JPS6044628B2 - 測距援助方法 - Google Patents

測距援助方法

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JPS6044628B2
JPS6044628B2 JP49121070A JP12107074A JPS6044628B2 JP S6044628 B2 JPS6044628 B2 JP S6044628B2 JP 49121070 A JP49121070 A JP 49121070A JP 12107074 A JP12107074 A JP 12107074A JP S6044628 B2 JPS6044628 B2 JP S6044628B2
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DECHUUDO RUSHERUSHU E KONSUTORYUKUSHION EREKUTORONITSUKU SOC
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    • G01S13/82Systems using reradiation of radio waves, e.g. secondary radar systems; Analogous systems wherein continuous-type signals are transmitted
    • G01S13/84Systems using reradiation of radio waves, e.g. secondary radar systems; Analogous systems wherein continuous-type signals are transmitted for distance determination by phase measurement
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、船舶あるいは航空機などの可動物体の航法な
いしは測距援助方法に関するものであり、更に詳しくい
えば、一定の固定基準に対する可動物体の位置を決定す
る測距援助方法に関するものである。
〔発明の背景〕
電波を用いた航法あるいは航法システムとしては、すで
に周知のように、オメガ、デツカあるいは口ランと称さ
れるものが数種知られている。
これらの方法によれば、固定基準と可動物体との間にお
いて、所定の搬送波を用いてパルス信号の授受が行なわ
れ、このパルス信号の伝達時間が測定される。搬送波の
伝搬速度が既知であるとすれば、パルス信号の伝達時間
から固定基準と可動物体との距離に関する情報が得られ
る。これらの方法はかなり広く使用されているが、搬送
波上で送受信されるパルス信号が十分に強い場合、別言
すれば電力が十分に強い場合にのみ良好な精度をもつて
測距が可能となる。
すなわち、S/N比が十分であることが必要であり、測
距精度は、S/N比に依存することとなる。このため、
相当高い送信電力が必要とされる。しかしながら、かか
る高い送信電力が必要とされる場合には、通信機器もそ
れに対応したものとする必要が.あり、使用する部品な
どに十分配慮する必要がある。部品によつては、特性に
限界が生ずるおそれもあり、利用限度に到達してしまう
。その他、測距方法の1つとして、DME (Distancemeasuringequipme
nt)と称される装・置がある。
この装置においては、可動物体に装備される質問機と所
定の固定基準に配置される応答機との間のパルスの往復
時間を測定することにより、質問機と応答機との距離が
求められる。しかしながら、質問機からパルスを送信す
る際の搬送周波数と、応答機からパルスを送信する際の
搬送周波数とは、混信が生じないように異なつた周波数
にする必要があり、システム全体が有効に活用されない
という不都合がある。〔発明の目的〕本発明は、かかる
点に鑑みてなされたものであり、その目的は、適度の送
信電力で優秀な精度を有する新規な測距援助方法を提供
することてあノ る。
本発明の他の目的は、送受信を同一の搬送波上で行うこ
とができる測距援助方法を提供することである。
本発明の更に他の目的は、送受信を行う各通信・機間て
同期をとる必要のない測距援助方法を提供することであ
る。
〔発明の概要〕
以上の目的を達成するため、本発明は、次のような特徴
を有するものである。
まず、第1地点では、2進符号の配列からなる既知擬似
ランダム順序の第1繰り返し信号により搬送波を変調し
た第1高周波信号が第1時間帯中に送信される。
第2地点では、第1高周波信号を受信復調して第1繰り
返し信号を得るとともに、この第1繰り返し信号に含ま
れる既知擬似ランダム順序と第2地点で生成されている
第1局部擬似ランダム順序とを同期させ、この同期した
第1局部擬似ランダム順序の第2繰り返し信号により第
1高周波信号と同様の周波数の搬送波が変調されて、第
2高周波信号が第1時間帯と異なる第2時間帯中に送信
される。
円形の位置測定を行う場合には、第1の地点において、
第2高周波信号を受信復調して第2繰り返し信号を得る
とともに、この第2繰り返し信号に含まれる第1局部擬
似ランダム順序と第1地点で生成されている第2局部擬
似ランダム順序とを同期させ、この同期した第2局部擬
似ランダム順序と、前記既知擬似ランダム順序との時間
シフトから第1地点と第2地点との距離を求めることを
特徴とする。
また、双曲線の位置測定を行う場合には、第3の地点に
おいて、一方では前記第1高周波信号を受信復調して第
1繰り返し信号を得るとともに、この第1繰り返し信号
に含まれる既知擬似ランダム順序と第3地点で生成され
ている第2局部擬似ラングム順序とを同期させ、他方で
は、前記第2高周波信号を受信復調して第2繰り返し信
号を得るとともに、この第2繰り返し信号に含まれる第
1局部擬似ランダム順序と第3地点で生成されている第
