶媒
アルカリ等は重合体および重合液の組成により異り、重
合体が良好な溶液となるように選択される。たとえばア
クリル酸の低級アルキルエステルとアクリル酸アンモニ
ウムにエポキシ化合物を加え水−イソプロパノール混合
溶媒中で溶液重合したものは、そのままで利用しうるし
、アクリル酸エステル単独にエポキシ化合物を加えて水
一エタノール系で溶液重合したものは水酸化ナトリウム
などにより一部加水分解を生起させる必要がある。また
、酢酸ビニルとアクリル酸またはクロトン酸にエポキシ
化合物を加えて水系で乳化重合または懸濁重合した場合
は、そのまままたは重合体を塩析により分離してからこ
れにアンモニア水または場合によりメタノールなどの有
機溶媒を加えて溶解し樹脂液とするなど、個々の場合に
応じて決定すればよく、要は水に不溶でアルカリ水溶液
に可溶な、エポキシ基を有する化合物にグラフトした重
合体が水または水を20重量?以上含有する溶媒の溶液
となるようにすればよいのである。本発明の方法によつ
て得られた樹脂液は水溶液であることが好ましいのであ
るが、その(共)重合体の組成、さらには所望の樹脂液
の浸透性、乾燥速度などに応じて有機溶媒を加えた系と
して使用してもよい。
この際、水は前記したように少なくとも20重量%以上
であることが好ましく、このようにすれば樹脂液の取扱
、希釈、臭気等の点で特に好ましい結果が得られる。樹
脂液中の重合体濃度は特に制約はないが、通常、5〜5
0重量%とするのがよく、使用時には目的により異るが
1〜30%程度の濃度とするのが普通である。
この樹脂液には、目的に応じて可塑剤、消泡剤、浸透剤
、平滑剤、帯電防止剤、油剤、増粘剤、造膜助剤、防腐
剤、防カビ剤、防錆剤等を添加することは何等差支えな
く、場合によつては、架橋剤、他種高分子溶液、エマル
ジヨン、ラテツクス、染料、蛍光剤、防燃剤、香料、顔
料、充填剤等を加えてもよい。
この樹脂液は、塗料ベヒクル、コーテイング剤、接着剤
、粘結剤、繊維仕上剤、繊維加工剤、紙加工剤等広はん
な用途に利用しうる。
つぎに、本発明の実施例をあげる。
ただし、以下の記載において部とあるのはすべて重量部
を示す。実施例 1 かくはん機、温度計、還流冷却器および滴下ロードを備
えた反応器に、酢酸ビニル40部、クロトン酸5部、エ
ピコート815(シエル化学社製商品名、ビスフエノー
ルAジケリシジルエーテル)10部、ブチルアルデヒド
5部、ニツサンノニオンL−6(ポリオキシエチレンラ
ウレート、HLBl4.9)3部、過硫酸カリウム1部
および水191部を仕込み、反応器のジヤケツトに80
℃の温度を通して加熱した。
還流が開始したら、酢酸ビニル45部を約2時間要して
滴下し、それから2時間経過後、内温を90℃に上昇さ
せて1時間熟成した結果、残存単量体0.2%の良好な
エマルジヨンを得た。
ついで、このエマルジヨンを炭酸ナトリウムで中和後さ
らに2.8%アンモニア水7部(クロトン酸に対して2
当量)および水43部を加えたところ、淡黄色透明な固
形分30%の粘稠な樹脂液を得た。つぎに、上記樹脂液
から製膜して得たフイルムの赤外線吸収スペクトルはエ
ポキシ基の吸収を示し、官能基として有効に作用する状
態にあることが確認された。このフイルムを150℃、
3分間加熱した後60℃の温水中に浸漬したが全く変化
は認められず、これは耐熱水性の良好なフイルムであつ
た。比較例 1 実施例1において、エピコート815を使用しなかつた
ほかは上記と全く同様に操作して樹脂液を得た。
これより製したフイルムは60℃の温水に浸漬すると軟
化し崩壊した。また、この樹脂液にエピコート815を
添加しかくはんしたが、均一に混合することはできなか
つた。実施例 2 実施例1と同様の反応器に、酢酸ビニル30部、クロト
ン酸3部、エピコート815を10部、イソプロピルア
ルコール50部、アゾビスイソブチロニトリルおよび水
100部を仕込み、反応器のジヤケツトに80℃の温水
を通して加熱した。
還流が開始したら、酢酸ビニル50部、クロトン酸2部
およびエピコート815の5部からなる混合物を約2時
間要して滴下し溶液重合を行つた。それから1時間30
分経過後、ジヤケツト温度を約90℃(内温約80℃)
にして還流させながら、2時間熟成した。還流の最後に
おいて還流液20部を留去した後これに28%アンモニ
ア水10部およびイソプロピルアルコール10部を加え
樹脂液を得た。上記樹脂液から製膜して得たフイルムを
150℃、3分間加熱した後60℃の温水中に浸漬した
