JPS592522B2 - 膜による水の分離方法 - Google Patents

膜による水の分離方法

Info

Publication number
JPS592522B2
JPS592522B2 JP52054031A JP5403177A JPS592522B2 JP S592522 B2 JPS592522 B2 JP S592522B2 JP 52054031 A JP52054031 A JP 52054031A JP 5403177 A JP5403177 A JP 5403177A JP S592522 B2 JPS592522 B2 JP S592522B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
surface side
membrane
sweep liquid
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52054031A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53137877A (en
Inventor
通宏 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP52054031A priority Critical patent/JPS592522B2/ja
Publication of JPS53137877A publication Critical patent/JPS53137877A/ja
Publication of JPS592522B2 publication Critical patent/JPS592522B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水より高い沸点を有する有機および/または
無機物質の水性混合物からの水の膜分離に関する。
別の観点においては、本発明は水を蒸発させる代りに容
積蒸発熱が水のそれの4分の1以下である液体を蒸発さ
せることによって水を分離する方法に関する。
さらに別の観点においては、本発明は、水性混合物から
少くとも一部の水を除去することによって水性混合物を
濃縮する方法に関する。
水より高い沸点を有する有機および/または無機物質の
溶液2分散液、エマルジョン等の水性混合物からの水の
分離は、多くの場合蒸留によっておこなわれている。
しかし、水は異常に高い蒸発熱を有するために、その蒸
留には多大のエネルギーを必要とする。
たとえばエチレンオキサイドからのエチレングリコール
製造工程においては、エチレンオキサイド1モルに対し
て20モル以上の水が用いられ、得られたエチレングリ
コール水系溶液から蒸留法によって莫大な量の水が分離
されている。
水より高い沸点を有する物質の水性混合物から、水を蒸
留することなく、水を分離する省エネルギープロセスの
開発が期待されている。
本発明の目的は水性混合物からの省エネルギー的な水分
離方法を提供することにある。
本発明によれば、水に対して選択的な透過性を有する高
分子膜を水混和性のスイープ液体と共に使用することに
よって、水性混合物から効率よく水が分離される。
この場合、スイープ液体として水より低い沸点を有する
ものを用いることにより、(水+水より高い沸点を有す
る物質)の系を(水+水より低い沸点を有する物質)の
系に変換することができ、後者から低沸点物すなわちス
イープ液体を蒸留することにより、容易に水を分離する
ことができる。
本発明は次の段階より成る。(a)水より高い沸点を有
する物質の水性混合物を水に対して選択透過性の高分子
膜の第1表面に接触させ、(b)*の1部をこの膜を通
して透過させ、(c)膜の第2表面を、水より低い沸点
を有し、容積蒸発熱が水のそれの4分の1以下であり、
且つ水と混和性の液体(スイープ液体)に接触させ、(
d)膜を透過してきた水を膜の第2表面からスイープ液
体中に抽出し、(e)膜の第2表面側から水に富んだス
イープ液体を取り出し、(f)取り出された水に富んだ
スイープ液体を蒸留することによって水とスイープ液体
とを分離し、そして(g)分離されたスイープ液体を膜
の第2表面側にリサイクルする。
水およびスイープ液体の単位容積当りの蒸発熱をそれぞ
れQwおよびQsaすると、本発明の方法を省エネルギ
ー的に運用するためには膜の第2表面側のスイープ液体
中に透過してくる水の最終濃度(容積分率)をQ s/
(Qs +Qw )以上にする必要がある。
スイープ液体中の水の濃度がこの値以下の場合は、スイ
ープ液体自身の蒸発に多大の熱量を必要とし、膜の第1
表面側の水性混合物から直接水を蒸発した方が有利とな
る。
換言すれば、膜の第1表面側に供給される水性混合物中
の水の濃度が比較的高い場合、本発明の方法は経済的に
有利となる。
本発明の方法を有効に運用するために、水に対して選択
的透過性を有する高分子膜の選定が極めて重要である。
このような膜としては例えばポリビニルアルコール、エ
チレン−ビニルアルコール共重合体、セルロース、ポリ
ヒドロキシエチルメタクリレート、ナイロン6、ナイロ
ン66、等の高分子、あるいはこれらの共重合体等が用
いられる。
これらの高分子膜はいずれも水に対する透過性がすぐれ
ているが、さらに選択性を高めるために適切な熱処理、
架橋、あるいはグラフト等の処理をする事が必要な場合
もある。
これらの高分子膜は平膜として、あるいは中空系として
用いることが可能である。
平膜として用いる場合、そのまま用いてもよいし、別の
