JPS596814B2 - 溶融鉄合金精錬スラグを原料としたバナジウム化合物の製造方法 - Google Patents
溶融鉄合金精錬スラグを原料としたバナジウム化合物の製造方法Info
- Publication number
- JPS596814B2 JPS596814B2 JP11809279A JP11809279A JPS596814B2 JP S596814 B2 JPS596814 B2 JP S596814B2 JP 11809279 A JP11809279 A JP 11809279A JP 11809279 A JP11809279 A JP 11809279A JP S596814 B2 JPS596814 B2 JP S596814B2
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- Japan
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- carbonate
- slag
- compound
- quaternary ammonium
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアルカリ金属化合物の存在のもとて溶銑などの
溶融鉄合金を精錬する際に生成するスラグを原料として
、バナジウムを回収する方法の改良に関する。
溶融鉄合金を精錬する際に生成するスラグを原料として
、バナジウムを回収する方法の改良に関する。
本発明の対象としているスラグ中には、各種アルカリ金
属塩の形でアルカリ金属が10〜60%含有されており
、これを原料として再度精錬などに使用可能なアルカリ
金属炭酸含有塩として回収する方法については本発明者
等の発明になるいくつかの方法がある。
属塩の形でアルカリ金属が10〜60%含有されており
、これを原料として再度精錬などに使用可能なアルカリ
金属炭酸含有塩として回収する方法については本発明者
等の発明になるいくつかの方法がある。
(特開昭52−148498、同53−42200、同
53−102213)。
53−102213)。
一方上記スラグ中にはバナジウムが0.1〜10%含ま
れており、前記のアルカリ金属炭酸塩回収工程における
循環水溶液中に逐次濃縮される。
れており、前記のアルカリ金属炭酸塩回収工程における
循環水溶液中に逐次濃縮される。
このバナジウムの回収方法として、本発明者等の発明に
なる、バナジウムの濃縮した工程循環液の一部を工程外
に抜き取り、pH4〜8に調整してバナジウム化合物を
沈殿回収する方法(特開昭53−8308)があるが、
この方法によるとアルカリ金属化合物を含む工程液の一
部を工程外に抜き出すため、アルカリ金属の回収率が低
下し、かつ8203′−などの還元性物質が相当量共存
するため、バナジウム回収の前処理費が嵩み、回収コス
トが高いうらみがあった。
なる、バナジウムの濃縮した工程循環液の一部を工程外
に抜き取り、pH4〜8に調整してバナジウム化合物を
沈殿回収する方法(特開昭53−8308)があるが、
この方法によるとアルカリ金属化合物を含む工程液の一
部を工程外に抜き出すため、アルカリ金属の回収率が低
下し、かつ8203′−などの還元性物質が相当量共存
するため、バナジウム回収の前処理費が嵩み、回収コス
トが高いうらみがあった。
本発明はバナジウム回収に起因するアルカリ金属化合物
の回収率の低下がなくかつ共存物質の処理を最小限にし
て、安価なバナジウム回収技術を提供せんとするもので
ある。
の回収率の低下がなくかつ共存物質の処理を最小限にし
て、安価なバナジウム回収技術を提供せんとするもので
ある。
以下に本発明により精錬スラグからバナジウムを回収す
る方法について詳述する。
る方法について詳述する。
溶銑またはその他の溶融鉄合金をアルカリ金属化合物(
以下炭酸ソーダを例にとり説明する。
