JPS60110285A - カロチノイド生合成能を有する酵母の培養方法 - Google Patents

カロチノイド生合成能を有する酵母の培養方法

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JPS60110285A
JPS60110285A JP21622383A JP21622383A JPS60110285A JP S60110285 A JPS60110285 A JP S60110285A JP 21622383 A JP21622383 A JP 21622383A JP 21622383 A JP21622383 A JP 21622383A JP S60110285 A JPS60110285 A JP S60110285A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカロチノイド生合成能を有する酵母の培養方法
に関し、さらに詳しくは、カロチノイド生合成能を有す
る酵母を特定の条件下に培養することによりカロチノイ
ドの生成量が増強された酵母を取得する方法に関する。
酵母は、橋谷義孝編、「酵母学」:第3〜9頁(196
7年12月15日、第1版、岩波書店元行)に記載のよ
うに、生活の大部分を球形又は卯形などの単細胞で営み
、栄養細胞はそのまま生殖器官として、有性的には子の
り(ascus)となり、無性的には主に出芽増殖を行
う真菌鶏に属する微生物であり、その中にはカロチノイ
ドと呼ばれる黄色ないし赤色糸の色素を菌体内で生合成
する能力のあるものも見い出されている。以下そのよう
な酵母をカロチノイド生合成能を有する酵母という。
カロチノイド、りuえば、α−カロチン、β−カロチン
およびr−カロチンはプロビタミンAとして賞飼料添加
剤の池食品用黄色染料、食品添加物等に有用であり、現
在は主として合成により製造されており、例えば、シト
ラールとアセトンとを動台して、グソイドヨノンとし、
これを低温で硫酸処理することによりff’+iさせて
、ヨノンを得、次いでこのようにして得られたヨノンを
2量化することにエリカロチンイドが合成されている。
従来、カロチノイド生合成能をもつ酵母の培養に関し、
カロチンイド生合成の促進ケ目的とし7た研究としては
、例えば培養培地組成に関するもの〔農芸化学会誌、」
、199及び810 (1960)〕の他、光との関係
の研究報告も散見され、光F!σ射によってはカロチノ
イドの生合成は促進さルないことが報告されており〔農
芸化学会誌、34.195 (1960))、他方、b
J視光線、特に400 nm〜500 nm領域元を照
射することによりカロチノイドの生合成が併進されるこ
と〔岡山大学後学部報、胆、6 B −68,(197
8)〕等も報告されている。
しかし、紫外部、殊に少くとも280〜400nmの範
囲内の液浸を有する紫外線を含有する光とf・)゛ン母
との臥1係について報告した文rill、は見られない
本発明者らは以前から微生物と、光、殊に紫外線との関
係に興味をもち、各種の微生物を紫外線の照射下に培養
した場合どのような影響が現われるかについて研究をつ
づけてきたが、今回、全く意外にも、カロチノイド生合
成能を有する酵母を特定の紫外線金含有する光の照射下
に培養すると、酵母によるカロチノイドの生合成が活発
トなり、カロチノイドの生成緬が著るし増強することを
見い出し、本発明を完成するに至った。
しかして、本発明によれば、カロチンイド生合成能を有
する酵母を、少なくとも280〜400された酵母を取
得することを特徴とするカロチノイド生合成NF2 k
 イ3する酵母の堀養方法が提供される。
微生物によるカロチノイド生合成経路については、従来
からかなり詳しく研究されており、例えば、T、F−G
oodwin (1971)、In:l5Ler、O,
、(ad)、Carotinoids。
pp 577−686. Birkh;arbses 
−Verlag。
Ba5el Stwttgartには、生合成された酢
酸は微生物菌体内において、メバロン酸を経由し、骨格
であるフィトエンが生じ、この化合物は更に脱水素、イ
オノン項の形成、酸化などの過程を経てリコピン、キサ
