JPS6022037B2 - エチレン分解炉の汚染及び腐食防止方法 - Google Patents

エチレン分解炉の汚染及び腐食防止方法

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JPS6022037B2
JPS6022037B2 JP14952183A JP14952183A JPS6022037B2 JP S6022037 B2 JPS6022037 B2 JP S6022037B2 JP 14952183 A JP14952183 A JP 14952183A JP 14952183 A JP14952183 A JP 14952183A JP S6022037 B2 JPS6022037 B2 JP S6022037B2
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cracking furnace
corrosion
ethylene cracking
ethylene
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JP14952183A
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モリス・カプラン
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Nalco Chemical Co
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はヱチレン分解炉の汚染及び腐食防止方法、さら
に詳しくいえば、石油系原料を熱分解(クラッキング)
してエチレンを製造するためのエチレン分解炉に汚染及
び腐食防止剤としてある種のリン化合物を供給すること
によりその汚染及び腐食を防止する方法に関するもので
ある。
各種のガス状又は液状の石油系原料からエチレンを製造
するのには一般に熱分解炉による熱分解反応が行われる
。ガス状の原料として代表的なものはェタン、プロパン
、ブタン及びそれらの混合物などであり、液状の原料と
してはナフサ、ケロシン、軽油、原油などが使用されて
いる。このような熱分解炉においては石油系原料のコー
クス化や重合物の付着によってその熱分解蛇管や排出用
熱交換輸送管(TLE)が汚染することは避けられない
この汚染の問題はおそらくエチレン製造装置の運転に際
しての最も困難な問題であろう。エチレン熱分解炉は汚
染物の付着速度に応じて一定期間ごとに運転を停止して
汚染物を除去しなければならない。そのような定期点検
ばかりでなく、熱分解蛇管やTLEの付着物が増加して
圧力や温度が上昇し危険が予想される場合には緊急停止
が必要になることもまれでない。付着物除去の清掃作業
は機械的に行われるかあるいはスチームや空気の吹き付
けによって行われる。エチレン分解炉の連続運転可能時
間は蛇管やTLEの汚染の進行速度にもよるが平均して
1週間ないし3か月程度である。この汚染の進行速度を
決定するのは一つには供給源料の種類であり、一つには
分解炉の設計と運転条件である。しかしながら、一般的
にいえば供給原料が軍質であればあるほど、また熱分解
条件が高温高圧であればあるほど蛇管がTLEの汚染速
度は大きくなるということができる。最近、エチレン製
造装置の熱分解蛇管の汚染を減少させる目的でアミンで
中和されたスルホン酸塩で処理する方法が行われている
しかしながらこのような化合物を使用しても分解炉のす
ぐ下にあるTLEの汚染やコークス付着を防止すること
はできない。そのようにTLEでは効果がないのは55
0〜950℃にも達するエチレン分解炉の中で処理の効
果がすでに失われてしまうからではないかと推定される
。また、リン酸又は亜リン酸のモノ又はジェステル若し
くはそのような部分ェステルを各種のアミン類で中和し
てなる塩類を汚染防止剤としてエチレン分解炉に供給す
ることが付着物によるその汚染を防止するのに有効であ
ることも知られている(特関昭54−1山斑08号公報
)。
しかしながら、この従来公知の方法はエチレン分解炉の
汚染を防する目的においてはある程度有効ではあるもの
の、汚染防止と並んでもう一つの重要な問題であるエチ
レン分解炉の腐食を減少させてその耐用年数を延長する
という目的からは必らずしも満足できるものではない。
本発明者はエチレン分解炉の蛇管においてもTLEにお
いても汚染の進行速度を顕著に減少させることができる
ととりこそれらの腐食をも減少させて装置の寿命を大中
に延長させることのできる方法について鋭意研究を行つ
結果、それにはチオリン酸又はチオ亜リン酸のモノ又は
ジェステル若しくはそれらを各種のアミン類例えばモル
ホリンで中和してなる塩類を汚染及び腐食防止剤として
エチレン分解炉に供給することが有効であることを見出
した。このような化合物がエチレン分解炉のようなきび
しい条件下においても汚染防止と腐食防止の両面におい
て有効であろうということは今すでには全く考えられて
いなかったことである。すなわち本発明の目的はエチレ
ン製造用熱分解炉において蛇管やTLEにコークスや重
合物が付着することによる熱分解炉の汚染を減少させる
とともにそれらの腐食を防止するとのできる改良された
方法を提供することであって、本発明方法は通常のエチ
レン分解炉の温度である260〜930℃の範囲で有効
である。
本発明の方法は石油系供聯合原料に対して少なくとも1
の.p.m.好ましくは25〜20血.p.m.(重量
比)に相当する量の、所定のリン含有ェステル系汚染及
び腐食防止剤を熱分解炉に供孫舎することを特徴とする
ことであって、この汚染及び腐食防止剤はあらかじめ供
給源料に混合しておいてもよく、また原料とは別個に熱
分解炉に供給してもよい。
さらにはこのような汚染防止剤を原料の存在しない状態
で熱分解炉に供給し、あらかじめ装置の表面を処理して
おいてもよい。本発明の方法において使用される汚染及
び腐食防止剤は式XP(XR)3
・・・・・・1又は式P(XR)3
・・・・・・0(式中、×は酸素原子(0)又は硫
