JPS6029362B2 - 抗血友病剤およびその製造方法 - Google Patents

抗血友病剤およびその製造方法

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JPS6029362B2
JPS6029362B2 JP51132782A JP13278276A JPS6029362B2 JP S6029362 B2 JPS6029362 B2 JP S6029362B2 JP 51132782 A JP51132782 A JP 51132782A JP 13278276 A JP13278276 A JP 13278276A JP S6029362 B2 JPS6029362 B2 JP S6029362B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として因子血清性を有するが因子瓜活性、
因子肌活性および因子X活性をも有する広域活性抗血友
病剤に関する。
本発明はまた前記抗血友病剤の製造方法、および前記抗
血友病剤を本質的有効物質して含有する剤、特に止血剤
および凝固活性診断剤に関する。
凝固は段階的に進行する複雑な現象であり、各種の生理
学的および病理学的原因によって惹起され、またその進
行は約3の種類の促進および抑制因子に左右されている
。これらの各々の凝血因子の減少または増加により凝血
障害が生じることがあり、またその障害によっては疾病
として現われることがある。すなわち、例えば血友病A
およびBは凝血因子肌またはKの減少に原因し、特に関
節および筋肉部での出血を特徴としている。近年になっ
て、因子皿またはKを含有する調製物を用いた置換療法
により血友病患者の予後を本質的に改善し得ることが示
された。
因子肌および因子K−置換用医薬の製造のための出発材
料としてはこれまで皿酸または血酸フラクションが知ら
れているに過ぎない。
胎盤の水性抽出液が、その活性からトロンポプラスチン
様物質であると認められる強力な凝固活性物質を与える
ことも、既にかなり以前から知られている。この種の調
製物は生理学的に許容し得ない。それらは治療に応用す
ることはできない。胎盤を脂質溶解法で抽出しても凝固
活性トロンポプラスチンが得られる。
しかしながら、この方法で得られる凝固活性物質は血友
病AおよびB剤一層襖療法に必要な性質を有していない
。今般本発明者は胎盤からの水性抽出により得られるト
ロンポプラスチン様物質を置換療法の適した形にするこ
とができることを見出した。
そのようにして得られた抗血友病剤は単離でき、また所
望により更に精製することができる。すなわち、本発明
の対象は、欠乏血数において凝固因子晒、K、血および
Xを置換するという特徴的性質を有する抗血友病剤であ
る。
この抗血友病剤は特に、因子風、因子K、因子肌、因子
Xの活性比によって特徴づけることができる。本発明の
抗血友病剤は、粉砕され血液不含に洗浄された胎盤を低
張水性媒質により弱酸性、中性またはアルカリ性領域の
pH値で抽出し、その抽出液を組識残澄から分取し、そ
の抽出液の比重を、不活性水溶性化合物の添加により、
前述の凝固活性を有する凝固活性成分が浮遊してくるま
で高め、形成される浮遊物を採取しそして所望により更
に精製することを特徴とする方法により得られる。
前述の爾後の精製は前記浮遊操作を繰り返すことによっ
て行なうこともできる。本発明にいう不活性水溶性化合
物としては前記抽出液の成分と化学的結合を全く生じな
いすべての物質を挙げることがきる。
特に適切なのは生理学的に許容し得る塩または水溶性炭
