JPS6018860B2 - 車輛用緩衝器 - Google Patents

車輛用緩衝器

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JPS6018860B2
JPS6018860B2 JP51145335A JP14533576A JPS6018860B2 JP S6018860 B2 JPS6018860 B2 JP S6018860B2 JP 51145335 A JP51145335 A JP 51145335A JP 14533576 A JP14533576 A JP 14533576A JP S6018860 B2 JPS6018860 B2 JP S6018860B2
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JP
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piston
damping force
orifice
shock absorber
check valve
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隆夫 富田
信夫 阿武
均 山本
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/50Special means providing automatic damping adjustment, i.e. self-adjustment of damping by particular sliding movements of a valve element, other than flexions or displacement of valve discs; Special means providing self-adjustment of spring characteristics
    • F16F9/516Special means providing automatic damping adjustment, i.e. self-adjustment of damping by particular sliding movements of a valve element, other than flexions or displacement of valve discs; Special means providing self-adjustment of spring characteristics resulting in the damping effects during contraction being different from the damping effects during extension, i.e. responsive to the direction of movement

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車輔用緩衝器の改良に関するものである。
更に詳しくは、ロッド先端に内筒内を区画し、圧縮工程
時の油の戻り通路と引張工程時の油の〆ィン通路を有す
るピストンを備え、該ピストンに板状のチェックバルブ
とスライドバルブを付設し、チェックバルブに固定オリ
フイスを設け、該オリフイスと、メイン通路と、スライ
ドバルブ上面とピストンの下面とで形成される間隙の3
つの絞り機構の組合せにより、ピストンの低速度域、中
速度城および高速度城において任意な減衰力特性を得る
如し、緩衝器として藁D地性を向上させた車鮪用緩衝器
に関する。
(従来の技術) 油圧減衰装置とコイルスプリング等の弾性部材とを組み
合せた油圧緩衝器は車糠の緩衝器として諸種のタィンの
ものが採用されている。
このような緩衝器で、内筒内を摺動するピストンと、ピ
ストンの軸万向へ穿設されたメインオリフィス及び戻り
油路と、ピストン上面に設けられ、これの圧縮行程で開
くチェックバルブ、ピストンの下面に設けられ、これの
引張行程で開くスライドバルブを備えるタイプの緩衝器
が提案される。
このような緩衝器においては、ピストンの引張行程作動
は、ピストンの上昇に伴いメインオリフイス内に該ピス
トンで区画される上室内の油が流入し、この流入油圧で
メインオリフィスの下面関口を塞ぐスライドバルブをバ
ルブスプリングに抗して開放し、このスライドバルブの
移動量とメインオリフィスによる油量制御により所定の
減衰力を得、油圧緩衝作用を行う。
かかる緩衝器は、以上の他戻り油路の上面閉口端に半径
方向へ溝を設け、該油路の上面関口端を塞ぐチェックバ
