JPS59201920A - 液体燃料エンジン - Google Patents
液体燃料エンジンInfo
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- JPS59201920A JPS59201920A JP58076693A JP7669383A JPS59201920A JP S59201920 A JPS59201920 A JP S59201920A JP 58076693 A JP58076693 A JP 58076693A JP 7669383 A JP7669383 A JP 7669383A JP S59201920 A JPS59201920 A JP S59201920A
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- air
- combustion
- mixture
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、液体燃料エンジンに関し、特に4サイクル
エンジンの燃料消費率の低減に関する。
エンジンの燃料消費率の低減に関する。
近時、エンジンの燃料消費率を少なくしようとして種々
研究提案がなされているが、エンジンの燃料消費率をす
くなくするにはエンジンに供給された混合気の燃焼効率
を向上することが最も有効である。
研究提案がなされているが、エンジンの燃料消費率をす
くなくするにはエンジンに供給された混合気の燃焼効率
を向上することが最も有効である。
ところで一般に液体燃料エンジンにおいては、エンジン
のシリンダ内に供給された混合気がガス化された燃料と
微粒状の燃料との混在状態のときに着火させると、混合
気は良好に燃焼して燃焼効率がよいと言われている。し
かし、混合気に含まれている液体燃料は、周知の如くガ
ソリン、軽油等の揮撥性に冨んだ油類であるため、周囲
の熱的環境から熱を吸収してガス化しやすく、エンジン
に供給した混合気を点火時に當にガス化された燃料と微
粒状の燃料との混在状態としておくことは困難である。
のシリンダ内に供給された混合気がガス化された燃料と
微粒状の燃料との混在状態のときに着火させると、混合
気は良好に燃焼して燃焼効率がよいと言われている。し
かし、混合気に含まれている液体燃料は、周知の如くガ
ソリン、軽油等の揮撥性に冨んだ油類であるため、周囲
の熱的環境から熱を吸収してガス化しやすく、エンジン
に供給した混合気を点火時に當にガス化された燃料と微
粒状の燃料との混在状態としておくことは困難である。
その理由は、シリンダ内の熱的環境が混合気のこのよう
な状態の維持に適さない状態にあるためである。しかし
、種々の使用状況下におかれるエンジンにおいて、でき
るだけこのようなガス化された燃料を微粒状の燃料との
混在状態を維持させることは、それだけ燃焼効率の向上
に寄与するので実用上からも燃料消費率を少さくするご
とができる。
な状態の維持に適さない状態にあるためである。しかし
、種々の使用状況下におかれるエンジンにおいて、でき
るだけこのようなガス化された燃料を微粒状の燃料との
混在状態を維持させることは、それだけ燃焼効率の向上
に寄与するので実用上からも燃料消費率を少さくするご
とができる。
この発明は、このような事情に着目してなされたもので
、エンジンに吸込まれた混合気を点火時になるべくガス
化された燃料微粒状の燃料との混在状態にするようにし
て燃焼効率を改善し、もって燃料消費率の向上を図ろう
とするものである。
、エンジンに吸込まれた混合気を点火時になるべくガス
化された燃料微粒状の燃料との混在状態にするようにし
て燃焼効率を改善し、もって燃料消費率の向上を図ろう
とするものである。
この目的は、4サイクルエンジンであって、液体燃料を
吸気中に混入する燃料供給装置と、混合気の燃焼を迅速
に行わせるハアストバーン手段とを具備するものにおい
て、ピストン行程をシリンダ直径より大きくし、かつこ
のエンジンにおける混合気の燃焼をクランク角で上死点
から100度以内に完了すべく構成することにより達成
することができる。
吸気中に混入する燃料供給装置と、混合気の燃焼を迅速
に行わせるハアストバーン手段とを具備するものにおい
て、ピストン行程をシリンダ直径より大きくし、かつこ
のエンジンにおける混合気の燃焼をクランク角で上死点
から100度以内に完了すべく構成することにより達成
することができる。
以下図に示す頭上弁式4サイクルエンジンにおける実施
例について説明する。尚、このエンジンは排気量が50
CCの少排気量エンジンであって比較的小型の自動2輪
車の原動機として用いるものである。■はエンジンで、
2はシリンダ、3はシリンダヘッド、4はピストンであ
る。シリンダ2は鉄製シリンダライナを備えたアルミニ
ウム合金製で、外周には空気冷却用フィン5が形成され
ている。シリンダヘッド3の下面は燃焼室の端壁を構成
し、この端壁面の略中夫には浅い球面形をなす凹部6が
形成されている。この凹部6には吸気口8、及び排気口
9及び点火プラグ装着穴10が設けられている(第3図
参照)。ここで図面からあきらかなように、吸気口8の
口径の方が排気口9より大径にされている。これはシリ
ンダ2内への吸気の充填効率をたかめるためである。尚
、図中11は吸気弁、12は排気弁、13は点火プラグ
を示し、これらの弁8.9は図示しないカム軸及び操作
杆を介してロッカアーム14.15を揺動させて開閉す
るようになっている。この吸気口8へは図示しない気化
気(燃料供給装置)を介してガソリン(液体燃料)が混
入された混合気が吸気通路16を経て供給される。この
吸気口8に連なる吸気通路16は第1図中りより下流に
おいて直線的に吸気口8に延びている。そのため、この
直線部分でシリンダ2内に供給される混合気の流動方向
を整え、混合気はシリンダ中心軸0方向に対して傾斜し
てシリンダ内に流入する。その結果シリンダ内において
混合気はシリンダ中心軸0まわりのスワールを生じこれ
が本発明で言うファストバーン手段としての機能を果た
す。ピストン4は周知の如くコンロノド16を介してク
ランク軸17を連動すべく構成してあり、ピストン4の
上面には浅い球面状の凹部18がシリンダボア中心線0
から一例へ偏って配置されている。この凹部18に対向
するように前記のシリンダヘッド例の四部6も配置され
、この凹部18以外のピストン」二面はシリンダヘッド
3下面との間でスキッシュエリアを構成している。そし
て、これらの凹部6.18の偏った側となるシリンダヘ
ッドには点火プラグ13が配置されており、点火プラグ
13の電極部分19に比較的多量の圧縮された混合気が
確保されるため、点火プラグ13による着火を良好にし
ている。このように構成されたエンジン1は第2図に実
線で示す上死点位置と想像線で示ず下死点位置との間の
距離(ピストン行程)Sがシリンダ直径りより大きく設
けられている。
例について説明する。尚、このエンジンは排気量が50
CCの少排気量エンジンであって比較的小型の自動2輪
車の原動機として用いるものである。■はエンジンで、
2はシリンダ、3はシリンダヘッド、4はピストンであ
る。シリンダ2は鉄製シリンダライナを備えたアルミニ
ウム合金製で、外周には空気冷却用フィン5が形成され
ている。シリンダヘッド3の下面は燃焼室の端壁を構成
し、この端壁面の略中夫には浅い球面形をなす凹部6が
形成されている。この凹部6には吸気口8、及び排気口
9及び点火プラグ装着穴10が設けられている(第3図
参照)。ここで図面からあきらかなように、吸気口8の
口径の方が排気口9より大径にされている。これはシリ
ンダ2内への吸気の充填効率をたかめるためである。尚
、図中11は吸気弁、12は排気弁、13は点火プラグ
を示し、これらの弁8.9は図示しないカム軸及び操作
杆を介してロッカアーム14.15を揺動させて開閉す
るようになっている。この吸気口8へは図示しない気化
気(燃料供給装置)を介してガソリン(液体燃料)が混
入された混合気が吸気通路16を経て供給される。この
吸気口8に連なる吸気通路16は第1図中りより下流に
おいて直線的に吸気口8に延びている。そのため、この
直線部分でシリンダ2内に供給される混合気の流動方向
を整え、混合気はシリンダ中心軸0方向に対して傾斜し
てシリンダ内に流入する。その結果シリンダ内において
混合気はシリンダ中心軸0まわりのスワールを生じこれ
が本発明で言うファストバーン手段としての機能を果た