ントフィル類およびカロチン類などの多種類のカロチン
イドになることが報告されている。しかし、生合成され
るカロチノイド電照のim類は微生物の種類によって異
なり〔ρりえば、林孝三編「植物色素」第57〜58頁
。(昭和55年8月28日第1版養賢堂発行)参照〕、
酵母からはα−カロチンβ−カチチン、γ−カロチン、
ζ−カロチン、δ−カロチン、ニューロスポレン、トル
レン、トルラロジン、β−クリフトキサチン、ルビキサ
ンチン、スピリロキサンチンなどのカロチノイド色素の
生成が知られている。
また、酵母以外の光合成細菌、菌類などの各種の微生物
では、カロチノイド生合成に可視光、特に400 nm
以上の青色光が影響を及ばずことが多くの研究で報告さ
、れ、その光受容体としてフラピン蛋白、ポルフィリン
系色素およびカロチノイド系色素が推定されているが、
その光受容体は微生物の種類によって異なり、まだ統一
的な見解が出るには至っておらず、カロチノイドの生合
成に及はす光の作用の詳細は不明であった。
酵母−類を用いた本発明者らの研究によれば、上記に示
すこれまでの知見とは異なり、カロチノイド生合成能を
有する酵母菌を少なくとも280〜400nmの範囲内
の波長を有する紫外線を含む光の照射下に栄養培地で培
養すると、意外にも、カロチンイド系色素として、β−
カロチン、γ−が者しく増強されることが見出された。
特にトルレンおよびトルラロジンの生成量の増大が著る
しく、該生成物の代謝経路から推定して、照射された該
波長の光線はニューロスポレンからトルラロジンの経路
における脱水素および散化反応過程に関与し、該代謝過
程の進行を制御していることが考えられ、未知の光受容
体が存在するものと推定される。
本発明方法を適用しうる[孝母は、前述したカロチノイ
ドの生合成経路からし−C1カロチノイド生成能を有す
るものである限り特に制限はなく、広い範囲から選ぶこ
とができる。カロチノイド生成能を有する酵母としては
これまでロドトルラ楓、ロドスポリデウム属及びスポロ
ポロマイセス属ニ属するものが発見されているが、本発
明の方法ははこれらいずれの和に属する酵母に対しても
適用することができるが、中でも特にロドスポリデウム
夙に属するカロチノイド生合成能を有する酵母が好適で
ある。本発明の方法を適用しうるカロチノイド生合成能
を有する酵母の具体例を示せば以下のとおりである。
(1)ロドトルラ践(i(hodotorula)例:
ロドトルラ・ミヌタ(Rh、 m1tsbta )IF
O1102、 ロドトルラ・ルブラ(Rh、rubrα)IPO158
6、 ロドトルラ・グルテニス(Rh、gluti−nis)
 IFOO895、 ロドトルラ・グラミニス(Rh、grami−nis 
J IFOO190゜ ロドトルラ・ラクトサ(Rh、1actosα)IPo
 142 B、 ロドトルラ・マリナ(Rh、marinα)IF014
82、 φ ロドトルラ・バリダ(Rh、paledα)IFOO7
15゜ (2) a )”スボリテウム属(Rhodospor
idium)例:ロドスボリデウム・トルロイテス(R
hs。
torutoides ) IFOo 559、ロドス
ポリデウム・デロボバッム(Rhs。
diobovatum) IFol 829、ロドスポ
リデウム・インフィルモーミニアッム(Rhs、 in
firm、o−miniatrbm、)IFO105’
l、 (3)スポロホCI マイセス属(Sporobolo
my−ces ) 例ニスボロボロマイセス・ノ450セウスC5p。
pararosews ) IFOl 104、スポロ
ポロマイセス会ホルサテヵスC5p。
holosaticus ) IFo 1082、スポ
ロボロマイセス・グラシリスC5p。
gracilis) IFO122’l、スポロボロマ
イセス・オドルス<Sp。
odorus ) IFO1085 スポロボロマイセス・ロゼウス(Sp。
roseu、s ) IFo 1087、以上述べた酵
母おうち、本発明の方法が特に好適に適用できるものと
しては、ロドトルラ・ミヌク、ロドトルラ・ルブラ、ロ
ドトルラ・グルテニス、ロドスボリデウムφ−トルロイ
デス、スポロゾロマイセス・パラロセウス等が挙げられ
