JPS5936805B2 - 樹脂組成物が封入含浸されてなる電気機器 - Google Patents

樹脂組成物が封入含浸されてなる電気機器

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JPS5936805B2
JPS5936805B2 JP52132569A JP13256977A JPS5936805B2 JP S5936805 B2 JPS5936805 B2 JP S5936805B2 JP 52132569 A JP52132569 A JP 52132569A JP 13256977 A JP13256977 A JP 13256977A JP S5936805 B2 JPS5936805 B2 JP S5936805B2
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JP
Japan
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resin composition
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ethylenically unsaturated
coil
resin
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JP52132569A
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謙自 池田
善也 小川
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコイル又は変成器の如き電気機器に係るもので
、更に詳しくは、特定の樹脂組成物により封入含浸され
一体成型された電気機器に関する。
本発明はかかる樹脂組成物により電気機器を一体成型す
る製造法にも係る。従来技術にあつては、コイル又は変
成器を絶縁加工するに際し、次の手段が講じられてきた
第1の手段は、コイルまたは変成器(これらは導電性の
細線を線輪となるように枠部材に巻装したものであつて
、必要に応じ枠部材にはフェライト、金属性ヨークまた
は鉄芯が装着されるものもある)の導線を予めワックス
、無溶剤ワニスまたは耐熱ワニスにより含浸せしめ、次
いで絶縁紙を被覆し、再度ワニスにより含浸被覆するデ
イツピング法である。第2の手段は、コイルまたは変成
器をケースに装填し、このケース内に粘度の低い液体樹
脂を注型し、減圧下で脱泡しつつコイルまたは変成器の
導線に液体樹脂を含浸させ絶縁被覆を図るものである。
この方法はケースを利用したポツテイング法である。第
3の手段は、第1手段で得た絶縁被覆されたコイルまた
は変成器を更に樹脂により肉厚にデイッピングする改良
法である。
これらの手段は次の問題点がある。
第1の手段は含浸作業、ワニス塗装作業が煩雑であり、
乾燥、焼付,硬化等の設備を要する点で効率,設備生産
性が低い。しかも絶縁加工されたコイルや変成器を鋼板
等の支持部材に固定する必要があるから軽量化,取扱い
の容易さの点でも満足できない。第2手段は液体樹脂の
脱泡,硬化処理に長時間を要する点で生産性が劣る。ま
た絶縁性を高く維持するには予め導線を洗滌し液体樹脂
の含浸充填が完全となるように前処理を施す必要もある
。第3手段は導線部分に浸漬されるワニス,ワツクス等
と外装の樹脂被覆とが剥離すること、デイツピングに特
殊な治具を要すること等作業性の問題がある。従来技術
に共通した問題は絶縁性の樹脂が成型後収縮変形を生じ
易く、残留歪に起因するクラツクの発生による絶縁抵抗
の減少等を回避できない。本発明は成型変形のない特殊
