JPS599273B2 - エレクトロスラグ溶接用ワイヤ - Google Patents
エレクトロスラグ溶接用ワイヤInfo
- Publication number
- JPS599273B2 JPS599273B2 JP2052077A JP2052077A JPS599273B2 JP S599273 B2 JPS599273 B2 JP S599273B2 JP 2052077 A JP2052077 A JP 2052077A JP 2052077 A JP2052077 A JP 2052077A JP S599273 B2 JPS599273 B2 JP S599273B2
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- JP
- Japan
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- wire
- welding
- electroslag welding
- tensile strength
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K35/00—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
- B23K35/22—Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
- B23K35/24—Selection of soldering or welding materials proper
- B23K35/30—Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 1550°C
- B23K35/3053—Fe as the principal constituent
- B23K35/3073—Fe as the principal constituent with Mn as next major constituent
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Nonmetallic Welding Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、溶接後の熱処理を行なつた場合に50に9/
一以上の引張強度を有し、しかも優れた衝撃値を有する
溶着金属を与える為のエレクトロスラグ溶接用ワイヤに
関するものである。
一以上の引張強度を有し、しかも優れた衝撃値を有する
溶着金属を与える為のエレクトロスラグ溶接用ワイヤに
関するものである。
従来超厚板のエレクトロスラグ溶接においては、溶接終
了後に熱処理を行なつて溶着金属及びその熱影響部を調
質し、良好な衝値賃を得る様にしている。
了後に熱処理を行なつて溶着金属及びその熱影響部を調
質し、良好な衝値賃を得る様にしている。
しかし高強度の母材を溶接する場合におい・ては、溶接
後に熱処理を行なつても良好な衝撃値が得られない場合
も多く、確実性が乏しいと言われている。また現在行な
われている上記熱処理法は加熱後急冷することを要点と
しており、オーステナイト化温度まで昇温したのち、衝
風冷却、水噴霧冷却、油冷却等の急冷方法が採用されて
いる。その為冷却装置や運搬装置等の大がかりな設備が
要求されるだけでなく急冷時の変形を避けることができ
ず、この点からしても良い方法とは言えない。この様な
ところから、徐冷法によつて高強度且つ高衝撃度の溶着
金属を得ようとすることも考えられたが、従来のエレク
トロスラグ溶接用ワイヤでは良好な結果が侍られないこ
とを知つた。
後に熱処理を行なつても良好な衝撃値が得られない場合
も多く、確実性が乏しいと言われている。また現在行な
われている上記熱処理法は加熱後急冷することを要点と
しており、オーステナイト化温度まで昇温したのち、衝
風冷却、水噴霧冷却、油冷却等の急冷方法が採用されて
いる。その為冷却装置や運搬装置等の大がかりな設備が
