JPS5930962B2 - ボイラの自動起動方法 - Google Patents

ボイラの自動起動方法

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JPS5930962B2
JPS5930962B2 JP4770274A JP4770274A JPS5930962B2 JP S5930962 B2 JPS5930962 B2 JP S5930962B2 JP 4770274 A JP4770274 A JP 4770274A JP 4770274 A JP4770274 A JP 4770274A JP S5930962 B2 JPS5930962 B2 JP S5930962B2
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプラント特性が起動過程において大幅に変化す
るボイラの出口温度が所定の昇温率となるように起動す
る方法に関する。
従来より、ボイラの起動(ここでボイラ起動とは、停止
状態にあるボイラのバーナに点火して燃料量を増減させ
ることによって、ボイラを決められた昇温率になるよう
にしなからボイラ出口流体温度を所定温度まで昇温する
ことであり、コールドスタート、ホントスタートのいず
れを問わない)は、特に熟練した運転員が、ボイラ出口
流体温度及びボイラ出口ガス温度を監視しながら、燃料
量を増減することによつ1行なわれている。
しかし、ボイラの起動時には、過熱器や再熱器に、はと
んど蒸気が流れていないため、過熱器や再熱器の過加熱
を防止する目的でボイラ出口流体温度の昇温率及びボイ
ラ出口ガス温度に、きびしい制限が設けられており、こ
の燃料量増減操作には特に気を使う。
一方、火力発電の占める割合が大きくなった最近の電力
系統では、火力発電所のできるだけ速い起動が必要とな
り、運転員が種々の計器を見ながら、燃料量を増減する
従来の手動運転方法では、決められた時間内で安全に起
動することが非常に難しくなって来ている。
このため、制御用計算機等を利用した、高度の自動化が
必要となって来た。
しかし、ボイラを自動起動するには以下の各項のような
問題点がある。
(1) タービンその他の特性に比較して、ボイラの
時定数は大きい。
ちなみにタービンでは、蒸気量変化に対するタービイ速
度変化の時定数が最も大きいもので2〜3分であるのに
対し、ボイラでは、燃料量変化に対するボイラ出口流体
温度変化の時定数は約200分と100倍程度大きい。
このような時定数が大きい系に対しては温度偏差が生じ
てから修正動作をするいわゆるフィードバック制御方式
では制御特性の向上は望めない。
(2) ボイラの起動特性の変化は、タービンその他
の特性変化に比較し℃、その変化の割合が大きい。
前記、時定数で比較すると、タービンの時定数の変化は
、1〜2分であるのに対し、ボイ2の時定数は約60分
から約200分まで大きく変化するこの原因が、タービ
ンでは損失特性によることが分っているのに対し、ボイ
2では、内部流体の比重量や比熱など多数のパラメータ
の変化に起因している。
このため、タービン起動では、タービン速度の関数で制
御パラメータを修正する方式で十分な特性が得られるが
、ボイラ起動では、一つのパラメータで制御パラメータ
を修正することができない。
(3) ボイラ起動過程では過熱器及び再熱器に蒸気
を流さないので配管等の過加熱を防止する目的でボイラ
出口排ガス温度に上限が設けられている。
この上限を越えて排ガス温度が上昇するときには燃料量
を制限して排ガス温度を所定値以下に抑制することにな
るが、これがためにボイ2の自動起動に支障を与えるも
のであってはならない。
(4) (1)で述べたよ5に燃料量変化に対するボ
イラ出口流体温度変化の時定数が長いので、制御量の目
標値への追従性が悪(、目標値のみを所定の変化率に従
って変化させると制御偏差が太き(なる。