な樹脂組成物を使用して、コイルまたは変成器の線輪間
隙に樹脂組成物を含浸せしめ得ることから絶縁性を高め
るとともに、コイルまたは変成器をこの樹脂組成物によ
り封入して成型体とするものである。本発明はコイルま
たは変成器の含浸作業と被覆組立作業とを一工程で達成
できる画期的な技術を提供することを目的とする。
本発明は、成型されたコイルまたは変成器(以下電気機
器という)を提供するものであつて、この電気機器は絶
縁性に優れると共に耐湿熱性,耐寒性,耐疲労性を改良
することを目的とする。更に、電気機器として電気的信
頼性を高めしかも小型化,軽量化を達成することを目的
とする。この発明は、導電性の線輪と端子と枠部材とを
樹脂組成物により成型した電気機器であつて、その樹脂
組成物が線輪に含浸されていると共に線輪と端子とが枠
部材に巻装,固定されたままで該樹脂組成物によつて被
覆されかつ組立られてなる電気機器である。
しかして、該樹脂組成物は比重が1.5乃至1.95の
範囲であり、かつ3α,β一エチレン系不飽和ポリエス
テル,(8)不飽和ポリエステル(4)と共重合可能な
液状のエチレン系不飽和単量体,(C)水和アルミナを
必須成分として含む無機フイフ一99前記エチレン系不
飽和単量体8に対し溶解作用または膨潤作用を呈する熱
可塑性重合体,8繊維状補強材とからなる特徴を有する
ものである。
本発明を説明する。
第1図乃至第3図は本発明の実施例である。
第1図は本発明の特定の樹脂組成物により組立成型され
たコイルの斜視図であり、第2図は第1図の縦断面図で
ある.耐熱性の合成樹脂等の絶縁性の枠部材11に銅,
アルミニウム等の導電性の細線が線輪12を形成するよ
うに巻装されている。この細線はピン等の固着部材17
より枠部材11に固着されている。そして、この固着部
材を介して端子13の一端が取付けられている。枠部材
に巻装された線輪を含めて、枠部材に固着されていない
自由端(他端)の端子を除いて、特定の樹脂組成物18
により線輪12を含浸し絶縁加工すると共に全体として
一体成型されている。コイルは電気機器として利用し易
いように構造体の一部に穴20を設けることができる。
第3図は構造体のコアに金属性ヨーク15が装着された
ものである.このように金属性ヨーク,フエライト,鉄
芯等の装着されたソレノイドコイルも本発明の技術であ
る。
また枠部材及び線輪が2層に組合されて一次コイルと二
次コイルとを形成する変成器も本発明の適用範囲の電気
機器である。本発明に供し得る枠部材の材質は合成樹脂
の場合には熱変形温度が100℃以上であることが好ま
しい。
この熱変形温度はASTMD−648によつて決め得る
。枠部材は特定の樹脂組成物と密着性のあるスチレン系
樹脂が好ましい材料である。線輪を構成する銅,アルミ
ニウム等の細線はエナメルで被覆されたものであれば一
次絶縁は充分である。
本発明では線輪を予め洗滌すること、ワツクス,ワニス
等で前処理する必要はない。端子と線輪のリード部分と
のピン等の金具による固着又はハンダ付等公知の固着方
法が本発明においてもそのまま採用できる。本発明に供
する樹脂組成物は、成型収縮が殆ど無く誘電率が低いも
のであつて、かつ成型時の流動性も高いものである。
この結果、樹脂組成物が線輪の間隙に浸透すること及び
絶縁性が保証され、電気機器として誘電ロスが少く、発
熱も殆ど無いため樹脂組成物の耐久性も高くなる特徴が
ある。本発明に供する樹脂組成物は、6α,β一エチレ
ン系不飽和ポリエステルと8エチレン系不飽和単量体と
が全組成中で15〜40重量%の範囲,(C)無機フイ
ラ一が10〜60重量%,(D)熱可塑性重合体が5〜
20重量%,[F]繊維状補強材が10〜35重量%か
らなる。そして、少量(約5重量%以下)のラジカル重
合触媒,重合禁止剤,離型剤等が添加され、更に着色剤
