JPS592740B2 - 耐食・耐高温使用中脆化特性に優れた化学容器 - Google Patents
耐食・耐高温使用中脆化特性に優れた化学容器Info
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- JPS592740B2 JPS592740B2 JP55002906A JP290680A JPS592740B2 JP S592740 B2 JPS592740 B2 JP S592740B2 JP 55002906 A JP55002906 A JP 55002906A JP 290680 A JP290680 A JP 290680A JP S592740 B2 JPS592740 B2 JP S592740B2
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- stainless steel
- corrosion resistance
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属組成的に2属以上の多層構造を有する化学
容器に関するものであつて、特に高温高圧の水および水
素雰囲気、また、塩素イオンやボ30リチオン酸の発生
するような環境においても脆化が少なく、かつ、応力腐
食割れを起こし難い内層材を有する化学容器に係るもの
である。
容器に関するものであつて、特に高温高圧の水および水
素雰囲気、また、塩素イオンやボ30リチオン酸の発生
するような環境においても脆化が少なく、かつ、応力腐
食割れを起こし難い内層材を有する化学容器に係るもの
である。
一般に、炭素鋼および低合金鋼などで製造される種々の
圧力容器や化学反応容器の内面は耐食性35の観点から
主としてオーステナイト係のステンレス鋼によるライニ
ングがなされている。
圧力容器や化学反応容器の内面は耐食性35の観点から
主としてオーステナイト係のステンレス鋼によるライニ
ングがなされている。
これらのクラッド鋼による圧力容器において、クラッド
部は高温高圧水および水素による脆化(主として延性、
靭性の低下)と熱応力および腐食環境との複合によつて
生じる応力腐食割れの危険に曝されるため、より一層信
頼性の高い内層材の出現が望まれている。この問題点を
解決すべく、本発明者らはステンレス鋼内層材の合金成
分系について検討を行つた。
部は高温高圧水および水素による脆化(主として延性、
靭性の低下)と熱応力および腐食環境との複合によつて
生じる応力腐食割れの危険に曝されるため、より一層信
頼性の高い内層材の出現が望まれている。この問題点を
解決すべく、本発明者らはステンレス鋼内層材の合金成
分系について検討を行つた。
その際、容器の製造は操作条件が苛酷になるにつれ外層
材の板厚が厚くなり、クラツド法としては肉盛溶接法が
主として用いられるため、クラツド鋼の製作工程上、ク
ラツド部について固溶化熱処理が自由に行い得ないばか
りでなく、600〜750℃で20〜50時間に及ぶ炭
素鋼または低合金鋼側の応力除去熱処理の影響を受け炭
化物の析出やσ相の生成が促進される。また、内層材と
外層材との境界部においては、炭素鋼または低合金鋼側
からステンレス鋼側への炭素の拡散が行われ硬化層がで
きるなど、これらは耐食性および機械的性質にとつて好
ましくないことを念頭においたまず、一般のオーステナ
イト系ステンレス鋼の溶接に対しては熱間割れを防止す
るため数%のフエライト量を含む組織とすることが通常
であるが本発明者らはMnおよびNを適当に調整するこ
とにより完全なオーステナイト組織においても熱間割れ
に対して鈍感になることを見い出した。
材の板厚が厚くなり、クラツド法としては肉盛溶接法が
主として用いられるため、クラツド鋼の製作工程上、ク
ラツド部について固溶化熱処理が自由に行い得ないばか
りでなく、600〜750℃で20〜50時間に及ぶ炭
素鋼または低合金鋼側の応力除去熱処理の影響を受け炭
化物の析出やσ相の生成が促進される。また、内層材と
外層材との境界部においては、炭素鋼または低合金鋼側
からステンレス鋼側への炭素の拡散が行われ硬化層がで
きるなど、これらは耐食性および機械的性質にとつて好
ましくないことを念頭においたまず、一般のオーステナ
イト系ステンレス鋼の溶接に対しては熱間割れを防止す
るため数%のフエライト量を含む組織とすることが通常
であるが本発明者らはMnおよびNを適当に調整するこ
とにより完全なオーステナイト組織においても熱間割れ
に対して鈍感になることを見い出した。
したがつて、容器製造時に使用するクラツド部材質をM
nおよびNを高めた完全オーステナイト系ステンレス鋼
にすることにより、まず、クラツド部となる素材の圧延
性がよくなり素材の製造を容易とした。また、容器製造
