JPS5918262B2 - 耐腐食性とスコア切れ特性とに優れた塗膜を備えたイ−ジイ・・オ−プン蓋及びその製造方法 - Google Patents

耐腐食性とスコア切れ特性とに優れた塗膜を備えたイ−ジイ・・オ−プン蓋及びその製造方法

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JPS5918262B2
JPS5918262B2 JP53038793A JP3879378A JPS5918262B2 JP S5918262 B2 JPS5918262 B2 JP S5918262B2 JP 53038793 A JP53038793 A JP 53038793A JP 3879378 A JP3879378 A JP 3879378A JP S5918262 B2 JPS5918262 B2 JP S5918262B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、耐腐食性とスコア切れ特性とに優れた複合塗
膜を備えたイージイ・オープン蓋及びその製造方法に関
する。
従来、塗装金属蓋の開口部となる部分の境界にスコアと
、前記部分に設けられたリベツトと、このリベツトを介
して固着された引張りタブとを備えたイージイ・オープ
ン蓋は、種々の食罐、特に飲料罐の用途に広く使用され
ている。
このイージイ・オープン蓋においては、スコア加工部或
いは更にリベツト加工部の塗膜に、加工による剥離や破
断等のキズが入り、金属露出部が形成されることになる
。
この塗膜欠陥を解消し、蓋の耐腐食性を改善するために
、例えばスプレー塗装により保護塗料を補正塗りするこ
とが広く行われているが、このような補正塗りを行う場
合には、金属蓋の開封に際して屡々重大な欠点を生じる
ことがわかつた。即ち、タブを引張つて、金属蓋のスコ
ア部分を剪断破壊するに際L、塗膜が金属基体に密着し
た状態で剪断破壊されず、開口部の端縁に塗膜が羽毛状
乃至はフイルム状に残存する現象、即ちエナメルフエザ
ーリングを屡々生じ、罐内容物の飲食者に対して、罐内
容物の変質が生じているのではないかという不安を与え
ることになるのである。最近に至つて、イージイ・オー
プン蓋のスコア加工部及びリベツト加工部の金属露出を
防止するために、加工後のイージイ・オープン蓋を電着
塗装に賦し、この金属露出部に選択的に電着塗膜を沈着
させることが広く行われている。
この電着塗装は、金属露出部における導電性を利用して
、この露出部にのみ選択的に電着塗料を電気泳動付着さ
せるという思想において優れたものであるが、この電着
塗装法で実際に製造されるイージイ・オープン蓋は、エ
ナメル・レータ一試験における電流値が未だ数MA乃至
数十MAのオーダーにあるように、金属露出を完全に防
止し、耐腐食性を向上させるという目的には未だ到底不
満足のものであつた。本発明者等は、塗装金属板をスコ
ア加工或いは更にリベツト加工等に賦して、イージイ・
オープン蓋を製造する際、これらの加工を受ける蓋体の
5内面を、高温で短時間の熱処理に賦して、加工により
生じる塗膜破断部の端縁を予じめ十分に収縮させ且つ残
存塗膜を安定化させ、次いで電着塗装に賦するときには
、エナメル・レータ一試験における電流値が実質上ゼロ
で示されるように金属露O出が完全に防止されて、耐腐
食性に顕著に優れ、しかもスコア加工部の塗膜が金属の
スコアの破断と同時にその部分で剪断される特性を有す
るイージイ・オープン蓋が得られることを見出した。
本発明の目的は、耐腐食性と塗膜のスコア切れπ 特性
との組合せに優れた新規複合塗膜構造を備えたイージイ
・オープン蓋及びその製造方法を提供するにある。本発
明の他の目的は、スコア加工部或いは更にリベツト加工
部におけるエナメル・レータ一試験′ における電流値
(MA)が実質上ゼロであるように、金属露出が完全に
抑制され、しかもスコア加工部に存在する塗膜が開口時
にはエナメルフエリングなしに開口部から完全に除去さ
れるようなイージイ・オープン蓋及びその製造方法を提
供するにある。
本発明の更に他の目的は、塗装金属板のスコア加工やリ
ベツト加工により形成されたイージイ・オープン蓋に極
めて短時間の熱処理と電着塗装処理とを施こすことによ
り、耐腐食性と塗膜のスコア切れ特性とに優れたイージ
イ・オーブン蓋を高生産性をもつて製造する方法を提供
するにある。
本発明によれば、塗装金属蓋の開口部となる部分の境界
にスコアが形成されたイージイ・オープン蓋において、
前記塗装金属蓋のスコア加工部には、金属基体を部分的
に被覆し且つ部分的に加工により破断して金属基体の露
出部を形成しているベースコートの残存塗膜と、前記金
属基体の露出部分を選択的に充填する電着塗膜とが設け
られ、前記残存塗膜は破断した端縁において厚肉の収縮
部を形成し、前記電着塗膜は前記収縮部に完全に密着す
るように前記露出部分に充填され、前記イージイ・オー
プン蓋はエナメル・レータ一試験における電流値(MA
)が実質上ゼロであるように金属露出が完全に抑制され
且つ前記スコア加工部の塗膜は易剪断性を有することを
特徴とするイージイ・オープン蓋が提供される。本発明
によれば更に、塗装金属基体から成る蓋体をプレス加工
に賦して、開口部となる部分の境界にスコアを形成させ
