JPS5913246B2 - 乾式ボイラ−付セメント焼成装置から排出される排ガス中の有害成分低減方法 - Google Patents

乾式ボイラ−付セメント焼成装置から排出される排ガス中の有害成分低減方法

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JPS5913246B2
JPS5913246B2 JP52085125A JP8512577A JPS5913246B2 JP S5913246 B2 JPS5913246 B2 JP S5913246B2 JP 52085125 A JP52085125 A JP 52085125A JP 8512577 A JP8512577 A JP 8512577A JP S5913246 B2 JPS5913246 B2 JP S5913246B2
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exhaust gas
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nox
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、乾式ボイラー付セメント焼成装置から排出
される排ガス中の窒素酸化物(NOx)および硫黄酸化
物(SOx)の両者を同時に低減させる方法に関するも
のである。
さらに詳しくは、この発明は、乾式ボイラー付セメント
焼成装置の焼成炉でセメント原料を焼成するにあたり、
焼成炉に入る空気量Aと燃料の完全燃焼に必要な理論空
気量Aoとの比(A/Ao)が(1+ 1.5 D )
(この式ではDは焼成炉の内径00 mである〕以上になるようにボイラー水管と電気集塵器
との間に設けられた排気ファンで調節し、焼成炉窯尻と
ボイラー水管との間に設けられたダストチャンバーにお
ける排ガス中の浮遊ダスト量を主として前記排気ファン
の回転数の調節により、0、1〜0.6 Ky/ Nm
”にし、ダストチャンバーおよび/または焼成炉窯尻中
の800〜1100℃の排ガスにアンモニアおよび/ま
たはアンモニアを発生する化合物を吹きこみ、焼成炉窯
尻ないしダストチャンバー中で前記アンモニアおよび/
またはアンモニアを発生する化合物を消費させることを
特徴とする乾式ボイラー付セメント焼成装置から排出さ
れる排ガス中の有害成分である窒素酸化物および硫黄酸
化物の低減力法に関するものである。
近年大気汚染の面から種々の化学プラント、工場などか
ら排出される排ガス中のSOx 、NOxなどの有害成
分を除去あるいは低減させる方法についての研究が活発
になり、すでに多数の提案がなされているが、セメント
焼成装置から排出される有害成分の除去あるいは低減力
法についての提案は少ない。
従来、セメント焼成装置から排出される排ガス中の有害
成分、特にNOxを低減させる方法については、特開昭
52−10320号公報および特開昭52−14619
号公報に記載されている。
これら公報に記載の方法は、特開昭48−40805号
公報、特開昭50−7774号公報、特公昭50−35
908号公報、特開昭50−153762号公報、特開
昭51−20771号公報などに記載されたアンモニア
あるいはアンモニアを発生する化合物を排ガスに送入し
て排ガス中のNOxを低減させる方法の応用に関するも
のであり、いずれもサスペンションプレヒーター付セメ
ント焼成装置から排出される排ガス中のNOxを低減さ
せる方法に関するものである。
しかしながら、乾式ボイラー付セメント焼成装置から排
出される排ガス中の有害成分を除去あるいは低減させる
方法についでは、いまだ効果的な方法の提案はない。
乾式ボイラー付セメント焼成装置においては、一般に第
1図の概略断面図に示すように、焼成炉(ロータリーキ
ルン)1に2の原料送入シュートからセメント原料を送
入し、4,5および6から重油のごとき燃料、1次空気
および2次空気を送入し、バーナー3で燃料を燃焼させ
