JPS6027097B2 - 回転ヘッドアセンプリ - Google Patents

回転ヘッドアセンプリ

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JPS6027097B2
JPS6027097B2 JP195880A JP195880A JPS6027097B2 JP S6027097 B2 JPS6027097 B2 JP S6027097B2 JP 195880 A JP195880 A JP 195880A JP 195880 A JP195880 A JP 195880A JP S6027097 B2 JPS6027097 B2 JP S6027097B2
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sleeve
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rotating shaft
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照雄 丸山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高速かつ高精度な回転の伝達を必要とするV
TR(ビデオテープレコーダ)の回転ヘッドアセンプ川
こ関するものである。
VTRの構成部、とくに回転ヘッドシリンダ部に要求さ
れる課題は、ヘッドとテープの相対的な速度及び位置を
、いかにして正しく保ち、かつ再現するかということで
ある。
テープとヘッド間の相対速度にむらがあれば、再生信号
の時間軸の変動となり、この変動は、画面の色彩の変化
や機ゆれとなって表われるため、このような変動を極力
小さくする必要がある。
したがって、これらの回転伝達に要求される性能として
は‘11 回転むらの小さいこと。
‘2} 振動の横ぶれの小さいこと。
の2点が必要とされる。
従来のVTRのヘッド・アセンブIJ‘ま第1図の例で
示されるような、玉軸受を用いた構造になっている。
第1図において、101は上部シリンダ(回転シリンダ
)で、2ヘッドヘリカルスキヤン型VTRならば180
比pmで回転駆動される。
102はヘッドで、上部シリンダ101に取り付けられ
ている。
103は回転軸で、ラジアル軸受となる玉軸受104,
105でもつてスラスト方向とラジアル方向が支持され
ている。
106はプッシュで、前記回転軸j03と連結され、さ
らに上部シリンダ101に固定されている。
107,108,109はスリーブで、ラジアル軸受1
04,105のスラスト方向の動きをなくすため、予圧
をかけて固定されている。
110はハウジングで、玉軸受104,105を収納す
るケースである。
このような玉軸受104,105を用いた従来のシリン
ダ構造は、次のような問題を抱えている。〔1〕 玉軸
受104,105の潤滑剤(グリース)の量や、封じ込
めの状態が、微妙なトルク変動となって現われ、グリー
スの量が多いと負荷の変動が大きく、グリースの量が少
ないと摩耗が激しくなる。
また玉軸受のレース面のうねり等に対しても同様なトル
ク変動が発生する。特に最近は、回転ヘッドアセンブリ
が小型化の頬向にあり、そのため、上部シリンダ101
の慣性効果が減じ、軸受のトルクむらに起因する回転軸
の回転むらが大きな問題となってきた。〔2〕振動が主
に、玉軸受の転勤体と内外輪のレース面の精度不良、内
外輪の弾性による振動、はめあい部の間隙等によって引
きおこされる。
また振動の横ぶれは回転中心の変動による回転むらにも
結びつき、複雑な悪影響をビデオ画面に及ぼすことにな
る。
上記〔1〕,〔2〕の難点は玉軸受を使う以上、必然的
に生じる問題点であり、そのため様々な工夫をこらして
ヘッド・アセンブリの設計がなされてきた。
従釆の構造の場合、回転ヘッドシリンダの振動を極力押
えるためには、軸受及びハウジング等の精度を、極力高
めることおよび回転軸の慣性モーメントを大きくするこ
と、等の対策を講じていたが、VTR機構の小型化によ
り、回転ヘッドシリンダのフライホイールとしての効果
が減少し、玉軸受の振動がさらに注目されてきた。
本発明は、上記従釆の回転ヘッドアセンブリの問題を解
決しようとするものであり、以下本発明をその実施例を
示す第2図ないし第7図を参考に説明する。
第2図は、本発明をVTRの回転ヘッド・アセンブ川こ
適用した一実施例である。
1は上部シリンダ(回転シリンダ)、2はブッシュ、3