さらに、かかる制御偏差の増大は、この偏差を処理して
作られる操作量の増大をまねき、プロセス制御量が目標
値へ近づいたのち、オーバーシュートやバンチング等の
悪影響を及ぼし易い。
本発明はボイラ出口流体温度が所定の昇温率となるよう
に高精度に自動起動することのできる方法を提供するこ
とを1つの目的とする。
また、他の目的とするところはボイラ出口排ガス温度が
所定制限値を越えることなく安全確実に自動起動できる
方法を提供するにある。
更に最短時間にてボイラを自動起動できる方法を提供す
ることを他の目的とする。
尚、上記以外の目的及び効果については以下の説明及び
図面の記載より明らかとなるであろう。
本発明は予測制御方式を採用してボイラ出口流体温度が
所定の昇温率となるようにボイ2を自動却動するもので
ある。
つまり所定時間後のボイラ出口流体温度の予測は現時点
におけるボイラ出口流体温度から現在のボイラ出口流体
の所有するエンタルピを求めて、このエンタルピの変化
の状況から所定時間後のエンタルピを予測しこのエンタ
ルピに対応するボイラ出口流体温度を求めることにより
行なう。
一方、ボイラ出口流体温度と所定の昇温率とから所定時
間後のボイラ出口流体温度の目標値を求める。
そし1以上のようにして求められた所定時間後のボイラ
出口流体温度の目標値と予測値との偏差量に応じてボイ
ラの燃料量を調節することによりボイラ出口流体温度が
所定の昇温率となるように自動起動する。
以下の説明はボイラ起動の場合について行なう。
まずボイ2とその周辺部の構成およびボイラ起動の手順
について第1図を参照して詳細に説明する。
第1図においてFWPは給水ポンプ、PHPは高圧給水
加熱器であり給水を図示せぬタービンの抽気により加熱
してボイラの中心部に与える。
ECOは節炭器であり、ボイラ排ガスにより給水を加熱
する。
ff、PSH及びSSHは夫々水壁、1次過熱器及び2
次過熱器である。
FTはフラッシュタンクで蒸気と水とを分離する。
RBTはレジスタ・バイパス・チューブである。
又、5H8V。S I(P RV及び5SHBVは夫々
過熱器止弁、過熱器圧力減少弁及び2次過熱器バイパス
弁である。
このような火力プラントではよく知られているようにボ
イラ起動は過熱器や図示せぬ再熱器の保護のためボイラ
出口流体温度の上昇率やボイラ出口排ガス温度に対して
設けられたきびしい制限条件を守って、一般に次に示す
ような過程を経て起動される。
(1) まず、弁SHP Rv#よび弁5f(SVを
全開にして給水ポンプFWPを起動し、高圧給水加熱器
f(PH,節炭器ECO、水壁WWおよび1次週熱器P
SHに水張りする。
次いで1次週熱器PSHの出口流体圧力を定格値まで昇
圧する。
(2)次に、ボイラに点火し、昇温を開始する。
この場合、高圧給水加熱器HPI(から7ラツシユタン
クFTまでの内部流体は水の状態なので、2次週熱器S
SHは通気されていない。
このためボイラ昇温は、ボイラ出口流体温度が所定の昇
温率で上昇するように、燃料量を増減して制御する。
(3)このようにして、昇温を続けると、フラッシュタ
ンクFTから蒸気が発生し、フラッシュタンク内の蒸気
圧力は上昇する。
(4) フラッシュタンク内の蒸気圧力が所定の圧力
に達すると、過熱器通気弁5H8Vを開き、2次週熱器
SSHおよび図示せぬタービンに通気し、タービン暖機
をする。
(5) タービンの暖機が終了すると、過熱器減圧弁
5HPRVを開いて主蒸気圧力を定格値まで昇圧する。
(6)主蒸気圧力が定格値まで昇圧し、主蒸気温度が定
格温度まで昇温するとボイラ起動が完了して通常運転に
入る。
ちなみにボイラをコールドスタートする場合、通常運転
状態となって自動ボイラ制御装置が動作可能の状態とな
るまで約10時間を要する。
尚、以上の説明において、フラッシュタンク内圧力が所
定値に達するまではボイラ側とタービン側(図示せず)
