JPS595621B2 - 道路舗装用の反応型ゴム化アスファルト混合物及びその製造法 - Google Patents

道路舗装用の反応型ゴム化アスファルト混合物及びその製造法

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JPS595621B2
JPS595621B2 JP55112536A JP11253680A JPS595621B2 JP S595621 B2 JPS595621 B2 JP S595621B2 JP 55112536 A JP55112536 A JP 55112536A JP 11253680 A JP11253680 A JP 11253680A JP S595621 B2 JPS595621 B2 JP S595621B2
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copolymer
rubber
moisture
butadiene
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勝弘 小野
清 大仲
英俊 島田
茂樹 崎村
茂穂 野村
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は道路舗装用ゴム化アスフアルト混合物並びにそ
の製造方法に関するものであり、とくに架橋反応型ゴム
化アスフアルト厚合物並びにその製造方法に関するもの
である。
現在道路舗装用材料として、ゴム化アスフアルトまたは
ゴム化アスフアルト製造のための添加物として、多種類
のものが開発、市販されているが、しかし如何なる種類
のものであるにせよ、すべて架橋反応が行われていない
、所謂未加硫状態において使用されていることが特徴で
ある。
しかし乍ら本来ゴムという場合には、当然ゴム弾性を具
備したものでなければならず、またこのゴム弾性が加硫
による架橋反応によつて、始めて得られるものであるこ
とは云うまでもない。従つて、未加硫状態において使用
されるものは、正しい言葉の意味において、ゴムとは云
い得ないことは明らかである。またこのような未加硫状
態で使用される「ゴ司材料を添加した所謂「ゴム化アス
フアルト」も同様に正しい意味での「ゴム化アスフアル
ト」ではあり得ない。
勿論、今日までゴム化アスフアルトの製造において、い
ろいろと加硫が試みられたが、しかしいずれも実用に供
し得るに至らなかつた。その失敗の理由は加硫剤の種類
の選択も含めて適当な加硫による架橋反応=硬化の諸条
件を設定することが出来なかつたからである。実際問題
として、ゴム化アスフアルト混合物を使用して道路舗装
を行う場合、かりにゴムの加硫化を試みたとしてももし
混合物の転圧以前に、架橋反応=硬化が完了してしまつ
ていたならば、必要にして充分な転圧は実現されず、良
好な舗装体を得ることは出来ない。
このような場合には、加硫ゴム化は、むしろマイナスの
結果を来たすに過ぎない。従つて、ゴム弾性をもつゴム
化アスフアルト舗装体を得るには、少くとも転圧が済む
まで架橋反応が完了せず、それまでゴム化アスフアルト
組成物が、部分硬化の状態にとどまつていなければなら
ない。一方において、ゴム弾性をもつ真のゴム化アスフ
アルトが、道路舗装用混合物に使用される場合には、通
常のストレート・アスフアルトの場合に較べて、物理的
・化学的性質について飛躍的向上が得られることは、数
多くの実験室的テストによつても既に充分立証されたと
ころである。
とくに寒冷地における低温脆化に対する優れた抵抗性お
よび積雪地における耐摩耗性、また他方において日本国
土の広汎な地域を含む温暖な地方において、今日緊急な
解決を迫られている課題、即ち交通量の激増に伴う舗装
体表面の流動変形、所謂「わだち掘れ」に対する飛躍的
抵抗性の向上は、ゴム弾性によつて達成される顕著な効
果である。
一般的に云つて低い温度において発生する問題、とくに
冬期の低温脆化と物理的破壊と、比較的高い温度におい
て発生する問題、即ち夏期高温度における流動変形とを
、同一の「ゴム添加物」によつて同時に解決することは
殆んど不可能な要求であつた。
即ちいずれか一方の要求を満足し得たとしても、他方の
要求は満たすことが出来なかつた。ゴム弾性をもつ真の
ゴム化アスフアルト混合物の最大の工業的メリツトは、
