JPS5929849B2 - 感光性樹脂組成物 - Google Patents

感光性樹脂組成物

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JPS5929849B2
JPS5929849B2 JP5095976A JP5095976A JPS5929849B2 JP S5929849 B2 JPS5929849 B2 JP S5929849B2 JP 5095976 A JP5095976 A JP 5095976A JP 5095976 A JP5095976 A JP 5095976A JP S5929849 B2 JPS5929849 B2 JP S5929849B2
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JP
Japan
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photosensitive resin
printing
rubber
copolymer
acrylate
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幸宏 保坂
英二郎 田上
善行 榛田
光雄 黒川
都弘 原田
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Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は紫外線露光により容易に三次元架橋し、紫外線
未露光部は希アルカリ水溶液に速かに溶解し、露光部は
すぐれた耐水性およびゴム弾性を有する感光性樹脂組成
物、更に評言すれば該露光部と該露光部を支持する支持
体とから成るフレキソ印刷用樹脂凸版として有用なゴム
弾性、耐インキ性、インキ転移性等に優れた特質を有す
る印刷用版材に関するものである。
近年、印刷用原版の主流であつた活版による印刷が、(
1)鉛等金属による公害問題、(2)鉛等によつて作ら
れる活字製造時の職場環境、(3)重量物運搬による作
業従事者の腰痛問題、(4)作業環境不備による人員確
保の問題などで次第に感光性樹脂凸版に代わりつつある
また、従来の金属凸版は製造工程が複雑で且つ熟練を要
し、(1)亜鉛板の研摩、(2)PVA−クロム酸塩等
感光液の塗布、(3)乾燥、(4)ネガフィルムの焼付
け、(5)現像、(6)硬膜処理、(7)肌出し、(8
)酸腐食、(9)水洗、正乾燥仕上げ等多くの工程を経
なければならない。一方これに対し、印刷版材としての
感光性樹脂版は製版工程が簡単で且つ熟練を必要としな
いので、誰が製版しても一定品質の樹脂凸版を得ること
ができる。
即ち、(1)アルミ板、鉄板のごとき金属板または透明
支持体への感光性樹脂組成物の塗布(固形板感光性樹脂
の場合はすでに支持体の上に感光性樹脂層が塗布されて
いる)、(2)ネガフィルムを当てて紫外線露光、(3
)現像、(4)乾燥仕上げと金属凸版と比較してはるか
に簡単な操作により樹脂凸版が作製できる。また、最近
のエレクトロニクスの発達により容易に且つ迅速に電算
写植機を使つてネガフィルムが作られるようになつたこ
とも感光性樹脂凸版の発展した大きな理由の一つに挙げ
られよう。感光性樹脂凸版材は世界各社で研究開発され
、現在では世界で20数社が感光性樹脂凸版材を製造販
売するまでに至つた。最近の感光性樹脂凸版における進
歩をみると、新聞印刷用鉛版、金属凸版に代わりうる感
光性樹脂凸版として当初の目的を十分に達しうると見做
される製品が多数上市されている。近年、食品、飲料、
包装紙等のパッケージングが急速に伸長してきたことに
よるパッケージ印刷、コンピュータ化に伴いビジネスフ
ォーム類を印刷するフォーム印刷、ダンボールヘ印刷す
るカートン印刷等ゴム凸版印刷、即ちフレキソ印刷分野
が次第に拡大されてきた。
従来のフレキソ印刷はゴム凸版を作製する工程が非常に
複雑で且つ熟練を要するので、これを感光性樹脂版に置
き換えるべく世界各国の感光材料メーカーはしのぎを削
つている。即ちゴム凸版を作製する工程は、先に述べた
金属凸版を作製した後(1)フエノール樹脂を含浸させ
た紙での型どりを行なつて母型をつくり、(2)天然ゴ
ムまたは合成ゴム等のゴムを母型に入れて熱圧着加硫し
、(3)ゴム凸版の厚み精度を出すためにムラとりを行
ない、精度よい厚みのゴム凸版が得られないときにはム
ラとり操作を繰り返し行なわなければならない。ゴム凸
版の厚み精度がないとハーフトーン物が再現よく印刷さ
れないからである。高級品を印刷するためのゴム凸版は
上記方法に依らず、職人が手彫りで作製しているので、
1枚のゴム版を作製するためには数日を要し、しかも近
年職人の数が減少しているのである。フレキソ印刷はキ
ズインプレッションと呼ばれる程、版胴と圧胴との接触
