JPS598399B2 - 厨房用油脂汚染除去剤 - Google Patents

厨房用油脂汚染除去剤

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JPS598399B2
JPS598399B2 JP14562978A JP14562978A JPS598399B2 JP S598399 B2 JPS598399 B2 JP S598399B2 JP 14562978 A JP14562978 A JP 14562978A JP 14562978 A JP14562978 A JP 14562978A JP S598399 B2 JPS598399 B2 JP S598399B2
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、厨房の壁面、換気用フード、換気扇などに
付着した油脂汚染を、有効に取り除くことのできる除去
剤に関するものである。
厨房特に調理台付近の壁面、換気用フード、換気扇の羽
根などは、調理中に飛散した油脂の飛沫の付着によつて
汚染され易い。
これらの汚染は付着の都度拭えば容易に取り除けるが、
繁忙にまぎれて数月も放置すると空気中の塵埃と油脂飛
沫とがさらに付着して厚い層となり、その上油脂類が空
気酸化を受けて、取り除くのが極めて困難なものとなる
ことが良く知られている。このようになつてしまつた油
脂汚染に対して、一般に市販されている厨房用洗剤は至
つて無力であり、油脂汚染はべとついたゴム状ないしタ
ール状となつて、一向に取り除き得ないことは吾人の良
く経験する所である。一方、種々の有機溶剤は、こ、の
ようになつた油脂汚染を取り除くのに対しては有効であ
るが、厨房用として使用するにはそれぞれ何等かの欠点
を有している。油脂溶剤として一般に良く知られている
テトラクロルエチレン(パークロルエチレン)、1・1
・2・2−テトラクロルエタン、クロロホルム及び四塩
化炭素などのような塩素化炭化水素は、このような空気
酸化された油脂汚染も良く溶解し取り除くが、その蒸気
は極めて有毒であり、さらに脱脂力が強力でありすぎる
ため取扱者の手や指に肌荒れを生じるという欠点がある
。フッ素化炭化水素は脱脂力が強く、油脂汚染を良く取
り除くことができ、不燃性で蒸気も無害で優れたもので
あるが、価格が極めて高く厨房用として〒般に実用する
ためには不向きである。ベンゼン、トルエン及びキシレ
ンなどのベンゼン系溶剤も油脂を良く溶解し、油脂汚染
の除去に有効であるがその蒸気は有毒であり、かつ引火
性が強いため、火気を扱う厨房において使用するに不向
きである。シクロヘキサン、テトラリン及びデカリンの
ような水素化芳香族炭化水素も、油脂汚染の除去に有効
であるが、比較的高価であり易燃性を有し、さらに特有
の強い臭気をもつため好ましくない。ベンジン、ガソリ
ン、灯油及び軽油のような石油製品は、価格が低く、か
つ油脂汚染の除去に有効である。しかし、ベンジンやガ
ソリンのように沸点の低いものは、使用中揮発し易く一
旦溶解した油脂汚染が再固着してしまつたり、揮発した
蒸気は引火性が強く厨房中で扱うのは危険である。灯油
や軽油のような石油製品は、揮発性も引火性も低くて具
合が良いが、臭気が強く、また厨房の油脂汚染中に通常
含まれている水分のため、油脂汚染はゴム状のねばねば
した物質となり、完全に取り除くのに困却するものであ
つた。本発明者は以上の点に鑑み研究の結果、石油製品
を主成分とし、これに若干の他の成分を配合することに
よつて、厨房内の油脂汚染を極めて効果的に取り除くこ
とのできる厨房用油脂汚染除去剤を完成したものである
本発明の第1の目的は、厨房の壁面、換気用フード及び
換気扇等に付着した油脂汚染、特に表面が空気酸化され
て固く付着している油脂汚染を、有効に取り除くことの
できる厨房用油脂汚染除去剤を提供することである。
本発明の第2の目的は、安価で無害であり、かつ引火性
がなく、取り扱いの容易な厨房用油脂汚染除去剤を提供
することである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明による厨房用油脂汚染除去剤は、常温で液体であ
り、かつ引火点が50℃以上である、石油製品またはそ
れらの混合物を主成分として用い、これにアルキレング
リコールエーテルとC2〜C5の脂肪族アルコール及び
界面活性剤を配合し、必要に応じてさ 5らに有機塩基
を加えて構成されるものである。本発明において、主成
分に対して配合されるアルキレングリコールエーテル及
びC2〜C,の脂肪族アルコールは、油脂汚染中に含ま
れあるいは付着している水分のため、油脂汚染の除去に