時に行われる応力除去熱処理に際してフエライト相を含
まないことからσ相による脆化の心配がなく、かつまた
、フエライト相を含まない内層材でなることから容器稼
動中における水素吸収によるクラツド部の延性低下に対
しても好ましい結果が得られた。しかし、完全オーステ
ナイト系ステンレス鋼では粒界腐食について問題がある
。これに対してBを添加することによりフエライト相を
有するオーステナイト系ステンレス鋼の場合より耐粒界
腐食性を改善することができた。本発明は上記知見に基
づいてなされたものであつて、その要旨とするところは
、炭素鋼または低合金鋼を外層材とし、オーステナイト
系ステンレス鋼を内層材とする金属組織的に2層以上の
多層構造を有する化学容器において該ステンレス鋼部の
化学成分が重量%でMnが3〜8%,Nが0.08〜0
.4%,Bが0.002〜0.08%であり、さらにC
O.l5O!)以丁、Sil,O%以下、Ni8,O〜
28.0%,Crl8.O〜28.0%を含み、又はさ
らにMO4.O%以下、又はこれにさらにNbl.O%
以下を含み、残部は鉄および不可避不純物からなり、か
つ、その化学成分のNieq=Ni+30C+0.5M
n+30NCreq=Cr+1.5Si+0.5Nb−
1−MOから計算した値がデイロングの状態図において
完全オーステナイト域にある組成を有することを特徴と
する耐食、耐高温使用中脆化特性に優れた化学容器にあ
る〇以下に本発明を詳細に説明する。
nおよびNを高めた完全オーステナイト系ステンレス鋼
にすることにより、まず、クラツド部となる素材の圧延
性がよくなり素材の製造を容易とした。また、容器製造
時に行われる応力除去熱処理に際してフエライト相を含
まないことからσ相による脆化の心配がなく、かつまた
、フエライト相を含まない内層材でなることから容器稼
動中における水素吸収によるクラツド部の延性低下に対
しても好ましい結果が得られた。しかし、完全オーステ
ナイト系ステンレス鋼では粒界腐食について問題がある
。これに対してBを添加することによりフエライト相を
有するオーステナイト系ステンレス鋼の場合より耐粒界
腐食性を改善することができた。本発明は上記知見に基
づいてなされたものであつて、その要旨とするところは
、炭素鋼または低合金鋼を外層材とし、オーステナイト
系ステンレス鋼を内層材とする金属組織的に2層以上の
多層構造を有する化学容器において該ステンレス鋼部の
化学成分が重量%でMnが3〜8%,Nが0.08〜0
.4%,Bが0.002〜0.08%であり、さらにC
O.l5O!)以丁、Sil,O%以下、Ni8,O〜
28.0%,Crl8.O〜28.0%を含み、又はさ
らにMO4.O%以下、又はこれにさらにNbl.O%
以下を含み、残部は鉄および不可避不純物からなり、か
つ、その化学成分のNieq=Ni+30C+0.5M
n+30NCreq=Cr+1.5Si+0.5Nb−
1−MOから計算した値がデイロングの状態図において
完全オーステナイト域にある組成を有することを特徴と
する耐食、耐高温使用中脆化特性に優れた化学容器にあ
る〇以下に本発明を詳細に説明する。
まず、本発明化学容器内層のステンレス鋼クラツド部に
ついて、各化学成分範囲を前記のごとく定めた理由につ
いて記述する。
ついて、各化学成分範囲を前記のごとく定めた理由につ
いて記述する。
Mnはクラツド部素材製造に際し、熱問加工性を向上さ
せ、クラツド部の強度を増加させるばかりでなく、クラ
ツド部の接合溶接に際して溶接金属中のSと結合して溶
接時の熱間割れ感受性を低めるうえで3%以上含有する
と効果があるが、これを多量に含有することは応力腐食
割れ感受性を高め、かつクラツド部の材質を劣化させる
ため、また、クラツド部が常に完全オーステナイト組織
として安定するに必要な量としては8%で十分であるこ
とから、含有Mn量は3(f)〜8%とした。
せ、クラツド部の強度を増加させるばかりでなく、クラ
ツド部の接合溶接に際して溶接金属中のSと結合して溶
接時の熱間割れ感受性を低めるうえで3%以上含有する
と効果があるが、これを多量に含有することは応力腐食
割れ感受性を高め、かつクラツド部の材質を劣化させる
ため、また、クラツド部が常に完全オーステナイト組織
として安定するに必要な量としては8%で十分であるこ
とから、含有Mn量は3(f)〜8%とした。
Nの添加は本発明の一つの重要な要件である。Nは水素
による脆化を防ぐための完全オーステナイト組織を安定
化する元素で、クラツド部素材製造時およびクラツド部
の溶接時に溶接金属の結晶粒を微細化して熱間割れ感受
性をも低下させ、また高温強度を高めるにも有効である
。一方、腐食環境下においてNは窒素化合物をつくり腐
食雰囲気の塩素度を上昇させるので、クラツド部の腐食
発生抵抗を増大させる。耐食へのN含有量の効果は0.