以下炭酸ソーダを例にとり説明する。
)の存在下で酸化精錬すると、N a 1 0〜60%
、Si1〜15%、P0.5〜22%、SO.1〜5%
、■0.1〜10%などを含むスラグが得られる。
、Si1〜15%、P0.5〜22%、SO.1〜5%
、■0.1〜10%などを含むスラグが得られる。
このスラグを破砕しつつ水に溶解すると、スラグ中の水
溶性成分が水に溶出し、不溶解残渣をけん濁したスラリ
ーが得られる。
溶性成分が水に溶出し、不溶解残渣をけん濁したスラリ
ーが得られる。
スラグ溶解に用いる水は通常の工業用水の他にNaを含
有している水、たとえば反応容器内で発生した揮発物を
湿式集塵により集塵する場合の集塵水を用いることが出
来る。
有している水、たとえば反応容器内で発生した揮発物を
湿式集塵により集塵する場合の集塵水を用いることが出
来る。
最も望ましくは后工程でNaを炭酸含有塩として回収す
る際の残留母液を循環させスラグの溶解に用いることで
ある。
る際の残留母液を循環させスラグの溶解に用いることで
ある。
この工程循環水はNaの炭酸含有塩を1〜20%含有し
ており、これをスラグ重量の2〜20倍望ましくは3〜
10倍使用してスラグを溶解するとNa,Pは80%以
上が水溶液に移行する。
ており、これをスラグ重量の2〜20倍望ましくは3〜
10倍使用してスラグを溶解するとNa,Pは80%以
上が水溶液に移行する。
Siは溶液のpHが高い場合は水溶性ケイ酸として水溶
液へ移行する割合が高くなるが、溶液のpHが12以下
であるとSiの大部分が不溶性ケイ酸となり析出するの
で、溶液から分離することが出来る。
液へ移行する割合が高くなるが、溶液のpHが12以下
であるとSiの大部分が不溶性ケイ酸となり析出するの
で、溶液から分離することが出来る。
液のpHはスラグ対溶媒比、溶媒中炭酸含有塩の種類や
濃度等によって決まるが、必要に応じて、さらに炭酸ガ
ス等の弱酸性物質を添加してpHを調節することにより
S1の析出率を増すことも可能である。
濃度等によって決まるが、必要に応じて、さらに炭酸ガ
ス等の弱酸性物質を添加してpHを調節することにより
S1の析出率を増すことも可能である。
pHが低い程Siの析出は完全になるがpHが9以下に
なるとNaの炭酸含有塩をも析出するので望ましくない
。
なるとNaの炭酸含有塩をも析出するので望ましくない
。
溶液中のSは液のpHや酸化条件によってその挙動を異
にするが、Siの大部分を析出分離することが可能なp
H=12〜9域において、水溶液に空気または0。
にするが、Siの大部分を析出分離することが可能なp
H=12〜9域において、水溶液に空気または0。
ガスなどの酸化性物質を添加すると,Sの約70%以上
は不溶性となり、析出する。
は不溶性となり、析出する。
SiおよびSの析出物は単独および又は、合併して濾別
して水溶液から分離することも出来るが、析出物が微細
であり濾過に長時間を要する。
して水溶液から分離することも出来るが、析出物が微細
であり濾過に長時間を要する。
不溶解残渣が共存した、スラリーの状態でpHを調整し
、酸化性物質を添加したのちSi,Sの析出物を不溶解
残渣と共に濾別すること(こより濾過工程が簡略化され
る。
、酸化性物質を添加したのちSi,Sの析出物を不溶解
残渣と共に濾別すること(こより濾過工程が簡略化され
る。
スラグのスラリーからSi,Sの析出物と不溶解残渣を
分離すると、Na,Pの大部分とSi.Sの一部を含む
水溶液が得られる。
分離すると、Na,Pの大部分とSi.Sの一部を含む
水溶液が得られる。
この水溶液にアルカリ士類金属化合物の一種、最も望ま
しくはCa(OH)2を加えるとPはリン酸カルシウム
として析出し、除去することが可能である。
しくはCa(OH)2を加えるとPはリン酸カルシウム
として析出し、除去することが可能である。
この場合液温20〜80℃にし、溶液中のPの1〜1.