際してゴム ・状のねばねばした物質の生成を顕著に防
止する作用を示し、界面活性剤はこの作用を一層助長す
るものである。さらにまた、これらの配合成分は除去作
業後に水洗の必要のあるとき残留汚染の除去に有効に作
用するものである。本発明において主成分として用いる
、常温において液体であり、かつ引火点が50℃以上で
ある、石油製品としては、石油製品のうち灯油軽油、精
製パラフイン油、流動パラフイン及び精製重油等であり
、これらを単独または混合して使用することができる。
また、常温においてグリース状または固体である、ペト
ロラタム、ワゼリン及び固形パラフイン等をJIS4号
または5号の工業用ガソリンまたは灯油等に溶解した混
合物も、その引火点が50℃以上で常温で液体であれば
、本発明において主成分として使用することができる。
以上の主成分に対して配合されるもののうちアルキレン
グリコールエーテルは次の一般式(ここでRはC1〜C
,のアルキレン基で支鎖を有していても良い、R′とR
″は水素、アルキル基、アリル基、置慄アリル基、グリ
シジル基などからえらばれた基であり、両方が同時に水
素となることはない)で示されるものの1つもしくは数
種の混合物を使用する。
前記一般式で示される、アルキレングリコールエーテル
の例を具体的に挙げるならば、メチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ブチ
レングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコー
ルジグリシジルエーテル、エチレングリコールジメチル
エーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチ
レングリコールジブチルエーテル、エチレングリコール
ノニルフエニルエ←テル エチレングリコールモノイソ
プロピルエーテル、エチレングリコールモノイソブチル
エーテル、エチレングリコールモノイソトリルエーテル
、エチレングリコールモノフエニル主一テル及び3−メ
チル3−メトキシブタノール等であり、これらの1種も
しくは数種の混合物を使用する。C2〜C,の脂肪族ア
ルコールとしてはエチルアルコール、n−プロピルアル
コール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコー
ル、アリルアルコール及びイソベンチルアルコール等を
挙げることができ、実用的にみて好ましいものはイソプ
ロピルアルコールである。界面活性剤としては、非イオ
ン、アニオン、カチオン及び両性等いずれの種類のもの
でも良く、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル
、ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル、ポリオ
キシエチレンラウレート、ポリオキシエチレンオレエー
ト等の非イオン系、ドデシルベンゼン硫酸ナトリウム、
ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテルリン酸エステルナトリウム塩、ラウ
ロイルザルコシンナトリウム、コハク酸ジオクチルエス
テル硫酸塩等のアニオン系、ドデシルトリメチルアンモ
ニウムクロライド、ステアリルジオクチルベンジルアン
モニウムブロマイド等のカチオン系、ジメチルアン油ベ
タイン、ドデシルグリシン等の両性系等の界面活性剤を
、単独もしくは数種混合して使用することができ、実用
的にみて好ましいものはコハク酸ジアルキルエステル硫
酸塩である。本発明において、必要に応じて添加される
有機塩基としてはモノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノール
アミン、2−アミノ2−メチル1−プロピルアルコール
、2−アミノ2−メチル1・3−プロパンジオール等を
挙げることができる。これら有機塩基の使用は、本発明
において必須のものではないが、必要に応じてこれら有
機塩基を加えて、PH試験紙でPH7.O〜8.0とな
るよう油脂汚染除去剤を調製することが実用的には好ま
しいものである。本発明の厨房用油脂汚染除去剤中にお
ける各成分の配合比は、主成分である石油製品またはそ
れらの混合物が90〜95重量%、アルキレングリコー
ルエーテル及び脂肪族アルコールがそれぞれ1〜5重量
%、界面活性剤及び有機塩基がそれぞれ1重量%以下で
ある。このほか、実用上商品価値を高めるため、公知の
着色剤、賦香剤(香料)、増粘剤等を必要に応じて適宜
配合することが好ましい。本発明の厨房用油脂汚染除去
剤を調製するには、まず所要量のアルキレングリコール
