JPS60197789A - グラウト注入工法 - Google Patents

グラウト注入工法

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JPS60197789A
JPS60197789A JP24849684A JP24849684A JPS60197789A JP S60197789 A JPS60197789 A JP S60197789A JP 24849684 A JP24849684 A JP 24849684A JP 24849684 A JP24849684 A JP 24849684A JP S60197789 A JPS60197789 A JP S60197789A
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water glass
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grout
water
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JP24849684A
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Kazuo Shimoda
一雄 下田
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Shimoda Gijutsu Kenkyusho KK
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、軟弱地盤の止水や地盤強化を目的とする地盤
注入又は空洞部への充填注入を目的とする裏込め注入に
応用できるグラウト注入工法に関する。
更に詳しくは、セメント懸濁液であるA液と、水ガラス
水溶液であるB液とから成り、■ −次ゲルのゲルタイ
ム(A液とB液を混合して最初に形成される一次ゲルの
ゲルタイム)が約20秒以下であること、 ■ −次ゲルと二次ゲル(−次ゲルを破壊して一旦流動
化させた後に再びゲル化する固結物を二次ゲルという)
が存在する範囲であること、 ■ AR両液を混合して一次ゲルを生成させ、この−次
ゲルを破壊して二次ゲルとすることなく一次ゲルの状態
で地盤内に注入することを特徴とする注入工法に関する
ものである。
先ず、本発明の特徴点■につぃて説明する。
シルト、粘土などの細粒土を含有する地盤への注入又は
空洞充填に広く用いられてきた従来技術によるグラウト
は、セメント系グラウト、特に固結能力(一定時間内の
ゲルタイム)を有するセメント系薬液であった。注入後
のグラウトが逸走して不必要に広い範囲に分散するのを
防止し、設計限定範囲内に留めるために、非常にゲルタ
イムの短い瞬結性薬液が最近好んで用いられるようにな
り、所期の効果をあげている。
最も多く使用されているセメント系薬液としては、セメ
ント懸濁液と水ガラスとを組み合わせた薬液があり、こ
の薬液を用いた注入工法は、LW工法と呼ばれている。
LWI法においては、通常、水ガラス液とセメント懸濁
液とを夫々別個に調合し、2台のポンプを用いて当量ず
つ圧送し、注入ポンプと注入管先端部の中間で両液を合
流させて地盤又は空洞内に注入しゲル化させる。このL
W工法においては、セメント懸濁液中に含有されるセメ
ントの量を変えることにより、ゲルタイムを調整する。
然し乍ら、両液を当量ずつ混合するという工法上の制約
のために、如何に多量のセメントを用いてもゲルタイム
は30秒前後より短くはできないという欠点がある。
上述のLW工法の欠点を克服するために、セメント懸濁
液に塩化カルシウムのような金属塩又は石こう等を添加
し、ゲルタイムが5〜20秒程度以下の瞬結性薬液とす
る提案がなされ、実用に供されている。然し乍ら、添加
剤を用いるために薬液が高価になるのみならず、セメン
ト懸濁液に添加剤を添加した状態で放置するとセメント
の水和反応が進み、好ましくない粘度の上昇やゲルタイ
ムの変動を招来し、工程管理工種々の困難が生じる。
本発明は、石こう又は高価な金属塩を用いることなく、
上述のLW工法の欠点を克服し、瞬結性又は瞬結に近い
ゲルタイムを持つグラウトを提供することを目的とする
。
本発明によれば、セメントを主成分とする懸濁液(A液
)と水ガラス水溶液(B液)とを混合して地盤内に注入
するに当たり、A液とB液とを当量混合するのではなく