これら2つの要求を同時に満足し得る点に在る。特公昭
43−22319号公報は、このゴム弾性をもつゴム化
アスフアルト製造のアイデアを開示している点において
、確かに一つの画期的発明と云うことが出来るであろう
即ちこの特許は、官能基としてアリル系水酸基を含むポ
リジエン中間体ポリマーと、イソシアネートとを反応せ
しめてウレタンをつくり、そのウレタンをアスフアルト
に配合して、ゴム化アスフアルト組成物を製造する方法
に関するものであるが、ウレタンとアスフアルトとの配
合時において、前記ウレタンが少くとも一部未硬である
状態で配合することを特徴とするものである。この特許
によれば主剤として使用されるジエン中間体ポリマーは
、炭化水素主鎖の末端に、通常平均して1分子当り少く
とも1.8個の第1級のアリル型水酸基をもち、その中
間体ポリマーの性状はその粘度が、30℃において約5
〜20,000ポイズ、好ましくは約50〜5,000
ポイズであり、またその平均分子量が約400〜25,
000であるところの、少くとも周囲の温度において液
状または流動可能の半固体である。
即ちこの特許の提供するゴム材料が、低分子の液状ゴム
であり、そしてその主鎖の末端に含まれる反応性に富ん
だアリル型水酸基が、硬化剤としてのイソシアネートと
結合して架橋反応を起し、それによつてゴム弾性をもつ
最終舗装混合物が得られるということは、確かに新規な
アイデアであるということが出来る。
しかし乍ら実際においてこの特許の方法に基づいて、ゴ
ム化アスフアルト舗装用混合物が製造され施工された事
例は今日まで存在しない。
それは道路舗装用混合物の製造および施工の実際にマツ
チした具体的諸条件が充足されなかつたからである。こ
の特許によれば既に述べたように、この特許はアリル型
水酸基を含むポリジエン中間体ポリマーとイソシアネー
トとの反応によつて得られたウレタンとアスフアルトと
を配合する時点において、前記ウレタンが少くとも一部
未硬である状態で配合することを特徴としているが、他
方において、このポリジエン中間体ポリマーが、通常の
アスフアルト舗装の温度即ち120′F(約49℃)〜
200舗F(約94ちC)程度の温度で、イソシアネー
ト試楽と反応する能力は、このより反応性に富むアリル
構造による事が大であると考えられると規定されている
このことから看取されることは、この特許におけるポリ
ジエン中間体ポリマーとイソシアネートとの反応条件は
、加熱によつて開始されること、而もその反応は一方に
おいて、その反応によつて得られたウレタンが、アスフ
アルトとの配合時において一部未硬の状態でなければな
らないが、他方において反応の能力は120ばF′(約
49他C)〜200′F(約94℃)の温度における末
端官能基のアリル構造に依存するということである。
このことは換言すれば、この特許の特徴とするウレタン
樹脂の一部未硬は、120′F(約49℃)〜200′
F(約94℃)という比較的低い温度における反応によ
つて、はじめて保持されるということである。しかし乍
ら、このことは道路舗装用混合物の製造に必要とされる
実際的条件に符合しない。即ち一般的に、アスフアルト
プラントにおいて道路舗装用混合物を製造する場合、ア
スフアルトは少くとも150をC〜165℃に加熱され
るのが通常であり、またこの加熱温度は施工時の温度を
考慮して必須条件とされるものである。
従つて上述の反応もこの温度条件において行われるもの
と考えねばならない。然るに本発明者達の実験によれば
、特公昭43−22319号公報による反応は、140
℃において反応は既に完了し、ウレタンは完全硬化して
しまうことが確認された。
この理由により特公昭43−22319号公報の方法は
実用に供し得なかつた。上述の事実に基づき、本発明の
発明者達は、特公昭43−22319号公報の方法にお
ける欠点を取除き、実用に供し得る架橋反応型ゴム化ア
スフアルト混合物製造のための新規な方法を確立するに
成功した。
即ち本発明の目的は、既存のアスフアルトプラントにお
いて道路舗装用アスフアルト混合物を製造する過程にお
いて、架橋反応型ゴム化アスフアルト混合物の製造を可
能にした新規の方法を提供するにある。
本発明の別の目的は、施工過程において転圧后に、はじ
めてゴム化アスフアルトの架橋反応=硬化が完了すると
ころのゴム化アスフアルト混合物の製造方法を提供する
にある。