ルブ間に半径方向へ固定オリフイスを設けたものも採用
されている。(発明が解決しようとする問題点) 以上のタイプを含む油圧緩衝器一般においては緩衝作動
において、これのピストン低速度城、初期緩衝時、即ち
ピストンストロークが小さく、ピストン低速度城でピス
トン高速度域と同様に減衰力カーブの勾配を小さく設定
すると、路面のうねり、起伏等により所謂フワフワ感の
緩衝を生じる。
そこで減衰力特性カーブの勾配を大に設定すると、小さ
な凹凸の衝撃によりスプリングが圧縮され、次にもとの
状態に戻ると大きな減衰力により伸び速度が規制される
。従って充分に路面に接地する前に次の衝撃が表われ小
さな衝撃の緩衝動が有効に行えず、乗心地性に多少とも
影響する。又ピストンの減衰力を高め、これを一定にす
るとピストン高速度域、大ストローク城においてこの領
域に必要な、又好ましく減衰力特性が得られない。これ
は前記したチェックバルブ、スライドバルブを有するタ
イプも同様であって、引張行程時にスライドバルブでメ
インオリフイスが開き、このメインオリフィスで減衰力
を得るが、このメインオリフィスのみでは定常的な減衰
力持性しか得られず、前記と同様の不具合を生じる。
又このタイプではチェックバルブとピストン上面に開□
する戻り油路間にピストンの半径方向へ固定オリフィス
が設けられ、これによりピストン低速度城等での精度の
高に減衰力持性を得ようとしても、油圧の作用方向に対
し、オリフィスがこれと直角に設けられているため油の
流通抵抗が大きく精度の高い減衰力特性が得られない。
一方、車廟における緩衝器は次のような特性を有するこ
とが望ましいと言える。
まず路面の小さな凹凸による衝撃を緩衝する際、つまり
引張行程時のピストン速度が低速度域の場合は、その衝
撃による振動がいつまでも乗員に感じられるようないわ
ゆるフワフワ感のある緩衝では好ましくなく、直ちにそ
の振動を制御(減衰)するような機能を有していること
が望ましい。言い換えれば減衰力持性カーブの勾配は大
きい方が良いということになる。次に中程度の凹凸によ
る衝撃を緩衝する際、つまり引張行程時のピストン速度
が中速度城の場合は、より一層の乗心地性が求められ、
その向上を図らなければならないため、ピストン速度の
多少の変化にかかわらず、ある程度の減衰力で緩衝器の
伸び速度を規制するような機能を有していることが望ま
しい。
言い換えれば減衰力持怪力ーブの勾配は小さい方が良い
ということになる。さらに非常に大きな凹凸による衝撃
を緩衝する際、つまり引張行程時のピストン速度が高速
度域の場合は、操安性の面からも緩衝器の伸びきりを防
ぐため、少しのピストン速度の変化で極めて大きな減衰
力が必要となり、その大きな減衰力を保有するような機
能を有していることが望ましい。
言い換えれば減衰力持性カーブの勾配は大きい方が良い
ということになる。(発明の目的) 本発明者等は車鞠用緩衝器、特に板状のチェックバルブ
、スライドバルブを有する緩衝器における以上の如き諸
問題点に鑑み、これを有効に鮫決すべく本発明を成した
ものである。
本発明の目的とする処は、小さな衝撃、小ストロークの
如きピストン低速度城での緩衝作動のフワフワ感を無く
し、ピストン低速度城での好ましい減衰力持性を得ると
ともに、ピストン中速度域では、ピストン速度の多少の
変化にかかわらず所定の減衰力を得ることができ、また
ピストン高速度城、大ストローク領域においてもこれに
必要とされる好ましい減衰力特性を得ることができる車
節用緩衝器を提供する。
(目的を達成するための手段) 本発明は以上の目的を達成するために、ピストンの軸方
向に形成された戻り油路を圧縮行程等に開くチェックバ
ルブに該油路と蓮適する固定オリフィスを設けたことを
特徴とし、これにより構造簡単で加工が容易であり、従
釆のこの種緩衝器に大なる変更を加えることなく実施す
ることができ、実用性に殴れ、性能の良好な緩衝器を安
価に得ることができる車輪用緩衝器を提供する。
(実施例)以下に本発明の好適一実施例を添付した図面
に従って詳述する。
第1図は緩衝器の側断面図を示し、図では横向きに示し
たが、これは緩衝器が柚方向に長いためで、実際は左側
が上、右側が下となって車瀬に取り付けられ、第2図は
ピストン部の分解斜視図を、第3図はボトム部分の分解
斜視図を、第4図乃至第6図は第1図の断面指示線各部
の断面図、第7図乃至第9図は作用の説明のための要部
の断面図である。
緩衝器1は内・外二重の筒体2,3で構成され、内筒2
の上端及び外筒3の上部はロットガイド4で閉塞され、
外筒上端は蓋体5で閉塞され、蓋板5とロッドガイド4
間にはゴムシール部材6が介菱され、内筒2の軸方向へ
摺動自在に鉄菱されたロッド9のロッドガイド4、蓋板
