JPS5952940B2 - 高炭素フエロマンガンの脱りん方法 - Google Patents

高炭素フエロマンガンの脱りん方法

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JPS5952940B2
JPS5952940B2 JP12392880A JP12392880A JPS5952940B2 JP S5952940 B2 JPS5952940 B2 JP S5952940B2 JP 12392880 A JP12392880 A JP 12392880A JP 12392880 A JP12392880 A JP 12392880A JP S5952940 B2 JPS5952940 B2 JP S5952940B2
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JP
Japan
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carbon ferromanganese
dephosphorization
high carbon
flux
phosphorus
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JP12392880A
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亨 松尾
隆果 池田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、マンガン源として最も安価な合金鉄である
高炭素フェロマンガンの脱りん方法に関する。
一般にマンガンは、鋼の機械的性質を向上させるのに不
可欠な添加元素であり、いわ■る高級鋼にはマンガンを
1%以上添加している。
またステンレス鋼に比べて安価な非磁性材料として最近
注目されている高マンガン非磁性鋼にはおよそ18%マ
ンガンが添加されている。
これに対して、りんは、鋼の機械的性質を阻害する元素
である。
このため、できるだけ鋼中のりんを少なくすることが望
ましく少なくとも0.04%以下におさえることが必要
とされている。
製鋼過程におけるマンガン添加剤として使用される合金
鉄としては、高炭素フェロマンガンが最も安価である。
この高炭素フェロマンガンは、主として、電気炉法によ
って製造されている。
電気炉法では、マンガン鉱石を電気炉にて炭素還元して
製造するがその際に原料中のりんの酸化物も同時に還元
されて合金鉄中に入り、りんの含有率が0.15〜0.
20%にも達する。
従って、製鋼過程でこのりん含有量の高い合金鉄をマン
ガン源として使用する場合、この合金鉄よりりんが入り
、成品高級鋼中のりん含有量が高くなるという問題があ
った。
そこで、この合金鉄による成品高級鋼中のりん含有量の
上昇が問題となる場合、りんをほとんど含有しない高価
な電解法により製造された金属マンガンを使用せぜるを
得なかった。
これまでにも、高炭素フェロマンガンの脱りんについて
研究がなされている。
しかしながら高炭素フェロマンガンにCa又はMgを約
900℃で作用させる方法しか実験室的にも見い出され
ておらず、しかもこの方法では高炭素フェロマンガンを
粒径0.06mm程度にまで粉砕する必要があり、粉砕
ならびに後処理に多くの費用と時間がかかること、及び
処理量全量を均一に脱りんするためには多量のCa又は
Mgを必要としさらに脱りん効率が悪く、処理後でも0
.10%程度のりんを含有しているという問題があった
一方、低炭素フェロクロムの脱窒方法として、特開昭4
9−73321号公報、特開昭50−143712号公
報には、低炭素フェロマンガンに対して、Ca−CaC
1□またはMg−MgC1゜から成るフラックスを作用
させて脱燐する方法が提案されている。
この発明は、いずれも酸化されやすい合金成分を含む合
金の脱燐及び脱窒方法に係り、Co、 12%以下の低
炭素フェロマンガンに対して、Ca−CaC1□または
Mg−MgCl2から成るフラックスを作用させて脱燐
する方法が記載されている。
