JPH11131177A - 溶接後熱処理の省略可能な中常温圧力容器用鋼板およびその製造方法 - Google Patents

溶接後熱処理の省略可能な中常温圧力容器用鋼板およびその製造方法

Info

Publication number
JPH11131177A
JPH11131177A JP5165798A JP5165798A JPH11131177A JP H11131177 A JPH11131177 A JP H11131177A JP 5165798 A JP5165798 A JP 5165798A JP 5165798 A JP5165798 A JP 5165798A JP H11131177 A JPH11131177 A JP H11131177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
medium
ceq
steel plate
heat treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5165798A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Kurebayashi
勝己 榑林
Shuji Aihara
周二 粟飯原
Susumu Umeki
進 梅木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP5165798A priority Critical patent/JPH11131177A/ja
Publication of JPH11131177A publication Critical patent/JPH11131177A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Steel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接後熱処理の省略可能な中常温圧力容器用
鋼板を提供すること。 【解決手段】 重量%でC:0.02〜0.10%、S
i:0.05〜0.5%、Mn:0.8〜1.6%、P:
0.030%以下、S:0.020%以下、Nb:0.0
03〜0.030%、Ti:0.005〜0.020%、
Al:0.01〜0.08%、N:0.002〜0.00
6%を含有し、残部が鉄および不可避的不純物元素より
なり、6C+Mn:1.2〜2.0、Ceq:0.25〜
0.38、Ppr: 2.0〜40を満足する中常温圧力容
器用鋼板と、前記化学成分の鋼板スラブを950〜13
00℃に加熱し、再結晶温度域で累積圧下率10〜90
%の粗圧延を行い、Ar3 点以上の未再結晶温度域で累
積圧下率10〜90%の仕上圧延を行って冷却速度が1
〜100℃/sで制御冷却する前記鋼板の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、350℃程度の中
温から常温までの温度範囲で用いられる中常温圧力容器
用炭素鋼鋼板(例えば、JIS G 3118(1987)等に準拠)に
関するものであり、特に、溶接後熱処理の省略可能な中
常温圧力容器用鋼板にかかわるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電力需要の増大に伴い、発電プラ
ントの大型化が進んでいる。例えば、原子力発電プラン
トの場合も、原子炉圧力容器本体の大型化に伴い、原子
炉格納容器の大型化が求められている。原子炉格納容器
の大型化に伴って鋼板を厚肉化する場合、板厚が38m
mを超えると溶接後熱処理を実施しなければならないこ
とが通産省令により規定されている。原子炉格納容器の
溶接施工は発電所現地で行われるため、溶接後熱処理
は、設備、作業性、工期等の面で大きなデメリットとな
る。そこで、板厚が38mmを超えても溶接したままで
使用可能な溶接後熱処理の省略可能な鋼板の開発が強く
求められている。
【0003】溶接後熱処理は、溶接継手部を金属のAc
1 変態点以下で、かつ溶接部の性能を改善し溶接残留応
力などの有害な影響を除去するのに十分な温度に均一に
加熱し、一定時間保持した後、均一に冷却する処理であ
ることから、これを省略するためには、溶接による引張
の残留応力が作用した状態でも、脆性破壊を防止出来る
程度の溶接熱影響部(Heat Affected Z
one:以下、HAZ)の靭性を確保することが必要と
なる。
【0004】従来、原子炉格納容器用の鋼板としては、
引張強度が480〜590MPaで、焼きならし法によ
り製造される中常温圧力容器用炭素鋼鋼板(JIS規格
G3118 SGV480)が用いられることが多い
が、この技術の延長線上で合金元素の添加による厚肉化
を進めた場合、溶接部の靭性が低下するため、溶接後熱
処理を省略することは出来ない。
【0005】圧力容器用鋼板で高い靭性を得る手法につ
いては、特公平2−4673号公報に記載されている。
ここに開示されている技術は、P、S、AlNとしての
Nの量を規定することにより、焼準(N) −焼入れ
(Q) −焼きもどし(T) −応力除去焼鈍(SR) 後の
オーステナイト粒を細粒化し、鋼板の靭性を向上させる
ことを特徴とする高靭性圧力容器用鋼に関するものであ
る。
【0006】圧力容器用鋼板で溶接部の靭性を向上させ
る手法については、特公昭56−29951号公報に記
載されている。ここに開示されている技術は、Nb、M
oを含有し、Ceq、Pcmを規定することにより、母
材およびボンド部の靭性を向上させ、かつ使用温度での
母材強度を確保できる、焼準(N) −焼き戻し(T)を
施して使用することを特徴とする圧力容器用鋼板に関す
るものである。
【0007】圧力容器用鋼板で溶接後熱処理を省略する
手法については、特公平6−35618号公報に記載さ
