JPS6012381B2 - 温熱湿布剤 - Google Patents

温熱湿布剤

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JPS6012381B2
JPS6012381B2 JP51119319A JP11931976A JPS6012381B2 JP S6012381 B2 JPS6012381 B2 JP S6012381B2 JP 51119319 A JP51119319 A JP 51119319A JP 11931976 A JP11931976 A JP 11931976A JP S6012381 B2 JPS6012381 B2 JP S6012381B2
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恵亮 海保
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寛治 野田
徹哉 山形
浩隆 木田
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は温熱湿布剤に関するものである。
温熱湿布剤は温熱療法用医薬品の一つであり、他に温パ
ップ剤、温湿布剤とも言われる。さて、温熱療法、即ち
、外部から熱を加え疾患を治療する当該療法の歴史は古
く、熱湯で温湿させたタオルを患部に当てる方法等は最
も簡単な方法として親しまれている。又、今日において
は、赤外線、電光格、乾篭法、サウナ、焼灼法、灸、温
浴、蒸気浴、蒸気圧法、圧荘格、温水圧注、交代格、気
泡浴、渦流法、糠還俗、滋泥浴、ハバートタンク、運動
格、電気水浴、温泉格、バラフィン浴等の表在熱刺激に
よる温熱療法が、そして更に、超短波療法、極超短波療
法、超音波療法等の深部熱刺激による温熱療法等が周知
である。特に、デンプン溶液が充填された袋を熱湯等の
熱源で加熱し、患部に当てて用いる器具として、商品名
「ホットバック」及び電気を利用した発熱体のパットで
患部を温める商品名「オンシツプ」等が病院等ではよく
用いられている。処で温熱療法の一つである温熱湿布療
法は他の療法において種々の器具、用品が開発されたに
もかかわらず、前記した温めた夕オルを患部に当てる程
度の域を脱していない。その理由は現在市販されている
湿布剤が全て冷湿布を主体としており、単にそれをお湯
で暖めて使用する旨の指示をして温熱湿布剤として代用
しているからである。従って、温熱湿布剤としての効果
は大変薄いのであり、又温熱の持続時間も10分間程度
と大変短いもので到底製品として使用に供し得るもので
はない。しかし、皮膚の温度を上昇させ血管を拡張しト
更に循環を促進して新陳代謝の冗進をはかり、そして、
筋緊張の低下が期待出釆、併せて、有効成分の短時間で
の吸収促進作用が望め鎮痛、鍵盤、消炎に顕著な効果が
ある温熱湿布療法は、非常に重要な療法であり、品質の
よい温熱湿布剤の開発は従来から望まれていたことであ
る。本発明者等は〜縞熱の持続時間が長く〜且つその加
熱温度も常に一定に調整出来てその取扱いが簡便な発熱
剤と、そして、加熱することに対して安定な湿布剤を具
備する温熱湿布剤を開発する為に多くの研究を重ねたと
ころ、アルカリ金属の硫化物もしくは多硫化物又はこれ
らの含水塩が炭素物質もしくは炭化鉄と混合して空気中
で発熱するところの発熱剤とト熱に対して安定な湿布剤
とを組合わせることより、簡便で且つ一定した溢熱効果
により薬物の吸収を促進し、従って速効性を有すると共
に持続作用効果も長く、安定している等の治療効果の高
い温熱湿布剤が得られることを見出し、本発明を完成し
たのである。本発明の温熱湿布剤は、酸素と接触して発
熱する発熱剤層及び熱に対して安定な湿布剤層を具備す