3局部擬似ランダム順序とを同期させ、これら同期した
第2局部擬似ランダム順序と第3局部擬似ランダム順序
との時間シフトから、第1地点と第3地点の距離と、第
2地点と第3地点の距離との差を求めることを特徴とす
るものてある。
本発明の1つの態様によれば、後に第1の実施例として
詳述するように、1つの質問機が可動物体に装備され、
2つの応答機が固定地点に配置される。これらの質問機
と応答機との通信は、すべて同一の搬送波を用いて、す
なわち共通する周波数空間を使用して行なわれる。ます
最初に質問機は、パルス列の擬似ランダム順序(以下単
に「ランダム順序」という)によつて位相反転により変
調された信号を応答機に対して出力する。
より正確にいえば、例えば3?4Hzの信号がランダム
順序により位相反転により変調され、この変調信号がよ
り高い例えば420〜450N4Hzの搬送信号とされ
、これが増幅されて送信される。応答機ては、かかる搬
送信号が受信され、更に周波数の変更及び増幅が行なわ
れる。
この低い周波数の信号に対して復調、積分ろ過などが施
される。他方、応答機内では、局部ランダム順序が生成
されており、この局部ランダム順序と、受信したランダ
ム順序とが同期づけられる。この同期は、局部ランダム
順序のパルス単位毎のシフトによるトラッキングと、位
相のシフトによるトラッキングとによつて行なわれる。
質問機から搬送信号が送信され、これが応答機に受信さ
れる時間は、明らかなように、質問機と応答機との距離
に関係する。
従つて、仮に質問機から搬送信号が送信された時刻が既
知であれば、応答機側では質問機と応答機との距離を知
ることができる。しかし、一般的には、搬送信号の送信
時刻は不明な場合が多い。従つて、かかる距離を知るこ
とはできない。このような問題を解決する一方法は、通
信を閉じた通信路、もしくは、発信地点と受信地点間に
形成された幾つかの異なる通信路を用いて行うことであ
る。
しそて、この場合には、これらの通路に存在する各中継
点のうちの1つのみが移動するようにすることが必要で
ある。特に幾つかの異なる通信路を用いる場合、各通信
路で同一の周波数を用いる場合には混信を生ずることと
なる。従つて、同一の周波数を用いる場合には、通信は
時分割的に行なわれることとなる。この時間多重化は、
「送信時形」として定義づけられる。本発明においては
、このような時分割された送信時形に基づいて質問機と
応答機との間の通信が行なわれ、この通信にはランダム
順序が使用される。
1つの態様によれば、このランダム順序は、無しや断で
n回繰返され、鎖状とされて送受される。
このように、単なるパルスではなく、ランダム順序を使
用するには、信号を受信した時刻を正確に杷握するため
てある。また、応答機において、受信したランダム順序
を単に増幅して再び質問機に送信するようにすると、通
信機を構成する各回路素子の応答遅れのため、ランダム
順序の送受信間に新たな時間遅れを生ずることとなる。
ランダム順序の送受信の時刻が質問機と応答機との距離
に関することからすると、かかる時間遅れは、測定精度
を低下させる原因となるため、好ましくないものである
。そこで本発明においては、受信したランダム順序に応
答機の局部ランダム順序を同期させ、この同期させた局
部ランダム順序を質問機に対して送信すこととしている
。2台の応答機は、時分割された異なる時刻にお゛いて
、各々同期させた局部ランダム順序を質問機に対して送
信する。
これらの局部ラングム順序が質問機に受信される時刻と
、この質問機が最初にランダム順序を送信した時刻時間
差は、質問機と各応答機との距離、正確には往復距離に
関係する。従つて、上述した時間差から、質問機と各応
答機との距離を各々求めることができる。この位置決定
法は、可動物体から所定の固定点までの距離が直接得ら
れるので、円形の位置測定方法となる。
ノ〔発明の実施例〕 次に、本発明の実施例について説明するが、以下の説明
の理解を一層容易なものとするため、まず各実施例の概
要について説明する。
まず第1実施例において、ランダム順序の通信路は、質
問機と2台の応答機間に各々形成される。
また、第2実施例においては、第1通信路及び第2通信
路が形成される。第1通信路は、固定送信ステーション
から直接可動物体の受信機に形成され、第2通信路は、
固定送信ステーションから従属ステーションを介して可
動物体の受信機に至るように形成される。第1実施例て
は、2台の固定された応答機に、受信機及び送信機が各
々備えられる。
この目的は、これらの応答機が受信するランダム順序に
同期する局部ランダム順序を、例えばこの順序の持続時
間に等しいか、あるいはその倍数に等しい時間の遅延を
行つて質問機に送信することである。例えば、港に入り
つつある船舶などの可動物体は、送信機及び2チャンネ
ル受信機から成る質問機を装備している。応答機は、港
の入口などに配置される。最初質問機の送信機は、既知
のランダム順序を応答機に対して送信する。応答機は、
これを各々受信し、前述した送信時形に従つて同期した
局部ランダム順序を各々質問機に対して送信する。次に
、質問機の2チャンネル受信機は、局部ランダム順序を
各々受信する。
受信された局部ランダム順序と、最初に質問機が送信し
たランダム順序との時間差ないし時間シフトは、質問機
と応答機との各往復距離に対応し、かかる距離の線形関
数となつている。この実施例のような円形の位置決定法
は、送信時形すなわち時分割の可能性により飽和状態と
なり、可動物体の数が限定される。
次に、第2実施例においては、まず第1の固定地点に設
置されるステーションから周期的に既知のランダム順序
が送信される。
第2の固定地点には、第1実施例の応答機と同様の受信
機兼送信機が設置され、第1の固定地点のステーション
から.送信されるランダム順序を受信し、これに同期す
る局部ランダム順序を送信する。他方、可動物体には、
2チャンネルの受信機のみが装備され、ステーションか