エーテルと脂肪族アルコールとを混合し、これに所要量
の界面活性剤及び必要に応じ配合するその他の各成分を
溶解し、しかる後主成分たる石油製品またはそれらの混
合物中に、前記混合液を加えて均一に混合することによ
つて容易に製造できる。
また、主成分としてペトロラタム、固形パラフイン等を
工業用ガソリン、灯油等に溶解したものを用いるときに
は、前記混合液を加える以前に主成分の混合物を別途調
製しておけば良い。以上のようにして調製した本発明の
厨房用油脂汚染除去剤(以下本発明製品という)を用い
て厨房内の油脂汚染を除去するには、一般的には、発泡
ポリウレタンまたは発泡ポリプロピレンのような、所謂
プラスチツクスポンジ片または布片等に本発明製品を含
ませ、これを以て油脂汚染上に本発明製品をまず塗布す
る。この際、汚染部分が壁面とか換気用フードのように
大きいときは、エアゾルスプレー等の手段によつて本発
明製品を吹付塗布しても良い。本発明製品を塗布後通常
5分程度放置すると、油脂汚染は本発明製品によつて溶
解膨潤するから、本発明製品を新らしくかるく含ませた
プラスチツクスポンジ片または布片によつて汚染面を拭
うことによつて、油脂汚染を容易にとり除くことができ
る。もし、この際油脂汚染の溶解したものが一部残つた
としても、換気扇の羽根のように取り外しできるものは
水洗することによつて、また壁面や換気用フード等は水
に浸した雑布によつて拭うことにより、残留油脂汚染は
本発明製品中の界面活性剤の作用により、極めて効果的
に除去されるものである。また、油脂汚染が余り空気酸
化を受けていない軽度のものであるときは、上記のよう
に一旦塗布後時間をおいて本発明製品によつて再度拭は
ずとも、本発明製品を含ませたプラスチツクスポンジ片
、布片または不織布片等によつて単に拭うことにより、
油脂汚染を簡単に除去することができる。
さらに、本発明製品の油脂汚染除去能力は、当然のこと
ながら温度を上げればより強くなるから、本発明製品を
含ませた布片や不織布片をポリ袋などに入れて50ま〜
60℃の温湯中につけて加温し、これにより拭うことに
よりかなり頑固な油脂汚染も容易に除去し得るものであ
る。以上述べたように、本発明製品は入手容易でかつ廉
価な石油製品またはそれらの混合物を主成分としている
ので安価に提供でき、主成分のもつ特有の臭気も賦香剤
の配合によつて打ち消すことができるから、厨房内にお
いて何等支障なく使用することができる。
また、主成分自体の引火点が50℃以上であり、かつ他
の成分の配合によつて本発明製品の引火点はさらに高く
なるので、火気を扱つている厨房においても火災の恐れ
なく安全に使用でき、目的によつてはスプレー吹付を用
いることもできるから、面積の大きな壁面や換気用フー
ド等の油脂汚染除去にも簡便に用いることができる。さ
らに、主成分として石油製品またはそれらの混合物を用
いているにも拘らず、油脂汚染中に水分が含まれている
ときも、本発明製品中に配合されている他の成分の効果
のため、油脂汚染はゴム状のねばねばした物質となるこ
となく、本発明品によつて極めて容易に溶解膨潤し、容
易に拭い去りもしくは水洗によつて除去できるのである
。本発明製品は、このような優れた実用的の効果をもつ
ものである。以下、実施例を述べ、さらに詳細説明する
。実施例 1 本例の本発明製品の性能、比較試験の結果は後に他の実
施例と共に一括して示すことにする。
実施例 2以下の組成により、本文中で説明したように
して本発明製品を調製した。
本品の性能比較試験の結果は後に一括して示す。
実施例 3以下の組成により本発明製品を調製した。
本品の性能比較試験の結果は後に一括して示す。
実施例 4以下の組成により本発明製品を調製した。
本品と前記3種の本発明製品とについて、以下の比較試
験を行なつて油脂汚染除去性能を試験した。
このような囲能試験を行なうに際して、確立した試験方
法は現在ないので、次のようにして試験を行なつた。ま
ず、ごく普通の条件下で油脂汚染の付着した試料を作る
ため、厨房の使用中の調理台の上方1mほどの位置に硬
質塩化ビニル板”を吊し、時々その向きをかえて6ケ月
放置し、その表面上に一様に厚く付着した油脂汚染の層
を作つた。この試料は、調理中に飛散した魚や獣肉等の
油脂とバターや食料油等の蒸気が塵埃と水分と共に付着
し、かつ空気酸化を受けて甚だしく汚れたものである。
この試料面に、前記4種の本発明製品と、比較用として
ガソリン、灯油、イソプロピルアルコール(IPA)及
び一般に市販されている厨房用洗剤(主成分、ノニルフ
エニル系界面活性剤)を10倍に希釈したものとを、そ
れぞれプラスチツクスポンジを用いてたつぷりと塗り付
けた。プラスチツクスポンジ片に、本発明製品と比較用
