JPS5924129B2 - 歯科セメント接着剤 - Google Patents

歯科セメント接着剤

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JPS5924129B2
JPS5924129B2 JP55174962A JP17496280A JPS5924129B2 JP S5924129 B2 JPS5924129 B2 JP S5924129B2 JP 55174962 A JP55174962 A JP 55174962A JP 17496280 A JP17496280 A JP 17496280A JP S5924129 B2 JPS5924129 B2 JP S5924129B2
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JP
Japan
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cement
amino acid
adhesive
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dental
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JP55174962A
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JPS5799513A (en
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孝治 森本
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Sankin Industry Co Ltd
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Sankin Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、歯科修復用歯科セメント接着剤に関し、さら
に詳しくは修復物の仮着、合着、矯正、充填、重装およ
び断熱用として優れた接着力を有するセメント接着剤に
関するものである。
従来から、歯科修復物および矯正装置な歯質に合着ない
し装着する場合および天然歯欠損部位の充填を行なう場
合は、いずれもセメントが用いられている。
通常、歯科用セメントは液と粉末とで構成されるが、液
の種類によってリン酸塩系セメントまたはポリカルボキ
シレート系セメントと称されている。
すなわち、リン酸塩系セメントの練和液は、主成分とし
て濃度約50%のリン酸溶液が使用され、一方ポリカル
ボキシレート系セメントの練和液は、主成分として濃度
約50%のポリアクリル酸溶液が使用される。
一方、いずれの系のセメントも粉末の主成分がアルミノ
シリケートの場合は主として充填に用いられ、また、主
成分が酸化亜鉛の場合は主として充填以外の用途に供さ
れる。
しかしながら、操作性および硬化物の特性は、リン酸塩
系セメントとポリカルボキシレート系セメントではそれ
ぞれ太き(異なる。
すなわち、リン酸塩系セメントは操作性が非常に良好で
あるとともに、硬化物の圧縮強さが大きく、さらに溶解
度が小さい等の特長を有している反面、最大の欠点は修
復物および歯質との接着力が非常に小さいことである。
一方ポリカルボキシレート系セメントは、修復物および
歯質との接着力は比較的良好であるが、練和液が高分子
(分子量30000〜40000)のポリアクリル酸溶
液であることから操作性に問題が生じるばかりでなく、
硬化物の圧縮強さが小さいという難点がある。
しかも操作性を改善すべく低分子量のポリアクリル酸溶
液を使用すると、硬化物の圧縮強さが更に小さくなる他
接着力も不十分となる。
本発明者はこうした事情に着目し、口腔内で安定で人体
に害を及ぼさないことを前提として、操作性及び硬化物
の物性が良好で且つ修復物や歯質に対して優れた接着性
を示す様な七メント接着剤を提供しようとして種々研究
を進めてきた。
その結果、リン酸塩系セメント及びポリカルボキシレー
ト系セメントの如何を問わず、セメント組成物中に特定
のα−アミノ酸化合物を適量配合すれば接着性が著しく
改善されると共に、他の要求性能も十分に満足し得るセ