圧力が小さく、軽印刷圧でしかも高速で印刷されるため
、フレキソ印刷版はインキ受理性に富み且つ高度の柔軟
性即ちゴム弾性を有し、耐刷性の優れたものでなければ
ならない。従つて、フレキソ印刷用ゴム版に代わりうる
感光性樹脂凸版を作製するためには、上記要件である(
1)製版の容易さと工程の単純化、(2)膜厚精度、(
3)ゴム凸版と同等のゴム弾性を満足させなければなら
ない。パツケージングの進展に伴い要求される印刷物の
品質も一段と高いものが望まれ、そのために従来ゴム凸
版では困難とされていた網物印刷もできる性能を有する
ことも具備せねばならない特質の一つに数えあげられて
いる。この要求に対し、熱圧着加硫による方法であると
十分なるスクリーン線数をこなすことは不可能と考えら
れ、この問題に対しても感光性樹脂が注目される一つの
要因となつたのである。昨今、大気汚染、水質汚濁等公
害規制が厳しくなつているが、感光性樹脂でフレキソ印
刷版を作製する際に、現像液は水もしくは希アルカリ水
溶液であることが望ましい。
公害規制ばかりでなく通常の有機溶剤を使用する従来の
感光性樹脂では人体に対する有害性の他に火災等不測の
事故等も考慮しなければならない欠点がある。また、近
代印刷技術の進歩と共に急速に伸びてきたオフセツト輪
転印刷におけるヒートセツトインキの使用、フレキソ印
刷においてもアルコール、低沸点脂肪族炭化水素系の溶
剤タイプのインキ使用により、印刷後ドライヤーを通し
て乾燥する工程で蒸発してくる溶剤が重大な大気汚染を
引き起している。これを防止するために各印刷会社では
(1)アフターバーナ一での溶剤焼却(2)活性炭によ
る吸着と水蒸気蒸留での回収等対策を講じているが、い
ずれもコストが高く完徐π解決されていないのが現状で
ある。この大気汚染を使用するインキの方で解決しよう
と水性インキが開発され、最近特にフレキソ印刷に使用
され始めその量は拡大している。従つて、水性インキを
使用しても異常なく印刷可能である樹脂凸版が要求され
ている。現在市販され始めた各社のフレキソ印刷用版材
は必ずしもこの要求を満足させている訳ではない。本発
明者らは鋭意研究を重ねた結果、フレキソ印刷用版材と
して適するゴム弾性、アルカリ現像性、耐水性、インキ
受理性のよい感光性樹脂組成物を完成するに至つたので
ある。
即ち本発明は、(0共役ジオレフィン系炭化水素(4)
とα・β一エチレン性不飽和カルボン醜B)とを必須成
分とし、これにモノオレフイン系不飽和化合蝋C)とを
A:10〜95モル%、B:5〜90モル%、C:0〜
85モル%の害拾で含む共重合体と、(6)共重合性不
飽和単量体および(ホ)光増感剤を含有してなる感光性
樹脂組成物である。本発明に使用しうる共役ジオレフイ
ン系炭化水素とα・β一エチレン性不飽和カルボン酸と
モノオレフイン系不飽和化合物からなる共重合体として
は、共役ジオレフイン系炭化水?(5)とα・β−エチ
レン性不飽和カルボン酸(ト))とを必須成分とし、こ
れにモノオレフイン系不飽和化合牧幻)とをA:10〜
95モル%、B:5〜90モル%、C:0〜85モル%
の割合で含む共重合体が好適である。
該共重合体の共役ジオレフイン系炭化水素としては、1
・3−ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、ジメチ
ルブタジエン等が好適に使用される。共役ジオレフイン
系炭化水素は単独で用いてもよいし、合計量が10〜9
5モル%の範囲内であれば二種類以上混合使用してもよ
い。これらの共役ジオレフイン系炭化水素が重合して共
重合体中に取り込まれると、共重合体の主鎖または側鎖
に二重結合が残存するので、光反応によつて後述する光
重合性不飽和単量体ラジカルが該二重結合に付加し、光
反応後の組成物が強固に三次元網目構造を作るばかりで
なく、耐水性、耐溶剤性を増強することができるのであ
る。また、共重合体に含まれる共役ジオレフイン系炭化
水素は、フレキソ印刷版として具備しなければならない
柔軟性即ちゴム弾性を付与することができる。該共役ジ
オレフイン系炭化水素の共重合体中の割合が10モル%
未満であると上記三次元架橋性、フレキソ印刷版として
必要な柔軟性を欠くことになり、目的とした樹脂凸版を
作製することはできない。
また95モル%を超えると共重合体中に含有されるα・
β−エチレン性不飽和カルボン酸量が相対的に少くなり
、該共重合体を一成分として曹なる感光性樹脂層の希ア
ルカリ水溶液に対する親和性が減少し、目的とする現像
方法を採ることができなくなる。α・β一エチレン性不
飽和カルボン酸としてはアクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、フマル酸、無水マレイン酸、クロトン酸、イ
タコン酸、イタコン酸無水物、マレイン酸モノエチル、