08%以上から現われ、0.4%の固溶限附近まで続く
。しかし、MnおよびNによる相安定化の完全オーステ
ナイト・ステンレス鋼それ自身では粒界腐食および応力
腐食割れに対して抵抗力が極端に小さく、これを改善す
るためには特に有効な元素としてBを添加しなけれはな
らない。
による脆化を防ぐための完全オーステナイト組織を安定
化する元素で、クラツド部素材製造時およびクラツド部
の溶接時に溶接金属の結晶粒を微細化して熱間割れ感受
性をも低下させ、また高温強度を高めるにも有効である
。一方、腐食環境下においてNは窒素化合物をつくり腐
食雰囲気の塩素度を上昇させるので、クラツド部の腐食
発生抵抗を増大させる。耐食へのN含有量の効果は0.
08%以上から現われ、0.4%の固溶限附近まで続く
。しかし、MnおよびNによる相安定化の完全オーステ
ナイト・ステンレス鋼それ自身では粒界腐食および応力
腐食割れに対して抵抗力が極端に小さく、これを改善す
るためには特に有効な元素としてBを添加しなけれはな
らない。
このBは0.002%以上の添加から粒界における炭化
物析出を抑制する効果が認められるが、0.08%超の
添加では低融点の硼素化合物を生成し、製造時に熱間割
れを生じるので好ましくない。このためBは0.002
(f)〜0.08(f)とした。Cは熱処理により粒界
にクロム炭化物を析出させCr欠乏による粒界腐食の原
因となるので0.15%以下とされている。Siは強力
な脱酸剤ではあるが靭性の低下などから1.0%以下で
なければならない。Niはオーステナイト系ステンレス
鋼の基本元素でありオーステナイトを安定化さすために
8.0%以上は必要である。
物析出を抑制する効果が認められるが、0.08%超の
添加では低融点の硼素化合物を生成し、製造時に熱間割
れを生じるので好ましくない。このためBは0.002
(f)〜0.08(f)とした。Cは熱処理により粒界
にクロム炭化物を析出させCr欠乏による粒界腐食の原
因となるので0.15%以下とされている。Siは強力
な脱酸剤ではあるが靭性の低下などから1.0%以下で
なければならない。Niはオーステナイト系ステンレス
鋼の基本元素でありオーステナイトを安定化さすために
8.0%以上は必要である。
Niの増加は靭性の向上のみならず耐応力腐食割れ性を
向上させるが高価なため28.0(f)以下で使用され
る。Crはステンレス鋼の基本成分であり、12(f)
から耐食性がでてきて耐孔食性などに優れた性質を示す
には18.0%以上が必要である。
向上させるが高価なため28.0(f)以下で使用され
る。Crはステンレス鋼の基本成分であり、12(f)
から耐食性がでてきて耐孔食性などに優れた性質を示す
には18.0%以上が必要である。
Crは多い程耐食性を向上させるがフエライト安定元素
であり、Crを増大させてかつ完全オーステナイト組織
にするにはオーステナイト安定元素であるNi,Mn,
Nなどを多量に添加する必要がある。このように添加元
素の高い合金は高価になるので通常のステンレス鋼の範
囲としては28.001)までで充分である。また、本
発明においては、前記ステンレス鋼部にさらにMO4.
