JPS6015308B2 - サツカロミセス・セレビシエfty(fri−413) - Google Patents

サツカロミセス・セレビシエfty(fri−413)

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Publication number
JPS6015308B2
JPS6015308B2 JP57040044A JP4004482A JPS6015308B2 JP S6015308 B2 JPS6015308 B2 JP S6015308B2 JP 57040044 A JP57040044 A JP 57040044A JP 4004482 A JP4004482 A JP 4004482A JP S6015308 B2 JPS6015308 B2 JP S6015308B2
Authority
JP
Japan
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yeast
bread
fermentation
frozen
dough
Prior art date
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Expired
Application number
JP57040044A
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English (en)
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JPS58158179A (ja
Inventor
康夫 田中
博幸 高野
寛 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NORINSUISANSHO SHOKUHIN SOGO KENKYUSHOCHO
Original Assignee
NORINSUISANSHO SHOKUHIN SOGO KENKYUSHOCHO
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Filing date
Publication date
Application filed by NORINSUISANSHO SHOKUHIN SOGO KENKYUSHOCHO filed Critical NORINSUISANSHO SHOKUHIN SOGO KENKYUSHOCHO
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  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はサツカロミセス・セレビシェ (Saccharo−myces cerevisia
e)FTY(FRI−413)に関するものである。
さらに詳しくは、本発明は冷凍生地製パン法において凍
結障害を受けず、十分に膨脹し、かつ品質のすぐれたパ
ン製造するために有用なサツカロミセス・セレビシヱF
TY(FRI−413)に関するものである。バン生地
の冷凍は、所望の時期に解凍して新鮮なパンを製造する
ことを目的として行なわれる。すなわち、混摸したパン
生地を発酵させたのち、必要に応じて分割、整形したの
ち約一20℃の温度にて1〜4週間程凍結貯蔵しておき
、所望の折に冷凍生地の必要量を解凍して樽炉(ホイロ
)発酵を行なって焼き上げ、新鮮なパンを製造するとい
う新しい製パン技術である。この冷凍生地製パン法の導
入によって消費者は新鮮なパンを容易に入手できるよう
になり、また製パン業者は多品種小量生産体制が解消で
きるばかりでなく、夜間や早朝の作業を減らし健全な労
務対策が講じられるなどの利点が得られる。しかし、パ
ン生地に用いられる通常のパン酵母は凍結貯蔵中に凍結
障害を起こし、解凍後に膨脹のために行なう焔炉発酵が
著しく遅延したり、バンの品質低下が起こりやすいとい
う欠点がある。
本発明者らは酵母の冷凍耐性を高めるための有効な手段
について種々検討して来たが、十分に満足し得る結果を
得ることが出釆なかった。そこで、酵母自体について凍
結耐性を備えているものを検索すべく、各種のパン用天
然発酵種などを中心に検討を重ねた。その結果、4・麦
粉ペーストを植物葉に包んで自然発酵させた種の中から
、高い冷凍耐性を備えた酵母を分離することができた。
すなわち、小麦粉ペーストを植物葉(バナナの葉)で包
み、これを発酵させて自然発酵種を作ってから、この種
1夕を生理食塩水100Mに溶かし、これをYM寒天塔
地(麦芽ェキスト3夕,イーストヱキスト3夕,ポリベ
ストン3夕,ブドウ糖10夕を1のこ溶かし、PH4.
6として寒天209を加えたもの)上に流して30oo
で7幼時間培養し、生じたコロニーの中から釣菌し、こ
れを康平培養することによって目的とする酵母を分離す
ることができる。このようにして本発明者らが分離した
酵母の菌学的性質は次の通りである。