メント接着剤が得られることを知り、鞍に本発明を完成
した。
即ち本発明に係る歯科セメント接着剤とは、式 (R及びR1は、いずれか片方又は両方が酸アミド結合
を有する有機化合物残基で、R及びR1の分子量の総和
がSOO以下の化合物)で表わされるα−アミノ酸化合
物を、歯科セメント中に0.1〜10重量%含有せしめ
てなるところに要旨を有するものである。
本発明で使用する前記一般式のα−アミノ酸化合物とは
、置換基−R及び−R1の一方もしくは双方が酸アミド
結合(酸イミド結合を含む)を含む有機化合物残基から
なり、これら置換基の分子量が800以下のものであり
、こうしたα−アミノ酸化合物は、脂肪族α−アミノ酸
、芳香環又は複素環を有するα−アミノ酸、オキシα−
アミノ酸、イオウを含むα−アミノ酸、モノアミノジカ
ルボン酸、ジアミノモノカルボン酸等を原料とし、α位
のアミンを公知の方法で酸アミド(又は酸イミド)に変
換することにより、或はα−アミノ酸の1種又は2種以
上を1〜4分子結合させることによって製造することが
できる。
尚これらの合成法については、G reen S t
e in 著[アミノ酸の化学、第2巻J (Joh
n Wiely、1961年)及び日本化学金網「新
実験化学講座」〔丸首(株)、1975年発行〕等に記
載されているが、本発明の目的に最も適したα−アミノ
酸化合物としては例えばN −N −7レフタロイルリ
ジン、N−ペンソイルクリシン、トリクリシルクリシン
、Ncl ・N5−シフタロイルリジン等が挙げられ
る。
尚前記置換基R−及びR1−としては分子量の総和は8
00以下のものを選択すべきであり、分子量が800を
超えると水に対する溶解性が低下する他液剤との相溶性
も乏しくなり、更には硬化物の強度も悪くなる。
このα−アミノ酸化合物は、従来公知の歯科用セメント
の粉末及び液の少なくとも片方に0.1重量%以上含有
させることによって、修復物及び歯質との接着力が著し
く改善され、更に硬化物の物性も著しく向上する。
しかし含有量が多すぎると操作性が低下する他物性もか
えって乏しくなるので10重量%以下に抑えなければな
らない。
α−アミノ酸化合物のより好ましい含有量は1〜5重量
%である。
本発明のα−アミノ酸化合物を含有する歯科セメント接
着剤は、強い接着力を発揮することおよび他の効果は、
該化合物は比較的に低分子量の一種のタンパク質である
ので、人体に為害作用がないばかりでなく、歯髄および
歯周辺組織と親和性が良好で、さらには組織の修復性を
促す作用も期待することができる。
本発明接着剤の調製にあたっては、従来のセメント粉末
および液の少なくとも一方にα−アミノ酸化合物を含有
させ、両者を練和して実用に供されるが、分散剤として
揮発性の溶剤或は共重合性単量体を併用してもよい。
以上のように、本発明に係るセメント接着剤は臨床上使
用にあたっては、従来の技法を用いて実施できるととも
に、操作性が良好で修復物および歯質に強力に接着する
ため二次つ蝕の懸念が除去されるばかりでなく、人体組
織の修復性を促す作用があり、さらに、硬化物の物性が
向上するという従来の技術では達成し得なかった顕著な
効果を発揮するものである。
以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明する。
次のようにして、α−アミノ酸化合物を合成し、本発明
の歯科セメント接着剤を得た。
α−アミノ酸化合物の合成例 1 ε ε′ (1)N−N −テレフタロイルリジンL−’Jジン
塩酸塩0.1モルおよび塩基性炭酸銅を熱水500m1
で1時間煮沸還流し、熱時ろ過してリジン銅錯体水溶液
を得た。
この溶液を水冷し、炭酸ナトリウム0.25モルを加え
溶解し、次にシクロヘキサン300m1およびアセトン
50m1を加え攪拌する。
一方、テレフタロイルクロライド0.25モルをアセト
ン150TfLlに溶解し、前記リジン銅錯体溶液に加
え4時間攪拌したのち、析出したN −N −7レ
フタロイルリジン銅錯体およびテレフタル酸をろ別し、
さらにテレフタル酸をエタノールで洗浄除去した。
N−N −−rレフタロイルリジン銅錯体は水500
7711に懸濁し、煮沸還流下値化水素を1時間通じて
脱銅を行ない、さらに活性炭31を加えてろ過した。
ろ液を冷却し、白色微結晶をろ過し目的物133グを得
た。
