JPS5930780B2 - 低温靭性のすぐれた溶接構造用アルミニウム合金 - Google Patents

低温靭性のすぐれた溶接構造用アルミニウム合金

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JPS5930780B2
JPS5930780B2 JP15659876A JP15659876A JPS5930780B2 JP S5930780 B2 JPS5930780 B2 JP S5930780B2 JP 15659876 A JP15659876 A JP 15659876A JP 15659876 A JP15659876 A JP 15659876A JP S5930780 B2 JPS5930780 B2 JP S5930780B2
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JP
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alloy
aluminum alloy
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low
excellent low
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良達 大塚
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Showa Keikinzoku KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、低温特性のすぐれた構造用アルミニウム合金
に関し、さらに詳しくは溶接部における低温靭性がすぐ
れたAl−Mg系合金に関するものである。
近年、LNG、LPG、あるいは液体窒素など各種の低
温液化ガスの貯蔵用、または輸送用容器材料としてアル
ミニウム合金が使用されるようになってきた。
そしてこれらの超低温条件に適合するアルミニウム合金
としては世界的にほぼ同一で1−Mg系の5083合金
が主として使用されている。
しかしLNG船用タンクや、LNG陸上貯蔵タンクのご
とく超低温用大型構造物においてはこの種の合金の機械
的強度が比較的小さいため、60〜Loommの超厚板
の使用が余儀なくされる現状にある。
このような超厚板の使用は一方では溶接費が著しく嵩む
欠点を伴うため、より強度のある低温用アルミニウム合
金が期待されている。
しかしながらこの種のアルミニウム合金を改良するとき
(主としてMg含有量の増加)の最大の難点は強度向上
に附随する低温靭性の低下である。
特に溶接部の低温靭性が母材である板材、あるいは押出
型材などに比して格段に小さいことが改善を要する点で
あり、従来の5083合金以上の強度を有し、かつその
溶接部の低温靭性を低下させない低温用アルミニウム合
金の開発が強く望まれている。
本発明の目的は、従来の合金の上記欠点を解消し、低温
において高強度および高靭性を併せ有する構造用アルミ
ニウム合金を提供するにある。
上記目的を達成するため種々研究の結果、本発明者はA
l−Mg系合金に微量のNiを添加含有せしめることに
より低温靭性が特に溶接部で著しく改善されることを見
出し、これに基いて本発明を完成するに至ったものであ
り、その要旨とするところは、(1)M g 4.0〜
9.0係、Ni0.005〜0.5係を必須成分として
含み、さらに必要に応じて(2)Mn 0.05〜1.
5% 、 Cr O,01〜0.5%のうち1種以上を
含み、(3)T i O,005〜0.2%、またはT
iO,005〜0.2%とBo、001〜0.1係のう
ち1種以上含み、そして(4)上記(1) 、 (2)
および(3)を含有し残りAlと不純物とからなる低温
靭性のすぐれた溶接構造用アルミニウム合金にある。
本発明の合金における成分限定理由を述べると次のとお
りである。
Mgは4.0%未満では強度が不充分であり、また9、
0係を超えると溶接部の低温靭性が低下するほか、応力
腐食割れが生じ易くなりまた加工性も悪くなる。
従って4.0〜9.0’%に限定する。Niは0.00
5%未満では低温靭性が向上せず、一方0.501%を
超えると晶出する金属間化合物が粗大化し、低温靭性が
低下するので好ましくない。
従って0.005〜0.50%に限定する。
本発明は、Mg、Niを上記範囲内で含有するアルミニ
ウム合金に、さらに必要に応じてMn。
Crのうち1種以上および/またはTi 、Hのうち1
種以上を添加含有させてその性能を一層改善したもので
ある。
すなわち、Mnは耐食性、耐応力腐食割れ性の改善のほ
か、強度向上に寄与するが、0.05%未満では効果が
不充分であり、1.5係を超えると晶出金属間化合物が
粗大化し靭性は低下する。
CrはMnと同様の作用効果を呈するが、0.01%未
満では効果が見られず、0.5係を超えると晶出金属間
化合物が粗大化し低温靭性が低下する。
Tiは凝固結晶粒微細化の効果を有し、スラブ(板側鋳
塊)鋳造時の割れあるいは溶接時の割れを防止する。
0.005%未満では結晶粒微細化の効果が顕現せず、
また0、2%を超えると靭性を低下するので好ましくな
い。
BはTiと同時に添加することによりTi単独添加の場
合よりさらに凝固結晶粒微細化の効果があり、Ti/B
重量比5〜10が好ましいが80.001%未満では効
果はなく、韮た0、1%を超えると靭性を低下するので
好沫しくない。
以下本発明合金の性能について、実施例によって説明す
る。
第1表は実施例に用いた母材合金の成分であり、本発明
合金のほか、比較のため供試した従来合金(5083)
と規格外比較合金について呈示する。
