JPS6022096B2 - 染色布 - Google Patents

染色布

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JPS6022096B2
JPS6022096B2 JP55099324A JP9932480A JPS6022096B2 JP S6022096 B2 JPS6022096 B2 JP S6022096B2 JP 55099324 A JP55099324 A JP 55099324A JP 9932480 A JP9932480 A JP 9932480A JP S6022096 B2 JPS6022096 B2 JP S6022096B2
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JP
Japan
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yarn
dyed
twisted
false
micro
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JP55099324A
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雅章 関本
悠治郎 岡本
清和 綱脇
東義 鈴木
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は深色性且つ鮮明性の染色布に関する。 更に詳しくは、本発明は特にミクログループ乃至ミクロ
クレーターを有するフィラメントよりなる仮撚二層構造
糸を用いた布常に色相の深みを付与してなる染色布に関
する。合成繊維、特にポリエステル系の繊維の有する化
学的、物理的特徴は枚挙にいとまがなく衣料、非衣料の
分野を問わず、広く生かされている。 唯、ポリエステルに限って言えばその染色性の点で問題
が残っており、染色布の色の深み、鮮明性等の面ではウ
ール、絹等の天然繊維に比べて未だ満足すべき結果が得
られていないのが実情である。勿論、現在に至る間、ポ
リエステルの染色性を改善する試みは種々為され、例え
ばポリエステルに金属スルホネート基を導入する方法、
ポリエステルに第三成分をブレンドする方法、延伸後の
ポリエステル繊維を更に弛緩熱処理する方法等が提案さ
れてきている。しかしながら、これらの政質ポリエステ
ル繊維でさえ、元のポリエステルに対して相対的に染色
性が向上したという城を出ず、昨今特に要求の強いフオ
ーマルゥェア、学生服といった分野においては到底追従
し得ないのである。これら濃色布の場合梁布表面が視覚
的に白葵けてみえることは日常経験している所であり、
かかる現象を解消しない限り真に深色性、鮮明性に富ん
だ製品は望むべくもない。本発明の目的に、特に染色布
が白茶けてみえることがなく、これによりフオーマル、
学生服の分野で充分適用し得る、深色性且つ鮮明性に富
んだ染色布を提供することにある。 本発明者等は上記目的を達成せんとして種々検討してい
る過程で、深色性、鮮明性といった要求に対しては染料
面、原糸の改質といった手段では充分対応できないこと
を確認した。 そして、被染物の集合形体は勿論構成繊維の表面形状と
いう要素を考慮し、更に検討を重ねた結果、驚くべくこ
とに或る種の複合加工糸においては前記白茶け現象が消
失すると共にこれらの加工糸にあっては染料吸収量と深
色性との間に極めて特異な挙動が存在していることを究
明し本発明に到達したのである。かくして、本発明によ
れば 二種以上のポリエステルフィラメント糸条のうち一方の
糸条を芯糸としてその周囲に構成フィラメント表面にミ
クログループ乃至ミクロクレーターを有する他方の糸条
が構成フィラメント間に方向性のない状態で交互燃糸状
に捲きついた仮撚二層構造糸を用いた織編物であって、
該織編物はL値で15以下の値に染色され、これにより
深色且つ鮮明性を呈することを特徴とする染色布が提供
される。 更に、これについて述べると本発明において効果は布帯