水化物である。前述の爾後の精製はまた水性媒質で希釈
された浮遊物を低導電率および弱酸性pH値で水と非混
和性の、脂質に対する溶媒、好ましくは沸点40〜80
℃の炭化水素またはアルキルェーテルを用いて、非凝固
活性保護コロイドおよび、ポリベプチドまたは蛋白とコ
ンプレックスを形成し得る極性ポリィオン性化合物、好
ましくはポリアニオン、例えばポリサッカラィドーポリ
硫酸化合物、例えばへパリン、またはポリカチオン、例
えばプロタミンなどの存在下に抽出することによって行
なうこともできる。
その際、抗血友病剤は水性相中に豊富化しまたこの水性
相から得ることができる。前記爾後の精製は更に非凝固
活性蛋白の存在に、再度溶解した浮遊物を超遠心分離す
ることにより行なうこともできる。前記の爾後の精製は
また浮遊物を水性苛性アルカリで処理しそして可透析物
質を分離することにより行なうこともできる。
前記の爾後の精製はまた浮遊物を後述するような水性塩
類溶液に溶解し、そしてこの凝固活性塩類溶液を非凝固
活性好打旨性蛋白の存在下に分子ふるいを通してのクロ
マトグラフィーにかけることにより行なうことができ、
それによって因子一肌、因子−K、因子一肌および因子
−×を含有する溶出液フラクションを得ることができる
抗血友病性胎盤物質の精製は更にまた、凝固に影響を及
ぼす既知の因子の除去につついて既に記載されているよ
うな方法によって行うこともできる。すなわち、最終的
になお存在するプロトロンビン(これは本発明による生
成物の因子一肌活性を低下させ得る)は水酸化アルミニ
ウムまたは硫酸バリウムに吸着させたり、アクリジン塩
基で沈殿させたり、イオン交≠剣樹脂でのクロマトグラ
フィーにかけるなどして除去することができる。この方
法により得られた抗血友病剤は、例えば診断剤として、
因子一風、因子−K、因子一肌および因子−X性が存在
すべきすべての凝固試験に用いることがきる。本発明方
法は粉砕された、血液不含に洗浄された胎盤から出発す
る。
ヒト胎盤が好ましい。得られたばかりの新鮮な胎盤ばか
りでなく貯蔵のためすでに凍結された胎盤も粉砕しそし
て血液成分および血醸成分を除去するために等張塩類溶
液で数回洗浄することができる。その洗浄された胎盤ホ
モジェネートを炉過または遠心分離により採取し、次い
で所望により乾燥する。特に注意深い乾燥としては、凍
結乾燥が好ましい。その血液不含に洗浄され乾燥させた
胎盤組識を好ましくは4〜10%、特に5〜7%懸濁液
として水性媒質を用いて4.5〜14のpH値で抽出す
るが、その際該水性嫌質は低張であるべきである。この
目的には、水または低張塩類溶液または緩衝溶液を用い
るのが有利であり、それらの濃度および電解質組成は浸
透濃度が<斑omM/そとなる程度である。特に適切な
のは中性塩溶液であり、そのpH値は、胎盤組議を該溶
液に懸濁後塩基、例えば苛性ソーダまたは苛性カリを用
いて所望のpH値に調節される。4.5〜14のどの掛
値で前記低張溶液による胎盤組識の抽出を行なうかは決
定的なことではない。
本発明の特別な実施形式においては、粉砕され、血液不
含に洗浄された胎盤を掛値>4.5でオスモル値≦33
0mM/その水性媒質を用いて抽出し、その抽出液を組
識銭糟から分離しそして浮遊処理に付す。
そのために、水性抽出液を、該液の密度を高めるべく不
活性水綾性化合物、例えば中性塩または炭水化物、好ま
しくはアルカリ金属またはアルカリ士類金属ハロゲニド
、例えばKBr、NaBr、CaC12またはサッカロ
ースと混合するが、その際それら適当な物質の添加量に
応じて溶液の密度は少なくとも1タ′地(上限は塩基の
溶解度により制限される)、好ましくは1.06〜1.