とは加熱器減圧弁5HPRVと過熱器通気弁5Hsvに
より分離されている。
ここまでの状態において、ボイラ出口流体温度とは水壁
WWの出口側温度を意味する。
これ以後、弁5H8Vを開いて2次週熱器SSHを起動
するときにはボイラ出口流体温度とはいわゆる主蒸気温
度を意味する。
以下の説明においてボイラ出口流体温度とは以上説明の
意味を有するものである。
第2図は本発明になるボイ2の自動起動方法を示す概略
ブロツク図であり、ボイラBのボイラ出口流体流度θW
とボイラ出口ガス温度θgを入力する。
そしてボイラ出口流体温度θWが所定の昇ころで前述し
たようにボイラ特性、特にボイラ時定数は長時間のもの
で、かつその変動中は大であり、制御偏差が生じてから
行なういわゆるフィードバック制御では十分な制御性が
得られない。
そのため、ことではゲイ2出口粒体温度の予測制御方式
を採用している。
つまり、まずボイラ出口流体温度θWと、この温度θW
に対応して予め決定温度θWを求め、これをθWの目標
値θwrとする。
一方温度θWより前記所定時間後の温度θwpを予測す
る。
そして温度θWの目標値θwrと予測値θwpとの偏差
が零となるように燃料量を制御する。
本発明は温度θWの予測にボイラ出口流体のエンタルビ
ンを用いて行なう。
次にその動作について述べる。
尚第2図の本発明はディジタルアナログいずれの形式に
おいても実施可能であるが、以下の説明では制御用計算
機を用いてディジタル的に行なうものとして説明する。
まず、第1図で述べた所定のボイラ起動前の準備操作が
終了するとボイラに点火する。
ボイラ点火によってボイラ起動に必要なボイラ出口流体
温度θWをボイラ起動部(第2図の一点鎖線で囲む部分
)を取込む。
次に運転員によって制御開始指令が発せられると本起動
部が作動する。
またサンプリング手段2により温度θWを所定周期でサ
ンプリングして第2図工点鎖線の起動弁へ入力する。
一点鎖線の起動部ではまずボイラ出口流体温度θWの目
標値θwr(i+n)をブロックA、B。
Cにて求める。
ブロックAはボイラ出口流体温度θWに対して予めその
変化率(つまり温度θWのの出力をブロックBとブロッ
クCに与える。
ブロックBは後述するように、ブロックAの出力(昇リ
ング時点における目標温度θwr(i)を求める。
ここで、θWの初期値は運転員により制御開始した際の
ゲイ2出口温度が使用され、以後は前回ブロックBにて
計算された目標値θwr(”i−1)が使用される。
尚、以下の説明におい毛もそうであるが各符号、例えば
ここではθwrにカンフを附して示したit lspは
現サンプリング時点の温度目標値であるものと約束する
つまり、θwr(i+1)、θwr(i−1)は夫々n
サンプリング周期後と1サンプリング周期前の温度目標
値情報である。
このブロックBの詳細な機能説明は後にボイラ起動時の
問題等について詳細に述べるのでここでの説明はさける
ブロックCはブロックAより求められた現サンプリング
時点の0w(i)ング時点の目標温度θwr(i−1)
とから、nサンプリング時点後の目標温度θwr(i+
n)を例えば(IXのようにして求める。
但し、制御開始指令が発せられたときだけは、1回前の
サンプリング時点の目標温度θwr(i−1)がないの
で、代りに実測した値θwr(i)カ初期値として使用
される。
このθwr (i +n )が本予測制御の目標値とし
て使用される。
一方、ブロックD、E及びFから温度θWの予測値θw
pが求められる。
この予測にエンタルピを使用して行なうところが本発明
方法の精度、向上を図る上で重大な意味をもつ。
ここで前述したようにボイラ起動時には氷壁出口流体圧
力が一定となるよう制御される。
そのため温度θWとエンタルピHの関係は一義的に定ま
り、蒸気表より例えば第3図のように求められる。
プロロクD、E及びFは、第3図に示す関係を用いて規
定時間後のボイラ出口流体温度θWを予測するものであ