るもので、更に詳細にはアルカリ金属の硫化物もしくは
多硫化物又はこれらの含水塩、炭化鉄、炭素物質からな
り、酸素と接触して発熱する発熱剤層及び熱に対して安
定な湿布用基剤、その他湿布剤に必要な物質からなる熱
安定性の湿布剤層からなるか、更にこの湿布剤層に薬剤
を添加した熱安定性の湿布剤層からなることを特徴とす
るものである。尚、発熱剤を積載した温熱湿布剤として
は、特関昭50一54187及び特関昭50−5418
8に示されたものが公知であるが、これらの発熱剤は、
鉄粉を主成分とするもので、酸素及び水の共存する場合
に始めて発熱するところから、本発明の発熱剤とは大き
く相違し、更には前記公知資料には発熱剤と積層するこ
とに適した湿布剤層については何ら述べられてし、ない
。
一方、本発明の温熱湿布剤は如上の構成によりなるもの
で、酸素の存在のみにて発熱する簡便さを有し、又湿潤
剤層も溢熱療法に十分通したもので「加熱による層の破
壊及び分解等は皆無に等しいものである。以下、本発明
を詳細に説明する。
本発明は前記した如く発熱剤層と湿布剤層とからなる。
まず〜最初に発熱剤層から説明すると「 ここに用いら
れる発熱剤は、‘1} LiちNa〜KtRb、Cs等
のアルカリ金属の硫化物もしくは多硫化物又はこれらの
含水塩粉末の一種もしくは二種以上を単独又は混合した
もの(以下、A成分という)に「‘21 カーボンブラ
ック「活性炭〜木炭、石炭「 コークス、ピッチ「アス
フアルト、グラフアイト等の炭素質物質もしくは炭化鉄
(以下、B成分という)、を混合したのであり「 これ
を空気又は純酸素と接触させるかももしくは化学反応に
より酸素を発生する物質を混入することより、発熱を示
すものである。
尚〜炭化鉄は、例えば特開昭50−22000号公報に
示される方法等により得ることができる。処でt温熱湿
布療法において、通常患部への加熱温度は40qoから
60ooが適当でり、好ましくは45℃〜55qoであ
る。40午0以下では十分なる治療の効果が得られず又
60qo以上では高温の為、患者が治療に耐え得ず又、
火傷症状等も呈し、好ましくない。
又、温熱の持続時間は、15分間〜6時間が適当であり
〜好ましくは1.0〜3.加持間である6 1段了間以
下では温熱療法の効果が十分に得られず「又6時間以上
は、後述する湿布剤層の乾燥度合及び患部への連続加熱
による副作用から、好ましくない。
従って、A成分とB成分の配合比は発熱効率及び前記療
法時の温度を十分考慮して設定されるもので、通常、A
成分/B成分は10〜90/90〜10(重量部)、好
ましくは、40/60〜60/40(重量部)配合され
、又当該配合物は通常8×12肌の広さにおいて、10
〜40夕〜好ましくは、20〜30夕用いることにより
前記所望温度と高い発熱効率を得ることができる。
更に、前記A成分及びB成分の外、発熱及び放熱による
急激な温度変化を抑制する為、必要に応じて熱に対して
安定な種々の充填剤(C成分)を適宜配合することがで
きる。
この充填剤の例としては「木粉、木綿リンター等の天然
繊維片、ポリエステル等の合成繊維片、発泡ポリスチレ
ン、発泡ポリウレタン等の発泡体くず、シリカ粉末t多
孔性シリカゲル、芋硝、硫酸バリウム、酸化鉄、酸化ア
ルミニウム等の無機化合物等を例示することができる。
これらのC成分は、A成分とB成分の和に対して0/1
00〜90/10の割合、好ましくは20/80〜70
/30の割合で配合される。満、本発明の温熱湿布剤の
充填剤としては天然繊維片を含ましめるのが好ましい。
次に、発熱劫牽度と前記温熱の持続時間は空気又は酸素
との接触面積等により、調整する事ができる。
即ちL具体的には、A及びB成分の粒径、空気又は酸素