、焼成炉1でセメント原料を約1450℃で焼成してク
リンカーを製造するが、その際に排ガスが発生し、排ガ
スは排気ファン7で引くことによって、焼成炉1の窯尻
からダストチャンバー8を通り、排熱回収のためのボイ
ラー水管9に導かへ次いで電気集じん器10、煙突11
を経て大気中に放出されており、サスペンションプレヒ
ーター付セメント焼成装置とはその様式を異にし、また
排ガス中にNOxとともにかなりの量のSOxを含んで
いる点で異なっている。
サスペンションプレヒーター付セメント焼成装置では、
排熱回収を乾式ボイラー付セメント焼成装置のボイラー
水管に代えて、複数段のサイクロンで行なうので焼成炉
で発生した排ガス中のSOxはサイクロンを通過する際
、セメント原料と反応して吸収される。
しかし、乾式ボイラー付セメント焼成装置ではサイクロ
ンが設けられていないので大気中に放出される排ガス中
にはNOxとともにSOxをかなりの量含んでいる。
従って乾式ボイラー付セメント焼成装置ではNOxとと
もにSOxの除去あるいは低減も必要であり、単に従来
公知の方法を適用したのでは、この両者を同時に除去あ
るいは低減させることはできない。
従来、乾式ボイラー付セメント焼成装置から排出される
排ガス中のSOxの低減方法としては、(イ)装置をサ
スペンションプレヒーター付セメント焼成装置に改造す
る方法、(0腓煙脱硫装置を設置する方法、(ハ)低硫
黄燃料を使用する方法などが検討されているが、 ((
)の方法については、改造費用、電力、立地条件などに
問題があり、(へ))の方法については脱硫コスト、副
生品の処理、設備の巨大化などの問題があり、またe→
の方法については燃料コスト、エネルギー事情などの問
題があり、SOx低減効果および経済性の両面で満足で
きる方法や解決策はいまだ見いだされていない。
また乾式ボイラー付セメント焼成装置から排出される排
ガス中のNOxの低減方法としては、0)燃焼条件を変
更する方法、IF煙脱硝方法などが検討されており、(
イ)の方法には、二段燃焼法、排ガス再循環法、低酸素
焼成法などがあるが、二段燃焼法、排ガス再循環法では
クリンカー鉱物を生成させるに必要な温度に焼成炉の温
度を維持することが困難であり、低酸素焼成法では予期
したほどのNOxの低減効果がなく、NOxの生成量を
抑制するために現行以上に酸素濃度を低下(燃料を完全
燃焼させるに必要な理論空気量の約1.02倍以下)さ
せると焼成炉の運転が不安定になってセメント生産量の
低下、セメント品質の低下などが生じるだけでなく、排
ガス中のSOx濃度が急上昇するという欠点がある。
また(口)の排煙脱硝方法には、触媒の存在下に排ガス
中のNOxを還元分解する接触還元法、各種の吸収液で
NOxを吸収除去する湿式吸収法、高温の排ガスに触媒
を使用せずアンモニアのような還元性物質を加えてNO
xを直接還元分解する方法(無触媒NH3法)などがあ
るが、排ガス中にはかなりの量でダストを含んでいるた
め、接触還元法では触媒層の目詰りに起因する種々のト
ラブルが生じ、湿式吸収法では使用した吸収液の後処理
、副生物の処理、脱硝コストなどに問題がある。
また無触媒NH3法については前記したように、サスペ
ンションプレヒーター付セメント焼成装置の場合のよう
に排ガス中の有害成分のほとんどがNOxであれば特に
SOxについての考慮は必要ないが乾式ボイラー付セメ
ント焼成装置からの排ガスではNOxとともにSOxも
除去あるいは低減させる必要があり、乾式ボイラー付セ
メント焼成装置の場合、サスペンションプレヒーター付
セメント焼成装置の場合のようにサイクロンや仮焼炉が
なく、排ガスにアンモニアを2段階で吹きこんだり、混
合を十分に行なったりできるようなスペースがなく、ま
た乾式ボイラー付セメント焼成装置では排熱回収をサイ
クロンではなくボイラー水管で行なうため、水管が吹き
こんだアンモニアの酸化触媒としての作用をし、NOx
に酸化されたりして、アンモニアを単に吹きこむ方法で
は、NOxとSOxの両者を同時に除去あるいは低減さ