り、例えば第4図のように行なう。
つまりまずサンプリング手段2において所定の周期でサ
ンプリングして入力したボイラ出口流体温度θWに対し
、これに相当するエンタルピH7にブロックDにおい℃
各すンプリングの度に第3図の蒸気表を利用して求める
ブロックEではこのようにして求められた各サンプリン
グ時点における複数個のエンタルピ情報から各サンプリ
ング時点におけるエンタルどの変化率を求める。
(2)式は最小自乗法により現サンプリング時点におけ
るエンタルピの変化率ΔH(i)を求める場合の一例で
ある。
ただし[H(i)は温度−エンタルピ変換を介して得ら
れたエンタルピ情報で0内の数字はボイラ出口流体温度
サンプリング時点を表わしている。
例えばH(i−3)は現サンプリング時点より3サンプ
リング周期前のエンタルピ情報である。
(3)式はこのようにして得られた変化率から外そう法
によりnサンプリング周期後のエンタルピを予測するた
めの式である。
、[i十n)−nXΔH(i) +H(i)
−−−−・・−−−(3)ブロックFではこのようにし
て求められたnサンプリング周期後のエンタルピH(i
+n)に対しこれに対応する温度θwp (i 十n
)を第3図の蒸気表より求める。
これはnサンプリング周期後のボイラ出口流体温度予測
値θwpである。
尚、サンプリング手段2におけるサンプリング周期は短
かければ短かい程、又使用するデータが多ければ多い程
、一般には高精度の予測ができる。
しかし実用上の点から見てサンプリング周期は約1分位
として、4つのデータから7分後の温度を予測する程度
で使用に供しうる。
ボイラ出口流体温度予測値は以上説明のように圧力一定
時に温度とエンタルピとが一義的に求められることを利
用し℃求められる。
ここでエンタルピを利用して温度を予測することは、温
度から直接予測するよりも正確なる予測が期待できる。
つまり、ボイラ出口流体温度はエンタルピの関数として
求められ、比重量のみならず比熱によっても影響を受け
るから、その分だけエンタルピより非線形な特性となる
従って本発明のように温度を予測するのにエンタルピを
用いることは予測精度を一段と向上させることができる
ブロックJではブロックCにおいて求めたnサンプリン
グ周期後の温度の目標値θwr(i+n)とブロックF
で求めたnサンプリング周期後の温度の予測値θwp(
i+n)とを一致させるようにボイラの燃焼量fを制御
する。
Gは加算部であり、θwr (i +n )とθwp
(i +n )の偏差e(i+n)を求める。
ブロックJにおけるこの燃料量fの制御は次の(4)式
のように行なわれる。
Δf=に1Xe(i+n)t−Kp(e(i+n)−e
(i+n l))・・・・・・・・・(4) ここに、Δf:制御出力(この大きさに対応した量だけ
燃料量fが増減(+で増、−で減される。
)K1 ;積分制御ゲイン Kp:比例制御ゲイン e(i+n)*θwr(i+n)−θwr(i+n)θ
wr(i +n ) ; nサンプル周期後のボイラ
出口流体温度目標値(ブロック Cの出力) θwr(i+n);nサンプル周期後のボイラ出口流体
温度予測値(ブロック Fの出力) このように本発明においては、基本的には、比例積分制
御を採用しているが、ゲイ2起動時には、プラントの特
性が大幅に変化するのが普通であるため、固定した制御
ゲインでは、起動過程全般にわたって、良好な制御特性
を望むことは困難である。
第5図はボイラを一次遅れ要素として表現したとき、そ
の起動時におけるプラントゲインにとプラント時定数T
の変化の様子の一例を示した図である。
この図によると、ゲインは約30倍、時定数は約3倍程
の範囲で変化している。
このため本発明ではプラントの特性、すなわち燃料量変
化Δfに対するボイラ出口流体温度変化ΔθWの特性を
遅れ回路で仮定し、プラントの時定数およびゲインの変
化に応じて、制御ゲインを修正することによって、プラ