、A液の容積とB液の容積を一定範囲内の比例配合に保
持することにより、添加水ガラス量を少量におさえつつ
、瞬結に近いゲルタイムを有するグラウトを得ることが
できる。
水ガラス液とセメント懸濁液とを容量比で等量混合して
地盤内に注入する従来技術によるLW工法の場合、セメ
ント量が一定である限り、水ガラス濃度を高くしてもゲ
ルタイムが水ガラス濃度に比例して短縮されるわけでは
なく、可能な最短ゲルタイムに一定の限界があり30秒
前後より短い瞬結性又は瞬結に近いゲルタイムを有する
薬液は得られないことは前述したとうりである。逆に、
水ガラス濃度を一定値以下(水ガラス液中の5un2濃
度が1.2重量%以下)に下げた場合には、AB両両液
会合後薬液のゲルタイムは大幅に遅延され、ついにはゲ
ル化しない薬液となり注入薬液の用をなさないものにな
ってしまう。又、従来のLW工法で用いられている薬液
は、前述のように、水ガラス濃度の変化によるゲルタイ
ムの変動が小さい。
本発明者は、上述のLW工法の欠点を改良すべく、研究
を積み重ねていたが、セメント懸濁液と水ガラスとを組
み合わせた薬液は以下のような特異な性質を持つことを
知得した。
(1) セメント懸濁液と水ガラス液とを等量混合して
使用する場合(従来のLW工法)には、一定量のセメン
トに配合する水ガラス液中の水ガラス(又は5un2)
の濃度を高くしてもゲルタイムはほとんど変化しない。
(この現象は、ゲルタイムの管理・制御が容易であるこ
とを意味し、従−来の■、W工法の利点でもある。) (2,)水ガラス濃度が一定値以下、即ちΔB両両液会
合後薬液(グラウト)中に含有される5un2濃度が約
1.2重量%以下になると、ゲル化現象を示さない。
(3) 1!<べきことに、グラウト全量に対する水ガ
ラス(Sin□)の総量が同一である場合でも、B液卵
ち水ガラス溶液の水ガラス濃度の相違によってAB両両
液会合後薬液のゲルタイムが著しく異なる。即ち、薬液
中の水ガラスの占める総量が成る一定値である場合、低
濃度の水ガラス液をこれとほぼ同量のセメント懸濁液と
混合したときと比較して、高濃度の水ガラス液を少量使
用したときのほうが、ゲルタイムが著しく短縮される。
(4)更に驚くべきことには、セメント懸濁液を短時間
(約20秒以下)でゲル化させることができる濃度範囲
(AB両液混合物中に含有される水100 Qに対して
、存在する水ガラス重量がSiO2として0.6乃至4
.3gである割合の範囲)内では、水ガラス液の混入暇
が少ないほど、ゲルタイムは短くなる傾向を示す。
(5)更に、AB両液混合物中に含有される水100 
ccに対して、存在する水ガラス重量がSjO□として
、0.6乃至4.3の範囲内にあっても、B液の水ガラ
ス濃度が濃い程ゲルタイムは短くなる傾向を示す。
本発明者は、上記のような特異な性質について更に詳細
に研究し、この特異な性状を実際の薬液注入に応用でき
るものとし、特許請求の範囲に記載の発明を完成した。
即ち、本発明によれば、Sin、を12乃至40重量%
含有する水ガラス液(B液)を使用し、これとセメント
懸濁液(A液)とを組み合わせた注入薬液又はグラウト
を調製するに当たり、A液とB液とを一定範囲内の比率
で比例混合することにより、20秒以下のゲルタイムを
持つグラウトを得ることができる。ゲル化後のグラウト
は、含有する水ガラス量が非常に少ないために、ゲル化
直後の強度は比較的弱いけれども、通常の条件下におい
ては流動・逸走が阻止される程度の強度を有しており、
地中の空洞又はトンネル壁部等の止水の目的にも充分に
適合する。
然し乍ら、水ガラスの添加量が極端に少ない場合には、
ゲルタイムは、短くほとんど瞬結性を示す(ゲルタイム
:約2〜3秒)けれども、得られる強度が極めて弱いた
めに、ゲル化による効能が発現されない。(即ち、−次
ゲルが形成されている。)一方、薬液中に存在する水ガ
ラス量が本発明範囲を越えた場合、即ち薬液中の水10
0 cc中に含有される水ガラス成分であるSun、の
重量が4.3gを超過した場合には、ゲルタイムが長く
なり過ぎて目的を達成できない。
又、本発明では、ゲルタイムは液温及びセメント量によ
って変動するが、その場合は、B液の水ガラス濃度(1
2〜40%)及びAB両液混合物中の水ガラスに含有さ
れるSin、量(0,6〜4.3 g)の範囲内で変化
させることにより、ゲルタイム20秒以下に調整するこ
とができる。
本発明において用いるセメント懸濁液としては、セメン
トのみの懸濁液はもとより、通常のグラウト材に添加さ