を構成する糸条の集合体構造及び該構造体の染色挙動を
相乗的に利用して深色且つ鮮明な染色布を得るものであ
る。 先ず、糸条としては、第1図に示す如き構造のものを用
いる。 第1図において最も特徴的なことは捲付糸2は芯糸1の
周囲を完全に一回以上捲付いた所謂ラセン状捲付部が実
質的に存在しないことが挙げられる。 その代り捲付糸2はその構成フィラメント3間で方向性
がなく(非集東状態で)交互反転しており、S,Z撚方
向の部分は芯糸に対して3600禾満の捲付状態をとっ
ている。この場合、捲付糸を構成する各フィラメント3
の一部を芯部と任意に交絡させておくと、連続交互反転
という不完全捲付であっても芯糸と捲付糸間には高度の
結合性、一体性が生じる。このような加工糸は特に伸度
差の異る、少くとも2糸条好ましくは未延伸糸と部分配
向糸とを混織・交絡した状態で特殊な延伸仮撚法に供す
ることによって得ることができる。このとき伸度の低い
方の糸が延伸仮撚できることが必要であると同時に更に
これと穣合せる糸条の伸度差が100%以上あることが
必要である。交絡処理した糸条は伸度差をもつ2糸条が
混級一体化している為、そのまま加燃しても二層構造に
はなりにくい。ところが、伸度の少ない方の糸条に延伸
仮撚できる糸条を供給することによりこの問題を解決で
きる。即ち、延伸と同時に仮撚加擁することにより、交
絡処理で混総一体化した伸度差をもつ糸が両糸の仮撚加
工張力に対する伸長特性の差異によって、大まかにまる
と、張力の高いフィラメント群と強力の低いフィラメン
ト群とに再度分離しつつも両群の繊維の一部が長さ方向
に部分的に交絡した糸条となり、それが仮撚装置により
撚糸される。この点から、伸度の低い方のフィラメント
糸は少なくとも1.2倍以上で延伸仮撚できることが必
要であるが、その延伸倍率が1.4倍以上とれるとき、
最も好ましい結果が得られる。更にこの時捲付二層燃糸
構造を得る為には、2糸条の伸度差の大きさが関係して
おり、従釆の常識以上に大きい伸度差が必要である。即
ち、交絡のない場合には、両糸条の伸度差は50%程度
もあれば十分二層構造となるが、交絡処理した場合には
、100%以上の伸度差が必要であり、就中150%以
上の伸度差があれば一層好ましい結果が得られる。この
ように、2糸条間に大きな伸度差を与えておくことによ
り、延伸による湯繊糸の二層への分離の顕在化と相挨つ
て、初めて加撚領域で二層撚糸構造が得られ、その結果
、その加撚糸の解撚によって交互漆捲付二層構造糸が得
られる。 尚、原糸に付与する絡みは多い程良く、一般に交絡処理
を施した場合、交絡部と開織部が繰返し単位となって交
絡糸を構成するが、本発明を最適に実施する為には、交
絡部の長さが長く、開織部の長さが短かいような交絡を
付与するのが良い。 また交絡数は、後工程の取扱性を改善する点から2の固
/m以上必要である。しかしながら、この程度の絡み数
では、加工糸の巻付糸は構造的には第1図のものが約半
分しか混在せず時としてふくらみ感と柔軟性に欠けるき
らいがある。この意味からすると交絡数を30個/m以
上、好ましくは45個/m以上することにより本発明の
範際といえる加工糸が得られる。即ち、巻付糸構成フィ
ラメントが個々にはばらけながらも全体的的な煩向とし
てみるとSZ連続交互反転状の巻付構造を有する加工糸
が得られ、この加工糸を織編物にすると適度な撚糸風合
を有しつつも、スパンラィクでふくらみのある柔軟な風
合が得られる。このような二層構造糸に要求される他の
要件として鞘糸の構成フィラメントの表面にミクログル
ープ乃至ミクoクレーターが存在していることが必要で
ある。 ミクログループの形成手段としては例えばポリオキシェ
チレングリコール又はポリオキシェチレングリコールと
スルホン酸化合物を配合したポリエステルよりなる鞘糸
をアリカリ水溶液で処理することにより繊維軸方向に配
列したしわ状の微細孔を繊維表面に形成させる方法があ
る。 唯、上記の方法によって得たフィラメントは時としてフ
ィブリル化の傾向を示すのでこれを防止する好ましい方