α−アミノ酸化合物の合成例 2 (2)N−ペンゾイルグリシン 500m1の三ロフラスコにグリシン7.5りおよび炭
酸水素ナトリウム10グを水200rrLlに溶解する
この溶液にベンゾイルクロライド16.7グを加え攪拌
して反応させる。
2〜3時間反応後、クロロホルム300m1を加え10
分間混合し、析出する白色沈殿をろ別する。
次に、沈殿をクロロホルムで数回洗浄し、乾燥して目的
物9.21を得た。
α−アミノ酸化合物の合成例 3 (3)トリグリシルグリシン グリシンとクロルアセチルクロライドとを合成例1に準
じて反応させ、クロルアシルグリシンクロライドを生成
させ、この生成物とグリシルグリシンエステルとを反応
させて目的物を得た。
α−アミノ酸化合物の合成例 4 (4)N−N −シフタロイルリジン L−リジン塩酸塩とN−カルベトキシフタルイミドとを
合成例2に準じて反応させ目的物を得た。
〔歯科セメント接着剤の作成〕
上記で得たα−アミノ酸化合物を、下記の歯科用セメン
ト粉末および液に既定量配合してセメント接着剤を作成
した。
粉剤:酸化亜鉛90.3、酸化マグネシウム8.3およ
び酸化カルシウム04重量%からなる歯科用セメント粉
末を用いた。
液剤:(A)リン酸47.1、アルミニウム31、亜鉛
1.2および水49.6重量%からなる歯科用リン酸溶
液を用いた。
液剤:(B)平均分子量21.000、濃度48重量%
のポリアクリ)し酸水溶液を用いた。
〔硬化時間、圧縮強さおよび接着強さの測定〕練和時の
粉剤および液剤の量は、A液剤を用いる場合は、粉剤1
.41に対して液剤o5mlとした。
B液剤を用いる場合は、粉剤1.5L?に対して1.0
mlとした。
なお、該液剤は比較的低分子量のポリアクリル酸溶液で
あることから操作性が大巾に改善された。
硬化時間および圧縮強さの測定は、JIS T660
2(歯科用リン酸亜鉛セメントに関する規格)とした。
接着強さの測定は、被着体はステンレス−ステンレス(
(SUS27、S−Sと略記する)〕、〕ステンレスー
20カラット金合金S−20K)およびステンレス−象
牙(S−象牙)を用いた。
被着面バイずれの場合も10mmφ(0,785c4)
とし、#600のカーボランダム研磨紙で研磨したのち
、アセトンで洗浄して用いた。
次に、練和したセメント泥を被着面の中心点に塗布し、
つき合せ接着を行ない、さらに定荷重試験機を用いて3
0kyの荷重を10分間加えたのち、荷重を除去後37
℃の水中に24時間保持後接着強さを測定した。
接着強さはオートグラフを用い引張り速度”iomm/
minとし、それぞれの被着体について20個測定し、
その算術平均値を採用した。
実施例1〜8は、本発明によるα−アミノ酸化合物を粉
剤99.5〜97.0重量部に0.5〜3.0重量部加
え、ボールミルで2時間混合してセメント粉末を調製し
、この粉末と液剤Aとを練和したもので、α−アミノ酸
化合物および配合量と硬化時間、圧縮強さおよび接着強
さを第1表に示した。
また、同表に比較のため市販リン酸亜鉛セメントA製品
の試験結果を併記した。
実施例9〜16は、本発明によるα−アミノ酸化合物を
液剤B99.5〜97.0重量部に0.5〜3.0重量
部溶解させ、この溶液に粉剤を加えて練和した場合で、
化合物および配合量と硬化時間、圧縮強さおよび接着強
さを第2表に示した。
また、同表に比較のため市販ポリカルボキシレートセメ
ンl−B製品の試験結果を併記した。
第1.2表からも明らかな様に、本発明の歯科セメント
接着剤(実施例1〜16)は、従来の接着剤(A製品お
よびB製品)に比べて、ステンレススチーノ瓢金合金お
よび象牙の何れに対する接着強さも良好で且つ硬化物は
高レベルの圧縮強さを示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1式 (RおよびR3は、いずれか片方または両方が酸アミド
    結合を有する有機化合物残基で、RおよびR1の分子量
    の総和が800以下の化合物)で表わされるα−アミノ
    酸化合物をセメント中に0.1〜10重量%含有させて
    なることを特徴とする歯科セメント接着剤。
JP55174962A 1980-12-11 1980-12-11 歯科セメント接着剤 Expired JPS5924129B2 (ja)

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