要求されるだけでなく急冷時の変形を避けることができ
ず、この点からしても良い方法とは言えない。この様な
ところから、徐冷法によつて高強度且つ高衝撃度の溶着
金属を得ようとすることも考えられたが、従来のエレク
トロスラグ溶接用ワイヤでは良好な結果が侍られないこ
とを知つた。
ちなみに第1表は従来汎用されているエレクトロスラグ
溶接用ワイヤの化学成分及びTlSO値(70C+14
Si+8.8Mn+3.5M0+1.8Cr:但し元素
記号は各成分の重量%を示す)を示し、その右欄は、こ
れらのワイヤを使用して厚板(SB49、板厚50mm
)をエレクトロスラグ溶接した場合において、900′
C/1時間保持後空冷し、更に625℃/2時間保持後
炉冷した時の引張強さ及び衝撃値(0℃)を示したもの
であるが、引張強さと衝撃値の関係は定性的にみてほぼ
反比例の関係にあり、両特性を共に満足する様なワイヤ
は存在しない。
溶接用ワイヤの化学成分及びTlSO値(70C+14
Si+8.8Mn+3.5M0+1.8Cr:但し元素
記号は各成分の重量%を示す)を示し、その右欄は、こ
れらのワイヤを使用して厚板(SB49、板厚50mm
)をエレクトロスラグ溶接した場合において、900′
C/1時間保持後空冷し、更に625℃/2時間保持後
炉冷した時の引張強さ及び衝撃値(0℃)を示したもの
であるが、引張強さと衝撃値の関係は定性的にみてほぼ
反比例の関係にあり、両特性を共に満足する様なワイヤ
は存在しない。
即ち第1表に見られる通り、ワイヤA,B,D,Eでは
衝撃値が比較的良好であるにかかわらず十分な引張強さ
が得られておらず、又ワイヤC,F,G,H,Iでは良
好な引張強さが得られているにかかわらず衝撃値が低く
、結局満足し得るものではない。
衝撃値が比較的良好であるにかかわらず十分な引張強さ
が得られておらず、又ワイヤC,F,G,H,Iでは良
好な引張強さが得られているにかかわらず衝撃値が低く
、結局満足し得るものではない。
本発明はこの様な事情に着目してなされたものであつて
、溶接後の熱処理に際して徐冷法を採用しつつ、50k
g/Md以上の高い引張強さを有するだけでなく良好な
衝撃値を満足し得る様な溶着金属を与えるエレクトロス
ラグ溶接用ワイヤを提供しようとするものである。
、溶接後の熱処理に際して徐冷法を採用しつつ、50k
g/Md以上の高い引張強さを有するだけでなく良好な
衝撃値を満足し得る様な溶着金属を与えるエレクトロス
ラグ溶接用ワイヤを提供しようとするものである。
この様な目的を達成するべく種々検討を重ねたところ、
ワイヤの化学成分特に、C,Mn,MO及びSiの含有
量が重大な役割を有していることを見出し絃に本発明の
完成をみるに至つた。
ワイヤの化学成分特に、C,Mn,MO及びSiの含有
量が重大な役割を有していることを見出し絃に本発明の
完成をみるに至つた。
即ち本発明のワイヤとは、Cく0.10%、Mn:2.
00〜3.00%、MO:0.15〜0.70%、Si
:0.10・〜0.40%を必須成分とし、残部は不可
避の不純物及び鉄を含むと共に、70C+14Si+8
.8Mn+3.5M0≧27(但し元素記号は各成分の
重量?を示す)なる条件を満足し得るワイヤであつて、
このワイヤによつて引?隼さと衝撃値を同時に満足し得
る溶着金属を得ることができた。
00〜3.00%、MO:0.15〜0.70%、Si
:0.10・〜0.40%を必須成分とし、残部は不可
避の不純物及び鉄を含むと共に、70C+14Si+8
.8Mn+3.5M0≧27(但し元素記号は各成分の
重量?を示す)なる条件を満足し得るワイヤであつて、
このワイヤによつて引?隼さと衝撃値を同時に満足し得
る溶着金属を得ることができた。
又本研究の過程において、前記必須成分の他に、B<0
.015%、Ti<0.10%、Al<0.25%、V
く0.05%、Crく0.30%及びNiく6.0%か
らなる群より選ばれた1種以上の金属を含有する場合で
あつても、70C+14Si+8.8Mn+3.5M0
+1.8Cr+5.3Ni+26.3V〉27(但し元
素記号は各成分の重量?を示す)なる条件を満足し得る