本発明のさらに別の目的は、取扱が極めて簡単であるゴ
ム化アスフアルト混合物の製造方法を提供するにある。
本発明のさらに別の目的は、施工作業が安全且つ容易で
あるゴム化アスフアルト混合物を提供するにある。
本発明のさらに別の目的は、寒冷地帯における舗装体の
低温脆化並びに高温地帯における舗装体の流動変形の両
者に対して、抵抗性が著るしく改善されたゴム弾性を具
備したゴム化アスフアルト混合物を提供するにある。
本発明のその他の目的は以下の説明によつて明らかにな
るであろう。
本発明において使用されるゴムは、湿気硬化型ジエン系
液状ゴムである。
これはポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体
、ポリイソプレン、スチレン−イソプレン共重合体、ポ
リペンタジエン、アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体、ポリクロロプレン、イソブチレン−イソプレン共重
合体、ブタジエンと2−15箇の炭素を有する高級アル
コールのメタクリレートとの共重合体などを基本骨格と
し、この主鎖の両末端に官能基としてイソシアネート基
を有し、その分子量が500〜50,000であるとこ
ろの低分子量液状ゴムを指称する。この液状ゴムは別途
に硬化剤を使用することなく、空気中の水分のごとき少
量の水分を吸収して硬化することを特徴としている。
即ち湿気を吸収することによつて架橋反応が始まり、そ
の結果得られる硬化体は、通常加硫ゴムの場合と同様に
、ゴム弾性を有するものである。このように本発明に使
用される湿気硬化型ジエン系液状ゴムは上に述べたよう
に、湿気が架橋一硬化反応の条件であつて加熱ではない
従つて反応はアスフアルトプラントにおけるアスフアル
トや骨材の加熱温度によつて左右されない。その代り本
発明に使用される液状ゴムは溶融アスフアルトに添加さ
れる以前には、湿度から充分保護される状態で保存され
ねばならない。
即ち液状ゴムを防湿性の物質で被包することが必要であ
る。
そのための一つの手段として、防湿性の合成樹脂フイル
ムが推奨される。この場合合成樹脂フイルムは防湿性で
あると同時に、溶融アスフアルトに添加されたとき、そ
の溶融アスフアルトの温度において直ちに溶解するもの
でなければならない。
アスフアルトは通常150なCから165℃に加熱溶融
されるから、この温度において溶解する合成樹脂が選ば
れる。例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化
ビニリデン、ポリ塩化ビニール等の熱可塑性樹脂からつ
くられたフイルムが使用される。勿論本発明の液状ゴム
を湿気から護る方法は、上述の熱可塑性樹脂フイルムに
よる被包に限定されるものではない。
防湿性フイルムによつて被包することなく、防湿性容器
のなかに裸のまま保存し、そして溶解アスフアルトに添
加するに当つては、事前に100℃以上に加熱して防湿
を完全にすることによつても目的を達することが出来る
。本発明による液状ゴムの硬化反応のメカニズムは次の
如くである。既述の如く、一般にアスフアルト混合物の
転圧は140℃から100℃の温度範囲において行われ
また終了することが必要であり、とくにゴム化アスフア
ルト混合物の場合は、混合物の粘度が若干高くなつてい
るため、上述の温度範囲よりも若干高い温度範囲におい
て行われるのが通例である。
転圧に必要とされるこの温度範囲は、本発明によつて製
造されるゴム化アスフアルト混合物にとつては有利であ
る。何故ならば、転圧温度が100℃以上である限り、
湿気が混合物によつて吸収される危険はないからである
。その結果、転圧過程において硬化反応は起らず、充分
な転圧を行うことが出来るからである。反対に転圧后に
おいては、混合物の硬化は出来るだけ短かい時間のうち
に完了しなければならない。
本発明の場合混合物の転圧終了后、それによつて得られ
た舗装体の温度は、急速に100℃以下に低落し、その
結果舗装体の湿気吸収が始まり、短時間のうちに硬化が
行われる。
本発明の発明者達の実験によれば、硬化反応は24時間
のうちにほマ完了した。
かくして通常のアスフアルト混合物を使用して施工する
場合と全く同一の作業によつて、優れたゴム弾性をもつ
舗装体が得られたのである。このような硬化条件を備え