20夕/塊に調整される。次にその溶液を速度≧250
00×g、好ましくは50000×gで少なくとも6ぴ
分、好ましくは120分遠心分離する。その遠心分離後
、下側に位置する透明な塩類溶液の上に浮遊したやや濁
った層を採取する。その遠心分離における濁った層の浮
遊を同じかまたは比較し得る条件下に、例えば5000
0〜150000×gで繰り返しそして最後に上側に位
置する浮遊物を採取するのが都合よい。適当な浮遊系は
、その他の点については、皿競からリポ蛋白を分離する
に際して当業者の周知とするところである。
20%水性臭化カリウム溶液および50000×gに相
当する遠心分離の回転速度を用いた場合には、抗血友病
活性フラクションは約2時間後に溶液表面に浮遊するが
、沈降または溶存する残留蛋白成分ははるかに低下して
いる。
前述の方法によって得られた浮遊物を水または希薄塩類
溶液、例えば0.5〜1.2%食塩溶液、好ましくは0
.9%食塩溶液に分散しそしてその際に採取した試料に
ついて因子皿および因子Kの活性を測定する。次に、浮
遊物の希釈液が100〜20の単位、好し〈は2■単位
の因子肌を含有するように希釈を行なつo浮遊により得
られた抗血友病剤の粗調製物は所望により次に挙げる精
製操作の一種または二種以上に付すことができる。
生成物を静脈内投与による治療に用いる場合にはこれら
精製操作の少なくとも一種は必要である。‘1} 抽出
による精製方法 浮遊によって濃厚塩類溶液上に得られる、10〜20山
単位好ましくは2■単位の因子肌活性を有する生成物に
非凝固活性蛋白、例えばアルブミン、好ましくはヒトア
ルブミンを1〜10%好ましくは5%濃度で混合し、次
いで塩基性ポリベプチド、蛋白または燐脂質とコンプレ
ックスを形成し得るポリアニオン、特にポリサッカラィ
ドーポリ硫酸−化合物、例えばへパリン、好ましくはそ
のナトリウム塩を0.005〜0.5雌/肌の量で(ヘ
パリンの場合には存在する溶液1の【あたり1〜5山単
位に相当する)混合する。
次いで希釈または塩類添加(一般には後者が必要である
)により電導率<14肌S/伽に調節しそして酸、好ま
しくは塩基のような鉱酸を用いて3.5〜6の餌値に調
整する。得られた懸濁液1容量部を、少なくとも1容量
部の水非混和性の脂費用溶媒(沸点40〜8ぴC)、好
ましくは脂肪族エーテルまたは炭化水素(その沸点は前
述の沸点範囲にある)またはそれらの混合液(その際混
合比は任意であってよく、好ましくは石油エーテル8容
量部とジェチルェーテル2容量部との混合液である)と
共に、少なくとも1回振盤または混合するが、それには
機械的振盤装置または混合装置を用いるのが有利である
。し【まらく放置後、有機相を分離または捨てることが
できる。水性相は、有利には真空中で、残留溶媒を除去
する。次いで、既知の方法により因子側および因子ぱの
活性測定を行なう。この生成物は非経口的に適用するこ
とができる。ポリサッカラィドーポリ硫酸化合物に代え
て、本発明方法では、ポリカチオン化合物例えばプロタ
ミンを好ましくはそのクロリドまたはサルフヱートとし
て、1〜10の夕/泌の濃度で用いても同等の因子皿活
性を有する生成物を得ることができる。
非経口投与剤型には、使用溶液中10〜500単位の因
子皿、好ましくは2山単位の因子肌が一回投与量として
望ましい。
汚染している微生物を除くために予め滅菌しておくこと
が必要である。次いでその調製物は非経口投与に適した
投与剤型とすることができ、また安定化用保護コロイド
、例えば蛋白と混合し、そして場合により次いで凍結乾
燥することができる。生理学的に許容し得る溶液中に存
在する本発明生成物、または再溶解した乾燥調製物は、
例えば血友病Aの置換療法に用いることができる。適当
な溶媒としては例えば、蒸留水、生理学的NaCI溶液
などが挙げられ、所望により緩衝物質、例えばpH値7
.0の0.02Mクエン酸ナトリウムを添加する。
この調製物には、凍結乾燥前に、安定化のために保護コ
oイド例えばアルブミンおよび(または)炭水化物(例
