JPS59691Y2 - 回転陽極x線管 - Google Patents

回転陽極x線管

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JPS59691Y2
JPS59691Y2 JP1979145571U JP14557179U JPS59691Y2 JP S59691 Y2 JPS59691 Y2 JP S59691Y2 JP 1979145571 U JP1979145571 U JP 1979145571U JP 14557179 U JP14557179 U JP 14557179U JP S59691 Y2 JPS59691 Y2 JP S59691Y2
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JP
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ray tube
anode
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lubricating member
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JP1979145571U
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JPS5662661U (ja
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英司 南
定男 土屋
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は回転陽極X線管の陽極軸受の改良に関するも
のである。
X線装置の診察用X線管として小焦点で大きい管電流が
通じることのでき、鮮鋭な画像の得られる回転陽極X線
管の陽極軸受は、高真空中でがっ高温においてしかも9
000 r 、 pomもの高速回転体を支承するころ
がり軸受(主として玉軸受)の無給油潤滑の技術によっ
てその性能が左右されるものである。
現在この潤滑法として一般的に行なわれている方法は、
軸受の鋼球・内外輪・保持器などにスパッタリングなど
で主としてPbの薄膜を形成するものである。
潤滑性固体材として上記Pb以外にSnなども用いられ
るが、これら硬度の低い金属による潤滑材は高速回転に
おける回転音が低く良好な潤滑性を示すものではあるが
、融点が350℃以下で低いためその融出、蒸発を防ぐ
ためターゲットの高温が軸受に伝導することをできるだ
け抑えるような工夫が必要である。
このことが回転陽極X線管の性能向上とくにその負荷の
増大に対して障害となっている。
この問題を解決するについて近年開発されたイオンブレ
ーティングによるAuやAgなどの高融前約1000℃
の金属膜を軸受部品に蒸着させることで蒸発のおそれが
なくすぐれた潤滑性を有する軸受を作ることができるも
のである。
しかしながら上記Au、Agなどの金属膜は硬度が高く
、高速回転における回転音が高いという欠点があり、ま
た剥離しやすいという問題点があり回転陽極X線管の軸
受には未だ用いられていない現状である。
この考案は以上の現況に鑑みてなされたもので従来の回
転陽極X線管の性能向上の支障となっている無給油潤滑
に関する問題点を解決し、その潤滑性固体部材の剥離や
蒸発を防ぐ工夫によって大負荷に耐えかつ回転音の低い
X線管の提供を図るものである。
すなわち円盤ターゲットの回転軸をその軸心方向に設け
た複数の玉軸受によって陽極固定基部に対して回転自在
に支承する回転陽極X線管において、前記円盤ターゲッ
トに近接する位置の玉軸受を金・銀などの融点800〜
1200℃の硬質金属の固体潤滑部材でその摩擦面の表
面処理をし、かつ、その固体潤滑部材の下層に玉軸受材
料である鉄のイオン半径と金・銀のそれとの中間のイオ
ン半径を有する銅・クロムなどの金属膜を形成し、一方
、円盤ターゲ゛ットに隔たる位置の玉軸受を鉛・錫など
の融点200〜400℃の軟質金属の固体潤滑部材でそ
の摩擦面の表面処理をしたことを特徴とする回転陽極X
線管にかかるものである。
以下図面によってこの考案の実施例X線管球を説明する
第1図はこの考案にかかる玉軸受を用いた回転陽極型X
線管球の陽極構造を示す断面図で、1は円盤ターゲット
で、陽極回転体2の先端部にナツト3で緊締されている
上記回転体2には数本の取付ねじ4によって回転軸5が
連結されている。
この回転軸5に内輪をはめ合わし、かつその内輪が回転
軸の段付部5Aに接する位置に玉軸受B1を設け、さら
に回転軸5にはまり合う内パイプ7によって離隔された
位置に同じく回転軸5に内輪をはめ合わした玉軸受B2
を設けてその内輪をリング8を介して回転軸先端のねじ
部に螺合する締付ナツト9の緊締によって上記Bl、B
2の玉軸受を保持している。
玉軸受Bl、B2の外輪は上記内パイプ7と同心状の外
パイプ10の両端をはさんでこれを支承している。
この外パイプ10と上記Bl、B2の外輪は固定筒11
の凹部内壁11Hにはめあい挿入されたのち、直角方向
に2本のとがり先ねじ12によって固定筒11から抜は
出さないように固定される。
13は管球ガラスでこの外周部に電動機固定子(図示を
省略)が設けられ回転磁界を発生させ2の回転体をたと
えば60Hzで300Or、 p、 m、180Hzで
9000 r、 p0m回転させるので゛ある。
以上の構造は従来のX線管とよく似たものであるか゛、
この考案は第2図A、Bおよび第3図で説明する上記B
l、B2の玉軸受がその要部である。
すなわち従来のものはBl、B2とも前述のPbもしく
はSnを潤滑性固体膜としたものであったが、この考案
のものではまずターゲット1に近い側の玉軸受B1の一
部断面同第2因Aにおいて鋼球20、内輪21.外輪2
2を適当な方法(イオンブレーティング装置内でのイオ
ン衝撃によるタリンアップも含む)で洗浄にする。
つぎに鋼球20だけ基体としてイオンブレーティング装
置によって1O−2Torr台のArなどの気体放電中
において基体温度を200〜600℃に保ちながらCu
またはCrを蒸発源とし、これを加熱しながら基体を陰
極、蒸発源ボートを陽極として、その両極間に直流電圧
−1〜−5KVの電圧を印加する。
