JPS593967B2 - 湿布剤 - Google Patents
湿布剤Info
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- JPS593967B2 JPS593967B2 JP16121579A JP16121579A JPS593967B2 JP S593967 B2 JPS593967 B2 JP S593967B2 JP 16121579 A JP16121579 A JP 16121579A JP 16121579 A JP16121579 A JP 16121579A JP S593967 B2 JPS593967 B2 JP S593967B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は冷感と薬効に優れた湿布剤及びその製法に関す
るものである。
るものである。
従来、外用の消炎、鎮痛を目的とする湿布剤としては、
サリチル酸メチル、メントールその他の各種植物精油成
分が用いられている。
サリチル酸メチル、メントールその他の各種植物精油成
分が用いられている。
これらの薬剤を湿布剤の薬効成分として使用する場合、
初期に患部に適度な冷感を与えることができるように水
を分散媒とし、これにポリエチレングリコール、ポリビ
ニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、セルロー
ス誘導体、ゼラチン、アラビアゴムなどの保水および接
着性などを改善しうる天然または合成の親水性物質を加
えて半円形状の基剤とし、この基剤中に前記薬剤を分散
、混和したものをそのまま或いはこれを布などの支持体
上に展延させた型の湿布剤として用いられている。これ
ら従来の湿布剤においては水が剤型中の連続相を形成し
ており、この水によつて基剤の柔軟性及び皮膚への順応
性を良くするなどの実用性が与えられている。
初期に患部に適度な冷感を与えることができるように水
を分散媒とし、これにポリエチレングリコール、ポリビ
ニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、セルロー
ス誘導体、ゼラチン、アラビアゴムなどの保水および接
着性などを改善しうる天然または合成の親水性物質を加
えて半円形状の基剤とし、この基剤中に前記薬剤を分散
、混和したものをそのまま或いはこれを布などの支持体
上に展延させた型の湿布剤として用いられている。これ
ら従来の湿布剤においては水が剤型中の連続相を形成し
ており、この水によつて基剤の柔軟性及び皮膚への順応
性を良くするなどの実用性が与えられている。
しかしてこの湿布剤自体には皮膚への接着性がないので
使用時には外科用接着テープや包帯などで患部に固定す
る必要があるうえ、この種湿布剤においては保存時また
は使用時における水分の蒸散が大きく、そのために基剤
が硬化し、皮膚への密着性が損なわれる結果、薬効が減
少するという欠点を有する。また、逆に夏など多量に汗
をかきやすいときには、貼付患部の汗のために水分過剰
となり、基剤がこの水分を吸収し、いわゆるダレ現象が
起きやすい。
使用時には外科用接着テープや包帯などで患部に固定す
る必要があるうえ、この種湿布剤においては保存時また
は使用時における水分の蒸散が大きく、そのために基剤
が硬化し、皮膚への密着性が損なわれる結果、薬効が減
少するという欠点を有する。また、逆に夏など多量に汗
をかきやすいときには、貼付患部の汗のために水分過剰
となり、基剤がこの水分を吸収し、いわゆるダレ現象が
起きやすい。
更に、薬剤であるサリチル酸メチル、メントールその他
の各種植物精油成分は疎水性であるため、基剤との相溶
性が悪く、基剤中に分散、混和され、た上記薬剤が表面
に移行してくり傾向がある。
の各種植物精油成分は疎水性であるため、基剤との相溶
性が悪く、基剤中に分散、混和され、た上記薬剤が表面
に移行してくり傾向がある。
その結果、揮発性薬剤成分が蒸散しやすく、これがため
薬効が経時的に失なわれやすく、また保存時或いは使用
時の揮発性薬剤の臭いが強いという欠点がある。一方上
記の湿布剤の基剤には、さらに吸熱性、保形性、透湿性
、収れん性及び適度な自己支持性などを付与して、薬効
をより有効に機能せしめるため、クレー、タルク、炭酸
カルシユウムの如き無機質粉末助剤を添加する試みがな
されている。
薬効が経時的に失なわれやすく、また保存時或いは使用
時の揮発性薬剤の臭いが強いという欠点がある。一方上