す。ピストン4は周知の如くコンロノド16を介してク
ランク軸17を連動すべく構成してあり、ピストン4の
上面には浅い球面状の凹部18がシリンダボア中心線0
から一例へ偏って配置されている。この凹部18に対向
するように前記のシリンダヘッド例の四部6も配置され
、この凹部18以外のピストン」二面はシリンダヘッド
3下面との間でスキッシュエリアを構成している。そし
て、これらの凹部6.18の偏った側となるシリンダヘ
ッドには点火プラグ13が配置されており、点火プラグ
13の電極部分19に比較的多量の圧縮された混合気が
確保されるため、点火プラグ13による着火を良好にし
ている。このように構成されたエンジン1は第2図に実
線で示す上死点位置と想像線で示ず下死点位置との間の
距離(ピストン行程)Sがシリンダ直径りより大きく設
けられている。
次にこの実施例のエンジン作動を第5図で吸気〜圧縮行
程において説明する。
程において説明する。
(a)吸気行程になると、まず吸気弁11が開き吸気口
8から混合気がシリンダ2内に入る。
8から混合気がシリンダ2内に入る。
このとのピストン4は、上死点近傍に位置しているから
ビス、トン上面直上の空間に混合気が位置することにな
る。このようにピストン4直上の空間に供給された混合
気をこの明細書では先行混合気Aと呼ふことにする。
ビス、トン上面直上の空間に混合気が位置することにな
る。このようにピストン4直上の空間に供給された混合
気をこの明細書では先行混合気Aと呼ふことにする。
この先行混合きAは吸気通路16がシリンダ中心軸0に
対し傾斜して設けられているためシリンダ2内でスワー
ルを生しる。(第5図(a)参照) (b)そして、ピストンは移動速度を増しつつ下行する
ため先行混合気Aは、スワールを継続しながらピストン
4直上の位置でピストンの移動に伴って下行する。この
先行混合気への下方への移動により、この先行混合気へ
の上方には吸気口から新たな混合気(以下本明細書では
後続混合気Bという)が充填される。
対し傾斜して設けられているためシリンダ2内でスワー
ルを生しる。(第5図(a)参照) (b)そして、ピストンは移動速度を増しつつ下行する
ため先行混合気Aは、スワールを継続しながらピストン
4直上の位置でピストンの移動に伴って下行する。この
先行混合気への下方への移動により、この先行混合気へ
の上方には吸気口から新たな混合気(以下本明細書では
後続混合気Bという)が充填される。
この後続混合気Bも先行混合気へと同様にスワールを生
している。(第5図(b)参照ン(C)このようにして
吸気行程が終わると、吸気弁11が閉止してピストンが
上昇する。このとき、先行混合気A及び後続混合気Bは
慣性によりスワールが継続している。(第5図(C)参
照) (d)このようにしてピストン4が上昇し上死点近傍に
なると、ピストンによって構成されている燃焼室の全体
形状が、第5図(d)に示す如くそれまでのシリンダ2
による円筒形状から変化し、偏平な球形に近づく。この
偏平の球形のスペースの直径dはそれまでのシリンダ直
径りより小さいのでそれまでシリンダ2内壁に沿って旋
回していた混合気は徐々にシリンダ中心軸0側に押し出
される。そしてスワールの直径が縮小されるので減衰し
つつあったスワールの旋回速度が補われる。(第5図(
d)) (e)さらにピストン4が上昇すると、点火プラグ13
の点火に前後してシリンダヘッドとピストン4上面との
間においてスキッシュを生じ、爆発行程となる。
している。(第5図(b)参照ン(C)このようにして
吸気行程が終わると、吸気弁11が閉止してピストンが
上昇する。このとき、先行混合気A及び後続混合気Bは
慣性によりスワールが継続している。(第5図(C)参
照) (d)このようにしてピストン4が上昇し上死点近傍に
なると、ピストンによって構成されている燃焼室の全体
形状が、第5図(d)に示す如くそれまでのシリンダ2
による円筒形状から変化し、偏平な球形に近づく。この
偏平の球形のスペースの直径dはそれまでのシリンダ直
径りより小さいのでそれまでシリンダ2内壁に沿って旋
回していた混合気は徐々にシリンダ中心軸0側に押し出
される。そしてスワールの直径が縮小されるので減衰し
つつあったスワールの旋回速度が補われる。(第5図(
d)) (e)さらにピストン4が上昇すると、点火プラグ13
の点火に前後してシリンダヘッドとピストン4上面との
間においてスキッシュを生じ、爆発行程となる。
ところでスキッシュは、本来そのスキッシュの流れ自体
が点火プラグの電極付近の混合気に直接乱れを生じさせ
て燃焼速度をたかめルモノテ、本発明でいうファースト
バーン手段の1つでもある。
が点火プラグの電極付近の混合気に直接乱れを生じさせ
て燃焼速度をたかめルモノテ、本発明でいうファースト
バーン手段の1つでもある。
この実施例におけるスキッシュは、燃焼室内のスワール
に対して吹きつけるものでスワールに対してスキッシュ
により混合気を吹きつけると、そのスワールに乱れを生
じその乱れた状態出願点火プラグ13の電極部分19に
致るので点火プラグ13による着火の確実性と、火炎伝
帳速度を高める効果がある。
に対して吹きつけるものでスワールに対してスキッシュ
により混合気を吹きつけると、そのスワールに乱れを生
じその乱れた状態出願点火プラグ13の電極部分19に
致るので点火プラグ13による着火の確実性と、火炎伝
帳速度を高める効果がある。
次に、このような作動をなすエンジンが燃焼効率を向上
している理由を説明する。
している理由を説明する。
先に説明したように、シリンダ2内に吸込まれた混合気
には先行混合気Aと後続混合気Bがある。
には先行混合気Aと後続混合気Bがある。
先行混合気Aの多くはエンジンの吸気行程の初期から点
火するまでの長時間にわたって、エンジン内で最も高温
とされているピストン上面の近傍に位置してスワ−ルを
続けることになる。そのため混合気中に含まれている燃
料粒は点火時までに上面の熱を得てガス化される確立が
極めて高い。
火するまでの長時間にわたって、エンジン内で最も高温
とされているピストン上面の近傍に位置してスワ−ルを
続けることになる。そのため混合気中に含まれている燃
料粒は点火時までに上面の熱を得てガス化される確立が
極めて高い。
一方、後続混合気Bは、シリンダ内に入って点火される
までの時間が先行混合気Aに較べて短時間であり、かつ
エンジン内で最も高温とされるピストン上面との間には
前記の先行混合気Aが介在しておりその結果主にシリン
ダ4内壁からの熱により含まれた燃料のガス化熱量を得
ることになるので後続混合気Bは先行混合気Aよりシエ
ンダ内で得る熱量はすくない。ところで、我々の目的は
、点火前の混合気にガス化された燃料と微粒状の燃料を
混在させることであるので、ガス化された燃料は前述の
ように先行混合気Aによって得られるとしても、微粒状
の燃料をいかに確保するかがこの目的の達成の最大のポ
イントである。
までの時間が先行混合気Aに較べて短時間であり、かつ
エンジン内で最も高温とされるピストン上面との間には
前記の先行混合気Aが介在しておりその結果主にシリン
ダ4内壁からの熱により含まれた燃料のガス化熱量を得
ることになるので後続混合気Bは先行混合気Aよりシエ
ンダ内で得る熱量はすくない。ところで、我々の目的は
、点火前の混合気にガス化された燃料と微粒状の燃料を
混在させることであるので、ガス化された燃料は前述の
ように先行混合気Aによって得られるとしても、微粒状
の燃料をいかに確保するかがこの目的の達成の最大のポ
イントである。
この最大のポイントに対する解決策として我々は後続混
合気Bにおけるシリン−ダ2内壁との熱の授受に注目す
る。
合気Bにおけるシリン−ダ2内壁との熱の授受に注目す
る。
今、考え方を明瞭にするために第6図に示したモデル化
したグラフにより説明する。
したグラフにより説明する。
まず、金側に混合気の燃焼完了クランク角度が」二死点
からθ(度)である場合のエンジンのシリンダ内壁表面
温度を考えてみると、第6図に実線Pで示すようである
。すなわち、上死点近傍で混合気に着火しクランク角が
θに達するまでの間燃焼室側壁となるシリンダ内壁表面
温度は、燃焼火炎あるいは燃焼直後の高温ガスにさらさ
れるため極めて高温となる(尚、この高温部分は混合気
の燃焼状態によって必ずしも均一温度ではないが、第6
図が考え方の説明図であるのでこのように作成したにす
ぎない)。
からθ(度)である場合のエンジンのシリンダ内壁表面