OOl)以下、又はこれにさらにNbl.O%以下を含
むことができる。
であり、Crを増大させてかつ完全オーステナイト組織
にするにはオーステナイト安定元素であるNi,Mn,
Nなどを多量に添加する必要がある。このように添加元
素の高い合金は高価になるので通常のステンレス鋼の範
囲としては28.001)までで充分である。また、本
発明においては、前記ステンレス鋼部にさらにMO4.
OOl)以下、又はこれにさらにNbl.O%以下を含
むことができる。
MOは耐孔食性に優れた元素であり、高温強度を高める
のに役立つが4.0%超では65『C以上の熱処理で脆
化し衝撃値が低下する。
のに役立つが4.0%超では65『C以上の熱処理で脆
化し衝撃値が低下する。
NbはCを固定し耐粒界腐食性を改善する元素である。
しかしCの重量%で8〜10倍以上でかつ1.001:
I超のNbの添加は溶接に際して熱間割れ感受性を高め
る。その他不可避的な不純物としてP,Sなどがあるが
、これらの成分はクラツド部材製造時の割れ感受性を高
めるため極めて少ないことが好ましい。
I超のNbの添加は溶接に際して熱間割れ感受性を高め
る。その他不可避的な不純物としてP,Sなどがあるが
、これらの成分はクラツド部材製造時の割れ感受性を高
めるため極めて少ないことが好ましい。
また、不可避的に微量のAl,Ti,Cal或いはVな
どが含まれることがある。さらに、該ステンレス鋼部に
おいては、その化学成分がNieq+30C+0.5M
n+30N,CreqCr+1.5Si+0.5Nb+
MOから計算した値がデイロングの状態図において完全
オーステナイト域にあることを必須とする。
どが含まれることがある。さらに、該ステンレス鋼部に
おいては、その化学成分がNieq+30C+0.5M
n+30N,CreqCr+1.5Si+0.5Nb+
MOから計算した値がデイロングの状態図において完全
オーステナイト域にあることを必須とする。
この式から得られた値が第1図に示すデイロングの状態
図において完全オーステナイト域にある場合、容器製造
時の熱処理によつて生じるσ相脆化を防ぎ、かつ、使用
時の高温高圧水および水素環境などによつて生じる水素
脆化を防ぐことになる。ここで第1図における完全オー
ステナイト域とは同図に示すように、M(マルテンサイ
ト)+A(オステナイト)の線よりNieqが高く、か
つフエライト量0(f)の線よりNieqが高い範囲が
これに該当するものである。
図において完全オーステナイト域にある場合、容器製造
時の熱処理によつて生じるσ相脆化を防ぎ、かつ、使用
時の高温高圧水および水素環境などによつて生じる水素
脆化を防ぐことになる。ここで第1図における完全オー
ステナイト域とは同図に示すように、M(マルテンサイ
ト)+A(オステナイト)の線よりNieqが高く、か
つフエライト量0(f)の線よりNieqが高い範囲が
これに該当するものである。
このような内層材からなる金属組織的に2層以上の多層
構造を有する化学容器の素材を得る方法としては炭素鋼
または低合金鋼と前述の化学成分範囲を満足するオース
テナイト・ステンレス鋼とを組合せて圧延または爆発圧
接などにより貼り合わせる方法および肉盛溶接による方
法がある。
構造を有する化学容器の素材を得る方法としては炭素鋼
または低合金鋼と前述の化学成分範囲を満足するオース
テナイト・ステンレス鋼とを組合せて圧延または爆発圧
接などにより貼り合わせる方法および肉盛溶接による方
法がある。
また、肉盛溶接の方法としては被覆アータ溶接、潜弧溶
接、TIG溶接、MIG溶接、自己被包ガス溶接、エレ
クトロスラグ溶接およびガス溶接などの溶接法を用いる
ことができる。これらの各種溶接法によりクラツド鋼の
内層材を得る場合にはそれぞれの溶接方法での母材に対
する稀釈率(一般には5〜40(:f))組合せるフラ
ツクス剤またはガス組成にて変化する合金成分の歩留り
を考慮して電極材の成分を決定すべきである。
接、TIG溶接、MIG溶接、自己被包ガス溶接、エレ
クトロスラグ溶接およびガス溶接などの溶接法を用いる
ことができる。これらの各種溶接法によりクラツド鋼の