れることのある添加剤、例えば、水砕スラグ、フライア
シュ、ベントナイト等の混和剤、微粉末状の石灰石、岩
石等の一次鉱物、現場で採取した掘削土、土砂、その他
の増量剤、又は粘着剤等を適宜に添加したものを使用で
きる。
更に、本発明の薬液に気泡剤を添加して、エアモルタル
として使用することもできる。
以下に、実施例及び比較例を挙げて、本発明について更
に詳細に説明する。
以下の例において用いた水ガラスはJTS 3号品(S
un、: 28−30%、 Na2O: 9−10%)
であり、水ガラス原液IQ中に含有されるSin□は約
400gである。セメントは市販のポルトランド・セメ
ント、スラグは市販のセラメント(商品名)、ベントナ
イトは市販品のうち粒度200メツシユのもの、砂は標
準砂を用いた。
水ガラス原液を水で稀釈して実施例及び比較例で用いる
水ガラス水溶液をつくった(表1参照)表 1 配合 水ガラス 水ガラス 水ガラス 水 溶液IQ中 温溶液種別 原液 に含まれる (cc)(cc)SjO□重量(g) 水ガラスT 1000 0 400 IT 800 200 320 m 500 500 200 TV 400 600 160 V 300 700 120 Vl 200 800 80 比較例1〜7 先ず、比較例としてA液(セメント懸濁液)及びB液(
水ガラス溶液)を等量混合した場合(従来工法)の薬液
中のSin□量変化に対するゲルタイムの変動を表2に
示す。
表 2 (液温:18〜20℃) 番号 B液 A液 ゲル 水分100 cc水ガラス■
 水 セメント 水 タイム に対する5in2(部)
(cc)(g)(艶) (秒) 重量(g)比較例1 
100 0 50 85 45 10.81比旬8列2
 80 20 50 85 42 ’ 8.65比較例
3 60 40 50 85 40 6.491慟列/
I 40 60 50 85 35 4.32比較例5
 30 70 50 85 36 3.24比較例6 
20 80 50 85 50 z、r6比較例7 1
5 85 50 85 ゲル化せず 1.62表2の結
果から明らかなように、A液と13液を等量混合すると
従来のLW右方法場合には、セメント量一定の場合には
ゲルタイムは水ガラス濃度によってはあまり大きな影響
を受けず、約30〜50秒の範囲内にあることがわかる
。又、An両液混合物中に含まれる純水分100容量部
(cc)に対する水ガラスのSi、02液分重ML(g
)が4g前後の場合にゲルタイムが最も短くなり、それ
以下になるとゲルタイムは再び長くなる傾向を示し、5
i02量が水分100 ccに対して約2g以下になる
と、ゲル化能力が失われてしまうこともわかる。
実施例1〜14及び比較例8〜17 次に、実施例1〜14及び比較例8〜17をまとめて表
示(表3参照)する。比較例8,9゜12.14,15
及び17は、混合後のグラウト中の純水分容積に対する
水ガラス成分(SjO2重景で表示)の重量不足のため
に、目的とする終結に近いゲルタイム(20秒以下)が
得られない例である。
比較例10,11,13,1.6.17及び18では、
瞬結に近いゲルタイムは得られるけれども、得られるゲ
ルが軟弱に過ぎ、ゲル化後2〜5分経過後においても流
動状態のままであり、通常の注入操作で用いられる注入
圧力下で逸走を示し、ゲル化による固結を示さない。尚
、実験中、液温は18〜20℃に保った。
(以下、余白) 上記の各実施例及び比較例から、例えばセメントを含有
する層温液(A液)iにJIS 、3号品の原液(水ガ
ラスりを添加した場合、水ガラスの量(SiO□量)が
少ないほどゲルタイムが短くなり、混合物中の純水物1
00 ccに対するSiO□重量が約4.3gのときゲ
ルタイムは約20秒、Sin、重量が1g程度のときの
ゲルタイムは約3秒前後になる。
混合物、即ち注入グラウト中の純水分100 ccに対
するSiO□重量が0.5g以下になると、ゲルタイム
は約2〜3秒と短くなるが、得られるゲルはゲル化後2
〜5分経過後においても極く僅かの力が印加されると流
動するものである。逆に、純水分100 ccに対する
SiO□重量が約4〜5gを越えるとゲルタイムが約3
0秒以上となり、瞬結性薬液としての使用に適さなくな
る。
又、グラウト中の純水分に対する含有水ガラス量が同じ
であっても、B液中の水ガラス濃度が低下するとゲル化
の促進・ゲルタイムの短縮効果も低下する。例えば、水
ガラス濃度がSiO□を基0秒以下にすることが困難に