温度を考えてみると、第6図に実線Pで示すようである
。すなわち、上死点近傍で混合気に着火しクランク角が
θに達するまでの間燃焼室側壁となるシリンダ内壁表面
温度は、燃焼火炎あるいは燃焼直後の高温ガスにさらさ
れるため極めて高温となる(尚、この高温部分は混合気
の燃焼状態によって必ずしも均一温度ではないが、第6
図が考え方の説明図であるのでこのように作成したにす
ぎない)。
以下において、この燃焼完了クランク角θより」−死点
側となるシリンダ内壁を高温部Hと言う。
側となるシリンダ内壁を高温部Hと言う。
一方、燃焼完了クランク角がθの点から下死点に敗る間
はシリンダ内には既燃ガスが存在しこのガスとの熱の授
受及び前記の高温部I(がらの熱伝達によってシリンダ
内壁表面温度が主に定まり、既燃ガスとシリンダ壁との
間での熱交換時間も下死点に近い程短くなる。従って、
シリンダ内壁表面温度は下死点に近づけば近づくほど表
面温度が低することになる。
はシリンダ内には既燃ガスが存在しこのガスとの熱の授
受及び前記の高温部I(がらの熱伝達によってシリンダ
内壁表面温度が主に定まり、既燃ガスとシリンダ壁との
間での熱交換時間も下死点に近い程短くなる。従って、
シリンダ内壁表面温度は下死点に近づけば近づくほど表
面温度が低することになる。
シリンダ内壁表面温度は、このような傾向を備えたもの
と想定される。
と想定される。
以下の説明では、この燃焼完了クランク角θである点か
ら下死点側となるシリンダ内壁を低温部りと言うことに
する。
ら下死点側となるシリンダ内壁を低温部りと言うことに
する。
ここで本発明におけるファストバーン手段の意義を説明
すると次のようである。
すると次のようである。
第6図に示した仮想線Qは先に説明したエンジンの燃焼
完了角度のみを小さくした場合を示し、仮想線Rは燃焼
完了角度のみを大きくした場合を示す。仮想線Qに示す
ように、燃焼完了角度を小さくすると、燃焼完了時に燃
焼室壁面積が実線Pの場合に比べて狭くそこに一定の熱
量が生じるのでそのときに燃焼室側壁を形成している高
温部Hのシリンダ内壁表面温度が上昇する。これは言い
かかると低温部りの低温化が為されていることを意味す
る。
完了角度のみを小さくした場合を示し、仮想線Rは燃焼
完了角度のみを大きくした場合を示す。仮想線Qに示す
ように、燃焼完了角度を小さくすると、燃焼完了時に燃
焼室壁面積が実線Pの場合に比べて狭くそこに一定の熱
量が生じるのでそのときに燃焼室側壁を形成している高
温部Hのシリンダ内壁表面温度が上昇する。これは言い
かかると低温部りの低温化が為されていることを意味す
る。
すなわち、一定量の燃料を燃焼して生じた一定量の熱量
の多くを前述の高温部Hに集中させることによって低温
部りの領域の拡大をはかり、その結果、低温部りの得る
熱量を広く分散させて低温部りの温度低下を図るもので
ある。また低温部りの下部からすれば熱源となる高温部
Hの末端がPの場合と比べて上死点寄りに位置している
ので、シリンダを経る伝熱距離が遠くなり、比較的低温
になる。さらに、燃焼完了位置が遠くなることによって
燃焼直後の既燃ガスが低温部りの下死点寄りの部分に到
達するまでの時間が長くなって下列。
の多くを前述の高温部Hに集中させることによって低温
部りの領域の拡大をはかり、その結果、低温部りの得る
熱量を広く分散させて低温部りの温度低下を図るもので
ある。また低温部りの下部からすれば熱源となる高温部
Hの末端がPの場合と比べて上死点寄りに位置している
ので、シリンダを経る伝熱距離が遠くなり、比較的低温
になる。さらに、燃焼完了位置が遠くなることによって
燃焼直後の既燃ガスが低温部りの下死点寄りの部分に到
達するまでの時間が長くなって下列。
点寄りの低温部りの低温化に寄与する。
これとは逆に、仮想線Rで示すように燃焼完了クランク
角が大きくなると燃焼室壁面積が大きくなることによっ
て一定の熱量が分散されその結果高温部Hの温度が低下
し、また熱源位置が下死点側に寄って位置するので、こ
れより下死点側でのシリンダ内壁面温度の上昇を招く。
角が大きくなると燃焼室壁面積が大きくなることによっ
て一定の熱量が分散されその結果高温部Hの温度が低下
し、また熱源位置が下死点側に寄って位置するので、こ
れより下死点側でのシリンダ内壁面温度の上昇を招く。
すなわち、この発明においてファストバーン手段はシリ
ンダ側壁のうち燃焼完了時に燃焼室側壁となる高温部I
]をさらに高温にすることにより、これより下死点側と
なる低温部りのシリンダ内壁表面温度を低下させるもの
である。そのため、後続混合気I3のうち比較的長時間
にわたってシリンダ2内に留まるものが受ける熱量を減
少させて微粒状の燃料のガス化される確率を低くして着
火時まで微粒状態を維持させるようにしている。
ンダ側壁のうち燃焼完了時に燃焼室側壁となる高温部I
]をさらに高温にすることにより、これより下死点側と
なる低温部りのシリンダ内壁表面温度を低下させるもの
である。そのため、後続混合気I3のうち比較的長時間
にわたってシリンダ2内に留まるものが受ける熱量を減
少させて微粒状の燃料のガス化される確率を低くして着
火時まで微粒状態を維持させるようにしている。
以上説明した低温部1.の低温化のために、この発明は
さらにピストン行程Sをシリンダ直径より犬としている
。これは燃焼完了クランク角が同一であってもピストン
行程がシリンダ直径りより大きいエンジンでは高温部H
から下死点までの距離を拡大することができ低温部り下
部の温度が比較的低温に保ち易いためである。
さらにピストン行程Sをシリンダ直径より犬としている
。これは燃焼完了クランク角が同一であってもピストン
行程がシリンダ直径りより大きいエンジンでは高温部H
から下死点までの距離を拡大することができ低温部り下
部の温度が比較的低温に保ち易いためである。
また、図に示す実施例ではファストバーン手段として吸
気にスワールを生じさせている。このスワールは究極的
には点火プラグ13の電極19近傍での混合気の乱れを
生じさせて急速燃焼を図るものであるが、この実施例で
はとくに吸気および圧縮行程中にスワールが継続されて
いることにより、次のような意義を持つものである。
気にスワールを生じさせている。このスワールは究極的
には点火プラグ13の電極19近傍での混合気の乱れを
生じさせて急速燃焼を図るものであるが、この実施例で
はとくに吸気および圧縮行程中にスワールが継続されて
いることにより、次のような意義を持つものである。
すなわち、このスワールによりとくに後続混合気Bはシ
リンダ2内周壁に沿って流動するため、後続混合気Bの
多くがシリンダ内周壁から熱伝達を受けることになる。
リンダ2内周壁に沿って流動するため、後続混合気Bの
多くがシリンダ内周壁から熱伝達を受けることになる。
しかし、シリンダ2内に比較的長時間留まる後続混合気
Bと短時間留まる後続混合気■3の熱授受の差は、低温
部■7での熱授受の差しかないので後続混合気Bの全体
的な加熱状態はほぼ均一となる。従って、シリンダ内壁
表面に貯えられた一定量の熱量が後続混合気Bの多くの
部分に分散して伝熱されるため、このような伝熱によっ
ては後続混合気Bに含まれた燃料粒が微細化されるに止
まり、ガス化されるに至る確率が小さい。この意味から
スワールが微粒状の燃料の確保に関与している。
Bと短時間留まる後続混合気■3の熱授受の差は、低温
部■7での熱授受の差しかないので後続混合気Bの全体
的な加熱状態はほぼ均一となる。従って、シリンダ内壁
表面に貯えられた一定量の熱量が後続混合気Bの多くの
部分に分散して伝熱されるため、このような伝熱によっ
ては後続混合気Bに含まれた燃料粒が微細化されるに止
まり、ガス化されるに至る確率が小さい。この意味から
スワールが微粒状の燃料の確保に関与している。
また、この実施例ではピストン上面に凹部19を具備す
るものであるが、これは次のような理由によってガス化
した燃料と微粒状の燃料との混在した混合気の確保に寄
与するものである。
るものであるが、これは次のような理由によってガス化
した燃料と微粒状の燃料との混在した混合気の確保に寄
与するものである。
すなわち、ピストン上面に凹部19を形成すると燃焼時
の燃焼室壁面積のうちでピストンがしめる面積割合が増
加するから燃焼により生じる熱量のピストンへの伝熱量
が増して、その結果先行混合気Aのガス化能力をたかめ
る。また逆にエンジンの圧縮比および空間容積が同一で
ある上面平坦ピストンと比較すればこの凹部19の周囲
に残されたピストン」二面は上面平坦ビス1〜ンの上面