る。
上記の如きカロチノイド生合成能を有する酵母の培養は
、本発明に従い特定の光の照射下に行なうということを
除けば、そn自体公知の酵母の培養技術を用いて行なう
ことができる。しかして、栄養培地としては、従来から
酵母の培養に際して使用されている培地を同様に使用す
ることができ、炭素源としては例えば、グルコース、マ
ルトース、秀りトース、蔗糖、キシロースなどの楯類、
殿粉、糖蜜、デキストリン等が挙げられ、また、窒素源
としては例えば、グルタミン酸ソーダ、グリシン、アス
パラギン、ロイシン、バリン、メチオニン、トリプトフ
ァン、ヒスチジン−塩酸塩などのアミノ酸類;硝酸カリ
ウム−・硝酸カルシウム、硝酸アンモニウムなどの硝酸
塩;硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、燐酸アンモ
ニウムなどのアンモニウム塩;尿素;アデニン、グアニ
ン、ウラシルなどの核酸塩基;酵母エキス、ペグトン、
酢母粉、コーンステイブリカー、肉エキス、カゼイン、
小麦グルテン、NZアミン、f5実油、麦芽エキス等が
挙げられる。
該栄養培地には上記炭素源及び窒素源に加えて、必要に
応じて、無機塩類、例えばリン酸二水素カリウム、硫酸
マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化カルシウム、ホウ
酸、硫酸銅、ヨウ化カリウム、塩化第二鉄、硫酸マンガ
ン、硫酸亜鉛、モリブデン酸ナトリウム及び/又は微量
要素、例えばパントン酸カルシウム、ビオチン、塩酸チ
アミン、p−アミ7安息香酸、#酸、イノシトート、ナ
イアミン、リボフラビン、塩酸ピリドキシン等を適宜添
加してもよい。
よりなβ−カロチン前駆体やメバロン酸等を添加するこ
ともできる。
培養温度としては一般に約25〜約82℃、好ましくは
約26〜約28℃の範囲内の温度が適しており、また、
培地のpHは一般に約4.5〜約6.5、好゛ましくは
約5〜約6の範囲内に保持するのが望ましい。培養は通
常好気的条件下に攪拌ないし振盪しながら行なわれ、通
常量としては例えば毎分培地容量とほぼ等容量の除菌空
気を吹き込むのが適当である。また、培養期間は菌体の
増殖がほぼ終了するまでの期間、例えば、菌体接種後’
IXXX約8〜約5日間であり、さらにその後2〜8日
間培養を続けることが好ましい。
本発明が特徴とするところは、カロチノイド生合成能を
有する酵母の培養を、少なくとも280〜400 nm
の範囲内の波長を有する紫外線を含有する光の照射下に
実施する点にあり、以下その光質、照射時期、照射強度
式ついてさらに詳しく述べる。
なお、本明細書において「光」なる詔は広りの意味で使
用するものであり、単に可視光線のみならず紫外線及び
赤外線をも包含するものである。
本発明の方法に従い照射される光は、上記波長範囲内の
波長を有する紫外線を含有するものであれば特に制限1
l−1なく、実質的に該紫外線だけからいてもよい。該
紫外線と組合わせて照射されうる可視光線は白色光であ
ってもよく、又はその分光光線、例えば青色光、緑色光
、黄色光、橙色光、赤色光もしくはこれらの任意の混合
色光であってもよいが、可視光線としては特に波長が4
00〜500nmの範囲にある青色光又は該色光を含有
するものが好適である。
また、照射される紫外線は、280tLmから400 
nmに至る全波長域の紫外線からなる必要はなく、該波
長域の一部の波長からなる紫外線であってもよく、殊に
、カロチノイドの生成量からすると、少なくとも280
〜860nmの範囲内の波長を有する紫外線を含有する
ものが好適である。さらに好ましくは少なくとも290
〜820%fiの範囲内の波長を有する紫外線を含有す
る光が有利である。
かかる光の照射源(すなわち光源)としては、自然光及
び人工光のいずれであってもよく、人工光源としては例
えば螢光灯、水銀灯、陽光ラング、一般電球、投光用電
球、特殊電球(この分類は東芝ランプカタログ、東芝電
材株式会社による)等がある。更に具体的には、螢光灯
〔0内は商品名を示す。〕として、8日照灯FLR40
5IV−E/M、東芝)、プラントルクス(FL40S
BR/N、束9、フィッシュルクス(FL40SBR。