の流入量、前記充填剤の種類又は量等の条件でありh本
発明の温熱湿布剤として、A及びB成分の粒径は10〜
100メッシュが適当であり、好ましくは30〜50メ
ッシュが用いられL これらは必要に応じて添加される
C成分と共に粉状のま)でもよいし、粒状「ベレット状
、シート状等に任意に成形してもよい。又同時に、空気
又は酸素との接触面積については、96の当り0.5〜
10のが適当であり2〜5のがより好ましい。尚、空気
又は酸素の供給方法は、前記の発熱剤の組成物を気密性
の材料「たとえばプラスチックフルム、金属箔等に収容
し、これに穴を設ける方法、又、発熱剤の収容体に紙、
布あるいは樹脂加工物等を用し、トその通気性を利用す
る方法、更には通気性の充分な材料よりなる内装と気密
性の材料よりなる外装からなる構成を有しその外装に開
閉自在又は調整自在の閉口部を設ける方法等が上げられ
るが、好ましくは、布又は樹脂加工物を用い、その通気
性を利用する方法である。
処で、本発明に用いる発熱剤は、空気又は酸素との接触
を遮断することにより、発熱を中断することも可能であ
るところから「やむを得ず温熱湿布剤による治療を途中
で中止〜又再開することも可能である。
又、発熱剤の収容体材料は、前記空気又は酸素の供給方
法に基づき選択されるが、天然繊維、合成繊維、プラス
チックフィルム等が広く用いられ、特に一部又は全部に
熱伝導が高い材料を選ぶことが好ましい。
次に、発熱剤の形態は前記組成からなる発熱剤を袋状に
そのまま収容したもの、又は通気性の隔壁によって多数
区画された収容体に各々充填したもの等が用いられるが
、本発明の温熱湿布剤の形態としては、いずれにしても
シート状形態が好ましい。
又、これらの製造においては、A成分及びB成分の混合
以降は酸素ガス不在下で行うことが必要であり当然窒素
、アルゴン、炭酸ガス等の不活性ガス中で行うことが望
ましい。籾、次は、発熱剤の下に位置される熱安定性の
湿布剤層について詳細に説明する。
本発明に用いられる湿布剤層は前記した如く、‘1’湿
布用基剤、その他湿布剤に必要な物質及び湿布用薬剤を
混合したもの、■ 湿布用基剤及びその他湿布剤に必要
な物質を混合したもの、の一つの組成が存在する。
即ち、通常は湿布用薬剤を添加した湿布剤層が用いられ
るが、本発明の温熱湿布剤の効果は、湿布用薬剤未添加
もので十分達することができる。
以下、薬剤添加のもの及び未添加のものについて各々説
明する。まず前者において、湿布用基剤としては、カオ
リン、ベントナイト、タルク、ロウ、ワセリン、乳酸ソ
ーダ、酸化亜鉛、ホウ酸、珪酸アルミニウム等を単独或
いはこれらを適宜に組合わせて用いる。
次に、その他湿布剤に必要な物質とは増粘剤、軟化剤、
保温剤等を意味し、これらにはアルギン酸ソーダ、メチ
ルセルロース、カルポキシビニール重合体、カルボキシ
メチルセルロース、エチルセルロース、ポリビニールピ
ロリドン、ポリビニールアルコール、ポリビニールメチ
ルエーテル、ポリアクリル酸ナトリウム、トラガカント
ガム、アタクチツクポリプロピレン、グアヤコール、エ
ステルガム、天然ゴムラテックス液、ゼラチン、流動パ
ラフィン、シリコン、グリセリン、プロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ジヱチルグリコールモノ
エチルヱーテル、酸化マグネシウム、ソルビトール、キ
シリトール、尿素、酢酸アルミニウム、水酸化ベリリウ
ム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バ
リウム及び水等が適宜組合わせて用いられる。
尚、本発明の温熱湿布剤としては、特にカオリン、酸化
亜鉛、ゼラチン、カボキシメチルセルロース、ポリアク
リル酸ナトリウム「グリセリン、ソルビトール及び水等