れている。ここに開示されている技術は、低炭素Cr−
Mo系低合金鋼を特定の温度条件で熱間圧延し、その後
焼き入れ(Q) 、焼き戻し(T) 処理することにより、
溶接部の硬さの上昇を抑制することを特徴とする、溶接
後熱処理が不要な圧力容器用鋼の製造方法に関するもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、溶接後熱処理
を省略するにあたっては、以下の問題点が挙げられる。
高い靭性を得る手法について、特公平2−4673号公
報に開示されている技術は、Cの添加量が0.15〜
0.23%であり、0.02〜0.10%とする本発明
とは化学成分の範囲が異なる。また、これは鋼板母材に
関する技術であって溶接部に関する記載はなく、この手
法により溶接後熱処理を省略することは出来ない。
【0009】溶接部の靭性に関して、特公昭56−29
951号公報に開示されている技術は、Ceqが0.4
5〜0.54の範囲であり、0.25〜0.38とする
本発明とはその範囲が異なる。また、溶接後熱処理に関
する記載がなく、低温割れを防止するための予熱温度が
100℃であることから、この手法により溶接後熱処理
を省略するのは実質的に不可能である。
【0010】溶接後熱処理を省略する手法について、特
公平6−35618号公報に開示されている技術は、C
rの含有量が0.6〜2.5%であり、選択元素として
Crを0.05〜0.50%含有する本発明とは化学成
分の範囲が異なる。また、TiをBとともに添加する必
要がある点でも、Tiを単独で添加しBは不可避的不純
物である本発明とは化学成分が異なる。さらに、溶接部
については硬さについての記載しかなくHAZ靭性につ
いては不明であり、また、製造される板厚は実質的に3
6mmまでであり、38mm以上の鋼板について溶接後
熱処理が省略できるかどうかについては不明である点が
問題であった。
【0011】これら従来の技術の問題点に鑑み、本発明
は、常温と中温での良好な母材強度と優れた溶接継手特
性を併せ持つことにより、溶接後熱処理の省略可能な中
常温圧力容器用鋼板およびその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、溶接後熱
処理を省略するため、中常温圧力容器用鋼板の成分およ
び製造方法により、HAZ靭性、中温強度、常温強度に
ついて種々の検討を行った結果、次に示す新しい知見を
発見するに至った。
【0013】まず、HAZ靭性については、HAZの結
晶粒径を細粒化させる作用があるNbとTiを添加し、
さらにNを細粒化に有効なTiとの割合になるように添
加した上で、HAZ靭性に大きく影響するCとMnの量
を限定し、Ceqを従来の中常温圧力容器では母材強度
が不足するため不可能であった低いレベルに下げること
により、従来材では得られない高いHAZ靭性を達成で
きることを見出した。
【0014】次に、制御圧延で導入された転位の回復に
よる中温強度の低下については、析出により母材強度を
向上させる作用があるNb、Mo、Vをある範囲内で添
加することにより、従来材と同等の中温強度を確保でき
ることを見出した。
【0015】さらに、合金元素の低減に伴う常温強度の
低下については、上記の成分に加えて母材の強度を向上
させるCu、Ni、Crの添加により常温強度が上昇す
ることを見出した。また、再結晶域圧延と未再結晶域圧
延を行った後に制御冷却し、途中で冷却を停止するか、
あるいは常温近くまで冷却した後に焼き戻しを行うこと
により、従来材と同等の常温強度が得られることを見出
した。本発明は、上記の限定条件を組み合わせて実施す
ることにより、初めて溶接後熱処理の省略を達成するも
のである。
【0016】すなわち、本発明の要旨は下記の通りであ
る。 (1)重量%で C : 0.02〜0.10%、 Si: 0.05〜0.5%、 Mn: 0.8〜1.6%、 P : 0.030%以下、 S : 0.020%以下、 Nb: 0.005〜0.030%、 Ti: 0.005〜0.030%、 Al: 0.01〜0.08%、 N : 0.002〜0.008% を含有し、残部が鉄および不可避的不純物元素よりな
り、 6C+Mn: 1.2〜2.0、 Ceq : 0.25〜0.38、 Ppr : 2.0〜40 を満足することを特徴とする、溶接後熱処理の省略可能
な中常温圧力容器用鋼板。ただし、 Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/60+Cr/5
+Mo/4+V/14 Ppr=27Nb1/2 +55Mo1/2 +14V1/2 とする。
【0017】(2)重量%で C : 0.02〜0.10%、 Si: 0.05〜0.5%、 Mn: 0.8〜1.6%、 P : 0.030%以下、 S : 0.020%以下、 Nb: 0.005〜0.030%、 Ti: 0.005〜0.030%、 Al: 0.01〜0.08%、 N : 0.002〜0.008% を含有し、さらに、 Mo: 0.03〜0.50%、 V : 0.005〜0.10% のうち、1種または2種を含有し、残部が鉄および不可
避的不純物元素よりなり、 6C+Mn: 1.2〜2.0、 Ceq : 0.25〜0.38、 Ppr : 2.0〜40 を満足することを特徴とする、溶接後熱処理の省略可能
な中常温圧力容器用鋼板。ただし、 Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/60+Cr/5
+Mo/4+V/14 Ppr=27Nb1/2 +55Mo1/2 +14V1/2 とする。
【0018】(3)重量%で C : 0.02〜0.10%、 Si: 0.05〜0.5%、 Mn: 0.8〜1.6%、 P : 0.030%以下、 S : 0.020%以下、 Nb: 0.005〜0.030%、 Ti: 0.005〜0.030%、 Al: 0.01〜0.08%、 N : 0.002〜0.008% を含有し、さらに Cu: 0.10〜1.0%、 Ni: 0.10〜1.0%、 Cr: 0.05〜0.50% のうち、1種または2種以上を含有し、残部が鉄および