内層材を得る場合にはそれぞれの溶接方法での母材に対
する稀釈率(一般には5〜40(:f))組合せるフラ
ツクス剤またはガス組成にて変化する合金成分の歩留り
を考慮して電極材の成分を決定すべきである。
また、肉盛溶接法にてクラツド部材を得る場合には稀釈
率の小さい溶接旋工法を採るべきであり、単層または多
層の肉盛部において各層の肉盛溶接金属が本発明の化学
成分範囲を満足することが好ましいが、表面層すなわち
最終層のみ満足する場合においても本発明の目的を十分
満足する。以下、本発明の効果を実施例により更に具体
的に説明する。外層材の低合金鋼については(A)SB
46鋼、(日A387−22鋼および(0A533B鋼
を使用し、ステンレス鋼の内層材としては第1表に示す
溶接金属が得られるよう0.4×75mm断面形状を有
する第2表に示す帯状電極と第3表に示す潜弧フラツク
スとを組合せて直流定電圧の溶接機にて逆極性で120
0A,25,18CTrL/―の溶接条件にて溶接を行
つた。
率の小さい溶接旋工法を採るべきであり、単層または多
層の肉盛部において各層の肉盛溶接金属が本発明の化学
成分範囲を満足することが好ましいが、表面層すなわち
最終層のみ満足する場合においても本発明の目的を十分
満足する。以下、本発明の効果を実施例により更に具体
的に説明する。外層材の低合金鋼については(A)SB
46鋼、(日A387−22鋼および(0A533B鋼
を使用し、ステンレス鋼の内層材としては第1表に示す
溶接金属が得られるよう0.4×75mm断面形状を有
する第2表に示す帯状電極と第3表に示す潜弧フラツク
スとを組合せて直流定電圧の溶接機にて逆極性で120
0A,25,18CTrL/―の溶接条件にて溶接を行
つた。
なお、参考までに第1表に示された溶接金属について各
試験滝のもののNieqとCreqとをそれぞれ計算し
、それらの関係を第1図に表示すると同図中の各点のよ
うになり、本発明例のものはすべて完全オーステナイト
域にあることがわかる。
試験滝のもののNieqとCreqとをそれぞれ計算し
、それらの関係を第1図に表示すると同図中の各点のよ
うになり、本発明例のものはすべて完全オーステナイト
域にあることがわかる。
このステンレス鋼クラツド部について溶接のままの状態
でバイストレイン割れ試験を行い、また690℃で22
時間の溶接後熱処理の後、ストラウス粒界腐食試験、ポ
リチオン酸による応力腐食試験、501)H2SO4+
3%NaCl中での分極測定による孔食電位測定を行つ
た。
でバイストレイン割れ試験を行い、また690℃で22
時間の溶接後熱処理の後、ストラウス粒界腐食試験、ポ
リチオン酸による応力腐食試験、501)H2SO4+
3%NaCl中での分極測定による孔食電位測定を行つ
た。
この試験結果を第4表に示す。更に溶接後熱処理後のス
テンレス鋼クラツド部について400℃,100kg/
Crit水素分圧の雰囲気中にて7200時間の暴露試
験を行つた後、側曲げ試験、引張試験および衝撃試験な
どの機械試験を行い第5表に示す結果を得た。以上のご
とく、内層材が本発明による化学組成を有する化学容器
であれば優れた耐食、耐高温使用中脆化特性を有するも
のとなる。
テンレス鋼クラツド部について400℃,100kg/
Crit水素分圧の雰囲気中にて7200時間の暴露試
験を行つた後、側曲げ試験、引張試験および衝撃試験な
どの機械試験を行い第5表に示す結果を得た。以上のご
とく、内層材が本発明による化学組成を有する化学容器
であれば優れた耐食、耐高温使用中脆化特性を有するも
のとなる。
第1図はデイロングの状態図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 炭素鋼または低合金鋼を外層材とし、オーステナイ
トステンレス鋼を内層材とする金属組織的に2層以上の
多層構造を有する化学容器において、該ステンレス鋼部
の化学成分が重量%でMnが3〜8%、Nが0.08〜
0.4%、Bが0.002〜0.08%であり、さらに
Cが0.15%以下、Siが1.0%以下、Niが8.