せることはできない。
この発明者らは、乾式ボイラー付セメント焼成装置から
の排ガス中の有害成分であるNOxおよびSOxの両者
を同時に除去あるいは低減させる方法について鋭意研究
を行なった。
その結果、ボイラー水管と電気集塵器との間に設けられ
ている排気ファンで焼成炉に入る空気量A (Nm3/
燃料に、p)を調節して、焼成炉に入る空気量Aと燃料
を完全燃焼させるに必要な理論空気量Ao (Nm”/
燃料に9)との比A/Ao(燃焼空気比)を所定値M以
上にすると、排ガスにアンモニアを吹きこんだときに排
ガス中のNOxおよびSOxの両者が著しく低減するこ
と、前記所定値Mは焼成炉の内径D(ハ)と密接な関係
があり、所定値Mとヤ賓看の内径りと0間には・次0関
係弐M=1 + 100 (この式でDは焼成炉の内径
mである〕が成立すること、アンモニアおよび/または
アンモニアを発生する化合物を吹きこむ個所を選択する
必要があり、その際は焼成炉から排出され−る排ガス中
の浮遊ダスト量、排ガス温度なども考慮する必要がある
ことなどを知り、この発明に到達した。
この発明は、乾式ボイラー付セメント焼成装置の焼成炉
でセメント原料を焼成するにあたり、焼成炉に入る空気
量Aと燃料の完全燃焼に必要な理1.5D 論空気量Aoとの比(A/Ao)が(1+百1)〔この
式でDは焼成炉の内径mである〕以上になるようにボイ
ラー水管と電気集塵器との間に設けられた排気ファンで
調節し、焼成炉窯尻とボイラー水管との間に設けられた
ダストチャンバーにおける排ガス中の浮遊ダスト量を主
として前記排気ファンの回転数の調節により、0.1〜
0.6に97N 、8にし、ダストチャンバーおよび/
または焼成炉窯尻中の800〜1100℃の排ガスにア
ンモニアおよび/またはアンモニアを発生する化合物を
吹きこみ、焼成炉窯尻ないしダストチャンバー中で前記
アンモニアおよび/またはアンモニアを発生する化合物
を消費させることを特徴とする乾式ボイラー付セメント
焼成装置から排出される排ガス中の有害成分である窒素
酸化物および硫黄酸化物の低減力法に関するものであり
、この発明の方法によると、従来公知の方法と比較して
次のような利点がある。
(1)従来公知のSOx低減方法との比較サスペンショ
ンプレヒーター付セメント焼成装置への改造あるいは排
煙脱硫装置の設置には膨大な設備費ならびに経費が必要
であるが、この発明の方法ではこのような改造あるいは
脱硫装置を設けなくてもSOxの低減が可能であり、副
生品の処理、燃料問題など特に考慮する必要がない。
(2)従来公知のNOx低減方法との比較この発明の方
法では、焼成炉はほぼ従来通りの条件で運転でき、低酸
素焼成法による場合のようなセメント生産量の低下、セ
メント品質の低下、焼成炉の運転上のトラブル、排ガス
中のSOx濃度の上昇などを避けることができ、接触還
元法のように触媒を使用しないのでそれに伴うトラブル
もなく、また湿式吸収法のように吸収液を使用する必要
もない。
またサスペンションプレヒーター付セメント焼成装置の
場合とは異なり、乾式ボイラー付セメント焼成装置では
、前記したように装置上の制約、SOxなどの問題があ
り、無触媒NH3法を適用することが困難であったが、
この発明の方法によると、容易かつ低コストで排ガス中
のNOxについては勿論のことSOxも効果的に低減さ
せることが可能であり、NOxの低減効果もサスペンシ
ョンプレヒーター付セメント焼成装置に無触媒NH3法
を適用した場合のそれよりもすぐれている。
この発明の方法を第1図に示した乾式ボイラー付セメン
ト焼成装置の概略断面図によって説明する。
この発明においては、焼成炉1に入る空気量〔1次空気
と2次空気の合計量A(N、シ撚料にイ二と焼成炉1に
送入する燃料の完全燃焼に必要な理論空気量Ao (N
m3/燃料Kg)との比(A/Ao)が(1+±)〔こ
の式でDは焼成炉1の内径00 mである〕以上になるように、ボイラー水管9と電気集
塵器10との間に設けられた排気ファン7で調節するこ
とが重要である。
