JPS5916593B2 - 油脂の分別結晶法 - Google Patents
油脂の分別結晶法Info
- Publication number
- JPS5916593B2 JPS5916593B2 JP5232276A JP5232276A JPS5916593B2 JP S5916593 B2 JPS5916593 B2 JP S5916593B2 JP 5232276 A JP5232276 A JP 5232276A JP 5232276 A JP5232276 A JP 5232276A JP S5916593 B2 JPS5916593 B2 JP S5916593B2
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- Japan
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- fats
- oils
- solvent
- oil
- fat
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- Expired
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- Fats And Perfumes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
ヲ 本発明は食用に適した分別油脂を製造する方法に関
するものである。
するものである。
特にカカオ脂に代替、置換し得るカカオ代用脂の製造に
適した油脂の分別法を提供するものである。近時、食品
の安全性、栄養価等食品衛生に関する関心が高まるに従
つて’0PPB単位の残存汚染物質が問題視される傾向
にある。我国では油脂の抽出溶剤として用いられるn−
ヘキサンも最終油脂製品には残存しないものであるが食
品添加物として認識されており諸外国とは’5 異り特
殊な事情にある。
適した油脂の分別法を提供するものである。近時、食品
の安全性、栄養価等食品衛生に関する関心が高まるに従
つて’0PPB単位の残存汚染物質が問題視される傾向
にある。我国では油脂の抽出溶剤として用いられるn−
ヘキサンも最終油脂製品には残存しないものであるが食
品添加物として認識されており諸外国とは’5 異り特
殊な事情にある。
従来より油脂の溶剤分別結晶法に用いられている有機溶
剤は醗酵法により製造されるもので天然品として認めら
れており食品添加物として自由に使用し得るものである
が安価な石油合成品の開発により工業的生産に不利なj
0醗酵法有機溶剤の生産は減少して入手が困難となりつ
つある。本発明者は我国食品添加物の特殊事情に鑑み容
易に入手できる天然物、食品添加物の群より溶剤分別結
晶法に利用できる溶剤を検索の結果、低級脂肪族一価ア
ルコールと食用界面活性j5剤の組合せより溶剤分別結
晶法に適した組合せを発見して本発明を完成した。本発
明の油脂溶剤は単に油脂を溶解し得るのみでなく油脂の
溶剤分別結晶法にお(・て油脂の再結晶時、全く従来法
のアセトン、メチルエチルケトroン、n−ヘキサン等
の有機溶剤と同様に機作し、油脂の分別選択性も同等以
上であるため特にカカオ代用脂等選択的な分別が要求さ
れる溶剤分別結晶法の分野で有効である。
剤は醗酵法により製造されるもので天然品として認めら
れており食品添加物として自由に使用し得るものである
が安価な石油合成品の開発により工業的生産に不利なj
0醗酵法有機溶剤の生産は減少して入手が困難となりつ
つある。本発明者は我国食品添加物の特殊事情に鑑み容
易に入手できる天然物、食品添加物の群より溶剤分別結
晶法に利用できる溶剤を検索の結果、低級脂肪族一価ア
ルコールと食用界面活性j5剤の組合せより溶剤分別結
晶法に適した組合せを発見して本発明を完成した。本発
明の油脂溶剤は単に油脂を溶解し得るのみでなく油脂の
溶剤分別結晶法にお(・て油脂の再結晶時、全く従来法
のアセトン、メチルエチルケトroン、n−ヘキサン等
の有機溶剤と同様に機作し、油脂の分別選択性も同等以
上であるため特にカカオ代用脂等選択的な分別が要求さ
れる溶剤分別結晶法の分野で有効である。
本発明の方法を説明すると、メチルアルコール、フ5
エチルアルコールの単独又は混合物に炭素数16以上の