る工程と、加工後の蓋体を加熱して、スコア加工部の残
存塗膜の破断端縁を熱収縮させ且つ残存塗膜を熱安定化
させる工程と、前記熱処理後の蓋体を電気泳動塗装に賦
して、前記残存塗膜の破断及び収縮により生じる金属露
出部に選択的に塗料を電着させる工程と、電着された塗
膜を硬化させる工程 とから成ることを特徴とするイージイ・オープン蓋の製
造方法が提供される。
本発明を以下に詳細に説明する。
イージイ・オープン蓋の構造 イージイ・オープン蓋の1例を示す第1図、第2図及び
第3図において、この蓋は塗装金属板から形成された円
板部分1とその周囲にあるカール部分2とから成つてい
る。
このカール部分2の内面側、即ち溝には、それ自体公知
の密封剤層3が充填されている。この蓋の開口部となる
べき部分4の境界には、スコア、即ち不完全切欠線5が
刻まれている。この開口部となるべき部分4の一端部に
は、外方向きのリベツト6が形成されており、蓋の外面
側には、このリベツト6を介して開口用タブ7が固着さ
れている。
スコア5の周囲には、スコア加工を容易にし且つスコア
5を保護するために、内面側に突出したスコアプロテク
タービード8が形成されており、このビード8の外側に
は、罐詰喫飲者の唇をスコア破断縁から保護するために
、外面側に突出したリツププロテクタービード9が設け
られている。
また、開封に際して、タブ7の把持を容易にするために
、タブ7と対面する部分には、外面側に突出したタブサ
ポートビード10が形成され、更に、タブサポートビー
ド10とリツププロテクタービード9,9との間には、
前述した種々の加工を容易にし且つ加工の歪を分散させ
る目的で、やはり外面側に突出したラインフォータンス
ビード11が形成されている。このような構造のイージ
イ・オープン蓋は、加工に先立つて塗装された金属基体
から形成されてフいる。
即ち、加工に先立つて金属基体に塗装を施こすことは、
加工段階での金属基体の発錆傾向を完全に抑制する上で
重要であるばかりではなく、金属基体上の塗膜が種々の
加工に際して潤滑剤的な作用をも示すために極めて重要
なのである。のみならず、未塗装の金属板に前述した種
々の加工を施こし、加工後の金属蓋に塗装を施こすこと
は、加工後の金属蓋が潤滑剤等で汚れており、格別な脱
脂操作を行つた後でなければ、塗装処理を行えないとい
う点で、操作や工程上、種々の不利益を免れないのであ
る。しかしながら、塗装金属板のスコア加工部分、或い
は更にリベツト加工部分のような苛酷な加工部分では、
必然的に塗膜の破断や剥離を生じて金属基体の露出を生
じることになるのである。
即ち、スコア加工後の塗装金属板を拡大して示す第4図
において、スコア加工部12には、金属基体を部分的に
被覆している残存塗膜13とこの塗膜が部分的に破断し
た金属露出部14とが存在している。本発明の重要な特
徴は、このようなスコア加工が施された後の塗装金属板
を、前記加工部12に残存する塗膜13の破断端縁部が
十分に熱収縮するような条件下に熱処理に賦し、次いで
この熱処理後の塗装金属板に電着塗装を行なうことにあ
る。
熱処理後の塗装金属板のスコア加工部を拡大して示す第
5図において、残存塗膜13の破断端縁部15は厚肉の
収縮部を形成しており、これに対応して、塗膜の破断部
は一層大きく開口し、熱処理前の金属露出部14(第4
図)よりもむしろ大面積の金属露出部14′を形成して
いるのである。この熱処理後の塗装金属板を、電着塗装
に賦することにより、この金属露出部14/には、第6
図に示す通り、電着塗膜層16が残存塗膜の厚肉収縮部
15と完全に密着するように充填され、金属露出が完全
に防止されるのである。従来、スコア加工後の塗装金属
板を電着塗装に賦して、金属露出部に電着塗料を充填さ
せることが公知であることは、既に前述した通りである
が、このような公知の方法で製造される罐蓋は、第7図
に示す通り、残存塗膜13の端縁部15と電着塗膜層1
6との間に比較的小間隙の金属露出部11が不可避的に
残存するのである。
即ち、電着塗膜を完全に不溶化し且つ耐腐食性の塗膜に
転化するためには、この塗膜を焼付することが必要であ
る。かくして、公知の電着塗装法では、電着塗装終了時
点では、金属露出部を完全に被覆するように電着塗料が
充填されているとしても、電着塗料の焼付時において、
残存塗膜13の応力を受けた破断端縁部が熱収縮し、小
間隙の金属露出部1Cが不可避的に発生して、金属溶出
の防止及び耐腐食性の向上が困難となるのである。これ
に対して、本発明によれば、既に前述した如く、電着塗
装に先立つて残存塗膜の破断端縁部を十分に熱収縮させ
ておくことにより、電着塗料の焼付の際に前記破断端縁
部の熱収縮が防止され、金属露出部の発生が防止される
のである。
本発明を以下に詳細に説明する。
金属基体 イージイ・オープン蓋形成用の金属基体としては、一般
に厚さが0.10乃至0.40mm、特に0.15乃至
0.307!!lの範囲にある種々の金属板が使用され
る。
かかる金属板としては、種々の表面処理鋼板、例えばリ
ン酸処理、クロム酸処理等の化学処理や、電解クロム酸
処理、電気スズメツキ、電気クロムメツキ等の電解処理
、熔融錫メツキ処理等の熔融メツキ処理等の少なくとも
1つを鋼の表面に行つた鋼板や、表面処理を特に施さな
い冷廷鋼板(ブラツク・プレート)もしくはアルミニウ