ワイヤであれば本発明の目的が十分達成されることを知
つた。
.015%、Ti<0.10%、Al<0.25%、V
く0.05%、Crく0.30%及びNiく6.0%か
らなる群より選ばれた1種以上の金属を含有する場合で
あつても、70C+14Si+8.8Mn+3.5M0
+1.8Cr+5.3Ni+26.3V〉27(但し元
素記号は各成分の重量?を示す)なる条件を満足し得る
ワイヤであれば本発明の目的が十分達成されることを知
つた。
以下前記各要件を中心に本発明の構成及び作用効果を説
明するが、下記説明及び特許請求の範囲における実施態
様項として述べた説明は本発明を制限するものではなく
、前・後記の主旨に徴して変更実施することは本発明の
技術的範囲に属することである。
明するが、下記説明及び特許請求の範囲における実施態
様項として述べた説明は本発明を制限するものではなく
、前・後記の主旨に徴して変更実施することは本発明の
技術的範囲に属することである。
一般に50kg/Md以上の高張力鋼で且つ板厚が10
0mmを越える超厚板にあつては常温強度及び高温強度
を得る為に炭素量を高くすることが行なわれている。
0mmを越える超厚板にあつては常温強度及び高温強度
を得る為に炭素量を高くすることが行なわれている。
ところがエレクトロスラグ溶接においては大入熱が使用
され母材の溶け込み率が大きいので、母材中の炭素は必
然的に希釈され溶着金属中に移行してくる。ところが溶
着金属中に混在する炭素が衝撃値を低下させることは周
知の通りであるから、ここで使用されるエレクトロスラ
グ溶接用ワイヤにおける炭素含有量は予め低いめにして
おくことが望ましいと考えられる。第1図は、ワイヤ中
の炭素含有量と溶着金属の衝撃値との関係を示すグラフ
で、母材鋼種はSB49、ワイヤ中の他の成分はMn:
0.90〜1.40%、MO:0.10−0.35%、
Si:0.05〜0.30%、残部:不可避的不純物及
び鉄であつた。尚同図にプロツトした衝撃値は、安全性
を考慮し数多くの実験結果から最低値を選んでいる。第
1図から明白な様に、通常要求される衝撃値VEO〉2
,1k9−mを満足するには、ワイヤの炭素量として0
.10%以下にすることが必要であり、更に1級上位の
EO≧2.8k9−mを満足させる為には0.07%以
下にしなければならないことが判つた。次にMn及びM
Oであるが、これらの両金属は溶着金属の強度を増大さ
せると共に結晶粒を微細化させる作用を有し、例えばM
n量が2.00%未満であれば十分な強度が得られず、
又MOが0.15%未満であると母材によつて希釈され
る影響が大きく、やはり満足すべき強度が得られないこ
とを知つた。
され母材の溶け込み率が大きいので、母材中の炭素は必
然的に希釈され溶着金属中に移行してくる。ところが溶
着金属中に混在する炭素が衝撃値を低下させることは周
知の通りであるから、ここで使用されるエレクトロスラ
グ溶接用ワイヤにおける炭素含有量は予め低いめにして
おくことが望ましいと考えられる。第1図は、ワイヤ中
の炭素含有量と溶着金属の衝撃値との関係を示すグラフ
で、母材鋼種はSB49、ワイヤ中の他の成分はMn:
0.90〜1.40%、MO:0.10−0.35%、
Si:0.05〜0.30%、残部:不可避的不純物及
び鉄であつた。尚同図にプロツトした衝撃値は、安全性
を考慮し数多くの実験結果から最低値を選んでいる。第
1図から明白な様に、通常要求される衝撃値VEO〉2
,1k9−mを満足するには、ワイヤの炭素量として0
.10%以下にすることが必要であり、更に1級上位の
EO≧2.8k9−mを満足させる為には0.07%以
下にしなければならないことが判つた。次にMn及びM
Oであるが、これらの両金属は溶着金属の強度を増大さ
せると共に結晶粒を微細化させる作用を有し、例えばM
n量が2.00%未満であれば十分な強度が得られず、
又MOが0.15%未満であると母材によつて希釈され
る影響が大きく、やはり満足すべき強度が得られないこ
とを知つた。
しかしMnやMOを余り多くすると硬さが増大するのみ