品とを浸み込ました物を別に用意し、塗布直後(およそ
10〜15秒後)、3分後及び5分後に試料上の汚染面
をそれぞれ拭い、汚染の除去程度を目で観察し、完全に
汚染の除去された時を○、やや除去された時を△及び除
去不十分の時を×と評価した。得られた結果を以下に示
す。上表の結果から明らかなように、本発明製品はいず
れも塗布5分後には厚く固着した油脂汚染を溶解膨潤さ
せ、スポンジによる再拭き取りによつて油脂汚染は完全
に除去されている。
比較に用いた試験品中、灯油のみが本発明製品と同等の
性能を示すが、臭気が強く厨房内で取り扱うのに適さず
、その上、手や指の肌を荒らし好ましくない。ガソリン
及びイソプロピルアルコールも油脂汚染の溶解力があり
、塗布直後引き続きこれらを含んだスポンジ片で何回も
こすれば油脂汚染を除去できるが今回の試験のように塗
布後放置すると揮発してしまい効果を示さない。その上
、いずれも揮発し易く、ガソリンの場合は火災の危険が
あり、イソプロピルアルコールは甚だ不快な臭気を有し
実用に適しない。厨房用洗剤の希釈液は、塗布直後から
油脂汚染はべとべとのゴム状物となり、5分後の再拭き
取りで表面が僅かに除去されるだけで、完全に油脂汚染
を除去することはできない。また、前記性能試験を行う
に当つてさらに比較のために、実施例4の組成中からイ
ソプロピルアルコールを除き、代りにエチレングリコー
ルジグリシジルエーテルを5.0重量%としたもの(4
−A)、およびエチレングリコールジグリシジルエーテ
ルを除き、代りにイソプロピルアルコールを5.0重量
%としたもの(4−B)についても同様にして比較実験
を行つた。その結果、いずれも3分後はX、5分後に△
であり、両成分を併用した本発明の実施例4に比べて性
能の劣ることが確認された。本発明製品は前記のように
油脂汚染を良く除去するが、時にスポンジを用いた再拭
き取りの後に、油脂汚染の溶解したものが若干うすく残
留することもある。しかし、これは乾いた布片またはチ
ッシユペーパ一等で拭い取ることができ、また換気扇の
羽根のように取り外しできるものは、水洗することによ
つて容易に除去することができる。さらに、本発明製品
はスポンジによる再拭き取り後、スポンジより絞り出し
て容器中に保存しておけば、油脂汚染中に含まれていた
塵埃は沈澱するから、液体部分を軽度の油脂汚染除去に
対して再使用することができ経済的である。なお、実施
例1の組成は通常程度の油脂汚染用に、実施例2は厚く
固着し空気酸化されたがんこな油脂汚染用に、実施例3
は壁面のように垂直な面の油脂汚染に適用するように、
実施例4は空気酸化を余り受けていない油脂汚染用に、
それぞれの目的に応じて処方されたものである。以下、
さらに2例の実施例を示す。実施例 5 本品を調製するには、一方でやや加温しながら灯油中に
ワセリンを溶解した上、さらに流動パラフインを加えて
冷却し、一方でイソプロピルアルコールに順次他の成分
を混合溶解し、しかる後、両者を混合して均一な溶液と
する。
本品は実施例3に準する効果を有し、適当な粘度をもつ
ため垂直な壁面に適用するのに好適である。実施例 6 本品は実施例4に準する効果を有している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 常温で液体であり、かつ引火点が50℃以上である
    、石油製品またはそれらの混合物を主成分とし、アルキ
    レングリコールエーテルとC_2〜C_5の脂肪族アル
    コール及び界面活性剤とを配合し、必要に応じてさらに
    有機塩基を加えたことを特徴とする厨房用油脂汚染除去
    剤。 2 アルキレングリコールエーテルが次の一般式▲数式
    、化学式、表等があります▼(ここでRはC_1_〜_
    5のアルキレン基で支鎖を有していても良い、R′とR
    ″は水素、アルキル基、アリル基、置換アリル基、グリ
    シジル基などからえらばれた基であり、両方が同時に水
    素となることはない)で示されるものの1つもしくは数
    種のものである特許請求の範囲第1項記載の厨房用油脂
    汚染除去剤。 3 脂肪族アルコールがイソプロピルアルコールである
    特許請求の範囲第1項記載の厨房用油脂汚染除去剤。 4 界面活性剤がコハク酸ジアルキルエステル硫酸塩で
    ある特許請求の範囲第1項記載の厨房用油脂汚染除去剤
JP14562978A 1978-11-24 1978-11-24 厨房用油脂汚染除去剤 Expired JPS598399B2 (ja)

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