F/NL、東芝)、青色(FL40B/NL、東芝)、
肯白色(FL40BfF’/ML、東芝)、白色(FL
40SD/ML、東芝)、昼光色(FL40SD/NL
、東芝)、デラックス(FL40SIF’−DL−X/
ML、東芝)、温白色(FL4oSW/ML、FL4o
SW−A/NL、東芝)、葉たばこ用610,0’ K
 (FL 405RD−5DL6100°に1東芝)、
健康線用螢光灯(PL光灯(FL20S BL−B、松
下電器)、螢光ケミカルラング(FL20S−BL、東
芝)、写真撮影用螢光灯(FL40SD−5DL−CP
/NL、i芝)、高演色s螢光灯(FL20SIF−E
DL−50に、東芝)、陽光ランプ(B125、B25
0など、東芝)等がある。
特に、健康線用螢光灯、捕虫用螢光灯、ブラックライト
ブルー、螢光ケミカルランプが好ましい。
上記の照射源には、必要に応じて色ガラスフィルター、
プラスチックフィルター、着色*ロファン等を組み合わ
せて用いてもよい。具体的に東芝硝子製、着色ガラス・
フィルターを例として紫外透過可視吸収フィルターを示
すと、UV−D88S、UV−B85、UV−DB6A
%UV−B86BSUV−186C等があり、紫外透過
フィル1−トシテUV −25、UV−29、UV−8
1、UV−88、UV−5s、UV−81、紫外フィル
ターのP−89A−P−89E等があり、コバルト青フ
ィルターとしてC−89A、C−89B。
C−40A〜C−4ocH實紫および青フイルタ−!:
してF−40、r−42、r−44、B−。
46、B−47、B2S3:淡青フィルターとしてIK
$’11兆T−42A、T−42BST−44ニジアン
フィルターとしてL−505:色温匿変種フィルターと
してLB−B2、LB−B4、LB−B8、LB−B1
1、LB−B18 ;螢光灯色補正フィルターとしてF
L−41’、CF−D、CF−B等がある。
照射される前記波長範囲内の紫外線の強度は厳密に制限
されるものではなく、培養すべき酵母の種類、培地中の
菌体製置等に応じて食えることができるが、培地表面に
おいて一般に約1〜約too、oooμW/cd1好1
しくは約10〜80、000 ttW/cd、さらに好
ましくは約10〜約t o、 o o oμW/鼠、最
も好ましくは約80〜約s、 o o oμF/cdの
範囲内から選ぶことが好都合である。なお、最適の照射
強度は使用する酵母及びその培養条件について実験室規
模のフラスコ振盪培養等を繰り返すことにより当業者で
あれば容易に決定できるであろう。
なお、各種の照射波長域光のうち280〜400nmの
紫外域の照射光強度は例えば東亜電波工業■製のマイク
ロボルトメーター(モデルPM−16,4)とKipp
 and Zonen社g(D、elft。
Nethttrlands )I)放照熱センサー(モ
デルAニー1)を組み合わせることによって測定でき、
また、400nm以上の可視域の照射光強度は例えばp
hoto 5osearch社製(U、S、A、、)の
スペクトラ・フォトメーター/ラジオメーター(モデル
80・1)等によって測定することができる。
以上述べた如き光の照射法としては、前述した波長範囲
内の紫外線が培養酵母菌体に充分照射される方法であれ
ば特に制限はなくどのような方法でもよく、例えば実用
的には次に挙げるような方法を使用することができる。
人工光照射方法としては、従来の発酵タンクをそのま゛
ま利用し、回転翼と発酵タンク内壁との空間にに光源を
差し込み照射する方法;光源を発酵タンクの邪摩板とし
て兼用する方法等が考えられる。また、発酵タンクの外
に光源を設置する場合、発酵タンク壁の一部を紫外線透
過のガラス製タンクにして照射することが考えられ、更
には発酵タンクから培養漱の一部を取り出しタンクの外
側に光源を設置したガラス製の管あるいは槽に通して発
酵タンクへ・ど循環照射する方法も考えられる。
他方、太陽光を光源として利用する方法としては、屋外
に設置したガラス製発酵タンクで太陽f、を利して培養
する方法や、この方法と上記の人工照射方法を組み合わ
せ、夜間は人工光照射を行なう方法、更に、屋外に太陽
集光器を設置し、グラスファイバーなどにより太陽光を
発酵タンク内に導入照射する方法が考えられる。