ら送信されるランダム順序及び受信機兼送信機から送信
される局部ランダム順序が各・各受信される。この2つ
のランダム順序の時間シフトないし時間遅延は、可動物
体から第1及び第2の固定地点までの距離差に関係する
既知の線形関数となる。この方法は、双曲線軌跡による
位置決定法となる。双曲線による位置決定を行うために
はすでに知られているように、2組の双曲線軌跡が必要
である。
従つて、上述した受信機兼送信機などの構成要素が基本
的には2組必要となる。この方法によれば可動物体の数
が制限されることはない。なお、いずれの実施例におい
ても、周波数多重化を行うようにしてもよいことは明ら
かである。また、第1実施例において固定される応答機
を3ノ台以上使用し、第2実施例において3対以上の送
信ステーションを使用するようにすれば、位置決定に関
する情報がより豊富となり、更に測距精度を向上させる
ことができる。次に、図面を参照しながら、本発明の実
施例について説明する。
まず、本発明において各通信機で送受されるランダム順
序について説明する。
第1図には、ランダム順序を発生する回路図が示されて
いる。この図において、3つのフリップフロップなどに
よつて構成される2値素子A,B,Cは、それぞれ端子
THに入力されるクロックパルスHを受け、全体として
シフトレジスタを構成するように接続されている。これ
らのうち少なくとも2個の2値素子すなわち2値素子B
及びCの出力が結合論理素子Dによつて論理結合され、
この結合論理素子Dの出力は、2値素子Aに帰還されて
いる。結合論理素子Dが排他的論理和回路である場合、
2値素子A,B,C及び結合論理素子Dの出力は、「1
」,「0」の理論値て表わすと第2図の左部に、表わす
ようになり、線図に表わすと第2図の右部に表わすよう
になる。
この第2図から明らかなように、8番目の刻時で2値素
子A,B,C及び結合論理素子Dの出力の状態が1番目
の刻時の場合と同じになる。周知のようにPを2値素子
数とすると、ランダム順序の周期性は、2P一1クロッ
クパルスとなる。第1図に示す例においては、8−1=
7−1=7であり、ランダム順序の周期は7クロックパ
ルスに等しい。異なつたランダム順序は、簡単な時間遅
延を行うことにより容易に得られる。本発明において使
用されるランダム順序は、その開始(又は終点)が容易
に検出し得るものであることが必要である。
後述する実施例によれば、ランダム順序は複数回繰り返
して送信される。例えば論理値の「1.1,「0」が「
1,0,1,0,・・・」の如く繰り返されるランダム
順序は、必ずしも好ましいものではない。どこからラン
ダム順序が開始するのか不明であるからである。ランダ
ム順序の開始(又は終点)を容易に検出する手段の1つ
は、補助パルスを用いることであり、後に第23図に従
つて詳述する。また、本実施例では、ランダム順序のう
ちの1つがシステム全体として共通に使用される。第3
図Bには、ランダム順序が2周期にわたつて繰返して示
されている。
また、第3図Cには、第1図に示した2値素子A,B,
Cのデータ保持時間TAないしデータ持続時間に等しい
周期TBを有する正弦波信号が示されている。更に、第
3図Cには、同図Aに示す正弦波信号を同図Bに示すラ
ンダム順序で位相反転変調した変調信号が示されている
。同A,B,Cに示すように、ランダム順序の立ち上が
り及び立ち下がりのタイミングT1ないしT7で正弦波
信号の位相が反転される。この位相反転による変調信号
が通信機間で送受される。本実施例においては、第4図
に示すように、港の入口などの既知の場所に固定して設
置された2台の応答機10,20と、例えば入港準備中
の船上に配置された1台の質問機30とが用いられる。
これらの応答機10,20及び質問機31の間において
行なわれる交信は、送信、受信を問わずあらかじめ定め
た搬送周波数を用いて時分割的に行なわれる。なお、第
4図において、D1は質問機30と応答機10との距離
を表わし、D2は質問機30と応答機20との距離を表
わす。この時分割的に行なわれる通信形態の一例が第5
図に示されている。ます同図Aには、質問機30がラン
ダム順序を送信する送信区分が示されている。すなわち
、質問機30は、期間TlOでランダム順序を応答機1
0,20に対して送信する。この動作は、周期Tl2で
繰返される。この期間TlO内には、ランダム順序がn
回繰返して含まれている。このランダム順序が応答機1
0,20に受信され、各応答機10,20では、各々局
部ランダム順序が同期化される。応答機10は、第5図
に示す送信区分に該当する期間Tl4で同期化した局部
ランダム順序を質問機30に対して送信する。他方、応
答機20は、第5図Cに示す送信区分に該当する期間T
l6で同期化した局部ランダム順序を質問機30に対し
て送信する。この第5図に示すように、ランダム順序の
通信は時分割されて行なわれる。なお、応答機10,2
0から送信された局部ランダム順序は、質問機30の2
チャンネル受信機に各々受信される。2チャンネル受信
機には2台の独立して機能する局部ランダム順序発振器
が設けられており、これらによつて出力される局部ラン
ダム順序が受信された局部ランダム順序に同期化される
これらの局部ランダム順序と、質問機30が最初に送信
したランダム順序との時間差ないし時間シフトは、質問
機30と応答機10,20との間を信号が往復する時間
に関係し、信号の伝搬速度を考慮すると、質問機30と
応答機10,20との距離Dl,D2(第4図参照)に
関係するものとなる。よに正確には、距離Dl,D2の
2倍に関係するものとなる。次に、応答機10又は20
の一構成例について第6図を参照しながら説明する。
第6図において、送信兼受信用の空中線101は、送受
切換器102を介して受信増幅器111及び電力増幅器
122に各々接続されている。信号の受信時は、送受切
換器102によつて空中線101が受信増幅器111に