た道路舗装用ゴム化アスフアルト混合物は、これまでの
ゴム化アスフアルトの歴史においてかつて製造されたこ
とがなく、この意味においてそれ自身全く新規な製品と
云わねばならない。
具体的効果として、アスフアルト舗装道路が直面する2
つの課題、即ち寒冷地帯における低温脆化、他方におい
て高温地帯における流動変形という2つの課題が、同一
の製品によつて同時に解決されるということは、正に画
期的と云い得るであろう。
さらに作業上の利点として、本発明で使用される液状ゴ
ムは特公昭43−22319号公報に見られるような液
状ゴム、またはエポキシにおけるような所謂「2液型」
ではなく、「1液型」であるため、取扱が極めて簡単で
あり、また実用的であることが挙げられる。
液状ゴムの溶融アスフアルトへの添加割合は、重量比4
〜10%である。
この場合この添加割合は、溶融アスフアルト+液状ゴム
の混合物を100とした割合である。即ちそれだけの割
合の液状ゴムに相応する溶融アスフアルト分を液状ゴム
によつて置換えることを意味する。添加割合が4%以下
の場合には、ゴム添加の効果が顕著でなく、また10%
以上の場合には、費用の増加に相応する効果は得られな
いからである。
即ちそれ以上の添加は無益である。本発明の方法におい
て使用されるアスフアルトは通常の道路舗装用アスフア
ルト混合物の製造に使用されるアスフアルトであつて、
特別の限定を必要としない。
即ち針入度60から100のものが使用される。また本
発明の方法において使用される骨材も、通常の道路舗装
用アスフアルト混合物の製造に使用されるものであつて
、その粒度配合も公共体の定めによる基準に従うもので
あつて、特別の種類の骨材および特別の粒度配合を必要
としない。
また既存のアスフアルトプラントにおける本発明の液状
ゴムの溶融アスフアルトへの添加個所についても、特別
の限定は行われないが、しかし実際問題として、最も望
ましい個所はアスフアルト計量槽である。即ち、1バツ
チ分のアスフアルトをチヤージ毎に計量するアスフアル
ト計量槽に液状ゴムを投入して溶融アスフアルトに添加
、混和することである。これは添加作業自身が簡易であ
り、且つアスフアルトも液状ゴムも両者の分量が少量で
あるため、両者の混和が、容易、且つ正確に行われるか
らである。またチヤージ毎に添加されるため、液状ゴム
のロスも起り得ず経済的である。
これに反して、アスフアルト・ケツトルへの投入は、実
際上不可能に近い程に非実際的である。また湿気硬化型
ジエン系液状ゴムをそのまま、または溶融アスフアルト
の温度において溶解する防湿性合成樹脂フイルムでもつ
て被包して、アスフアルトプラントの末端にあるミキサ
ー内に投入して、そのミキサー内において、溶融アスフ
アルトと加熱された骨材とから成るアスフアルト混合物
と撹拌混合して、ゴム化アスフアルト混合物をつくるこ
とも可能であるが、しかしこの場合には、溶融アスフア
ルトへの液状ゴムの直接添加ではなく、ミキサー内では
既にアスフアルトと骨材との混合が行われ、アスフアル
ト混合物が既に出来上つているのであるから、ミキサー
への液状ゴムの投入は、出来上つたアスフアルト混合物
の表面をコーテイングし、次いでアスフアルトと融合す
ること\なる。
これは計量槽内でのゴム化アスフアルトの製造に較べれ
ば次善の策であるが、しかし計量槽への添加が、何らか
の理由によつて不可能な場合には採り得る方法である。
またドラム等の密閉容器に入つた湿気硬化型ジエン系液
状ゴムもしくは溶剤で低粘化調整された湿気硬化型ジエ
ン系液状ゴムを、適当な圧送設備により、アスフアルト
計量槽に投入し、溶融アスフアルトに添加混和してもよ
い。実施例 1バツチのアスフアルト混合物製造能力1トンのアスフ
アルト・プラントにおいて、針入度80のアスフアルト
をケツトル内で150℃に加熱溶融し、他方下記の粒度
配合をもつ骨材を160℃に加熱した。
ノ 他方分子量2,800の液状ポリブタジエンのクルード
MDI(4,4′−ジフエニールメタンジイソシアネー
ト)プレポリマーを、500gr収納し得るポリエチレ
ン・フイルムの袋に装入した。
溶融アスフアルトは、ケツトルからアスフアル卜計量槽
に送入され、同計量槽内で、1バツチ分(1t)のアス
フアルト混合物をつくるに必要なアスフアルトバインダ
ー量を62kg(6.2%)とし、液状ゴム添加量をバ
インダーの6%とした場合、必要アスフアルト量は62