上記従来発明による脱燐方法の化学反応は、例えば、C
a−CaC1□を用いる場合、CaとPは下記A式の反
応で進行すると考えられる。
3Ca+2P−→Ca3P2......Aところが、
このCaはCの存在下では下記B式の反応でCaC2を
生成してしまう。
Ca+2(、−→CaC2・−・・・−Bしたがって、
従来は、本願発明対象の如く、C5%以上のCの高い溶
鉄に対してCaを用いる脱燐方法は適用不可能と考えら
れていたのである。
この発明は、高炭素フェロマンガンの脱りんを工業的規
模で実施できる脱りん方法を提供することを目的とする
この発明は、Mg、 Caの1種又は2種を2〜50%
含み、残部がMgcl。
、 Cacl□の1種又は2種からなるフラックスを、
粒状又は粉状としたC:5%以上の高炭素フェロマンガ
ンに、非酸化性雰囲気中において、前記フラックスの融
点以上でかつ高炭素フェロマンガンの融点以下の温度で
作用させることを特徴とする高炭素フェロマンガンの脱
りん方法である。
上記のこの発明によるフラックスが高炭素フェロマンガ
ンの脱りんに対して有効な理由は、次の4点にあると考
えられる。
第1点は、金属中のりんの活量は炭素の存在により非常
に高められるため、C:5%以上の高炭素フェロマンガ
ンの場合は脱燐が進行し易い点である。
詳述すれば、金属中のりんPの活量、すなわち、aPは
0式で表わされる。
ap=fp(%P) ■ここでf
pは活量係数であり、Fe−p三元素希薄溶液の場合は
、fP=1であるが、炭素が存在すると、Pは相互作用
を受ける。
このPの活量に対するCの相互作用助係数ec−J′、
!:fPの間には■式の関係が成立する。
1ogfP=c−’x (%C) @
ここで、。
←’=0.079であり、高炭素フェロマンガンのよう
に、 (C)か゛5%以上存在する場合、■式より、f
P=2.5となり、炭素が多い高炭素フェロマンガンの
場合、Pの活量が低炭素フェロマンガンの場合に比べて
2倍以上となり、これだけ脱りんが進行し易い点が指摘
できる。
第2点としては下記の点にある。
固体状態の金属をフラックス中に浸漬し脱りんする際に
は、固体金属中のりんの拡散速度が速いことが効果的に
脱燐させるのに必要である。
一般に同一処理温度では、高融点合金より低融点合金の
方がより速いりんの拡散速度を示すが、高炭素フェロマ
ンガンの場合は、鉄−マンガン合金並びに炭素を多量に
含有することから、融点が約1250℃と、低炭素フェ
ロクロム等の融点約1700℃に比較して低いため、脱
りんに対して有利に働いていることが指摘される。
第3点としては次の点が指摘できる。
固体の高炭素フェロマンガン中のりんは均一に分布せず
、りんの平均含有量が0.01%以下のマトリックス中
に、りんが2%近く存在する偏析部分が分散しており、
脱りんを行なうには、りんが均一に溶解している場合に
比べて有利に進行すると考えられる。
第4点としては、カルシウムは低温になる程、炭素より
りんと相対的に結合し易くなり、脱りんが有利に進行す
る点が上げられる。
さらには、粒状の高炭素フェロマンガン中には亀裂が多
くこの亀裂を通しフラックスが粒の中に入り易く、前記
高炭素フェロマンガンを微粉砕せずに、粒径が大きい状
態でも、比較的良好な脱燐が進行すると考えられる。
以下にこの発明方法について詳述する。
高炭素フェロマンガンは、炭素が5%以上であればどの
ような成分範囲のものでもよい。
次にこれを粒状あるいは粉状にする必要があるが、例え
ば塊状のものを破砕、粉砕する方法、市販成品にサイジ
ングを施した場合のふるい下を用いる方法、アトマイズ
法等により製造する方法などが利用できる。
粒径は目的とする脱りんレベルにより異なるが、効果的
な脱りんを行なうには10mm以下で好ましくは5mm
以下とするのが良い。
使用するフラックスは、Mg、 Caの1種、又は2種
を2〜50%含み、残部がMgCl2.CaCl2ノ1
種又は2種からなるものである。
このフラックスは、Mg、 CaがM、’p2やCa3
P2を作り脱りん能力があルコト、又Mg、 CaはM
gCl2と700〜800℃以上で相互に融体を作りう