法として下記一般式酷悪麓霊感灘l で表わされるスルホン酸化合物を共重合せしめた変性ポ
リエステルを未変性ポリエステルとの混合物を溶融紡糸
して中実繊維となし、これを鞘糸とした二層構造糸をア
リカリ化合物の水溶液で処理して該繊維からその2〜5
の重量%を除去することによって、該繊維の横断面にお
いてその周辺より少なくとも0.5山mの範囲となる周
辺部に、度数分布の最大値が0.1〜0.3仏mの範囲
になる孔径を有し、繊維軸方向に配列し且つその少なく
とも一部は運通している微細孔を散在せしめる方法が有
用である。 この場合変性ポリエステル中のスルホン酸化合物の量は
、該変性ポリエステルを構成する酸成分(スルホン酸化
合物は除く)に対して2〜16モル%の範囲にあればよ
い。また、未変性ポリエステルと混合する変性ポリエス
テルの量は、未変性ポリエステル10の重量部に対して
0.1〜10血重量部程度であればよい。更に上記式に
おいて、Zは芳香族基又は脂肪族基を示し、なかでも芳
香族基が好ましい。 Mは金属又は水素原子を示し、なかでもアルカリ金属が
好ましい。RIはェステル形成性官能基を示し、具体例
としては−○(CQチmf○(CH2ナmナ.OH,(
但し、Rは低級アルキル基又はフェニル基を、1は1以
上の整数を、mは2以上の整数を示す。 )等をあげることができる。R2はRIと同一又は異な
るェステル形成性官能基を示し、nは0又は1であり、
特に1であることが好ましい。かかるスルホン酸化合物
のなかでも特に好ましい具体例として3.5ージ(カル
ボメトキシ)ベンゼンスルホン酸ナトリウム(又はカリ
ウム)、1.8ージ(カルボメトキシ)ナフタレンー3
ースルホン酸ナトリウム(又はカリウム)、2.5ービ
ス(ヒドロキシェトキシ)ベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム(又はカリウム)等をあげることができる。かかるス
ルホン酸化合物を共重合した変性ポリエステルを製造す
るには、前述したポリエステルの合成が完了する以前の
任意の段階で、好ましくは第1段階の反応が終了する以
前の任意の段階でスルホン酸化合物を添加すればよい。
一方、ミクロクレーターを得るには鞘糸を例えば80〜
50伍hA・sec/あのプラズマを照射を施したり、
酸化亜鉛、シリケート等の無機微粉末を配合したポリエ
ステルよりなる鞘糸をアリカリ水溶 ,液で処理して前
記無機微粉末を溶出することによって形成させることが
できる。 以上の如くして得られる複合糸の色相面からの特徴とし
て次のことが言える。 ‘ィ} 染着性が一般に良好である。 すなわち、鞘成分が未延伸糸を部分的に引伸ばしたもの
であるため染着性が良好で、通常の延伸糸に比較して染
料吸尽が大きい。又多層嵩高構造による織物表面積増加
が染料の吸尽を容易にしてる。‘oー 光学的濃度が向
上する。 すなわちフラットャーン乃至通常の仮撚加工糸の漆糸に
比べて鞘成分のフィラメント群の集東性が乱れた多層嵩
高構造のために、入射した光の表面射光が少なく拡散反
射光が多くなる。この拡散反射光は多層嵩高構造の中を
多量に反射、屈折を繰りかえす中、吸収され視覚として
感じられる表面反射光が少なくなる為に、光学的濃度が
向上する。しかもこのような効果は鞘糸の構成フィラメ
ント表面に存在するミクログループ乃至ミクロクレータ
ーによって更に強調される。すなわち前記フィラメント
で表面ではミクログループまたはミクロクレーターによ
って単繊総一本−本の表面での表面反射光が少なく拡散
反射光が多くなり(この傾向は孔径0.1〜0.3〃m
の範囲において特に起り易い)フィラメント表面及びフ
ィラメント東の内部からの反射光が大中に減少し硯感濃
度が向上するものと考えられる。この意味では鞘糸に加
えて芯糸の構成フィラメント表面にもミクログループ、
ミクロクレーターが存在していることが特に好ましい。
しかしながら、上述の如き加工糸を単に染色しただけで
は本発明の目的とする深色効果は得られず、L値として
15以下に染色することが必要である。 第2図は、上記仮燃二層構造糸及びこれと同じ太さの仮