接続され、信号の送信時は、送受切換器102によつて
空中線101が電力増幅器122に接続される。受信増
幅器111は、SSB相関器112を介して周波数制御
指令器113に接続されており、更に周波数制御指令器
113は、パイロット周波数源103に接続されている
。また、パイロット周波数源103は、複数の異なる周
波数の信号を受信増幅器111.SSB相関器112に
供給する。このパイロット周波数源103から出力され
る信号のうち1つは、周波数制御指令器113の出力に
基づいて後述する方法で制御される。パイロット周波数
源103は、タイムフォーマット回路10牡局部ランダ
ム順序発振器105及び位相反転変調器121に各々接
続されてい゛る。
また、タイムフォーマット回路104はSSB相関器1
12及ひ電力増幅器122に各々接続されており、局部
ランダム順序発振器105はSSB相関器112及び位
相反転変調器121に各々接続されており、位相反転変
調器121は電力増幅器122に接続されている。タイ
ムフォーマット回路104は、電力増幅器122の動作
を制御し、送信が第5図B又はCに示す如くに行なわれ
る。
このタイムフォーマット回路104の動作はパイロット
周波数源103から入力される所定周波数の信号に基づ
いて論理回路及び計数器を使用することにより公知の方
法で行なわれる。局部ランダム順序発振器105は、パ
イロット周波数源103から入力される制御された信号
に基づいて局部ランダム順序を出力する。
この局部ランダム順序は、受信したランダム順序に同期
化されるが、この作用は、周波数制御指令器113から
出力される信号に基づいてパイロット周波数源103か
ら局部ランダム順序発振器105に入力される信号が制
御されることによつて行なわれる。局部ランダム順序発
振器105は、第1図に示す回路に類似した構成となつ
ており、クロックパルスHがパイロット周波数源103
から出力される信号に対応する。しかし、2値素子の数
は、顕著なほど高くなる。例えばクロックパルスHの周
波数は1.9MHz程度となり、2値素子数rは、12
7程度となる。次に、上述した図面の他に第7図ないし
第9図を参照しながら第6図に示す装置を詳細に説明す
る。
第7図には受信増幅器111の詳細な構成例が示されて
いる。
この図において、受信増幅器111は、増幅器1111
、ミキサ1112及び中間周波(以下「IF」という)
増幅器1113とを直列に接続した構成となつている。
この受信増幅器111は、420ないし450MHzの
周波数の信号を受信できるようになつている。このよう
な広帯域を有するものとしているのは、複数の異なる周
波数の搬送波による通信を可能とするためである。ミキ
サ1112には、パイロット周波数源103から382
ないし412r1V4HZの周波数の信号が入力されて
いる。いずれの周波数かは、増幅器1111からミキサ
1112に入力される信号の周波数によつて異なり、こ
の周波数がいずれの値を有するとしてもミキサ1112
から出力される信号の周波数は38MHzに設定される
。すなわち、スーパーヘテロダイン方式を採用している
。ミキサ1112の出力信号周波数は、入力信号周波数
とパイロット周波数との差に等しい。例えば入力信号周
波数が420MHzのとき、パイロット周波数は382
MHzに選択され、その差420−382=38MHz
が出力信号周波数となる。このミキサ1112から出力
される38N4Hzの信号がIF増幅器1113に入力
され、更に増幅されてSSB相関器112に出力される
。なお、このIF増幅器1113は、入力信号の周波数
スペクトルの幅(例えば20dBで7MHz)に対応す
る広帯域の特性を有する。次に、第8図を参照しながら
、パイロット周波数源103、位相反転変調器121、
及び電力増幅器122について説明する。
この第8図において、パイロット周波数源103は、3
82ないし412MHzの周波数の信号を出力する高位
周波数源1031,38.1MHzの周波数の信号を出
力する中位周波数源1032,3.8MHzの周波数の
信号を出力する低位周波数源1033及び周波数析半器
1034を含む。中位周波数源1032、低位周波数源
1033及び周波数析半器1034は、各々上位にある
周波数源から出力される周波数の信号に対し周波数の合
成、分割などを行うことにより所定の周波数の信号を出
力する。これらの各回路には、必要に応じて独立して動
作する温度安定化水晶パイロットが使用される。次に、
位相反転変調器121は、変調器1210及びミキサ1
211を含む。
また、電力増幅器122は、送信制御回路1221及ひ
電力増幅回路1222を含む。高位周波数源1031は
、ミキサ1112、1211に各々接続されており、3
82ないし412MHzの周波数の信号を供給する。
具体的に説明すると、ミキサ1112に供給される信号
の周波数は、上述したようにIF増幅器1113に入力
される信号の周波数が38MHzとなるように選択され
.る。例えば、増幅器1111に入力される受信信号の
周波数が420MHzのとき、高位周波数源1031か
らミキサ1112に出力される信号の周波数は382M
I]zとなる。すなわち、高位周波数源1031は、こ
のような周波数操作を行うために必J要な周波数の信号
を出力する。例えば、382,387,392,397
,402,407及び412MHzの一定の周波数間隔
を有する順序だてられた離散的な周波数の信号が選択的
にミキサ1112に出力される。この信号は、ミキサ1
211にも出力される。このため、応答機10,20の
送受信信号は、同一周波数の搬送波を用いて行なわれる
こととなる。次に、中位周波数源1032は、SSB相
関器112及び変調器1210に接続されている。これ
によつて、38.1MHzの信号がSSB相関器112
及び変調器1210に出力される。これらのうち、変調
器1210には、局部ランダム順序発振器105から局
部ランダム順序が入力されており、これによつて38.