記の湿布剤の基剤には、さらに吸熱性、保形性、透湿性
、収れん性及び適度な自己支持性などを付与して、薬効
をより有効に機能せしめるため、クレー、タルク、炭酸
カルシユウムの如き無機質粉末助剤を添加する試みがな
されている。
しかしてかかる無機質粉末助剤の添加は、薬効成分とし
て添加されているサリチル酸エステルを経日で分解し、
薬効を低減せしめるという問題があり、その改善が要望
されている。本発明者達は、従来の湿布剤における欠点
に鑑み種々研究の結果、A−B−C型ブロック共重合体
エラストマーと、水と、油成分とサリチル酸グリコール
又はサリチル酸メチルの少なくとも一種を含む薬物と、
薬効を有効に機能せしめるための無機質粉末助剤と、一
種以上の炭素数が6個以下で分子内に少なくとも2個の
カルボキシル基を有する有機酸とを必須成分とすること
によつて、優れた薬効と冷感とを有し、しかも経日の薬
幼成分の減少がない湿布剤が得られることを見い出し、
本発明に至つたものである。
て添加されているサリチル酸エステルを経日で分解し、
薬効を低減せしめるという問題があり、その改善が要望
されている。本発明者達は、従来の湿布剤における欠点
に鑑み種々研究の結果、A−B−C型ブロック共重合体
エラストマーと、水と、油成分とサリチル酸グリコール
又はサリチル酸メチルの少なくとも一種を含む薬物と、
薬効を有効に機能せしめるための無機質粉末助剤と、一
種以上の炭素数が6個以下で分子内に少なくとも2個の
カルボキシル基を有する有機酸とを必須成分とすること
によつて、優れた薬効と冷感とを有し、しかも経日の薬
幼成分の減少がない湿布剤が得られることを見い出し、
本発明に至つたものである。
本発明の湿布剤を製造するには、例えばサリチル酸グリ
コール又はサリチル酸メチルの少なくとも一種を含む薬
物を水中に乳化させてO/w型のエマルジョンを生成さ
せる。
コール又はサリチル酸メチルの少なくとも一種を含む薬
物を水中に乳化させてO/w型のエマルジョンを生成さ
せる。
この時乳化剤を用いるが、この0/W型エマルジョンは
その形態を長期に亘つて安定に保持する必要はなく、む
しろ薬効の面から見ると、この後の工程においてこのo
/W型エマルジョンをA−B−A型ブロック共重合エラ
ストマーと油成分とからなる系中に乳化分散させてW/
0型エマルジョンを生成させる際に、薬物がw/o型エ
マルジョンの油性連続相に移行できるようにしておくの
がよい。したがつてここに使用する乳化剤としては比較
的界面活性能が弱いものを選ぷことが望ましい。この乳
化剤の使用量は水100重量部に対して通常1〜10重
量部程度とすればよい・ここに用いる薬物は、サリチル
酸グリコール及び/又はサリチル酸メチルを必須成分と
し、その他必要に応じてメントール、カンフル、トウガ
ラシエキス、カラシ油、ロートエキスなどの通常外用鎮
痛消炎剤として使用されているものがいずれも使用でき
る。
その形態を長期に亘つて安定に保持する必要はなく、む
しろ薬効の面から見ると、この後の工程においてこのo
/W型エマルジョンをA−B−A型ブロック共重合エラ
ストマーと油成分とからなる系中に乳化分散させてW/
0型エマルジョンを生成させる際に、薬物がw/o型エ
マルジョンの油性連続相に移行できるようにしておくの
がよい。したがつてここに使用する乳化剤としては比較
的界面活性能が弱いものを選ぷことが望ましい。この乳
化剤の使用量は水100重量部に対して通常1〜10重
量部程度とすればよい・ここに用いる薬物は、サリチル
酸グリコール及び/又はサリチル酸メチルを必須成分と
し、その他必要に応じてメントール、カンフル、トウガ
ラシエキス、カラシ油、ロートエキスなどの通常外用鎮
痛消炎剤として使用されているものがいずれも使用でき
る。
その使用量は湿布剤全量に対し通常0.1〜15重量%
の範囲とするのがよい。このo/w型エマルジョンを、
A−B−A型ブロック共重合エラストマーを油成分に加
熱下で溶解してなる薬効を有効に機能せしめるための粉
末助剤を含む系中に、乳化剤の存在下で乳化分散させて
前記エラストマーと油成分とからなる油性の連続相中に
乳化された水粒子を5〜70重量%含むw/o型エマル
ジョンを生成させる。この発明において用いられるA−
B−A型ブロック共重合エラストマー(以下、ブロック
エラストマーと称す)は、硬質重合体Aと軟質重合体B
(A:B=15〜65:85〜35重量%)からなるA
−B−A型構造のエラストマーであり、Aブロックは例