なり(比較例17)。
たとえゲルタイムを瞬結に近い時間にできた場合におい
ても得られるゲルはゲル化後2〜3分経過後においても
流動する性質のものである(比較例18)。
次に、本発明の■について述べる。
従来、セメントを主成分とするモルタルに水ガラスを添
加した場合のゲルタイムは20分〜40分という非常に
長いものとして知られており、施工に当たっては、容量
200Q 〜500Q のグラウト・ミキサー内でセメ
ントと添加剤に水を加えて得たモルタルに水ガラスを所
定量加えて調製したグラウトを1台の注入ポンプを用い
い1本の注入ホースを経由させてグラウトホールから注
入充填させて20〜30分後のゲル化を待つ方法が採用
されていた。
本発明者は、セメント・fルタルに少量の水ガラスを添
加した場合の挙動について、系統的により詳細な研究を
進めていたが、研究の途上において従来においては知ら
れていなかった次のような新たな知見を得た。
即ち、(1)セメント懸濁液に添加する水ガラスの量を
極端に減少させた場合、瞬結に近いゲルタイム(1〜2
秒乃至20秒以下)で極めて弱いゲルができる。
(2)このゲルは極めて軟弱であり、攪はんすることに
より、いったん形成されたゲル(以下これを一次ゲルと
称する)が破壊されて再び流動状態になった後に、20
〜40分後に、従来から知られているゲル(以下、これ
を二次ゲルと称する)が得られる。
(3)上記の一次ゲルを与える水ガラスの添加量は、A
B両液混合物中の水の占める容積100 ccに対して
0.6乃至3.5gの水ガラスが存在するという添加量
としては極めて微少量であり、このように微少量の水ガ
ラスを添加して得たグラウトは約15秒程度(ゲルタイ
ムから見ると本発明の前記■の条件とほぼ一致する)又
はそれ以下の瞬結性ゲル(−次ゲル)を形成し、この−
次ゲルは攪はん又は僅かの圧力印加によってゲル状態が
破壊され再び流動状態となり、その後、約10〜80分
後に再びゲル化する(二次ゲル)。
従来法において利用されてきたゲル化は、上述の二次ゲ
ルであり、水ガラスの混入量を極端に少量にすると得ら
れるゲルタイムが著しく短縮されるということは技術的
常識に反する現象であること、従来法によるこの種のグ
ラウトは混合槽内で全成分を攪はん混合した状態で注入
装置に導かれるのが普通であったこと、更には上記の一
次ゲルが極めて軟弱で攪はんによって容易に破壊される
ものであること、得られるゲルが無色透明に近いもので
あること等が原因となり、この−次ゲルの生成はこれま
で認識され注目されることがなかったものと考えられる
。
本発明者は、この−次ゲルが、瞬結性又は瞬結に近いゲ
ルタイムを有することに着目し、−次ゲル化現象を有効
に地盤注入に応用して従来法とは大きく異なった新たな
注入工法を開発することを目的として更に研究を続けた
結果、攪はん等の一次ゲルの破壊をもたらす力の印加を
避ければ、この−次ゲルは空洞充填などの裏込め工法に
利用して充分に実用に耐え、止水等の目的を達成できる
ことを究明した。本発明によるグラウト材は、−次ゲル
の利用による注入時におけるグラウトの逸走の防止、設
計範囲内への集中的な注入を目的とし、グラウト固結物
の最終的な強度はセメントの水和反応による強い強度を
利用するものである。
本発明で用いる水ガラス液としては、できるだけ水ガラ
ス濃度の高いものが望ましく、好ましくは水ガラス成分
中の5in2含有量として12乃至40重量%の範囲の
水ガラス濃度を採用する。
又、AB両液の水100 cc当たりに添加する水ガラ
ス量はSiO□として3,5gが上限であり、この上限
を越えると一次ゲルが生成しない。逆にグラウト100
 ccに対する水ガラス成分が5in2度が弱くなり過
ぎ、極く僅かの加圧・振動等によって破壊されてしまう
ために実用に適さない。
通常、裏込めや空洞充填に使用されているグラウトは不
必要な遠方に逸走することなく所望する限定範囲内に留
めることが望まれ、このためにはゲルタイムはできるだ
け短いほうが好ましい。
一方、限定範囲内の領域内では、微少な空隙内にも注入
薬液(グラウト)がゆきわたることが望まれる。本発明
によるグラウトは、ゲル化時間は短く、しかもゲル化後
の強度は極めて弱い一次ゲルを利用するものであり、上
記のごとき相反する要望に応えることができる優れたグ
ラウトである。
以下、本発明の■についての実施例を挙げる。
15〜21及び比 19〜20 先ず、セメント単独の懸濁液であるA液と、水ガラス液