は回転軸、4はヘッド、5はヘッド調整ねじである。
ブッシュ2は、回転軸3と連結され、さらに上部シリン
ダ1は、ブッシュ2と取りはずし自在に鉄合されている
。6は下部シリンダ、7は下部ハウジング、8は下部シ
リンダの取付ボルト、9はロータリトランスの回転部、
10はロータリトランスの固定部、11はロータリトラ
ンス取付リングである。そして下部シリンダ6は下部ハ
ウジング7に、取付ボルト8によって固定される。
またロータリトランスの固定部9は、接着剤によってブ
ッシュ2に固定され、ロータリトランスの固定部10は
、下部シリング6に接着したロータリトランス取付リン
グ11に接着剤で固着されている。12はモータのロー
タマグネツト、13はマグネット収納ケース、14はモ
ータの電機子コイル、15はモータのステータ、16は
ステータ取付ベース、17はベース取付ボルトである。
そして、ロータマグネット12、マグネット収納ケース
13、電機子コイル14、ステータ15で本装置の駆動
部を構成している。18は回転スリーブ、19は回転ス
リーブ取付ボルト、20はケース取付ボルトである。
そしてロータマグネット12はマグネット収ケース13
の内側に固着これ、さらにマグネット収納ケース13は
回転スリーブ18に、ケース付ボルト2川こよって固着
されている。
また回転スリーブ18はブッシュ2に回転スリ−ブ取付
ボルト19によって固着される。21は固定スリーブ、
22はラジアル流体軸受部、23はスラスト軸受部、2
4はピポット軸受、25は下部ハウジング蓋、26は流
体軸受油膜部、27は回転スリーブ18と固定スリーブ
21の間の間隙部、28は蓋取付ボルトである。
29は潤滑油、3川ま固定スリーブ関口部、31はオイ
ルシール、32はスラスト軸受のフランジ、33はフラ
ンジ32を収納し、固定スリーブ21の下端部と、下部
ハウジング蓋25によって形成されるフランジ収納部3
3である。
34は回転スリーブ閉口部である。
フランジ収納部33の固定スリーブ21の内径は、上部
と比べて蓬大となっており、フランジ32、フランジ収
納部33、ピポツト軸受24でスラスト軸受部23を構
成している。
また、フランジ32の上部と固定スリーブ閉口部30間
における回転軸3と固定スリーブ21でラジアル流体軸
受部22を形成している。
しかしてラジアル流体軸受部22と、スラスト軸受部2
3で回転軸3のラジアル方向とスラスト方向を支持する
流体軸受を形成している。
潤滑油29は、ラジアル流体軸受部22、スラスト軸受
部23にくまなく封じ込められている。
また、下部ハウジング蓋25は、蓋取付ボルト28によ
って、潤滑油漏洩防止のためのオイルシール31を介し
、下部ハウジング7に固定される。また、ピボット軸受
24は、セラミック剛球からなり、回転軸3の下端部に
形成したV字型断面溝に豚入している。また、実施例で
は、上方に開口部を有する固定スリーブ21の内側に回
転軸3が収納され、かつ回転軸3に固着した回転スリー
ブ18が、回転スリーブ21を収納する2重スリーブ構
造となっている。
そして、回転スリーブ18と回転軸3で形成されるラジ
アル流体軸受部22の、丁度その外側に位置する個所に
駆動モータが設けられていることになる。
本発明の一実施例である回転ヘッド・アセンブリは、次
の様な特徴を有する。
〔1〕 高精度回転である。
すなわち、点接舷であるピボット軸受24を除いて、回
転軸3は、固定スリーブ21の内側を機械的に非接触の
状態で回転し、回転状態においては、固定スリーブ21
の内壁のまわりを周囲の壁面(回転軸3)が相対的に移
動するため、回転軸3が偏心すれば、固定壁と移動壁の
間に封じ込められた潤滑油膜のくさび効果によって、荷
重と平衡する圧力が発生し、極めて高精度な回転機能を
有する。
さて、VTRの場合上部シリンダ1に、ラジアル方向の
振れがあると、テープとシリンダの相対速度の変動に結
びつき、ビデオ画面にジッタを与える要因となるため、
その振れを極力小さくせねばならない。
例えばダイレクト,ドライブモータ等を用いて、回転部
を駆動する場合、次のような回転部に機ぶれを与える要
因がある。‘1} 円周方向に配列されたマグネットの
着磁力のばらつき。
{21 モータの回転部、すなわちロータマグネット1
2やマグネット収納ケース13の不平衡量による動的不
均衡。
‘31 モータ回転部と固定部すなわち電機子コイル1
4、ステータ15の芯ずれ。
上記m【21【洲こ示した要因が機ぶれに与える影響の