5間をシールしている。
又内・外筒2,3の底は底部材7で閉塞され、内・外筒
2,3間にはリザーバーS,が、又内筒2内には油室S
2が形成され、室S,,S2は後述するボトムバルブ3
0で蓮適している。ロッド9の上部は蓋板5外へ延出さ
れ、これの上端には車鞠の車体側に取り付けられ、底部
材7の底にはブラケツト8を一体に軸万向へ延出し、こ
れを自動二輪車であれば後車輪車軸等に松着する。内筒
2内に臨むロッド9の下端にはピストンフロック10を
設け、具体的にはロッド9の先端に小径取付部gaを設
け、これにスプリング受けを兼ねるバルブストッパー1
1を競合し、次にピストン12を、その後にナット13
を順次接合し、螺合し、ロッド取付部9aに上から順番
にストッパー11、ピストン12、ナット13を固定し
、14はピストン12の外周に鮫装したピストンリング
である。このピストン12で内筒2内の室S2は上室S
3と下室S4に区画される。ピストン12には軸方向に
貫通し、該ピストン上下面に閉口するメインオリフイス
15・・・が複数個、例えば3個放射状に形成される。
又このメインオリフィス15・・・の外側には弧状で長
孔状の戻り油路16・・・が同様に3個放射状に形成さ
れる。ピストン12の上面で、内径側にあるメインオリ
フィス15・・・の上端関口部に相応する部分は軸万向
へ凹らせた環状の如き油路17とし、この油路17はピ
ストン12の上面に環状に形成しても、或は放射状に適
当な角度に亘り設け、不連続な環状油路としても良く、
いずれの場合も該油路17にメインオリフィス15・・
・の上端閉口部が臨むようにする。この結果ピストン上
面部の外周寄り部分は円堤の如く軸万向へ突出し、この
環状突出部18に前記戻り油路16の上端を閉口せしめ
る。ピストン12の下面にはメインオリフイス15・・
・の下端閉口のみを閉塞するりング状のスライドバルブ
19がナット13のガイド部13aに沿って摺動し得る
ように俵装され、このバルブ19の下面とナット13の
下端に設けたフランジ部13b間にはバルブスプリング
20が縮装され、この弾発作用でバルブ19はメインオ
リフイス15の下端閉口を弾発的に閉じている。
又メインオリフィス15の下端関口部には下方へ末広が
り状とした大径の閉口部15aが形成され、バルブ19
への受圧面積を大きく設定している。この関口部15a
はピストン引張行程高速度城においてメインオリフイス
15を介してスライドバルブ19に作用する油圧の設定
を容易、確実化、所定油圧、即ちピストンの所定速度で
スライドバルブ19がメインオリフイス15を開放する
ようにするためのものである。ピストン12の上面には
チェックバルブ21が配設され、バルブ21は第2図で
明らかな如く板材で形成され、リング状であって内径部
21aに放射状に中心方向への片21b・・・を一体に
備え、この片21b・・・の内蓬部がストッパー11の
垂下した筒状ガイド部11a外軽部に当接してバルブ2
1‘ま軸方向に沼動自在に鉄装され、この片21b・・
・間には前記メインオリフイス15・・・の環状油路1
7とピストン上面に油室S3とを運速させる通孔a・・
・が放射状に形成される。
又ピストン上面に形成された前記環状突部18には、放
射状に、弧状に形成され、同一円周上に配設され、閉口
する戻り油路16・・・の上端閉口相互を蓮通させる凹
部22が溝状に形成され、突部18の上面にチェックバ
ルブ21のリング部分21cが載り、戻り油路16・・
・及び凹部22・・・を談バルブ21で閉じる。
バルブ21とストッパー11のフランジ部lib間には
バルブスプリング23が配設され、このスプリング23
は第2図に示す如くリング状であって側面をV型に曲げ
られた板バネで形成され、このスプリング23でバルブ
21は突部上面に弾接し、前記の如く戻り油路I6・・
・上端関口及び蓮通凹部22・・・を閉じる。以上の板
状のチェックバルブ21のリング部分21cには藤方向
へ貫通する固定オリフィス24が設けられ、このオリフ
ィス24は図示の如く円孔が好ましく、図示例ではこれ
を1個設けているが、2個以上でも良く、後述する減衰
力持性を得る上で、ピストン径、オリフィスの断面積そ
の他で適宜数設ける。この固定オリフィス24はチェッ
クバルブ21で閉じられる戻り油路16・・・の上端開
○及びこの閉口間を繋ぐ蓮通凹部22・・・と同一円周
上に軸方向へ設けられる。従って固定オリフィス24と
戻り油路16とは運通している。内筒2の底にはボトム
バルブ30が設けられ、ボトムバルブボディ31は底部
材7上にあって内・外筒2,3を区画し、ボディ31の
底及び半径方向の一部には内・外筒2,3を蓮適する蓮
通路32が形成されている。ボディ31の中心にはピス
トン12の下室S4と蓬通路32を繋ぐ固定オリフィス