,金属酸化物等を添加することができる。しかして、樹
脂組成物は成型後の比重が1.5〜1.95の範囲とな
るように、組成を選択する。比重はASTMD−792
に規定された測定方法に依るもので室温における比重(
7/Cd)を示す。本発明に供する樹脂組成物は、従来
から使用されているプリミツクスと称される乾式ポリエ
ステルコンパウンドと相違し、成型時の収縮が殆どなく
、流動性,含浸性,硬化反応速度が改良されている湿式
ポリエステルコンパウンドである(SMC,DMC,B
MCl湿式プリミツクスと略記されている)。
比重が上記の範囲となるように無機フイラ一,繊維,補
強材を選ぶと樹脂組成物の含浸性が高められ、ひいては
電気機器としての絶縁性が優れている。即ち本発明の電
気機器に使用する樹脂組成物は次の特徴をもつ。
成形用不飽和ポリエステル樹脂組成物は一般に組成物全
量に対してα,β一エチレン系不飽和ポリエステル樹脂
15〜40重量(:fl),無機充填材10〜60重量
%及び繊維補強材10〜35重量%からなるが、その他
5重量%以下のラジカル重合触媒,重合禁止剤,離型剤
等が添加され、更に着色剤,金属酸化物が添加される場
合がある。
更にこれらの成形材料の成形時硬化収縮率を低下せしめ
成形物表面の平滑性を向上させる目的で、ポリスチレン
,ポリメチルメタアクリレート,ポリエチレン,ポリ酢
酸ビニル等の一般にエチレン系不飽和単量体に溶解ない
しは膨潤する熱可塑性重合体を数重量%ないし十数重量
%添加することも一般には知られている。例えばこれら
樹脂組成物は特公昭42−16427号公報,特公昭4
6−14541号公報等に記載されている。しかし、こ
れらには成形品の誘電率を低下するのに、特定の熱可塑
性重合体と特定の無機フイラ一とを特定の量割合で組合
せることが有効であることについて何ら記載されていな
い。
本発明によれば成形品の誘電率低下には前記ポリスチレ
ン,ポリメチルメタアクリレート,ポリ酢酸ビニル,ポ
リエチレン,ポリプロピレン等の如きエチレン系不飽和
単量体に溶解ないしは膨潤する熱可塑性重合体、特にポ
リスチレン,ポリエチレン,ポリメチルメタアクリレー
トが有効であることが判明した.これらの熱可塑性重合
体は単独使用してもよく、また2種以上を混合使用して
もよい。また、かかる熱可塑性重合体の添加量は全組成
物中5〜20重量%である,熱可塑性重合体の量が5重
量%より少くなると成形品の誘電率は4.0より大きく
なり実用的に従来公知の方法による樹脂組成物によるも
のと差がなく、本発明の目的とする低誘電率成形品とは
云い難く、また20重量%より多くなると成形品の誘電
率そのものは小さくなつて好ましいが、成形時の金型か
らの脱着が悪くなり、熱変形温度が極端に低下するなど
の他の特性を低下させる結果が現われるので好ましくな
い。無機フイラ一は、水和アルミナを含むものである。
この無機フイラ一は樹脂の含浸性、誘電率の低減のため
に水和アルミナが必須成分となる。勿論無機フイラ一に
は炭酸カルシウムや酸化硅素等を併用することができる
。この水和アルミナは樹脂組成物中に上述の熱可塑性重
合体が添加されない場合や、その量が少ない場合には成
形品の誘電率低下に全く寄与しないか、或いは寄与する
効果が少なくなる。しかし水和アルミナと10重量%以
上の前記熱可塑性重合体とを併用する場合には、他の無
機フイラ一、例えば炭酸カルシウム,クレー等を使用し
た場合とは異なり、明らかに特異的な誘電率低下の効果
をもたらす。
本発明において用いられる水和アルミナは、その吸油量
が10〜100,特に20〜80のものが好ましい。
ここで云う吸油量とはJISK−5101で規定される
吸油量である。水和アルミナ及び他の無機フイラ一の配