2当量のC a ( OH ) 2を粉末状もしくは石
灰乳として添加すると、Pの80%以上を除去すること
が出来る。
2当量のC a ( OH ) 2を粉末状もしくは石
灰乳として添加すると、Pの80%以上を除去すること
が出来る。
以上の操作により水溶液中のSiとPは80%以上、S
は70%以上が分離除去される。
は70%以上が分離除去される。
S + 8 1 y?の析出物を濾別分離した溶液は不
純物の少いNa含有液になっているので、これを公知の
炭酸化塔に導き、COガスを接触させた後NaをNa炭
酸含有塩として析出させる。
純物の少いNa含有液になっているので、これを公知の
炭酸化塔に導き、COガスを接触させた後NaをNa炭
酸含有塩として析出させる。
この場合炭酸含有塩の回収効率に影響する因子は液温と
Na濃度であり、液温か低い程、Na濃度は高い程、回
収効率は増加する。
Na濃度であり、液温か低い程、Na濃度は高い程、回
収効率は増加する。
CO。の添加に先立って溶液の一部を蒸発させ、Naの
濃度を増すことが回収効率を高める上で有効である。
濃度を増すことが回収効率を高める上で有効である。
析出したNa炭酸含有塩は通常の方法で濾別するか又は
液を蒸発乾固することにより溶液から分離回収する。
液を蒸発乾固することにより溶液から分離回収する。
以上の操作は必ずしも記載の通りに行う必要はなく、た
とえばPを析出させた後にpHを調節してSiを析出さ
せ、これらを同時に濾別して濾過性を向上させることも
出来るし、又はPをNaの析出後に溶液から分離するこ
とも可能である。
とえばPを析出させた後にpHを調節してSiを析出さ
せ、これらを同時に濾別して濾過性を向上させることも
出来るし、又はPをNaの析出後に溶液から分離するこ
とも可能である。
Na炭酸含有塩を濾過した後の溶液は再度スラグ溶解過
程又は炭酸化過程に戻して工程内で循環使用する。
程又は炭酸化過程に戻して工程内で循環使用する。
この循環過程で液中に不純物やV等の有価元素が濃化し
て来るが、濃化して精錬上の問題を起すのはSである。
て来るが、濃化して精錬上の問題を起すのはSである。
循環水の一部を系外にブローし、新たに外部から水を補
給して溶液のSを希釈することが出来る。
給して溶液のSを希釈することが出来る。
又循環水の少く共一部に公知のイオン交換膜法や液中燃
焼法を適用して脱Sする方法もある。
焼法を適用して脱Sする方法もある。
循環水の約10%について、プロパンガス等を助燃剤と
して空気率0.6〜0.8の還元性の液中燃焼を行えば
循環水中のSを低く保つことが可能である。
して空気率0.6〜0.8の還元性の液中燃焼を行えば
循環水中のSを低く保つことが可能である。
このように溶液中の不純物濃度を低下させ、且つNaの
炭酸含有塩を濾過する際にたとえば真空脱水機などを用
いて充分に脱水を行うことにより、不純物附着量の少い
Na炭酸含有塩を定常的に回収出来る。
炭酸含有塩を濾過する際にたとえば真空脱水機などを用
いて充分に脱水を行うことにより、不純物附着量の少い
Na炭酸含有塩を定常的に回収出来る。
回収されたNa炭酸含有塩のP,Sはそれぞれ1%以下
であり、これを全量使用した場合でも精錬結果に差がな
いことが確認された。
であり、これを全量使用した場合でも精錬結果に差がな
いことが確認された。
循環水中に濃縮したバナジウムは、前述のとおり循環水
の一部を取出して、特開昭53−8308の方法もしく
はレツドケーキ法、アンモニウムポリバナデート法など
公知の方法でも回収し得るが、さきに述べたとおり工程
循環水の一部を抜出して中性もしくは酸性域にpH調整
するため、このナトリウムは炭酸含有塩として回収でき
ないことによるナトリウムの損失およびバナジウムと同
じく循環水中に濃縮する8203′−(Sの1/2以上
を占める)の酸化処理のため、経済的にバナジウムを回
収することが困難である。
の一部を取出して、特開昭53−8308の方法もしく
はレツドケーキ法、アンモニウムポリバナデート法など
公知の方法でも回収し得るが、さきに述べたとおり工程
循環水の一部を抜出して中性もしくは酸性域にpH調整
するため、このナトリウムは炭酸含有塩として回収でき
ないことによるナトリウムの損失およびバナジウムと同
じく循環水中に濃縮する8203′−(Sの1/2以上
を占める)の酸化処理のため、経済的にバナジウムを回