本発明に従い前述した紫外線を含有する光を照射するに
際して、その照射は培養すべき酵母の対数増殖期の任意
の段階から開始することができ、有利には対数増殖期の
中期以後、さらには対数増殖期の後期から照射を開始す
るのが好適である。
該光の照射を開始する迄は、酵母はできるだけ光が照射
されない実質的な暗黒状態で培養するのが望ましい。 
ここで「対数増殖期」とは檎谷義孝編「酵母学」192
〜198頁(1967年12月15日第1版岩波書店発
行)に記載のように、培養系内において、出芽法によっ
て増殖した酵母細胞の一連の増殖過程におけるある特定
の増殖相を意味する。すなわち、新しい培養系内に殖え
られた細胞は普通、増殖が一時停帯し、分裂準備期間間
の誘導期の後に次第に加速され、指数的に分裂または出
芽を繰り返し倍加する期間があり、この期間全対数増殖
期という。その後、増殖は停止し、増殖細胞数が一定に
なる定常期に入る。やがて系内の栄養物質の枯渇で菌体
量の減少する死滅期となる。
なお、対数増殖期の「中期」とは、増殖が対数増殖期に
なった直後から定常期に入るまでの期間のほぼ中間期を
示し、また、対数増殖期の「後期」とは対数増殖の中期
以降定常期に入る直前、すなわち減速期を意味する。
照射は上記開始時点から連続的に行なってもよく、或い
は場合によっては間欠的に行なってもよい。間欠的に行
なう場合の明(照射)・暗(非照射)のサイクルとして
は、例えば、12時間照射後12時間暗黒のサイクル、
好ましくは6時間照射後6時間暗黒のサイクル、更に好
しくけ2時間照射後2時間暗黒のサイクル、特に好しく
け1時間照射後1時間暗黒のサイクルが挙げられる。
また、照射は上記照射開始時期から少なくとも2〜8日
間、好゛ましくけ少なくとも2〜5日間、さらに好しく
は増養終了時まで行うことができる。
以上に述べた本発明の方法によれば、従来の発酵工業に
おいて通常使用されている暗黒状態での培養に比較して
、カロチンイドの生成量カ格段に増大した酵母菌体を取
得回収することができる。
本発明の方法により培養される酵母の菌体内で合成され
るカロチンイドとしては、α−カロチン、β−2カロチ
ン、γ−カロチン、δ−カロチン、トルレン、トルラロ
ジン、カロチンイド酸があり、それらの生成量及び生成
比率は酵母の種類によって異なるが、共通して言えるこ
とは、これらカロチンイドの中でも、殊にトルレン及び
カロチンイド酸の生成量が暗黒条件下での培養に比べて
格段(通常2〜17倍程度)に増大することである。
本発明の方法で培養された酵母は、培地から常法で分離
回収した後、そのまま生菌体として又は乾燥自体として
、着色剤、飼料添加剤、薬用酵母、酵母エキス、生体触
媒等に利用することができる。
或いは必要tより、該酵母はさらに処理して、例えば、
摺潰機、ボールミル、超音波破砕機、圧搾機等の細胞破
砕機で酵母菌体を破砕した後上記の如き用途に使用して
もよく、さらにそれからカロチノイドを抽出精製するこ
ともできる。カロチノイドの抽出精製はそれ自体公知の
方法、例えば、林孝三編「相物色素」第1版第205〜
229頁(昭和55年8月28日養賢堂発行)、T、W
Goodwin、Chemistry and Bio
che−mistry of plant pigme
nts、Acad。
press (1g76 )、Chromatogr、
Rev、。
1土、188〜29B(1971)等の文献に記載の方
法によって行なうことができる。具体的には、例えば、
抽出は破砕菌体を有機溶媒、例えばアセトン、メタノー
ル、エタノール、ベンゼン、エーテル又はこれらの混合
物を用いて行なうことができ、1抽出液は減圧下での溶
媒留去等により濃縮することができ、このようにして得
られるカロチノイド濃縮物は必要に応じて苛性ソーダや
苛性刀り水溶液(濃度約5%)を用いてケン化してもよ
い。
該カロチノイド濃縮物からのカロチノイドの単離精製は
、例えば林孝三編、「植物色糸」205−216頁(昭
和55転、8月28日第1′#、養賢堂発行)に記載の
ように、吸着型カラムクロマトグラフィ、薄層クロマト
グラフィ、濾紙クロマトグラフィ、向流分配法等の手段
により行なうことができる。