えばフラクトース)などを添加することができる。目的
生成物をヒトの治療に用いる観点からはヒトァルブミン
を用いるのが都合がよい。更に精製を行なうための他の
可能性としては例えば以下に列挙する方法があるが、次
の■に記載の方法は医薬として適用し得る調製物の製造
には他の例程には適していない。
■ アルカリ処理による精製方法 10〜20の童子肌単位に調整された溶液を苛性アルカ
リを用いて10〜14好ましくは12の掛値に調節する
これには例えば、2〜7N好ましくは則NaOHを用い
る。次いでその混合物を15分〜4鞠時間この餌値で放
置する。次に、中和すなわち中性点に近いpH値、好ま
しくはPH6〜8に調節する。これには無機酸、例えば
2〜1帆好ましくは即日CIを用いることができる。低
分子成分を分離するためにその中和された溶液を生理学
的に許容し得る塩類溶液、例えば等張食塩溶液に対する
透析にかける。その透析の前、中または後に所望により
非凝固活性添加剤を、抗血友病剤活性を安定化するため
に添加することができる。これには不活性蛋白物質、例
えばアルブミンが特に有利であることが判明している。
‘3’クロマトグラフィーによる精製方法10〜200
因子風単位の調整された水性溶液の精製は更に分子ふる
いで分別することによって、例えばカラムでのゲル炉過
によっても行なうことができる。
ここにいう分子ふるいとしては特殊処理されたアガロー
スを用いるのが有利であり、それは、例えば商品名Se
phamse(スウェーデン国ウプサラ在のファルマシ
ア社)、またはBiogeI A(米国カリホルニア州
リッチモンド在のビオラド・ラボラトリーズ社)として
入手することができる。この物質の分別範囲は球状分子
に対して1ぴ〜1びの分子量にあるべきである。分子ふ
るいクロマトグラフィーを実施する前に、抗血友病剤を
希薄な好ましくは十分等張な塩類溶液に対して透析する
のが好ましく、次いでその溶液への他の添加物質に関し
て質的にも量的にも、分子ふるいクロマトグラフィーに
おいて目的生成物の溶出に用いられる溶出液となるべく
十分同じにしておくのが都合よい。前記溶出液は中性塩
、例えば塩化ナトリウムを0.7%〜5.8%、好まし
くは4.5〜5%の濃度で、そして不活性蛋白の安定化
用添加剤例えばアルブミンを1〜10%好ましくは3%
の濃度で含有する。クロマトグラフィーは既知の方法で
行なわれる。その際得られる個々のフラクションの選択
はそれらの因子血−、肌−およびK−清性含量に従って
行なわれるが、その際、因子肌活性に富んだフラクショ
ンを集めて合し、そして場合により生理学的に許容し得
る塩類溶液を用いて所望単位の因子肌に調整するかまた
は要すれば限外炉過により所望単位数の因子価に濃縮す
る。
前述の精製方法は、前述の諸工程で得られる生成物を付
加的に更に精製するのに適し、また特に前記アルカリ処
理方法において透析の代りに用いるのに適している。‘
41 遠心分離による精製方法 浮遊により濃厚塩類溶液上に得られる粗製生成物を因子
肌単位が10〜200単位好ましくは100単位となる
まで蒸留水で希釈し、そして食塩を0.075〜1.皿
M好ましくは0.19Mの濃度となるまで混合する。
次いでその溶液に非凝固活性好8旨性蛋白、例えばアル
ブミン好ましくはヒトアルブミンを、1〜10%好まし
くは2.5〜5%の濃度となるまで混合する。その混合
物を1〜1G時間好ましくは2〜5時間、3で○でイン
キューベートする。次いでその混合物を50000×g
で30〜12び分好ましくは約60分遠心分離しそして
抗血友病剤を含む上燈液を採取する。通常の保護コロイ
ドおよび相当する安定剤を添加した後、ほぼ透明な遠心
分離液を滅菌炉過することができる。因子肌一およびK
−活性の収率は各々の後処理方法の間に、および(また
は)その後で再検査しておくのが都合よい。
その測定は例えば次に例示するような方法によって行な
われる。1部、例えば0.1の‘の部分トロンポプラス
チン(例えば西ドイツ国特許出願第P2316430.