ント起動時の制御特性の一層の向上を図っている。
で仮定し、(4)式による制御からプラント起動時の系
全体のn性方程式を求めると、(5)式のようにして求
められる。
22−(P11+P2゜)Z十P1、P2゜−Pl。
P2□−0・・・・・・・・・(5) (5)式の特性方程式において系を振動させずに、しか
も速やかに、目標値に追従させる応答を得るため、z1
=0.z2−β(0くβ〈l)とおくと(4)式の比例
・積分制御ゲインKp、に1は、(6)。
(7)式のようにして求められる。
第2図の制御ゲイン調節部Mは(4)式の比例ゲインK
p、積分ゲインに1を調節し℃ボイラ起動制御をボイラ
流体出口温度θWに応じて修正するものである。
例えばボイラ出口流体温度θWを入力して第5図の起動
特性を表わすブロックLからプラントゲインにおよびプ
ラント時定数Tを求める。
ブロックしは(6)および(7成にに、Tを代入して比
例ゲインKp1積分ゲインに1を求めることによりプラ
ント起動が最適となるようにブロックJのKpとに1を
制御する。
尚、第5図はボイ2を一次遅れ回路に仮定したものであ
るがより最適な制御とするためには高次遅れ回路に仮定
すればよい。
しかし特性方程式が複雑になるという欠点があり、計算
機を用いてオンライン方式で遂次修正していく方法とし
ては実用上、一次遅れで近似することで充分である。
以上詳細説明のように、本発明においては、ボイラ出口
流体温度を所定周期でサンプリングして導入し、各サン
プリング時点における温度θWから所定時間後の温度の
目標値θwrと予測値θwpを導出してこれが一致する
ように制御するものである。
この際ボイラ出口流体温度を予測するのに温度信号を用
いず、この温度に相当した比較的線形性のよいエンタル
ピを用いることによって温度予測の精度を向上させるも
のである。
ボイラ起動は以上説明のようにして成されるが起動過程
においてボイラ出口ガス温度θgが規定qtDt上とな
ったときにはボイラ内の水蒸気をjJlていない管を保
護することが必要である。
本発明の自動起動方法においてはボイラ出口ガス温度θ
gを常時監視し、これが規定値以上となるときには前述
の予測制御を停止してガス温度θgを規定値以下に抑制
する。
尚、θgはサンプリング手段Z′によって、所定周期で
サンプリングされ入力される。
第2図に示すようにボイラ出口ガス温度θgはその規定
値θgrと加算部Nにおいて比較される。
そしてガス温度θgが規定値θgrより大きいことを比
較部Oで検出して(θg〉θgrとなると比較器Oの出
力はl)常時開接点S1を閉じ常時閉接点、を開する。
つまり、ブロックJの出力を接点S2で停止し、代りに
所定の電源Qの出力を積分器Rを介して加算部Uに与え
燃料量を減少させる。
ただし、電源Qは燃料量fを減少させガス温度θgを低
下させるような極性に選ばれる。
尚、比較部0はヒステリシス特性を有するものでありガ
ス温度θgが規定値θgrに復帰したときにθgr近辺
で無用なバンチングが発生するのを防止する。
つまり、比較部0はその人力Δθgが負(θg〉θgr
)となったときに初めて出力し、30gが正の所定値
くθgo(θgr−θg≧Δθgo)となったことをも
って出力を停止(比較部Oの出力が0)する。
そして接点S□、S1が元の状態に復帰し再度、予測制
御により、ボイラ起動が行なわれる。
一方、本発明方法においては、起動初期およびボイラ出
口排ガス温度θgが所定値以上となったときに、θWの
目標値θwrを修正する機能を有する。
つまり、制御開始指令が出たばかりの起動初期の段階に
おいては燃料量fを増加してもθWは容易に上昇せず、
一方的にθWの目標値を上昇させるとθwrとθwpと
の偏差が増大し良好な制御が行なえない。
この偏差監視はV、WCよって実現される。
つまりVは加算部を示し、θwrとθwpの偏差Δθを
求める。
ブロックWではΔθが規定値を越えているかと5かをチ