○} 形態学的性質 麦芽汁寒天(Difco)斜面の画線培養、麦芽汁(D
ifco)培養およびポテトデキストローズ寒天(日水
製薬)培地上でのスライドカルテャー、4〜7日および
20日後観察。
a 形:円形または卵形 b 大きさ:2.5〜9×3〜11ミクロン‘2) 胞
子の形成:あり麦芽汁寒天斜面に3日間前培養を行なっ
た供謎菌をゴoドコヮ(Cbrodoko欄)氏寒天お
よびポテト・デキストロース寒天斜面に培養し、7〜3
08間にわたり胞子形成能の有無を観察した‘3} 機
菌糸の形成:なし {4} 増殖の形成:出芽 ■ 生化学的性状 a 糖の発酵性 3%酵母エキス(Difco)溶液に糖を2%添加し、
ダルハム管を入れた中試験管に分注し、3日間間滅菌を
行なった後、供試菌の大量を接種し、25午○で14日
間にわたりガス発生の有無を観察した。
グルコースの発酵性:あり ガラクトース 〃 :あり シユクロース 〃 :あり マルト−スの発酵性 :あり(極めて弱 い) ラフイノース〃 :あり メリビオース 〃 なし ラクトース 〃 :なし b 糖の同化性 ロダー(Lodder)のオーキサノグラフ(Au−x
a肌graph)法により、5種の糖に対する同化性を
試験した。
この試験における基礎塔地の組成は硫酸アンモニウム(
N伍)2S04)0.5%,酸性リン酸カリ(KH2P
04)0.1%,硫酸マグネシウム(MgSO4.7Q
O)0.05%,寒天2%である。
この方法で結果が不明確な場合はデイフコ(Difco
)のイースト・ナイトロジエン・べ−ス(Yeastn
itrogen舷se)を用い、ウイツケルハム(Wi
kerham)の方法で試験を行なつた。
グルコースの同化性 :ありガラクトース〃 :あり シユクロース 〃 :あり マルトース 〃 :あり ラクトースの同化性 土なし C 硝酸塩の同化性:なし 糖の同化性と同様にして行なった。
硝酸塩は硝酸カリ(KNQ)を用い、基礎塔地の組成は
グルコ−ス2%,酸性リン酸カリ(KH2P04)0.
1%,硫酸マグネシウム(MgS04・7日20)0.
05%寒天2%である。
以上の結果は、本酵母がサッカロミセス・セレビシエ(
Saccharomycescerevisiae)で
あることを示すものである。本菌をふつうのパン酵母(
Saccharomycescerevisiae)(
以下、「市販酵母」と称する。
)と同一条件で培養して収率,櫨過性などを比較したと
き全く遜色なく、菌体の色も白く、溶鱗性も良好である
ことが認められた。本菌は製パンに使用した場合、パン
のフレーバーを改善する作用があり、また小麦粉の抗酵
母蛋白質(ピューロチオニン)に対する抵抗性は市販酵
母よりははるかに高い。これらの性質は本菌をパン酵母
として製造、利用する際、極めて使いやすい有用な菌で
あることを示すものである。しかし、本菌の最大の特性
は一般のパン酵母にみられない極めて優れた冷凍耐性を
備えている点にある。次に、本菌と市販酵母の性質の差
異について詳しく述べる。
凶 マルトース発酵能と適応熊 糖蜜培養した市販酵母と本菌のマルトース発酵能をマィ
セル法(マィセル発酵管を使用し、この容器に酸性リン
酸カリおよび第2リン酸アンモニウム各0.25夕を含
む溶液1ow‘とマルトース4夕を含む蒸留水20肌、
酸母1.5夕を含む蒸留水20の‘を加え、30qoで
5時間発酵させた後のガス発生量を重量法で測定する。
)によって測定した結果を第1表に示す。また、マルト
ース適応処理(窒素源を多く加え、マルトースとその1
/1の量のグルコースを加えた完全合成塔地で4時間振
とう培養する。)に際してのマルトース適応能も第1表
に示した。第1表 表から明らかなように、本菌のマルトース発酵能は市販
酵母と比較して極めて微弱であり、またマルトース適応
処理を施してもほとんど適応が起こらなかった。
{B’ピューロチオニン感受性 小麦に含まれる抗酵母蛋白質ピューロチオニンへの感応
を発酵(5%ショ糖溶液)への影響について調べた。
その結果、第1図に示したように、市販酵母はピューロ
チオニンの添加量が増大するに伴なつて大きく発酵阻害
を受けるのに対し、本菌は何らの影響も受けなかった。
また、ピューロチオニン水溶液中に酵母を懸濁して−2
0ooに7日間凍結貯蔵後、解凍,水洗,分離した酵母
について残存発酵能を調べ、その結果を第2図に示した
。第2図から明らかなように、市販酵母の活性化菌体(
対数増殖期の菌体)はピューロチオニンの影響を強く受
けたのに対し、本菌はこの場合もほとんど影響が認めら
れなかった。{C} 凍結耐性 に−1) 凍結によるグルタチオンの漏洩糖蜜培養菌体
の蒸留水懸濁液を凍結貯蔵し、解凍後のグルタチオンの
漏洩量と菌体内残存量を測定し、その結果を第3図に示
した。
同時に菌体生残率も図示した。この結果から明らかなよ
うに、市販酵母の場合は2日後には過半数の酵母が死滅
して大部分のグルタチオンが外液中に漏洩するのに対し
て本菌では死滅菌体の増大はあまり認められず、菌体内
のグルタチオン含量が多いにもかかわらず外液中への漏