えばスチレン、メチルスチレン等のビニル化合物の硬質
重合体で、そのガラス転移温度が70℃以上のもので、
約1000〜500000の範囲の平均分子量を有する
重合体が有効である。
の範囲とするのがよい。このo/w型エマルジョンを、
A−B−A型ブロック共重合エラストマーを油成分に加
熱下で溶解してなる薬効を有効に機能せしめるための粉
末助剤を含む系中に、乳化剤の存在下で乳化分散させて
前記エラストマーと油成分とからなる油性の連続相中に
乳化された水粒子を5〜70重量%含むw/o型エマル
ジョンを生成させる。この発明において用いられるA−
B−A型ブロック共重合エラストマー(以下、ブロック
エラストマーと称す)は、硬質重合体Aと軟質重合体B
(A:B=15〜65:85〜35重量%)からなるA
−B−A型構造のエラストマーであり、Aブロックは例
えばスチレン、メチルスチレン等のビニル化合物の硬質
重合体で、そのガラス転移温度が70℃以上のもので、
約1000〜500000の範囲の平均分子量を有する
重合体が有効である。
また、Bブロックは例えばブタジエン、イソプレン等の
共役ジエン化合物の軟質重合体で、そのガラス転移温度
が−100〜30℃のもので、約4500〜10000
00の範囲の平均分子量を有する重合体が有効である。
上記のブロックエラストマーとともに前記連続相を形成
するのに用いられる油成分としては、ブロックエラスト
マーのBブロックと相溶性を有し、Aブロックと非相溶
性の室温で液状の油状物質、例えばマシン油、シリンダ
ー油、トランス油、ロジン油或は各種の流動パラフィン
等が好ましく用いられるが、これら油状物質に融点12
0’C以下のパラフィンワックス、融点150℃以下の
ワックス状の低分子量ポリエチレン等の加熱により油状
形態を示す物質を添加した混合物も本発明の油成分とし
て有用である。
共役ジエン化合物の軟質重合体で、そのガラス転移温度
が−100〜30℃のもので、約4500〜10000
00の範囲の平均分子量を有する重合体が有効である。
上記のブロックエラストマーとともに前記連続相を形成
するのに用いられる油成分としては、ブロックエラスト
マーのBブロックと相溶性を有し、Aブロックと非相溶
性の室温で液状の油状物質、例えばマシン油、シリンダ
ー油、トランス油、ロジン油或は各種の流動パラフィン
等が好ましく用いられるが、これら油状物質に融点12
0’C以下のパラフィンワックス、融点150℃以下の
ワックス状の低分子量ポリエチレン等の加熱により油状
形態を示す物質を添加した混合物も本発明の油成分とし
て有用である。
上記油成分の使用量は、上記ブロックエラストマー5〜
120重量部に対して100重量部の範囲が前述のW/
o型エマルジョンの油性連続相を形成するのに有効であ
り、最終製品として含水ゲル状の湿布剤の含水量とその
得るべき柔軟度の関係によつて決定される。
120重量部に対して100重量部の範囲が前述のW/
o型エマルジョンの油性連続相を形成するのに有効であ
り、最終製品として含水ゲル状の湿布剤の含水量とその
得るべき柔軟度の関係によつて決定される。
この製造例においては、ブロックエラストマーと油成分
と無機質粉末借剤と有機酸との所定割合の混合物は約8
0〜170℃に加熱して溶解される。
と無機質粉末借剤と有機酸との所定割合の混合物は約8
0〜170℃に加熱して溶解される。
この溶解系は約80℃以上の温度域において10〜70
0ポイズの範囲の粘度を有する流動体であり、温度の降
下と共に急激に粘度が上昇し、50℃乃至温域において
は流動性のない油性ゲルとなる。上記溶解系に対する薬
物を含む0/w型エマルジョンの乳化は大気圧下では約
80〜100℃の温度域で行なわれ、オートクレーブ中
の如き加圧下では約100〜130℃の温度域で行なわ
れ、乳化剤を添加した後0/W型エマルジョンを除々に
滴下してW/o型エマルジョンを生成させる。
0ポイズの範囲の粘度を有する流動体であり、温度の降
下と共に急激に粘度が上昇し、50℃乃至温域において
は流動性のない油性ゲルとなる。上記溶解系に対する薬
物を含む0/w型エマルジョンの乳化は大気圧下では約
80〜100℃の温度域で行なわれ、オートクレーブ中
の如き加圧下では約100〜130℃の温度域で行なわ
れ、乳化剤を添加した後0/W型エマルジョンを除々に
滴下してW/o型エマルジョンを生成させる。
前述の如く、0/W型エマルジョン村それほど安定に作
られているわけではないので、この工程においてこの0