9−52号明細書に記載された方法によって調製)を因
子風欠乏血数1部および希釈された正常血数1部と混合
する。
この混合物を6分間370に保つ。37℃に子熱した0
.02虫M塩化カルシウム溶液を添加後、その塩化カル
シウム溶液添加から固体擬塊が生じるまでに要した時間
を頚山定する。
量を求めるには、因子皿含有溶液から得られた凝固時間
から、正常血酸希釈剤を用いて作成した検量線を参照し
て読み取る。1単位の因子血は正常血数1の上の因子肌
活性に相当する。
因子K活性の測定は前述の因子肌測定法に準じて行なわ
れるが、因子側欠乏血酸に代えて因子瓜欠乏血数を用い
る。
因子血および因子Xは同様にして先天性因子血および因
子X欠乏皿嫌を用いて測定する。
本発明の対象はまた、前述の方法により得られる因子風
、因子K、因子肌および因子X活性を有する抗血友病剤
である。更に本発明の対象は、前述の方法により得られ
、そして場合により製剤上通常用いられる担体を添加物
として含む抗血友病剤より成るかまたは該抗血友病剤を
含む、血友病AおよびBの静脈内置換療法に適した医薬
である。
この調整物は保存館上の理由から、凍結乾燥状態で保存
するのが好都合である。静脈内通用前に、その乾燥品を
、この種の調製物に対して知られた方法でもとにもどす
。この調製物は次の状態または因子を置換する。
1 相当する先天性欠乏血鰍について、部分トロンポプ
ラスチン時間法(PTTと略す)により検査される因子
畑および因子K欠乏状態。
その活性は、標準ヒト血数を基準とした単位(IE/の
と)で表わすことができる。因子X活性は、因子風 I
Bあたり0.5〜IEで数回負荷して測定した。2 例
えば何度も輸血を受けた血友病A患者に現われるような
胆体血友病の因子血。
3 前記PTTおよびラッセルまむし毒性時間法により
測定される先天性因子X欠乏状態。
従って、胎盤から得た止血剤は、内生的活性化経路のす
べての因子を多かれ少なかれ強度に置換するが、最も有
効には因子風を置換する。
しかしながら本発明の止血剤は更に次の作用をもつ。4
前記PTTおよびクイック氏による一相凝固時間によ
り測定される先天性因子肌欠乏状態を正常する。
5 生理的に活性化し得ないプロトロンビン(ビタミン
Kの非存在により誘導されたプロトロンピン、略してP
IVKA)の形成を招来するクマリンにより誘導された
凝固欠陥が部分的に置換される。
その改善は、なお活性化し得るプロトロンビンの大きさ
として、十分調整された患者では正常血糠の活性の15
〜20%の大きさで極めて確率よく行なわれる。6 プ
ロトロンビン(高純度に精製し、因子肌およびX不含の
もの)は強力に活性化される。
脱カルシウムヒト血酸に添加後、活性原理は数時間安定
している。解毒剤として働くバリンを添加して初めて抑
制が生じる。総括的には次のことを確認することができ
る。
胎盤から得られる止血剤は内生的凝固系の諸因子のうち
でも特に因子肌および因子×を有効に置換するが、部分
的には該内生的凝固系の因子肌および因子Xをも置換す
る。その組成および性質によれば、胎盤から得られる止
血剤は、蛋白分は比較的少ないが燐脂質分は比較的多く
、アルブミンとコンプレックスを形成することにより真
正溶液の性質を獲得するコンプレックスである。ヒト胎
盤から得られる止血剤は因子X活性化物質の形成に必要
な燐脂質を特に有効な形で含有している。
その広範な治療作用には活性化された因子Xと同一でな
し、にしても類似の物質も寄与している。これは因子皿
およびKにかかわらずプロトロンビンからトロンピンへ
の変換を直接触媒作用し、またその作用は阻体によって
害されない。このヒトの胎盤から得られる止血剤により