33が、又このオリフィスの外周には、環状に突部31
aが形成されてこの突部31aには放射状に複数個の通
路34・・・が下室S4と前記達通路32を藤ぐように
設けられている。環状突部31a上にはリング状で板材
よりなるチェックバルブ35が配設され、リング状クリ
ップ37とチェックバルブ35間には前記チェックバル
ブスプリング23と同様にリング状で側面V型に折り曲
げた板バネ状のスプリング36が介入され、該スプリン
グ36の弾発作用でチヱックバルブ35は通路34…の
上端開口を閉塞している。
尚図面中40はピストン12の緩衝用スプリングである
次にその作用を詳述すると、圧縮行程は第9図に示す如
くで、このタイプの緩衝器と同様で、圧縮の初期は第1
図の状態でピストン12が右動(降下)し、下室S4の
油は戻り油路16・・・を介してチェックバルブ21の
固定オリフィス24から上室S3へ流入するとともに、
ボトムバルブ30の固I性オリフィス33を介してリザ
ーバー室S,に流入する。
ストロークの進行で油圧が上昇するとチェックバルブ2
1をスプリング23に抗して持ち上げ、この結果戻り油
路16・・・は開放され、第9図で矢印で示す如く油は
流れ、圧縮行程における所定の減衰力を得る。次に引張
行程について説明すると、引張行程のピストン低速度城
則ち初期の圧縮荷重に対する反作用としての引張荷重、
小なるストロークの引張荷重の如く一般路面の走行にお
ける路面の凹突等の緩衝作用の如きピストン低速度城に
おいてはピストン上昇に伴う上室S3の油はチェックバ
ルブ21に設けた固定オリフィス24を通って戻り油路
16に流入する。
この流入時チェックバルブ21が回転しても固定オリフ
ィス24の下には油路16・・・或は蓮通凹部22・・
・が位置しているため、固定オリフィス24と油路16
・・・の流通は支承無く行われる。ピストン12の引張
行程時の初期においては、第7図の如く先ずこの固定オ
リフィス24の流通断面積によって油の流通は制御され
、従ってピストンの低速度城であってスライドバルブ1
9が開放される以前の速度城、荷重域においては固定オ
リフィス24によって大なる減衰力が得られる。
このためピストン低速度城にあってはこの領域内での緩
衝作用を大なる減衰力で行い、路面の小なる凹凸等によ
って生じた緩衝動によるフワフワ感は防止され、又スラ
イドバルブ19の解放以前の小ストローク、小なる荷重
での緩衝動は、以上の大なる減衰力で乗′○地性の向上
を効果的に行うものである。また、ピストン12の中速
度城、即ち低速度城から高速度域に亘る中速度域におい
ては、メインオリフィス15・・・内に流入する油圧が
上昇し、スライドバルブ19をスプリング201こ抗し
て押し開き始め、スライドバルブ19上面とピストンブ
ロック10下面との間に間隙が形成され、同時にメイン
オリフィス15による減衰力が発生し始める。
しかしメインオリフィス15による減衰力よりも前記間
隙による減衰力の方が大きいため、間隙による減衰力持
性のみが現われ、従ってある程度の所定の減衰力で緩衝
器1の伸び速度は規制され、より一層の乗心地性が得ら
れる。更にピストン12の高速度城、つまり大なるスト
ローク城ではメインオリフィス15・・・内に流入する
油圧が上昇し、この油圧によりスライドバルブ19をス
プリング201こ抗して押し開く。
このスライドバルブ19の開動はメインオリフィス15
の下端に形成された大径の前記閉口部15aの開口面積
を管理することによりピストンの所定速度で確実に行わ
せることができる。メインオリフィス15・・・により
上・下室S3,S4は運通し、上室S3の油はメインオ
リフィス15の流通断面積の制御及び固定オリフイス2
4の断面積の和としてこれに応じた減衰力持性を得、こ
のメインオリフィス15・・・により減衰力持性カーブ
の勾配は前記低速度城におけるよりも小で且つ中速度城
におけるよりも大となる。この状態を第8図で示し、矢
印は油の流れを示している。以上を第10図のグラフで
説明すると、グラフは自動二輪車のリャ側の緩衝器とし
て用いた実測値で、横軸をピストン速度(仇/秒)、縦
軸を減衰力(k9)として示したものである。
ピストン速度が図で明らかな如く0.1凧/秒以内の微
振動領域においては減衰力は曲線ハで示す如く前記した
固定オリフィス24の作用により、該減衰力がこの範囲
即ちピストン低速度域では減衰力の増加率が大となる如
く指数函数的に増加する。ピストン速度が0.1の/秒
の中折点口を越すと前記スライドバルブ19が極く僅か
開き始め、スライドバルブ19上面とピストンブロック
10下面との間に間隙が形成され、該間隙による減衰力
持性が現われる。即ち中折点口からピストン速度が0.