撚捲縮糸(低トルク糸)を夫々用いて得た織物を染色し
た場合の染料吸収量とL値の関係を示すもので、第2図
イは平織、第2図口は梨地ジョーゼットの場合である。 また図において実線は本発明、一点鎖線は比較例の場合
である。第2図イ,口を通じて特徴的なことは本発明の
場合、淡中色領域では従来のものに比べて深色とは言い
難くL値の面でも明確に劣っているが、L値が15丘傍
になると両者のL値すなわち明度が逆転し、且つその差
が大きくなることである。従って、既に述べた構造の仮
撚二層構造糸を用いた布岳をL値で15以下になる如く
染色するとき従来のものを凌駕する深色性(白茶け現象
皆無)と共に鮮明性を呈するする染色布が得られるので
ある。尚、上記例で用いた加工糸、織物設計条件、染色
条件及びL値の定義は次の通りでである。〔1〕 仮撚
二層構造糸の製造(i〕本発明 テレフタール酸に対して5.0モル%の3.5ージ(カ
ルボメトキシ)ペンゼルスルホン酸ナトリウムを共重合
した極限粘度0.4斑の変性ポリエステル(ポリエチレ
ンテレフタレート)チップ15部と極限粘度0.64の
未変性ポリエステルチップ85部溶融し1紙仇h/風の
引取速度下に得られた伸度離5%のポリエステルフィラ
メント糸(11幻e/2心ils)と速度320肌/帆
の抜糸によって得られた伸度115%のポリエステルフ
ィラメント系(15瓜eノ48ils)とを引揃えて交
絡処理した後フリクションタィプの仮漆機で延伸仮撚加
工を行なった。 インターレースノズルにより、オーバーフイード率25
%、圧空圧4k9/めで6の固/mの交絡を付与し、引
続いて延伸倍率1.5扮音、ヒーター温度18ぴ○、摩
擦仮燃装置の表面速度70仇h/肋、第2デリベリ。 ーラ速度35伍m/肋、K値(鱗撚張力/加撚張力)0
.75の条件で延伸仮撚加工した。尚、このようにして
得た複合糸より成る生機の精練後にNaOH濃度3.5
%の格で沸水で60分処理した全体を15%(重量パー
セント)減量してミクログループ表面とした。 この場合の孔径の度数分布の最大値は0.26であった
。(ii) 仮撚捲縮糸(低トルク系) ・・・・・
・従来品ポリエステルフィラメント糸(15Me/nl
)で加工する。 加工条件 撚数 ・・・・・・2500T/m
第1ヒーター温度 ・・・・・・205℃第
2ヒーター温度 ・・…・220℃〔D〕
織物設計(共通)(i)平織物 (ii)梨地ジョーゼット 〔m〕 染色条件(共通) ‘11 平織物・通常の方法で精練、ヒートセット、ア
ルカリ減量を実施した後下記条件で染色、還元洗浄を実
施した。 {21 梨地ジョーゼット:通常の方法でシボ立て、ヒ
ートセット、アルカリ減量を実施した後、下記条件で染
色、還元洗浄を実施した。 染色 ′ (x=1,3,5,10,15,20) 還元洗浄 〔W〕L 値 色感覚には色あい(色相)、明るさ(明度)、さえ(彩
度)3つの属性がある。 L値はこの3つの属性のうち明度に対応するもので、い
わゆる明るい色、暗い色という区別で有彩色、無彩色(
白〜黒)に共適している。そして、L値の表示は0(明
度が最も低い)〜100(明度が最も高い)の範囲で示
され、この値が小さいもの程濃色である。尚、L値は色
差計で直読できるが、本発明では、日本電色工業(株)
製のタイプND−101DC型色差計によりL値を測定
した。本発明において、得られる深色効果は以上の説明
からも判るように素材である仮撚二層構造糸の鞘糸の形
態更には二層構造糸の集合形態と、染色条件との相乗的
作用により奏されるものである。 この意味で仮撚二層構造糸としては典型的な例として第
1図に示すようなものを示したが、要は鞘成分が糸全体
として密に集東せず、フィラメントで方向性を以て捲き
ついた比較的空隙率の高いものであればよい。これとは
逆に、同じ仮撚二層構造糸であっても例えば鞘成分が全
体として集東し、緊締状態で捲きついたもの(典型的な
加工法は侍公昭45一28018号公報に記載されてい
る)は、前述のイ及び口の如き作用がないので、本発明