度合は回転部を支持する軸受の支持手段に密接な関連が
ある。
一般にDDモータの永久磁石が周方向に配列された回転
部は、外径が大きく、重量も重い部分であり、大きなフ
ライホイールの効果を有するため、上認1側脚に示す要
因は横ぶれの大きな原因となる。
第2図の実施例においては、モータのロータマグネツト
12、マグネット収納ケース13の丁度内壁に位置する
個所にラジアル流体軸受部22が形成されているという
点に特徴があり、上記【1X2ー‘3’の要因による変
動荷重を直接、固定スリーブ21の内面で受けることが
できる。
そのため、回転軸3の藤芯を預けるようなモーメント荷
重がラジアル流体軸受部22に加わらず、動力学的な平
衡に優れており横ぶれの少ない、したがって回転むらの
少ない回転を得ることができる。〔2〕コンパクトであ
る。
すなわち、従来の玉軸受シリンダ(第1図)にモータを
配置する場合、次の3通りがあった。
【11 玉軸受105の上部にモータをおく。
■ 玉軸受105と玉軸受104の中間部にモータをお
く。(3ー 玉軸受104の下部にモータをおく。
しかして玉軸受104,105の間隔(第1図の寸法1
)は、シリンダの剛性を保つために十分大きくとる必要
があり、上記{1}{3’に示す個所にモータを配置し
た場合、モータ長さと、上記寸法1の分だけシリンダの
寸法が必要であった。(例えば従来例の寸法1=40〜
50肋)上記■の場合玉軸受104,105の同芯度を
損なわないで、玉軸受104,105の中間部にモータ
を設ける構造及び組立方法に困難があった。これに対し
第2図の装置においては、2重スリーブ構造としても、
回転スリーブ18の外径を十分小さくすることができる
ため、モータの丁度内壁に位置する個所に、ラジアル流
体軸受部22を形成することができるため、玉軸受シリ
ンダの場合のような無駄な間隙(寸法1)がなく、シリ
ンダ全体を極力コンパクトにできる。
またシリンダの組立作業も、上部シリンダ1、下部シリ
ンダ6、ロータリトランスの回転部9、ロータリトラン
スの固定部10、ヘッド4についてそれぞれ単体として
の加工精度さえ十分に出すことにより簡易である。すな
わち、固定スリーブ21の上部から、マグネット収納ケ
ース13を固着した回転スリ−ブ18を収納し、その後
下部シリンダ6等を順次装着してゆけばよい。
また部品精度さえ確保されておれば、回転時には流体潤
滑の作用によって、回転軸3が固定スリーブ21の麹芯
に一致するため、玉軸受で支持した場合のように、組立
後の芯出しのための同時加工等の手間を必要としない。
また、第2図で示される様に、軸方向を規制するスラス
ト軸受部23は、固定スリーブ21の密封側において、
ステータ15が設置される部分を利用して設けている。
VTRシリンダの場合、ヘッド5の正確な軸方向位直を
保っために、回転部(1,2,3,18,12,13で
構成される)の鞠方向の規制手段は必要条件である。装
置が垂直状態のみで使用される場合は、フランジ32の
ないストレートな鞠でもつて軸受を構成しかつ、軸の先
端に点接触による球面軸受を形成し、回転部の自重でも
つて軸方向を規制することが可能である。
しかし、例えば、ポータブルシリンダの場合、装置は水
平状態においても使用されるため、自重を利用した軸方
向規制手段は期待出釆ない。
また、外部から加わる衝撃等に対して、ヘッド4が正確
な鱗方向位置を保つためにも、流体力学的に規制される
スラスト軸受は必要である。本装置では、回転軸3より
も径大のスラスト軸受のフランジ32を、本釆ロス・ス
パ−スであるステータ15の取付部分(ステータ取付ベ
ース16の下部)を利用して設けており、コンパクト化
に支障のない構造とすることが出来る。現在、VTR装
置の高さは、設計上シリンダの高さで制約されてしまう
が、本発明の適用によって薄型のVTRが実現できる。
ここで、第1図に示す従釆の玉軸受シリンダ構造と、第
2図に示す本発明の構造について寸法、性能共同一のモ
ータを設けた場合のシリンダの全長の比を、下記に一例
として示す。
〔3〕 潤滑油の密封性に優れている。
すなわち、第2図のシリンダ構造は、潤滑油の漏洩防止
の効果と長期にわたる密封性に優れている。
工作機械のように、随時潤滑油の交換、補給ができる場
合はともかく、市販のVTRのシリンダのような電子機
器では、軸受の潤滑油は補給の必要がなく、完全に封じ
込められる構造でなければならない。
そしてVTRのシリンダの場合、シリンダの各部品は潤
滑油による汚染を極力嫌う。