より下死点寄りに位置することになって、その分シリン
ダ側壁の受熱量を減じ、またこれは高温部Hの位置を下
死点側から遠ざける意味をも有する。
の燃焼室壁面積のうちでピストンがしめる面積割合が増
加するから燃焼により生じる熱量のピストンへの伝熱量
が増して、その結果先行混合気Aのガス化能力をたかめ
る。また逆にエンジンの圧縮比および空間容積が同一で
ある上面平坦ピストンと比較すればこの凹部19の周囲
に残されたピストン」二面は上面平坦ビス1〜ンの上面
より下死点寄りに位置することになって、その分シリン
ダ側壁の受熱量を減じ、またこれは高温部Hの位置を下
死点側から遠ざける意味をも有する。
このような考えに基づき、発明者等は燃完了がクランク
角で上点以後何度まで行えばよいかを実機により種々実
験の結果、燃焼完了クランク角と燃料消費率との間に第
7図に示す定性を認めた。
角で上点以後何度まで行えばよいかを実機により種々実
験の結果、燃焼完了クランク角と燃料消費率との間に第
7図に示す定性を認めた。
すなわち、この定性から前述の考えは燃焼完了クランク
角として100度まで有効であると判断される。
角として100度まで有効であると判断される。
この発明は以上説明したように、4サイクルエンジンで
あって、液体燃料を吸気中に混入する燃料供給装置と、
混合気の燃焼を迅速に行ね七′るファストバーン手段と
を具備するものにおいて、ピストン行程をシリンダ直径
より大きくし、且つこのエンジンにおける混合気の燃焼
をクランク角で上死点後100度以内に完了すべく構成
してなる液体燃料エンジンである。従って、燃焼時に燃
焼室を構成するピストン上面及びシリンダ側壁のシリン
ダヘッド側の部分の表面温度を高めて吸気弁の開弁直後
にシリンダ内に供給される混合気の燃料のガス化を図り
、同時にシリンダ側壁の下死点寄りの部分の表面温度を
低くすることができるので、その後にシリンダ内に供給
される混合気に伝達する熱量を少なくすることができ、
混合気の燃料のガス化を抑制できる。その結果混合気に
含まれる微粒状態の燃料を点火時まで確保し−でおくこ
とができる。
あって、液体燃料を吸気中に混入する燃料供給装置と、
混合気の燃焼を迅速に行ね七′るファストバーン手段と
を具備するものにおいて、ピストン行程をシリンダ直径
より大きくし、且つこのエンジンにおける混合気の燃焼
をクランク角で上死点後100度以内に完了すべく構成
してなる液体燃料エンジンである。従って、燃焼時に燃
焼室を構成するピストン上面及びシリンダ側壁のシリン
ダヘッド側の部分の表面温度を高めて吸気弁の開弁直後
にシリンダ内に供給される混合気の燃料のガス化を図り
、同時にシリンダ側壁の下死点寄りの部分の表面温度を
低くすることができるので、その後にシリンダ内に供給
される混合気に伝達する熱量を少なくすることができ、
混合気の燃料のガス化を抑制できる。その結果混合気に
含まれる微粒状態の燃料を点火時まで確保し−でおくこ
とができる。
よってシリンダ内で点火される混合気に11ガス化され
た燃料と微粒状の燃料が混在しているから燃焼効率がよ
く燃料消費率を低減するものである
た燃料と微粒状の燃料が混在しているから燃焼効率がよ
く燃料消費率を低減するものである
第1図は、この発明の実施例の吸気弁および排気弁を見
せた断面図、 第2図は、点火プラグを見せた断面図、第3図は、第1
図のIII −−I11方向に見たシリンダヘッド側燃
焼室形状説明図、 第4図は一第1図のIV −−IV方向に見たピストン
上面図、 第5図(a)〜(e)は、この実施例のエンジンにおけ
る吸気ないし圧縮行程説明図、 第6図は、シリンダ内壁表面温度モデル説明図、第7図
は、この実施例における燃焼完了クランク角と燃料消費
率の関連を示す定性的グラフであるS:ピストン行程 D=シリンダ直径 2ニジリンダ 4:ピストン 特許出願人 ヤマハ発動機株式会社 第3図 第4図 手続補正書(自発) 昭和58年5月31日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第76693号 2、発明の名称 液体燃料エンジン 3、?lli正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 〒438 静岡県磐田市新貝2500番地 明細書の「特許請求の範囲」の欄、[発明の詳細な説明
コの閣、「図面の簡単な説明]の欄。及び図面。 ÷ ゛げ罪7二24〜LfTr + 2−1゜。s−%’〜
明 細 書 10発明の名称 液体燃料エンジン 2、特許請求の範囲 4サイクルエンジンであって、液体燃料を吸気中に混入
する燃料供給装置と、混合気の燃焼を迅速に行わせるフ
ァストバーン手段とを具備するものにおいて、 ピストン行程をシリンダ直径より大きくし、IsLつご
のエンジンにおける混合気の燃焼をクランク角で上死点
後100度以内に完了すべく構成してなる液体燃料エン
ジン。 3、発明の詳細な説明 この発明は、液体燃料エンジンに関し、特に4
′サイクルエンジンの燃料消費率の低減に関する
。 近時、エンジンの燃料消費率を少なくしようとして種々
研究提案がなされているが、エンジンの燃料消費率を少
なくするにはエンジンに供給された混合気の燃焼効率を
向上することが最も有効である。 ところで一般に液体燃料エンジンにおいては、エンジン
のシリンダ内に供給された混合気がガス化された燃料と
微粒状の燃料との混在状態のときに着火させると、混合
気は良好に燃焼して燃焼効率がよいと言われている。 しかし、混合気に含まれている液体燃料は、周知の如く
ガソリン、軽油等の揮発性に冨んだ油類であるため、周
囲の熱的環境から熱を吸収してガス化しやすく、エンジ
ンに供給した混合気を点火時に當にガス化された燃料と
微粒状の燃料との混在状態としておくことは困難である
。 その理由は、シリンダ内の熱的環境が混合気のこのよう
な状態の維持に適さない状態にあるためである。 しかし、種々の使用状況下におかれるエンジンにおいて
、できるだけこのようなガス化された燃料を微粒状の燃
料との混在状態を維持させることは、それだけ燃焼効率
の向上に寄与するので実用上の燃料消費率を少さくする
ことができる。 この発明は、このような事情に着目してなされたもので
、エンジンに吸込まれた混合気を点火時になるべくガス
化された燃料と微粒状の燃料との混在状態にするように
して燃焼効率を改善し、もって燃料消費率の向上を図ろ
うとするものであるこの目的は、4サイクルエンジンで
あって、液体燃料を吸気中に混入する燃料供給装置と、
混合気の燃焼を迅速に行わせるファストバーン手段とを
具備するものにおいて、ピストン行程をシリンダ直径よ
り大きくし、かつこのエンジンにおける混合気の燃焼を
クランク角で上死点から100度以内に完了すべく構成
することにより達成することができる。 以下図に示す頭上弁式4サイクルエンジンにおける実施
例について説明する。面、このエンジンは排気量が50
CCの少排気量エンジンであって、比較的小型の自動2
輪車の原動機として用いるものである。 ■はエンジンで、2はシリンダ、3はシリンダヘット、
4はピストンである。シリンダ2は鉄製シリンダ2内チ
を備えたアルミニウム合金製で、外周には空気冷却用フ
ィン5が形成されている。 シリンダへソト3の下面は燃焼室の端壁を構成し、この
端壁面の略中夫には浅い球面形状をなす凹部6が形成さ
れている。この凹部6には吸気口8、及び排気口9及び
点火プラグ装着穴10が設りられている(第3図参照)
。 − ここで図面から明らかなように、吸気口8の口径の
方が排気口9より大径にされている。これはシリンダ2
内への吸気の充填効率をたかめるためである。 尚、図中11は吸気弁、12は排気弁、13は点火プラ
グを示し、これらの弁11.12は図示しないカム軸及
び操作杆を介して口、カアーム14.15を揺動させて
開閉するようになっているこの吸気口8へは図示しない
気化器(燃料供給装置)を介してガソリン(液体燃料)
が混入された混合気が吸気通路16を経て供給される。 この吸気口8に連なる吸気通路16は第1図中りより下
流において直線的に吸気口8に延びている。そのため、
この直線部分でシリンダ2内に供給される混合気の流動
方向を整え、混合気はシリンダ中心軸0方向に対し−で
傾斜してシリンダ内に流入する。 その結果シリンダ内において混合気はシリンダ中心軸O
まわりのスワールを生じこれが本発明で言うファストバ
ーン手段としての機能を果たす。 ピストン4は周知の如くコンロノド16を介してクラン