洩はほとんど起こらない。酵母細胞からの漏洩グルタチ
オンはパン生地を弱化させる作用があるため、漏洩量の
少ないことは製パン上、実用的に大きな利点となる。(
C−2) 冷凍生地耐性 食パン配合のパン生地を調製し、無発酵のものから15
■ふまで発酵させた生地を−20q0で7日間凍結貯蔵
し、解凍後の残存発酵能を測定した。
第4図はそお結果を示したものである。冷凍生地は健理
してすぐに冷凍すれば酵母に凍結障害は起こらず、発酵
生地を凍結した場合にのみ強い凍結障害が起こることが
知らている。今回の実験結果は市販酵母についてはその
通りであることを示しており、発酵時間の増大に伴なつ
て残存発酵能に顕著な低下が認められた。製パンにおい
て、一般に発酵工程終了まで、または仕上工程終了まで
の時間は120〜150分であるが、この時点で凍結さ
れた冷凍生地では発酵能の80〜90%が失われている
。これに対し本菌の場合は全く逆の傾向を示し、十分に
発酵させた後で凍結するほど解凍後の発酵館が高くなる
という際立った特徴を示している。
この結果はそのままパンの品質にも現われる。すなわち
、これらの冷凍生地から競上げたパンの断面を示したも
のが第5図である。図から明らかなように、市販酵母を
用いたものでは60分発酵の冷凍生地でも酵母の発酵能
低下と漏洩グルタチオンによる生地の傷みのために、パ
ンは潰れ、内相も荒れており、この頃向は発酵時間の増
大と共に著しくなっている。これに対して本菌を使用し
たものについては、発酵時間の増大に伴なつてパンは良
いものとなっている。以上のように、本菌はマルトース
に対する発酵能,適応館が極端に低いこと、ピューロチ
オニンにほとんど不感受性であること、対数増殖期の活
性イa氏態の菌で極めて高い冷凍耐性を示すことなどか
ら、本菌をそのままサッカロミセス・セレビシェに属せ
しめることは適当でなく、その変異株とすべきであると
考えられる。
そこで本発明者らは、本菌をサッカロミセス・セレビシ
ェFTY(FRI−413)と令名した。本菌は工業技
術院微生物工業技術研究所にFERM−P6363とし
て寄託されている。本菌は冷凍パン生地に使用すると非
常に有効あり、製パン産業に与える影響は図り知れない
ものがある。
さらに、本菌の上記した特性を利用することによって他
の微生物工業分野への活用が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は酵母のピューロチオニン感受性に
ついて示したグラフ.第3図は酵母懸濁液の凍結貯蔵中
におけるグルタチオンの漏洩と生残率を示すグラフ、第
4図はパン生地の発酵時間と冷凍生地解凍後の酵母の発
酵能の関係を示すグラス、第5図はパン生地の発酵時間
と冷凍生地パンの品質との関係を示すものであり、上段
は市販酵母を用いた場合、下段は本菌を用いた場合を示
している。 また、図の下に示した数字は上段がパンの体積(CC)
、下段が品質の得点(内相5項目,外観5項目について
採点する100点満点法による)を示している。漆1図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 マルトース発酵能が弱く、ピユーロチオニンにほと
    んど不感受性であり、対数増殖期の菌が高い冷凍耐性を
    示すサツカロミセス・セレビシエFTY(FRI−41
    3)。
JP57040044A 1982-03-13 1982-03-13 サツカロミセス・セレビシエfty(fri−413) Expired JPS6015308B2 (ja)

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JP57040044A JPS6015308B2 (ja) 1982-03-13 1982-03-13 サツカロミセス・セレビシエfty(fri−413)

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JPS58158179A JPS58158179A (ja) 1983-09-20
JPS6015308B2 true JPS6015308B2 (ja) 1985-04-18

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JP57040044A Expired JPS6015308B2 (ja) 1982-03-13 1982-03-13 サツカロミセス・セレビシエfty(fri−413)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995021533A1 (en) * 1994-02-09 1995-08-17 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Method of manufacturing bread

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