JPS603002B2 - トリクロルシランの製造法 - Google Patents

トリクロルシランの製造法

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JPS603002B2
JPS603002B2 JP7713280A JP7713280A JPS603002B2 JP S603002 B2 JPS603002 B2 JP S603002B2 JP 7713280 A JP7713280 A JP 7713280A JP 7713280 A JP7713280 A JP 7713280A JP S603002 B2 JPS603002 B2 JP S603002B2
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silicon tetrachloride
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hydrogen
trichlorosilane
silicon
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JP7713280A
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福彦 菅
憲治 冨沢
慎一郎 小林
勝実 小木
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Mitsubishi Metal Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は四塩化ケイ素からトリクロルシランを工業的に
製造する方法に関する。
半導体用シリコンは、主にトリクロルシランと水素との
反応によりシリコンを通電加熱されたシリコン榛上に析
出させてつくられるが、このシリコン析出反応では四塩
化ケイ素が約60%も副成し、トリクロルシランからシ
リコンへの収率を低下させる主因となっている。
一方、四塩化ケイ素から同様の方法で半導体用シリコン
をつくることも不可能ではないが、反応速度が遅いこと
と反応率も低いことから、この方法は工業的にはほとん
ど用いられていない。
そのため、四塩化ケイ素をトリクロルシランに転化する
種々の方法が研究され、特許されたものも多数あるが、
転イり率50%を越えるものはほとんどなく、越えると
称されるものも過酷な操業条件を必要とするため、工業
的規模で実施できる満足な方法は、確立されていなかっ
た。従来四塩化ケイ素を原料としたトリクロルシランの
製造は例えば袴関昭48一47500等に見られるよう
に外熱式反応管中で500〜1100℃の温度範囲で研
究された例がほとんどであるが、このような温度範囲が
選ばれた理由は四塩化ケイ素、トリクロルシラン、塩化
水素等の腐蝕性ガスが存在するため、これ以上の高温に
耐える材料が見当らないこと、および1100qo以上
では生成したトリクロルシランからシリコンへの析出が
始まるので有利ではないという理由による。
先に本発明者等は、これより高温での反応を可能にする
方法を見し、出し、四塩化ケイ素からのトリクロルシラ
ン製造法として、工業的に充分満足し得る方法を確立し
特許出願した。
(持関階球−97996)。その方法は発熱体に四塩化
ケイ素と水素の混合ガスを吹きつけるという、それまで
に行なわれたことのない手法を利用するもので、その方
法によると1100℃以上の温度範囲においても、シリ
コンの析出が起こらないという事実が見出された。しか
も加熱の方式が外熱式ではなく内熱式であるから、反応
容器の腐蝕の問題も解決され、また反応条件を適当に設
定すれば四塩化ケイ素のトリクロルシランへの転化率を
60%程度に高めることが可能である。なお、ここにい
う転イり率‘ま生成したトリクロルシランのモル数を使
用した四塩化ケイ素のモル数で除した商の10ぴ昔であ
る。それまで1100〜1600qoの温度範囲ではト
リクロルシランへの転化よりもシリコンの析出反応の方
が優勢になると考えられていたが、発熱体に反応ガスを
吹きつけるという新しい手法を採用することにより、発
熱体近傍に常に反応させ×し、ガスのみを存在させるこ
とが可能となって、四塩化ケイ素からトリクロルシラン