、基本的に新しい血友病治療を切り開く調製物が提供さ
れる。このことは、利用範囲の広範さについてだけでな
く、原料についてもいえることである。本発明による止
血剤は、製造方法、組成および作用面からも他の既知の
調製物から区別される。重要な適応症の一つは阻体血友
病の処理であろう(該血友病はこれまで一部、抗血友病
性動物グロブリン凝固因子または活性化された因子によ
って処置し得たに過ぎない)。次に本発明を実施例によ
って更に詳しく説明する。
実施例 1 血液不含に洗浄され、凍結乾燥した胎盤組議を0.9M
くえん酸ナトリウム溶液中の5%懸濁液として20分間
室温で激しく十分に混合する。
そのホモジェネートを遠心分離器で30分間30000
×gで遠D分離し、沈降物を捨てそして生じる上燈を固
体臭化カリウムを用いて飽和度20%とする。超遠心分
離器で、抽出液を50000×gで2時間遠心分離する
と分離性のよい浮遊物が生じる。この上側帯城を採取す
る。ここでこの調製物は生理学的に許容し得ることが前
提なので、静脈内置換療法には前述の精製方法に付され
た調製物のみを用いるのが好ましい。150000×g
で改めて浮遊処理を行なった後の調製物は因子血−調製
物としてそのまま使用に供し得る。
因子肌、K、Xおよび肌の活性を試験する。因子肌活性
は20皿/叫である。
爾後の精製 ‘a} 150000xgにて浮遊させた調製物を1肥
′の‘のへパリンナトリウムを含有する10%ヒトアル
プミン水性溶液を用いて等部割合で希釈する。
その際、混合物の総塩類含有量が約8のS′伽の導電率
に相当するように注意を払わねばならない。PH‘まI
NHCIを用いて4.5に調節する。その混合物をクツ
チャ−(Kutscher)およびシュトィデル(St
eudel)式抽出装置に入れそして2時間にわたり連
続的に2部の石油エーテル(沸点60〜80oo)/ジ
ェチルェーテル混合液〔80ノ20(容量/容量)〕を
用いて抽出する。前記操作の後、有機溶媒部分を緩和な
条件下に真空中200qoで回転蒸発器を用いて除去し
、そして残留水性相をINNaOHを用いてpH7.5
〜8.0に調節する。室温で2時間燈拝し、そして滅菌
した後の調製物は因子側欠乏症の置換療法に用いること
ができる。試料の因子血清性を約3血/叫に調整する。
へパリンナトリウムを用いる代わりに、この因子側調製
物は、前記方法の最初の段階でプロタミンサルフェート
(5雌/の‘)と混合することもできる。
‘b} 150000×gで浮遊させた調製物を、ヒト
アルプミンを5%含有する0.19MNaCI溶液を用
いて因子肌活性が約100単位となるまで希釈する。
370で5時間インキュベーションした後、この混合物
を1/幼時間50000×gで遠心分離し、そして1%
フラクトースを添加後、ほぼ透明な遠心分離液を滅菌炉
遇する。
この調製物は動物実験、例えばうさぎでの実験において
、毒物学的に許容し得ることがわかる。
またこの調製物は健康な動物において、血鰍から得られ
る抗血友病性グロブリン濃縮物と同等の作用を示す。ヒ
ト胎盤から得られる止血剤が正常皿策、因子欠乏血凝お
よび阻体血策の血糠凝固時間に及ぼす作用をPTT(十
)により測定した結果を表に示す。
十)PTTに対する供試混合物:0.1雌正常血凝また
は欠乏血祭(MPL)0.1秋胎盤一因子VII1(0
.18または0.28)または緩衝液(PH7)0.1
雌Patmomtin(商品名)120 〃インキユ′
く−ト 0.1勿必○a○と2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粉砕され血液不含に洗浄された胎盤を低張水性媒質
    により弱酸性乃至アルカリ性領域で抽出し、その抽出液