ェックし越え℃いれば“l”、越えていなければ“0″
を出力することによって目標値修正の要否を判断する。
また排ガス温度θgが規定値以上となってブロックJの
出力が停止されている間に、目標値θwrを上昇させる
と、再度ブロックJの出力により制御するときに実際の
燃料量fと要求量の偏差により、ボイラに大きな外乱を
与える。
ブロックPはブロックWと00出力のオアをとるもので
、いずれかが出力すれば出力する。
以下、本発明方法のうち特にブロックA、B及びCに示
した目標値θwrを決定する操作について70−図を参
照して詳細に説明する。
第6図は第2図の動作をプログラムで表わしたものであ
る。
まず、ボイラ点火の後制御開始指令により5tartし
、ボイラ起動が終了していなければボイラ出口流体温度
θw(i)を所定周期でサンプリングして入力する。
ボイラ起動が完rしていれば何もせずに終了する。
サンプリング人力θw(i)が初め℃の情報θw(o)
(制御開始指令時点におけるθW)であればθW(O)
に応じて現サンプリング時点の目標値θw r (o)
を決定する。
これは例えば、まず第1図に示すように、制御開始時点
toにおける検出温度θw(o)を1サンプリング周期
前の時点t(−1)の温度の目標値θwr(−1)の初
期値と仮定する。
そしてθwr(−1)=θW(o)に対応して予め設定
されている昇温率 Δtとθwr(−1)とから次式のようにし℃求める。
グ周期前の目標値θwr(−1)に対応し℃設定されて
いる昇温率を表わす。
2回目以上の場合はi番目のサンプリング時点t(i)
における目標値θwr (i)を求める。
このとき(i−1)番目の目標値θwr(i−1)は求
まっているから、iサンプリング時点の温度目標の初期
値がθwr (i −1)となり、目標値(9成により
求まる。
ただし、ブロックAに示すように昇温率 化する。
そのため昇温率の変化するときの温度(θ1.θ2・・
・θに−1,θに、θに+1・・・、1にθにとして表
わす)が、θwr(i−1)とθwr(i)との間に存
在すればθwr(i)を修正し℃正確な目標値を求める
θkがθwr(i−1)とθwr(i)との間にあるか
否かは、θwr (i−1) (θにくθwr(i)を
判断すればよい。
θkが存在するときは次のυO)、00式により0w
r (i )を修正する。
但し、tk1温度がθにとなるときの時点とサンプリン
グ時点ti−1との間の時間 以上のようにして求められた任意のサンプリング時点に
おける目標値θwr(i)は、さらに必要に応じて第2
図の目標値修正信号(ブロックpの出力)により修正さ
れる。
目標値修正信号は前述したように、目標値と実測温度と
が太き(ズした場合と、ガス温度θgが異常になったと
きに出される。
まず前者の現象について述べると、これは起動初期の段
階で発生し易い。
つまり、起動時に燃料を増加しても容易に昇温しない為
である。
これは第2図にも示すように1サンプリング周期前の温
度目標値θwr(i−1)と現サンプリング時点の実測
値θw(i)との偏差を加算部Vで求めこの偏差が30
以上であることを比較部Wにより検出して行なう。
例えば第7図のサンプリング時点t1では0w(i)と
0w r (o)を比較する。
θwr(i−1)−0w(i)≧Δθであるときは目標
値θwr(i)を修正する。
この修正は制御開始指令時に0w(o)から目標値θw
r(o)を求めたのと同様にして行なう。
つまり、一〇wr (i −1)+0w(i)≧Δθで
あれば、温度目標の初期値′0wr (i −1)を0
w(i)に修正する。
つまり、現サンプリング時点の温度θw(i)を1サン
プリング周期前の目標値θwr(i−1)と仮定し、次
式により求める。
次に後者のガス温度異常の場合について述べる。
一般にはθgが540°を越えたら異常とする。
ガス温度異常となった場合、まず異常を記憶(FE=1