フマ ?ル酸モノエチル、イタコン酸モノエチル等のモ
ノエステル類、シトラコン類、メサコン酸等を挙げるこ
とができる。
これらα・β一エチレン性不飽和カルボン酸は該共重合
体中に5〜90モル%含有されていなければならず、5
モル%未満であると該共重合体中の親水性基の割合が減
少するので、本発明の目的であるアルカリ現像性を満足
させることはできない。
また、90モル%を超えるα・β一エチレン性不飽和カ
ルボン酸が含有された共重合体はゴム弾性が減少し、該
共重合体を一成分とする感光性樹脂層から露光、現像し
て得られる刷版の耐水性が低下する欠点を有する。α・
β一エチレン性不飽和カルボン酸は単独で用いてもよい
し合計した量が5〜90モル%の範囲内であれば数種混
合使用してもさしつかえない。モノオレフイン系不飽和
化合物は本発明の共重合体中に含有されていなくてもよ
いが、添加するのは該共重合体を一成分として成る刷版
のゴム弾性、強度、伸長度等の機械的特性を改善する目
的と、刷版のインキ受理性、インキ転移性等印刷面の改
良を目的とするからである。
モノオレフイン系不飽和化合物としてはスチレン、α−
メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、ア
クリロニトリル、メタクリロニトリル、塩化ビニル、塩
化ビニリデン、アクリルアミド、メタクリルアミド、酢
酸ビニル、一般式(式中R1は水素ま たはメチル基で、R2は炭素原子1〜18のアルキル基
を表わす)であるアクリル酸エステルまたはメタクリル
酸エステルであり、例としてメチルアクリレート、エチ
ルアクリレート、プロピルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、イソブチルアクリレート、Tert−ブチ
ルアクリレート、n−ペンチルアクリレート、n−ヘキ
シルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、
nオクチルアクリレート、n−デシルアクリレート、ラ
ウリルアクリレート、n−オクタデシルアクリレート等
のアクリレートまたはメタクリレートが挙げられる。
またマレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレイ
ン酸ジブチル、マレイン酸ジオクチル、フマル酸ジメチ
ル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジブチル、フマル酸ジ
オクチル、イタコン酸ジメチル、イタコン酸ジエチル、
イタコン酸ジブチル、イタコン酸ジオクチル等のジエス
テル類、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルアクリレートまたはメタクリレート等の
ヒドロキシアルキルアルコールのエステル類も好適に使
用される。これらは合計量が85モル%を超えなければ
二種またはそれ以上を混合して使用しうる。モノオレフ
イン系不飽和化合物の該共重合体への含有量が85モル
%を超えると相対的に共役ジオレフイン系炭化水素、α
・βエチレン性不飽和カルボン酸の結合量が減少するの
で、本発明の目的である三次元架橋性、ゴム弾性、アル
カリ現像性等を満足させることができなくなる。本発明
で使用する共重合体として好ましいものは、A:30〜
70モル%、B:10〜60モル%、C:0〜60モル
%からなるものである。本発明の共重合体は共役ジオレ
フイン系炭化水素に由来する残存二重結合が紫外線など
の活性光線の作用により三次元架橋し溶剤に不溶化する
ものであるが、さらに分子中に少くとも1つのエチレン
性不飽和基を含む光重合性不飽和単量体を添加すると、
架橋反応が促進され、架橋反応後得られた刷版の機械的
強度が大巾に向上することがわかつた。本発明において
使用される光重合性不飽和単量体としてはスチレン、α
−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、
ジイソプロペニルベンゼン、ジビニルベンゼン等の不飽
和芳香族化合物;アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル等の不飽和二トリル化合物;メチルアクリレート、エ
チルアクリレート、プロピルアクリレート、n−ブチル
アクリレート、イソブチルアクリレート、Tert−ブ
チルアクリレート、n−ペンチルアクリレート、n−ヘ
キシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート
、n−オクチルアクリレート、n−デシルアクリレート
、ラウリルアクリレート、n−オクタデシルアクリレー
ト等のアルキルアルコールのアクリレートまたはメタク