が全く変化は認められず、これは耐熱水性の良好なフイ
ルムであつた。
実施例 3 実施例1と同様の反応器に、酢酸ビニル90部、エピコ
ート834(シエル化学社製商品名)10部、過酸化ベ
ンゾイル5部、ポリビニルアルコール(信越化学社製P
A−18使用)1部、n−ドデシルメルカプタン4部お
よび水250部を仕込み、反応器のジヤケツトに80℃
の温水を通して加熱した。
還流が開始したら、アクリル酸10部と水50部との混
合物を約3時間要して滴下し、それから1時間30分経
過後、ジヤケツト温度を約95℃(内温約9『C)にし
て1時間熟成した。
これにより良好な懸濁重合物が得られた。つぎに、生成
重合体をろ別により捕集し、洗浄した後、これを28%
アンモニア水10部、メチルアルコール330部および
水100部からなる混合物に溶解し、樹脂液を得た。
上記樹脂液から製膜して得たフイルムを150℃、3分
間加熱した後60℃の温水中に浸漬したが全く変化は認
められず、これは耐熱水性の良好なフイルムであつた。
実施例 4 実施例1と同様の反応器に、酢酸ビニル70部、クロト
ン酸7部、エチレングリコールジグリシジルエーテル1
0部、過硫酸カリウム2部、ポリビニルアルコール(前
記PA−18使用)10部、ブチルアルデヒド3部およ
び水200部を仕込み、反応器のジヤケツトに80℃の
温水を通して加熱した。
還流が開始したら、メタクリル酸メチル20部およびク
ロトン酸3部の混合物を約3時間要して滴下し、それか
ら2時間経過後、ジヤケツト温度を約95℃(内温約9
0℃)にして2時間熟成した。
残存単量体0.6%のなめらかなエマルジヨンが得られ
た。つぎに、硫酸ナトリウムを加えて重合体を塩析し洗
浄した後、これを28%アンモニア水15部、メチルア
ルコール100部および水85部の混合液に溶解し、樹
脂液を得た。
上記樹脂液から製膜して得たフイルムは、先にあげた各
実施例におけると同様に、赤外線吸収スベクトル分析に
よつてエポキシ基の存在が確認された。
このフイルムを150℃、3分間加熱した後60℃の温
水中に浸漬したが全く変化は認められず、これは耐熱水
性の良好なフイルムであつた。実施例 5実施例1と同
様の反応器に、酢酸ビニル45部、エピコート815を
15部、アゾビスイソブチロニトリル5部、メチルアル
コール100部および水50部を仕込み、反応器のジヤ
ケツトに8『Cの温水を通して加熱した。
還流が開始したら、マレイン酸半アンモニウム塩15部
およびアクリル酸エチル25部の混合物を約3時間要し
て滴下し、それから2時間30分経過後、内温約60℃
で還流させながら、2時間30分熟成したところ、淡黄
色透明で粘稠な樹脂液が重合率98%で得られた。
上記樹脂液から製膜して得たフイルムを150℃、3分
間加熱した後60℃の温水中に浸漬したが全く変化は認
められず、これは耐熱水性の良好なフイルムであつた。
実施例 6 実施例1と同様の反応器に、酢酸ビニル50部、トリメ
チロールプロパントリグリシジルエーテル10部、過硫
酸アンモニウム2部、ポリビニルアルコール(信越化学
社製PA−05使用)、ニツサンノニオンL−6を2部
、ブチルアルデヒド1部、イソプロピルアルコール10
部および水140部を仕込み、反応器のジヤケツトに8
0℃の温水を通して加熱した。
ノ 還流が開始したら、アクリル酸アンモニウム10
部およびアクリル酸エチル30部の混合物を約2時間3
0分要して滴下し、それから1時間30分経過後、ジヤ
ケツト温度を約90℃(内温約80℃)にして1時間3
0分熟成したところ、5半溶解状態のエマルジヨン様樹
脂液が得られた。
これにエチルアルコール50部を添加して透明な溶液と
した。上記樹脂液から製膜して得たフイルムを150℃
、3分間加熱した後60℃の温水中に浸漬したOが全く
変化は認められず、これは耐熱水性の良好なフイルムで
あつた。
実施例 7 実施例1と同様の反応器に、酢酸ビニル75部、エピコ
ート815を10部、アゾビスイソブチロニトリル5部
、エチルアルコール60部および水40部を仕込み、反
応器のジヤケツトに80℃の温水を通して加熱した。
還流が開始したら、メタクリル酸メチル25部を約2時
間要して滴下し、それから2時間30分経過後、内温約
80℃で還流させながら2時間熟成しやや濁つた溶液を
得た。
つぎに、内温を80℃に保ちながらこれに水酸化ナトリ
ウム5部および水50部を加えて30分かくはん後さら
に28?アンモニア水7部を加えて無色透明な樹脂液を