を用いることが好ましい。
次に湿布用薬剤としては、サリチル酸、サリチル酸メチ
ル、サリチル酸グリコール等の非ステロイド系消炎鎮痛
薬剤を用いる。又、必要に応じ補助薬剤、例えばメント
ール、ハッカ油、カンフル、チモール、クレオソート、
タウリン、ロートエキス、塩酸ジフェンヒドラミン、ジ
フェンヒドラミン、暁黄柏、海柏、山級油、ボルネオー
ル、ェピロカィン等を単独或いは組合せて使用すること
ができる。籾、湿布用基剤、その他湿布剤に必要な物質
及び湿布用薬剤の配合比は、全体において、湿布用基剤
が3〜2の重量部、その他湿布剤に必要な物質は76〜
9館重量部、そして湿布用薬剤が1〜4重量部配合され
るものである。
次に後者、即ち、前記‘21の組成からなる湿布剤につ
いて「説明すると、湿布用基剤及びその他湿布剤に必要
な物質は前記した前者のものが、そのまま用いられる。
又、配合比は前者と相違し、全体において湿布用基剤が
2〜21重量部、そしてその他湿布剤として必要な物質
は79〜斑重量部で用いられる。本発明における湿布剤
層を製造するに当っては夫れ夫れ、適当な量計量された
原料を鷹練して糊状質管体とすることが必要である。
この為、原料を混合する順序は適宜選択される。例えば
適当量の湿布用基剤に増粘剤、軟化剤及び保温剤等の必
要な物質を蝿梓機に投入し加溢しながら混線し、前者【
1)の場合「湿布用薬剤を添加し、更に漫練を続け「ペ
ースト状の練合物を得る。これを展延したものが本発明
における湿布剤層となる。尚、この混練に際しては、高
速燈梓機器を用いるのが好ましいが、非高速鷹梓機器で
も差しつかない。試験結果:又、混練時の温度は、約2
0〜120℃であり、濠練時間は10〜6び分間である
。
又、湿布用薬剤の添加は湿布用基剤とその他湿布剤に必
要な物質との混練時に一緒に添加しても差しつかえない
。次に、これらの綾合物は展延塗布されるが原則として
、前記た発熱剤層の片面、即ち、発熱剤収容体の片面に
塗布される。
しかし、発熱剤層と湿布剤層を各々別途製造しておき、
製造時もしくは治療時に両者を合体させて用いてもよい
。尚、この場合、練合物の支持体には布地、不織布ト紙
、合成樹脂膜等から選択される。布地の原料は絹、毛、
綿等の天然鈴綾総、スフ、ビスコース、人絹等の人造繊
維、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ウレタン等の
合成繊維もしくはこれらの混合繊維等から選択される。
更に布地は通常の非起毛布でもよく、ネル、ラシャ等の
起毛布でも使用され得るが、一般にネル地のような起毛
布が最も好ましい。練合物を発熱剤層の片面又は別途支
持体に展延塗布した後、その湿布剤層面に剥離被覆物を
貼合するが、セロフアン、ポリエチレン等のプラスチッ
クフィルム等から適宜選択される。
この場合、必要に応じては剥離被覆物に剥離剤を塗布し
たものを用いてもよい。次に、本発明の温熱湿布剤にお
ける湿布剤層の熱安定性及び皮膚分泌物に対する耐溶解
性等につき、以下の試験結果を示し説明する。
尚、以下の実験において用いた本発明の湿布剤層は、後
述する製造例1の配合のものを湿布剤層‘11及び製造
例7のものを湿布剤層{21として用いた。【1} 温
度特性に関する試験 ■ 各温度条件下における粘度 試験方法:各試料を1夕取り、島津製作所製高化式フロ
テスターに充填し、各温度条件下にて、15k9′の加
重下のもと20分間放置後測定した。
以上の結果から明らかな如く、本発明の湿布剤層は各温
度条件下における粘度値が最も高く、温熱湿布剤として
用いた場合でも、保塑性に関しては何ら問題はないと思
われる。
尚、通常湿布剤において1.00×1#poise以上
の粘度値がないと、一般に湿布剤層の破壊、ダレ症状を