不可避的不純物元素よりなり、 6C+Mn: 1.2〜2.0、 Ceq : 0.25〜0.38、 Ppr : 2.0〜40 を満足することを特徴とする、溶接後熱処理の省略可能
な中常温圧力容器用鋼板。ただし、 Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/60+Cr/5
+Mo/4+V/14 Ppr=27Nb1/2 +55Mo1/2 +14V1/2 とする。
【0019】(4)重量%で C : 0.02〜0.10%、 Si: 0.05〜0.5%、 Mn: 0.8〜1.6%、 P : 0.030%以下、 S : 0.020%以下、 Nb: 0.005〜0.030%、 Ti: 0.005〜0.030%、 Al: 0.01〜0.08%、 N : 0.002〜0.008% を含有し、さらに Mo: 0.03〜0.50%、 V : 0.005〜0.10% のうち、1種または2種を含有し、さらに Cu: 0.10〜1.0%、 Ni: 0.10〜1.0%、 Cr: 0.05〜0.50% のうち、1種または2種以上を含有し、残部が鉄および
不可避的不純物元素よりなり、 6C+Mn: 1.2〜2.0、 Ceq : 0.25〜0.38、 Ppr : 2.0〜40 を満足することを特徴とする、溶接後熱処理の省略可能
な中常温圧力容器用鋼板。ただし、 Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/60+Cr/5
+Mo/4+V/14 Ppr=27Nb1/2 + 55Mo1/2 + 14V1/2 とする。
【0020】(5)(1)〜(4)いずれか1項に記載
の化学成分を有する鋼スラブを、950〜1300℃に
加熱し、再結晶温度域で累積圧下率が10〜90%の粗
圧延を行い、続いてAr3 点以上の未再結晶温度域で累
積圧下率が10〜90%の仕上圧延を行い、直ちに冷却
速度が1〜100℃/sで650〜500℃まで制御冷
却し、室温まで空冷することを特徴とする、溶接後熱処
理の省略可能な中常温圧力容器用鋼板の製造方法。
【0021】(6)(1)〜(4)いずれか1項に記載
の化学成分を有する鋼スラブを、950〜1300℃に
加熱し、再結晶温度域で累積圧下率が10〜90%の粗
圧延を行い、続いてAr3 点以上の未再結晶温度域で累
積圧下率が10〜90%の仕上圧延を行い、直ちに冷却
速度が1〜100℃/sで200℃以下に制御冷却し、
その後、500℃〜650℃で焼き戻しを行うことを特
徴とする、溶接後熱処理の省略可能な中常温圧力容器用
鋼板の製造方法。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の技術的思想と限定
理由について、詳細に説明する。本発明では、前述した
ように、溶接後熱処理を省略するためには溶接による引
張の残留応力が作用した状態でも脆性破壊を防止出来る
程度のHAZ靭性を確保する必要があることから、HA
Z靭性に及ぼす合金元素の影響についてミクロ組織的な
見地から検討した。一般に、軟鋼のHAZには、ベイネ
ティックフェライト、粒界フェライト、上部ベイナイト
が生成するが、490MPa級鋼のHAZは、合金元素
量が増加するため焼入性が上昇し、上部ベイナイトの割
合が増加するため、HAZ靭性が低下する。
【0023】そこで、まず添加元素の中でも特に焼入性
に大きく影響を及ぼすCとMnの量について検討した。
0.02%Nbと0.01%Tiを含有し、CとMnの
量をC:0.02〜0.10%、Mn:0.8〜1.6
%の範囲で変化させた鋼塊を1150℃に加熱し、11
00℃から再結晶域圧延を行い、830℃から未再結晶
域圧延を行った後に、室温まで制御冷却し、さらに50
0℃で焼き戻しをして得られた50mm厚の鋼板につい
て、常温で引張試験を行い、さらに、最高加熱温度が1
400℃、800〜500℃までの冷却時間が23秒の
条件で溶接再現熱サイクルを付与した後、シャルピー衝
撃試験を実施した。引張強度とHAZ靭性に及ぼすCと
Mnの量の影響について種々検討した結果を図1に示
す。
【0024】この図からわかるように、C:0.02〜
0.10%、Mn:0.8〜1.6%の範囲で、かつ6
C+Mnの値が1.2〜2.0となる場合に、良好なH
AZ靭性と母材強度を得ることができ、CとMnの量が
それぞれ上記の範囲内であったとしても、6C+Mnが
1.2未満では母材強度が不足し、2.0超では焼入性
が上昇して上部ベイナイトの割合が増加し、HAZ靭性
が劣化することを見出した。
【0025】次に、CとMnも含めた他の合金元素によ
る焼入性への影響について検討した。焼入性が上昇する
と、HAZの最高硬さも上昇する。HAZの最高硬さは
冷却速度が一定の場合は化学成分で決まり、添加元素の
影響を炭素に対する割合で評価した炭素当量式により評
価できることが知られている。日本では次式に示すWE
Sから提案されている炭素当量式が多く用いられる。 Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/60+Cr/5+
Mo/4+V/14 そこで、図1で用いたシャルピー衝撃試験結果と引張強
度をCeqについて整理し直し、これを図2に示す。
【0026】この図からわかるように、Ceqが0.2
5〜0.38の範囲で、良好なHAZ靭性と母材強度が
得られるが、0.25未満では十分な母材強度が得られ
ず、また0.38超では、上部ベイナイトが増加するた
め、十分なHAZ靭性が得られないことが明らかとなっ
た。ここで、さらに好ましくは、上限値としては0.3