多孔性支持体に支持された形で用いてもよい。
本発明の方法において、膜の第1表面側に供給される水
性混合物の容質は、水より高い沸点を有する物質である
そのような溶質としては、例えばエチレングリコール、
1.2−7’ロピレ7 リIJコール、■、3−プロピ
レングリコール、■、4−ブチンジオール、1,4−ブ
タンジオール、■。
3−ブタンジオール、3−メチル−1,3、−ブタンジ
オール、グリセリン、3−メチルペンタン−1,3,5
−トIJオール、フェノール等の各種アルコール類、酢
酸、プロピオン酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、フマ
ル酸、イタコン酸、マレイン酸等の各種カルボン酸類、
その他各種糖類、各種アミノ酸等がある。
さらにまた、第1表面側の水性混合物中の溶質は、各種
高分子のエマルジョン、コロイダルシリカ、コロイダル
アルミナ、等のコロイド物質であってもよい。
無機化合物としては、リン酸、ポリリン酸、硫酸及びそ
れらの塩等がある。
先にも述べた如く、第1表面側の水性混合物中の水の濃
度が濃いほど、即ち溶質の濃度が低いほど本発明の方法
は経済的に有利となる。
速度論的には、単位膜面積当りの水の透過速度は第1表
面側の水の化学ボテンシアル(μm)と第2表面側の水
の化学ボテンシアル(μ2)の差μm−μ2に比例する
ので、μmが大きいほど、即ち第1表面側の水の濃度が
大きいほど透水速度が大きくなる。
また平衡論的観点においては、平衡時(μm−μ2)の
第2表面側の水の最終到達濃度は第1表面側に供給され
る原液中の水の濃度が高いほど大きくなり得る。
第2表面側の水の最終到達濃度が高くなるほど使用する
スイープ液体の循環量が少なくてすみ、そのことは単位
除水量当りのスイープ液体の蒸発量が少なくなることを
意味する。
従って速度論的にも平衡論的にも第」表面側に供給され
る原液中の溶質の濃度は低いはど望ましい。
原液中の望ましい溶質濃度は用いるスイープ液体の種類
によって異るが、大体70容量パーセント以下、望まし
くは50容量パーセント以下、さらに望ましくは30容
量パーセント以下である。
たとえば、エチレンオキサイド法王チレングリコールf
fa工程において、エチレンオキサイド加水分解塔から
出てくる液中の水の濃度は85容量パ一セント程度であ
り、残りの15容量パーセントがエチレングリコール等
の生成物である。
このような系から水を除いてエチレングリコール等の溶
質濃度が60ないし70容量パーセントになるまで濃縮
するような目的のために本発明の方法は最も適している
膜の第2表面側に供給するスイープ液体としては水より
も沸点が低く、容積蒸発熱が水のそれの4分の1以下で
あり、且つ水と混和性である液体が用いられる。
スイープ液体の沸点ti水の沸点以下であることが必要
であるが、あまり水の沸点に近すぎると蒸留による分離
が困難である。
またスイープ液体の沸点が低すぎると蒸留時にスイープ
液体の気体を凝縮させるために多量の冷却エネルギーを
必要とするので望ましくない。
従ってスイープ液体の沸点としては大気圧下における値
で100℃以下、望ましくは90〜10°C1さらには
75〜25℃であるとよい。
本発明において、容積蒸発熱とは大気圧下、その液体の
沸点における液体の単位容積轟りの蒸発熱と定義される
水の容積蒸発熱は539 K cal /lである。
スイープ液体の容積蒸発熱はそれの4分の1以下、すな
わち135 K ca l/l以下であることが必要で
ある。
スイープ液体の容積蒸発熱が水のそれの4分の1以上で
あると、膜の第2表面側から取り出した水に富んだスイ
ープ液体を蒸留する場合、スイープ液体の蒸発に多大の
エネルギーを要し、省エネルギーの目的を果たし得ない
スイープ液体の容積蒸発熱6i 135 K cal/
l以下であれば、小さいほど望ましい。
スイープ液体は水に対して十分な混和性を有するもので
なければならない。
このこ(!:は必ずしもスイープ液体に対する水の溶解
度が無限大であるこさは意味しないが、スイープ液体1
00容積部に対して水100容積部以上を溶解し得るこ
とが望ましい。
さらにスイープ液体は水と共沸しない事が望ましい。
また化学的に安定で長期の循環使用に耐え得るこさもス
イープ液体として望まれる条件である。
このような条件を満足するスイープ液体としては、例え
ばt−ブチルアミン(45,2;72)、アセトン(5
6,3;94)、ジエチルアミン(55,9;64)、
テトラヒドロフラン(66;84)、ジオキンラン(7
8;87)等がある。
ここでカッコ内数値第1項は大気圧下での沸点(℃)、
第2項は大気圧下沸点における容積蒸発熱(Kcal/
#)である。
スイープ液体は必ずしも単一の化合物である必要はなく
、上記の条件を満たす複数の化合物の混合物であっても
よい。
本発明の方法の適用例として、エチレンオキサイド法エ
チレングリコール製造プロセスへ膜抽出器を組み入れた
場合の工程図を第1図に示した。
エチレンオキサイド加水分解塔1から出てくる液はエチ
レングリコール等の生成物と大量の水より成る。
この液は膜抽出器の第1表面側2に送入される。
膜抽出器の第2表面側3にはアセトンがスイープ液とし
て導入され、第1表面側から膜4によりアセトン内に水
が膜抽出される。
この場合、高分子膜を通して微量のエチレングリコール
もアセトン中に抽出される。
第2表面側から取り出された水に富んだスイープ液体は
蒸留塔5に送られ、塔上からアセトン、塔底からは水と
微量のエチレングリコールが得られる。
塔上からのアセトンは膜抽出器3に返送され、塔底から