で却つて衝撃値を低下させる恐れがあり、夫々3.00
%及び0.70%を上限とみなすべきであることを知つ
た。11110MnやMOの効果についてはある程度知
られているが、前述の如き溶接後の熱処理を施す場合に
おいては、これらの効果が特に顕著にあられれることを
知つた。
で却つて衝撃値を低下させる恐れがあり、夫々3.00
%及び0.70%を上限とみなすべきであることを知つ
た。11110MnやMOの効果についてはある程度知
られているが、前述の如き溶接後の熱処理を施す場合に
おいては、これらの効果が特に顕著にあられれることを
知つた。
次に脱酸効果の高いSiであるが、0.10%未満では
脱酸効果が不十分で溶着金属中に気孔の発生を見ること
があり不都合である。他方上限については、脱酸効果に
のみ着目すればそれほど重要ではないが、焼準若しくは
高温焼鈍の如き熱処理を施す場合にはSlによる衝撃値
低下効果が著しく、0.40%を越えて含有させること
は好ましくない。以上の如くC.Mn.MO及びSiに
ついて夫夫規定された範囲内で含有するワイヤであれは
、溶接後の熱処理によつて衝撃値の改善が大幅に達成さ
れるが、本発明における他の目的(50kν籠以上の引
張強さを得ること)を達成する為には更に他の要件を満
足しなければならないことを知つた。
脱酸効果が不十分で溶着金属中に気孔の発生を見ること
があり不都合である。他方上限については、脱酸効果に
のみ着目すればそれほど重要ではないが、焼準若しくは
高温焼鈍の如き熱処理を施す場合にはSlによる衝撃値
低下効果が著しく、0.40%を越えて含有させること
は好ましくない。以上の如くC.Mn.MO及びSiに
ついて夫夫規定された範囲内で含有するワイヤであれは
、溶接後の熱処理によつて衝撃値の改善が大幅に達成さ
れるが、本発明における他の目的(50kν籠以上の引
張強さを得ること)を達成する為には更に他の要件を満
足しなければならないことを知つた。
この要件とは、例えば第1表からも帰納される如くTl
SO値(70C+14S1+8,8Mn+3.5M0+
1.8Cr:但しCr含有量が零である時は最終項も零
になる)が高いことであつた。そして数多くの実験を積
み重ねた結果、50k9/MfL以上の引張強さを得る
為には、TlSO値として少なくとも27以上になるこ
とが必要であることを知つた。この結果前記各条件を満
足するワイヤである限り本発明の目的は十分に達成され
ることを知つたが、本研究の過程において更に他の成分
についても重要な役割を占めることがあることを知つた
。
SO値(70C+14S1+8,8Mn+3.5M0+
1.8Cr:但しCr含有量が零である時は最終項も零
になる)が高いことであつた。そして数多くの実験を積
み重ねた結果、50k9/MfL以上の引張強さを得る
為には、TlSO値として少なくとも27以上になるこ
とが必要であることを知つた。この結果前記各条件を満
足するワイヤである限り本発明の目的は十分に達成され
ることを知つたが、本研究の過程において更に他の成分
についても重要な役割を占めることがあることを知つた
。
その成分とは、B,Tl,Al,,Cr,Niであり、
B〈0.015%、Ti<0.10%、Alく0.25
%、〈0.05%、Cr〈0.30%、Niく6.0%
の条件を満足する各元素を1種若しくは2種以上配合し
ている場合は更に好適な結果が得られた。これらの金属
は夫々強度を向上させる上で効果的であるが、特にB,
Tl,Al及びは単独で若しくは併用により柱状晶の粗
大化を防ぐだけでなく、Nlと同様溶着金属の衝撃値を
向上させる効果も著じるしい。もつともこれらの元素を
含有する場合でも前記TlSO値は27以上であること
が必要であるが、B,Ti,AlはTlSO値に与える
影響が少ないからほぼ無視してもよく、結局TlSO値
は下記計算式によつて与えられる。70C+14Si+
8.8Mn+3.5M0+1.8Cr+5.3Ni+2
6.3V尚TlSO値は前述の如く規定されるが、より
具体的には、溶着金属の強度レベルが母材の強度レベル
と同一若しくはそれ以上であることが望ましく、TlS