/wエマルジョンの形態がこわれ、薬効成分がW/0型
エマルジョンの油性の連続相に徐々に移行する。このW
/0型エマルジョンを冷却することによりゲル化させ、
本発明の湿布剤を得る。
られているわけではないので、この工程においてこの0
/wエマルジョンの形態がこわれ、薬効成分がW/0型
エマルジョンの油性の連続相に徐々に移行する。このW
/0型エマルジョンを冷却することによりゲル化させ、
本発明の湿布剤を得る。
本発明においては、粘着付与成分としてロジン及び変性
ロジン、石油系樹脂、クマロインデン樹脂、メチルィン
デン樹脂、ポリテルペン樹脂、ポリスチレン樹脂、ヒド
ロアピエチルアルコール、ポリブテン、液状ポリイソブ
チレンなどを、エラストマーと油成分とからなる系に含
ませることができる。
ロジン、石油系樹脂、クマロインデン樹脂、メチルィン
デン樹脂、ポリテルペン樹脂、ポリスチレン樹脂、ヒド
ロアピエチルアルコール、ポリブテン、液状ポリイソブ
チレンなどを、エラストマーと油成分とからなる系に含
ませることができる。
これらは上記ブロックエラストマー100重量部に対し
て通常50−250重量部の割合となるように使用する
ここができる。
て通常50−250重量部の割合となるように使用する
ここができる。
前記のw/o型エマルジョンを生成させる際に用いられ
る乳化剤としては、前記ブロックエラストマーと粘着付
与成分と油成分と無機質粉末助剤とからなる連続相に対
して乳化された無数の水粒子の分散相を形成してw/o
型エマルジョンの形態を安定に保持する性質の乳化剤を
用いる必要があり、この種の乳化剤として非イオン性の
界面活性剤が特に有効で例えばポリエチレングリコール
ォレイルエーテル、ポリエチレングリコールノニルフェ
ニルエーテル、ポリエチレングリコールドデシルフェニ
ルエーテル、ソルビタンモノラウレート等が挙げられる
。
る乳化剤としては、前記ブロックエラストマーと粘着付
与成分と油成分と無機質粉末助剤とからなる連続相に対
して乳化された無数の水粒子の分散相を形成してw/o
型エマルジョンの形態を安定に保持する性質の乳化剤を
用いる必要があり、この種の乳化剤として非イオン性の
界面活性剤が特に有効で例えばポリエチレングリコール
ォレイルエーテル、ポリエチレングリコールノニルフェ
ニルエーテル、ポリエチレングリコールドデシルフェニ
ルエーテル、ソルビタンモノラウレート等が挙げられる
。
この乳化剤の使用量は、最終含水ゲル中に含ませる水の
量によつて異なるが、一般に水100重量部に対して1
〜20重量部好ましくは5〜10重量部とするのがよい
。この発明においては前記のW/0型エマルジョン中の
乳化水粒子の割合が5〜70重量%好ましくは10〜6
0重量%となるようにすることが望ましい。
量によつて異なるが、一般に水100重量部に対して1
〜20重量部好ましくは5〜10重量部とするのがよい
。この発明においては前記のW/0型エマルジョン中の
乳化水粒子の割合が5〜70重量%好ましくは10〜6
0重量%となるようにすることが望ましい。
この割合があまりに多すぎると、最終的に得られる湿布
剤においていわゆるダレ現象が生起し易く、また逆に余
り少なすぎても貼り付け時に患部に冷感を与えることが
難しいので好ましくない。本発明に使用される無機質粉
末助剤は、湿布剤に吸熱性、保形性、透湿性、収れん性
及び適度な自己支持性などの機能的或いは物理的特性を
付与し、湿布剤中の薬効をより有効に機能せしめるもの
で、例えばクレー、タルク、炭酸カルシユウム、亜鉛華
などが挙げられる。
剤においていわゆるダレ現象が生起し易く、また逆に余
り少なすぎても貼り付け時に患部に冷感を与えることが
難しいので好ましくない。本発明に使用される無機質粉
末助剤は、湿布剤に吸熱性、保形性、透湿性、収れん性
及び適度な自己支持性などの機能的或いは物理的特性を
付与し、湿布剤中の薬効をより有効に機能せしめるもの
で、例えばクレー、タルク、炭酸カルシユウム、亜鉛華
などが挙げられる。
この無機質粉末助剤の使用量は、湿布剤全量に対して5
〜50重量部、好ましくは10〜30重量部とするのが
よい。しかしてサリチル酸グリコール又はサリチル酸メ
チルを少なくとも含む薬物が上記の如く無機質粉末助剤
とそのまま共存すると、エマルジョンのPHが7〜8と
なり、サリチル酸グリコール又はサリチル酸メチルを経
日で分解する素因を作る。かかる因子を除去するにはW
/0型エマルジョンのPHを5〜6に低下させて弱酸性