1MHzの信号が位相反転変調される。次に、低位周波
数源1033は、SSB相関器112及び周波数制御指
令器113に接続されており、更に、タイムフォーマッ
ト回路104に接続されている。
また、低位周波数源1033は、周波数析半器1034
を介して局部ランダム順序発振器105に接続されてい
る。この低位周波数源1033は、3.?4Hzの周波
数の信号を出力するが、この信号の生成は、周波数制御
指令器113によつて制御される。このため低位周波数
源1033は、例えば跳躍発振器あるいは電圧制御型の
発振器によつて構成される。低位周波数源1033から
出力される3.8N4Hzの信号は、周波数析半器10
34によつて周波数が1/2とされた後、局部ランダム
順序発振器105に入力される。
この入力される信号は、第1図に示すクロックパルスH
に対応し、これに基づいて局部ランダム順序が生成され
る。周波数析半器1034の出力する信号は、1.91
Sv4Hzてあり、その周期は約0.53マイクロ秒と
なるが、これは局部ランダム順序発振器105に含まれ
る2値素子のデータ保持時間が略0.5マイクロ秒であ
ることに対応している。なお、第8図(又は第6図)に
は、送信に対するタイムフォーマット回路104しか示
されていないが、受信に対するタイムフォーマット回路
も設けられており、これに対しても低位周波数源103
3から3.8MHzの信号が出力される。
局部ランダム順序発振器105から出力される局部ラン
ダム順序は、低位周波数源1033から出力される信号
が周波数制御指令器113によつて制御されることによ
つて、応答機10,20が受信したランダム順序に同期
せしめられ、更に変調器1210に対して出力される。
変調器1210ては、中位周波数源1032から入力さ
れる38.1MHzの信号を同期された局部ランダム順
序によつて位相反転変調する。更に、この変調された信
号は、ミキサ1211において高位周波数源1031か
ら入力される382ないし412MHzの信号とミキシ
ングされ、周波数が変更される。なお、周知のように、
このような周波数の変更は、位相反転変調に何ら影響す
るものではない。このミキサ1211から出力される信
号は、タイムフォーマット回路104の出力に基づいて
送信制御回路1221によりその動作が制御される電力
増幅回路1222によつて増幅され、外部に出力送信さ
れる。次に、局部ランダム順序を受信したランダム順序
に対して同期化するSSB相関器112及び周波数制御
指令器113について説明する。
第9図には、SSB相関器112及び周波数制御指令器
113の詳細な回路構成例が示されている。
まず概要を説明すると、SSB相関器112には、受信
増幅器111から38MHzの周波数のランダム順序が
入力される。
このランダム順序は、質問機30(第4図参照)から送
信されたものである。SSB相関器112は、このラン
ダム順序と、局部ランダム順序発振器105から出力さ
れる局部ランダム順序との相関関係を検出するためのも
のである。一般的には、両者は何ら相関関係を有せず、
同期していない。
別言すれば、受信ちたランダム順序と局部ランダム順序
との同期化の程度ないL相・関の程度が全々ない状態で
ある。この同期化又は相関の程度がSSB相関器112
によつて検出され、これに基づいて周波数制御指令器1
13は、低位周波数源1033(第8図参照)を制御し
、完全に両者のランダム順序が同期される。次に、第9
図を参照しながら詳細に説明する。
第9図において、2点鎖線から上方はSSB相関器11
2であり、下方は周波数制御指令器113である。この
区分は、必ずしも厳確なものではなく、幾分随意のもの
である。また、SSB相関器1J12の回路構成と周波
数制御指令器113の回路構成とは相互に依存するもの
である。SSB相関器112において、受信増幅111
は、位相反転器1120に接続されている。この位相反
転器1120は、一方においてSSB復調器11211
に接続されており、他方においてシフト測定位相反転器
11220に接続されており、このシフト測、定位相反
転器11220はSSB復調器11221に接続されて
いる。SSB復調器11211,11221は、アンプ
11212,11222に各々接続されており、アンプ
11212,11222はゲート11213,1122
3及び積分フィルタ11214,11224を各各介し
てミキサ1123に接続されている。次に周波数制御指
令器113において、前記ミキサ1123は、振幅制限
器11321,11311、再ろ波器11322,11
312を各々介してミキサ1133に接続されている。
また、再ろ波器11312は、トリガ回路1132に接
続され、このトリガ回路1132は、低位周波数源10
33に接続されている。他方、ミキサ1133は、連動
スイッチ11440,コンデンサ11441及びアンプ
11442の並列回路に接続されており、この並列回路
は、低位周波数源1033に接続されている。位相反転
器1120は、局部ランダム順序発振器105に接続さ
れており、局部ランダム順序が入力される。
また、シフト測定位相反転器11220は、低位周波数
源1033に接続されており、3.8MHzの信号が入
力される。SSB復調器11211,11221は、中
位周波数源1032に各々接続されており、38.1M
Hzの信号が入力される。更に、ゲート11213,1
1223にはタイムフォーマット回路104が接続され
ており、制御用の信号が入力される。次に、各構成要素
の基本的な動作作用について説明する。
まず、位相反転器1120は、入力される信号に対し、
局部ランダム順序を用いて位相反転を行う。
入力される信号は、質問機30から送信された信号であ
り、質問機30の内部で生成されたランダム順序によつ
て位相反転されている。従つて、仮にこのランダム順序
と、局部ラングム順序発振器105から入力される局部
ランダム順序とが同期しているときには、2回にわたつ
て同一箇所の位相反転を行うこととなる。従つて、この
場合には位相反転器1120の出力は、位相反転を一切
含まない正弦波信号となる。逆に、受信したランダム順
序と局部ランダム順序とが全く同期していない場合には
、両者による位相反転がランダムに混在した正弦波信号
が出力されることとなる。この様子は、第10図及び第
11図に示されている。これら第10図及び第11図に
おいて、Aは、質問機30から送信されたランダム順序
による変調を含む信号の基本的な波形の例を各々示すも
のである。なお、一点鎖線はランダム順序を示す。また
同図Bは、局部ランダム順序は各々示し、同図Cは、位
相反転器1120の出力波形を示す。まず、ランダム順
序と局部ランダム順序とが同期している場合には、第1
0図に示すように、位置PAl,PA2,PA3,PA
4にある位相反転が再び反転されることによつて消え、
位相反転器1120の出力には位相反転が含まれない。
次に、ランダム順序と局部ランダム順序とが同期してい
ない場合には、第11図に示す如く、位置PBl,PB
3,PB5の位相反転は消滅するものの、位置PB4の
位相反転はそのまま残り、位置PB2,PB6には新た
な位相反転が生ずる。このようなランダムな位相反転を
含む正弦波が位相反転器1120から出力される。なお
、きれら第10図及び第11図に示されている例では、
ランダム順序のデータ保時時間が正弦波信号の一周期と
対応しているが実際には、正弦波信号の多数の周期がラ
ンダム順序のデータ保時時間に含まれている。次に、位
相反転器1120の38r1V4HZの信号出力は、S
SB復調器11211に入力される。
このSS周夏調器11211には中位周波数源1032
1から38.1Hzの信号が入力されている。SSB復
調器11211は、入力信号に含まれる位相反転に何ら
影響を与えることなく入力信号の周波数の差である10
0KHzの周波数の信号を出力する。この様子は、第1
2図及び第13図に示されている。こ・れらの図におい
て、Aは位相反転器1120から出力される信号の例が
各々示されており、BはS8復調器11211の出力を
各々示すものである。受信されたランダム順序と、局部
ランダム順序とが完全に同期している場合には、第12
図にl示すように、位相反転器1120の出力は位相反
転を含まない正弦波となる。従つて、SSB復調器11
211の出力信号も100KHzの正弦波となる。なお
、第12図において、Aは38MHzであり、Bは10
0KHzであるから、BはAと比較してきわめて滑らか
に変化するカーブとなる。次に両ランダム順序間に同期
関係がない場合には、第13図Aに示すように、位相反
転器1120の出力に位相反転が含まれる。このため、
SSB復調器11211の出力信号も同図Bに示すよう
に位相反転を含む正弦波信号となる。なお、通常用いら
れる復調器ではなくSS曜調器を用い,′,のは、次の
理由による。受信増幅器111から位相反転器1120
を介してSS2夏調器11211に入力される信号の周
波数スペクトルは、位相反転を含む場合例えば20c1
Bで7MHzと極めて広い。このような広帯域の信号を
通常の復調器で100KHzの信号とすると、周波数ス
ペクトルの折返しを伴うこととなり、帯域幅が減少して
しまう。このような不都合が生じないように、SS曜調
器が使用され、単側波帯で周波数変更が行なわれる。こ
のSS司夏調器11211の出力信号は、アンプ112
12で増1」される。位相反転器1120の出力は、シ
フト測定位相反転器11220に入力される。
このシフト測定位相反転器11220には、低位周波数
源1033から3.8MHzの信号が入力されている。
この3.8MHzの周波数は、受信されたランダム順序
あるいは局部ランダム順序を発振するための基準となる
】.9MHzの周波数の2倍となつている。この−1.