呈し、使用に供し得ないことが多いとされている。
■ 各温度条件下における経日的変化 試験方法:袋に充填されたままの各試料を田葵井製作所
製ギャーオープン中に放置し、経日的に各試料の保型性
破壊日数を測定した。
尚、保型性非破壊日数とは管体が流れたり、くずれたり
しないで元の型のまま保たれている日数を意味するもの
である。試験結果: 以上の結果から、本発明の湿布剤層は蓬日的熱安定性が
他社製品に比べ非常に優れていることが明らかである。
【21 皮膚分泌物に対する耐溶解性試験本試験の目的
は、湿布剤と皮膚面との間に汗等の分泌物が貯留し、こ
れが皮膚面のべタッキ及び唇体の破壊等の原因となり温
熱湿布剤の場合この額向が当然大きくなることから、以
下各湿布剤及び本発明の湿布剤層の水に対する耐溶解性
を測定し、皮膚分泌物に対する影響をみることにある。
■ 水に対する溶解性 試験方法:各試料の管体を一定面積とり、それを各一定
温度条件下に放置し更に低温度から高温度へと湿度を変
化させ、各試料の吸水量及び発散量を測定し、各誌料の
重量が増加又は減少する時の湿度則ち転移湿度を測定し
た。
この転移湿度の高低により水に対する溶解性を推定した
。試験結果: (単位:努) 以上の結果から、本発明の湿布剤層は他社製品に比べ転
移湿度則ち湿布剤層が吸水を始める湿度が高く、水に対
する溶解性は非常に小さいものと推定される。
■ 温水中における溶解性 試験方法:50〜80qoまでの温水中に各論料管体を
投入し、その水溶液の白濁を測定した。
試験結果: 以上の結果から本発明の湿布剤層は他社製品に比べ温水
溶解の危険は非常に小さく、耐水性に優れていることが
明らかである。
以上温度特性に関する試験及び水に対する耐溶鯛性試験
の各結果から明らかな如く、本発明の湿布剤層は他社製
品に比べ、全ての面において優れており、骨体破壊、管
体の流れ及び汗等による溶解といった危険性は殆んどな
く温熱湿布剤として、非常に通したものと判断される。
次に「本発明の特長の一つである薬剤の吸収促進作用に
ついて実験結果を示し説する。実験方法 試料: 試料としては後述する製造例4の温熱線布剤(以下「本
発明品という)を用い、又対照としては前記温熱湿布剤
から発熱剤層を除いた湿布剤層のみのもの(以下、対照
品という)を用いた。
被験者及び投与方法;体重約65k9の健康成人男子5
名に投与した。
先ず上記対照品の布面にアルミシートを貼り「各被験者
の背部に2枚貼付し周囲を粘着テープで固定した貼付時
間は6時間としも剥離後貼付部皮膚に付着したサリチル
酸メチルはエタノールにて拭きとつた。更に1週間後「
同一被験者を用いて本発明品の貼付実験を行なった。
即ち「被験者の背部に2枚貼付し、発熱剤層の通気孔を
避けて周囲を粘着テープで固定しも6時間貼付後剥離し
た。剥離後の皮膚は前記同様の処置をした。採血、採尿
及び血中「尿中の帯サリチル酸誘導体の定量:試料貼付
前に血液約10肌ヱ、尿約50のZをとり定量の対照試
料とした。
パツプ剤貼付3び分、1「 2、3、4、6、1独特間
後に前腕部静脈より約5の‘を採血し、遠心後得られた
血清の一部をとり全サリチル酸議導体の定量を行なった
。
尿は貼付後3、6、12、2処時間までの全量を回収し
「その一部をとり全サリチル酸議導体の定量を行なった
。
定量に際しては先ず、血清及び尿中のサリチル酸メチル
の代謝物を酸加分解(100qo、16時間)してザリ
チル酸とし、溶媒抽出後アルカリ水溶液に逆抽出し、p
H10.6で励起波長30仇肌、測定波長40則肌の蟹
光強度を測定した。
蟹光強度測定には日立分光蚤光光度計(20塁塾)を使
用した。実験結果;血清中の全サリチル酸誘導体をサリ
チル酸として定量た結果が第亀図である。