ク軸17を連動すべく構成してあり、ピストン4の上面
には浅い球面状の凹部18がシリンダポア中心線Oから
一例へ偏って配置されている。 コノ凹部18に対向するように前記のシリンダヘッド3
側の凹部6も配置され、この凹部18以外のピストン上
面はシリンダヘノ13下面との間でスキッシュエリアを
構成している。 そして、これらの凹部6.18の偏った側となるシリン
ダへソド3には点火プラグ13が配置されており、点火
プラグ13の電極部分19の近傍に比較的多量の圧縮さ
れた混合気が確保されるため、点火プラグ13による着
火を良好にしているこのように構成されたエンノン1は
第2図に実線で示ず上死点位置と想像線で示す下死点位
置との間の距離(ピストン行程)Sがシリンダ直径りよ
り大きく設けられている。 次にこの実施例のエンジンの作動を第5図で吸気〜圧縮
行程において説明する。 (a)吸気行程になると、まず吸気弁11か開き吸気口
8から混合気がシリンダ2内に入る。 このときピストン4は、上死点近傍に位置しているから
ピストン上面直上の空間に混合気が位置することになる
。 このようにピストン4直上の空間に供給された混合気を
この明細書では先行混合気Aと呼ふことにする。 この先行混合気Aは吸気通路16がシリンダ中心軸0に
対し傾斜して設けられているためシリンダ2内でスワー
ルを生じる(第5図((b)そして、ピストンは移動速
度を増しつつド降するため先行混合気Aば、スワールを
継続しながらピストン4直上の位置でビス1〜ンの移動
に伴って下降する。 この先行混合気Aの下刃への移動により、この先行混合
気Aの上方には吸気口から新たな混合気(以下本明細書
では後続混合気Bという)が充填される。この後続混合
気Bも先行混合気Aと同様にスワールを生している(第
5図(b)参照)。 (C)このようにして吸気行程が終わると、吸気弁11
が閉止してピストンが上昇する。このとき、先行混合玄
人及び後続混合気Bば慣性によりスワールが継続してい
る(第5図(C)参照)。 (d)このようにしてピストン4か一ヒ昇し上死点近傍
になると、ピストンによって構成されている燃焼室の全
体形状か、第5図(d)に示す如くそれまでのシリンダ
2による円筒形状から変化し、偏平な球形に近づ(。 この偏平の球形のスペースの直径dはそれまでのシリン
ダ直径りより小さいのでそれまでシリンダ2内壁に沿っ
て旋回していた混合気は除々にシリンダ中心軸O側に押
し出される。そしてスワールの直径が縮小されるので減
衰しつつあったスワールのJk回回速外補われる(第5
図(d))。 (e)さらにピストン4が上昇すると、点火プラグ13
の点火に前後してシリンダヘッドとピストン4上面との
間においてスキッシュを生し、爆発行程となる。 とごろでスキッシュは、本来そのスキ、シュの流れ自体
が点火プラグの電極付近の混合気に直接部れを生じさせ
て燃焼速度をたかめるもので、本発明でいうファースト
バーン手段の1つでもある。 この実施例におけるスキッシュは、燃焼室内のスワール
に対して吹きつげるもので、スワールに対してスキッシ
ュにより混合気を吹きつけると、そのスワールに乱れを
生しその乱れた状態で点火プラグ13の電極部分19に
至るので点火プラグ13による着火の確実性と、火炎伝
播速度を高める効果がある。 次に、このような作動をなすエンジンが燃焼効率を向上
している理由を説明する。 先に説明したように、シリンダ2内に吸込まれた混合気
には先行混合気Aと後続混合気Bがあり、先行混合気A
の多くはエンジンの吸気行程の初期から点火するまでの
長時間にわたって、エンジン内で最も高温とされている
ピストン上面の近傍に位置してスワールを続けることに
なる。 そのため混合気中に含まれている燃料粒は点火時までに
上面の熱を得てガス化される確率が極めて高い。 一方、後続混合気Bは、シリンダ内に入って点火される
までの時間が先行混合気Aに較べて短時間であり、かつ
エンジン内で最も高温とされるピストン上面との間には
前記の先行混合気Aが介在している。 その結果主にシリンダ4内壁からの熱Gこより含まれた
燃料のガス化熱量を得ることになるので後続混合気Bは
先行混合玄人よりシリンダ内で得る熱量は少ない。 とごろで、我々の目的は、点火前の混合気に力゛ス化さ
れた燃料と微粒状の燃料とを混在させることであるので
、ガス化された燃料は前述のよ償こ先行混合玄人によっ
て得られ伜としても、微粒状の燃料をいかに確保するか
がこの目的の達成の最大のポイントである。 この最大のポイントに対する解決策として我々は後続混
合気已におりるシリンダ2内壁との熱の授受に注目する
。 今、考え方を明瞭にするために第6図に示したモデル化
したグラフにより説明する。 まず、今、仮に混合気の燃焼完了クランク角度が上死点
からθ(度)である場合のエソジンのシリンダ内壁の表
面温度を考えてみると、第6図に実線Pで示すようであ
る。 すなわち、上死点近傍で混合気に着火しクランク角がθ
に達するまでの間に燃焼室側壁となるシリンダ内壁表面
温度は、燃焼火炎あるいは燃焼直後の高温ガスにさらさ
れるため極めて高温となる(尚、この高温部分は混合気
の燃焼状態によゲζ必ずしも均一温度ではないが、第6
図が考え方の説明図であるので図面上このように作成し
たにすぎない)。 以下において、この燃焼完了クランク角θより上死点側
となるシリンダ内壁を高温部Hと言う。 一方、燃焼完了クランク角が0の点から下死点に至る間
ではシリンダ内に存在する既燃ガスとの熱の授受及び前
記の高温部Hからの熱伝体によってシリンダ内壁表面温
度が主に定まり、既燃ガスとシリンダ壁との間での熱交
換時間も下死点に近い程短くなる。 従って、シリンダ内壁表面温度は下死点に近つけば近づ
くほど表面温度が低−Tすることになる。 このような理由からシリンダ内壁表面温度は、このよう
な傾向を備えたものと想定される。 以下の説明では、この燃焼完了クランク角θである点か
ら下死点側となるシリンダ内壁を低温部りと言うことに
する。 ここで本発明におけるファストバーン手段の意義を説明
すると次のようである。 第6図に示した仮想線Qは先に説明したエンジンの燃焼
完了角度のみを小さくした場合を示し、仮想線Rは燃焼
完了角度のみを大きくした場合を示す。 仮想線Qに示すように、燃焼完了角度を小さくすると、
燃焼完了祷に燃焼室壁面積が実線Pの場合に比べて狭く
そこに一定の熱量が生しるのでそのときに燃焼室側壁を
形成している高温部I]のシリンダ内壁表面温度が上昇
する。これは言い替えると低温部I−の低温化が為され
ていることを意味する。 ずなわら、一定量の燃料を燃焼して生した一定量の熱量
の多くを前述の高温部Hに集中させることによって低温
部りの領域の拡大をはかり、その結果、低温部■7の得
る熱量を広い面積にわたって分散させて低温部りの温度
像・下を図るものである。 また低温部りの下部からすれば熱源となる高温部Hの末
端がPの場合と比べて上死点寄りに位置しているので、
シリンダを経る伝熱距離が遠くなり、比較的低温になる
。 さらに、燃焼完了位置が遠くなることによって燃焼直後
の既燃ガスが低温部りの下死点寄りの部分に到達するま
での時間が長くなって)死点寄りの低温部りの低温化に
寄与する。 これとは逆に、仮想線Rで示すように燃焼完了クランク
角が大きくなると燃焼室壁面積か大きくなるごとによっ
て一定の熱量が分散されその結果高温部Hの温度が低下
し、また熱源位置が下死点側に寄って位置するので、こ
れより下死点側でのシリンダ内壁面温度の上昇を招く。 すなわち、この発明においてファストバーン−1一段は
シリンダ側壁のうち燃焼完了時に燃焼室側壁となる高温
部Hをさらに高温にすることにより、これより下死点側
となる低温部I7のシリンダ内壁表面温度を低下させる
ものである。 そのため、後続混合気Bのうち比較的長時間にわたって
シリンダ2内に留まるものが受ける熱量を減少させて微
粒状の燃料のガフ化される確率を低くして着火時まで微
粒状態を維持させるようにしている。 以上説明した低温部りの低温化のために、この発明はさ
らにピストン行程Sをシリンダ直径より大としている。 これは燃焼完了クランク角が同一であってもピストン行
程がシリンダ直径りより大きいエンジンでは高温部11
から下死点までの距離を拡大することができ低温部り下
部の温度が比較的低温に保ち易いためである。 また、図に示す実施例ではファストバーン手段として吸
気にスワールを生じさせている。このスワールは究極的