への反応がすみやかに進み、かつ生成したトリクロルシ
ランが発熱部分から即座に取り除かれるため、結局トリ
クロルシランからシリコンへの析出反応が起こらないと
いう結果がもたらされるものと考えられる。加熱法が内
熱式であるので、反応器壁を高温にさらす必要がなくな
るので、該発明では反応器の腐蝕の問題が避けられる。
したがって従来の方法では不可能であった外部を水冷し
たステンレススチール製反応容器の使用が可能となり、
工業的規模の装置の製作が可能になった。発熱体の温度
は1100〜1600つ0の温度範囲内であるのがよい
発熱体が1100『0より低温度だとトリクロルシラン
への転化率が著しく低下し、また160000より高温
にしても転化率は57%程度でほぼ一定となり、それ以
上温度を上げても転化率は増大せず鰭射エネルギーのみ
増加するので技術的に意味がない。トリクロルシランを
高転化率で生成させるためには、一般に四塩化ケイ素と
水素の混合物からなる供給ガスの流速が増大するほど、
発熱体の温度を高めるのが好ましい。
供V給ガス流中の水素/四海化ケイ素のモル比もトリク
ロルシランの転化率に影響を及ぼし、このモル比が4未
満だと一般に満足しうる転イG率が得られないことが多
い。
水素/四塩化ケイ素のモル比は、転化率の面からは、可
及的に高いことが望ましいが、この比が高くなる種四塩
化ケイ素が(したがって生成物のトリクロルシランも)
希薄になり、反応の能率および生成物の分離回収の容易
さを考慮すると、上記モル比の上限は19塁度である。
該発明方法を実施するための装置は、水袷ジャケットを
有するステンレス鋼板の容器内に水素、四塩化ケイ素、
トリクロルシラン、塩化水素に対して不活性な材料、た
とえば、グラフアィト、シリコン、シリコンカーバィド
等でできた発熱体を設けて外部より通電できるようにし
、反応ガスの導入口をその発熱体に臨ませて関口させ、
別に適当な位置に生成ガスの排出口を設けたものである
非常に簡単な装置であるから、当業者は所望の生産規模
に応じて自由に設計することができる。発熱体の加熱方
法も直接通電加熱、高周波譲導加熱等から任意に選択で
きる。この装置に四塩化ケイ素の蒸気を水素気流に混じ
て送りこめばよい。該発明の方法により、水素と四塩化
ケイ素の混合物を前記のような発熱体に吹きつけるとト
リクロルシランが生成するとともに塩化水素を副生する
従って排出口より排出される生成ガスは日2、SIC1
4、SiHC13、HCIを含む。この混合物よりSi
HC13を単離するには、まづ深袷によってSiHC1
3とSIC14を液化して日2とHCIより分離し、液
体の精密蒸留によってSjHC13を分取するものであ
った。本発明者等は当該発明の方法について研究を進め
た結果、発熱体の近傍に四塩化ケイ素と水素を同時に供
給するよりは、四塩化ケイ素のみを発熱体の近傍に供V
給し、水素はそれより少し離れて供給する方がトリクロ
ルシランの収率がよく、離れすぎると再び収率が落ちる
ことを見出し、本発明を完成した。
本発明によれば、四塩化ケイ素と水素を1100〜16
00℃の発熱体に吹きつけることからなるトリクロルシ
ランの製法であって、四塩化ケイ素を発熱体の近傍に供
恩溝し、水素をそれより離れた位置に供総合することを
特徴とする方法が提供される。
本発明の方法は二重管であって内管が外管より突き出し
ているものを用い、内管より四塩化ケイ素を外資より水
素を供給するのが便利である。その際発熱体から外管の
関口部(水素供給位置)までの距離と、発熱体から内管
の関口部(四塩化ケイ素供給位置)までの距離との比が
2〜10であり、毎秒あたりの弧で現わした0℃換算の
四塩化ケイ素ガス供給線速度を弧で表わした発熱体から
内管の閉口部(四塩化ケイ素供艶溝位置)までの距離で
除した値を5〜50とするのが好ましい。前記の比が2
未満では四塩化ケイ素と水素を別々に供v給することの
意味がなくなり、10を越えると反応剤同志の接触が不
充分となって反応が進行しなくなる。発熱体から内管関
口(四塩化ケイ素供総合位置)までの距離が地/秒で表
わした四塩化ケイ素供給線速度の1′5より大であると
SIC蛙廉気の発熱体面への吹き付け効果が弱く、1/
5坊未満では吹き付け効果が強すぎてSIC14が無駄
になる。SIC14の供給に対して日2モル比は平衡関