発熱剤層の発熱時間である2時間迄の濃度は対照品の約
2倍となりト以後6時間迄の濃度も対照とは有意に高く
、温熱湿布による吸収促進が認められた。全サリチル酸
議導体の尿中累積排他量を貼付量に対する百分率で示し
た結果が第2図である。本発明品の場合対照品の1.3
〜1。8倍排他量であり吸収促進が認められた。
尚も第電図及び第蜜図における各点は5人の彼験者の平
均値士標準誤差を表わしており「※印は危険率5%の〜
又※※印は危険率1%の有意差を示すものである母次に
、本発の温熱湿布剤において発熱剤組成物の用量及び発
熱剤収容体の気孔率に対する発熱温度及び持続時間の変
化について参考例を示し「説明する。
参考例 1 試料奪後述する製造例1と同様な組成の発熱剤層におい
て8×12凧の広さにおけるその組成物の用量を30多
又は20夕と変化させ「更にその収容体であるポリエチ
レンフィルムの気孔率を各種変化させ、製造例1と同様
な方法で発熱剤層を製造しト次に製造例1と同様な組成
の湿布剤層を同様な方法で製造し前記発熱剤層と合体さ
せ本試験の試料とした。
試験方法三試料を包装材から取り出しト37Cに一定調
整されたステンレス製プレートに湿布剤層面を貼付し、
湿布剤層貼付面の温度を表面温度計にて測定し「その一
定な熱温度及び持続時間を求めた。
試験結果: 参考例 2 試料:後述する製造例2と同様な組成の発熱剤層におい
て、前記参考例1と同様な方法より発熱剤層を製造し、
次に製造例2と同様な組成の湿布剤層を同様な方法で製
造し、前記発熱剤層と合体させ本試験の試料とした。
試験方法:前記参考例1と同様な方法で行なった。
試験結果: 参考例 3 試料:後述する製造例3と同様な組成の発熱剤層におい
て、前記参考例1と同様な方法により発熱剤層を製造し
「次に製造例3と同様な組成の湿布剤層を同様な方法で
製造し、前記発熱剤層と合体させ本試験の試料とした。
試験方法:前記参考例1と同様な方法で行なった。試験
結果: 前記詳述した如く、本発明は発熱剤層及び熱安定性の湿
布剤層からなることを特徴とする温熱湿布剤であり、治
療に際して大きな簡便さを有し、又短時間で湿布剤層に
含有される薬剤の体内吸収をはかる等の長所を有する。
又、本発明の温熱湿布剤は前記した如く、温熱療法の一
つであり、鎮痛、鍵蓮、消炎に大きな効果がみられるが
、更に詳細には、神経痛、関節リウマチ、腰鞘炎、関節
炎、腰痛、推間板変性、上腕肩申筋線縦症、筋肉痛、膝
痛、打撲、捻挫、骨折、頭痛、むち打ち症、胃弱、便泌
症、冷え症、肩申関節周囲炎、変形性関節症、肩関節委
縮等の疾患の慢性期に適用すると特に好結果を与える。
但し、細菌感染による化膿性疾患、高熱を伴った疾患、
出血している疾患等には本発明の温熱湿布剤の適用は好
ましくない。次に本発明の温熱湿布剤の適用量は14肌
×10肌の大きさにおいて1日1〜3回使用される。
但し、患部の広さ、症状の重症度等から適宜その使用は
増減してよい。次に本発明の実施例として温熱湿布剤の
製造例及びそれを用いた臨床例を示す。製造例 1 湿布剤層の製造: 酸化亜鉛 5重量部ゼラチ
ン 4″力ルポキシメチルセル
ロース 6″ポリアクリル酸ナトリウム
4″グリセリン
30″水 4
8″を6ぴ0〜10000に調整した高速蝿梓機にて2
0分間練込んだ。
これに、メントール 1丸重
量部カンフル
23〃サリチル酸メチル 30〃
チモール 8〃ハッカ油
26〃の割合の混合薬液
を全体の3重量部添加し10分間充分混線した。
以上の工程で得られた糊状賞誉体をフランネルに厚さ約
2柵で一様に展延塗布した。
次にこの湿布剤面にポリエチレンフィルムを被覆した。
発熱剤層の製造:硫化ナトリウム・5水塩
50.の重量部炭化鉄
03〃カーボンブラック
12.5〃木綿リン夕− 1
56〃苦硝 15.