)しa’a式のようにして目標値θwr(i)を修正す
る。
(この方法については説明済であるので省略する)また
、燃料量をΔfだけ減少させる。
そして次のサンプリング入力がとり込まれるまで待期す
る。
この燃料量の減少はθgが例えば530゜以下となるま
で維持し、530°以下となればガス温度異常の記録を
解<(FE=0)。
第1図のサンプリング時点t7.t8及びt9はガス温
度異常により目標値θwr(i)の修正をしたものであ
る。
ガス温度異常を530℃で解(とい5ことは第2図の比
較部θにヒステリンス特性を持たせたのと等価である。
次に現サンプリング時点の目標値θwr(i)からnサ
ンプリング後の目標値θwr(i+n)を求める。
θwr(i)からθwr (i +n )を求めるのは
(9) 、 GO) 、及び00式で前述したようにθ
wr(i−1)から0w r (i)を求めるのと同様
の手法により求まる。
まず、θwr (i 十n )を求める。昇温率を変更
するときの温度θkが、θwr(i)とθwr(i+n
)との間に存在するときは、θwr(i+n)を修正す
る。
ただし、θwr(i)とθwr(i+n)との間にθに
は最大1個しか存在しないものとする。
このようにして、ボイラ出口流体温度のnサン7’ I
Jング後の目標値θwr(i+n)が求まる。
尚、フローチャートは第2図の動作の全てを記しである
が、目標値を決定すること以外の説明は、第2図の説明
だけで、十分に理解し得たと思うので、省略する。
ただし、第6−)において、e(i+n)はnサンプリ
ング後の目標値θwr (i +n )と予測値θwp
(i+n)の偏差であり、制御開始時点(第1回目のサ
ンプリング)におい毛は、1サンプリング周期前の偏差
e(i−Z+n)を0としてP (i)を計算する。
第8図は、本発明を適用した場合のボイラ出口流体温度
の制御特性を示した図であり、同図からも分るように、
ゲイ2起動過程で、温度の最大偏差が約10℃に納まり
、良好で、安全な制御が得られる。
以上詳細説明のように、本発明においては、ボイラ出口
流体温度をサンプリングによって導入し各サンプリング
時点における温度から温度の目標値と予測値を導出して
これを一致するように制御するものであり、この際ボイ
ラ出口流体温度を予測するのに温度信号を用いず、この
温度に相当した比較的線形性のよいコンタルビを用いる
ことによって温度予測の精度を向上させるものである。
さらに本発明においてはボイラ起動時におけるゲイン時
定数等のボイラ特性変化に対応した比例積分制御とする
ため、ボイラを遅れ回路、例えば一次遅れ回路で近似し
その特性変化に応じて比例積分制御のゲイン、時定数等
を最適に調節することによってボイラ起動時の精度をさ
らに向上させるものである。
尚、第2図においては夫々の機能を有するブロック図に
より本発明を説明したが、これを第6図のフロー図によ
って制御用計算機により実施するDD C(1)ire
ct Digital Control )制御とする
ことも可能であり、ボイラの自動起動が容易に行なえる
また本発明においては1次遅れを例にとり説明したが、
より高度な起動精度を得るためにはn次遅れ回路とする
こともできるが、ゲイン、時定数を求めるための計算が
複雑になることは免れない。
また本発明は、制御開始指令時点においては、ボイラ出
口流体温度θWを入力するのみであり、ホントスタート
、コールドスタートの別を問わない。
手動運転から自動に切換える場合にもスムーズに行なえ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般に使用されているボイラ及びその周辺の構
成を示す図、第2図は本発明になるボイラの自動起動力
法を各機能別にブロックとして表現した一実施例図、第
3図はボイラ内圧力を一定としたときのボイラの所有す
るエンタルピとボイラ出口流体温度との関係を示す特性