係からは大きい程、転化率を高く出来るが1/3〜12
の割で供給することが、総合的には有利である。
本発明の方法が何故に有利であるかは完全に解明されて
いるわけではないが、四塩化ケイ素は発熱体に触れてS
IC14→SIC12十CI2
{11のようにジクロルシリレン(SIC12)と
塩素になり(この反応は他の反応より高温で起る)、後
者は水素と日2十CI2→2HCI
{21によって塩化水素となり(この反応は
比較的早く進行する)、これが先のSIC12とSIC
12十HCI→SiHC13‘3’の反応によって(こ
の反応は‘1}より低温で起りやすい)トリクロルシラ
ンを生ずると考えられる。
{1}の反応が完了した時点において、その近傍の高温
領域(下に言及する第1図の1の近傍)においてはSI
C12は十分に安定に存在して水素が存在しても反応せ
ずに共存するのであろう。【2ーの反応は(第1図の2
の近傍)比較的早く進行しつつ、ガスが移動するとSI
C12とHCIとが反応し得る温度領域(第1図の3の
近傍)に至り【3’の反応が起る。このように考えると
本発明方法の利点はよく説明できる。しかし発熱面から
内管までの距離と外管までの距離の差が大きすぎるとS
IC12同志の再結合が起ってSIC14とSiを生じ
て失活する。(ただし第1図における1,2,3の位置
はおおよその祖*念を示すにすぎず、装置や操作条件に
よって大いに変異することが理解されよう。)次に図面
を参照して、実施例によって具体的に説明する。
使用した装置は添付図面に示されている。添付図面にお
いて、内管1と外管2よりなるステンレス鋼製の二重管
が、黒鉛の発熱体3の表面に臨んでいる。
実施例における内管の内径は6.4職〜19.1側で外
管の内径は14.9〜30.7肌である。内管と外管と
発熱体表面と相対位置は変化できるようにしてある。便
宜上、発熱体表面から外管関口までの距離をAとし、内
管閉口までの距離をBとする。この装置を従来技術の説
明の項に述べたようなステンレス鋼製の容器内に設ける
。実施例 1 黒鉛製の発熱体を用いてこれを110ぴ0に加熱した。
Bを20奴、Aを45のととし、内径12.7燭内管か
ら四塩化ケイ素110タ′minで吹きつけ、内径23
.劫舷の外管から水素を160夕/minで供給した。
(水素/四塩化ケイ素モル比:11)。生成系ガス混合
物は吸引捕集し、ガスクロマトグラフ法によって分析し
た。
トリクロルシランの生成量は46タ′minで、転化率
は48%であった。この場合のA/B=2.250℃換
算四塩化ケイ素供孫舎線速度 x三18瓜松′SeCx
/Bニ9 実施例 2 黒鉛にケイ素をコーティングした発熱体を用いてこれを
1300午0に加熱した。
Bを8仇、Aを45仇とし、内径12.7側の内管から
四塩化ケイ素を110タ′minで吹きつけ、内径23
.9脚の外管から水素を160そ/minの割合で供給
した。(水素/四塩化ケイ素モル比:11)。生成系ガ
ス混合物を吸引捕集しガスクロマトグラフ法によって分
析した。
トリクロルシランの生成量は52夕/minで、転イG
鞠ま55%であった。この場合 A/B=5.総0℃換
算四塩化ケイ素供孫簿線速度 xニ18ルス′SeCx
/B=22.5 実施例 3 黒鉛製の発熱体を用いてこれを1400℃に加熱した。
Bを25ね、Aを55のとし内径64風の内管から四塩
化ケイ素を55夕/minの割合で吹きつけ、内径14
.9肋の外管から水素80ぞ/minの割合で供給した
(水素/四塩化ケイ素モル比:11)。生成系ガス混合
物をガスクロマトグラフ法によって分析したところ、ト
リクロルシランの生成量は27タ′minで、転化率は
56%であった。この場合 A/B:2.20℃換算四
塩化ケイ素供聯合線速度 xニ37瓜ネ′SeCx/B
=14.8 実施例 4 黒鉛製の発熱体を用いてこれを140ぴ0に加熱した。
Bを1仇柵、Aを78畝とし、内径19.1肋内管から
四塩化ケイ素を608夕/minの割合で吹きつけ、内
蓬30.7肋の外管から水素40そ′minの割合で供
給した。(水素/四塩化ケイ素モル比:1/2)。生成
系ガス混合物をガスクロマトグラフ法によって分析した
ところ、トリクロルシランの生成量132夕/min、
転化率25%であった。この場合 A/B=7.50℃
換算四塩化ケイ素供給線速度 x三39比ス′SeCx