6以下である。
【0027】本発明では、制御圧延による転位強化を利
用して母材強度を確保しているが、350℃程度の中温
では転位の回復が起こるため、従来の焼きならし材に比
べて350℃での降伏応力が若干低下する傾向がある。
そこで、500〜650℃での焼き戻し時に炭化物を析
出させることにより、焼き戻し温度よりも350℃での
母材強度を向上させる方法について検討した。
【0028】種々の析出強化元素について検討した結
果、350℃での強度確保に有効と考えられるNb、M
o、Vについて、これらの添加量を変化させた鋼塊を1
150℃に加熱し、1100℃から再結晶域圧延を行
い、830℃から未再結晶域圧延を行った後に、室温ま
で制御冷却し、さらに500℃で焼き戻しをして得られ
た50mm厚の鋼板について、350℃での引張試験を
行った。合金元素添加による350℃での降伏応力の上
昇代と合金元素量の関係を図3に示す。
【0029】この図からわかるように、350℃での降
伏応力は、微量のNb、Mo、Vを添加することにより
向上し、添加量を増やしていくとその効果は飽和してい
くことが明らかとなった。この図から、各元素による降
伏応力の上昇率は、Nb:27MPa・% -1/2 、 M
o:55MPa・% -1/2 、 V:14MPa・% -1/2
であった。従って、これらの元素による350℃降伏応
力に対する当量式は、これを析出強化パラメーターPp
rとすると、 Ppr=27Nb1/2 + 55Mo1/2 + 14V1/2 で表すことが出来る。
【0030】Pprが2.0未満では、析出強化元素に
よる350℃での降伏応力の向上を期待することは出来
ず、また、40超ではHAZに島状マルテンサイトを生
成しやすくなるだけでなく、多層盛り溶接時には後続パ
スによる焼き戻しにより局所的な析出が生じて、HAZ
靭性が低下する。従って、Pprを2.0〜40の範囲
に限定することにより、良好な中温強度とHAZ靭性が
得られることを見出した。
【0031】なお、製造方法としては、500℃〜65
0℃での焼き戻しにより鋼板を製造した場合だけでな
く、圧延後に650〜500℃で制御冷却を停止し、空
冷して製造した場合についても、同様の効果を得ること
が出来る。
【0032】本発明では、母材強度とHAZ靭性を確保
するため、上記に述べた条件だけではなく、化学成分に
ついてもその範囲を限定する必要がある。Cは、母材強
度を確保する上で重要な元素である。0.02%未満で
は母材強度の確保が困難であり、0.10%超ではHA
Z硬さが上昇し、島状マルテンサイトの生成量も多くな
り、HAZ靭性が劣化するため、0.02〜0.10%
の範囲とした。
【0033】Siは、脱酸および母材強度の向上に有効
な元素である。0.05%未満では母材強度の向上が得
られず、0.5%超では母材靭性およびHAZ靭性が劣
化するため、0.05〜0.5%の範囲とした。
【0034】Mnは、母材強度の向上およびMnSとし
てSを固定する上で重要な元素である。0.8%未満で
は十分な母材強度が得られず、1.6%超ではHAZの
硬さが上昇し、島状マルテンサイトを生成して、HAZ
靭性が低下するため、0.8〜1.6%の範囲とした。
【0035】Pは、鋼中にミクロ偏析し、粒界脆化を起
こしやすくさせる元素である。0.030%超では、そ
の影響が顕著となるため、0.030%以下とした。
【0036】Sは、鋼中で粗大で伸長したMnSを形成
し、材質の異方性を生じ、靭性を低下させる元素であ
る。0.020%超ではその影響が顕著となるため、
0.020%以下とした。
【0037】Nbは、圧延時に結晶粒界の移動を妨げる
ことにより再結晶を抑制し、未再結晶温度域での圧延を
可能にし、結晶粒径を細粒化して母材強度を上昇させ、
HAZ組織を細粒にしてHAZ靭性を向上させ、さら
に、焼き戻し時にNbCを生成して、350℃程度の中
温での降伏応力を向上させるため、本発明で必須の元素
である。0.003%未満ではこれらの効果が十分に得
られず、0.030%超では島状マルテンサイトを形成
してHAZ靭性を低下させるため、0.003〜0.0
30%の範囲とした。
【0038】Tiは、Nと結合してTiNを生成し、H
AZ組織を細粒化して、HAZ靭性を向上させるため、
本発明で必須の元素である。Tiが0.005%未満で
は、これらの効果が十分に得られず、0.030%超で
は炭化物を生成して靭性を低下させるため、0.005
〜0.030%の範囲とした。なお、TiとNの添加割
合は2.0〜3.4の範囲が好ましい。
【0039】Alは、固溶Nの固定および脱酸に有効な
元素である。0.01%未満では、これらの効果が十分
に得られず、0.08%超では、粗大な介在物を生成し
て靭性を低下させるため、0.01〜0.08%の範囲
とした。
【0040】Nは、上述したようにTiNを生成するた
め、本発明で必須の元素である。0.002%未満では
TiNを十分に生成できず、0.008%超では固溶N
により靭性が低下するため、0.002〜0.008%
の範囲とした。
【0041】Moは、焼入性を上げ、常温での母材強度
の向上だけでなく、焼き戻し時にMo2 C を生成し、3
50℃程度の中温での降伏応力を向上させるため、本発
明で重要な元素である。0.03%未満ではその効果が
十分に得られず、0.50%超ではHAZに島状マルテ
ンサイトを形成して、HAZ靭性を低下させるため、
0.03〜0.50%の範囲とした。
【0042】Vは、常温での母材強度の向上だけでな
く、焼き戻し時にVCを生成し、350℃程度の中温で
の降伏応力を向上させるため、本発明で重要な元素であ
る。0.005%未満ではその効果が十分に得られず、
0.10%超ではHAZに島状マルテンサイトを形成し
て、HAZ靭性を低下させるため、0.005〜0.1
0%の範囲とした。
【0043】Cuは、母材強度の向上に有効な元素であ