?Hzの周波数の信号は、第8図において説明したよう
に、局部ランダム順序を生成するためのクロックパルス
であり、またその周期は2値素子のデータ保持時間に該
当する。従つて、3.8MHzの周波数の信号は、その
1/2の周期を有するこ.ととなる。この3.8MHz
の信号に基づいて、シフト測定位相反転器11220は
、入力信号に対し位相反転を行う。この位相反転される
信号は、SSB復調器11221に入力される。
このSS曜調器11221の.動作は、SS2夏調器1
1211と同様である。第14図及び第15図には、シ
フト測定位相反転器11220及びS8復調器1122
1の動作を示すタイムチャートが示されている。これら
の図において、Aは位相反転器1120に入力され・る
信号である。この信号は、実際には38MHzであるが
、理解を容易にするため7.6MHzで示されている。
また、Bは、位相反転器1120から出力されてシフト
測定位相反転器11220に入力される信号である。C
は、シフト測定位相反転器11220に低位周波数源1
033から入力される3.8Hzの信号である。更に、
Dは、シフト測定位相反転器11220から出力される
信号であり、Eは、SS曜調器11221から出力され
る信号である。まず、応答機10,20が受信したラン
ダム順序と、局部ランダム順序とが同期している場合に
ついて説明する。
この場合は、第14図に示すよノうに、位相反転器11
20の出力は、位相反転を含まない正弦波信号となる。
この正弦波信号に対し再び位相反転を行なえば、第14
図Dの如くとなり、S8復調器11221によつてこの
信号に含まれる位相反転に影響を与えることなく周波数
が100KHzに変更される。次に、応答機10,20
が受信したランダム順序と、局部ランダム順序とが同期
していない場合について説明する。
この場合は、第15図に示すように、位相反転器112
0の出力は、位相反転をランダムに含む正弦波信号とな
る。この正弦波信号に対し再び位相反転を行なえば第1
5図Dの如くとなり、SS曜調器11221によつて、
この信号に含まれる位相反転に影響を与えることなく周
波数が100KHzに変更される。ここで、SSB復調
器11211と、SSB復調器11221の出力を比較
する。
ます、受信したランダム順序と、局部ランダム順序とが
同期している場合には、第12図Bと第14図Eに各々
示すように、SS酉夏調器11211の出力は半周期の
期間内においていずれか一方の極性てあるのに対し、S
SB復調器11221の出力は、3.8MHzの周期で
位相反転を含み、正及び負の極性を含む。また、正及び
負の極性の部分は等しくなる。他方、受信したランダム
順序と局部ランダム順序とが同期していない場合には、
第13図B1第15図Eに示すように、SS曜調器11
211,11221のいずれの出力においても位相反転
が含まれ、正及び負の両極性の部分が存在する。しかし
、SS司夏調器11211のいずれか一方の極性の部分
に着目すると、この部分であつてもSSB復調器112
21の出力においては正及び負の両極性が存在する。こ
れらSS曜調器11211,11221の出力信号は、
アンプ11212,11222によつて各々増幅され、
ゲート11213,11223を介して積分フィルタ1
1214,11224に各々入力される。
このようなS8復調を行うことによつて、騒音その他の
有用信号に対する各種の防害が3C12戒衰する。
次に、積分フィルタ11214,11224について説
明する。
これらの積分フィルタ11214,11224は、入力
される信号に対して積分操作を施すことによりフィルタ
としての作用を奏するものである。まず、積分フィルタ
11214には、SS酉夏調器11211からアンプ1
1212、ゲート11213を介して第12図B、第1
3図Bに示す信号が入力される。
すなわち、受信したランダム順序と局部ランダム順序が
同期している場合には、第12図Bに示す100KHz
の信号が積分フィルタ11214に入力され、両者のラ
ンダム順序が同期していない場合には第13図Bに示す
信号が積分フィルタ11214に入力される。積分フィ
ルタ11214では、入力された信号を所定期間にわた
つて積分(又は加算)し、これを出力する。従つて、例
えば第12図Bの信号が積分フィルタ11214に入力
された楊合には、100KHzの位相反転を含まない正
弦波信号の積分であるから、位相がシフトする正弦波信
号が出力されることとなる。また、第13図Bに示す位
相反転を含む正弦波信号が入力された場合には、位相の
シフトの他にレベルも変化するようになる。従つて、積
分フィルタ11214の出力信号によつても局部ランダ
ム順序の同期化を図ることができる。以下、この積分フ
ィルタ11214の出力信号をSで表わす。次に、積分
フィルタ11224には、SS酉夏調器11221から
アンプ11222,ゲート11223を介して、第14
図E1第15図Eに示す信号が入力される。
すなわち、受信したランダム順序と局部ランダム順序が
同期している場合には、第14図Eに示す両極性を周期
的に含む100KHzの信号が積分フィルタ11224
に入力され、両者のランダム順序が同期していない場合
には第15図Eに示す両極性をランダムに含む100K
Hzの信号が積分フィルタ11224に入力される。積
分フィルタ11224では、これらの入力信号を所定期
間にわたつて積分(又は加算)し、これを出力する。従
つて、例えば第14図Eの信号は、100KHzの正弦
波信号に対し3.8MHzで位相反転を行い、正及び負
の極性を有する。従つてこれを積分すると、正及び負の