不飽和脂肪酸のグリセリンモノ及び/又はジエステル又
はプロピレングリコールモノエステルを5〜60%溶解
した混合溶剤(以下単に混合溶剤と称す)に公知の原料
油脂、例えばパーム油、牛脂、フルワラ脂、イリツペ脂
等のパルミチン型油脂、シア脂、マラバル脂、等のオレ
オジステアリン型油脂及びそれらの微水添油等を溶解す
る。
エチルアルコールの単独又は混合物に炭素数16以上の
不飽和脂肪酸のグリセリンモノ及び/又はジエステル又
はプロピレングリコールモノエステルを5〜60%溶解
した混合溶剤(以下単に混合溶剤と称す)に公知の原料
油脂、例えばパーム油、牛脂、フルワラ脂、イリツペ脂
等のパルミチン型油脂、シア脂、マラバル脂、等のオレ
オジステアリン型油脂及びそれらの微水添油等を溶解す
る。
溶剤比は油脂1部に対して混合溶剤1部以上、好ましく
は3〜15部が適当である。次にこの混合物を油脂の融
解温度以上に昇温して油脂結晶を完全に融解して後、攪
拌徐冷して高融点部を晶出させて沢別し、更に沢液部を
撹拌徐冷して晶出した結晶部をカカオ代用脂として沢別
分取する。
は3〜15部が適当である。次にこの混合物を油脂の融
解温度以上に昇温して油脂結晶を完全に融解して後、攪
拌徐冷して高融点部を晶出させて沢別し、更に沢液部を
撹拌徐冷して晶出した結晶部をカカオ代用脂として沢別
分取する。
本発明の特筆すべき特徴は沢別した油脂結晶部に残存す
る混合溶剤中の食用界面活性剤が微量であり、しかもア
ルコール溶剤による洗滌、再結晶、減圧水蒸気蒸留等に
より容易に除去し得ることにあり食用界面活性剤の混入
による分取されたカカオ代用脂の品質低下が全くなく、
又食用界面活性剤は液体油部又はアルコール溶剤中に回
収され有効に利用される。
る混合溶剤中の食用界面活性剤が微量であり、しかもア
ルコール溶剤による洗滌、再結晶、減圧水蒸気蒸留等に
より容易に除去し得ることにあり食用界面活性剤の混入
による分取されたカカオ代用脂の品質低下が全くなく、
又食用界面活性剤は液体油部又はアルコール溶剤中に回
収され有効に利用される。
本発明の混合溶剤の新規な溶剤分別結晶法に対する有用
性は分別油脂の食品的価値を全く損うことなく工業化で
き、しかも低級アルコールの回収、食用界面活性剤の食
品への再利用が全く自由であるため低級アルコール、食
用界面活性剤の損失が実質的にゼロであり廃水問題、食
品公害等の対策も不要であり社会的要請に合致し、更に
最有利に工業化できる点である。
性は分別油脂の食品的価値を全く損うことなく工業化で
き、しかも低級アルコールの回収、食用界面活性剤の食
品への再利用が全く自由であるため低級アルコール、食
用界面活性剤の損失が実質的にゼロであり廃水問題、食
品公害等の対策も不要であり社会的要請に合致し、更に
最有利に工業化できる点である。
本発明の混合溶剤の有用性は低級アルコールと不飽和脂
肪酸のグリセリンモノ−及び/又はジーエステル又はプ
ロピレングリコールモノエステルの混合によつてのみ達
成される。即ち、従来、低級アルコールは油脂の溶解性
が低く油脂の分別結晶法での油脂結晶晶出温度では充分
な溶解性を示さず油脂の結晶化と共に油脂と溶剤との分
離が起きて2層となり全く溶剤を使用した目的を失する
ため利用されず、油糧穀物の抽出溶剤として過去に提案
されているにすぎず現実には油脂の溶剤としては工業的
利用はされていない油脂の溶解特性の不充分なものであ
る。
肪酸のグリセリンモノ−及び/又はジーエステル又はプ
ロピレングリコールモノエステルの混合によつてのみ達
成される。即ち、従来、低級アルコールは油脂の溶解性
が低く油脂の分別結晶法での油脂結晶晶出温度では充分
な溶解性を示さず油脂の結晶化と共に油脂と溶剤との分
離が起きて2層となり全く溶剤を使用した目的を失する
ため利用されず、油糧穀物の抽出溶剤として過去に提案
されているにすぎず現実には油脂の溶剤としては工業的
利用はされていない油脂の溶解特性の不充分なものであ
る。
本発明者はこの様な低級アルコール、即ちメチルアルコ
ール、エチルアルコールを用いた溶剤分別結晶法につい
て研究の結果、炭素数16以上の不飽和脂肪酸のグリセ
リンモノ一及び/又はジーエステル又はプロピレングリ
コールモノエステルを低級アルコールに5〜60%添加
する事により優れた分別効果を発揮することを発見した
。
ール、エチルアルコールを用いた溶剤分別結晶法につい