る。0.10%未満ではその効果が十分に得られず、
1.0%超ではε−Cuを多量に析出し、HAZ靭性を
低下させるため、0.10〜1.0%の範囲とした。
【0044】Niは、焼入性を上昇させることにより母
材強度を向上させ、かつ母材靭性とHAZ靭性を向上さ
せる上で有効な元素である。0.10%未満では十分な
母材強度と靭性の向上効果が得られず、1.0%超では
経済的でなくなるため、0.10〜1.0%の範囲とし
た。
【0045】Crは、焼入性を上昇させることにより母
材強度を向上させる上で有効な元素である。0.05%
未満ではその効果が十分に得られず、0.50%超では
HAZが硬化してHAZ靭性が低下するため、0.05
〜0.50%の範囲とした。
【0046】本発明では、CとMn量を低く限定し、C
eqも0.25〜0.38に低く限定しており、従来の
焼きならし法によっては十分な母材強度を確保ことが不
可能であるため、鋼板を製造するにあたり、以下に示す
製造条件についても限定する必要がある。
【0047】鋼スラブは、転炉、電気炉で溶製した後、
必要に応じて取鍋精練や真空脱ガス処理を施し、連続鋳
造法により製造される。あるいは、鋳型あるいは一方向
凝固鋳型で造塊した後、分塊でスラブとしても良い。
【0048】加熱は、圧延時の変形抵抗を減らし、鋼に
含有されるNbやVの一部または全部を固溶させるため
に行う。950℃未満では、これらを固溶させることが
出来ず、1300℃超では、オーステナイト粒径が粗大
化し、圧延による結晶粒の微細化が困難となり十分な母
材靭性を確保することは出来ないため、加熱温度を95
0〜1300℃の範囲とした。なお、加熱の保持時間
は、60〜180分が好ましい。
【0049】粗圧延は、各圧延パスによる再結晶によっ
てオーステナイト粒径を漸進的に細粒化するために行
う。圧延時に再結晶させる必要があるため、その温度を
再結晶温度域とした。また、粗圧延の累積圧下率が10
%未満では、十分なオーステナイト粒の細粒化が得られ
ず、90%超では、仕上圧延の圧下率を確保できないた
め、その累積圧下率を10〜90%の範囲とした。ここ
で、累積圧下率は、((スラブ厚)−(移送厚))/
(スラブ厚)である。
【0050】仕上圧延は、オーステナイトを未再結晶状
態で圧延し、オーステナイト粒内に変形帯、双晶境界を
導入するために行う。Ar3 点よりも低温では、フェラ
イトが生成するため、オーステナイト単相での圧延が出
来ず、また未再結晶状態で圧延する必要があるため、そ
の温度をAr3 点以上の未再結晶温度域とした。また、
仕上圧延の累積圧下率が10%未満では、フェライト粒
を細粒化する十分な効果が得られず、90%超では、仕
上圧延に長時間を要するため、温度の確保が困難となる
ため、その累積圧下率を10〜90%の範囲とした。こ
こで、累積圧下率は、((移送厚)−(仕上厚))/
(移送厚)である。
【0051】制御冷却は、未再結晶状態のオーステナイ
ト粒内の変形帯、双晶境界からのフェライト変態の核発
生を促進し、フェライト粒を細粒化し、十分な母材強度
を得るために行う。冷却速度が1℃/s未満ではこれら
の効果が得られず、100℃/s以上の冷却速度を得る
ことは設備制約上困難であることから、冷却速度を1〜
100℃/sの範囲とした。次に述べる焼き戻しを行わ
ない場合には、冷却停止温度が650℃超では上記の効
果を十分に得ることが出来ず、500℃未満では空冷中
の焼き戻し効果が不足し母材靭性が低下するため、冷却
停止温度を650〜500℃とした。また、焼き戻しを
行う場合には、200℃以下まで冷却しないと十分な母
材強度を得ることは出来ないため、冷却停止温度を20
0℃以下とした。上記冷却速度及び焼き戻し温度は、材
質要求値の板厚部位に応じて板厚中心部、1/4t
(t:板厚)部のいづれでもかまわない。
【0052】焼き戻しは、制御冷却により低下した母材
靭性を向上するために行う。焼き戻し温度が500℃未
満では、十分に母材靭性が向上せず、650℃超では母
材靭性は向上するが、逆に母材強度が低下するため、5
00〜650℃の範囲とした。なお、焼き戻しの保持時
間は20〜120分が好ましい。
【0053】以上の技術思想に基づき、本発明は、良好
な母材強度と優れたHAZ靭性を併せ持つことにより、
溶接後熱処理の省略可能な中常温圧力容器用鋼板および
その製造方法を提案するものである。
【0054】なお、溶接のままで溶接部に低温割れを生
じさせないため、本発明の請求範囲に加えて、次式によ
り評価される低温割れ感受性についても、0.11〜
0.20の範囲にすることが好ましい。 Pcm=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+N
i/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B また、本発明は、サブマージアーク溶接(SAW)を行
った場合に特に有効であるが、炭酸ガスを用いたアーク
溶接(MAG)、不活性ガスを用いたアーク溶接(MI
G)、被覆アーク溶接(SMAW)のような溶接方法で
も溶接入熱が50kJ/cm以下であれば、同様の効果
を得ることが出来る。
【0055】
【実施例】以下に、本発明の実施例について述べる。鋼
材の化学成分および製造条件と母材特性および溶接継手
特性の関係を明らかにすることを目的に、表1に示す種
々の化学成分を有する鋼を溶解し、連続鋳造により得た
スラブを表2に示す条件で、板厚9〜120mmの鋼板
に製造した。
【0056】常温および中温母材強度を調査するため、
常温と350℃で引張試験を実施した。また、溶接継手
のHAZ靭性を評価するため、X開先を加工し、表3に
示す条件で溶接を行い、ボンド境界部の−40℃でのシ
ャルピー衝撃試験を実施した。さらに、溶接残留応力に
よる低応力破壊を再現するため、各鋼板から30×40