では使用しない。所で、これらの深色性染色布は光学的
には表面反射光が極めて減少しているものあるが、更に
表面反射光を抑えられれば最も望ましい製品が得られる
。 この表面反射光の量を減らす方法としては、その基質を
構成する物体より屈折率の小さい物質をその物体基質表
面に付与することが有利である。 例えば、レンズのコーティング技術がその例であり、こ
れはガラスより屈折率の小さい透明な薄膜をレンズ面に
塗布(濡らす)することにより表面反射光の量を減少さ
せるものである。上述の濡れによる深色度向上現象も基
質より屈折率の4・さし、水の薄膜で表面を被うことに
より、表面反射光の量が減少した結果に他ならないので
ある。このような原理を応用して、本発明の染色布の表
面にシリコーンを付着させる方法(特関昭48−136
95号)、繊維構造物の表面に構成繊維より低い屈折率
の重合体薄膜をプラズマ重合法又は放電グラフト法で形
成させる方法(鰭関昭53−111192号)を適用し
てもよい。唯、これらの方法は商業的には処理斑経済性
の点で問題があるので好ましくは次の如き裕中処理方法
を採用するのが有利である。 (i)染色布を、電解性物質を含むと共に該繊維よりも
低い屈折率を有する疎水性重合体を乳化又は分散させて
なる処理剤浴中に浸潰して、浴中処理を施す方法。 (ii〕ポリエステル系染色布の還元洗浄時またはそれ
以降の工程で該布にカチオン系化合物を付着せしめ、し
かる後、該染色布を、該ポリエステル繊維よりも低い屈
折率を有する疎水性重合体を乳化又は分散させ且つ必要
により電解質物質を添加した処理剤浴中に浸潰して、裕
中処理を施す方法。 これらの処理方法は一般にパツデイング法に比べて、疎
水性重合体が繊維表面に均一に付着し、色の深み斑を解
消する。 ここで、屈折率が小さい疎水性重合体の例としては、例
えばポリテトラフルオロェチレン、テトラフルオロエチ
レンープロピレンコポリマー、ブトラフルオロエチレン
ーヘキサフルオロブロピレンコポリマー、テトラフルオ
ロエチレンーエチレンコポリマー、テトラフルオロエチ
レンーテトラフルオロプロピレンコポリマー、ポリフル
オロビニリデン、ポリベンタデカブルオロオクチルアク
リレート、ポリフルオロエチルアクリレート、ボリトリ
フルオロエチルメタルアクリレート、ポリトリフルオロ
ェチルメタアクリレート等の含フッ素重合体、ポリジメ
チルシラン、ポリメチルハイドロジエンシロキサン、ポ
リジメチルシロキサン等の含ケイ素系化合物、エチレン
−酢ビコポリマー、ポリエチルアクリレート、ポリエチ
ルメタルアクリレート等のアクリル酸ェステル等があげ
られ、これらの物より適宜ポリエステル系繊維構造物よ
りも屈折率の小さいものを選び使用すれば良い。 これらの疎水性重合体を乳化又は分散させるための乳化
又は分散剤としては、酸及び/又はアニオン活性剤が好
適である。 酸としては、例えば塩酸、硫酸、ギ酸、リン酸、脂肪族
カルボン酸、脂肪族スルホン酸、アルキルベンゼンスル
ホン酸、アルキルナフタレンスルホン酸、ハロゲン置換
脂肪族カルボン酸、ポリオキシェチレンアルキルェーテ
ル硫酸ェステル等の有機、無機の酸を挙げることができ
、アニオン活性剤とは高級脂肪酸塩、高級アルコール硫
酸ェステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリル
スルホン酸塩、ホルマリン縮合ナフタリンスルホン酸塩
、パーフルオロアルキルカルポン酸塩、パ−フルオロア
ルキルスルホン酸塩、パーフルオロアルキルリン酸ェス
テル等を挙げることができる。これらの乳化又は分散剤
は、疎水性重合体の重合工程で添加してもよく、又疎水
性重合体を水に乳化又は分散させる際に添加してもよい
。上記の乳化液又は分散液に、必要に応じ添加する電解
性物質としては食塩、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、
硫酸水素ナトリウム、硫酸水素カリウム、硫酸アンモニ
ウム、塩化アンモニウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウ
ム、酢酸アンモニウム、酢酸ナトリウム及び有機無機の
酸等を挙げることができ、なかでも無機塩が好ましく、
特に硫酸水素カリウムを用いた場合、深色効果が大きく
好ましい結果が得られる。 本発明で用いる処理剤浴は、適当な乳化又は分散剤と電
解性物質とを組み合せることにより、見掛け上全く安定
なものが得られるが、疎水性重合体の付着斑を防ぐ意味
で処理中は絶えず縄拝していることが望ましい。 そのためには、例えば布岳の形状をした繊維構造物につ
いては、液流染色機等の利用が好適である。処理格温度
はいかなる温度でもよいが、処理時間の短縮、染色繊維
構造物の脱染料防止のために50〜90午0が好適であ
り、処理時間は1分〜30分で十分である。尚、処理浴
における重合体濃度は通常0.01〜5%の分散液濃度
電解性物質濃度は0.01〜5%の溶液濃度にすればよ
い。 また、カチオン系化合物としては例えば次の如きものが
挙げられる。 (X=CI,Br,CH3SQ,NQ,CI04,R:
炭素数1〜22のアルキル基)(X=CI,Br,CH
3S04,N03CI02,R:炭素数1〜22のアル
キキ基)(×=CI,Br,CH3SQ,NQCI02
,R:炭素数1〜22のアルキキ基)ポリアミン樹脂
−【41例えばポリエチレング
リコ−ルジハラィドと低級アルキルアミン又はボリアミ
ンより合成されるポリエチレングリコールポリアミン更
にはポリエチレングリコールにェピクロルヒドリンを作
用させた生成物にポリアミンを作用させて得られるポリ
エチレングリコールエピクロルヒドリンーポリアミン縮
合物等が挙げられるがこれらに限定されるものではない
。 アクリル酸透導体 一蹴例えばポ
リジヱチルアミノェチルメタクリレートジメチル硫酸4
級化合物(下記構造)等が挙げられるがこれらに限定さ
れるものではない。 (nは1以上の整数である)これらの化合物のうち特に
‘11〜脚の化合物は特に還元洗浄時に、また、【1)
〜【51の化合物はそれ以降の工程で水溶液乃至ェマル
ジョンの形で繊維に付着乃至吸着させるのが適当である
がその際液中に1g/1〜聡ノーの割合で添加して使用
する。 また対繊維付着量から言えば一般に0.001〜5重量
%の範囲にあればよい。このような処理によって、更に
優れた深色効果を奏し得る理由については、未だ明確で
はないが、次のような理由を考えることができる。 すなわちアニオン活性剤で乳化、分散させた、疎水性粒
子の分散安定性は、粒子の周囲に形成される瀞電斥力、
ファンデルワールス引力等の相互ポテンシャルエネルギ
ーによりバランスがとれ、安定な分散状態が保持されて
いるが、繊維表面にカチオン系化合物が存在したり、更
に浴中に電解性物質を添加したりすることにより繊維表
面近くでそのバランスがくずれ、疎水性粒子の分散安定
性が大きく低下し、合成繊維のような疎水性物体の表面
に選択的に容易に吸着するようになり、更に裕中処理に
よって、疎水性重合体が繊維一本一本に均一に付着し、
繊維に選択的に吸着されることもないので、風合の硬化
も起こらないものと推測される。以上の如く、本発明は
織編物の素材の集合体構造とその染色挙動を巧みに利用
して深色並びに鮮明染色布を提供するものであり、素材
自身仮撚二層構造糸という風合的特徴と相俊つてこれま
でにない高付加価値の製品が得られる。 実施例 1 〔1〕 仮撚二層構造糸の製造 3.5ージ(カルボメトキシ)ベンゼンスルホン酸ソー
ダをテレフタル酸に対して13モル%共重合した変性ポ
リエステル(ポリエチレンテレフタレート)チップ(極
限粘度0.45)20部と未変性のポリェステルチツプ
(極限粘度0.635)80部とを溶融し1斑mh/側
の級糸引取速度に得られた伸度345%のポリエステル
フィラメント糸(11松e/24ms)と速度320仇
h/柵の紙糸によって得られた伸度115%のポリエス
テルフィラメント糸(15比だ/4縦ls)とを引縦え
て交絡処理及び延伸仮燃加工を行なった。 インターレースノズルにより、オーバーフイード率2.