て研究の結果、炭素数16以上の不飽和脂肪酸のグリセ
リンモノ一及び/又はジーエステル又はプロピレングリ
コールモノエステルを低級アルコールに5〜60%添加
する事により優れた分別効果を発揮することを発見した
。
本発明以外の飽和脂肪酸のエステル、グリセリン又はプ
ロピレングリコール以外のアルコールエステルでは本発
明の効果を得ることができない。例えばグリセリン又は
プロピレングリコールのステアリン酸エステル等の飽和
脂肪酸エステルでは分別油結晶部に飽和脂肪酸エステル
が結晶として大量に混入し、しかも分別した結晶部の溶
剤中での再結晶、溶剤洗滌等によつて取除くことが困難
なためカカオ代用脂の分別には利用困難である。又、他
のエステル類、例えばゾルビタンオレイン酸エステル、
シヨ糖オレイン酸エステル等では撹拌徐冷を始めると油
脂結晶析出の前に白濁化して粘度が増し結晶の沢別が困
難となりたとえ沢別しえても油脂結晶中に混入するアル
コールエステルが多くて分離も困難である。又、水溶性
のシヨ糖エステルではアルコールの油脂溶解性を向上さ
せることができず添加効果を望むことができない。本発
明の混合溶剤の更に優れた特徴はガム物質を含有するシ
ア脂等の油脂のガム物質の除去が高融点物として同様の
操作で分別除去できる点にある。次にカカオ代用脂の製
造法によつて本発明の方法を説明するが本実施例によつ
て本発明がカカオ代用脂の製造法に限定されるものでは
ない。
ロピレングリコール以外のアルコールエステルでは本発
明の効果を得ることができない。例えばグリセリン又は
プロピレングリコールのステアリン酸エステル等の飽和
脂肪酸エステルでは分別油結晶部に飽和脂肪酸エステル
が結晶として大量に混入し、しかも分別した結晶部の溶
剤中での再結晶、溶剤洗滌等によつて取除くことが困難
なためカカオ代用脂の分別には利用困難である。又、他
のエステル類、例えばゾルビタンオレイン酸エステル、
シヨ糖オレイン酸エステル等では撹拌徐冷を始めると油
脂結晶析出の前に白濁化して粘度が増し結晶の沢別が困
難となりたとえ沢別しえても油脂結晶中に混入するアル
コールエステルが多くて分離も困難である。又、水溶性
のシヨ糖エステルではアルコールの油脂溶解性を向上さ
せることができず添加効果を望むことができない。本発
明の混合溶剤の更に優れた特徴はガム物質を含有するシ
ア脂等の油脂のガム物質の除去が高融点物として同様の
操作で分別除去できる点にある。次にカカオ代用脂の製
造法によつて本発明の方法を説明するが本実施例によつ
て本発明がカカオ代用脂の製造法に限定されるものでは
ない。
実施例 1精製シア脂200grをプロピレングリコー
ルオレイン酸モノエステル30部とエチルアルコール5
0部の混合溶剤800grに溶解し攪拌しながら加熱し
55℃まで昇温した。
ルオレイン酸モノエステル30部とエチルアルコール5
0部の混合溶剤800grに溶解し攪拌しながら加熱し
55℃まで昇温した。
油脂は55℃で混合溶剤に透明に溶解しガム物質が懸濁
状態で残るのでガム物質を沢別して8.7grのガム物
質を得た。次に沢液部を徐冷攪拌しながらO℃まで冷却
しミそのまま攪拌を続けながら30分間保持して後、結
晶部を沢別しカカオ代用脂147grを得、これを更に
約等量のエチルアルコールと混合して60℃で30分間
強く攪拌して後、再びO℃に冷却再結晶して沢過しエチ
ルアルコール洗滌を完了し洗滌アルコールは先に沢別し
た混合溶剤部に混合して後エチルアルコールを蒸発除去
した。
状態で残るのでガム物質を沢別して8.7grのガム物
質を得た。次に沢液部を徐冷攪拌しながらO℃まで冷却
しミそのまま攪拌を続けながら30分間保持して後、結
晶部を沢別しカカオ代用脂147grを得、これを更に
約等量のエチルアルコールと混合して60℃で30分間
強く攪拌して後、再びO℃に冷却再結晶して沢過しエチ
ルアルコール洗滌を完了し洗滌アルコールは先に沢別し
た混合溶剤部に混合して後エチルアルコールを蒸発除去
した。
得られた液体油部は346grであつた。この液体油は
食用乳化剤等の目的に再利用できる。又トリグリセラー
ド量が少量の場合は沢液のまま混合溶剤として再利用が
可能である。用いたプロピレングリコールオレイン酸モ
ノエステルの脂肪酸組成はオレイン酸73.9%その他
の不飽和脂肪酸9.2%である。