このようにして得られるカロチンイドは染料、着色剤、
食品添加剤、飼料添加剤、動物薬、医桑品等の用途に使
用することができる。
次に実施例を掲げて本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1〜8及び比較例1〜8 グルコース80JV、L−パ′リンL2iXKH。
P ()41 EXKg S 04 ・4B、011/
 SMn SO+ ・4H,00,18F!、Na C
L O,1y、 Fe C1a・6H,00,01,9
,塩酸チアミン0.05 J?、p−アミノ安息香酸0
.01 gおよび蒸留水17!からなる水溶液(pH&
6)を調製し、この水溶液100ゴを500献容の振と
りフラスコ(パイレックス)ガラス夷)に分注し、11
0℃で18分間加圧滅菌後、口跡ドスボリデニウム・ト
ルロイデス(Rhodosporidiwm 、tor
utoides、IF00559)を1白金耳接種し、
振とう回数200回/分、27℃の暗黒条件下で80時
間前培養を行なった。
前培養に用いた上記水溶液と全く同じ組成をもつ水浴液
1200づを調整し、その水浴液の50m1f 500
 ml替の振とうフラスコ24個(パイレックスガラス
製)に分注し、110℃で18分間滅菌した後に上記の
前培養した菌体浮遊g(生菌数47X10’/ゴ)5m
lを接種し、培養温度27℃、振とう回数200図/分
の条件下で約48時間暗黒培養を行なった。
生菌体数が7X10’/−となり菌体の増殖が対数増殖
期後期になった時点で後記の表−1に示す各種の光線を
約800μW/cdの照射強度で5日間連続的に照射し
ながら培養を行なった。
カロチノイド酸素の抽出および定量は林孝三編「植物色
素」205〜229頁(昭和55牟8月28日第1版養
賢堂発行)に記載された方法によった。
すなわち真空凍結乾燥した菌体を石英砂と混合して粉砕
した後、アセトン−メタノール混液(7:2)で数回反
復抽出した。抽出[−合併しこれを窒素気流中にて45
℃で減圧乾固し、約5mlのn−ヘキサンに溶解し、更
に10%NaCLを2−5−添加して2層に分け、n−
ヘキサン電溶溶液としてカロチノイドの定量に供した。
定量に用いた最下吸収の波長及び11%価はそれぞれc
IrL 486 nm及び8240であり、乾燥菌体重量あたり
の総力ロチノイド色素量をドレニン当量として換算し算
出した。ドレニンおよびカロチノイド酸(主にトルラロ
ジンを含む′)については上記のn−ヘキサン電溶溶液
の一部を薄層クロマトグラフィ(薄層クロマトグレート
:メルク社製、品査5626)により単離、精製した。
ドレニンは最大吸収486nmの波長及びEl cm価
8240を用い、カロチノイド酸は聰最大吸収5101
mの波長及び51%価1982を用いて定量した。
a 培養結果を下記の表−2に示す。なお、各試験区の数値
は各々4本の振とうフラスコによる平均値である。
実施例4〜6及び比較例4〜5 実施例1〜8で用いた水溶液と全く同じ組成をもつ水溶
gを調装し、この水溶液100−を500m1容の撮と
うフラスコに分注し、110°Cで13分間加圧滅菌後
、ロドトルラ・ミスタ(Rhodo−1orrbl°a
 m1nrbta、IFO1102)を白金耳接種し、
振とう回数200回/分、27℃の暗黒条注下で40時
間前培養した。
前培養に用いたと全く同じ組成をもつ水浴液をll調調
装フ、その水溶液の50−を500−容の振とりフラス
コ20個()ぐイレツクス・ガラス襄)に分注し、11
0℃で18分間滅菌した後に上記200回/分の条件下
で約48時間暗黒培養した。
生菌体数が5X10”/−となり、菌体の増殖が対数増
殖期後期になった時点で前記表−1に示した各種の光線
を約300μW/critの光強度で5日間連続的に照
射しながら培養を行なった。
カロチノイド色糸の抽出および定量は前述の実施例1〜
3の方法によって行なった。培養結果を下記表−8に示
す。なお、各棟試験区の数値は各々4本の振とうフラス
コによる平均値を示す。
表 −3 実施例7〜9及び比較例6〜7 供試菌株以外は実施例4〜5と全く同じ水溶液および培
養条件を用い、ロドトルラ・ルブラ(Rh、rubra
、IFD1536)の培養を行なった。生菌体数が4.