にし、薬物の分解を制御することが必要である。本発明
者達の実験によれば、経日での薬物の分解を有効に阻止
し、しかも皮膚をかぷれさすなどの副作用が生じさせな
い点で、特にクエン酸が有用であることが判明している
。しかしてクエン酸の他にリンゴ酸、コハク酸、マロン
酸、酒石酸、マレイン酸の如き炭素数が6個以下で分子
内に少なくとも2イMlDカノレボキシル基を有する有
機酸も使用することが出来る。上記有機酸を使用するに
当たり、炭素数が6個でカルボキシル基が3個のクエン
酸ほどの酸性度を有しない有機酸を用いる場合には、タ
ルクなどのアルカリ度の低い無機質粉末助剤と組合せて
配合することにより弱酸性を維持することが出来る。こ
れらの有機酸はO/W型エマルジョン及び/5又はブロ
ックエラストマーと油成分とからなる系に添加され、そ
の使用量は湿布剤全量に対して0.05〜5重量部とす
るのがよい。このようにして得られたW/O型エマルジ
ョンをそのままもしくは可撓性を有する支持体上に展0
延した後、室温域まで冷却することによりゲル化させる
と含水ゲル中に薬物と有機酸と粉末助剤とを担体してな
る湿布剤が得られる。
〜50重量部、好ましくは10〜30重量部とするのが
よい。しかしてサリチル酸グリコール又はサリチル酸メ
チルを少なくとも含む薬物が上記の如く無機質粉末助剤
とそのまま共存すると、エマルジョンのPHが7〜8と
なり、サリチル酸グリコール又はサリチル酸メチルを経
日で分解する素因を作る。かかる因子を除去するにはW
/0型エマルジョンのPHを5〜6に低下させて弱酸性
にし、薬物の分解を制御することが必要である。本発明
者達の実験によれば、経日での薬物の分解を有効に阻止
し、しかも皮膚をかぷれさすなどの副作用が生じさせな
い点で、特にクエン酸が有用であることが判明している
。しかしてクエン酸の他にリンゴ酸、コハク酸、マロン
酸、酒石酸、マレイン酸の如き炭素数が6個以下で分子
内に少なくとも2イMlDカノレボキシル基を有する有
機酸も使用することが出来る。上記有機酸を使用するに
当たり、炭素数が6個でカルボキシル基が3個のクエン
酸ほどの酸性度を有しない有機酸を用いる場合には、タ
ルクなどのアルカリ度の低い無機質粉末助剤と組合せて
配合することにより弱酸性を維持することが出来る。こ
れらの有機酸はO/W型エマルジョン及び/5又はブロ
ックエラストマーと油成分とからなる系に添加され、そ
の使用量は湿布剤全量に対して0.05〜5重量部とす
るのがよい。このようにして得られたW/O型エマルジ
ョンをそのままもしくは可撓性を有する支持体上に展0
延した後、室温域まで冷却することによりゲル化させる
と含水ゲル中に薬物と有機酸と粉末助剤とを担体してな
る湿布剤が得られる。
可撓性支持体としては、従来より湿布剤用支持体として
用いられているリンネルなどの布、厚手の不織布などが
用いられるが、これらの他に合成樹脂フィルムを使用す
ることが可能である。
用いられているリンネルなどの布、厚手の不織布などが
用いられるが、これらの他に合成樹脂フィルムを使用す
ることが可能である。
なお、この湿布剤には必要に応じて上記の製造方法にお
ける任意の工程において塩酸ジフエンヒドラミン、マレ
イン酸クロルフエニラミン、グリチルリチン酸アンモニ
ウムなどの抗炎症剤、チモール、硼酸などの防腐剤など
通常用いられている各種添加剤を添加することができる
。本発明の湿布剤を製造するには上記の方法の他に、例
えば薬物をブロックエラストマーと粘着付与成分と油成
分と無機質粉末助剤とからなる系中に直接添加し、しか
る後乳化剤の存在下に所定割合の有機酸を含む水をこの
水中に滴下し乳化させてw/o型エマルジョンを生成さ
せ、次いで冷却によりゲル化させる方法を採用してもよ
いが、前述の方法によれば薬効成分を0/W型エマルジ
ョンの形で用いるので製造時における揮発性薬効成分の
揮発を最小限にすることができるため、経済的に有利で
あるばかりでなく、製造時における薬効成分の強い臭い
や刺激臭も少ないなどの利点があり、従つて第一の方法
によつて製造を行なう方が望ましい。
ける任意の工程において塩酸ジフエンヒドラミン、マレ
イン酸クロルフエニラミン、グリチルリチン酸アンモニ
ウムなどの抗炎症剤、チモール、硼酸などの防腐剤など
通常用いられている各種添加剤を添加することができる
。本発明の湿布剤を製造するには上記の方法の他に、例
えば薬物をブロックエラストマーと粘着付与成分と油成
分と無機質粉末助剤とからなる系中に直接添加し、しか