6〃の組成物30夕を、8×12凧、高比重約1のシー
ト状に加圧成型し、この成型物を基体ポリエチレンフィ
ルム(厚さ70A)に接着剤によって接着し、その上に
気孔率3.0%を有するポリエチレンフィルムを積層し
て周囲を常法によりヒートシールした。
更に、気孔を有するポリエチレンフィルム上に和紙及び
ネルを積層した。温熱湿布剤の製造: 前記発熱剤層の基体であるポljエチレンフィルムの下
に接着剤層を介して、前記湿布剤層を積層し「 これら
一体の積層物を空気不透過性包装材で密封した。
製造例 2 湿布剤層の製造: 酸化亜鉛 5重量部力オリ
ン 2″ゼラチン
2が 力ルボキシメチルセル。
ース 10がポリアクリル酸ナトリウム
2″グリセリン
15〃ソルビトール 15″
水 46がを600
0〜100℃に調整した高速縄投機にて20分間練込ん
だ。これに、メントール
2処重量部カンフル
14″サリチル酸メチル 24
ルチモール 2〃ハッカ油
36〃の割合の混合薬
液を全体の3重量部添加し「その後製造例1と同様な方
法による湿布剤を製造した。
発熱剤層の製造: 硫化カリウム・5水塩 37。
山重量部活性炭 18
.5〃おがくず 44
.5〃の組成物30夕を、8×12肌、高比重約1のシ
ート状に加圧成型し、この成型物を基体ポリエチレンフ
ィルム(厚さ70〃)に接着剤によって接着し、その上
に気孔率3.5%を有するポリエチレンフィルムを積層
して、周囲を常法によりヒートシールした。更に、気孔
を有するポリエチレンフィルムの上に和紙及びネルを積
層した。温熱湿布剤の製造三 前記製造例1と同様な方法で製造した。
製造例 3 湿布剤層の製造: 酸化亜鉛 1の重量部ゼラ
チン 8〃力ルボキシメチルセ
ルロ−ス 3〃ポリアクリル酸ナトリウム
0.5ルグリセリン
20″ソルピトール
10〃水
45.5がを60oo〜10000に調整した高速
境梓機にて2び分間練込んだ。
これに、メントール 2母重
量部カンフル
28〃サリチル酸メチル 19〃
チモール 16″ハッ
カ油 9〃の割合の混合薬液を
全体の3重量部添加し、その後製造例1と同機な方法に
よる湿布剤を製造した。
発熱剤層の製造: 多硫化ナトリウム 62.5重量部
炭化鉄 18.7″ケ
イソウ士 18.8の組
成物30夕を「 8×12仇、橋比重約1のシート状に
加圧成型し、この成型物を基体ポリエチレンフィルム(
厚さ70仏)に接着剤により接着しトその上に気孔率2
.5%を有するポリエチレンフィルムを積層して周囲を
常法によりヒートシールした。
更に気孔を有するポリエチレンフィルムの上に和紙及び
ネルを競層した。温熱湿布剤の製造: 前記製造例1と同様な方法で製造した。
製造例 4 湿布剤層の製造: 酸化亜鉛 1の重量部ゼ
ラチン 8〃力ルボキシメチル
セルロース 3〃ポリアクリル酸ナトリウム
0.5〃グリセリン
20〃ソルビトール
10〃水
45.5〃を60qo〜100℃に調整した高速蝿
梓機にて20分間練込んだ。
これに、サリチル酸メチルを全体の3重量部添加しトそ
の後製造例1と同様な方法により湿布剤を製造した。発
熱剤層及び温熱湿布剤の製造: 前記製造例1と全く同様な発熱剤層を製造し、これを製
造例1と同様な方法より温熱湿布剤とした。
製造例 5 湿布剤層の製造: 酸化亜鉛 7重量部力オリ
ン 4〃ゼラチン
6〃 力ルボキシメチルセルロ−ス 3〃ポリアク
リル酸ナトリウム 2〃ソルビトール
30″水
45〃を60q0〜100。
のこ調整した高速縄梓機にて20分間孫込んだ。これに
、製造例2と同様な割合の混合薬液を全体の3重量部添
加し、その後製造例1と同様な方法により湿布剤を製造
した。発熱剤層及び温熱湿布剤の製造: 前記製造例2と全く同機な発熱剤層を製造し「これを製
造例1と同様な方法により温熱湿布剤とした。
製造例 6 湿布剤層の製造: 酸化亜鉛 雌重量部力オ
リン 5〃ゼラチン
10〃力ルボキシメチルセルロ
ース 8〃ポリアクリル酸ナトリウム
1〃グリセリン
15〃ソルビトール 15
〃水 33〃を
60qo〜100℃に調整した高速鷹梓機にて2幌ご間
練込んだ。
これに、製造例1と同様な割合の混合薬液を全体3重量
部添加し、その後製造例1と同様な方法により湿布剤を