合量は全組成物中10〜60重量%であることが好まし
く、更に好ましくは30〜50重量%である。
前記水和アルミナは、他の無機フイラ一と併用すること
は何らさしつかえない。しかし、他の無機フイラ一を併
用した場合には成形品の誘電率は水和アルミナだけを使
用した場合より若干大きくなるので注意する必要がある
。水和アルミナと併用可能な無機フイラ一としては、例
えば炭酸カルシウム、酸化硅素の他に、酸化アルミニウ
ム,硫酸バリウム,石英,タルク,ガラスビーズ,雲母
,ケイ酸マグネシウム等を挙げることができる。これら
は1種以上を用いることができる。本発明において用い
られるα,β一エチレン系不飽和ポリエステルは、それ
自体は独特なものではなく、その製造方法は斯界で良く
知られている。
この様な不飽和ポリエステルはα,β一エチレン系不飽
和ジカルボン酸,その酸無水物又はそれらの混合物を、
更に必要な場合には飽和ジカルボン酸,その酸無水物,
飽和モノカルボン酸又は不飽和モノカルボン酸等をも用
いてアルコール類即ちグリコール類,一価アルコール類
,多価アルコール類等と縮合反応させることにより製造
することができる。前記α,β一エチレン系不飽和ジカ
ルボン酸及びその酸無水物としては、例えばマレイン酸
,フマル酸,イタコン酸等及びこれらの酸無水物を挙げ
ることができる。
飽和ジカルボン酸及びその酸無水物としては、例えはフ
タル酸,無水フタル醜イソフタル酸,テレフタル酸,ア
ジピン酸,コハク酸,セバシン酸,メチルコハク酸,テ
トラクロロテレフタル酸等を挙げることができる。更に
飽和モノカルボン酸としては、例えば酢酸,安息香酸等
を、及ひ不飽和モノカルボン酸としては、例えばアクリ
ル酸,メタアクリル酸,大豆油脂肪酸等を挙げることが
できる。また、グリコール類としては、例えばエチレン
グリコール,プロピレングリコール,ジエチレングリコ
ール,ブタンジオール等を挙げることができる。
多価アルコール類としては、例えばグリセリン,ヘキサ
ントリオール,ソルビトール等を挙げることができる。
更に一価アルコール類としては、例えばエタノール,ア
リルアルコール等を挙げることができる。これらの酸類
及びアルコール類は2種以上を併用することもできる。
前記α,β一エチレン系不飽和ポリエステルは分子量7
00〜4000のものが好ましい。
本発明において用いられる単量体はα,β一エチレン系
不飽和ポリエステルと共重可能な液状単量体、すなわち
一分子量当り少くとも1個の重合可能な反応性CH2−
C(基を有する液状のエチレン系不飽和単量体である.
この様なエチレン系不飽和単量体としては、例えばスチ
レン,メタクリル酸メチル,ビニルトルエン,ジアリル
フタレート等が挙げられる。これらは単独で用いること
ができるが、2種以上を混合して用いることもできる。
これらのうちスチレンが最も好ましい。エチレン系不飽
和単量体の配合量は、該単量体とα,β一エチレン系不
飽和ポリエステルの混合物100重量部に対して20〜
60重量部であることが望ましい。本発明においては組
成物に有機及び/又は無機の繊維状補強材、例えばガラ
ス繊維,芳香族ポリアミド系繊維,ポリエチレンテレフ
タレートの如きポリエステル系繊維,ポリビニルアルコ
ール系繊維,カーボン繊維,サイザル麻,アスベスト,
ウイスカ一等を配合する。
これらの補強材の量は全組成物に対して10〜35重量
%であることが望ましい。本発明で使用する不飽和ポリ
エステル樹脂組成物を硬化するに際しては、該ピ成物に
過酸化物、他の通常な開始剤の如き硬化触媒を配合する
有用な硬化触媒としては、例えはベンゾイルパーオキシ
ド,ジクミルパーオキシド,ジ一t−ブチルハイドロパ
ーオキシド,ラウロイルパーオキシド,t−ブチルパー
オクトエート等が例示できる。これらの硬化触媒の量は