図、第4図は本発明方法において、エンタルピを使用し
て所定時間後のボイラ出口流体温度を予測することを説
明するためのブロック図、第5図はボイラ出口流体温度
の大きさに応じてボイ2のプラントゲイン及び時定数が
変動することを説明するための特性図、第6図は第2図
に示した本発明を制御用計算器により実施する場合のプ
ログラムを示したフロー図、第1図は現サンプリング時
点における温度目標値を目標値修正信号に応じて修正決
定することを説明するための図であり、第8図は本発明
方法によりボイラを起動した場合の温度目標値に対する
ボイラ出口温度、ガス温度及び燃料量の変化の状態を示
した特性図である。 A・・・・・・目標昇温率設定ブロック、B・・・・・
・現サンプリング時点の目標温度決定ブロック、C・・
・・・・nサンプリング後の目標温度を決定するブロッ
ク、D・・・・・・温度−エンタルピ変換ブロック、E
・・・・・・エンタルピ予測ブロンへF・・・・・・エ
ンタルピ一温度変換ブロック、09口、V、N・・・・
・・加算部、J・・・・・・調節操作をするブロック、
L・−・−ボイラ特性模擬するブロック、M・・・・・
制御ゲイン調節するブロック。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ボイラ起動時にボイラ出口流体圧力を一定に制御す
    るボイラの自動起動方法であって、ボイラ出口流体温度
    を所定の周期でサンプリングして入力するための温度サ
    ンプリング手段、ゲイ2出口流体の有するエンタルピを
    ボイラ出口流体温度のサンプリング値ごとに求める第1
    のステップ、該第1のステップの出力のうち過去のサン
    プリング時点のエンタルピ値から現時点におけるエンタ
    ルピの変化率を求め、この変化率と現サンプリング時点
    のエンタルピ値とからnサンプリング後のエンタルピを
    予測する第2のステップ、予測したnサンプリング後の
    エンタルピに対応して、nサンプリング後のボイラ出口
    流体温度を求める第3のステップ、前記温度サンプリン
    グ手段によってサンプリングされたボイラ出口流体温度
    に対応して昇温率を設定するための第4のステップ、ボ
    イラ出口流体温度の目標値の初期値と所定の昇温率とか
    ら前記nサンプリング後のボイラ出口流体温度の目標値
    を求めるとともに起動はじめにおいてはそのときのボイ
    ラ出口流体温度を、またその後は前回時点の目標値をボ
    イラ出口流体温度の目標値(7)初期値とし℃使用する
    第5のステップ、第3のステップと第5のステップの偏
    差型に応じてボイ2に与える燃料量を制御する調節ステ
    ップとを備え、第5のステップの前回時点のボイラ出口
    流体温度の目標値と温度サンプリング手段の現サンプリ
    ング時点のボイラ出口流体温度との偏差が所定値より大
    となるときには現時点の温度サンプリング手段の出力を
    第5のステップの現時点のボイラ出口流体温度の目標値
    の初期値とすることを特徴とするボイラの自動起動方法
    。 2、特許請求の範囲第1項記載のボイ2の自動起動方法
    においてボイラ排ガス温度が所定値より上昇した場合は
    、温度サンプリング手段を介して得られた現時点のボイ
    ラ出口流体温度を第5のステップの現時点のボイラ出口
    流体温度の目標値の初期値とすることを特徴とするボイ
    ラの自動起動方法。 3 特許請求の範囲第2項記載のボイラの自動起動方法
    におい℃、ボイラ排ガス温度が所定値より上昇した場合
    は、ボイラに与える燃料量を減少させることを特徴とす
    るボイラの自動起動方法。
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