0×500mmの十字溶接継手を作成し、溶接ビード交
差部で長さ400mmのビードのボンド境界に沿って切
欠きを加工し、長さ500mmのビードの溶接線方向に
引張荷重を負荷する切欠き付き十字継手広幅試験(日本
溶接協会、監修産報出版「高張力鋼溶接の実際」198
4年発行、p73〜74)により破壊靭性値を求め、溶
接後熱処理が省略できるかどうかを確認した。
【0057】発明鋼1〜15は、常温での母材強度と中
温での降伏応力に関して、いずれも良好な値が得られ
た。また、溶接部のシャルピー衝撃値と破壊靭性値につ
いても、高い値が得られたことから、溶接後熱処理を省
略できることが確認された。
【0058】一方、比較鋼16は、成分が本発明の請求
範囲であるが、製造方法が異なるため、継手特性は良好
であるが、常温での母材強度が低く、これに伴い中温強
度も低い。比較鋼17は、成分および製造方法がともに
本発明の範囲外であるため、母材強度に対して中温強度
が特に低下し、継手特性も低下する。比較鋼18は、6
C+Mnおよび製造条件が本発明の範囲外であるため、
継手特性および常温、中温での母材強度が低い。比較鋼
19、20は、Ceq、Pprが範囲外であるが、製造
条件は本発明の請求範囲であるため、母材強度は高いも
のの継手特性が低い。以上の実施例から、本発明鋼はそ
の請求範囲を満足することにより、常温と中温での良好
な母材強度と優れた溶接継手特性を併せ持つことがわか
る。
【0059】
【表1】
【0060】
【表2】
【0061】
【表3】
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
350℃程度の中温から常温までの温度範囲で用いられ
る中常温圧力容器用炭素鋼鋼板に関して、溶接後熱処理
を省略できる中常温圧力容器用鋼板を提供することが可
能であり、本発明によって、原子炉格納容器のような圧
力容器の大型化が可能となった。このような効果を有す
る本発明の意義は、極めて著しいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャルピー衝撃試験における引張強度とHAZ
靭性に及ぼすCとMnの関係を示す図である。
【図2】図1で用いたシャルピー衝撃試験結果と引張強
度をCeqについて整理し直した図である。
【図3】350℃での引張試験における合金元素添加に
よる降伏応力の上昇代と合金元素量の関係を示す図であ
る。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重量%で C : 0.02〜0.10%、 Si: 0.05〜0.5%、 Mn: 0.8〜1.6%、 P : 0.030%以下、 S : 0.020%以下、 Nb: 0.005〜0.030%、 Ti: 0.005〜0.030%、 Al: 0.01〜0.08%、 N : 0.002〜0.008% を含有し、残部が鉄および不可避的不純物元素よりな
    り、 6C+Mn: 1.2〜2.0、 Ceq : 0.25〜0.38、 Ppr : 2.0〜40 を満足することを特徴とする、溶接後熱処理の省略可能
    な中常温圧力容器用鋼板。ただし、 Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/60+Cr/5
    +Mo/4+V/14 Ppr=27Nb1/2 +55Mo1/2 +14V1/2 とする。
  2. 【請求項2】重量%で C : 0.02〜0.10%、 Si: 0.05〜0.5%、 Mn: 0.8〜1.6%、 P : 0.030%以下、 S : 0.020%以下、 Nb: 0.005〜0.030%、 Ti: 0.005〜0.030%、 Al: 0.01〜0.08%、 N : 0.002〜0.008% を含有し、さらに Mo: 0.03〜0.50%、 V : 0.005〜0.10% のうち1種または2種を含有し、残部が鉄および不可避
    的不純物元素よりなり、 6C+Mn: 1.2〜2.0、 Ceq : 0.25〜0.38、 Ppr : 2.0〜40 を満足することを特徴とする、溶接後熱処理の省略可能
    な中常温圧力容器用鋼板。ただし、 Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/60+Cr/5
    +Mo/4+V/14 Ppr=27Nb1/2 +55Mo1/2 +14V1/2 とする。
  3. 【請求項3】重量%で C : 0.02〜0.10%、 Si: 0.05〜0.5%、 Mn: 0.8〜1.6%、 P : 0.030%以下、 S : 0.020%以下、 Nb: 0.005〜0.030%、 Ti: 0.005〜0.030%、 Al: 0.01〜0.08%、 N : 0.002〜0.008% を含有し、さらに Cu: 0.10〜1.0%、 Ni: 0.10〜1.0%、 Cr: 0.05〜0.50% のうち1種または2種以上を含有し、残部が鉄および不
    可避的不純物元素よりなり、 6C+Mn: 1.2〜2.0、 Ceq : 0.25〜0.38、 Ppr : 2.0〜40 を満足することを特徴とする、溶接後熱処理の省略可能
    な中常温圧力容器用鋼板。ただし、 Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/60+Cr/5
    +Mo/4+V/14 Ppr=27Nb1/2 +55Mo1/2 +14V1/2 とする。
  4. 【請求項4】重量%で C : 0.02〜0.10%、 Si: 0.05〜0.5%、 Mn: 0.8〜1.6%、 P : 0.030%以下、 S : 0.020%以下、 Nb: 0.005〜0.030%、 Ti: 0.005〜0.030%、 Al: 0.01〜0.08%、 N : 0.002〜0.008% を含有し、さらに Mo: 0.03〜0.50%、 V : 0.005〜0.10% のうち1種または2種を含有し、さらに Cu: 0.10〜1.0%、 Ni: 0.10〜1.0%、 Cr: 0.05〜0.50% のうち1種または2種以上を含有し、残部が鉄および不