    を組織残渣から分取し、該抽出液の比重を不活性水溶性
    化合物の添加により浮遊が生じるまで高め、そしてその
    浮遊物を採取することを特徴とする抗血友病剤の製造方
    法。 2 粉砕され血液不含に洗浄された胎盤を低張水性媒質
    により弱酸性乃至アルカリ性領域で抽出し、その抽出液
    を組織残渣から分取し、該抽出液の比重を不活性水溶性
    化合物の添加により浮遊が生じるまで高め、その浮遊物
    を浮遊処理の繰返しにより精製し、そして該浮遊物を採
    取することを特徴とする抗血友病剤の製造方法。 3 粉砕され血液不含に洗浄された胎盤を低張水性媒質
    により弱酸性乃至アルカリ性領域で抽出し、その抽出液
    を組織残渣から分取し、該抽出液の比重を不活性水溶性
    化合物の添加により浮遊が生じるまで高め、その浮遊物
    を水性媒質で希釈し、これを低伝導率および弱酸性pH
    値で、水非混和性の、脂質に対する溶媒を用いて、非凝
    固活性保護コロイドと、ポリペプチドまたは蛋白とコン
    プレツクスを形成し得る極性ポリイオン性化合物との存
    在下に抽出することにより因子VIII−、IX−、VII−お
    よびX−活性を有する抗血友病剤を水性相中に富化せし
    め、そして該水性相中から抗血友病剤を採取することを
    特徴とする抗血友病剤の製造方法。 4 粉砕され血液不含に洗浄された胎盤を低張水性媒質
    により弱酸性乃至アルカリ性領域で抽出し、その抽出液
    を組織残渣から分取し、該抽出液の比重を不活性水溶性
    化合物の添加により浮遊が生じるまで高め、その浮遊物
    を水性苛性アルカリで処理し、その可透析物質を分離す
    ることを特徴とする抗血友病剤の製造方法。 5 粉砕され血液不含に洗浄された胎盤を低張水性媒質
    により弱酸性乃至アルカリ性領域で抽出し、その抽出液
    を組織残渣から分取し、該抽出液の比重を不活性水溶性
    化合物の添加により浮遊が生じるまで高め、その浮遊物
    を水性塩類溶液に分散し、非凝固活性蛋白の添加下に分
    子ふるいを通してのクロマトグラフイにかけ、因子VII
    I含有フラクシヨンを得、そして該フラクシヨンから因
    子VIIIを採取することを特徴とする抗血友病剤の製造方
    法。 6 粉砕され血液不含に洗浄された胎盤を低張水性媒質
    により弱酸性乃至アルカリ性領域で抽出し、その抽出液
    を組織残渣から分取し、該抽出液の比重を不活性水溶性
    化合物の添加により浮遊が生じるまで高め、その浮遊物
    を水性塩類溶液に分散し、この液に非凝固活性蛋白を添
    加し、それを遠心分離し、そして因子VIIIに富んだ遠心
    分離上澄液を採取することを特徴とする抗血友病剤の製
    造方法。
JP51132782A 1975-11-07 1976-11-06 抗血友病剤およびその製造方法 Expired JPS6029362B2 (ja)

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DE2550011.2 1975-11-07

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BE (1) BE848111A (ja)
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IT1063617B (it) 1985-02-11
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