すなわち、ヘッド4やテープ等に潤滑油が付着すると、
さらに周囲の塵挨が固着してヘッド信号の誤検出が発生
する。これらは、FM搬送波の一部欠損という現象で現
われ、画面のドロップ・アウト・ノイズになる。
これに対し本発明を適用した第2図の実施例では、次の
ような理由により、潤滑油の密封性を高め、シリンダ各
部品への汚染を防止することができる。
‘1) 固定スリーブは、片側密封構造である。
すなわち、本発明の回転ヘッドアセンブ川こおいては、
ラジアル流体軸受部22とスラスト軸受部23を収納い
翼猪油29が封じ込められた固定スリーブ21の下端部
は、オイルシール31を介して下部ハウジング蓋25に
よって完全に密封されている。‘2) 2重スリーブ機
造にできる。
すなわち、第2図の実施例では、固定スリーブ21の外
側は、回転スリーブ18に収納されており、固定スリー
ブ21と回転スリーブ18の間隙部27の十分大きな流
体抵抗、及び表面張力の効果によって、潤滑油の漏洩を
防止することができる。また、固定スリーブ21に密封
された潤滑油29が周囲の温度上昇等によって、熱畑鞍
張した場合でも間隙部27に潤滑油29がにじみ出るだ
けで、外部へ漏出することはない。
また、2重スリーブ構造に出釆るため、関口部を装置の
底部に設けられる。
すなわち、回転スリーブ18の閉口部34は、第2図の
実施例の場合、モータのステータ15の底部にあり、潤
滑油の汚染を最も嫌うヘッド4、上部シリンダ1から十
分離して設けることができる。また、回転スリーブ18
の閉口部34の近傍に、オイル留めを形成することも容
易にできる。なお、本装置に低粘度ェステル系潤滑油 (15センチストークス)を使用して200岬時間の連
続回転後も、回転スリーブ18の関口部34近傍にオイ
ルの頃霧状の痕跡が若干見られただけで、実用上、ほと
んど問題はなかった。
次に本発明の他の実施例について説明する。
第3図は、第2図の実施例同様2重スリーブ構造として
回転スリーブ18と固定スリーブ21の相対移動面に油
溝35を形成し、潤滑油29の漏洩防止の効果を高めた
例である。22はラジアル流体軸受部である。第3図の
実施例では、間隙部27の間隙6=0.1肋として、半
径R=0.5の油溝35を形成し、十分な効果が得られ
ている。
このように、回転スリーブ18と固定スリーブ21の相
対移動面に油溝35を形成する代りに、間隙部27へ漏
出した潤滑油29を、上部へ移動させるピスコ・シール
(螺旋溝)を前記相対移動面に形成してもよい。
第4図は2重スリーブ構造とした場合の他の実施例を示
すもので、潤滑油29の漏洩防止を、一層効果的にする
ために、磁性流体(あるいは磁性潤滑流体)を用いて、
磁気シールを行った例である。
すなわち、36は永久磁石、37はヨーク、38は磁気
シール・ケース、39はケース取付ボルト、40は磁性
流体、41は突綾部、42は磁性流体タンクである。
磁性流体40は、回転スリ‐プ閉口部34の近傍に形成
された磁性流体タンク42に封じ込められている。そし
てヨーク37の先端には磁気集中化のための突綾部41
が形成されれており、次のような磁気回路Aにより、磁
性流体40が突緑部41に捕捉され、磁気シールが達成
される。
すなわち、磁気回路Aは永久磁石36のN極→回転スリ
ーブ18→固定スリーブ21→ラジアル流体軸受部22
→下部ハウジング7→永久磁石36のS極の経路をとる
。なお、7は下部ハウジング、27は回転スリーブ18
と固定スリーブ21の間の間隙部である。また第4図の
実施例で用いた磁性流体40は、液体の特性である流動
性と、鉄、ニッケルフェライト等の合金(固体)から作
られる磁性体としての両方の性質を有するものである。
本発明の実施例では、フェライトの一種であるマグネタ
ィト(Fe○,Fe203)を約100Aの直径の微粒
子にして、界面活性剤の助けをかりて溶媒中に分散させ
たものを用いた。
磁性流体40は前述したように、シールだけを目的とし
て磁性流体タンク42の近傍にのみに封じ込めてもよい
が、潤滑性の優れたベースオイル(例えばェステル油)
等から合成された磁性潤滑流体を用いて、ラジアル流体
軸受部22およびスラスト軸受部23の潤滑に用いても
よい。
そして後者の場合、磁性流体タンク42に、磁性流体4
0をあらかじめ封じ込める必要がなく、間隙部27を伝
って漏洩してきた磁性流体40の外部への漏洩防止を目
的として、磁気シール装備として、永久磁石36、ヨー
ク37、磁気シールケース38、ケース取付ボルト39