ム乃至アルミニウム合金等の軽金属板が好適に使用され
る。本発明の目的に特に好適に使用し得る金属板は、内
外面の錫メツキ量が各々#10乃至#150の範囲、特
に#25乃至#100の範囲にある錫メツキ鋼板、金属
クロム層及び非金属クロム層から成る群より選ばれた少
なくとも1種の被覆層を、金属クロム換算で0.80乃
至1.50W9/dイ、特に0.90乃至1.20η/
dイの量で備えたテイン・フリー・スチール(TFS)
板、アルミニウムもし .二くはその合金板である。
ベースコート 金属基体上に施こすベースコート樹脂としては、この分
野で広く使用されている任意の熱硬化性或いは熱可塑性
樹脂、例えばフエノールーホルムア 4ルデヒド樹脂、
キシレン−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムア
ルデヒド樹脂、ウリアーホルムアルデヒド樹脂、エポキ
シ樹脂、アルキド樹脂、熱硬化性ポリエステル樹脂、オ
レオレジナス系樹フ′ 脂、ポリイミド樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリ
アミド樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニ
ル一酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル一酢酸ビニル−マレイ
ン酸樹脂、ビニルプチラール樹脂等の単独或いは2種以
上の組合せが使用される。
イージイ・オープン蓋としたとき、優れた耐腐食性とス
コア切れ特性との組合せ特性が得られ、従つて本発明の
目的に特に好適なベースコートは、フエノール樹脂−エ
ポキシ樹脂塗料、フエノール樹脂一ビニル樹脂塗料、フ
エノール樹脂−エポキシ樹脂−ビニル樹脂塗料、メラミ
ン樹脂−エポキシ樹脂塗料、尿素樹脂−エポキシ樹脂塗
料等の熱硬化樹脂を主体とする塗料であり、就中エポキ
シ樹脂とエポキシ樹脂に対して反応性を有する熱硬化性
樹脂との組合せから成る塗料が好都合に使用される。こ
れらのベースコート樹脂は、溶液、乳化液、サスペンシ
ョン、粉末或いはフイルム等の形で金属基体上に施こす
。
一般には、有機溶媒溶液の形で施こすのが便利であり、
有機溶媒としては、例えばキシレン、トルエン等の芳香
族炭化水素溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン等のケトン類;メチルセロソルブ、
ブチルセロソルブ、ダイアセトンアルコール等のアルコ
ール系溶媒;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエー
テル類:ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド
等のアミド類が使用される。ベースコート樹脂の塗工量
、即ち金属基体の単位表面積当りの不揮発分の重量は、
一般的に言つて、10乃至500mm/D7rIl特に
好適には30乃至100ワ/dイの範囲にあることが、
耐腐食性とスコア切れ特性とをイージイオープン蓋に賦
与する上で望ましい。金属基体の表面に、ベースコート
層を設けるに当つては、金属基体の表面を、必要により
それ自体公知の手段により脱脂洗浄した後、それ自体公
知の塗装手段、例えば、浸漬塗装、スプレー塗装、ロー
ラー塗装、静電塗装、電着塗装、流動浸漬粉末塗装乃至
は静電粉末塗装、溶射塗装、フィルム熱融着塗装、押出
コーテイング等の手段で塗布する。
ベースコート樹脂が熱硬化性樹脂の場合には、前述した
塗装法で形成される塗膜を、例えば180乃至210℃
の温度に加熱して硬化させる。
この塗膜の硬化は、勿論、X一線、γ一線、電子線等の
イオン化放射線や、紫外線と増感剤との組合せ、或いは
それ自体公知の触媒を用いて行なうこともできる。本発
明において、ベースコート樹脂が前に例示した熱硬化性
樹脂から成る場合には、下記式式中、WOはベースコー
ト樹脂層の重量(f!)であり、WGはこのベースコー
ト樹脂層を沸点温度のクロロホルム中に60分間接触さ
せ、次いで洗浄、乾燥して得られる残存塗膜の重量(7
)であるで定義されるゲル分率(FG)が70乃至95
%、特に80乃至95%の範囲となるように硬化させる
ことが、塗装金属板にプレス加工、スコア加工、リベツ
ト加工等に必要な加工性を賦与しながら、しかも加工後
のイージイ・オープン蓋に耐腐食性とスコア切れ特性を
賦与する上で好ましい。
このゲル分率が上記範囲よりも低いベースコート塗膜は
、蓋としたときのスコア切れ特性や耐腐食性が不満足で
あり、またこのゲル分率が上記範囲よりも高いベースコ
ート塗膜は、前述した加工に際してベースコート塗膜の
過度の剥離等が生じる傾向がある。イージイ・オープン
蓋への加工 イージイ・オープン蓋への加工も、それ自体公知の手段
で行なうことができる。
先ず、前述した内外面塗装板をプレスにより環状のカー
ル部を備えた円板にプレス成形し、次いでこの円板を回
転チヤツクに載せて、それ自体公知の密封剤組成物をカ
ール部に注加し、乾燥して密封用ライナーを備えた蓋と
する。密封剤組成物としては、スチレン−ブタジエン−
ゴム(SBR)、ブタジエンゴムニトリル−ブタジエン
−ゴム(NBR)、ブチルゴム、天然ゴム等のエラスト
マー重合体のラテツクスを含有して成る公知の密封剤組