極性部分が相互に打ち消すようになる。他方、第15図
Eの信号は、100KHzの正弦波であるけれどもラン
ダムに位相反転を含む。この場合にも、正及び負の極性
部分があるから、相互に打ち消すようになるものの位相
反転がランダムであるから、部分的にのみランダムに打
ち消しあうこととなる。従つてこの場合には微分(又は
減算)となる。以下、この積分フィルタ11224の出
力信号をDで表わす。すなわち、第19図に示すように
、信号Dは、受信したランダム順序と局部ランダム順序
との同期の程度に応じて正又は負の値をとり得るが両者
が完全に同期したときには、相殺される。第4図に示す
ように、質問機30は移動可能てある。
従つて、ドップラー効果のため、応答機10,20が受
信する信号は周波数のシフトが含まれることとなり、質
問機30が送信した位相反転で変調された完全な正弦波
状搬送波ではない。このドップラー効果による周波数の
シフトに対応する成分は、積分フィルタ11214,1
1224によつて除去される。このため、積分フィルタ
11214,11224は100Hzの通過帯域をもつ
。なお、ゲート11213,11223は、受信時にの
み動作するように接続挿入されたものであaり、タイム
フォーマット回路104から制御信号が入力される。次
に、ミキサ1123について説明する。
このミキサ1123には、積分フィルタ11214,1
1224から信号S.Dが各々入力されており、・これ
らの信号S.Dに基づいて、信号D+JS,S+pが出
力される。ここでjは、虚数単位であり、f=ー1であ
る。また、ベクトルの複素数表示によれば、jは90ま
の位相差を表わすものである。このミキサ1123につ
いて、第16図及びl第17図を参照しながら詳細に説
明する。第16図には、信号S,Dから信号S+JDを
出力する回路が示されている。加算器500の一方の入
力端子には、コンデンサC1が直列に接続され、抵抗R
1が並列に接続されている。加算器500の他方の入力
端子には、抵抗R2が直列に接続され、コンデンサC2
が並列に接続されている。いずれの入力端子の回路にお
いてもカットオフ周波数Fcは、100KHzとなつて
いる。この周波数は、信号S,Dの周波数に対応してい
る。このように、抵抗とコンデンサの接続が逆になつて
いるため、所定の基準に対して、+45にと−45るの
位相差が入力信号S,Dに対して生ずる。従つて信号S
,Dの位相差は900となる。このような位相差を有す
る信号を加算すればS+JDが得られる。第17図には
、信号S,Dから信号D+JSを生ずる回路が示されて
いる。この回路の作用は、上述したものと同様てある。
ただし、加算器600に対する抵抗Rl,R2,コンデ
ンサCl,C2の接続が逆になつている。次に、ミキサ
1123から出力される信号S+pは、振幅制限器11
311及び再ろ波器11312を介して、トリガ回路1
132及びミキサ1133に入力される。
また、ミキサ1123から出力される信号D+JSは、
振幅制限器11321及ひ再ろ波器11322を介して
ミキサ1133に入力される。このミキサ1133の出
力信号PはSとDの積と等価てある。この信号Pすなわ
ちS,Dは、ミキサ1123の回路を変更することによ
つて積分フィルタ11214,11224の出力S,D
を混合し直接に得ることもできる。しかし、この方法に
おける信号PないしS,Dは、受信時のS/N比に大き
く依存する。このため本実施例においては、ミキサ11
23によつてまずS+JD,D+JSを求め、次にこれ
らの信号に対して振幅制限器11311,11321て
振幅制限を行うとともに再ろ波器11312,1132
2によつて再度ろ波し、次にミキサ1133で混合する
ことによつて信号Pを求めている。この方法によれば、
信号Pは受信時のS/N比に事実上影響されなくなる。
すなわち、直接積分フィルタ11214,11224の
出力から求める手法では、振幅からS,Dを求めること
となるのに対し、本実施例の如くS+JD,D+JSか
ら求める手法ては位相からS,Dを求めることとなるの
で、受信時のS/N比の影響を受けにくくなる。次に、
トリガ回路1132及びアンプ11442の作用につい
て説明する。これらのトリガ回路1132及びアンプ1
1442の出力によつて低位周波数源1033が制御さ
れ、更には局部ランダム順序発振器105から出力され
る局部ランダム順序が受信したランダム順序に同期化さ
れる。なお、アンプ11442にはコンデンサ1144
1が接続されており、積分器1144として動作する。
ランダム順序の同期化の手順は、クロックパルスHによ
る局部ランダム順序の漸進シフトを行う合致捜索段階と
、周波数の修正によるトラツキン″グ段階とに分けられ
る。この手順について第18図を参照しながら説明する
。同図Aには、受信したランダム順序が示されており、
Bには局部ランダム順序が示されている。この図の例に
おいては、2値素子のデータ保持時間TAに対し、TA
/2だけ両者はタイミングがずれている。一般的には両
者のランダム順序は何ら関連のないTA/2以上タイミ
ングがずれた状態になつていると考えられる。このよう
な一般的な状態からクロックパルスHによつて局部ラン
ダム順序の漸進シフトを行い、双方のランダム順序のタ
イミング差がTA/2以内となるようにするのが合致捜
索段階である。なお、タイミング差がTA/2以内とな
つた段階で更にクロックパルスHによりシフトを行うと
、1パルス当りの漸進がTAを最小単位として行なわれ
ることから、クロックパルスHによる同期化は、双方の
ランダム順序のタイミング差がTA/2以内とすること