製造した。発熱剤層及び温熱湿布剤の製造三 前記製造例3と同様な発熱剤層を製造し、これを製造例
1と同様な方法により温熱湿布剤とした。
製造例 7 湿布剤層の製造: 酸化亜鉛 1の重量部ゼラ
チン 9″力ルボキシメチルセ
ルロース 4″ポリアクリル酸ナトリウム
1.5〃グリセリン
20〃ソルビトール
10〃水
45.5〃を60〜100℃に調整した高速鷹洋機に
て23片間充分混練した。
以上で得られた糊状質管体を不織布に厚さ2側で一様に
展延塗布した。次にの湿布剤面にポリエチレンフィルム
を被覆した。発熱剤層及び温熱湿布剤の製造: 前記製造例1と全く同機な発熱剤層を製造し、これを製
造例1と同様な方法により温熱湿布剤とした。
製造例 8 湿布剤層の製造: 酸化亜鉛 5重量部ゼラチン
3″力ルボキシメチルセルロ
ース 4″ポリアクリル酸ナトリウム
5〃グリセリン
30〃ソルピトール
10″水 43〃
を、前記製造例7と同様な方法により、湿布剤を製造し
た。
発熱剤層及び温熱湿布剤の製造: 前記製造例1と全く同機な発熱剤層を製造し、これを製
造例1と同様な方法により温熱湿布剤とした。
製造例 9 湿布剤層の製造: 酸化亜鉛 5重量部力オリ
ン 5〃ゼラチン
6〃 力ルポキシメチルセルロース 6〃ポリアク
リル酸ナトリウム 3〃グリセリン
10〃ソルビトール
20″水
45″を前記製造例7と同様な方法によ
り、湿布剤を製造した。
発熱剤層及び温熱湿布剤の製造: 前記製造例1と全く同様な発熱剤層を製造し、これを製
造例1と同様な方法により温熱湿布剤とした。
次に、臨床例を示し、本発明の温熱湿布剤の臨床応用に
つき説明する。
尚、以下の臨床例において、治療に用いられた温熱湿布
剤は前記製造例1に示したものと同様なものである。
臨床例 1 2たア 男 連性斜頚 3年釆の項筋痛が増悪し、頚部筋の異常緊張により斜頚
を呈するに至った。
頚部に本発明品の温熱湿布剤を朝、夕2回使用すること
により筋緊張がとれ「 2「 3日後には額の患側への
回旋が可能となった。臨床例 2 49ギ 女 急性腰痛症 重量物特上げの際ギックリ腰を起し、中腰になれず、痛
みは一日中あったが〜本発明の温熱湿布剤使用により一
週後には完治した。
*臨床例 3 36才 女 鮫掘性尺骨神経炎 神経剥離術後、術創部に眠れぬ程の痛みが持続し、箸明
な圧過敏性があるが、本発明の溢熱湿布剤貼付中は全く
痛みが消失した。
但し、3〜4時間して本発明の温熱湿布剤が冷え切ると
同様の愁訴が発現する。臨床例 4 537 男 腰椎々間板変性 左機性坐骨神経痛体重時
の腰痛、左下肢痛が年余の亘って存続しているがし本発
明の温熱湿布剤貼付中は症状が略消失し「1週後には愁
訴は半減した。
臨床例 6 7たギ 女 両変形性膝関節痛 膝痛が数年前より起り、2年前から水腫が発現した。
本発明の温熱海布剤貼付中には疹痛が殆どなくtl週後
には運動痛ト圧痛は半減した。臨床例 6〜18前記臨
床例1〜5に示した使用法とほぼ同様な用い方により、
次表に示す如く各種疾患に良く奏効した。
【図面の簡単な説明】
第1図は血清中の全サリチル酸議導体をサリチル酸とし
て定量した結果を示し、第2図は全サリチル酸誘導体の
尿中累積排他量を貼付量に対する百分率で示したもので
ある。 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルカリ金属の硫化物もしくは多硫化物またはこれ
    らの含水塩粉末の一種もしくは二種以上を単独または混
    合したものに炭化鉄もしくは炭素物質を加えて構成され
    、空気または酸素の存在下に発熱する発熱剤層の片面に
    2〜21重量部からなる湿布用基剤、76〜98重量部
    からなる増粘剤、軟化剤および/または保湿剤および1
    〜4重量部からなる湿布用薬剤より構成される熱安定性
    の湿布剤を積層してなることを特徴とする温熱湿布剤。 2 湿布用薬剤がサリチル酸、サリチル酸メチルおよび
    /またはサリチル酸グリコールよりなることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の温熱湿布剤。
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