の水+微量のエチレングリコールは力り水分解基に戻さ
れる。
膜抽出器の第1表面側から出てくる液はエチレングリコ
ール+少量の水+微量のアセトンから成り、これは次の
蒸留工程に送られ、アセトンと水さエチレングリコール
に分離され、アセトンは膜抽出器の第2表面側にリサイ
クルされる。
この方式によって例えば15%のエチレングリコール水
溶液を60係のエチレングリコール水溶液に容易に脱水
することができる。
本発明の方法を次の実施例によって更に説明するが、こ
れらの語例は単なる説明であり、本発明を限定する意図
はない。
実施例 1 厚さ20ミクロン、有効面積3.14iのポリビニルア
ルコール膜をはさんだ透析用セルの第1表面側に20重
量%のエチレングリコール水溶液50 cc を、また
第2表面側にアセトン50ccを入れ、両液とも十分攪
拌しながら室温下で放置したところ、1時間後に第2表
面側アセトン中の水のmelt 349 /13、エチ
レングリコールの濃度は0.19/11であった。
また第1表面側のアセトンの濃度は0.149711で
あった。
実施例 2 実施例1の膜抽出実験を24時間継続したところ、第2
表面側の水の濃度は286.?/#、エチレングリコー
ルの濃度は3.lf;l/11であった。
また第1表面側の水の濃度は6509/11、アセトン
の濃度は4.6ji/11であった。
第2表面側の液を蒸留することによって49 ccのア
セトンと20ccの(水+微量のエチレングリコール)
が得られた。
即ちこの場合49 ccのアセトンを蒸留することによ
って約20ccの水が分離できた事になる。
水およびアセトンの容積蒸発熱がそれぞれ539および
94 K calAである事を考慮すると、この場合水
を蒸留するに必要なエネルギーの43%のエネルギーを
用いて水が分離できた事を意味する。
実施例 3 厚さ20ミクロン、有効面積3.14CI?Lのポリビ
ニルアルコール膜をはさんだ透析用セルの第1表面側に
50重量受の酢酸水溶液50ccを、また第2表面側に
アセトン50ccを入れ、攪拌しながら、室温下で放置
したところ、1時間後における第2表面側アセトン中の
水の濃度<t i s g7tI。
酢酸濃度は0.62g/l!、また第1表面側のアセト
ン濃度は0.159/lであった。
実施例 4 実施例2の実験を48時間継続したところ、第2表面側
の水の濃度は210 g/11、酢酸濃度は6.8F!
/iI、また第1表面側の水の濃度は479f!/11
.アセトン濃度は20 g/11であった。
第2表面側の液を蒸留することによって49ccのアセ
トンと13 ccの(水+微量の酢酸)が得られた。
この場合、水を蒸留するに必要なエネルギーの66%の
エネルギーで水が分離できた事になる。
実施例 5 厚さ20ミクロン、有効面積3.14cIIfのセロハ
ン膜をはさんだ透析用セルの第1表面側に10重量%の
シリカコロイドの水分散液50 cc を入れ、また第
2表面側に50 ccのテトラヒドロフランを入れ、攪
拌しながら室温下で24時間放置したところ、第2表面
側の水の濃度は286 g/11であった。
また第1表面側の水の濃度は8809/13゜テトラヒ
ドロフランの濃度は4.Ofl/11であった。
第2表面側の液を蒸留することによって49ccのテト
ラヒドロフランと20.5ccのテトラヒドロフランが
得られた。
テトラヒドロフランの容積蒸発熱が85 K cal/
A’であることを考慮すると、この場合水を蒸留するに
必要なエネルギーの38%のエネルギーを用いるのみで
水が分離される事になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する工程の一例を示す図である。 1・・・・・・加水分解塔、2・・・・・・膜抽出器の
第1表面側、3・・・・・・同第2表面側、4・・・・
・・膜、5・・・・・・蒸留塔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水を選択的に透過する高分子膜の第1表面側に水よ
    り高い沸点を有する物質の水性混合物を接触させ、膜の
    第2表面側に水より低い沸点を有し、容積蒸発熱が水の
    それの4分の1以下であり、且つ水と混和性であるスイ
    ープ液体を接触させ、この第2表面側から水に富んだズ
    イープ液体を取り出し、この水に富んだスイープ液体を
    蒸留することにより水とスイープ液体とを分離し、分離
    されたスイープ液体を膜の第2表面側にリサイクルさせ
    る事を特徴とする有機および/または無機物質の水性混
    合物からの水の分離方法。
JP52054031A 1977-05-09 1977-05-09 膜による水の分離方法 Expired JPS592522B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52054031A JPS592522B2 (ja) 1977-05-09 1977-05-09 膜による水の分離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52054031A JPS592522B2 (ja) 1977-05-09 1977-05-09 膜による水の分離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53137877A JPS53137877A (en) 1978-12-01
JPS592522B2 true JPS592522B2 (ja) 1984-01-19