成物が何れも使用される。この蓋を、それ自体公知の多
工程ブレス機に供給し、蓋の外面となる側に刻みを入れ
てスコア加工、金属基体を外面となる側の上に突出させ
てリベツト加工及びビード加工等の諸加工を行ない、例
えば第1乃至2図に示すように、スコア部、リノベツト
部及びビードを備えた蓋とする。
次いで、このリベツト部に開封用タブを取付け、リベツ
ト打して、第3図に示すようなイージイ・オープン蓋に
成形する。罐蓋にリベツト加工を行ない、このリベツト
によつて開封用タブを取付ける代りに、開封用タブをそ
れ自体公知のホツトメルト接着剤によつて、スコアによ
り囲まれた開口部に接着しても勿論よく、このホツトメ
ルト接着剤としては、例えば、ポリラウリンラクタム、
ポリカプロラクタム等ナイロン系接着剤等が使用される
。
更に、スコアにより囲まれた開口部に開封用タブを取付
けず、この開口部を指で押すことによりスコア部を破壊
して、開封が行われるようにしてもよい。
スコア加工部における金属基体の残存厚みは、通常の取
扱い時、即ち罐詰の加工時、輸送時等には破壊されず、
一方開封時には容易に破断が生じるようなものであり、
一般に0.05乃至0.1511′Itl特に0.07
乃至0.1mmの範囲が好適である。
これらの加工に際して、スコア加工部或いは更にリベツ
ト加工部においては、ベースコート層の破断等の塗膜欠
陥が生じるが、本発明によれば、塗膜のスコア切れ特性
を損うことなしに、しかも塗膜欠陥による金属露出を完
全に防ぐことが可能となる。熱処理 本発明によれば、前述した加工を施した塗装金属蓋を加
熱して、スコア加工部或いは更にリベツト加工部の残存
塗膜の破断端縁部に十分に熱収縮させ且つ残存塗膜を熱
安定化させる。
前述した加工部における残存塗膜、特にその破断端縁部
は、加工の際に種々の応力、例えば伸張や圧下等の応力
を受けており、これが加熱されるときには著しく熱収縮
等を生じ、熱的に寸法及び形態安定性に欠けることは既
に前述した通りであるが、本発明においては、残存塗膜
、特にその破断端縁部を、電着塗装に先立つて十分に熱
収縮させ且つ熱安定化させるのである。
この熱処理条件は、それに続いて施こす電着塗膜の乾燥
乃至は焼付条件下では、もはや残存塗膜の熱収縮が生じ
ない程度のものであればよい。
熱処理のための加熱機構としては、各種の焔(バーナー
)による直火加熱、加熱炉(オーブン)等による熱媒体
との接触による加熱、赤外線による輻射加熱、誘導加熱
、加熱板、加熱ロール、熱線等の加熱部材との接触によ
る加熱、超音波照射による加熱等の種々の加熱機構を用
いることができる。残存塗膜の加熱温度及び時間は、加
熱機構の種類や塗膜の構成樹脂の種類によつても相違す
るので一概に規定できないが、残存塗膜が一般に150
℃以上、特に200℃以上の温度に達すると、十分な熱
収縮と熱安定化とが行われるようである。本発明の好適
な態様においては、都市ガス、天然ガス、液化天然ガス
、液化石油ガス等のガス燃料や、ガソリン、燈油、軽油
、重油、メタノール等の液体燃料を燃焼させることによ
り得られる高温の焔を、加工後の金属蓋の内面となる側
と瞬間的に接触させることにより、前述した残存塗膜の
熱収縮及び熱安定化を、高能率及び高生産速度で、しか
も残存塗膜の品質上の劣化(例えば熱劣化、焦げ等)を
生じることなく行うことができる。
これらの焔の温度は一般に800乃至1600℃、特に
1000乃至1400℃の範囲であり、焔との接触は0
.05乃至5秒、特に0.05乃至0.5秒のような極
めて短時間で十分である。このような高温短時間加熱方
式を用いることにより、熱処理に要するエネルギーコス
トも著しく低減し得ることが理解されよう。電着塗装 熱処理後の蓋体の電着塗装は、この蓋体を電極としてそ
れ自体極であるか、或いは対極を備えたタンク中の電着
塗料液中に浸漬し、これら両極間に通電を行うことによ
り、容易に実施される。
電着塗料液としては、電解液中に電着塗料用樹脂の荷電
粒子を分散させて成る乳化液乃至は懸濁液が使用される
。電着塗料用樹脂としては、正極性乃至は負極性、特に
負極性に荷電可能な種々の高分子が使用され、特にアク
リル樹脂、エポキシエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリ
エステル樹脂、マレイン化油、カルボン酸変性ブタジエ
ン共重合体等が好適に使用される。
これらの樹脂は、一般に、アクリル酸、メタクリル酸、
クロトン酸、マレイン酸(無水マレイン酸)、フマル酸
、モノエチルフマル酸、モノメチルマレイン酸、イタコ
ン酸、シトラコン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、5−
ノルボルネン−)2・3−ジカルボン酸、等のエチレン
系不飽和カルボン酸:テレフタル酸、フタル酸、イソフ
タル酸、トリメリツト酸、ピロメリツト酸、ナフタレン
−テトラカルボン酸、アジピン酸、セバチン酸、ヘキサ
ヒドロテレフタル酸等のエチレン系不飽和を含まない多
塩基性カルボン酸等から誘導された塩を形成し得るカル
ボキシル基を含有している。
好適な電着塗料用樹脂のカルボキシル基含有量は10乃
至1200ミリイクイバレント(Meq)/100t樹
脂、特に30乃至800meq/100t樹脂の範囲内