リレート類;2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−
ヒドロキシプロピルアクリレートまたはメタクリレート
等のヒドロキシアルキルアルコールのアクリレートまた
はメタクリレート類;メトキシエチレングリコールアク
リレート、メトキシプロピレングリコールアクリレート
等のアルコキシアルキレングリコールのアクリレートま
たはメタクリレート類;マレイン酸、フマル酸、無水マ
レイン酸、クロトン酸、イタコン酸、イタコン酸無水物
、シトラコン酸、メサコン酸等のα・β−エチレン性不
飽和カルボン酸類;マレイン酸モノエチル、フマル酸モ
ノエチル、イタコン酸モノエチル等の不飽和多価カルボ
ン酸のモノエステル類;マレイン酸ジメチル、マレイン
酸ジエチル、マレイン酸ジブチル、マレイン酸ジオクチ
ル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジ
ブチル、フマル酸ジオクチル、イタコン酸ジメチル、イ
タコン酸ジエチル、イタコン酸ジブチル、イタコン酸ジ
オクチル等のジエステル類;アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、N−N′−メチレンビスアクリルアミド、N
−N″−ヘキサメチレンビスアクリルアミド等のアクリ
ルアミドまたはメタクリルアミド類;エチレングリコー
ルジアクリレートまたはジメタクリレート、ポリアルキ
レングリコール(アルキレングリコール単体2〜23個
)のジアクリレートまたはジメタクリレート類;グリセ
リン、ペンタエリスリトール、トリメチロールアルカン
、テトラメチロールアルカン(アルカンとしてはメタン
、エタン、プロパン)等の多価アルコール類のジアクリ
レート、トリアクリレート、テトラアクリレートまたは
ジメタクリレート、トリメタクリレートまたはテトラメ
タクリレート;東亜合成化学工業製アロニツクスタイプ
モノマ一M−5500、M−5700,.M−6100
、M63OO,.M−8030、M−8060の一連の
オリゴアクリレート類;ジアリリデンペンタエリスリツ
トとその変性物、2・25−ビス(4−メタクリロキシ
ジエトキシフエニル)プロパン、2・2′−ビス(4−
アクリロキシジエトキシフエニル)プロパン、2・2′
−ビス(4−アクリロキシプロポキシフエニル)プロパ
ン等が挙げられる。
該光重合性不飽和単量体は共重合体100重量部に対し
て5〜200重量部の範囲で使用され、好ましくは10
〜100重量部の範囲で使用される。この範囲内であれ
ば二種またはそれ以上を混合して使用することもできる
。5重量部未満であると感光性樹脂層の硬化および刷版
の機械的強度の向上が十分に期待できず、200重量部
を超えると共重合体のゴム弾性が著しくそこなわれる他
、耐溶剤性の低下をきたすなどの欠点を有する。
本発明で使用される光増感剤としては通常光反応開始剤
として用いられる例えばジアセチル、ペンジル等のα−
ジケトン化合物、ベンゾイン、ピバロイン等のアシロイ
ン類、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエ
ーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル等のアシロイ
ンエーテル類、アントラキノン、1・4−ナフトキノン
等の多核キノン類が挙げられる。光増感剤の添加量は共
重合体100重量部に対して0.1〜10重量部であり
、好適には1〜5重量部である。0.1重量部未満であ
ると十分なる硬化を感光性樹脂層に与えることはできず
、10重量部を超えると添加した光増感剤の総てが反応
に関与しないので不経済であるばかりでなく、時には共
重合体または光重合性不飽和単量体との相溶性が悪く不
均一に分散することがある。
上述した光重合性不飽和単量体の市販品の中には通常p
−メトキシフエノール等の熱重合禁止剤が少量添加され
ているが、これは感光性樹脂層を露光する際に全く影響
なく、むしろ感光性樹脂組成物の保存安定剤として作用
するので該組成物を作製するに際しては熱重合禁止剤を
光重合性不飽和単量体の中から除去せずそのまま添加す
ることができる。
また更に必要に応じて保存安定剤、例えばヒドロキノン
、p−メトキシフエノール、p一Tert−ブチルカテ
コール、2・6−ジ一Tert一ブチル一p−クレゾー
ル、ピロガロール等のヒドロキシ芳香族化合物、ベンゾ
キノン、p−トルキノン、p−キシロキノン等のキノン
類、フエニル一α−ナフチルアミン等のアミン類を共重
合体100重量部に対して0.01〜2重量部添加する
ことができる。本発明の共役ジオレフイン系炭化水素/
α・βエチレン性不飽和カルボン酸/モノオレフィン系
不飽和化合物から成る共重合体と光重合性不飽和単量体
、光増感剤とを含有する感光性樹脂組成物を作製する方
法は、該共重合体重合勤溶液に光重合性不飽和単量体、