O+23(純鉄の完全焼きまし後の最低引張強さ値)が
母材の強度規格の最低値より大きいことが推奨される。
B〈0.015%、Ti<0.10%、Alく0.25
%、〈0.05%、Cr〈0.30%、Niく6.0%
の条件を満足する各元素を1種若しくは2種以上配合し
ている場合は更に好適な結果が得られた。これらの金属
は夫々強度を向上させる上で効果的であるが、特にB,
Tl,Al及びは単独で若しくは併用により柱状晶の粗
大化を防ぐだけでなく、Nlと同様溶着金属の衝撃値を
向上させる効果も著じるしい。もつともこれらの元素を
含有する場合でも前記TlSO値は27以上であること
が必要であるが、B,Ti,AlはTlSO値に与える
影響が少ないからほぼ無視してもよく、結局TlSO値
は下記計算式によつて与えられる。70C+14Si+
8.8Mn+3.5M0+1.8Cr+5.3Ni+2
6.3V尚TlSO値は前述の如く規定されるが、より
具体的には、溶着金属の強度レベルが母材の強度レベル
と同一若しくはそれ以上であることが望ましく、TlS
O+23(純鉄の完全焼きまし後の最低引張強さ値)が
母材の強度規格の最低値より大きいことが推奨される。
次に不可避的不純物のうち特に影響の大きい元素として
S及びNについて説明を加える。
S及びNについて説明を加える。
エレクトロスラグ溶接の特徴は超厚板と言えども1パス
で溶接する点にあり、溶着金属は熱履歴が少ない為に粗
大な柱状結晶になり易い。
で溶接する点にあり、溶着金属は熱履歴が少ない為に粗
大な柱状結晶になり易い。
その為低融点の不純物は粒界に集まり易く、特にSは割
れの誘因になる。しかも高炭素鋼を母材とし前述の如き
熱処理を加える場合には衝撃値低下効果が特に大きく、
これらの悪影響を避ける為にはSの含有量を0.03%
以下に抑えることが推められる。次にNであるが、当分
野においてよく知られている様にNは衝撃値を低下させ
る効果が大きい。第2図は、C:0.04〜0.1%、
Mn:0.90〜1.40%、MO:0.10−0.3
5%、Si:0.05〜0.30%のエレクトロスラグ
溶接用ワイヤを使用し第1図の場合と同じ母材を溶接し
同一条件で熱処理したときにおけるN含有量と衝撃値の
関係を示すもので、第1図の場合と同じく最低値をプロ
ツトしている。第2図から明白なようにN含有量が高ま
るにつれて衝撃値が低下しており、VEO〉2.11<
9−mを与える為には0.01%以下に抑えるべきであ
ることが判る。本発明は以上の如く構成されているので
、溶接条件、熱処理温度、徐冷条件等にかかわりなく、
常に高い引張強さと衝撃値が得られており、エレクトロ
スラグ溶接の適応範囲を更に広め得ることとなつた。
れの誘因になる。しかも高炭素鋼を母材とし前述の如き
熱処理を加える場合には衝撃値低下効果が特に大きく、
これらの悪影響を避ける為にはSの含有量を0.03%
以下に抑えることが推められる。次にNであるが、当分
野においてよく知られている様にNは衝撃値を低下させ
る効果が大きい。第2図は、C:0.04〜0.1%、
Mn:0.90〜1.40%、MO:0.10−0.3
5%、Si:0.05〜0.30%のエレクトロスラグ
溶接用ワイヤを使用し第1図の場合と同じ母材を溶接し
同一条件で熱処理したときにおけるN含有量と衝撃値の
関係を示すもので、第1図の場合と同じく最低値をプロ
ツトしている。第2図から明白なようにN含有量が高ま
るにつれて衝撃値が低下しており、VEO〉2.11<
9−mを与える為には0.01%以下に抑えるべきであ
ることが判る。本発明は以上の如く構成されているので
、溶接条件、熱処理温度、徐冷条件等にかかわりなく、
常に高い引張強さと衝撃値が得られており、エレクトロ
スラグ溶接の適応範囲を更に広め得ることとなつた。
次に本発明の実施例を説明する。
実施例 1
板厚120mmの母材(SB49N)を下記の条件でエ
レクトロスラグ溶接し次いで熱処理を行ない、下記に示
す結果を得た。
レクトロスラグ溶接し次いで熱処理を行ない、下記に示
す結果を得た。
ワイヤの化学成分:
C:0.060%、Mn:2.29%、MO:0.55
%、Si:0.28%、N:0.004%TlSO=3
0.19 母材の化学成分: C:0.25%、Mn:0.82%、Si:0.22%
フシツクスの化学成分:CaO:19%、CaF2:1
0%、MgO:4%、SlO2:39%、MnO:21
%ワイヤ径:3.2m7!Lφ 極数.2本 極間距離:75mu 電流・電圧:500A,45V 開先間隔:35mm 熱処理:9000C/4時間保持炉冷+6254C/8
時間保持後炉冷継手強度 引張強さ:51.5k9/M77l 衝撃値(VEO):5.11kg−m 実施例 2 板厚111mmの母材(A5l6G7O)を使用し下記
の結果を得た。
%、Si:0.28%、N:0.004%TlSO=3
0.19 母材の化学成分: C:0.25%、Mn:0.82%、Si:0.22%
フシツクスの化学成分:CaO:19%、CaF2:1
0%、MgO:4%、SlO2:39%、MnO:21
%ワイヤ径:3.2m7!Lφ 極数.2本 極間距離:75mu 電流・電圧:500A,45V 開先間隔:35mm 熱処理:9000C/4時間保持炉冷+6254C/8
時間保持後炉冷継手強度 引張強さ:51.5k9/M77l 衝撃値(VEO):5.11kg−m 実施例 2 板厚111mmの母材(A5l6G7O)を使用し下記
の結果を得た。
ワイヤの化学成分:
C:0.055%、Mn:2.60%、MO:0.44
%.Si:0.38%、N:0.005%T,SO−3
3.6 母材の化学成分: C:0.24%、Mn:1.13%、Si:0.27%
フラツクスの化学成分:実施例1と同じワイヤ径:3.
2mmφ 極数:2本 極間距離:65m1L 電流・電圧:500A,45 開先間隔:35mm 熱処理:90『C/3時間保持後炉冷+625.C/6
時間保持後炉冷継手強度. 引張強さ:54.6kg/Md 衝撃値(VEO):4,8kg−m 実施例 3 板厚90mmの母材(SB49N)を使用し下記の結果
を得た。
%.Si:0.38%、N:0.005%T,SO−3
3.6 母材の化学成分: C:0.24%、Mn:1.13%、Si:0.27%
フラツクスの化学成分:実施例1と同じワイヤ径:3.
2mmφ 極数:2本 極間距離:65m1L 電流・電圧:500A,45 開先間隔:35mm 熱処理:90『C/3時間保持後炉冷+625.C/6
時間保持後炉冷継手強度. 引張強さ:54.6kg/Md 衝撃値(VEO):4,8kg−m 実施例 3 板厚90mmの母材(SB49N)を使用し下記の結果
を得た。
ワイヤの化学成分:
C:0.04%、Mn:2.12%、MO:0.26%
、Si:0.37%、Ni:1.88%TlSO−36
.9 母材の化学成分: C:0.25%、Mn:0.92%、Si:0.21%
フラツクスの化学成分:実施例1と同じワイヤ径:3.
2mmφ 極数:1本 電流・電圧:500A,45V 開先間隔:30mm 揺動幅:50m71L 熱処理:9000C/2時間保持後炉冷+620でC/
4時間保持後炉冷継手強度゛ 引張強さ:60,9k9/MIL 衝撃値(VEO):6.1k9−m 実施例 4 板厚100mmの母材(SM5OA)を使用し下記の結
果を得た。
、Si:0.37%、Ni:1.88%TlSO−36
.9 母材の化学成分: C:0.25%、Mn:0.92%、Si:0.21%
フラツクスの化学成分:実施例1と同じワイヤ径:3.
2mmφ 極数:1本 電流・電圧:500A,45V 開先間隔:30mm 揺動幅:50m71L 熱処理:9000C/2時間保持後炉冷+620でC/
4時間保持後炉冷継手強度゛ 引張強さ:60,9k9/MIL 衝撃値(VEO):6.1k9−m 実施例 4 板厚100mmの母材(SM5OA)を使用し下記の結
果を得た。
ワイヤの化学成分:
C:0.06%、Mn:2.15%、MO:0.50%
、Sl:0.28%、Ti:0.070%、B:0.0
01%TlSO−28.1母材の化学成分: C:0.15%、Mn:1.35%、Si:0.35%
フラツクスの化学成分:実施例1と同じワイヤ径:3.