3m/秒前後の中折点口′間の中速度城においては減衰
力の増加率は前記よりも小となり、曲線イ′で示す如く
増加する。ピストン速度が0.3m/秒前後の中折点口
′を越すと前記したオリフィス15…を閉じるスライド
バルブ19がさらに開き、メインオリフィス15・・・
の作用によりこれ以降のピストン速度城においては減衰
力の増加率は低速度域よりも小で且つ中速度城よりも大
となり曲線イで示す如く指数函数的に増加する。このよ
うにピストン低速度域の中折点口迄は減衰力は二乗項的
に増加し、この領域で生じる一般走行時の微振動や路面
の凹凸による小なる衝撃荷重に対しては減衰力でフワフ
ワ感を押え、中遠域では、前記間隙の減衰力特性により
、ピストン速度の多少の変化にかかわらず、ある程度の
所定の減衰力で緩衝器1の伸び速度を規制し、ピストン
高速城、大ストローク領域では減衰力をこれに対応すべ
く前記低速度城よりも小で且つ中速度城よりも大とし、
ピストン速度全領域において良好な減衰力特性を得るこ
とができた。また前記低速度城、中速度域、高速度城に
おける減衰力持性は、夫々固定オリフィス24の径と、
メインオリフイス15の径と、バルブスプリング20の
弾性係数によって夫々独立に自由に設定できるので、所
望の減衰力持性曲線を容易に得ることができ、従って多
種多用な機種に適用することが可能となる。
尚グラフ中には絶対値を記入してあるが、これは自動こ
輪車の実測値を具体的に示したためであって、四輪車で
は値は変更されるがグラフの曲線の如き好ましい減衰力
特性を得ることができる。
次に上記実施例の緩衝器において、チェックバルブ、ピ
ストン、メインオリフイス等を含むピストンブロックの
条件を以下の如く設定することにより、前記緩衝におけ
る以上の特性をより一層向上させ、減衰力持性の安定し
た、又騒音の少ない緩衝器を得ることができ、本発明者
等は前記緩衝器を諸種の条件で実験し次に述べる如き各
種条件下にも適用し得る実測値を得た。先ずその第1は
、緩衝器の前記減衰作用時における騒音の発生の解決に
関するものである。
前記した減衰力作用時において、メインオリフィスを通
過する油の流量はピストンの径によって決定される。従
ってメインオリフィスの径を必要以上に絞って小径とし
、必要以上にメインオリフィスを流れる流速を遠くした
場合は、メインオリフィスの上端閉口部、下端閉口部、
即ちピストンのメインオリフィス部分の前後において圧
力差が大となり、このため池の流れに乱流を生じ易くな
る。このため油圧的振動を惹起し、これらの乱流、油圧
的振動は音の発生原因となり、緩衝器の減衰作用時にお
ける騒音となって外部へ放出される。これら騒音の発生
状況とピストン面積、メインオリフィスの単一断面積と
の関係について諸種実験し、実測して検討した結果、第
11図に示す如くピストンの面積と固定もしくはメイン
オリフィスの断面積の比によって騒音の発生状況に一定
の関係があることを知見した。
ここでピストンの断面積をA2、メインオリフィスの単
一断面積をんとし、この量面積の比ん/んを諸種設定し
て実験し、実測した処第11図のグラフの如き結果を得
た。
図で縦軸を騒音とし、騒音が小さく、安定した位置を1
00とし、これを基準として%で示し、又横軸を前記ん
/A2×10‐3)、即ちメインオリフィスの単一断面
積/ピストン断面積の比(×10‐3)で示した。
グラフ中の線ハで明らかな如く前記ん/A2の比が極値
点二である1.0×10‐3以下であると騒音は指数函
数的に増大し、極値点二以上のA3/A2の値では同一
レベルで安定し、騒音が小さく、且つ安定した音圧しベ
ルが得られる。
従って固定もしくはメインオリフイスの単一断面債ふと
ピストン断面燈A2との比がA3/ん≧1.0×10‐
3であることが本実施例の緩衝器において減衰作用時の
騒音低減化上好ましいことが判明した。
次にその第2は緩衝器の前記減衰作用時における減衰力
持性、特にピストン高速度域における減衰力特性の安定
化の解決に関するものである。
前記減衰力発生時において、チェックバルブはピストン
上面に配設され、このチェックバルブとピストン間の隙
間、即ち前記実施例におけるチェックバルブの切欠状通