α,β一エチレン系不飽和ポリエステル及びエチレン系
不飽和単量体の混合物総重量に対して1〜3重量%であ
ることが望ましい。樹脂組成物の硬化方法は通常の不飽
和ポリエステル樹脂の硬化方法が採用される。
硬化方法の曲型的な例としては、密閉した金型中で加熱
加圧して硬化する方法が挙げられる。硬化に要する温度
,時間,圧力等は組成物に使用される成分、並びに成形
装置,成形物要求特性等により決定されるが、通常は圧
力20〜200k9/Cd,温度100〜180℃,時
間30秒〜5分の条件で行なわれる。
本発明で使用する不飽和ポリエステル樹脂組成物は必要
に応じて酸化マグネシウム,酸化カルシウム,水酸化カ
ルシウム等の如き増粘剤,ステアリン酸亜鉛,ステアリ
ン酸カルシウム等の如き離型剤,ハイドロキノン,ター
シヤリーブチルカテコール,ナフトキノン,p−ベンゾ
キノン等の如き硬化安定剤,或いは着色剤等を加えるこ
とができる。
次に本発明の電気機器の成型方法を説明する。
導電性の線輪12を絶縁性の枠部材11に巻装し、該枠
部材に端子13の一端を固着し、該枠部材を挿人子とし
該挿人子の中心コアまたは該端子の他端を保持固定する
ように成形金型内に収納し、該成型金型内に樹脂組成物
を圧送ないし圧入し、該樹脂組成物により該挿入子を封
人含浸せしめた後該樹脂組成物を固化せしめ、次いで該
成型金型より成型物を取出すことによつて樹脂組成物が
封人含浸されて一体成型された電気機器が得られる。本
発明の封入,含浸一体化法により成型された電気機器は
線輪間隙に樹脂が浸透し、高い絶縁性を呈する効果があ
る。更に、誘電率が低い特徴がある。加うるに、温度,
湿度の変化に対し、耐久性と信頼性が高められている効
果がある。本発明の電気機器に供する樹脂組成物は、(
1)速硬化性である。
(2)流動性がよく機械のゲージ圧力で20〜70k9
/Cdの低圧で成形加工ができるので挿入子としてのコ
イル及び変成器の変形,断線及び偏芯がない。
(3)材料温度が高々20〜60℃で金型内に入るので
挿入子たるコイル及び変成器のポピンに著しい熱的損傷
がない。
(4)低収縮性であり、主成分たる高反応性ポリエステ
ル樹脂は速硬化性で且つ発熱反応を呈するので金型から
熱は最小でよく且つ短時間で成形が完了する。
(5)成形時の樹脂組成物の収縮率は0.3%以下であ
り、成形后の封入含浸一体成形品は低歪でコイル及び変
成器に対し内部応力がかからず製品機能を低下させない
(6)繊維強化材料で容易に自消性難燃化材料組成物と
し得るのでコイル及び変成器に必須の耐アーク.トラツ
キング性をはじめとする電気的強度並びに耐クラツク,
膨脹,収縮に対する安定性も含め機械的強度が優れてい
る。
本発明は繊維強化された特殊のポリエステルコンパウン
ドを用いて射出成形法またはトランスフア一成形法によ
つて含浸絶縁と被覆絶縁を図つたコイル,変成器の如き
電気機器である。
これらは耐電圧,機械強度が向上し、軽量化,小型化も
満足できるものである。以下、本発明の実施例を挙げて
更に説明を加える。
実施例 1 無水マレイン酸,イソフタル酸及びプロピレングリコー
ルの縮合物にスチレンモノマーを添加したもの26重量
部,水和アルミナ(昭和電工(株)製ハイジライトH−
42)44重量部と石英砂C林化成(株)製ハイシレツ
クス)4重量部とからなる無機フイラ一48重量部,粉
末ポリエチレン15重量部,ガラス繊維18重量部,硬
化触媒約3重量部よりなる樹脂組成物は硬化後比重が1
.67となることが確められている。
この樹脂組成物を住友重機製ジユロマツトDMCl2O
射出成形機を使用し、成形圧力30k9/Ctii,金
型温度130℃,射出時間15秒,硬化時間4分に設定
し、封入用成形用金型に射出硬化しガラス繊維強化ポリ