5%、庄空圧3.5k9ノ地で54個/mの交縦を付与
し、引続いて延伸倍率1.5針昔、ヒーター温度180
℃、摩擦仮撚装置の表面速度63血/肌、第2デリベリ
ロ−ラ速度35仇m/側、K値(解燃張力/加撚張力)
0.75の条件下で延伸仮撚加工した。 得られたた加工糸は第1図に示すような捲付部分を平均
8ケノ1比舷、フィラメント間に空隙があるも全体とし
て緩かに集東している捲付部分を平均2ケ/肋有してい
た。
〔0〕 織物の製造 下記条件で製織 (i)平 織 (ii)梨地 ジョ−ゼット 〔m〕 生機のアルカリ処理 NaOH濃度 3.5%溶液 減量率 15%(重量パーセント)〔N〕染 色 下記条件で実施 (i)平織物 通常の方法で精練、ヒートセット、アルカリ減量を実施
した後下記条件で染色、還元洗浄を実施した。 ‘2’梨地ジョーゼット 通常の方法でシボ立て、ヒートセット、アルカリ減量を
実施した後下記条件で染色、還元洗浄を実施した。 染色 (x=1,3,5,10,1520) 還元洗浄 〔V〕結果 第1表に示す。 第1表 ※比較例(以下の例でも同じ) 上記表のL値の項( )内の数字は仮撚捲縮糸のもので
ある。 これらの結果から明らかなように本発明で用いた織物は
淡中色領域では従来のものに比べて染色濃度において劣
るという注目すべき事実があるにも拘らずL値が15以
下になった時点で前記傾向が逆転し白茶けた所が一切認
められず、深色且つ鮮明な染色布となる。実施例 2 実施例1において、染料としてSmmikaronNa
nyBI雌 S−次L(住友化学工業(株)製品)を用
いる以外同様の実験を行った結果を第2表に示す。 第2表 実施例 3 実施例1のM.2及びM.4の梨地ジョ−ゼット染色布
の還元洗浄時に以下の如き処法でカチオン系処理剤を共
存せしめて、該処理剤を繊維に付着させ引続き、繊維よ
りも屈折率の低い疎水性重合体による処理を行った。 〔A〕 疎水性重合体のェマルジョンの製造40比cの
ステンレス製オートクレープにチッ素の保護雰囲気下に
おいて脱イオン水20雌、過硫酸アンモニウム1.1g
、ピロリン酸ナトリウム3.雌、亜硫酸水素ナトリウム
0.25gおよび乳化剤としてパーフルオローn−オク
タン酸アンモニウム0.1酸を加え、容器を閉じドライ
アイスノアセトン格で冷却し、1肌Hgまで真空に引き
次いでテトラフルオロェチレン4雌、プロピレン2雌を
導入し、振とうしつつ容器を80℃に昇温し、8時間重
合せしめた。 そこで反応を中止し室温に冷却し、乾燥固形分20%の
極めて安定したテトラフルオロェチレンープロピレン共
重合体のェマルジョンを得た。
〔0〕 染色物の還元洗
浄及び〔A〕のェマルジョンによる処理力セイソーダ1
g/1、ハイドロサルフアイト滋ノー、トリメチルベン
ジルアンモニウムクロライド滋/1を含む水溶液にて7
0℃で20分間還元洗浄し深色度(K/S測定波長50
0Am)16.5の水洗黒染布を得た。 引続きこの黒染布を乾燥することなく〔A〕のテトラフ
ルオロエチレンーブロピレン共重合体ェマルジョン固形
分換算0.5%oM、硫酸水素カリウム1g/1からな
る加工剤浴中で上記黒染布を染色時用いたのと同じ液流
染色機を使用し80こ0で20分間裕中処理し脱水、乾
燥した。かくして得られた染色処理布のL値について第
3表に示すが、更に深色性及び鮮明性が向上し、フオー
マルウェア等に最適のものとなる。第3表
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の染色布の素材として使用される糸の1
例を示す側面図、第2図は本発明の染色布と従来の染色
布との染色挙動の差異を説明するグラフである。 1…・・・芯糸、2・・・・・・鞘糸、3・・・・・・
鞘糸の構成フイラメント。 矛l図 矛2図 矛Z図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 二種以上のポリエステルフイラメント糸条のうち一
    方の糸条を芯糸としその周囲に構成フイラメント表面に
    ミクログループ乃至ミクロクレーターを有する他方の糸
    条がそのフイラメント間に方向性のない状態で交互撚糸
    状に捲きついた仮撚二層構造糸を用いた織編物であつて
    、該織編物はL値で15以下の値の染色され、これによ
    り深色且つ鮮明性を呈することを特徴とする染色布。 2 ミクログループの孔径が0.1〜0.5μmである
    特許請求の範囲第1項記載の染色布。 3 ミクログループが、度数分布の最大値が0.1〜0
    .3μmの範囲になる孔径を有し、且つ繊維軸方向に配
    列し且つその少くとも一部は連通している特許請求の範
    囲第1項または第2項記載の染色布。 4 ミクロクレーターの穴の大きさが0.1〜0.7μ
    mである特許請求の範囲第1項記載の染色布。 5 仮撚二層構造糸が芯及び鞘糸間でフイラメント交絡
    を有する特許請求の範囲第1項記載の染色布。 6 仮撚二層構造糸の鞘糸が芯糸に比べて易染性である
    特許請求の範囲第1項記載のの染色布。 7 芯糸がミクログループ乃至ミクロクレーターを有す
    るフイラメントより成る特許請求の範囲第1項記載の染
    色布。
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