には点火プラグ13の電極19近傍での混合気の乱れを
生じさせて急速燃焼を図るものであるが、この実施例で
はとくに吸気および圧縮行程中にスワールが継続されて
いることにより、次のような意義を持つものである。 すなわち、このスワールによりとくに後続混合気Bはシ
リンダ2内周壁に沿って流動するため、後続混合気Bの
多くがシリンダ内周壁から熱伝達を受けることになる。 しかし、シリンダ2内に比較的長時間留まる後続混合気
Bと短時間留まる後続混合気Bの熱授受の差は、低温部
りでの熱授受の差しかないので後続混合気Bの全体的な
加熱状態はほぼ均一・となる従って、シリンダ内壁表面
に貯えられた一定量の熱量が後続混合気Bの多くの部分
に分散して伝熱されるため、このような伝熱によっては
後続混合気I3に含まれた燃料粒が微細化されるに止ま
り、ガス化されるに至る確率が小さい。 この意味からスワールが微粒状の燃料の(i(を保に関
与している。 マタ、この実施例ではピストン−ヒ面に凹部t 9を具
備するものであるが、これは次のような理由によってガ
ス化した燃料と微粒状の燃料との混在した混合気の確保
に寄与するものである。 すなわち、ピストン上面に凹部19を形成すると燃焼時
の燃焼室壁面積のうちでピストンがしめる面積割合が増
加するから燃焼により生しる熱量のピストンへの伝熱量
が増して、その結果先行混合気Aのガス化能力をたかめ
る。 また、エンジンの圧縮比および空間容積が同一である上
面平坦ピストンと比較すればこの凹部19の周囲に残さ
れたピストン上面は上面平坦ピストンの上面より上死点
寄りに位置することになっ−ζ、その分ソリンダ側壁の
受熱量を減じ、またこれは高温部Hの位置を下死点側か
ら遠ざける意味をも有する。 このような考えに基づき、発明者等は燃焼完了がクラン
ク角で上死点以後何度まで行えばよいかを実機により種
々実験の結果、燃焼完了クランク角と燃料消費率との間
に第7図に示す定性を認めた。 すなわち、この定性から前述の考えは燃焼完了クランク
角として上死点後100度まで有効であると判断される
。 この発明は以上説明したように、4サイクルエンジンで
あって、液体燃料を吸気中に混入する燃料供給装置と、
混合気の燃焼を迅速に行わせるファストバーン手段とを
具備するものにおいて、ピストン行程をシリンダ直径よ
り大きくし、且つこのエンジンにおける混合気の燃焼を
クランク角で上死点後100度以内に完了すべく構成し
てなる液体燃料エンジンである。 従って、燃焼時に燃焼室を構成するピストン上面及びシ
リンダ側壁のシリンダヘッド側の部分の表面温度を高め
て吸気弁の開弁直後にシリンダ内に供給される混合気の
燃料のガス化を図り、同時にシリンダ側壁の下死点寄り
の部分の表面温度を低くすることができるので、その後
にシリンダ内に供給される混合気に伝達する熱量を少な
くすることができ、混合気の燃料のガス化の抑制が行い
やすい。 その結果混合気に含まれる微粒状態の燃料を点火時まで
確保しておくことができる。 よって、シリンダ内で点火される混合気にはガス化され
た燃料と微粒状の燃料が混在している確率が大きくなる
から燃焼効率を向上することができ、燃料消費率を低減
するものである。 4、図面の簡単な説明 図面はこの発明の実施例に関し、 第1図は、吸気弁および排気弁を見せた(第2図の1−
1線に沿う)断面図、 第2図は、点火プラグを見せた(第1図の■−■線に沿
う)断面図、 第3図は、第1図のDI −I11方向に見たシリンダ
へ7ド側燃焼室形状説明図、 第4図は、第1図のIV−IV力方向見たピストン上面
図、 第5図(a)〜(e)は、この実施例のエンジンにおけ
る吸気ないし圧縮行程説明図、 第6図は、シリンダ内壁表面温度モデル説明図、第7図
は、この実施例における燃焼完了クランク角と燃料消費
率の関連を示す定性的グラフであるS:ピストン行程 D=シリンダ直径 2ニジリンダ 4:ピストン 特許出願人 ヤマハ発動機株式会社
せた断面図、 第2図は、点火プラグを見せた断面図、第3図は、第1
図のIII −−I11方向に見たシリンダヘッド側燃
焼室形状説明図、 第4図は一第1図のIV −−IV方向に見たピストン
上面図、 第5図(a)〜(e)は、この実施例のエンジンにおけ
る吸気ないし圧縮行程説明図、 第6図は、シリンダ内壁表面温度モデル説明図、第7図
は、この実施例における燃焼完了クランク角と燃料消費
率の関連を示す定性的グラフであるS:ピストン行程 D=シリンダ直径 2ニジリンダ 4:ピストン 特許出願人 ヤマハ発動機株式会社 第3図 第4図 手続補正書(自発) 昭和58年5月31日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第76693号 2、発明の名称 液体燃料エンジン 3、?lli正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 〒438 静岡県磐田市新貝2500番地 明細書の「特許請求の範囲」の欄、[発明の詳細な説明
コの閣、「図面の簡単な説明]の欄。及び図面。 ÷ ゛げ罪7二24〜LfTr + 2−1゜。s−%’〜
明 細 書 10発明の名称 液体燃料エンジン 2、特許請求の範囲 4サイクルエンジンであって、液体燃料を吸気中に混入
する燃料供給装置と、混合気の燃焼を迅速に行わせるフ
ァストバーン手段とを具備するものにおいて、 ピストン行程をシリンダ直径より大きくし、IsLつご
のエンジンにおける混合気の燃焼をクランク角で上死点
後100度以内に完了すべく構成してなる液体燃料エン
ジン。 3、発明の詳細な説明 この発明は、液体燃料エンジンに関し、特に4
′サイクルエンジンの燃料消費率の低減に関する
。 近時、エンジンの燃料消費率を少なくしようとして種々
研究提案がなされているが、エンジンの燃料消費率を少
なくするにはエンジンに供給された混合気の燃焼効率を
向上することが最も有効である。 ところで一般に液体燃料エンジンにおいては、エンジン
のシリンダ内に供給された混合気がガス化された燃料と
微粒状の燃料との混在状態のときに着火させると、混合
気は良好に燃焼して燃焼効率がよいと言われている。 しかし、混合気に含まれている液体燃料は、周知の如く
ガソリン、軽油等の揮発性に冨んだ油類であるため、周
囲の熱的環境から熱を吸収してガス化しやすく、エンジ
ンに供給した混合気を点火時に當にガス化された燃料と
微粒状の燃料との混在状態としておくことは困難である
。 その理由は、シリンダ内の熱的環境が混合気のこのよう
な状態の維持に適さない状態にあるためである。 しかし、種々の使用状況下におかれるエンジンにおいて
、できるだけこのようなガス化された燃料を微粒状の燃
料との混在状態を維持させることは、それだけ燃焼効率
の向上に寄与するので実用上の燃料消費率を少さくする
ことができる。 この発明は、このような事情に着目してなされたもので
、エンジンに吸込まれた混合気を点火時になるべくガス
化された燃料と微粒状の燃料との混在状態にするように
して燃焼効率を改善し、もって燃料消費率の向上を図ろ
うとするものであるこの目的は、4サイクルエンジンで
あって、液体燃料を吸気中に混入する燃料供給装置と、
混合気の燃焼を迅速に行わせるファストバーン手段とを
具備するものにおいて、ピストン行程をシリンダ直径よ
り大きくし、かつこのエンジンにおける混合気の燃焼を
クランク角で上死点から100度以内に完了すべく構成
することにより達成することができる。 以下図に示す頭上弁式4サイクルエンジンにおける実施
例について説明する。面、このエンジンは排気量が50
CCの少排気量エンジンであって、比較的小型の自動2
輪車の原動機として用いるものである。 ■はエンジンで、2はシリンダ、3はシリンダヘット、
4はピストンである。シリンダ2は鉄製シリンダ2内チ
を備えたアルミニウム合金製で、外周には空気冷却用フ
ィン5が形成されている。 シリンダへソト3の下面は燃焼室の端壁を構成し、この
端壁面の略中夫には浅い球面形状をなす凹部6が形成さ
れている。この凹部6には吸気口8、及び排気口9及び
点火プラグ装着穴10が設りられている(第3図参照)
。 − ここで図面から明らかなように、吸気口8の口径の
方が排気口9より大径にされている。これはシリンダ2
内への吸気の充填効率をたかめるためである。 尚、図中11は吸気弁、12は排気弁、13は点火プラ
グを示し、これらの弁11.12は図示しないカム軸及
び操作杆を介して口、カアーム14.15を揺動させて