得た。上記樹脂液から製膜して得たフイルムを150℃
、3分間加熱した後60℃の温水中に浸漬したが全く変
化は認められず、これは耐熱水性の良好なフイルムであ
つた。
実施例 8 実施例1と同様の反応器に、アクリル酸n−ブチル10
部、アクリル酸アンモニウム10部、プロピレングリコ
ールジグリシジルエーテル10部、アゾビスイソブチロ
ニトリル5部、イソプロピルアルコール50部および水
60部を仕込み、ジヤケツトに75℃の温水を通して加
熱した。
反応器の内温が70℃に達したらこれにアクリル酸nブ
チル80部を3時間30分を要して滴下した。それから
2時間30分経過後ジヤケツト温度を約90℃(内温約
80℃)にして還流下に2時間熟成したところ、微黄色
透明な樹脂液を得た。上記樹脂液から製膜して得たフイ
ルムを150℃、3分間加熱した後60℃の温水中に浸
漬したが全く変化は認められず、これは耐熱水性の良好
なフイルムであつた。実施例 9 実施例1と同様の反応器に、酢酸ビニル80部、クロト
ン酸8部、ポリフイツクス301(昭和高分子社製商品
名、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂)12部、過酸
化ベンゾイル5部、ポリビニルアルコール(信越化学社
製PA−20使用)1部および水200部を仕込み、ジ
ヤケツトに80℃の温水を通して加熱した。
還流が開始したら、その状態を5時間続けた。
つぎに、ジヤケツト温度を95℃に昇温し(内温90に
C)、2時間熟成した。こうして得た懸濁重合反応液に
28%アンモニア水15部を加えたところ、微黄色透明
で粘稠な樹脂液が得られた。フ実施例 10 実施例1と同様の反応器に、酢酸ビニル30部、クロト
ン酸10部、エピコート815を10部、ポリビニルア
ルコール(PA−18使用)5部、ラウリル硫酸ナトリ
ウム0.5部、リン酸水素ナトリウム2部、過硫酸アン
モニウム1部および水200部を仕込み、ジヤケツトに
80℃の温水を通して加熱した。
還流が開始したら、酢酸ビニル45部とN−メチロール
アクリルアミド15部との混合物を2時間要して滴下し
、それから1時間30分経過後、ジヤケツトを95℃(
内温90℃)にして2時間熟成し良好なエマルジヨンを
得た。
つぎにこのエマルジヨンに28%アンモニア水7部を添
加して淡黄色粘稠な樹脂液を得た。上記樹脂液から製膜
して得たフイルム(常温乾燥)は60℃の温水中に浸漬
したが全く変化は認められず、これは耐熱水性の良好な
フイルムであつた。
比較例 2 実施例2において、エピコート815を使用しなかつた
ほかは全く同様にして樹脂液を得た。
これより製膜して得たフイルムは60℃の温水に浸漬す
ると軟化し崩壊した。また、この樹脂液にエピコート8
15を添加しかくはんしたが均一に混合することはでき
なかつた。比較例 3 実施例3において、エピコート834を使用しなかつた
はかは全く同様にして樹脂液を得た。
これより製膜して得たフイルムは60℃の温水に浸漬す
ると軟化し崩壊した。また、この樹脂液にエピコート8
34を添加しかくはんし濁つたエマルジヨン状の樹脂液
を得たが、このものは放置により沈でんを生じるなど不
安定であり、またこれから製膜して得たフイルムの60
℃温水試験はほとんど改善されていなかつた。比較例
4 実施例5において、エピコート815を使用しなかつた
ほかは全く同様にして樹脂液を得た。
これより製膜して得たフイルムは60℃の温水に浸漬す
ると軟化し崩壊した。また、この樹脂液にエピコート8
15を添加しかくはんしたが均一に混合することはでき
なかつた。比較例 5 実施例7において、エピコート815を使用しなかつた
ほかは全く同様にして樹脂液を得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水性媒体中で、水には不溶であるがアルカリ水溶液
    には可溶である重合体を与えるエチレン性不飽和単量体
    の1種もしくは2種以上を、1分子中に2個以上のエポ
    キシ基を有するエポキシ化合物の存在下に重合させ、必
    要に応じアルカリを加えることを特徴とする硬化可能な
    重合体水性溶液の製造方法。
JP7625376A 1976-06-28 1976-06-28 硬化可能な重合体水性溶液の製造方法 Expired JPS5910370B2 (ja)

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