排気ファン7での調節は、例えば排気ファン7の回転数
を従来の平常運転時の回転数よりも10〜20係以上増
加させることによって容易に行なうことができる。
焼成炉1に入る空気量Aと前記理論空気量A。
との比(A/Ao)が(1+1.5D)より小さい00 と排ガス中のダスト濃度も低くなりまた排ガス中のSO
xの含有量が高く、ダストチャンバー8および/または
焼成炉1窯尻(以下、ダストチャンバーと総称する)に
アンモニアおよび/またはアンモニアを発生する化合物
(以下、アンモニアと総称する)を吹きこんでも脱硫率
および脱硝率は低く、排ガス中のSOxおよびNOxの
低減効果は顕著ではない。
また焼成炉1に入る空気量Aの上限値は特に制限されな
いが、あまり空気量Aが多くなると、排ガス量が増大し
、また排ガス中の浮遊ダスト量が過剰になりすぎてSO
xの脱硫率は高くなるが、排ガス中の0□とNH3との
反応が助長されて脱硝率が低下してくるだけでなく、焼
成炉1の温度維持やアンモニア使用量の増大などの問題
も生じてくるので、焼成炉1の内径によっても異なるが
前記(1+里)の値が12よりも00 大きくならない力が好ましい。
排気ファン7で焼成炉1に入る空気量Aを調節すること
によって、焼成炉1内およびダストチャンバー8におい
ては、セメント原料およびセメントダストと燃料(含硫
黄含有重油)の燃焼によっで生成したSO2とは次の式
、 CaO+SO2+−H02−CaSO4 によって脱硫反応が進行し、排ガス中のSOxが低減す
る。
この脱硫反応は反応系の02濃度が高くなるにつれて顕
著になり、逆に0□濃度が低くかつ反応系の温度が高く
なると生成したCaSO4の分解反応が進行し再びSO
x生成してくる。
また排ガス中のNOxについてみると、排ガス中の浮遊
ダストが混合媒体および触媒的作用をし、吹きこんだア
ンモニアと排ガスとの混合、拡散を促進してアンモニア
と排ガス中のNOxとの反応が効果的に進行し、排ガス
中のNOxが低下するものと考えられる。
この発明の方法において、ダストチャンバー8における
排ガス中の浮遊ダスト量は、0.1〜0.6に97N@
”好ましくは0.2〜0.5 Ky/ Nm3が好適で
ある。
浮遊ダスト量が0.1 K97 Nm3よりも少ないと
、吹きこんだアンモニアが焼成炉1窯尻ないしダストチ
ャンバー8中でNOxと十分に反応せずに未消費のまま
残り、排ガスに同伴されてボイラー水管9に至り、アン
モニアがボイラー水管と接触してNOxに酸化されるだ
けでなく、混合媒体としての効果も小さいため脱硝が悪
くなるにで好ましくない。
また浮遊ダスト量が0.6 K97 Nm3よりも多く
なると、アンモニアの消耗反応、4NH3+30□→6
H20+2N2、が顕著になり、脱硝率が低下するので
好ましくない。
浮遊ダスト量の調節は、主として排気ファン7の回転数
を調節することによって、またさらには排気ファン7の
回転数の調節とともに必要に応じて適宜焼成炉1の回転
速度を調節したり、焼成炉1の窯尻や原料送入シュート
2の出口などを工夫したりすることによって行われる。
この発明の方法において、アンモニアの吹きこみは、焼
成炉1の窯尻および/またはダストチャンバー8が適当
であり、できるだけボイラー水管9から離れた焼成炉1
に近い位置、好適には焼成炉1の窯尻の原料送入シュー
ト2および/または焼成炉1の排ガス出口付近に設けた
アンモニア吹き込み管12から行なうのがよい。
アンモニアの吹きこみは、原料送入シュートだけからあ
るいは1本の吹き込み管を使用し、1個所から吹きこむ
だけで十分に目的を達成できるが、2個所以上から吹き
こんでも、また2本以上の吹き込み管から吹きこんでも
さしつかえない。
アンモニア吹き込み管12としては第2〜3図に示した
ような、水冷套管付の管が好適であり第2図の管はアン
モニア供給管13および冷却管14からなっており、ア
ンモニアは矢印1から供給されアンモニア供給管13の
先端Aから吹きこまれ、アンモニアの分解を防ぐために
水が矢印2から供給され、矢印3から排出されるように