孔でストッパー11外径との間に形成される隙間を経て
〆ィンオリフイスに油は流入するが、ピストンの高速度
城ではチェックバルブスプリングが油圧で平担に変形し
これにより流通断面積が変化して、ピストン高速度城で
の減衰力特性を安定させるため多少とも影響が出る。そ
こで本発明者等はメインオリフィスの合計断面積とチェ
ックバルブの前記通孔による有効通路の合計断面積とを
諸種の条件の下で変化させ、実験し、実測した処、この
断面積の比の関係においても前記と同様に一定の関係が
成立することを知見した。
即ち第12図のグラフに示す如くで、ここでチェックバ
ルブの有効通路の合計断面積をA5、ピストンのメイン
オリフィスの合計断面積をんとし、この両者の比A5/
んを諸種設定し実測した処、第12図の曲線木の如き実
測値を得た。
第12図は縦軸の減衰力とし、減衰力が安定する位置を
100とし、これを基準として%で示し、又機軸を前記
&/A4、即ちチェックバルブの有効通路の合計断面積
/メインオリフィスの合計断面積の比で示した。曲線木
で明らかな如く、A5/A4の比が極値点へである20
を越えると減衰力は一定となり、安定するが、これ以下
であると指数函数的に減衰力は増加し、曲線ホの極値点
へ以前の比の領域内で領域ト内で変動し、且つ減衰力が
変化する鏡向があつた。
従ってチェックバルブの有効通路の合計断面積んとメイ
ンオリフィスの合計断面積へとの比が公/へ≧20であ
ることが本実施例に係る緩衝器の減衰力持性の安定化、
特にピストン高速度城での減衰力持性安定化上好ましい
ことが判明した。
更にその第3は緩衝器の前記減衰作用時における減衰力
持性の安定化、騒音減少に関するものである。前記の如
く減衰作用時においてメインオリフィスを通過する油の
流量はピストンの径によって決定され、ピストン径が増
大する程メインオリフィスを通過する流量は増加する。
この場合、メインオリフィスの流入側を偏平のまま閉口
したのでは独の流入抵抗は増し、油の円滑なメインオリ
フィスへの流入に多少とも影響し、前記の如くピストン
前・後で圧力差が大となり、乱流、油圧的振動が発生し
て騒音の原因になるとともに、減衰力持性に影響する要
因ともなる。従って本実施例ではピストン上面のメイン
オリフィス開□部に環状油路17を設け、この油路17
でメインオリフイスへの油の流入を安定化させ、次いで
メインオリフィスへ該油を導くようにしたものである。
このようにピストンの径とメインオリフィスを通過する
油量は相関関係にあり、メインオリフィスに流入側に環
状油路を設けることにより油の流入が安定するものであ
るが、このピストン径と環状油路の軸方向高さによる油
溜作用、これによる油の流線の円滑化も減衰力持性の安
定化、騒音減少に影響することが諸種の設定条件での実
験、実測により明らかとなった。
即ち、環状油路の高さをhとし、ピストンの径をDとし
た場合、両者の比h/Dを諸種設定し、実験し、実測し
た処、第13図のグラフの如き結果を得た。
第13図では縦軸を減衰力とし、減衰力が安定した位置
を100とし、これを基準として%で示し、又機軸をh
/D、即ち環状油路の高さ/ピストン径の比で示した。
曲線チで明らかな如くh/○の比が極値点り0.08を
越えると減衰力は一定となり安定するが、これ以下であ
ると減衰力は指数函数的に増加し、曲線チの極値点り以
下の領域ヌ内で変動し、且つ減衰力が変化する額向があ
った。従って環状油路の高さhとピストンの蓬Dとの比
がh/D≧0.08であることが本実施例の緩衝器の減
衰力特性の安定化上好ましく、又当然のことながら騒音
は減少した。
尚以上において環状油路17のメインオリフィスの径よ
り大きければ良い。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ピス
トン低速度城で減衰力を作用させつつこれを大きく設定
することができ、一般路面走行で生じる小さな衝撃、小
ストロークの如きピストン低速度城での緩衝作用を最適
の状態で行うことができ、フワフワ感の如き緩衝作動を
無くし、又微小振動の直接的な伝搬を防止して、乗心地
性を向上させる性能良好な緩衝器を得ることができる。