エチレンテレフタレートからなる枠部材を挿入子として
変成器を成形した。その結果一次低圧コイルと二次高圧
コイル間の樹脂による被覆は完全であり、それぞれのコ
イル巻線間隙にも樹脂が含浸充填されていた。被覆した
樹脂成形部は最小2.0Tm,最大4Tfmの肉厚であ
つたが、この構造部は全てボードレスであつた。この一
体封入被覆化された変成器は実用電圧24kvに対し耐
電圧試験1000hrs連続試験の結果トラツキングは
なく、インパルス耐電圧は30K以上の値を得た。また
、この変成器の誘電率(測定法はASTMD−150に
より1MHzの条件下、以下同様)は3.5であつた。
実施例 2 無水マレイン酸,無水フタル酸,プロピレングリコール
の縮合物に微少量のハイドロキノン,縮合物の半量のス
チレンモノマーを加えた液状の不飽和ポリエステルを2
4重量部,水和アルミナ50重量部,ポリメチルメタア
クリレート13重量部,ガラス繊維20重量部とからな
る樹脂組成物(比重1.79)を用いて、松田製作所(
株)製のT一28Eトランスフア一成形機を使用し、第
2図の如きコイルをトランスフア一用封入金型に挿入子
として保持し、圧力28k9/Cd,金型温度150℃
,プランジヤ降下速さ10秒で硬化時間1分30秒で成
形し変成器用コイルを得た。
この樹脂組成物で封入一体化した変成器用ボビンは被覆
絶縁が完全で、巻線間隙にも樹脂が含浸し且つガラス繊
維入り変性POM樹脂(エンジニアリングプラスチツク
ス(株)製ハル8)GFN2製の枠部材の壁と本樹脂組
成物との密着もよく1hrs沸水浸漬后のAssyコイ
ルの耐電圧及び絶縁抵抗は、それぞれ10KV以上、及
び1010Ω以上であつた。またこのコイルの誘電率(
1MHz)は3.8であつた。
比較例 1 実施例1の組成において、粉末ポリエチレンの量を4重
量部と減じ、無水マレイン酸,イソフタル酸及びプロピ
レングリコールの縮合物にスチレンモノマーを添加した
ものの量を37重量部としたとき、変成器の誘電率(1
MHz)は4.9であつた.比較例 2 実施例2の組成において、水和アルミナ50重量部を炭
酸カルシウム50重量部に代えた場合、コイルの誘電率
は4.8であつた。
比較例 3 また実施例2の組成において、水和アルミナ50重量部
を硅砂50重量部に代えた場合のコイルの誘電率は4.
7であつた。
参考例 次に上記実施例2の樹脂組成物(以下「樹脂イ」という
)で成型されたコイルと比較例2の樹脂組成物(以下「
樹脂口」という)で成形されたコイルをフライバツクト
ランス用コイルとして用いた場合のフライバツクトラン
スの性能の比較結果を示す。
尚、試料として使用するフライバツクトランス黒1〜煮
6の仕様及びそれを駆動するテレビジヨンセツトの回路
定数は一定とする。〔電気性能〕フライバツクトランス
の一次巻線に発生する一次パルスの波高値6,8,(C
)を二次巻線に発生する二次パルスに続くリンギングの
大きさを第5図に示す(1)),5の比の百分率〔E/
D×100(G6)〕で定義するものとする。
電気性能を第1表に示す。
〔温度上昇度〕
樹脂イ及び樹脂・口で成形したコイルを用いたフライバ
ツクトランスを周囲温度40℃,湿度90%の雰囲気中
に放置し、高圧出力を定格より10%上昇させた状態を
維持させたまま4時間連続動作させて、前記フライバツ
クトランスの一次巻線の温度上昇を巻線抵抗法で測定し
た。
その結果を第2表に示す。以上のことから、樹脂イで成
型したコイルを用いたフライバツクトランスは樹脂口を
用いたものに比べて、一次パルスの切込み〔B/A×1
00(イ)〕が12%、帰線期間(t)が約0.3μS
ec、一次電流が約3.4%、リンギングが7〜10(
fl)、温度上昇が約4℃改良でき、フライバツクトラ
ンスとしての性能が格段に向上していることが明らかで