なっている。
第3図の管は、アンモニア供給管15、冷却管16およ
び清掃管17からなっており、アンモニアは矢印4から
供給され、アンモニアの分解を防ぐために水が矢印5か
ら供給されて矢印6から排出さ札さらにダストなどがア
ンモニア供給管15の先端部分に付着したとき、これを
清掃するために矢印Tから、水、空気、水蒸気などを供
給して清掃できるようになっている。
ダストチャンバー8および/または焼成炉1窯尻にアン
モニアを吹きこむことによって、排ガス中のNOxとア
ンモニアとは次式、 4NO+4NH3+02→6H20+4N26NO+4
NH3→ 6H20+5N2 によって脱硝反応が進行すると考えられる。
吹きこみに使用するアンモニアの形態は、ガス、液体、
水溶液などいずれの形態でもよく、一般にはガス状で使
用するのが便利であり、水蒸気、窒素などで希釈して使
用してもよい。
また吹きこみには一般にはアンモニアが好適に使用され
るが、アンモニアに代えて反応系で加熱されることによ
りアンモニアを発生する化合物を使用してもよく、アン
モニアとアンモニアを発生する化合物とを併用していて
もよい。
アンモニアを発生する化合物としては、例えば炭酸アン
モニウム、炭酸水素アンモニウム、硫酸アンモニウム、
尿素、カルバミン酸アンモニウム、シュウ酸アンモニウ
ム、ギ酸アンモニウム、ヒドロキシルアミンなどのアン
モニア誘導体を挙げることができる。
この発明の方法においてアンモニアの吹きこみ量は、N
Oxの排出規制の程度に応じて定めればよいが、通常焼
成炉1からの排ガス中のNOx 1モルに対して0.5
モル以上、好ましくは0.75〜4モル程度が適当であ
る。
なお1モル以上吹きこんでも脱硝率の向上の割合は僅か
である。
アンモニアの吹きこみ量が0.5モルよりも少ないと脱
硝率は低く、またアンモニアの吹きこみ量があまり多く
なると、排ガス中の浮遊ダスト量、酸素含有量などによ
っても多少異なるが、吹きこんだアンモニアが焼成炉1
窯尻ないしダストチャンバー8中で完全に消費されずに
ボイラー水管9にまで残存して水管と接触し、NOxに
酸化されたり、前記したようにアンモニアの消耗反応に
よるアンモニア使用量の増加につながるので、NOx
1モルに対してアンモニアは1モル程度で十分である。
なお、アンモニアとして前記アンモニアを発生する化合
物を吹きこむ場合は、NH,換算してその吹きこみ量を
前記範囲内の量にする。
この発明の方法においては、アンモニア吹き込み管の先
端におけるアンモニアの流速を200m/sec以上、
好ましくは220〜300m//SeCにしてアンモニ
アを吹きこんだり、第4図および第5図に示したような
羽根18を焼成炉1の端の内面(窯尻ダストチャンバー
側)に設けたり、第6図に示したような壁19をダスト
チャンバー8の天井から下向きに設けると、脱硝率、特
にNH3/NOxモル比1.0以下での脱硝率が向上す
るという大きな効果がある。
羽根および壁は耐火煉瓦製のものが好適である。
前記焼成炉1に羽根を設ける場合は、焼成炉1の円周方
向に角度(の−15〜45°傾けて羽根を6枚〜12枚
程度設けるのがよい。
また前記ダストチャンバー8の天井から壁を設ける場合
は、焼成炉1の端(窯尻ダストチャンバー側)からD/
2〜Dの距離〔Dは焼成炉1の内径m〕の位置の天井か
ら下向きに焼成炉1の中心軸Pの延長線上に達するまで
の長さの壁を少なくとも1枚以上、好ましくは1〜3枚
設け、焼成炉1と壁との間にアンモニア吹き込み管12
を設けるのがよい。
このような羽根や壁を設けることによって排ガスの流れ
が乱へ排ガスとアンモニアとの混合が良好になって脱硝
率が向上し、脱硝率も向上するものと考えられる。
この発明の方法において、アンモニアと排ガスとの接触
湿度は、800〜1100°C1好ましくは900〜1
000℃がよく、800℃より排ガス温度が低いと脱硝
反応が十分に促進されず、また1100℃より高くなる
とアンモニアがNOxに酸化されて脱硝率が低下するの
で好ましくない。