上記CuまたはCrの蒸発原子はグロー放電(プラズマ
)中を通る際に一部イオン化され、加熱による運動エネ
ルギーと電界による加速エネルギーとの合成力によって
基体の表面に打ち込まれる。
これがイオンブレーティングであり基体(このばあい鋼
球20)は第2図Bに示すように全面に均一なCuまた
はCrの膜23を5〜20μmの範囲において任意の厚
さで形威しうるちのである。
この膜23は表面層は完全にCuまたはCrで覆われて
いるが、鋼球20の中にも拡散して中間層を形成するた
め密着力のすぐれたもので゛ある。
つぎにこのCuまたはCrをコーティングした鋼球20
を基体とし、その温度を200〜600℃に保ちなから
AuまたはAgの蒸発原子を上記同様の操作でイオンブ
レーティングする。
これが第2図Bの24の蒸着膜となりこれが硬質でかつ
高融点の固体潤滑材となるのである。
このように鋼球20に直接AuやAgのイオンブレーテ
ィングをせずに、上記のようにCuまたはCrを中間層
として形成することによってつぎに述べる理由で鋼球2
0と潤滑材の膜24の密着強度を高め使用時の剥離をな
くすることができるのである。
すなわちCu 、Crは鋼球20の主成分であるFeの
イオン半径とAu 、Agのイオン半径の中間のイオン
半径をもち、とくにCuはAu、Agは周期律表で判る
ように同族で゛ありかつFeと同一周期(同行)で゛あ
る。
また巨視的にみてもヤング率、膨張率がFe (Agま
たはAu)の中間の値をもっている。
これらが上記密着強度を高いものにしているのである。
以上が第1図で示したターテ゛ット1近接側の軸受B1
の固体潤滑材形成の方法であり、つぎにターゲット1か
ら隔たる位置すなわち陽極端部の軸受B2の上記固体潤
滑材について述べる。
第3図はその鋼球25、内輪26、外輪27の各断面を
示すもので、その各表面にPbまたはSnなど融点なら
びに硬度の低い金属粉末をアルコールなどで溶解して塗
布するもので28はその膜を示している。
この膜形成は上記の方法以外に真空蒸着、スパッタリン
グなどいろいろ用いられる。
このB2の軟質金属膜による固体潤滑材によって、第1
図で判るように陽極の高速回転における回転音が低くで
き、かつターゲット1の高温はこのB2までの距離が長
いため冷却油などの冷却作用でB2にはほとんど伝導さ
れず、したがってpbやSnが融出、蒸発の心配がない
またターゲット1側の軸受B1には夕−ゲットの荷重が
大きくかかり、B1にかかる荷重の約2倍となっている
が、前述したように硬度が高い潤滑材がこれに十分に耐
え、また中間層Cu 、 Crが緩衝材として作用する
ので、回転音も低いものとなっている。
以上がこの考案の実施例X線管の陽極軸受の説明である
が、この考案は図示したものや、説明した材質ならびに
方法に限定されるものでなく、要は高融点高硬度の固体
潤滑材を高温のターゲット側に、低融点軟質の固体潤滑
材を陽極端部に使用することで、両者の長所を活かし、
X線管の性能向上を図った点が要点である。
この考案は以上のように構成されているので、従来の回
転陽極X線管の陽極軸受の無給油潤滑材がX線管の性能
向上の支障となっている欠点を解消し、機械的荷重の大
きくかつ高温になるターゲラ1〜近接の軸受の潤滑材を
新しいコーティング技術を活用してそれらに十分耐える
ものとし、かつ剥離のおそれのないものとし、低荷重で
高温にならない陽極端部の軸受に従来の固体潤滑材を用
いることによって回転音が低く、潤滑材の蒸発・剥離の
おそれのない状態でX線管の負荷を増大し、鮮鋭な画像
の得られる信頼性の高いX線管を提供しえたものである
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の回転陽極X線管の陽極構造
図、第2図は上記のターゲット近接の玉軸受の説明図で
図Aは組立状態の一部断面、図Bはその鋼球の固体潤滑
材形成説明図、第3図はターゲットから隔たる玉軸受の
固体潤滑材説明図である。 1・・・・・・回転陽極の円盤ターゲット、5・・・・
・・上記の回転軸、B1・・・・・・円盤ターゲット近
接する位置の玉軸受、B2・・・・・・円盤ターゲット
に隔たる位置の玉軸受、11・・・・・・陽極固定基部
、20.25・・・・・・鋼球、24・・・・・・高硬
度の固体潤滑部材被膜(Au 、 Agなど)、23・
・・・・・上記被膜と鋼球基体間に形成する中間層の膜
(Cu 、Crなと)、28・・・・・・低硬度の固体
潤滑部材被膜(Pb 、 Snなど)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円盤ターゲットの回転軸をその軸心方向に設けた複数の
    玉軸受によって陽極固定基部に対して回転自在に支承す
    る回転陽極X線管において、前記円盤ターゲットに近接
    する位置の玉軸受を金・銀などの融点800〜1200
    ℃の硬質金属の固体潤滑部材でその摩擦面の表面処理を
    し、かつ、その固体潤滑部材の下層に玉軸受材料である
    鉄のイオン半径と金・銀のそれとの中間のイオン半径を
    有する銅・クロムなどの金属膜を形威し、一方、円盤タ
    ーゲットに隔たる位置の玉軸受を鉛・錫などの融点20
    0〜400℃の軟質金属の固体潤滑部材でその摩擦面の
    表面処理をしたことを特徴とする回転陽極X線管。
JP1979145571U 1979-10-20 1979-10-20 回転陽極x線管 Expired JPS59691Y2 (ja)

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JP1979145571U JPS59691Y2 (ja) 1979-10-20 1979-10-20 回転陽極x線管

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JPS5662661U JPS5662661U (ja) 1981-05-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS495586A (ja) * 1972-04-06 1974-01-18
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