収することが困難である。
一方非鉄金属の精錬などに多用されている溶媒抽出法を
、精錬スラグからのバナジウムの回収に適用することも
必ずしも経済的でない。
、精錬スラグからのバナジウムの回収に適用することも
必ずしも経済的でない。
すなわち一般にバナジウムの回収に使用されている溶媒
は中性、酸性および塩基性(一級ないし三級アミン)抽
出試薬であり、これらはいずれも酸性領域で有効な溶媒
である。
は中性、酸性および塩基性(一級ないし三級アミン)抽
出試薬であり、これらはいずれも酸性領域で有効な溶媒
である。
したがって、工程循環水の一部を取出して溶媒抽出法に
よってバナジウムを回収するためには、その取出した液
のpHを酸性にする必要があり、結局特開昭53−83
08の方法もしくはレツドケーキ法などと同じくナトリ
ウムの損失をまねき、経済性を損なうことが多し)。
よってバナジウムを回収するためには、その取出した液
のpHを酸性にする必要があり、結局特開昭53−83
08の方法もしくはレツドケーキ法などと同じくナトリ
ウムの損失をまねき、経済性を損なうことが多し)。
トリファツテイモノメチル第4級アンモニウム化合物は
特公昭37−11205で明らかなようにアルカlJP
4Eでバナジウムを抽出できる溶媒であるが、通常使用
される形態は塩化物もしくは硫酸塩態トリファツテイモ
ノメチル第4級アンモニウム化合物である。
特公昭37−11205で明らかなようにアルカlJP
4Eでバナジウムを抽出できる溶媒であるが、通常使用
される形態は塩化物もしくは硫酸塩態トリファツテイモ
ノメチル第4級アンモニウム化合物である。
本明細書中「トリファツテイモノメチル第4級アンモニ
ウム化合物」とは3個の08−C1o脂肪族基と1個の
メチル基とを有する第4級アンモニウム化合物を云う。
ウム化合物」とは3個の08−C1o脂肪族基と1個の
メチル基とを有する第4級アンモニウム化合物を云う。
しかしながらこの塩化物態もしくは硫酸塩態トリファツ
テーイモノメチル第4級アンモニウム化合物をそのまま
工程循環水中のバナジウム回収用の溶媒として使用する
とつぎの問題点がある。
テーイモノメチル第4級アンモニウム化合物をそのまま
工程循環水中のバナジウム回収用の溶媒として使用する
とつぎの問題点がある。
即ち、トリファツテイモノメチル第4級アンモニウム化
合物すなわち液状アニオン交換体を工程循環水からバナ
ジウムを回収する目的で循環水と接触せしめると、循環
水中のバナジン酸などのバナジウムアニオンはイオン交
換体中のアニオン(この場合は塩素もしくは硫酸イオン
)と置換されて、バナジウムはトリファツテイモノメチ
ル第4級アンモニウム化合物に固定され、一方アニオン
は循環水中に移る。
合物すなわち液状アニオン交換体を工程循環水からバナ
ジウムを回収する目的で循環水と接触せしめると、循環
水中のバナジン酸などのバナジウムアニオンはイオン交
換体中のアニオン(この場合は塩素もしくは硫酸イオン
)と置換されて、バナジウムはトリファツテイモノメチ
ル第4級アンモニウム化合物に固定され、一方アニオン
は循環水中に移る。
このため、バナジウムの回収にともなって、工程循環水
中には塩素もしくは硫酸イオンが次第に濃化し、前者は
設備の腐食を、また後者は回収炭酸含有ソーダ塩中のS
含有量を増大させて精錬上の問題を生ずる、などの好ま
しくない事態をもたらす。
中には塩素もしくは硫酸イオンが次第に濃化し、前者は
設備の腐食を、また後者は回収炭酸含有ソーダ塩中のS
含有量を増大させて精錬上の問題を生ずる、などの好ま
しくない事態をもたらす。
本発明者らは多くの検討によりかかるアニオンの濃化の
問題がなく、かつナl− IJウムの損失もないトリフ
ァツテイモノメチル第4級アンモニウム化合物の炭酸塩
によるバナジウムの回収方法を見出すに至った。
問題がなく、かつナl− IJウムの損失もないトリフ
ァツテイモノメチル第4級アンモニウム化合物の炭酸塩
によるバナジウムの回収方法を見出すに至った。
すなわち、通常供給される塩化物もしくは硫酸塩態トリ
ファツテイモノメチル第4級アンモニウム化合物を炭酸
塩、炭酸アンモニウム塩および水酸化アンモニウムなど
を含む水溶液に接触させて、予じめ炭酸塩態トリファツ
テイモノメチル第4級アンモニウム化合物に転換した後
、pH9〜13程度(好ましくは9〜11)のアルカI
J I’l工程循環水と接触せしめてバナジウムをトリ