る後乳化剤の存在下に所定割合の有機酸を含む水をこの
水中に滴下し乳化させてw/o型エマルジョンを生成さ
せ、次いで冷却によりゲル化させる方法を採用してもよ
いが、前述の方法によれば薬効成分を0/W型エマルジ
ョンの形で用いるので製造時における揮発性薬効成分の
揮発を最小限にすることができるため、経済的に有利で
あるばかりでなく、製造時における薬効成分の強い臭い
や刺激臭も少ないなどの利点があり、従つて第一の方法
によつて製造を行なう方が望ましい。
本発明の湿布剤は、油性連続相中に水が粒子状に保持さ
れたゲルからなるため、適度な冷感を患部に与えること
ができ、しかも水粒子がゲル中に包み込まれているので
、従来の湿布剤のように水が揮散して基剤が硬化し、皮
膚への密着性が悪くなつたりすることがないという特徴
を有する。
れたゲルからなるため、適度な冷感を患部に与えること
ができ、しかも水粒子がゲル中に包み込まれているので
、従来の湿布剤のように水が揮散して基剤が硬化し、皮
膚への密着性が悪くなつたりすることがないという特徴
を有する。
その上吸熱性、保形性、透湿性、収れん性及び適度な自
己支持性などを付与して薬効を有効に機能せしめる粉末
助剤を用いたから、湿布剤としての種々の好適な機能が
発揮される。さらに、粉末助剤と共にサリチル酸グリコ
ール及び/又はサリチル酸メチルなどの薬物を長期に※
※亘つて安定化させる有機酸を用いたから、薬効が経日
で分解などにより消失するといつたことがないうえに、
使用時に刺激臭を発することもないという利点を有する
。
己支持性などを付与して薬効を有効に機能せしめる粉末
助剤を用いたから、湿布剤としての種々の好適な機能が
発揮される。さらに、粉末助剤と共にサリチル酸グリコ
ール及び/又はサリチル酸メチルなどの薬物を長期に※
※亘つて安定化させる有機酸を用いたから、薬効が経日
で分解などにより消失するといつたことがないうえに、
使用時に刺激臭を発することもないという利点を有する
。
さらに本発明の湿布剤は、連続相の凝固点が水の凝固点
より非常に低いため、水を凝固させた場合でもその温度
が連続相の凝固点以上であれば柔軟性で皮膚への密着性
も損なわれることがない。
より非常に低いため、水を凝固させた場合でもその温度
が連続相の凝固点以上であれば柔軟性で皮膚への密着性
も損なわれることがない。
患部を冷やす場合にはゲル中の水粒子だけを凝固させ、
この融解熱を利用することにより患部を充分に冷却する
ことができ、また逆に患部を暖める場合成いは暖める事
により薬剤の吸収を促進させる場合には、ゲル中に安定
に保持される水の比熱を利用し、ゲルの流動する温度以
下の温水中等で加温し、温湿布としての使用も可能であ
るという利点を有する。次に本発明を実施例により更に
詳細に説明するが、この発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。
この融解熱を利用することにより患部を充分に冷却する
ことができ、また逆に患部を暖める場合成いは暖める事
により薬剤の吸収を促進させる場合には、ゲル中に安定
に保持される水の比熱を利用し、ゲルの流動する温度以
下の温水中等で加温し、温湿布としての使用も可能であ
るという利点を有する。次に本発明を実施例により更に
詳細に説明するが、この発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。
なお、以下において部とあるは重量部を意味する。実施
例1 軽質流動パラフィン120部、スチレンーイソプレンー
スチレンプロツクエラストマー90部、石油樹脂100
部、クエン酸3部、サリチル酸グリコールニ1−メント
ールニdl−カンフアーニチモールニ20:3:1:1
(重量比)の割合で含む混合融解物を得、これに乳化剤
20部、蒸留水400部を撹拌下に滴下してW/o型エ
マルジョンを形成し、さらに炭酸カルシユウム、ベント
ナイト及びカオリン(各れも局方品)を別々に100部
添加して坪量80V/771″の不織布上に厚さ1mw
tに展延して冷却して3種類の湿布剤を得る。
例1 軽質流動パラフィン120部、スチレンーイソプレンー
スチレンプロツクエラストマー90部、石油樹脂100
部、クエン酸3部、サリチル酸グリコールニ1−メント
ールニdl−カンフアーニチモールニ20:3:1:1
(重量比)の割合で含む混合融解物を得、これに乳化剤
20部、蒸留水400部を撹拌下に滴下してW/o型エ
マルジョンを形成し、さらに炭酸カルシユウム、ベント