を設けておけばよい。
第4図の実施例では、永久磁石36とヨーク37等の組
み合わせにより、積極的に閉ループ磁気回路Aを構成し
ている。
また本装置では、間隙部27の流体抵抗と表面張力の効
果により、十分なシール効果が既に達成しているため、
例えば卓上型VTRのように、常に装置を正檀状態に保
つ場合は、リング形状の永久磁石1個を、回転スリーブ
の関口部34に設けるだけでも、十分な漏洩防止効果が
得られることを確認している。第5図は、本発明のさら
に他の実施例を示すものでやはり磁気シールを用いて、
潤滑油の漏洩防止を計った例である。
43は永久磁石、44は突縁部であり、固定スリーブ2
1の先端部に対向して形成されている。
第5図の場合、回転スリーブ18には非磁性体のアルミ
ニウムを用い、固定スリーブ21には磁性体である鋼を
用いた。そして軸方向に磁化された突綾部44を有する
永久磁石43と、回転軸3の間には、ギャップ45(間
隙6=1脚程度)を設け、突緑部44と固定スリーブ2
1の先端部の間は、間隙6=0.5脇程度のギャップを
形成することにより、実施例では十分な効果が得られた
なお、永久磁石43には、ゴムとバリウムフェライトの
複合材料であるフレキシブル磁石を用いて、加工を容易
にした。
第5図のような構造を用いて、回転スリーブに磁性流体
封じ込め用のねじ部46を設けておけば、磁気シール近
傍のみに磁性流体40を用いて他を非磁性のオイルを用
いた流体軸受構造とすることもできる。
すなわち、流体軸受油膜部26(回転軸13と固定スリ
ーブ21の間のラジアル・スラスト軸受の油膜部)のみ
に非磁性の潤滑油を封じ込めた後、ねじ部46から、前
記潤滑油とは不溶性の磁性流体40を、一定量注入し、
その後ねじ部46でもつて密閉するのである。第6図a
は本発明のさらに他の実施例を示し、ラジアル流体軸受
部22に、非真円軸受であるスパイラル・グループ軸受
を適用した場合の例である。流体軸受の回転精度(ある
いは安定性)を阻害する要因の一つにオイルホワールが
ある。
流体軸受を用いたVTRシリンダ(例えば回転数N=1
80仇pm)にオイルホワールが発生した場合、シリン
ダの回転数から決まる周波数fo=30ヘルツの1/2
に相当するf=15ヘルツ)の回転むら、及び機ぶれが
発生する。そこでラジアル流体軸受部22に例えばスパ
イラル・グループ47を形成すれば、グループのポンピ
ング作用による予圧効果により、ホイル・ホワールの発
生を防止することができる。第6図aは、回転軸3のラ
ジアル流体軸受部22に、エッチング加工によりスパイ
ラル溝加工を施こした例であり、ボンピング作用による
発生圧力は無負荷状態(偏○ご=0)で、第6図bのよ
うになり、ラジアル流体軸受部22の中央部で最大とな
る。
第6図の実施例ではこのとき、圧力の最大となる位置を
モータの回転部の中間部あたりに位置するようにスパイ
ラル・グループ47を形成した。ラジアル非真円軸受に
は、その他、多円弧軸受、浮上プッシュ軸受、マッケン
ゼン式軸受、ミツチェル式軸受等があり、オイルホワー
ルの発生防止を目的として、本装置に適用できる。
また、スラスト軸受部23にも、スパイラル・グループ
軸受の適用ができ、グループとりッジのパターンをフラ
ンジ32の相対移動面に形成すればよい。
(図面略)。
さらにまた、スラスト軸受部23にも、円周方向にステ
ップ状の変化をもたせたステップ軸受、鏡斜面をもたせ
た煩斜平面軸受等を適用することができる。
なお、18は回転スリーブ、24はピボット軸受、25
は下部ハウジング蓋である。また、例えば潤滑油の粘度
が高く、漏洩がほとんど問題とならない場合は、(固定
スリーブと回転軸の間に流体潤滑を形成した場合)、第
6図のように固定スリーブ21の外周部を収納する回転
スリーブ18の長さは短かくしてもよく任意の形状が可
能である。第7図は、本発明のさらに他の実施例を示す
もので、固定スリーブ21下部密封側を利用して、スラ
スト軸受部23近辺にオイル留め48を設けた例である
。なお、32はフランジ、24はピボット軸受である。
このように、下部ハウジング蓋25と、固定スリーブ2
1の間に、オイル留め48を形成することにより、十分
な量の潤滑油を封じ込めることができ、また、本来、ロ
ス・スペースである部分を利用しているため、装置のコ
ンパクト化、簡素化に支障をきたすことはない。なお、
回転軸3を、モータでダイレクトに駆動する代りに、駆
動源を外部に設けベルト駆動させる場合も、本発明の特