0〜28.0%、Crが18.0〜28.0%、残部は
鉄および不可避不純物からなり、かつ、その化学成分の
Nieq=Ni+30C+0.5Mn+30NCreq
=Cr+1.5Si+0.5Nb+Moから計算した値
がデイロングの状態図において完全オーステナイト域に
ある組成を有することを特徴とする耐食・耐高温使用中
脆化特性に優れた化学容器。 2 炭素鋼または低合金鋼を外層材とし、オーステナイ
トステンレス鋼を内層材とする金属組織的に2層以上の
多層構造を有する化学容器において、該ステンレス鋼部
の化学成分が重量%でMnが3〜8%、Nが0.08〜
0.4%、Bが0.002〜0.08%であり、さらに
Cが0.15%以下、Siが1.0以下、Niが8.0
〜28.0%、Crが18.0〜28.0%、Moが4
.0%以下、残部は鉄および不可避不純物からなり、か
つ、その化学成分のNieq=Ni+30C+0.5M
n+30NCreq=Cr+1.5Si+0.5Nb+
Moから計算した値がデイロングの状態図において完全
オーステナイト域にある組成を有することを特徴とする
耐食・耐高温使用中脆化特性に優れた化学容器。 3 炭素鋼または低合金鋼を外層材とし、オーステナイ
トステンレス鋼を内層材とする金属組織的に2層以上の
多層構造を有する化学容器において、該ステンレス鋼部
の化学成分が重量%でMnが3〜8%、Nが0.08〜
0.4%、Bが0.002〜0.08%であり、さらに
Cが0.15%以下、Siが1.0%以下、Niが8.
0〜28.0%、Crが18.0〜28.0%、Moが
4.0%以下、Nbが1.0%以下、残部は鉄および不
可避不純物からなり、かつ、その化学成分のNieq=
Ni+30C+0.5Mn+30NCreq=Cr+1
.5Si+0.5Nb+Moから計算した値がデイロン
グの状態図において完全オーステナイト域にある組成を
有することを特徴とする耐食・耐高温使用中脆化特性に
優れた化学容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55002906A JPS592740B2 (ja) | 1980-01-14 | 1980-01-14 | 耐食・耐高温使用中脆化特性に優れた化学容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55002906A JPS592740B2 (ja) | 1980-01-14 | 1980-01-14 | 耐食・耐高温使用中脆化特性に優れた化学容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56102561A JPS56102561A (en) | 1981-08-17 |
| JPS592740B2 true JPS592740B2 (ja) | 1984-01-20 |
Family
ID=11542394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55002906A Expired JPS592740B2 (ja) | 1980-01-14 | 1980-01-14 | 耐食・耐高温使用中脆化特性に優れた化学容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS592740B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6026632B2 (ja) * | 1982-04-22 | 1985-06-25 | 川崎製鉄株式会社 | オ−ステナイト系ステンレス鋼による肉盛り溶接方法 |
| JPS60239783A (ja) * | 1984-05-15 | 1985-11-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子複写機における磁気現像方法 |
| DE3614290A1 (de) * | 1986-04-26 | 1987-10-29 | Messer Griesheim Gmbh | Druckgasbehaelter aus einer austenitischen stahllegierung |
| JP3867142B2 (ja) * | 2003-06-18 | 2007-01-10 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | オーステナイト系ステンレス鋼の判定方法 |
| JP5527228B2 (ja) * | 2011-01-20 | 2014-06-18 | Jfeスチール株式会社 | 耐薬品性に優れたステンレスクラッド鋼 |
-
1980
- 1980-01-14 JP JP55002906A patent/JPS592740B2/ja not_active Expired
Non-Patent Citations (2)
| Title |
|---|
| METAL PROGRESS=1960 * |
| WELDING RESERCH=1977 * |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56102561A (en) | 1981-08-17 |
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