2mmφ 極数:2本 極間距離:65mTfL 電流・電圧:450A,50 開先間隔:35闘 熱処理:91『C/1時間保持後炉冷+620℃/4時
間保持後炉冷継手強度. 引張強さ:52。
、Sl:0.28%、Ti:0.070%、B:0.0
01%TlSO−28.1母材の化学成分: C:0.15%、Mn:1.35%、Si:0.35%
フラツクスの化学成分:実施例1と同じワイヤ径:3.
2mmφ 極数:2本 極間距離:65mTfL 電流・電圧:450A,50 開先間隔:35闘 熱処理:91『C/1時間保持後炉冷+620℃/4時
間保持後炉冷継手強度. 引張強さ:52。
6k9/M7l
衝撃値:7.7kg−m
第1,2図はいずれも本発明の結果を示すグラフである
。
。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 溶接後熱処理し次いで徐冷される厚肉鋼板溶接継手
のエレクトロスラグ溶接用ワイヤであつて、C≦0.1
0%、Mn:2.00〜3.00%、Mo:0.15〜
0.70%及びSi:0.10〜0.40%を必須成分
として含有し、残部は不可避的不純物及び鉄よりなると
共に、70C+14Si+8.8Mn+3.5Mo≧2
7(但し元素記号は各成分の重量%を示す)なる条件を
満足することを特徴とする、熱処理後50kg/mm^
2以上の引張強さの溶着金属を与えるエレクトロスラグ
溶接用ワイヤ。 2 C≦0.07%である特許請求の範囲第1項記載の
ワイヤ。 3 不可避的不純物としてのSを0.03%以下に抑え
てなる特許請求の範囲第1又は2項記載のワイヤ。 4 不可避的不純物としてのNを0.01%以下に抑え
てなる特許請求の範囲第1、2又は3項記載のワイヤ。 5 溶接後熱処理し次いで徐冷される厚肉鋼板溶接継手
のエレクトロスラグ溶接用ワイヤであつて、C≦0.1
0%、Mn:2.00〜3.00%、Mo:0.15〜
0.70%及びSi:0.10〜0.40%を必須成分
として含有し、且つB≦0.015%、Ti≦0.10
%、Al≦0.25%、V≦0.05%、Cr≦0.3
0%、Ni≦6.0%の1種以上を含有し、残部は不可
避的不純物及び鉄よりなると共に、70C+14Si+
8.8Mn+3.5Mo+1.8Cr+5.3Ni+2
6.3V≧27(但し元素記号は各成分の重量%を示す
)なる条件を満足することを特徴とする。 熱処理後50kg/mm^2以上の引張強さの溶着金属
を与えるエレクトロスラグ溶接用ワイヤ。6 C≦0.
07%である特許請求の範囲第5項記載のワイヤ。 7 不可避的不純物としてのSを0.03%以下に抑え
てなる特許請求の範囲第5又は6項記載のワイヤ。 8 不可避的不純物としてのNを0.01%以下に抑え
てなる特許請求の範囲第5、6又は7項記載のワイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2052077A JPS599273B2 (ja) | 1977-02-26 | 1977-02-26 | エレクトロスラグ溶接用ワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2052077A JPS599273B2 (ja) | 1977-02-26 | 1977-02-26 | エレクトロスラグ溶接用ワイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53106356A JPS53106356A (en) | 1978-09-16 |
| JPS599273B2 true JPS599273B2 (ja) | 1984-03-01 |
Family
ID=12029427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2052077A Expired JPS599273B2 (ja) | 1977-02-26 | 1977-02-26 | エレクトロスラグ溶接用ワイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS599273B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62289762A (ja) * | 1986-06-10 | 1987-12-16 | Tosoh Corp | 生化学反応測定装置 |
| CN112247399A (zh) * | 2020-11-19 | 2021-01-22 | 天津大桥焊丝有限公司 | 一种700MPa级免退火拉拔高强钢气保护实心焊丝 |
-
1977
- 1977-02-26 JP JP2052077A patent/JPS599273B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53106356A (en) | 1978-09-16 |
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