ナイト及びカオリン(各れも局方品)を別々に100部
添加して坪量80V/771″の不織布上に厚さ1mw
tに展延して冷却して3種類の湿布剤を得る。
第1表は粉末助剤の添加効果を測定したものである。第
1表中の試験方法 吸熱性:サンプルを50℃に少なくとも2週間保存後取
り出し、膏体面相互を重ね合わせて2枚一組の試料体を
作成する。
1表中の試験方法 吸熱性:サンプルを50℃に少なくとも2週間保存後取
り出し、膏体面相互を重ね合わせて2枚一組の試料体を
作成する。
これを25℃×65%の条件下で、重ね合わせ界面の温
度を所定時間ごとに測定する。保形性及び裏抜け:サン
プルの膏体面にポリエステルフィルムを基材とする剥離
材を仮着し、40℃で90日間保存して端縁からの食み
出し状態を測定すると共に不織布裏面への裏抜けの有無
を目視により判別する。
度を所定時間ごとに測定する。保形性及び裏抜け:サン
プルの膏体面にポリエステルフィルムを基材とする剥離
材を仮着し、40℃で90日間保存して端縁からの食み
出し状態を測定すると共に不織布裏面への裏抜けの有無
を目視により判別する。
身体面の残留:夏期身体面に少なくとも8時間貼着し、
剥離後の身体面への膏体の残留をみた。
剥離後の身体面への膏体の残留をみた。
作業性:不織布への展延時、膏体の粘弾性により所定形
状に簡単に形成しうるか否かを判別する。実施例2蒸留
水200部に乳化剤2部及びクエン酸(試薬1級)2部
を加え、これにサリチル酸グリコールニサリチル酸メチ
ルニl−メントールニdl−カンフアーニチモールニ5
:3:3:3:1(重量比)の割合で含む混合融解液2
0部を滴下しながら0/W型エマルジョンを作成する。
状に簡単に形成しうるか否かを判別する。実施例2蒸留
水200部に乳化剤2部及びクエン酸(試薬1級)2部
を加え、これにサリチル酸グリコールニサリチル酸メチ
ルニl−メントールニdl−カンフアーニチモールニ5
:3:3:3:1(重量比)の割合で含む混合融解液2
0部を滴下しながら0/W型エマルジョンを作成する。
別に、粘度170CPS(20℃)の流動パラフィン1
00部、ポリテルペン樹脂100部、スチレンーブタジ
エンースチレンプロツクエラストマー50部及び炭酸カ
ルシユウム(局方品)50部からなる混合物を110℃
に加熱して溶解液を得、これに乳化剤10部を加えた後
、系の温度を80〜90℃に保持しつつ、これに上記の
0/W型エマルジョンを攪拌下に滴下してw/0型エマ
ルジョン(含水ゲル)を得る。
00部、ポリテルペン樹脂100部、スチレンーブタジ
エンースチレンプロツクエラストマー50部及び炭酸カ
ルシユウム(局方品)50部からなる混合物を110℃
に加熱して溶解液を得、これに乳化剤10部を加えた後
、系の温度を80〜90℃に保持しつつ、これに上記の
0/W型エマルジョンを攪拌下に滴下してw/0型エマ
ルジョン(含水ゲル)を得る。
第2表は、このようにして得られたW/O型エマルジョ
ンを50℃中に所定旧数放置して、経日での薬物量の変
化を定量した値を示している。
ンを50℃中に所定旧数放置して、経日での薬物量の変
化を定量した値を示している。
第2表中の定量値はサンプル中の残存薬物量を配合量に
対する比率(%)で示したものである。第2表中の比較
例1は、実施例2においてクエン酸を添加しない0/w
型エマルジョンを用いたものである。第2表からクエン
酸の使用は薬物としてサリチノ者グリコiルを用いたと
きに、その経日での減少を殆んどなくするという事実が
顕著である。
対する比率(%)で示したものである。第2表中の比較
例1は、実施例2においてクエン酸を添加しない0/w
型エマルジョンを用いたものである。第2表からクエン
酸の使用は薬物としてサリチノ者グリコiルを用いたと
きに、その経日での減少を殆んどなくするという事実が
顕著である。
実施例3
蒸留水300部に乳化剤3部及びクエン酸3.5部を加
え、これにサリチル酸メチルニl−メントールニdl−
カンフアーニチモールニ15:10:7:1(重量比)
の割合で含む混合融解液24部を滴下しながらO/W型
エマルジョンを作成する。
え、これにサリチル酸メチルニl−メントールニdl−
カンフアーニチモールニ15:10:7:1(重量比)
の割合で含む混合融解液24部を滴下しながらO/W型
エマルジョンを作成する。
別に、軽質流動パラフィン120部、軟化但が約63℃
のパラフィンワックス10部、スチレンーブタジエンー
スチレンプロツクエラストマー60部及び局方ロジン1