この発明の方法によると、吹きこんだアンモニアは、ボ
イラー水管9に達する前の段階でほぼ完全に消費される
また従来の乾式ボイラー付セメント焼成装置を大幅に改
造したりしなくても、排ガス中のSOxおよびNOxの
両−者を同時に著しく低減させることができるという大
きな特長がある。
次に実施例および比較例を示し、この発明の詳細な説明
する。
各例中の脱硝率および脱硝率は次の古に従う− 実施例1〜4および比較例1〜2 第1図に示したものと同型式の乾式ボイラー付セメント
焼成装置の焼成炉(内径4mX長さ85m1セメントク
リンカ−焼出量40t/hr、硫黄分2.3%の重油使
用量6Kl/hr、焼成炉窯尻理論排ガス量77,00
0 Nm3/ hr )において、排気ファンの回転数
を第1表に記載のとおり種々変化させて焼成炉に入る空
気量Aと燃料(重油)の完全燃焼に必要な理論空気量A
oとの比(燃焼**空気比)A/Aoを第1表記載のと
おりに変え、焼成炉の端(窯尻のダストチャンバー側)
から1.5m離れた位置に、第2図に示したものと同型
式のアンモニア吹き込み管をダストチャンバーの天井を
貫通させてダストチャンバー中に達するように1本設け
て、焼成炉窯尻排ガス(温度約940°C)に排ガス中
のNOx 1モル当り、ガス状のアンモニアを1モルの
割合で流速38m/SeCで吹きこんだ。
その結果、煙突から排出される煙道排ガス中のSOx濃
度、NOx濃度、脱硫率および脱硝率は第1表のとおり
であった。
この第1表から、この発明の方法によって排気ファンで
焼成炉に入る空気量を調節し、A/A。
が1.06以上になると、従来の場合(比較例2に相当
)よりも著しく煙道排ガス中のSOxおよびNOxが低
減することがわかる。
また前記実施例2においてアンモニアの吹きこみ量は同
じであるが、アンモニア吹き込み管の本数だけを1本か
ら2本にかえて実施したが、結果は実施例2とほぼ同じ
であったので省略する。
実施例5〜7および比較例3〜4 実施例1と同じ焼成炉で、重油使用量、クリンカー焼出
量および排気ファン回転数をかえることによって焼成炉
窯尻排ガス温度を第2表に記載の温度にし、燃焼空気比
は実施例2と同様に1.08に固定して、焼成炉窯尻排
ガス中のNOx1モル当り、アンモニアガスを1モルの
割合で実施例2と同様に吹きこんだ。
その結果、脱硫率はいずれの例の場合も約90係で、脱
硝率は第2表のとおりであった。
第2表から、たとえ燃料空気比(A/Ao)が、この発
明の範囲内でも、アンモニアを吹きこむ際の温度低すぎ
たり、高すぎたりするとSOxおよびNOxの両者を同
時に低減させることができないことがわかる。
実施例8〜11および比較例5〜6 焼成炉の内径が2.5mのものを使用し、実施例**1
〜4と同様に排気ファンの回転数をかえて、燃焼空気比
(A/Ao)を第3表記載のとおり変化させ、焼成炉窯
尻排ガス(温度約940℃)中のNOx1モル当り、ア
ンモニアを1モルの割合で流速38 m /secでダ
ストチャンバーにアンモニアガスを吹きこんだ。
その結果を第3表に示す。第3表から焼成炉の内径が2
.5mの場合は、燃焼空気比(A/Ao)を1.04以
上にする必要があることがわかり、第1表および第3表
から焼成炉の内径Dfr1)と燃焼空気比(A/Ao)
の下限(財)との間にはM=1+±5Dの関係が成ケす
る。
00 実施例 12〜13 アンモニアの吹きこみ量を、焼成炉窯尻排ガス中のN0
x(濃度830ppIn)1モル当り、1.5モルおよ
び2.0モルにかえたほかは、実施例2と同様にして排
ガス中のSOxおよびNOxの低減を試みた。
その結果を第4表に示す。なお、煙道排ガス中ス中のS
Ox濃度については、実施例2(130ppm )とほ
ぼ同じ結果であったので省略する。
比較例 7〜8 アンモニアの吹きこみ量を実施例12〜13と同様に焼
成炉窯尻排ガス中のNOx1モル当り、1.5モルおよ
び2.0にかえたほかは、比較例2と同様にして排ガス
中のSOxおよびNOxの低減を試みた。
その結果を第4表に示す。なお、煙道排ガス中のSOx