である。これらの樹脂の内でも、アクリル樹脂は本発明
の目的に好適なものであり、特に(a)前述したエチレ
ン系不飽和カルボン酸の少なくとも1種と、(b)メチ
ルメタクリレート、エチルアクリレート、ブチルメタク
リレート等のエチレン系不飽和カルボン酸のアルキルエ
ステルの少なくとも1種及び/又は(c)2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、2一ヒドロキシプロピルメタク
リレート等のエチレン系不飽和カルボン酸のヒドロキシ
アルキルエステルの少なくとも1種とから成る樹脂が本
発明の目的に有利に使用できる。
これらの樹脂類は、アンモニア;ジエチルアミン、ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン類;
或いは苛性カリ等の無機アルカリで中和され、水性電解
質液中に安定に乳化乃至は分散可能な状態となつている
。
勿論、これらの塗料粒子の分散性を向上させるために、
必要により陰イオン界面活性剤の如き分散剤を配合する
ことができる。また、形成される電着塗膜を硬化させる
目的で、これらの塗料中には、それ自体公知の硬化剤、
例えばメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ブチル化尿素
−ホルムアルデヒド樹脂等の変性或いは未変性のアミノ
樹脂(例えばメラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、尿
素樹脂等)、或いは変性或いは未変性のエポキシ樹脂等
を、全塗料固形分当り3乃至20重量%の量で配合する
のがよい。
塗料液の固形分濃度は、特に制限はないが、5乃至30
%の範囲にあるのが好都合であり、液のPHは6.0乃
至9.5の範囲で変化させ得る。
電着塗装の条件は、それ自体公知の条件であつてよい。
印加する電流は、直流、交流或いは非対称交流の何れで
あつてもよく、直流や非対称交流の場合には、蓋体を陽
極として通電を行えばよい。電圧の大きさは、浴組成や
電着塗槽の配置によつても相違するが、電極間隔1乃至
20cmで、100乃至400ボルトの範囲とするのが
よい。電着塗装は、蓋体の残存塗膜を除いた金属露出部
分にの 5み行うので、一般に1乃至10秒のような極
めて短時間で行なうことができる。電着塗装に先立つて
、或いは電着塗装後に所望により種々の処理を行なうこ
とができる。
例えば電着塗装に先立つて金属露出部を電解クリーニン
1グしたり、或いは塗装後に電着塗膜以外の付着塗料
液の水洗或いは電解処理による除去を行なうことができ
る。金属露出部に電着塗膜が充填された蓋体は、これを
加熱して該塗膜を焼付ける。
この焼付条件は、1特に制限はないが一般に160乃至
250℃の温度において、3乃至10分間前記蓋体を加
熱するのがよい。用途 本発明によるイージイ・オープン蓋は、スコア Z加工
或いは更にリベツト加工に賦した後の塗装金属蓋を、電
着塗装に先立つて熱処理に賦したことによつて、ベース
コートの残存塗膜は破断端縁部において厚肉の収縮部を
形成し、一方電着塗膜は、この収縮した厚肉部に完全に
密着するように、金属露出部に充填されている。
この構造上の特徴により、本発明のイージイ・オープン
蓋は、エナメル・レータ一試験における電流値(MA)
が実質上ゼロであるように金属露出が完全に抑制され、
しかも、ベースコート層と電着塗料の充填層とが互いに
補償しあい且つ面方向に連続した薄肉の保護被覆層(塗
膜)を形成しているため、スコアの破損に際して、この
保護被覆層はフエザーリングを生じることなしに、スコ
ア部できれいに剪断され、良好なスコア切れ特性が得ら
れる。本発明のイージイ・オーブン蓋は、種々の飲料罐
、食罐、オイル罐、美術罐等用の罐胴に巻締めて、種々
の用途に供することができる。
罐胴としては、絞り罐、絞りしごき罐等の有底無継目罐
や、ハンダ付、接着剤(セメント)、熔接等による継目
、例えばラツプ継目、ロツク継目或いはラツプーロツク
継目等を側部に備えた継目罐が何れも使用でき、これら
の罐胴は、アルミニウム等の軽金属、ブラツク・プレー
ト、錫メツキ鋼板(ブリキ)亜鉛メツキ鋼板、テイン・
フリー・スチール、アルミニウムメツキ鋼板等の金属や
、アルミ箔一紙複合物、アルミ箔一紙−プラスチツクフ
イルム・ラミネート、アルミ箔一プラスチツクーアルミ
箔等の各種複合ラミネート等から構成されていることが
でき、これらの罐胴には、それ自体公知の手段で、内面
保護塗料や外面印刷等が施されていることができる。本
発明を次の例で説明する。
実施例 1 板厚が0.23mm、内面メツキ量が#100、外面メ
ツキ量が#75の錫メツキ鋼板の大板に下記の外面塗料
及び内面塗料を施し、ベースコート層を形成させた。
(a)外面塗装 尿素ホルムアルデヒド樹脂15重量部とエポキシ樹脂8
5重量部とを、有機溶媒(エツソ(株)社製ソルベツソ
(SOlvessO)100とエチレングリコールブチ
ルエーテルの1:1混合物)に溶解した溶液を、前記錫
メツキ鋼板の外表面にロールで塗布し、ガスオーブン中
で190℃×10分間の焼付を行ない、塗膜量45η/
Dm”のエポキシ一尿素樹脂から成る外面ベースコート
を形成させた。
(b)内面塗装 0−クレゾール(0.5モル)、p−クレゾール(0.