00部からなる混合物を130℃に加熱して溶解液を得
、これに乳化剤10部を加えた後、系の温度を80〜9
0℃に保持しつつ、これに上記の0/w型エマルジョン
を攪拌下に滴下してw/o型エマルジョンを作成し、こ
れにタルク(局方品)を80部添加混合して、湿布剤を
作成する。第3表に試験結果を示す。
のパラフィンワックス10部、スチレンーブタジエンー
スチレンプロツクエラストマー60部及び局方ロジン1
00部からなる混合物を130℃に加熱して溶解液を得
、これに乳化剤10部を加えた後、系の温度を80〜9
0℃に保持しつつ、これに上記の0/w型エマルジョン
を攪拌下に滴下してw/o型エマルジョンを作成し、こ
れにタルク(局方品)を80部添加混合して、湿布剤を
作成する。第3表に試験結果を示す。
但し保存温度は40℃である。第3表中の比較例2は、
実施例3においてクエン酸を添加しない0/w型エマル
ジョンを用いたものである。
実施例3においてクエン酸を添加しない0/w型エマル
ジョンを用いたものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 A−B−A型ブロック共重合体エラストマーと、水
と、油成分と、サリチル酸グリコール又はサリチル酸メ
チルの少なくとも一種を含む薬物と、薬効を有効に機能
せしめるための無機質粉末助剤と、一種以上の炭素数が
6個以下で分子内に少なくとも2個のカルボキシル基を
有する有機酸を必須成分とする湿布剤。 2 有機酸がクエン酸である特許請求の範囲第1項記載
の湿布剤。 3 薬効を有効に機能せしめるための無機質粉末助剤が
クレー、タルク、チタン白、炭酸カルシユウム、亜鉛華
の群から選ばれた少なくとも一種である特許請求の範囲
第1項記載の湿布剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16121579A JPS593967B2 (ja) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | 湿布剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16121579A JPS593967B2 (ja) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | 湿布剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5683418A JPS5683418A (en) | 1981-07-08 |
| JPS593967B2 true JPS593967B2 (ja) | 1984-01-27 |
Family
ID=15730793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16121579A Expired JPS593967B2 (ja) | 1979-12-11 | 1979-12-11 | 湿布剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS593967B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0733648A (ja) * | 1993-07-27 | 1995-02-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 抗i型アレルギー剤含有医療用テープ |
| US6545097B2 (en) * | 2000-12-12 | 2003-04-08 | Scimed Life Systems, Inc. | Drug delivery compositions and medical devices containing block copolymer |
| JP4914826B2 (ja) | 2005-02-28 | 2012-04-11 | 久光製薬株式会社 | 経皮吸収製剤 |
-
1979
- 1979-12-11 JP JP16121579A patent/JPS593967B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5683418A (en) | 1981-07-08 |
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