るため少量のMg、 Caであっても脱りんが有効に均
一に進行すること、さらにはMgCl2.CaCl2が
Mg5P2.Ca3P2ノ溶媒の役目を果すことなどの
点から高炭素フェロマンガンの脱りんに有効である。
フラックス中のMg、 Caのうち少なくとも1種が、
2%未満では効果的な脱りんが進行せず、50%を越え
ると脱りん効率がそれ以上向上しないため、2〜50%
の範囲でMg、 Caのうち少なくとも1種を含有し、
残りをMgcl。
、 Cacl。のうち少なくとも1種でフラックスを構
成する。
フラックスの使用量は少なくとも、高炭素フェロマンガ
ンtonあたり100kg以上が好ましい。
しかし、100kg以下であってもフラックスと高炭素
フェロマンガンとの接触をよくするため、例えば攪拌す
る等の処理を行なうと良好な脱りんができる。
又良好な脱りん効果を期待するにはton当り、200
〜400kgのフラックスの使用が好ましい。
次に処理温度について述べると固体金属の脱りんを行な
うことから、上述のフラックスの融点以上で高炭素フェ
ロマンガンの融点以下であることが必要である。
なお、フラックス中にMgを使用する場合にはその沸点
以下で処理しないと、Mgが蒸発し脱りんが有効に進行
しない。
このため、最適処理温度は900℃〜1100℃程度が
好ましい。
又、処理雰囲気はフラックスにMg、 Caを使用する
ことからMgO,CaOの反応を防止するため非酸化性
雰囲気中である必要があり例えば、アルゴン等の不活性
ガス中で処理するのが良い。
処理時間は高い脱りん効率を得るには長い時間はど好ま
しいが、3時間以下の処理で十分な脱りんが可能である
又、処理に使用する反応容器には、通常のMgOのよう
な酸化物系耐火物を使用した容器でもよい。
しかしながら、上記したフラックスを使用すると侵食さ
れやすいため、Fe。
Mo、W等の金属又は合金でその融点が処理温度以上で
ある金属製容器が好ましい。
ただしフラックスにCaを使用しない場合は黒鉛質の容
器を使用するこてができる。
すなわちCaは黒鉛と反応しカーバイドを作るが、Mg
はこれを生成しないため黒鉛質の容器を反応器とするこ
とができる。
このように黒鉛質の容器を使用できるのは、本発明によ
る高炭素フェロマンガンの処理の場合の特徴である。
最後に脱りん後の高炭素フェロマンガンとフラックスの
分離には、水によりフラックスのみを溶かし出す方法あ
るいはさらに速いフラックスの溶出を行なう希塩酸によ
る洗浄方法等があるが、他にどのような方法であっても
分離が可能な方法であれば利用できるのは言うまでもな
いことである。
以下にこの発明による実施例を示しその効果を明らかに
する。
下記第1表の成分からなる高炭素フェロマンガンを破砕
しふるい分けを行ない粒径0.3〜1mmのものと粒径
3〜4mmの2種の粒径の試料とした。
1気圧のAr雰囲気中で、容器にステンレス製又は黒鉛
製の容器を用い、高炭素フェロマンガン500gに種々
の組成からなるフラックスを第2表に示す処理条件で反
応させ脱りんを行なった。
処理後の各試料は、水中にてフラックスを溶出させた後
、希塩酸で洗浄しりんの含有量を調べた。
その結果は脱りん率とあわせて第3表に示す。
以上の結果から明らかなごとく、この発明によるフラッ
クスを用いて高炭素フェロマンガンの粒径を1mm以下
の試料に作用させると90%以上の脱りん率が得られ、
粒径が3〜4mmであっても70%以上の高い脱りん率
を得られることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. l Mg、 Caの1種又は2種を2〜50%含み残
    部がMgcl□、 Cacl□の1種又は2種からなる
    フラックスを、粒状又は粉状としたC:5%以上の高炭
    素フェロマンガンに、非酸化性雰囲気中において、前記
    フラックスの融点以上でかつ高炭素フェロマンガンの融
    点以下の温度で作用させることを特徴とする高炭素フェ
    ロマンガンの脱りん方法。
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