開閉するようになっているこの吸気口8へは図示しない
気化器(燃料供給装置)を介してガソリン(液体燃料)
が混入された混合気が吸気通路16を経て供給される。 この吸気口8に連なる吸気通路16は第1図中りより下
流において直線的に吸気口8に延びている。そのため、
この直線部分でシリンダ2内に供給される混合気の流動
方向を整え、混合気はシリンダ中心軸0方向に対し−で
傾斜してシリンダ内に流入する。 その結果シリンダ内において混合気はシリンダ中心軸O
まわりのスワールを生じこれが本発明で言うファストバ
ーン手段としての機能を果たす。 ピストン4は周知の如くコンロノド16を介してクラン
ク軸17を連動すべく構成してあり、ピストン4の上面
には浅い球面状の凹部18がシリンダポア中心線Oから
一例へ偏って配置されている。 コノ凹部18に対向するように前記のシリンダヘッド3
側の凹部6も配置され、この凹部18以外のピストン上
面はシリンダヘノ13下面との間でスキッシュエリアを
構成している。 そして、これらの凹部6.18の偏った側となるシリン
ダへソド3には点火プラグ13が配置されており、点火
プラグ13の電極部分19の近傍に比較的多量の圧縮さ
れた混合気が確保されるため、点火プラグ13による着
火を良好にしているこのように構成されたエンノン1は
第2図に実線で示ず上死点位置と想像線で示す下死点位
置との間の距離(ピストン行程)Sがシリンダ直径りよ
り大きく設けられている。 次にこの実施例のエンジンの作動を第5図で吸気〜圧縮
行程において説明する。 (a)吸気行程になると、まず吸気弁11か開き吸気口
8から混合気がシリンダ2内に入る。 このときピストン4は、上死点近傍に位置しているから
ピストン上面直上の空間に混合気が位置することになる
。 このようにピストン4直上の空間に供給された混合気を
この明細書では先行混合気Aと呼ふことにする。 この先行混合気Aは吸気通路16がシリンダ中心軸0に
対し傾斜して設けられているためシリンダ2内でスワー
ルを生じる(第5図((b)そして、ピストンは移動速
度を増しつつド降するため先行混合気Aば、スワールを
継続しながらピストン4直上の位置でビス1〜ンの移動
に伴って下降する。 この先行混合気Aの下刃への移動により、この先行混合
気Aの上方には吸気口から新たな混合気(以下本明細書
では後続混合気Bという)が充填される。この後続混合
気Bも先行混合気Aと同様にスワールを生している(第
5図(b)参照)。 (C)このようにして吸気行程が終わると、吸気弁11
が閉止してピストンが上昇する。このとき、先行混合玄
人及び後続混合気Bば慣性によりスワールが継続してい
る(第5図(C)参照)。 (d)このようにしてピストン4か一ヒ昇し上死点近傍
になると、ピストンによって構成されている燃焼室の全
体形状か、第5図(d)に示す如くそれまでのシリンダ
2による円筒形状から変化し、偏平な球形に近づ(。 この偏平の球形のスペースの直径dはそれまでのシリン
ダ直径りより小さいのでそれまでシリンダ2内壁に沿っ
て旋回していた混合気は除々にシリンダ中心軸O側に押
し出される。そしてスワールの直径が縮小されるので減
衰しつつあったスワールのJk回回速外補われる(第5
図(d))。 (e)さらにピストン4が上昇すると、点火プラグ13
の点火に前後してシリンダヘッドとピストン4上面との
間においてスキッシュを生し、爆発行程となる。 とごろでスキッシュは、本来そのスキ、シュの流れ自体
が点火プラグの電極付近の混合気に直接部れを生じさせ
て燃焼速度をたかめるもので、本発明でいうファースト
バーン手段の1つでもある。 この実施例におけるスキッシュは、燃焼室内のスワール
に対して吹きつげるもので、スワールに対してスキッシ
ュにより混合気を吹きつけると、そのスワールに乱れを
生しその乱れた状態で点火プラグ13の電極部分19に
至るので点火プラグ13による着火の確実性と、火炎伝
播速度を高める効果がある。 次に、このような作動をなすエンジンが燃焼効率を向上
している理由を説明する。 先に説明したように、シリンダ2内に吸込まれた混合気
には先行混合気Aと後続混合気Bがあり、先行混合気A
の多くはエンジンの吸気行程の初期から点火するまでの
長時間にわたって、エンジン内で最も高温とされている
ピストン上面の近傍に位置してスワールを続けることに
なる。 そのため混合気中に含まれている燃料粒は点火時までに
上面の熱を得てガス化される確率が極めて高い。 一方、後続混合気Bは、シリンダ内に入って点火される
までの時間が先行混合気Aに較べて短時間であり、かつ
エンジン内で最も高温とされるピストン上面との間には
前記の先行混合気Aが介在している。 その結果主にシリンダ4内壁からの熱Gこより含まれた
燃料のガス化熱量を得ることになるので後続混合気Bは
先行混合玄人よりシリンダ内で得る熱量は少ない。 とごろで、我々の目的は、点火前の混合気に力゛ス化さ
れた燃料と微粒状の燃料とを混在させることであるので
、ガス化された燃料は前述のよ償こ先行混合玄人によっ
て得られ伜としても、微粒状の燃料をいかに確保するか
がこの目的の達成の最大のポイントである。 この最大のポイントに対する解決策として我々は後続混
合気已におりるシリンダ2内壁との熱の授受に注目する
。 今、考え方を明瞭にするために第6図に示したモデル化
したグラフにより説明する。 まず、今、仮に混合気の燃焼完了クランク角度が上死点
からθ(度)である場合のエソジンのシリンダ内壁の表
面温度を考えてみると、第6図に実線Pで示すようであ
る。 すなわち、上死点近傍で混合気に着火しクランク角がθ
に達するまでの間に燃焼室側壁となるシリンダ内壁表面
温度は、燃焼火炎あるいは燃焼直後の高温ガスにさらさ
れるため極めて高温となる(尚、この高温部分は混合気
の燃焼状態によゲζ必ずしも均一温度ではないが、第6
図が考え方の説明図であるので図面上このように作成し
たにすぎない)。 以下において、この燃焼完了クランク角θより上死点側
となるシリンダ内壁を高温部Hと言う。 一方、燃焼完了クランク角が0の点から下死点に至る間
ではシリンダ内に存在する既燃ガスとの熱の授受及び前
記の高温部Hからの熱伝体によってシリンダ内壁表面温
度が主に定まり、既燃ガスとシリンダ壁との間での熱交
換時間も下死点に近い程短くなる。 従って、シリンダ内壁表面温度は下死点に近つけば近づ
くほど表面温度が低−Tすることになる。 このような理由からシリンダ内壁表面温度は、このよう
な傾向を備えたものと想定される。 以下の説明では、この燃焼完了クランク角θである点か
ら下死点側となるシリンダ内壁を低温部りと言うことに
する。 ここで本発明におけるファストバーン手段の意義を説明
すると次のようである。 第6図に示した仮想線Qは先に説明したエンジンの燃焼
完了角度のみを小さくした場合を示し、仮想線Rは燃焼
完了角度のみを大きくした場合を示す。 仮想線Qに示すように、燃焼完了角度を小さくすると、
燃焼完了祷に燃焼室壁面積が実線Pの場合に比べて狭く
そこに一定の熱量が生しるのでそのときに燃焼室側壁を
形成している高温部I]のシリンダ内壁表面温度が上昇
する。これは言い替えると低温部I−の低温化が為され
ていることを意味する。 ずなわら、一定量の燃料を燃焼して生した一定量の熱量
の多くを前述の高温部Hに集中させることによって低温
部りの領域の拡大をはかり、その結果、低温部■7の得
る熱量を広い面積にわたって分散させて低温部りの温度
像・下を図るものである。 また低温部りの下部からすれば熱源となる高温部Hの末
端がPの場合と比べて上死点寄りに位置しているので、
シリンダを経る伝熱距離が遠くなり、比較的低温になる
。 さらに、燃焼完了位置が遠くなることによって燃焼直後
の既燃ガスが低温部りの下死点寄りの部分に到達するま
での時間が長くなって)死点寄りの低温部りの低温化に
寄与する。 これとは逆に、仮想線Rで示すように燃焼完了クランク
角が大きくなると燃焼室壁面積か大きくなるごとによっ
て一定の熱量が分散されその結果高温部Hの温度が低下
し、また熱源位置が下死点側に寄って位置するので、こ
れより下死点側でのシリンダ内壁面温度の上昇を招く。 すなわち、この発明においてファストバーン−1一段は
シリンダ側壁のうち燃焼完了時に燃焼室側壁となる高温
部Hをさらに高温にすることにより、これより下死点側
となる低温部I7のシリンダ内壁表面温度を低下させる
ものである。 そのため、後続混合気Bのうち比較的長時間にわたって
シリンダ2内に留まるものが受ける熱量を減少させて微