ある。
実施例 3 不飽和ポリエステル12重量部,スチレンモノマー6重
量部,水和アルミナ(昭和電工(株)製ハイジライトH
−42》45重量部と炭酸カルシウム(竹原化学(株)
製軽質炭酸カルシウム)13重量部とからなる無機フイ
ラ一58重量部,ポリエチレン粉末6重量部,硬化剤2
重量部,ガラス繊維16重量部とからなる樹脂組成物(
比重1.90)を用い、松田製作所製射出成形機SL−
100D/S5O/90Fを使つてコイルを封入用金型
に挿入子とし、圧力50k9/Cd,金型温度130℃
,射出時間4秒,硬化時間2分で成形し、電磁弁用コイ
ルを得た。
この変成用電磁弁コイルは被覆が完全で、巻線間隙にも
樹脂が含浸していた。電磁弁用鉄芯ヨークは樹脂圧で偏
芯することなく設計寸法が正確に出ていた。且つ20K
V,0.2〜0.4Ampでの90%R.HO湿度下で
の長期劣化試験に合格し、トラツキング損傷はなかつた
。なおこの樹脂組成物の誘電率(1MHz)は4.0で
あつた.実施例 4 不飽和ポリエステル及びスチレンモノマー25重量部,
ポリエチレン粉末(製鉄化学(株)製フローセンUF−
4)6重量部、ポリスチレン粉末(旭タウ(株)製スタ
イロン666》6重量部,水和アルミナ(昭和電工(株
)製ハイジライトH−42》45重量部,ガラス繊維1
4重量部及び触媒顔料4重量部からなる無収縮タイプ(
比重1.70)樹脂組成物を用いて住友重機械ジユロマ
ツトDMCl2O射出成形機を使用し、圧力90k9/
c!Il,金型温度140℃,射出時間8秒で硬化時間
1分30秒で、トランス用変成器を得た。
実用100V01t0.5mAの使用規格に対し耐湿熱
:一50℃〜+80℃の20サイクルサーマルシヨツク
テスト后の耐電圧試験に合格した。
且つ従来の鋼板保持具を使用した同種設計の変成器に比
較し、使用時の騒音発生が著しく減少した。なおこの変
成器の誘電率(1MHz)は3.6であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電気機器(コイル)の斜視図であり、
第2図及び第3図は本発明の電気機器の断面図を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導電性の線輪が樹脂組成物によつて封入含浸されて
    なる電気機器であつて、該樹脂組成物は該線輪の間隙を
    含めて充填され、該樹脂組成物は比重が1.5〜1.9
    5の範囲であつて下記の組成(A)α,β−エチレン系
    不飽和ポリエステル、(B)不飽和ポリエステルと共重
    合可能な液状のエチレン系不飽和単量体、(C)水和ア
    ルミナを主成分とする無機フィラー、(D)前記エチレ
    ン系不飽和単量体に溶解または膨潤し得る熱可塑性重合
    体、及び(E)繊維状補強材 からなることを特徴とする電気機器。 2 導電性の線輪と端子と該線輪が巻装されかつ該端子
    の一端が固着されてなる絶縁性の枠部材とが該端子の他
    端を除き樹脂組成物によつて封入含浸され一体成型され
    てなる電気機器であつて、該樹脂組成物は該線輪の間隙
    を含めて充填され、該樹脂組成物は比重が1.5〜1.
    95の範囲であつて下記の組成(A)α,β−エチレン
    系不飽和ポリエステル、(B)不飽和ポリエステルと共
    重合可能な液状のエチレン系不飽和単量体、(C)水和
    アルミナを主成分とする無機フィラー、(D)前記エチ
    レン系不飽和単量体に溶解または膨潤し得る熱可塑性重
    合体、及び(E)繊維状補強材 からなることを特徴とする電気機器。
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