    可避的不純物元素よりなり、 6C+Mn: 1.2〜2.0、 Ceq : 0.25〜0.38、 Ppr : 2.0〜40 を満足することを特徴とする、溶接後熱処理の省略可能
    な中常温圧力容器用鋼板。ただし、 Ceq=C+Si/24+Mn/6+Ni/60+Cr/5
    +Mo/4+V/14 Ppr=27Nb1/2 +55Mo1/2 +14V1/2 とする。
  5. 【請求項5】請求項1〜4いずれか1項に記載の化学成
    分を有する鋼スラブを、950〜1300℃に加熱し、
    再結晶温度域で累積圧下率が10〜90%の粗圧延を行
    い、続いてAr3 点以上の未再結晶温度域で累積圧下率
    が10〜90%の仕上圧延を行い、直ちに冷却速度が1
    〜100℃/sで650〜500℃まで制御冷却し、室
    温まで空冷することを特徴とする、溶接後熱処理の省略
    可能な中常温圧力容器用鋼板の製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜4いずれか1項に記載の化学成
    分を有する鋼スラブを、950〜1300℃に加熱し、
    再結晶温度域で累積圧下率が10〜90%の粗圧延を行
    い、続いてAr3 点以上の未再結晶温度域で累積圧下率
    が10〜90%の仕上圧延を行い、直ちに冷却速度が1
    〜100℃/sで200℃以下に制御冷却し、その後、
    500℃〜650℃で焼き戻しを行うことを特徴とす
    る、溶接後熱処理の省略可能な中常温圧力容器用鋼板の
    製造方法。
JP5165798A 1997-08-29 1998-03-04 溶接後熱処理の省略可能な中常温圧力容器用鋼板およびその製造方法 Withdrawn JPH11131177A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5165798A JPH11131177A (ja) 1997-08-29 1998-03-04 溶接後熱処理の省略可能な中常温圧力容器用鋼板およびその製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9-234096 1997-08-29
JP23409697 1997-08-29
JP5165798A JPH11131177A (ja) 1997-08-29 1998-03-04 溶接後熱処理の省略可能な中常温圧力容器用鋼板およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11131177A true JPH11131177A (ja) 1999-05-18

Family

ID=26392207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5165798A Withdrawn JPH11131177A (ja) 1997-08-29 1998-03-04 溶接後熱処理の省略可能な中常温圧力容器用鋼板およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11131177A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100378241C (zh) * 2003-03-24 2008-04-02 新日本制铁株式会社 扩孔性与延展性优异的高强度热轧钢板及其制造方法
EP2105516A1 (en) * 2008-03-28 2009-09-30 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho High-strength steel sheet excellent in resistance to stress-relief annealing and in low-temperature joint toughness
JP2011001620A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Jfe Steel Corp 優れた生産性と溶接性を兼ね備えた、pwht後の落重特性に優れた高強度厚鋼板およびその製造方法
JP2013113414A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd 圧力容器
KR101353858B1 (ko) * 2011-12-28 2014-01-20 주식회사 포스코 용접 후 열처리 저항성이 우수한 압력용기용 강판 및 그 제조 방법
EP2520680A4 (en) * 2009-12-28 2014-11-19 Posco HIGH MECHANICAL RESISTANCE STEEL STRIP HAVING EXCELLENT HEAT TREATMENT RESISTANCE POST-WELDING AND METHOD FOR MANUFACTURING THE SAME
US10829830B2 (en) 2015-12-17 2020-11-10 Posco Pressure vessel steel plate having excellent post weld heat treatment resistance, and manufacturing method therefor