Family

ID=12959205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52054031A Expired JPS592522B2 (ja) 1977-05-09 1977-05-09 膜による水の分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS592522B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4142966A (en) * 1974-04-01 1979-03-06 Monsanto Company Membrane separation of water from aqueous mixtures

Also Published As

Publication number Publication date
JPS53137877A (en) 1978-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101925567B (zh) 用于从发酵液纯化醇的方法
Schäfer et al. Selective recovery of solutes from ionic liquids by pervaporation—a novel approach for purification and green processing
US4142966A (en) Membrane separation of water from aqueous mixtures
EP2376394A1 (en) Process and system for dewatering an aqueous organic solution
WO2009123222A1 (ja) 醗酵アルコールの精製処理方法
Domingos et al. Simultaneous recovery of ferulic acid and sugars from wheat bran enzymatic hydrolysate by diananofiltration
US5059327A (en) Cross-linked separation membrane and process for pervaporation
Yang et al. Extraction‐fermentation hybrid (extractive fermentation)
JP3025533B2 (ja) 気体透過法を用いた平衡反応実施方法
CN101372442A (zh) 间歇精馏与渗透汽化共用分离叔丁醇和水的装置和方法
JPS5821629A (ja) 無水エタノ−ルの製造方法
US2333756A (en) Process for the recovery of lower aliphatic acids from aqueous solutions
JPS6263543A (ja) エステル化方法
CN103772144B (zh) 一种利用渗透汽化-精馏耦合分离丙酮丁醇乙醇发酵液的方法
US3962212A (en) Phosphorylated cellulose ester membrane for use in separation or concentration of substances
JPH0358952A (ja) α―ヒドロキシケトン類の合成
JPH06254354A (ja) 浸透気化法による液体分離装置及び分離方法
JPH02273519A (ja) 揮発性有機液体水溶液の濃縮液製造方法
JPH0542287B2 (ja)
US3470093A (en) Osmotic purification of solutions
WO2009113178A1 (ja) 脱水システム及び脱水方法
JP2571743B2 (ja) 無水エタノールの製造方法
JPS5892402A (ja) 有機物選択透過性複合膜による分離方法
US2571210A (en) Recovery of glycerine
JPH01115493A (ja) 生活排水からの水再生法