食用乳化剤等の目的に再利用できる。又トリグリセラー
ド量が少量の場合は沢液のまま混合溶剤として再利用が
可能である。用いたプロピレングリコールオレイン酸モ
ノエステルの脂肪酸組成はオレイン酸73.9%その他
の不飽和脂肪酸9.2%である。
実施例 2
精製パーム油100grをオレイン酸モノグリセラード
50部とメチルアルコール50部の混合溶剤600gr
に溶解し60℃に加熱して後、撹 1拌徐冷を続けて1
8℃に冷却し30分保持して晶出した油脂結晶部を▲別
、ステアリン部17.9grを得た。
50部とメチルアルコール50部の混合溶剤600gr
に溶解し60℃に加熱して後、撹 1拌徐冷を続けて1
8℃に冷却し30分保持して晶出した油脂結晶部を▲別
、ステアリン部17.9grを得た。
次にP液部を更に攪拌徐冷してO℃宋くに冷却し同様に
して晶出した油脂結晶部を沢別して46grのカカオ代
用脂分画を分取した。このカカオ代用脂分画をメチルア
ルコールで実施例1と同様に洗滌再結晶して得たトリグ
リセラード部は43.7grである。最後の沢液部より
メチルアルコールを蒸発除去して液体油部330grを
得た。実施例1及び実施例2で得られたカカオ代用脂の
特性値及び分別油各分画のガム質、トリグリセラード、
食用界面活性剤の含有率(%)及び収率を表1に示す。
して晶出した油脂結晶部を沢別して46grのカカオ代
用脂分画を分取した。このカカオ代用脂分画をメチルア
ルコールで実施例1と同様に洗滌再結晶して得たトリグ
リセラード部は43.7grである。最後の沢液部より
メチルアルコールを蒸発除去して液体油部330grを
得た。実施例1及び実施例2で得られたカカオ代用脂の
特性値及び分別油各分画のガム質、トリグリセラード、
食用界面活性剤の含有率(%)及び収率を表1に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 炭素数が16以上である不飽和脂肪酸のグリセリン
モノ及び/又はジエステル又はプロピレングリコールエ
ステルを5〜60%含有する低級アルコールを油脂の溶
剤として用いることを特徴とする油脂又はガム物質含有
油脂の溶剤分別結晶法。 2 低級アルコールがメチルアルコール及び/又はエチ
ルアルコールである特許請求の範囲第1項記載の分別結
晶法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5232276A JPS5916593B2 (ja) | 1976-05-07 | 1976-05-07 | 油脂の分別結晶法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5232276A JPS5916593B2 (ja) | 1976-05-07 | 1976-05-07 | 油脂の分別結晶法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52135309A JPS52135309A (en) | 1977-11-12 |
| JPS5916593B2 true JPS5916593B2 (ja) | 1984-04-16 |
Family
ID=12911546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5232276A Expired JPS5916593B2 (ja) | 1976-05-07 | 1976-05-07 | 油脂の分別結晶法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5916593B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5557458B2 (ja) * | 2009-03-06 | 2014-07-23 | 日清オイリオグループ株式会社 | 油脂の製造方法 |
-
1976
- 1976-05-07 JP JP5232276A patent/JPS5916593B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52135309A (en) | 1977-11-12 |
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