CN117702005A (zh) * 2023-11-27 2024-03-15 江苏沙钢集团有限公司 一种低温压力容器用钢板及其制造方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100378241C (zh) * 2003-03-24 2008-04-02 新日本制铁株式会社 扩孔性与延展性优异的高强度热轧钢板及其制造方法
EP2105516A1 (en) * 2008-03-28 2009-09-30 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho High-strength steel sheet excellent in resistance to stress-relief annealing and in low-temperature joint toughness
US8394209B2 (en) 2008-03-28 2013-03-12 Kobe Steel, Ltd. High-strength steel sheet excellent in resistance to stress-relief annealing and in low-temperature joint toughness
JP2011001620A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Jfe Steel Corp 優れた生産性と溶接性を兼ね備えた、pwht後の落重特性に優れた高強度厚鋼板およびその製造方法
EP2520680A4 (en) * 2009-12-28 2014-11-19 Posco HIGH MECHANICAL RESISTANCE STEEL STRIP HAVING EXCELLENT HEAT TREATMENT RESISTANCE POST-WELDING AND METHOD FOR MANUFACTURING THE SAME
JP2013113414A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Nippon Steel & Sumikin Engineering Co Ltd 圧力容器
KR101353858B1 (ko) * 2011-12-28 2014-01-20 주식회사 포스코 용접 후 열처리 저항성이 우수한 압력용기용 강판 및 그 제조 방법
US10829830B2 (en) 2015-12-17 2020-11-10 Posco Pressure vessel steel plate having excellent post weld heat treatment resistance, and manufacturing method therefor
CN117702005A (zh) * 2023-11-27 2024-03-15 江苏沙钢集团有限公司 一种低温压力容器用钢板及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10604817B2 (en) High-strength steel plate for pressure vessel having excellent toughness after post weld heat treatment and manufacturing method thereof
EP1025271B1 (en) Ultra-high strength, weldable, essentially boron-free steels wit h superior toughness
JP7411072B2 (ja) 低温衝撃靭性に優れた高強度極厚物鋼材及びその製造方法
JPWO1995004838A1 (ja) 溶接部の疲労強度と溶接性に優れた高張力鋼およびその製造方法
JP5659758B2 (ja) 優れた生産性と溶接性を兼ね備えた、PWHT後の落重特性に優れたTMCP−Temper型高強度厚鋼板の製造方法
JP4207334B2 (ja) 溶接性と耐応力腐食割れ性に優れた高強度鋼板およびその製造方法
JP5194572B2 (ja) 耐溶接割れ性が優れた高張力鋼材の製造方法
US10316385B2 (en) High-tensile-strength steel plate and process for producing same
KR100699629B1 (ko) 표면균열이 없는 연속주조주편 및 이 주편을 이용한비조질 고장력강재의 제조방법
JP2005068519A (ja) 超大入熱溶接熱影響部靱性に優れる建築構造用高強度厚鋼板の製造方法
JP7410438B2 (ja) 鋼板
JPH07278656A (ja) 低降伏比高張力鋼の製造方法
JP4310591B2 (ja) 溶接性に優れた高強度鋼板の製造方法
JP4926447B2 (ja) 耐溶接割れ性に優れた高張力鋼の製造方法
JPH09143557A (ja) 低温靱性に優れた高強度含Ni厚鋼板の製造方法
JPH06128631A (ja) 低温靱性の優れた高マンガン超高張力鋼の製造方法
JPH05186848A (ja) 溶接熱影響部靭性の優れた大入熱溶接用鋼
JP7610000B2 (ja) 圧力容器用鋼板
JPH05195156A (ja) 溶接熱影響部靱性の優れた高マンガン超高張力鋼およびその製造方法
JPH09302445A (ja) 低温用Ni含有鋼とその製造方法
JP2930772B2 (ja) 溶接熱影響部靱性の優れた高マンガン超高張力鋼
JPH0118967B2 (ja)
JPS6117885B2 (ja)
JP3367388B2 (ja) 高延性高靭性鋼板およびその製造方法
KR910003883B1 (ko) 용접부인성이 우수한 고장력강인강의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050510