又本発明によれば、ピストン低速度城での以上の如く好
ましい減衰力持性を得ることができるにもかかわらず、
ピストン中速度城では、スライドバルブとピストンフロ
ツクとの間隙により、ピストン速度の多少の変化にかか
わらず緩衝器の伸び速度を規制する所定の減衰力持性を
得ることができ、ピストン高速度城、大ストローク領域
においても必要とされる好ましい減衰力特性を得ること
ができ、ピストン速度の全領域において各領域に最適の
減衰力特性を備える高性能な緩衝器を得ることができる
。更に又本発明によれば、以上をピストンに設けと戻り
油路を開閉するチェックバルブに該油路と蓮適する固定
オリフィスを設けるだけで達成し、従釆の緩衝器に大な
る変更を加えることなく実施することができ、前記の如
く性能の良好な緩衝器を構造簡単、且つ安価に提供する
ことができるとともに、固定オリフィスの成形も板状の
チェックバルブに孔加工するのみで足り、孔加工が簡単
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の−実施例を示すもので、第1図は緩衝器
全体側断面図、第2図はピストンブロックの分解斜視図
、第3図はボトムバルブの分解斜視図、第4図は第1図
4−4線断面図、第5図は同5−5線断面図、第6図は
同6−6線断面図、第7図乃至第9図は作用説明図で、
第7図は引張行程でのピストン低速度城の要部断面図、
第8図は同高速度城での同断面図、第9図は圧縮行程の
同断面図、第10図は本発明にかかる緩衝器の引張行程
の減衰力持性を示すグラフ、第11図はオリフイスの単
一断面積とピストン断面積の比とが騒音に及ぱす影響を
示したグラフ、第12図はチェックバルブの有効通路の
合計断面積とメインオリフィス合計断面積とが減衰力持
性に及ぼす影響を示したグラフ、第13図は環状油路の
高さとピストン径とが減衰力持性に及ぼす影響を示した
グラフである。 尚図面中、1は緩衝器、2は内筒、3は外筒、9はロッ
ド、10はピストンブロック、12はピストン、15は
メインオリフイス、16は戻り油路、17は環状油路、
19はスライドバルブ、21はチェックバルブ、24は
固定オリフィス、S3,S4は上下の室である。 第2図 第3図 第1図 第ム図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図 第10図 引 張 側 ぶん 食 刀 (kg) ピストン蟹鷹(心そ抄) 第11図 ギ隻 者 し べ 1レ ′仏J 鰭紛れ偽 第12図 云み 亥 力 ハ ラ1 彼 ス ト ク ′仏′ 他肌晩鼠影みそ総液 ?針・的rll前1液 第13図 み・ 蓑 力 字丁 残 ス ト ■ ク ′XJ 核1X池聡、け急こ/けトン後

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内・外筒を備え、内筒内にはロツド先端に設けられ
    たピストンブロツクを摺動自在に嵌装し、ピストンブロ
    ツクには、圧縮行程時に油が流通する戻り通路と、引張
    行程時に油が流通するメイン通路の少なくとも2つの油
    通路を備えた車輛用緩衝器において、ピストンブロツク
    上面に弾性部材で弾圧される板状のチエツクバルブを設
    け、該チエツクバルブにより戻り通路の開閉を自在とし
    、チエツクバルブには戻り通路に連通する固定オリフイ
    スを設け、前記メイン通路を油の絞り機能を持つオリフ
    イスとして構成し、ピストンブロツクの下面に弾性部材
    で弾性されるスライドバルブを設け、該スライドバルブ
    によりメイン通路の開閉を自在とし、前記固定オリフイ
    スと、前記メイン通路と、前記スライドバルブ上面とピ
    ストンブロツク下面とで形成される間隙の3つの絞り機
    構の組合わせにより任意な減衰力特性曲線が得られるこ
    とを特徴とする車輛用緩衝器。
JP51145335A 1976-12-03 1976-12-03 車輛用緩衝器 Expired JPS6018860B2 (ja)

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