ファツテイモノメチル第4級アンモニウム化合物に抽出
固定する。
ファツテイモノメチル第4級アンモニウム化合物を炭酸
塩、炭酸アンモニウム塩および水酸化アンモニウムなど
を含む水溶液に接触させて、予じめ炭酸塩態トリファツ
テイモノメチル第4級アンモニウム化合物に転換した後
、pH9〜13程度(好ましくは9〜11)のアルカI
J I’l工程循環水と接触せしめてバナジウムをトリ
ファツテイモノメチル第4級アンモニウム化合物に抽出
固定する。
一方アニオン交換によりトリファツテイモノメチル第4
級アンモニウム化合物から遊離した炭酸イオンは循環水
中に移るが、この循環水中にはもともと炭酸含有ソーダ
塩が大量に存在しており、この新たに加わった炭酸イオ
ンは前述の塩素もしくは硫酸イオンと異なってナl−
IJウムの回収工程および設備になんらの障害をもたら
さない。
級アンモニウム化合物から遊離した炭酸イオンは循環水
中に移るが、この循環水中にはもともと炭酸含有ソーダ
塩が大量に存在しており、この新たに加わった炭酸イオ
ンは前述の塩素もしくは硫酸イオンと異なってナl−
IJウムの回収工程および設備になんらの障害をもたら
さない。
バナジウム抽出後の工程循環液はアルカリ性であるので
再度スラグの溶解に使用でき、ナトリウム回収率の低下
は全くない。
再度スラグの溶解に使用でき、ナトリウム回収率の低下
は全くない。
トリファツテイモノメチル第4級アンモニウム化合物で
固定されたバナジウムは0.1〜2モノレ/lの炭素塩
、炭酸アンモニウム塩および水酸化アンモニウムなどを
含むストリップ用水溶液と接触せしめることにより、前
述の抽出の逆反応によりストリツピングが行なわれ、バ
ナジウムは水溶液中にバナジウムアニオンとして、また
炭酸イオンはトリファツテイモノメチル第4級アンモニ
ウム化合物と結合した炭酸根としてそれぞれ移行する。
固定されたバナジウムは0.1〜2モノレ/lの炭素塩
、炭酸アンモニウム塩および水酸化アンモニウムなどを
含むストリップ用水溶液と接触せしめることにより、前
述の抽出の逆反応によりストリツピングが行なわれ、バ
ナジウムは水溶液中にバナジウムアニオンとして、また
炭酸イオンはトリファツテイモノメチル第4級アンモニ
ウム化合物と結合した炭酸根としてそれぞれ移行する。
ストリツピングにより再生した炭酸態トリファツテイモ
ノメチル第4級アンモニウム化合物は、前記の工程循環
水からのバナジウム抽出に反復使用することができる。
ノメチル第4級アンモニウム化合物は、前記の工程循環
水からのバナジウム抽出に反復使用することができる。
一方、水溶液中にストリツビングしたバナジウムは、そ
のままバナジン酸アンモニウムを晶析せしめるか、ある
いは他の常法に従ってバナジウム化合物を回収する。
のままバナジン酸アンモニウムを晶析せしめるか、ある
いは他の常法に従ってバナジウム化合物を回収する。
工程循環水中に含まれるけい素、りん、各種硫黄イオン
などはバナジウム抽出用溶媒では殆んど抽出されない。
などはバナジウム抽出用溶媒では殆んど抽出されない。
すなわち、本発明によるバナジウム回収法によれば、
■ 工程循環水中のナl− IJウムの損失なしにバナ
ジウムの抽出が可能である。
ジウムの抽出が可能である。
■ 工程循環水中に含まれる共存成分は抽出されないの
で、バナジウム化合物回収工程が簡略化される。
で、バナジウム化合物回収工程が簡略化される。
■ 精錬スラグから精錬用ソーダ灰を回収する工程に、
塩素もしくは硫酸イオンなどの障害をひき起す成分を混
入きせることかない。
塩素もしくは硫酸イオンなどの障害をひき起す成分を混
入きせることかない。
などの大きな効用があり、従来法の欠点を完全に解決し
てバナジウムをきわめて経済的に回収することができる
。
てバナジウムをきわめて経済的に回収することができる
。
実施例
造滓剤として主に炭酸ソーダを用いて溶銑を酸化精錬し
、これによって得られたスラグを水に溶かした溶液から
、不溶解残分、けい素、りんなどの不純物を除去した後
、所定の方法で炭酸ソーダを回収した。
、これによって得られたスラグを水に溶かした溶液から
、不溶解残分、けい素、りんなどの不純物を除去した後
、所定の方法で炭酸ソーダを回収した。
ソーダ灰回収後の工程循環水は第1表の組成を有するも
のであった。
のであった。
使用した抽出用有機溶媒相は5 vow%、トリファツ