(JIS 3号品原液)から成るB液とから得られる一
次ゲルの実測値を以下の表4に示す。
(以下、余白) 表4に示すように、セメントを主成分とする懸濁液(A
液)に少量の水ガラスを加えて得られる一次ゲルのゲル
タイムは極めて短く、瞬結性を示し、その傾向は水ガラ
ス液の添加量が少ないほどゲルタイムが早くなるという
驚くべきものである。
又、表4には示されていないが、水ガラス濃度が異なっ
てもB液中の水ガラス濃度が5in2基準で12%乃至
40%の範囲内であれば、はぼ同じ傾向を示す。しかし
、SiO□濃度が12%未満になると、−次ゲルのゲル
強度が殆ど発現されない程度に低下し実際上は極めて微
小の力で流動化する挙動を示し、−次ゲルと二次ゲルと
の区別もつかないほどになってしまうので、本発明には
適さない。
片l飢例 21〜28 次に、比較例として、表1に記載の配合物から得られた
一次ゲルを破壊して得られる流動物の最終的なゲル(即
ち、本明細書中でいう二次ゲル)のゲルタイムを以下の
表5に示す。
表5に示すように、いったん生成した一次ゲルを破壊し
た後に得られる従来から公知のゲル(本明細書中でいう
二次ゲル)のゲルタイムは、−次ゲルのゲルタイム(約
20秒以下)と比較すると、大幅に遅延していることが
わかる。
」1 番 号 配 合 二次ゲルのゲルタイム比較例21 実
施例15と同じ 76分比較例22 実施例16と同じ
 57分比較例23 実施例17と同じ 44分比較例
24 実施例18と同じ 35分比較例25 実施例1
9と同じ 21分比較例26 実施例20と同じ 15
分比較例27 実施例21と同じ 1分10秒比較例2
8 実施例19と同じ 18秒表4中の比較例19と表
5中の比較例28とを較べればわかるように、水ガラス
添加量が上限値を越えると、−次ゲルと二次ゲルの区別
ができなくなる。このため、−次ゲルを利用するという
本発明の趣旨に照らして、添加する水ガラスの量は、A
B両液中の水分100 ccに対して含有されるSiO
□量が3.5g以下に限定した。又、比較例20と比較
例23とを較べればわかるように、水ガラスの添加によ
り二次ゲルのゲルタイムも短縮されている。
以−Eに述べたところをまとめると、本発明の特徴事項
■は、−次ゲルと二次ゲルが存在する範囲であることで
あり、−次ゲルと二次ゲルとの区別ができないゲルは比
較的硬質で採炭性(シキソトロピカル、thixotr
opjcal)ゲルではないため本発明より除外される
。
最後に本発明の特徴事項■について述べる。
本発明の特徴事項■を満足するグラウト、即ち、−次ゲ
ルと二次ゲルの両方の状態が存在するグラウトは、−次
ゲルを採炭性ゲル、可塑性ゲル又はシキソトロピカルゲ
ルと呼び、本発明者が初めてその存在をつきとめ裏込め
等への利用を提案したわけであるが、究明の当初段階に
おいては、−次ゲルと二次ゲルの存在が完全には把握で
きなかったために、実際の注入現場での施工に当たって
は次のような問題点があった。
(i) A液とB液を注入口より手前で合流させて一次
ゲルを形成させる際、合流時にAB両液を良く混合させ
るために例えばパイプミキサー等の混合装置を用いるが
、ゲル化した後も攪はんを続けると一次ゲルが破壊され
て流動化してしまう。
(ii) AB両液を合流させて一次ゲルを生成させた
後に注入パイプの断面積を小さくして必要以上の流速で
送ると、−次ゲルが破壊される。
(iii) AB両液を合流させて一次ゲルを生成させ
た時点から注入口に至るまでの間で注入パイプに凹凸が
あると、−次ゲルが破壊される。
(iv ) −次ゲルを空洞等の空間を経由させて注入
する場合、落差の影響で一次ゲルが破壊されることがあ
る。
(v) 地盤が砂れき層で湧水(流速が大)がある場合
にも一次ゲルが破壊され易い。
上記のような事態を考慮して、−次ゲルを破壊すること
なく一次ゲルの状態で地盤内に注入することが本発明の
重要な条件■である。また、本発明方法においては注入
管(又はホース)内で一次ゲルを生成させるからゲルタ
イムはできるだけ短いほうがよく、通常は20秒以下で
あることが望ましい。ゲルタイムが20秒を越えると施
工管理が難しくなるので、本発明の範囲から除外しであ
る。
スJ1例 22 次に、実際に注入ポンプを使用してAB両液を混合した
例を挙げる。
実施例19の配合のA液100 flとB液5Qとを別
途に調合した。吐出量の異なる2台の注入ポンプを用意
し、これらの注入ポンプを用いて、A液及びB液を別個
に圧送し注入ホースの先端で合流させた後に放出した。