濃度については、比較例2(850ppm )とほぼ同
じ結果であったので省略する。
実施例 14〜24 実施例1の焼成炉の端の内部(窯尻のダストチャンバー
側)に耐火煉瓦製の高さsoom、厚み200Mおよび
長さ800Mの羽根を焼成炉の円周方向に対して30°
の角度になるように、均等間隔で6枚設けるか、また焼
成炉の端(窯尻のダストチャンバー側)から4m離れた
位置のダストチャンバーの天井から耐火煉瓦製の壁(厚
み230顧および幅6 o of2) 1枚を焼成炉の
中心軸の延長線上に達するまで垂直におろして設けるか
、さらには羽根と壁の両者を設けるかして、焼成炉窯尻
排ガス(温度約940℃、NOx濃度830 Wm1浮
遊ダスト量0.3 Ky/ N7713)中のNOx1
モル当り、アンモニアを0.75モルまたは1.0モル
の割合で、焼成炉の端(窯尻ダストチャンバー側から2
m離れた位置のダストチャンバーの天井を貫通させて設
けた1本のアンモニア吹き込み管から第・*5表に記載
の流速でダストチャンバー中に吹き込んだ。
なお燃焼空気比(A/Ao)は1.08であった。
第5表に結果を示す。
羽根および壁の両者とも設けなかった場合の結果も第5
表に示す。
脱硫率はいずれの場合も90係であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、乾式ボイラー付セメント焼成装置の概略断面
図、第2図はアンモニア吹き込み管の1実施態様の概略
断面図で第3図はアンモニア吹き込み管の他の実施態様
の概略断面図、第4図は焼成炉の端の内面に羽根を設け
た場合の焼成炉の端の概略断面図で第5図は羽根を6枚
設けた場合の第4図のAA’線断面図また第6図はダス
トチャンバーに壁を設けた場合のダストチャンバーの概
略断面図である。 1・・・・・・焼成炉、2・・・・・・原料送入シュー
ト、3・・・・・・バーナー、4・・・・・・燃料供給
管、5・・・・・・1次空気送入管、6・・・・・・2
次空気送入口、7・・・・・・排気ファン、8・・・・
・・ダストチャンバー、9・・・・・・ボイラー水管、
10・・・・・・電気集塵器、11・・・・・・煙突、
12・・・・・・アンモニア吹き込み管、13・・・・
・・アンモニア供給管、14・・・・・・冷却管、15
・・・・・・アンモニア供給管、16・・・・・・冷却
管、17・・・・・・清掃管、18・・・・・・羽根、
19・・・・・・壁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 乾式ボイラー付セメント焼成装置の焼成炉でセメン
    ト原料を焼成するにあたり、焼成炉に入る空気量Aと燃
    料の完全燃焼に必要な理論空気量1.5D Aoとの比(A/Ao)が(1+TTT)〔この式でD
    は焼成炉の内径に)である〕以上になるようにボイラー
    水管と電気集塵器との間に設けられた排気ファンで調節
    し、焼成炉窯尻とボイラー水管との間に設けられたダス
    トチャンバーにおける排ガス中の浮遊ダスト量を主とし
    て前記排気ファンの回転数の調節により、0.1〜0.
    6 Ky/ N7713にし、ダストチャンバーおよび
    /または焼成炉窯尻中の800〜1100℃の排ガスに
    アンモニアおよび/またはアンモニアを発生する化合物
    を吹き込み、焼成炉窯尻ないしダストチャンバー中で前
    記アンモニアおよび/またはアンモニアを発生する化合
    物を消費させることを特徴とする乾式ボイラー付セメン
    ト焼成装置から排出される排ガス中の有害成分である窒
    素酸化物および硫黄酸化物の低減力法。
JP52085125A 1977-07-18 1977-07-18 乾式ボイラ−付セメント焼成装置から排出される排ガス中の有害成分低減方法 Expired JPS5913246B2 (ja)

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