合金は溶解し、半連続鋳造により、圧延用スラブに鋳造
したのち、440℃において5時間保持後さらに530
°Cにおいて8時間の均質化熱処理を行った後、500
°Cにおいて熱間圧延して厚さ45.071Lr/lの
板材に加工した。
最後にこの板材を350°Cにおいて5時間加熱し、徐
冷焼鈍して供試母材とした。
また溶加材としては、Al−Mg系合金材の溶接に広く
用いられている5183合金を使用した。
すなわち第2表の成分の合金を溶解して角柱状インゴッ
トに鋳造したのち、熱間圧延、冷間伸線加工を行って線
径2.4 m1nφの電極ワイヤに成形した。
上記電極ワイヤを用いて第1表に示す本発明合金、従来
合金(5083)、および規格外比較合金の供試材を溶
接試験に供した。
溶接試験は、大電流MIG溶接とDC8T−TIG溶接
の2方法によって行った。
大電流MIG溶接においては、母材に設けた深さ10m
rn、角度900のV型溝に対し、別途成形(上記電極
ワイヤの製法に準する)した線径4.Qimφの518
3合金線をフィラーワイヤーとして用い、電圧36V、
電流680A、溶接速度25CrfL/分でビードオン
した。
またDC8P−TIG溶接の場合は、母材の表面に対し
、フィラーワイヤーを用いず、電圧21V、電流450
A、溶接速度12cfn/分でビードオンした。
供試母材単独、お′よび供試母材の上記のごとき溶接部
からの採取試片について、室温における引張強さおよび
耐力を測定し、さらに超低温(液体窒素−196℃)に
おける引張強さおよび耐力と、破壊靭性の指標としての
シャルピー衝撃値の測定を行った。
これらの測定結果は第3表(機械的性質)および第4表
(低温破壊靭性)に示すとおりである。
上記において、大電流MIG溶接によるすみ肉割れ試験
を行った結果、供試材42,3,4,8t9はいづれも
溶接割れを全く認め得ずTi、B添加の効果が発揮され
た。
第3表の測定結果に見られるように母材(板材)の引張
強さはMg濃度とともに増大すること、および同じMg
濃度でも微量のNiを添加含有せしめることにより特に
耐力の増加が顕著であり、従来合金の到達しえない常温
強度、および超低温強度かえられることがわかる。
溶接部の引張強さは、一般の母材に比して劣る傾向のあ
るのは従来と同様であるが、Mg濃度に伴う超低温引張
強さの増大は、Niを添加含有せしめた本願合金の場合
は、特に顕著であり、従来合金の母材の溶接部に比し機
械的強度が改善されている。
第4表のシャルピー衝撃値は、液体窒素 (−196°C)に供試片を浸漬したのち、−190℃
において衝撃破壊させてえられた値で、全般的にMg濃
度の増加とともにこの値は低下する傾向があるが、同じ
Mg濃度では微量のNiを添加含有せしめることによっ
てシャルピー衝撃値は向上し、特に溶接部におけるこの
値は従来合金の溶接部に比して著しく向上していること
が認められる。
さらに第3表および第4表の測定結果からみると、上記
したようなMg 、Niの効果のほかに、Mn、Crの
1種以上および/またはTi 、Bの添加は機械的強度
の増進に寄与していることが認められるが、これらの元
素は前記したごとく、構造用合金として不可欠の耐食性
および耐応力腐食性の改良、あるいは溶接割れの防正等
に貢献するため、それぞれ限定範囲に含有させることが
望ましい。
以上の試験結果から明らかなごとく、本発明合金は低温
構造用アルミニウム合金として従来はとんど専用されて
いる5083合金に比して、引張強さ、耐力共にすぐれ
、特に低温破壊靭性(とりわけ溶接部の)が改善される
ので、LNG用タンク等の超低温用大型構造部材に用い
た場合、板厚を薄くして使用することができ、溶接費の
低減、溶接工期の短縮などのほか、母材費の低減、軽量
化など、本発明合金によってもたらされる効果は大きい
ものがある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 I Mg4.0−9.0係、 N i O,005−
    0,50%と、残りAlおよび不純物からなる低温靭性
    のすぐれた溶接構造用アルミニウム合金。 2 Mg4.0−9.0係、NiO,005−0,5
    0係と、さらにMnO,Q5−1.5%、Cr O,0
    1−0,50%のうち1種以上と、残りAlおよび不純
    物からなる低温靭性のすぐれた溶接構造用アルミニウム
    合金。 3 Mg4.0−9.0係、 N i O,005−
    0,50係と、さらにT i O,005−0,20%
    、才たはTiO,005−0,20fO,Bo、001
    −0.10係と、残りAlおよび不純物からなる低温靭
    性のすぐれた溶接構造用アルミニウム合金。 4 Mg4.0−9.0係、 N i O,005−
    0,50係と、さらにMn 0.05−1.5% 、
    Cr O,01−0,50係のうち1種以上と、Ti0
    .005−0.20係、またはT i 0.005−0
    .20係、BO,001−0,10係と、残りAlおよ
    び不純物からなる低温靭性のすぐれた溶接構造用アルミ
    ニウム合金。
JP15659876A 1976-12-27 1976-12-27 低温靭性のすぐれた溶接構造用アルミニウム合金 Expired JPS5930780B2 (ja)

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KR102663605B1 (ko) * 2018-11-23 2024-05-03 현대자동차주식회사 테일러 블랭크 용접용 필러 와이어 및 이를 이용한 테일러 블랭크 용접방법

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