徴は同様に効果的である。また、ベルト駆動の場合、回
転プーリや、回転数の定速度制御のための電磁ブレーキ
等を(図示せず)を回転スリーブ18の丁度中間部に位
置する所に設ければ、ラジアル流体軸受部22にモーメ
ント荷重が加わらず、ベルト張力による回転軸3の偏心
を、極力小さくすることができる。上記構成の場合も本
装置はコンパクト性を失なわない。
上記実施例から明らかなように、本発明の回転ヘッドア
センブリは、一方に関口部を有し基板に固定された固定
スリーブと、この固定スリーブ内に回転可能に係合され
た回転軸より構成され、かつ、前記回転軸と前記固定ス
リーブの間に流体潤滑軸受を形成し、前記回転軸の基板
側には、鞄方向荷重を支持するスラスト軸受を形成する
ことにより、きわめて高精度でコンパクトな回転ヘッド
アセンブリを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の玉軸受支持構造によるVTRの回転ヘッ
ドアセンブリの断面図、第2図は本発明の一実施例にお
ける回転ヘッドアセンブリの断面図、第3図〜第7図は
本発明の他の実施例を示す断面図ならびにその圧力線図
である。 1・・・・・・回転シリンダ、3・・・・・・回転軸、
4・・・・・・ヘッド、6・・・・・・固定シリンダ、
12,15・・・・・・駆動する手段、21・・・・・
・固定スリーブ、22・・・・・・ラジアル軸受部、2
3・・・・・・スラスト軸受部、32・…・・フランジ
。 第3図 第1図 第2図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一端をベースに固定された固定スリーブと、この固
    定スリーブ内に回転可能に係合された回転軸と、前記固
    定スリーブの軸芯を中心として円筒面を有し、前記ベー
    スに固着した固定シリンダと、この固定シリンダの端面
    に隣接して位置するとともに、同固定シリンダと同一径
    の円筒面を有し、前記回転軸に固着した回転シリンダと
    、この回転シリンダを駆動する手段と、前記回転シリン
    ダに固着するとともに、前記回転シリンダならびに固定
    シリンダの円筒面に接触して相対的に摺動するテープに
    近接して位置させたヘツドと、固定スリーブと回転軸と
    の間に注入して流体軸受油膜部を形成する潤滑流体とを
    有し、上記流体軸受油膜部は、回転軸に一体に同回転軸
    よりも径大のフランジが設けられ、このフランジと、固
    定スリーブ内の前記回転軸を垂直な面との間で形成され
    るスラスト軸受部と、回転軸の外周面とこれに対向する
    固定スリーブの内周面とで形成されるラジアル軸受部か
    らなり、上記ラジアル軸受部の外側に位置して前記駆動
    手段を配設したことを特徴とする回転ヘツドアセンブリ
    。 2 駆動手段は、モータのステータとロータより構成さ
    れ、ステータの概略内壁に位置する個所にラジアル軸受
    部が形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の回転ヘツドアセンブリ。 3 前記回転軸は、固定スリーブの外周部分とステータ
    の内壁部分の間に収納された回転スリーブを備えている
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の回転ヘツ
    ドアセンブリ。 4 回転スリーブと、固定スリーブの間に潤滑油の漏洩
    防止のためのシールを設けたことを特徴とする特許請求
    の範囲第3項記載の回転ヘツドアセンブリ。 5 回転スリーブ開口部近傍において、流体潤滑軸受に
    磁性流体による磁気シール装備を設けたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項記載の回転ヘツドアセンブリ。 6 固定スリーブの開口端近傍において、流体潤滑軸受
    に磁性流体による磁気シール装備を構成したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の回転ヘツドアセンブ
    リ。7 回転スリーブの側面に、磁気シール装備へ連絡
    する、密封可能な流通路を形成したことを特徴とする特
    許請求の範囲第5項記載の回転ヘツドアセンブリ。
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