光増感剤を適量添加して十分攪拌し均一溶液とした後加
温しながら溶媒を減圧除去するか、またはあらかじめ溶
媒を減圧除去して共重合体を高粘稠体あるいは固体とし
加温しながら光重合性不飽和単量体、光増感剤を添加混
合する方法に依ることができる。
このようにして得られた感光性樹脂組成物は液状感光性
樹脂組成物かまたはゴム状の固体感光性樹脂組成物とな
るので、適度の厚みをもつスペーサーをぱさみ一定膜厚
にするか、ロールコーター等により支持体上に塗布する
か、圧縮成形、押出成形等により一定膜厚の感光性樹脂
層としネガフイルムを当てて露光、現像して感光性樹脂
凸版とすることができる。該感光性樹脂組成物はゴム弾
性に富むのでフレキソ印刷版に最適であり、樹脂層を支
持する支持体として該感光性樹脂組成物と同程度のゴム
弾性を持つ支持体が使用できる。例を挙げれば天然ゴム
、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、アクリ
ロニトリル−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、エチレ
ン−プロピレンゴム(結晶性1・2一ブタジエン樹脂、
軟質塩化ビニル樹脂等のシートであり、ゴム弾性の少な
い支持体を使用できる分野にはポリエステル、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、ナイロン、塩化ビニリデン、ポ
リエチレン等のフイルムも使用できる。また、新聞印刷
、一般商業印刷等の分野に本発明の感光性樹脂を使用す
るための支持体としては砂目立てしたアルミ板、鉄板、
亜鉛板、マグネシウム板等を利用することもできる。本
発明の特長の一つに希アルカリ水溶液での現像性を挙げ
たが、使用するアルカリは通常のものでよく、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、ア
ンモニア、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウ
ム等の0.1〜1.0%程度の低濃度水溶液が現像液と
して使用される。
また本発明の感光性樹脂組成物は、アルカリ水溶液だけ
でなく、アルコール、ケトン、芳香族炭化水素等の有機
溶剤によつて現像することも勿論可能である。本発明の
感光性樹脂組成物は感光度が高いので露光時間が短かく
てすみ、且つ希アルカリ水溶液に対する溶解性は極めて
良く1〜2分で現像できる。
乾燥後直ちに印刷できるので、従来のフレキソ印刷用ゴ
ム凸版の複雑な製作工程且つ作製時間を大巾に改良する
ことができた。また、溶剤タイプのフレキソインキでも
印刷できることはもちろんであるが、アルカリ可溶性に
もかかわらず耐水性がよいので、大気汚染の面から溶剤
タイプのフレキソインキに替りつつある水性フレキソイ
ンキによる印刷が可能となつた。本発明による感光性樹
脂組成物はフレキソ印刷用の樹脂版を提供するにとどま
らず、新聞、一般商業印刷用樹脂凸版、ネームプレート
用、プリント配線用、デイスプレイ用、光接着剤用の感
光材料としても広く利用できる。
次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り以下の実施例に何ら制
約されるものではない。
実施例 1 1感光性樹脂組成物の作製 メタノールを溶媒として重合して得たブタジエン/スチ
レン/メタクリル酸メチル/メタクリル酸−45/10
/30/15(モル比)共重合体の62.8重量%溶液
159.27に光重合性不飽和単量体としてノナエチレ
ングリコールジメタクリレート40.0y1光増感剤と
してベンゾインイソプロピルエーテル2.07、更に保
存安定剤としてヒドロキノン0.17を各々500m1
三ツロセパラブルフラスコに入れ、均一溶液となるまで
十分に攪拌した。
約40℃にコントロールされたウオーターバスに内容物
の入つたセパラブルフラスコを浸し、攪拌しながら減圧
で溶媒メタノールを除去し、粘稠体の感光性樹脂組成物
を作製した。
2製版 1で作製した感光性樹脂組成物5.07をスチレン−ブ
タジエンゴムシート(64cd1厚さ1.0mm)上に
載せ、1.0mmの間隔を持ちアプリケータを介して1
.0m7ftf)感光性樹脂層を作製した。
フイルムの光学濃度が3.5のネガフイルムを樹脂層と
の間隔を0.3mmに保ちながらあて、樹脂層上面60
CTnより250W超高圧水銀灯にて60秒間紫外線露
光した。0.5%水酸化ナトリウム水溶液を露光後の樹
脂層に2分間スプレーして現像すると、未露光部が完全
に溶解除去された原画に忠実な樹脂凸版が作製できた。
樹脂凸版はゴム弾性を有しており、ゴム硬度(シヨアA
硬度、20℃測定)は60であつた。またネガフイルム
を介さず60秒間全面露光して、樹脂層を直径3.5?