axiO”/ゴに達した対数増殖期後期に前記表−1に
示した各種光線を約300μm/crAのブC強度で5
日間連続的に照射した。培養結果を下記表−4に示す。
表 −4 実施例10〜12及び比較例8〜9 グルコース30y1アスパラギン2.5N、KE。
Po、1 、!v、MgSO4−4H201El、Mn
5O,・4H,OO,19、Fe C13−GH200
,019、塩酸チアミンo、osg、p−アミ7安息香
(lit O,01,y。
ビオチン0.OO5,!i/、パントテン酸ナトリウム
o、 o s 、lit、塩酸ピリドキシンo、osg
、ニコチン酸アミドo、osy、リボフラビン0.00
2.9および蒸留水11からなる水溶液をp H5,6
に調製し、この水溶液100−を500−容の振とうフ
ラスコ(パイレックス・ガラス製)に分注し、100℃
で18分間加圧滅菌後、スポロがロマイセス・パラロセ
ウ、;r、(Sporobolomyses para
ro−8eulJ、I7”01104)を1白金耳接種
し、娠とう回数200回/分、25℃の暗黒培養条件下
で80時間前培養を行なった。
前培養に用いた水浴欣と全く同じ組成をもつ水溶液1ノ
を調製し、その水溶液の50m1を500−容の振とり
フラスコ20個(パイレックス・ガラス製)に分注し、
100℃で18分間滅菌した後、上記の前培養した菌体
粉遊液(生菌数:3.9xto’/*)5ゴを接種し、
培養温度27℃、振とう回数200回/分の条件下で約
88時間暗黒培養を行なった。生菌体数が&8X10’
/mとなった対数増殖期の中期に前記衣−1に示した各
種の光線を約800μW/cdの光強度で5日間連続的
に照射した。
カロ手メイド色素の抽出および定量は前記実施例1〜8
と同じ方法によって行なった。培養結果を下記表−5に
示す。
表−5

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 カロチンイド住合成能ヲ有する酵@ヲ、少なくと
    も280〜400nmの範囲内の波長を有する紫外線を
    含有する光の照射下に栄養培地で培養し、培養物からカ
    ロチノイド生成量が増強さ2’した酵母を取得すること
    を特徴とするカロチンイド生合成能を肩する酵母の培養
    方法。 2 光の照射を酵母の対数増殖期の任意の時点から開始
    する特許請求の範囲第1項記載の方法。 & 光の照射を酵母の対数増殖期の後期から開始する特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 4、光が少なくとも280〜860nmの範囲内の波長
    を有する紫外線を含有する特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 5、 酵母がロドトラル属、ロドスポリデウム属又はス
    ポロポロマイセス属に属するカロチンイド生合成能を肩
    する酵母である特許請求の範囲第1項記載の方法。 6、 照射される紫外線の強度が培地表面において約1
    〜100,000μF/c!tの範囲内にある特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 +2
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2700552A1 (fr) * 1993-01-19 1994-07-22 Pernod Ricard Mutants de Phaffia rhodozyma, procédé de production de beta-carotène et utilisation de biomasse riche en beta-carotène.
CN111793569A (zh) * 2020-08-05 2020-10-20 盐城工学院 一种类胡萝卜素高产掷孢酵母菌株的高产发酵方法及其应用

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EP0608172A1 (fr) * 1993-01-19 1994-07-27 Pernod-Ricard Mutants de Phaffia Rhodozyma, procédé de production de beta-carotène et utilisation de biomasse riche en beta-carotène
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