テイモノメチル第4級アンモニウム化合物炭酸塩(市販
品Gcneral Mills ChemicalsI
nc.製Aliquat 336((R3NCH3)”
CIl−(R−C8−C1o)〕を予じめ炭酸塩態に
転換したもの5vol%デカノールおよび90Vol%
ケ口シンからなる。
テイモノメチル第4級アンモニウム化合物炭酸塩(市販
品Gcneral Mills ChemicalsI
nc.製Aliquat 336((R3NCH3)”
CIl−(R−C8−C1o)〕を予じめ炭酸塩態に
転換したもの5vol%デカノールおよび90Vol%
ケ口シンからなる。
工程循環水相と有機相との比率は1とした。
工程循環液のpHを10に調整した後、三段抽出を行な
った結果を第1表に示した。
った結果を第1表に示した。
このバナジウムを含む有機相を1.5モル/lの炭酸ア
ンモニウムでストリッピングしたところ、バナジウムに
ついて88%の逆抽出率が得られた。
ンモニウムでストリッピングしたところ、バナジウムに
ついて88%の逆抽出率が得られた。
Claims (1)
- 1 溶融鉄合金をアルカリ金属化合物の存在下で精錬す
るときに生成するスラグを原料として用いこのスラグの
水溶液中のバナジウムを回収する方法であって、トリフ
ァツテイモノメチル第4級アンモニウム化合物を予め炭
酸塩態第4級アンモニウム化合物に転換した後、これに
よってアルカリ域でバナジウムを抽出し、これを炭酸ア
ンモニウムを含むアルカリ水溶液で逆抽出してバナジウ
ム化合物を分離するとともに、再生したトリファツテイ
モノメチル第4級アンモニウム化合物の炭酸塩をバナジ
ウムの抽出のために反復使用することを特徴とする溶融
鉄合金精錬スラグを原料としたバナジウム化合物の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11809279A JPS596814B2 (ja) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | 溶融鉄合金精錬スラグを原料としたバナジウム化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11809279A JPS596814B2 (ja) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | 溶融鉄合金精錬スラグを原料としたバナジウム化合物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5641833A JPS5641833A (en) | 1981-04-18 |
| JPS596814B2 true JPS596814B2 (ja) | 1984-02-14 |
Family
ID=14727792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11809279A Expired JPS596814B2 (ja) | 1979-09-14 | 1979-09-14 | 溶融鉄合金精錬スラグを原料としたバナジウム化合物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS596814B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58101289A (ja) * | 1981-12-11 | 1983-06-16 | Kobe Steel Ltd | スクリユ圧縮機 |
| JPS59131593U (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-04 | 株式会社神戸製鋼所 | スライド弁付無給油式スクリユ圧縮機 |
| JPH0342084U (ja) * | 1989-09-04 | 1991-04-22 |
-
1979
- 1979-09-14 JP JP11809279A patent/JPS596814B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5641833A (en) | 1981-04-18 |
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