の円板状に打ち抜き40℃にコントロールしてある温水
中に浸して24時間後の膨潤度を測定したところ0.2
%でありほとんど水を吸収しないことがわかつた。3印
刷 樹脂凸版を黒色の活版インキで印刷するとインキ転移性
の非常によい印刷物が得られた。
実施例 2〜4実施例1と同様にメタノールを溶媒とす
る重合にて表1の共重合体を得、実施例1と同様の製版
方法にて樹脂凸版を作製した。
いずれも未露光部が完全に除去されたゴム硬度の低い印
刷版であり、印刷するとインキ転移性のよい印刷物が得
られた。メタクリル酸が増加すると水に対する親和性は
増加するが、耐水性を調べてもそう大きな値ではなかつ
た。実施例 5〜8 実施例1で合成した共重合体に表2に示す光重合性不飽
和単量体を使用する他は全く同様にして感光性樹脂凸版
を作製した。
いずれも良好な印刷版を与えゴム硬度も低く耐水性良好
で、インキ転移性の優れた印刷物が得られた。実施例
9〜18 エタノールを溶媒として表3の共重合体を得た。
これらの共重合体溶液を40℃加熱減圧することにより
溶媒エタノールを除去すると、いずれもゴム状の小塊状
体となつた。2・2′−ビス(4−メタクリロキシジエ
トキシフエニル)プロパン/ラウリルメタクリレートー
75/25(重量比)の混合モノマーを上記共重合体1
007に対し807加え、同様にベンゾインイソプロピ
ルエーテル2.07、p−メトキシフエノール0.17
を添加して攪拌を続けると、いずれも透明粘稠体の感光
性樹脂組成物が作製できた。
実施例1と全く同様にして製版すると表3に示すゴム弾
性を持つ、耐水性良好な、優れた印刷板が得られ、印刷
物もよいものであつた。比較例 1 実施例9と全く同様にして、ブタジエン/スチレン/メ
タクリル酸メチル/メタクリル酸−5/10/70/1
5の組成を持つ共重合体を一成分とした粘稠体の感光性
樹脂組成物を作製し、実施例1と同様に製版して印刷版
を得たところ、耐水性は良好であつたが、シヨア一A硬
度が98とほとんどゴム弾性を示さず、フレキソ版とし
て使用できないことがわかつた。
比較例 2 実施例9と全く同様にしてブタジエン/スチレン/メタ
クリル酸メチル/メタクリル酸−45/10/43/2
組成を持つ共重合体を一成分とした粘稠体の感光性樹脂
組成物を作製し、実施例1と同様にネガフイルムを当て
て露光し、0.5%水酸化ナトリウム水溶液をスプレー
して現像したが、未露光部は溶解せず本発明の目的とす
るアルカリ現像性のよい印刷版を得ることはできなかつ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ( I )共役ジオレフィン系炭化水素(A)とα・
    β−エチレン性不飽和カルボン酸(B)とを必須成分と
    し、これにモノオレフィン系不飽和化合物(C)とをA
    :10〜95モル%、B:5〜90モル%、C:0〜8
    5モル%の割合で含む共重合体と、(II)光重合性不飽
    和単量体および(III)光増感剤を含有してなる感光性
    樹脂組成物。
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