5モル)及びホルムアルデヒド(1.2モル)から誘導
されたアンモニアレゾール型フエノールーアルデヒド樹
脂30重量部とビスフエノールA型エポキシ樹脂(シエ
ル化学(株)エピコート#1007)70重量部との有
機溶媒(メチルイソブチルケトン(MIBK)とメチル
エチルケトン(MEK)との1:1混合溶媒)溶液を、
前記メツキ鋼板の内表面にロールで塗布し、ガスオーブ
ン中で205℃XlO分間の焼付を行ない、塗膜量55
η/Ddのエポキシーフエノール樹脂から成る内面ベー
スコートを形成させた。
(c)イージイ・オープン蓋への成形 この内外面塗装板をプレスにより環状のカール部を備え
た円板に成形し、この円板を回転チヤツクに載せた後、
スチレン−ブタジエンゴム(SBR)を主成分とするエ
マルジヨンから成る密封剤をカール部に施こし、次いで
乾燥して、密封用ライナーを備えた蓋とした。
この蓋を公知の多工程プレス成形機に供し、第1図及び
第2図に示す形状の蓋(罐蓋)に成形した。この蓋のリ
ベツト部に、板厚0.4011J1のタブを取付け、次
いでリベツト打ちして第3図に示す形状のイージイ・オ
ープン蓋に成形した。
(d)熱処理かくして得られたイージイ・オープン蓋の
内面を、LPG(液化石油ガス)を燃料とする元混合型
のビアンバーナ一を用いて、1350℃の直火で約0.
05秒間熱処理した。
(e)電着塗装 熱処理後のイージイ・オープン蓋を下記に示す条件下で
電着塗装を行つた。
塗料:400部のブチルセロソルブ及び100部の2−
ブタノールを反応容器に仕込み、下記の単量体混合物を
徐々に添加し、還流下に加熱して、66.6%の非揮発
性固形分、26.72の酸価及びZ6乃至Z7のカード
ナーボルト粘度を有する樹脂を得た。
固形分として上記樹脂609部、脱イオン水754部及
びジエチルアミン20部を混合して固形分30%の樹脂
溶液とする。
この溶液952部に、ブチルエーテル化アクリルアミド
143部、脱イオン水121部及びジエチルアミン51
部を撹拌下に加え、固形分35%及びPH9.Oの溶液
とする。この溶液を水で稀釈して固形分5%の塗料溶液
(PH9.O及び伝導度610〃7X/1.)Llj−
3t オーブン中で190℃で4分間焼付け、最終製品を得た
。
(f)試験法 製品たるイージイ・オープン蓋を次の各種試験に賦した
。
(1)エナメル・レータ試験 測定液として1%NaCl水溶液を使用し、Wilki
n′SAndersOn社製のエナメル・レータ試験機
(WacOEnamelRater)を用いて、イージ
イ・オープン蓋内面における金属露出の程度を電流値(
MA)として測定した。
(2)顕微鏡観察及びそれによる視覚評価イージイ・オ
ープン蓋の内面、特にスコア加工部及びリベツト部を、
倍率200乃至400倍の反射型光学顕微鏡により観察
し、塗膜の状態、特にベースコートの残存塗膜の状態及
び電着塗膜の充填の程度を夫々評価した。
残存塗膜の破断乃至孔アキの程度を、下記3段階 3:ベースコートに破断乃至は孔アキが認められない。
2:小さい破断乃至は孔アキが認められる。
1:大きな破断乃至は孔アキが認められる。
で評価し、また電着塗膜の充填の程度を下記3段階3:
ベースコートの破断部分の端縁と完全に密着するように
電着塗膜が充填されており、金属露出部が全く認められ
ない。
2:ベースコートの破断部分に電着塗膜が充填されてい
るが、この破断部分の端縁と電着塗膜との間に金属露出
部が存在する。
1:ベースコートの破断部分に電着塗膜が充填されてい
ない。
で評価した。
更に、ベースコートの破断部分の端縁を観察し、厚肉の
収縮部が形成されているか否かをも測定した。
3)フエザーリング評価 得られるイージイ・オープン蓋のタブを引張つて、スコ
ア部を破壊して開口させ、この開口部に残存する塗膜の
面積を測定し、次の5段階で評価した。
5:塗膜の残存(フエザーリング)ナシ。
4:約2md迄の塗膜の残存が認められる。
3:約10m71迄の塗膜の残存が認められる。
2:約15mIL迄の塗膜の残存が認められる。
1:15mILよりも大きい塗膜の残存が認められる。
(4)耐腐食性試験 ハンダによるロツクシームを備えた内面塗装ブリキ罐胴
(202径、内径52.371L7!L)の一端部に、
前記イージイ・オープン蓋を2重巻締し、トマトジュー
スを熱間(液温93〜95℃)で充填し、次いで通常の
内面塗装罐蓋を巻締して、罐詰とした。
この罐詰を、イージイ・オープン・蓋が底となる状態で
、37℃で3ケ月及び6ケ月保存した後、開封し、イー
ジイ・オープン・蓋の腐食状態を全体の肉眼観察及びス
コア及びリベツト加工部の顕微鏡観察により、優、良、
不可の三段階で評価した。
得られた結果を、後述する比較例の結果と共に第1表に
示す。
比較例 1 前記実施例1において、熱処理(d)及び電着塗装(e
)を行わない以外は同様にしてイージイ・オープン蓋を
製造した。