kg−621<g×6%=58.28kgとなるので5
8kgのアスフアルトが計量され、それに袋入り液状ゴ
ム4kgが添加された。ポリエチレン袋の溶解とともに
得られたゴム化アスフアルトは、さらにミキサーに搬送
され、ミキサー内で160℃に加熱された骨材と混合さ
れて、ゴム化アスフアルト混合物が得られた。
同ゴム化アスフアルト混合物は、施工現場に運搬されて
、直ちに転圧作業が行われたが、転圧開始時の混合物の
表面温度は130℃、転圧終了時のそれは100℃前后
であつた。転圧過程においては、混合物の温度は100
℃以上であつたため、まだ吸湿は起らず、従つて硬化反
応も初歩的であつたため、転圧作業は極めて容易であり
、充分な転圧を完了することが出来た。
以上の転圧条件は通常のアスフアルト混合物の転圧の場
合と全く同一である。尚、転圧作業終了後、表面温度が
100゜C以下に降下するにつれて、硬化反応が進行し
た。其の後直ちに交通を開放した。尚、これと前後して
試験室においてマーシヤル試験、ホイールトラツキング
試験並びに薄膜加熱試験が行われたが、その結果は次の
如くである。
(イ)マーシヤル試験標準マーシヤル試験結果より得ら
れた規格値を満足するアスフアルト・バインダー量の中
央値をもとにして設計アスフアルト量を6.2%とした
さらに液状ゴムの含有量を4%と8%として2種類のゴ
ム化アスフアルト混合物と、ストレート、アスフアルト
混合物(ゴム無添加)との比較試験は次の如くである。
(ロ)ホイールトラツキング試験結果 アスフアルト混合物の高温時における流動変形抵抗につ
いては、一般にイギリスの交通道路研究所(TRRL)
によつて開発された所謂ホイール・トラツキング試験が
用いられるが、本発明によつて製造されたゴム化アスフ
アルトの流動変形抵抗についても、このホイールトラツ
キング試験を用いることとした。
本試験は実際の走路での重車輌走行によつて生じる「わ
だち掘れ」や繰返し車輌走行によるニーデング作用にシ
ミユレートさせてアスフアルト混合物の高温時(60℃
)における流動変形抵抗を評価するものであるが、スト
レートアスフアルト混合物(ゴム無添加)と本発明によ
る各種割合の架橋反応型液状ポリブタジエン・プレポリ
マ一を添加したアスフアルト混合物についての比較試験
の結果は第2表に示す如くである。
第2表から明らかなようにゴム無添加のストレート・ア
スフアルトの場合には、養生日数35日目において、変
形率は5.7であるに対して、ゴム分4%添加の場合に
は、2.01さらにゴム分8%添加の場合には、0.4
%と、ゴム添加量の増加と比例して、変形率が低下する
ことが示される。
とくに最大添加量8%の場合には、無添加の場合に較べ
て実に後者のi以下の数値となつている。これにより架
橋反応型液状ゴムの添加が、比較的高い温度において発
生する道路舗装体表面の流動変形防止に対して、如何に
顕著な効果をもつかに結論される。
(ハ)軟化点およびフラース脆化点についての実験結果
高温における流動変形に対する抵抗の大小は、アスフア
ルト・バインダーの軟化点によつて、また低温における
破壊抵抗は、フラース脆化点の如何によつて簡単に示さ
れるから、本発明による湿気硬化型液状ゴムがゴム無添
加の通常のストレート・アスフアルトバインダ一に較べ
て、高温並びに低温の両者において如何なる相異を示す
かの実験を行つたが、その結果は次の如くである。
実験には実際の使用にシユミレートさせたローリング薄
膜加熱法が用いられた。
以上の表から明らかなように、液状ゴムの添加の増加に
従つて、軟化点もフラース脆化点もともに直線的向上を
示しているが、特に軟化点の上昇については、今日まで
の常識を遥かに超えるものである。
即ち従来知られているアスフアルト改質的添加剤におい
ては、軟化点が60℃に達することは既に最大の効果と
見なされていたのであるから、本発明において6%添加
の場合に82℃、8%添加の場合は135℃に達すると
いうことは、従来の常識からすれば想像を絶する桁違い
の数値であると云わねばならない。
尚従来の公知のアスフアルト改良剤の添加の場合には、
軟化点の上昇が得られれば、他方において寒冷地の使用
には必ず改良剤無添加のストレートアスファルトに比し
て、むしろ悪化しているのが一般の事情であるから、本
発明の液状ゴムの場合のように、軟化点において上述の