/B=39.0 実施例 5 黒鉛にケイ素をコーティングした発熱体を用いてこれを
1400℃に加熱した。
Bを25弧とし、Aを55仇とし、内径9.5肌の内管
から四塩化ケイ素を80夕/minの割合で吹き付け、
内径184肋の外管から水素を80夕/minの割合で
供給した(水素/四塩化ケイ素モル比:7.5)。生成
系ガス混合物をガスクロマトグラフ法によつて分析した
ところ、トリクロルシランの生成量は滋夕/min、転
イゼ率‘ま60%であった。
この場合 A/Bェ2.20℃換算四塩化ケイ素供見合
線速度 xこ28Q汎/SeCx/B=11.2 実施例 6 黒鉛製の発熱体を用いてこれを1600℃に加熱した。
Bを3比スとし、Aを6&沫とし、内径64欄の内管か
ら四塩化ケイ素を55夕/minの割合で吹きつけ、内
径14.9欄外管から水素を80そ/minの割合で供
給したく水素/四塩化ケイ素モル比:11)。生成系ガ
ス混合物をガスクロマトグラフ法で分析したところ、ト
リクロルシランの生成量26夕/minで、転イG率は
1400qoの場合と同じ私%であった。
A/B=2.17 0℃換算四塩化ケイ素供尊溝線速度 xミ370仇/S
eCx/B=12.3 本発明の方法によれば先の方法において、60%程度ま
で高めることのできたトリクロルシランの四塩化ケイ素
に対する転化率を最高65%程度まで高めることを可能
にする。
これは工業的には大きな改良である。上記の実施例中に
転化率25%程度のものもあるが、製造法としての効率
は単に四塩化ケイ素の転化率によってのみ評価されるも
のでなく、供孫舎ガス中の日2/SIC14比、ハロシ
ランの回収率、ユーティリティー費用などを総合的に勘
案して経済的に有利な点を見つけることが肝要で、その
意味で本発明方法は特関昭53一97996号の発明と
比較して、それぞれの負荷条件において同等の工場原価
でそれより高収率が得られる点で有利である。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本発明の方法に使用する装置の概念を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 四塩化ケイ素と水素を1100〜1600℃の発熱
    体に吹きつけることからなるトリクロルシランの製法で
    あって、四塩化ケイ素を発熱体の近傍に供給し、水素を
    それより離れた位置に供給することを特徴とする方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の方法であって、発熱体
    から水素供給位置までの距離が、発熱体から四塩化ケイ
    素供給位置までの距離の2〜10倍であることを特徴と
    する方法。3 特許請求の範囲第1項記載の方法であっ
    て、内管が外管より突き出している二重管を用い、内管
    より四塩化ケイ素を、外管より水素を供給することを特
    徴とする方法。 4 特許請求の範囲第3項記載の方法であって、発熱体
    から外管の開口部までの距離が、発熱体から内管の開口
    部までの距離の2〜10倍であることを特徴とする方法
    。 5 特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記載の方法
    であって、発熱体から四塩化ケイ素の供給口までのcm
    で表わした長さを0℃換算の毎秒あたりのcmで表わし
    た四塩化ケイ素供給速度の数値の1/5ないし1/50
    とすることを特徴とする方法。 6 特許請求の範囲第1〜5項のいずれかに記した方法
    であって、水素の四塩化ケイ素に対する供給モル比が1
    /3〜12であることを特徴とする方法。
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JPH0674401B2 (ja) * 1986-08-28 1994-09-21 住友ダウ株式会社 ゴムと繊維との接着用接着剤組成物
JPH0662921B2 (ja) * 1986-09-24 1994-08-17 住友ダウ株式会社 ゴムと繊維との接着剤組成物

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