比較例 2 前記実施例1において、電着塗装(e)を行わない以外
は同様にしてイージイ・オープン蓋を製造し侶−←た。
比較例 3 前記実施例1において、熱処理(d)を行わない以外は
同様にしてイージイ・オープン蓋を製造した。
比較例 4前記実施例1において、前記熱処理(d)条
件に代えて、ベースコート後のエンドを200℃の熱風
循環炉で、約10秒間熱処理する以外は実施例1と同様
にして、イージイ・オープン蓋を製造した。
比較例 5前記実施例1において、前記熱処理(d)及
び電着塗装(e)を行う代りに、塩化ビニル一酢酸ビニ
ル共重合体の塗料溶液を、加工後の蓋の内面にスプレー
塗布し、205℃で4分間乾燥して、膜厚30mg/蓋
となるように保護被覆層を形成させる以外は、実施例1
と同様にしてイージイ・オープン蓋を製造した。
これらの各比較例の結果も併せて第1表に示す。
第1表の結果によれば、スコア加工及びリベツト加工後
のエンドを高温で極く短時間の熱処理に賦し、残存ベー
スコートの破断部端縁を十分に収縮させ、次いで電着塗
装を行うことにより、前記加工部における金属の露出を
完全に防止し、耐腐食性を顕著に向上させ得ることがわ
かる。更に、これらの処理の組合さにより、フエザーリ
ング現象も完全に防止し得ることがわかる。実施例 2 板厚が0.351tmのアルミの大板に下記の外面塗料
及び内面塗料を施し、ベースコート層を形成させた。
(a)外面塗装 5
尿素ホルムアルデヒド樹脂15重量部とエポキシ樹脂(
シ,エル化学(株)製、工ホン#1007)85重量部
とを有機溶剤(エツソ(株)社製ソルベツソ(SOlv
essO)100とエチレングリコールブチルエーテル
の1:1混合物)に溶解した溶 1C液を前記アルミの
大板の外表面にロールで塗布し、ガスオーブン中で19
0℃で10分間の焼付けを行い、塗膜量4571!f/
dイのエポキシ一尿素樹脂から成る外面ベースコートを
形成させた。
15(5)
内面塗装ビスフエノールAとホルムアルデヒドのレゾー
ル25重量部とエポキシ樹脂(シエル化学(株)製工ホ
ン#1007)75重量部との有機溶媒(ソルベツソ1
00とメチルイソブチルカルビ 20ノールとイソボロ
ンとの5:3:2混合溶媒)溶液を前記アルミ板の内表
面にロールで塗布し、ガスオーブン中で210℃×10
分間の焼付けを行い、塗膜量45mf/D7rIのエポ
キシフエノール樹脂からなる内面ベースコートを形成さ
せ 25た。
(c)イージイ・オープン蓋への成形 この内外面塗装板を実施例1の(c)と同様の工程で第
1乃至3図に示す形状のイージイ・オープン蓋に成形し
た。
830(d)熱処理実施例
1の(d)と同一条件で行つた。
(e)電着塗装 実施例1の(e)と同一条件で行つた。
f)試験法 製品たるイージイ・オープン蓋を次の各種試験に賦した
。
(1)エナメル・レータ試験 (2)顕微鏡観察及びそれによる視覚評価(3)フエザ
ーリング評価 以上の項目を、実施例1と同一条件で評価した。
(4)耐腐食性試験 ハンダによるロツクシームを備えた内面塗装ブリキ罐胴
(202径、内径52.3m0の一端部に前記イージイ
・オープン蓋を2重巻締し、コーヒーを熱間(液温93
〜95℃)で充填し、次いで通常の内面塗装缶蓋を巻締
めた後、121℃×30分間レトルト殺菌を行い試験缶
詰とした。
この缶詰を、イージイ・オープン蓋が底となる状態で3
7℃において3ケ月及び6ケ月保存した後、開封しイー
ジイ・オープン蓋の腐食状態を全体の肉眼観察及びスコ
ア一及びリベツト加工部の顕微鏡観察により優、可、不
可の三段階で評価した。
(1)〜(4)より得られた結果を前記比較例1乃至5
と同様に行つた比較例6乃至10の結果と共に第2表に
示す。
実施例 3 板厚が0.231tmのTFS(TinFreeSte
el)の大板に下記外面塗料及び内面塗料を施しベース
コート層を形成させた。
(a)外面塗装 実施例1の(a)と同じ塗料及び同一条件で塗装を行い
塗膜量45〜/DTrIのエポキシ一尿素樹脂からなる
外面ベースコートを形成させた。
(b)内面塗装フエノール(0.2m01)、p−クレ
ゾール(0.8m01)、ホルムアルデヒド(1.2m
01)及びアンモニア(0.1m01)から誘導された
アンモニアレゾール型フエノールアルデヒド樹脂20重
量部と、ピスフエノールA型エポキシ樹脂(シエル化学
(株)製エピコート#1009)80重量部との有機溶
媒(メチルイソブチルケトン(MIBK)とメチルエチ
ルケトン(MEK)との1:1混合溶媒)溶液を前記T
FS板の内表面にロールで塗布し、ガスオーブン中で2
10℃×10分間の焼付けを行い塗膜量35TV/dイ
のエポキシーフエノール樹脂から成る内面ベースコート
を形成させた。
(c)イージイ・オーフソ蓋への成形 この内外面塗装板を実施例1の(c)と同じ工程で第1
乃至第3図に示す形状のイージイ・オープン蓋に成形し
た。