粒状の燃料のガフ化される確率を低くして着火時まで微
粒状態を維持させるようにしている。 以上説明した低温部りの低温化のために、この発明はさ
らにピストン行程Sをシリンダ直径より大としている。 これは燃焼完了クランク角が同一であってもピストン行
程がシリンダ直径りより大きいエンジンでは高温部11
から下死点までの距離を拡大することができ低温部り下
部の温度が比較的低温に保ち易いためである。 また、図に示す実施例ではファストバーン手段として吸
気にスワールを生じさせている。このスワールは究極的
には点火プラグ13の電極19近傍での混合気の乱れを
生じさせて急速燃焼を図るものであるが、この実施例で
はとくに吸気および圧縮行程中にスワールが継続されて
いることにより、次のような意義を持つものである。 すなわち、このスワールによりとくに後続混合気Bはシ
リンダ2内周壁に沿って流動するため、後続混合気Bの
多くがシリンダ内周壁から熱伝達を受けることになる。 しかし、シリンダ2内に比較的長時間留まる後続混合気
Bと短時間留まる後続混合気Bの熱授受の差は、低温部
りでの熱授受の差しかないので後続混合気Bの全体的な
加熱状態はほぼ均一・となる従って、シリンダ内壁表面
に貯えられた一定量の熱量が後続混合気Bの多くの部分
に分散して伝熱されるため、このような伝熱によっては
後続混合気I3に含まれた燃料粒が微細化されるに止ま
り、ガス化されるに至る確率が小さい。 この意味からスワールが微粒状の燃料の(i(を保に関
与している。 マタ、この実施例ではピストン−ヒ面に凹部t 9を具
備するものであるが、これは次のような理由によってガ
ス化した燃料と微粒状の燃料との混在した混合気の確保
に寄与するものである。 すなわち、ピストン上面に凹部19を形成すると燃焼時
の燃焼室壁面積のうちでピストンがしめる面積割合が増
加するから燃焼により生しる熱量のピストンへの伝熱量
が増して、その結果先行混合気Aのガス化能力をたかめ
る。 また、エンジンの圧縮比および空間容積が同一である上
面平坦ピストンと比較すればこの凹部19の周囲に残さ
れたピストン上面は上面平坦ピストンの上面より上死点
寄りに位置することになっ−ζ、その分ソリンダ側壁の
受熱量を減じ、またこれは高温部Hの位置を下死点側か
ら遠ざける意味をも有する。 このような考えに基づき、発明者等は燃焼完了がクラン
ク角で上死点以後何度まで行えばよいかを実機により種
々実験の結果、燃焼完了クランク角と燃料消費率との間
に第7図に示す定性を認めた。 すなわち、この定性から前述の考えは燃焼完了クランク
角として上死点後100度まで有効であると判断される
。 この発明は以上説明したように、4サイクルエンジンで
あって、液体燃料を吸気中に混入する燃料供給装置と、
混合気の燃焼を迅速に行わせるファストバーン手段とを
具備するものにおいて、ピストン行程をシリンダ直径よ
り大きくし、且つこのエンジンにおける混合気の燃焼を
クランク角で上死点後100度以内に完了すべく構成し
てなる液体燃料エンジンである。 従って、燃焼時に燃焼室を構成するピストン上面及びシ
リンダ側壁のシリンダヘッド側の部分の表面温度を高め
て吸気弁の開弁直後にシリンダ内に供給される混合気の
燃料のガス化を図り、同時にシリンダ側壁の下死点寄り
の部分の表面温度を低くすることができるので、その後
にシリンダ内に供給される混合気に伝達する熱量を少な
くすることができ、混合気の燃料のガス化の抑制が行い
やすい。 その結果混合気に含まれる微粒状態の燃料を点火時まで
確保しておくことができる。 よって、シリンダ内で点火される混合気にはガス化され
た燃料と微粒状の燃料が混在している確率が大きくなる
から燃焼効率を向上することができ、燃料消費率を低減
するものである。 4、図面の簡単な説明 図面はこの発明の実施例に関し、 第1図は、吸気弁および排気弁を見せた(第2図の1−
1線に沿う)断面図、 第2図は、点火プラグを見せた(第1図の■−■線に沿
う)断面図、 第3図は、第1図のDI −I11方向に見たシリンダ
へ7ド側燃焼室形状説明図、 第4図は、第1図のIV−IV力方向見たピストン上面
図、 第5図(a)〜(e)は、この実施例のエンジンにおけ
る吸気ないし圧縮行程説明図、 第6図は、シリンダ内壁表面温度モデル説明図、第7図
は、この実施例における燃焼完了クランク角と燃料消費
率の関連を示す定性的グラフであるS:ピストン行程 D=シリンダ直径 2ニジリンダ 4:ピストン 特許出願人 ヤマハ発動機株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 4サイクルエンジンであって、液体燃料を吸気中に混入
する燃料供給装置と、混合気の燃焼を迅速に行わせるフ
ァストバーン手段とを具備するものにおいて、 ピストン行程をシリンダ直径より大きくし、且つこのエ
ンジンにおける混合気の燃焼をクランク角で上死点後1
00度以内に完了すべく構成してなる液体燃料エンジン
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58076693A JP2510848B2 (ja) | 1983-04-30 | 1983-04-30 | 液体燃料エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58076693A JP2510848B2 (ja) | 1983-04-30 | 1983-04-30 | 液体燃料エンジン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59201920A true JPS59201920A (ja) | 1984-11-15 |
| JP2510848B2 JP2510848B2 (ja) | 1996-06-26 |
Family
ID=13612553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58076693A Expired - Lifetime JP2510848B2 (ja) | 1983-04-30 | 1983-04-30 | 液体燃料エンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2510848B2 (ja) |
Citations (4)
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|---|---|---|---|---|
| JPS5164111A (en) * | 1974-11-30 | 1976-06-03 | Yamaha Motor Co Ltd | Nainenkikanno nenshoshitsusochi |
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| JPS54145808A (en) * | 1978-05-04 | 1979-11-14 | Nissan Motor Co Ltd | Reciprocating spark ignition internal combustion engine |
| JPS5853630A (ja) * | 1981-09-28 | 1983-03-30 | Toyota Motor Corp | 内燃機関 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3455282A (en) | 1967-09-25 | 1969-07-15 | Continental Aviat & Eng Corp | Combustion chamber for burning anhydrous ammonia |
| US3999532A (en) | 1973-11-23 | 1976-12-28 | Kornhauser Daniel W | Internal combustion engine fuel system |
-
1983
- 1983-04-30 JP JP58076693A patent/JP2510848B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2510848B2 (ja) | 1996-06-26 |
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