黄原子(S)であって、1分子中の3個又は4個のXの
うち少なくとも1個はSであり、Rは水素原子、モルホ
リン、アルキル基、アリール基、アラルキル基、アルカ
リール基、シクロアルキル基及びアルケニル基からなる
群からそれぞれ独立に選ばれる原子又は基であって、1
分子中の3個のRにうちの1個又は2個はモルホリンで
あるものとするが、ここにおいてRがモルホリンである
とは−X−日で示される酸性基がモルホリンで中和され
て塩を形成していることを意味する)で示される化合物
である。
さらに好ましいのは上記の一般式(1)又は(n)にお
いて3個のRのうち1個又は2個がモルホリンであると
ともにRのうちの少なくとも1個がアルキル基、アリー
ル基、シクロアルキル基、アルカリール基、アラルキル
基及びアルケニル基から選ばれる炭化水素基である場合
である。
本発明方法における汚染及び腐食防止剤として特に好ま
しいのはチオリン酸のモノ又はジ(ィソオクチル)ェス
テルをモルホリンで中和してなる塩であって、もちろん
それらの混合物であってもよい。これらの化合物の製法
は米国特許第410554ぴ号明細書に開示されている
本発明方法の実施例を以下に示す。実施例 1 ステンレス製実験室用オートクレープに童質芳香族ナフ
サを少量の水とともに装入し、さらに、チオリン酸モノ
ィソオクチルおよびチオリン酸ジィソオクチルの混合物
をモルホリンで中和してなる汚染腐食防止剤を前記ナフ
サに対して50p.p.m.となる量で添加してからオ
ートクレープを閉じ、ついで16000にまで昇温して
同温度に6時間保持した。
冷却後オートクレープの内容物を取り出し内壁を点検し
たところ、全く何の変化も認められなかつた。
比較のために、米国特許第410554び号明細書に開
示された、亜リン酸ェステルをプライメン81一Rで中
和してなる汚染防止剤を前記汚染腐食防止剤の代りに用
いて同様の実験を行ったところろろ、オートクレープの
内壁に腐食の徴倭と思われる変色部分が明らかに認めら
れた。
実施例 2 商業生産用のエチレン分解炉に石油系炭化水素原料とし
てェタンとプロパンの混合ガスを供給してエチレンの製
造を行なう際に、まず、下記の式で示されるチオリン酸
のィソオクチルェステル混合物をプラィメン81−Rで
中和してなる汚染防止剤を原料炭化水素に対して10帆
.p.m.となる量で原料の主供聯合ラインの希釈用ス
チーム供聯合位置の前で注入した。
(式中、Rはィソオクチル基、Qは水素原子又は水素原
子とプラィメン81−Rのコンプレックスであるが、2
個のQのうちの少なくとも1個は該コンプレックスであ
るものとする。
)このようにして延べ101日(通算24幼時間)の運
転を行なったところ、局部的な腐食によってリークが発
生した。
その位置は対流部コイル(A335一CRP−111一
4/4クロム 1/2モリブデン鋼製)の前記スチーム
供給位置のすぐ下流のところであった。腐食した部分を
新しい同種のパイプに取り替え、汚染防止剤の種類、量
は上記と全く同じにしてさらに運転を継続したが、運転
日数137日(通算32総時間)に達したところで前回
と全く同じ箇所に局部的腐食によるリークがふたたび発
生した。
この腐食部分をもう一度補修してから今度は汚染防止剤
の種類を変えて運転を続行した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 石油系原料をエチレン分解炉において熱分解してエ
    チレンを製造するに際し、該石油系原料に対して少なく
    とも10p.p.m.に相当する量の下記一般式 XP
    (XR)_3又はP(X)_3 (式中、Xは酸素原子又は硫黄原子であるが、1分子中
    のXのうち少なくとも1個は硫黄原子であり、Rは水素
    原子、アルキル基、アリール基、アルカリール基、アラ
    ルキル基、シクロアルキル基及びアルケニル基からなる
    群からそれぞ独立に選ばれる原子又は基であつて、1分
    子中の3個のRのうち1個又は2個は水素原子である)
    で示されるチオリン酸又はチオ亜リン酸若しくはそれら
    のエステルをモルホリンで中和してコンプレツクス形成
    させてなる化合物を汚染及び腐食防止剤として該エチレ
    ン分解炉に供給することを特徴とするエチレン分解炉の
    汚染及び腐食防止方法。 2 前記チオリン酸若しくはチオ亜リン酸を示す一般式
    において、1分子中の3個のRのうちの1個又は2個が
    アルキル基、アリール基、アルカリール基、アラルキル
    基及びアルケニル基から選ばれる基であり、残余のRに
    うちの少なくとも1個がホルモンで中和されコンプレツ
    クスを形成する水素原子である特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。 3 前記汚染及び腐食防止剤がチオリン酸のモノ又はジ
    イソオクチルエステルをモルホリンで中和してコンプレ
    ツクスを形成させてなる化合物である特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 4 前記汚染及び腐食防止剤を石油形原料に混合してエ
    チレン分解炉に供給する特許請求の範囲第1項に記載の
    方法。 5 前記汚染及び腐食防止剤が石油系原料に対して25
    ないし200p.p.m.に相当する量で混合される特
    許請求の範囲第4項に記載の方法。
JP14952183A 1982-08-23 1983-08-16 エチレン分解炉の汚染及び腐食防止方法 Expired JPS6022037B2 (ja)

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US410218 1982-08-23

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JPS5958087A JPS5958087A (ja) 1984-04-03
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