(d)熱処理 実施例1の(d)と同一条件で行なつた。
(e)電着塗装 実施例1の(e)と同一条件で行なつた。
(f)耐腐食性試験 実施例1の(f)と同一条件で行なつた。
得られた結果は、前記比較例1乃至5と同じ様に行つた
比較例11乃至15の結果と共に第3表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図はイージイ・オープン蓋の表面図、第2図はイー
ジイ・オープン蓋の裏面図、第3図はイージイ・オープ
ン蓋の第1図A−A断面図、第4図はスコア加工後の塗
装金属板の表面拡大図、第5図は熱処理後の塗装金属板
の表面拡大図、第6図は熱処理後電着塗装した塗装金属
板の表面拡大図、第7図は熱処理しないで、すなわち従
来法によつて電着塗装した塗装金属板の表面拡大図であ
る。 1・・・・・・円板部分、2・・・・・・カール部分、
3・・・・・・密封剤層、4・・・・・・開口部となる
部分、5・・・・・・スコア、6・・・・・・リベツト
、7・・・・・・開口用タブ、8,9,10,11・・
・・・・ビード、12・・・・・・スコア加工部、13
・・・・・・残存塗膜、14・・・・・・金属露出部、
15・・・・・・残存塗膜の厚肉収縮部、16・・・・
・・電着塗膜層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塗装金属蓋の開口部となる部分の境界にスコアが形
    成されたイージイ・オープン蓋において、前記塗装金属
    蓋のスコア加工部には、金属基体を部分的に被覆し且つ
    部分的に加工により破断して金属基体の露出部を形成し
    ているベースコートの残存塗膜と、前記金属基体の露出
    部分を選択的に充填する電着塗膜とが設けられ、前記残
    存塗膜は破断した端縁において厚肉の収縮部を形成し、
    前記電着塗膜は前記収縮部に完全に密着するように前記
    露出部分に充填され、前記イージイ・オープン蓋はエナ
    メル・レイター試験における電流値(mA)が実質上ゼ
    ロであるように金属露出が完全に抑制され且つ前記スコ
    ア加工部の塗膜は易剪断性を有することを特徴とするイ
    ージイ・オープン蓋。 2 前記ベースコートは、30乃至100mg/dm^
    2の塗工量で設けられている特許請求の範囲第1項のイ
    ージィ・オープン蓋。 3 前記ベースコートは、エポキシ樹脂とエポキシ樹脂
    に対して反応性を有する熱硬化性樹脂との組合せから成
    る特許請求の範囲第1項のイージイ・オープン蓋。 4 前記ベースコートは熱可塑性樹脂から成り、下記式
    F_G=(W_G/W_O)×100 式中、W_Oはベースコート樹脂量の重量(g)であり
    、W_Gはこのベースコート樹脂層を沸点温度のクロロ
    ホルム中に60分間接触させ、次いで洗浄、乾燥して得
    られる残存塗膜の重量(g)であるで定義されるゲル分
    率(F_G)が70乃至95%の範囲にあることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項又は第2項のイージイ・オ
    ープン蓋。 5 前記電着塗料は、カルボキシル基を30乃至800
    meq/100g樹脂の濃度で含有する樹脂を含有して
    成る塗料である特許請求の範囲第1項のイージイ・オー
    プン蓋。 6 前記電着塗料は、全塗料固形分当り3乃至20重量
    %の硬化剤を含有して成る特許請求の範囲第1項のイー
    ジイ・オープン蓋。 7 塗装金属基体から成る蓋体をプレス加工に賦して、
    開口部となる部分の境界にスコアを形成させる工程と、
    加工後の蓋体を加熱して、スコア加工部の残存塗膜の破
    断端縁部を熱収縮させ且つ残存塗膜を熱安定化させる工
    程と、前記熱処理後の蓋体を電気泳動塗装に賦して、前
    記残存塗膜の破断及び収縮により生じる金属露出部に選
    択的に塗料を電着させる工程と、電着された塗膜を硬化
    させる工程 とから成ることを特徴とするイージイ・オープン蓋の製
    造方法。 8 加工後の蓋体を、温度1000乃至1400℃の火
    ■と0.05乃至0.5秒の時間接触させて、残存塗膜
    の熱処理を行なう特許請求の範囲第7項の方法。
JP53038793A 1978-04-04 1978-04-04 耐腐食性とスコア切れ特性とに優れた塗膜を備えたイ−ジイ・・オ−プン蓋及びその製造方法 Expired JPS5918262B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6184486U (ja) * 1984-11-05 1986-06-03

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