ように桁違いの改善が保たれるばかりでなく、寒冷地の
使用において低温脆化に対する抵抗が、添加量の増加と
ともに改善されるということは、本発明による予期せざ
る工業的効果であり、これは明らかに架橋反応によるゴ
ム弾性化の効果によるものと結論することが出来る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、
    ポリイソプレン、スチレン−イソプレン共重合体、ポリ
    ペンタジエン、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
    、ポリクロロプレン、イソブチレン−イソプレン共重合
    体、ブタジエンと2〜15の炭素を有する高級アルコー
    ルのメタクリレートとの共重合体から選ばれたものを基
    本主鎖とし、この主鎖の両末端に官能基としてイソシア
    ネート基を有し、その分子量が500〜50,000で
    ある湿気硬化型ジエン系液状ゴムを含むことを特徴とす
    る道路舗装用ゴム化アスファルト混合物。 2 ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、
    ポリイソプレン、スチレン−イソプレン共重合体、ポリ
    ペンタジエン、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
    、ポリクロロプレン、イソブチレン−イソプレン共重合
    体、ブタジエンと2〜15の炭素を有する高級アルコー
    ルのメタクリレートとの共重合体から選ばれたものを基
    本主鎖とし、この主鎖の両末端に官能基としてイソシア
    ネート基を有し、その分子量が500〜50,000で
    ある湿気硬化型ジエン系液状ゴムを溶融アスファルトに
    添加混和してゴム化アスファルト組成物をつくり、それ
    を加熱された骨材と混合することを特徴とするゴム弾性
    をもつ道路舗装用ゴム化アスファルト混合物を製造する
    方法。 3 ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、
    ポリイソプレン、スチレン−イソプレン共重合体、ポリ
    ペンタジエン、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
    、ポリクロロプレン、イソブチレン−イソプレン共重合
    体、ブタジエンと2〜15の炭素を有する高級アルコー
    ルのメタクリレートとの共重合体から選ばれたものを基
    本主鎖とし、この主鎖の両末端に官能基としてイソシア
    ネート基を有し、その分子量が500〜50,000で
    ある湿気硬化型ジエン系液状ゴムを溶融アスファルトの
    温度において溶解する防湿性合成樹脂フィルムによつて
    被包する特許請求の範囲第2項記載のゴム弾性をもつ道
    路舗装用ゴム化アスファルト混合物を製造する方法。 4 ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、
    ポリイソプレン、スチレン−イソプレン共重合体、ポリ
    ペンタジエン、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体
    、ポリクロロプレン、イソブチレン−イソプレン共重合
    体、ブタジエンと2〜15の炭素を有する高級アルコー
    ルのメタクリレートとの共重合体から選ばれたものを基
    本主鎖とし、この主鎖の両末端に官能基としてイソシア
    ネートを有し、その分子量が500〜50,000であ
    る湿気硬化型ジエン系液状ゴムを、そのまゝまたは溶融
    アスファルトの温度において溶解する防湿性合成樹脂フ
    ィルムによつて被包して、アスファルトプラントのミキ
    サー内に投入し、その液状ゴムをそのミキサー内におい
    て、溶融アスファルトと加熱された骨材から成るアスフ
    ァルト混合物と撹拌混合することを特徴とするゴム弾性
    をもつ道路舗装用ゴム化アスファルト混合物を製造する
    方法。
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