A液:B液の吐出量比率をA:B=1:0.05とし、
A液の吐出量を毎分10 Q とした。
その結果、注入ホース管路内で合流させられて、いわば
管路ミキシングされた混合物は、−次ゲルを形成し、こ
のゲルは破壊されることなく、注入ホース先端部から放
出された。
’Aji44B 23 本発明グラウトを実際に地盤内で裏込め注入した試験例
を示す。
部内のシールド現場(地下水の湧出するシルト混じり砂
層)に、A液としてセメント250 kgを水875 
α に懸濁させた液を用い、B液としては水ガラス(J
IS号品)原液60 Q を水90 Qで稀釈した水ガ
ラス溶液を準備し、A液:B液の注入比率(容積比)を
1 : 0.08に保持しつつ比例注入した。注入に当
たっては、A液及びB液を別個の注入ホースで注入口付
近まで導き、注入口直前で両液を合流させた。
その結果、切羽からグラウトが逸走することなく、地下
水の湧出を効果的に止めることができた。
共fl−礼W 実施例23と同じ配合とし、ただしAB両液をモルタル
ミキサー内で攪はん混合することにより、生じた一次ゲ
ルを破壊した後↓こ、混合物を1台の注入ポンプ、一本
の注入ホースを用いて実施例9と同じ注入対象現場に施
工した。その結果、切羽からのグラウトの逸走が認めら
れ、止水効果も実施例23と比較して遥かに劣っていた
。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一 軟弱地盤の強化、止水又は空洞の充填若しくは裏込
    め注入のために用いるグラウト材であって、セメント懸
    濁液であるA液と、水ガラス水溶液であるB液とから成
    り、AB両液混合後の一次〃ルのゲルタイムが約20秒
    以下で且つB液中に含有される水ガラスの濃度が5in
    2基準で12乃至40重量%の範囲であって、B液中の
    5in2量がAB両液混合物中の水の占める容積100
     ccに対して0.6乃至3.5gとなるような割合で
    AB両液を混合して地盤内に注入するに当たり、A液及
    びB液を注入口より手前で合流させて注入口に至るまで
    の間に一次ゲルを生成させ、この−次ゲルを破壊するこ
    となく一次ゲルの状態で地盤内に注入することと、A液
    封B液の注入比を1 : 0.02〜0.17に保持す
    ることとを特徴とするグラウト注入工法。
JP24849684A 1984-11-24 1984-11-24 グラウト注入工法 Pending JPS60197789A (ja)

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JP24849684A Pending JPS60197789A (ja) 1984-11-24 1984-11-24 グラウト注入工法

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JP (1) JPS60197789A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0476108A (ja) * 1990-07-17 1992-03-10 Seiji Ichikawa グラウト方法
KR102211957B1 (ko) * 2020-09-24 2021-02-04 주식회사 위드엠텍 가소성 그라우트 약액 조성물과 이를 이용한 가소성 그라우팅 공법

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5674180A (en) * 1979-11-22 1981-06-19 Shimoda Gijutsu Kenkyusho:Kk Back-filling process using thixotropic gel
JPS5837081A (ja) * 1981-08-28 1983-03-04 Shimoda Gijutsu Kenkyusho:Kk 空洞充填に適するグラウト材及び該充填グラウトを用いる注入工法
JPS5837080A (ja) * 1981-08-28 1983-03-04 Shimoda Gijutsu Kenkyusho:Kk グラウト材及びグラウト注入工法

Patent Citations (3)

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