が限度となる。次に、双方のランダム順序のタイミング
差がTA/2以内となつた後は、クロックパルスHの周
波数を修正することにより双方のランダム順序の同期化
が行なわれる。この段階がトラッキング段階である。合
致捜索段階ては、トリガ回路1132の出力が使用され
るのに対し、トラッキング段階では連動スイッチ114
40が「開」となつて積分器1144の出力が使用され
る。
まず、トリガ回路1132の作用について説明する。
トリガ回路1132には、信号S+JDが振幅制限器1
1311及び再ろ波器11312を介して入力されてい
る。トリガ回路1132は、この入力信号の位相及び振
幅を検出する。受信したランダム順序と局部ランダム順
序とが同期していない場合には、このトリガ回路113
2から低位周波数源1033に制御信号が出力され、こ
れによつて低位周波数源1033は局部ランダム順序発
振器105に出力されるクロックパルスHの数を増減す
る。このクロックパルスHの増減により局部ランダム順
序発振器105から出力される局部ランダム順序がシフ
トされる。以上の動作が繰り返されると、やがて受信ラ
ンダム順序と局部ランダム順序との間に士TA/2のタ
イミング差で同期化が達成され、トリガ回路1132の
動作が停止し、連動スイッチ11440が「開」となつ
て積分器1144の動作が開始され、トラッキング段階
が始まる。
すなわち、積分器1144に入力されている信号Pに基
づいて制市信号や低位周波数源1033に入力される。
これによつて低位周波数源1033から局部ランダム順
序発振器105に入力されるクロックパルスHの周波数
が連続的にきわめてわずか修正され、TA/2以内の微
小な同期化が行なわれる。第20図に示す双方のランダ
ム順序の相関関数の如く、同期化の程度は、±TA/2
以内の微小な調整によつて急速に高められる。なお、低
位周波数源1033が、例えば跳躍発振器を含む場合に
は、トリガ回路1132から出力される制御信号はこの
跳躍発振器に印加され、追加のクロックパルスHが生成
される。
この場合周波数析半器1034による周波数分割が行な
われるので、跳躍発振器は対のパルスを追加供給する必
要がある。また、低位周波数源1033が電圧制御型の
発振器を含む場合、積分器1144h)ら出力される制
御信号はこの発振器に印加され、周波数が修正される。
なお、直接局部ランダム順序発振器105に対して制御
信号を入力することにより同期化を行うように回路を構
成するようにしてもよい。また、上述したように、ラン
ダム順序間の同期化は、合致捜索段階とトラッキング段
階との2段階で行なわれる。
これに対応して積分フィルタ11214,11224は
、各々が2個の交互に切換可能な帯域通過フィルタによ
つて構成されている。帯域通過フィルタは、広帯域フィ
ルタと狭帯域フィルタとによつて構成されており、合致
捜索段階では広帯域フィルタが使用され、トラッキング
段階では狭帯域フィルタが使用される。次に、質問機3
0について第21図を参照しながら説明する。
この質問機30において使用される回路の多くは、前述
した応答機10,20において使用される回路と同様の
ものである。第21図において、空中線301は、送受
切換器302に接続されている。
この送受切換器302は、送信電力増幅器322及び受
信増幅器311に接続されており、応答機10,20に
対してランダム順序を送信するときには送信電力増幅器
322が空中線301に接続され、応答機10,20か
ら局部ランダム順序を受信するときには受信増幅器31
1が空中線301に接続される。まず、局部ランダム順
序の受信側に含まれる部分について説明する。受信増幅
器311は、SSB相関器312A,312Bに各々接
続されている。この受信部の第1チャンネルは、SSB
相関器312A1周波数制御指令回路313A1パイロ
ット周波数発振器314A1局部ランダム順序発振器3
15A1測定回路331A及び表示回路332Aを各各
直列に接続した回路によつて構成されている。他方、第
2チャンネルは、SSB相関器312B1周波数制御指
令回路313B1パイロット周波数発振器314B、局
部ランダム順序発振器315B1測定回路331B及び
表示回路332Bを各々直列に接続した回路によつて構
成されている。次に、ランダム順序の送信側に含まれる
部分について説明する。
この部分は、ランダム順序を発振するランダム順序発振
器325と、このランダム順序により位相反転変調を行
う位相反転変調器321と、この出力を増幅して出力す
る送信電力・増幅器322とを含む。この質問機30に
おいても、パイロット周波数源303及ひタイムフォー
マット回路304が含まれている。
パイロット周波数源303は、受信増幅器311に対し
周波数変更用の信号を出力し、SSB相関器312A,
312Bに対しては復調用の信号を出力し、ランダム順
序発振器325に対してはクロックパルスに対応する信
号を出力し、位相反転変調回路321に対しては被変調
信号を出力し、更に、タイムフォーマット回路304に
対しては送信時形を定めるに必要な信号が出力される。
タイムフォーマット回路304は、SSB相関器312
A,312B及び送信電力増幅器322に各各接続され
ている。
このタイムフォーマット回路304は、ます最初に、第
5図Aに示す期間TlOを示す信号を送信電力増幅器3
22に対して出力する。次にタイムフォーマット回路3
04は、第5図B,Cに示す期間Tl4を示す信号をS
SB相関器312Aに対して出力し、また、期間Tl6
を示す信号をSSB相関器312Bに対して出力する。
タイムフォーマット回路304から出力される期間Tl
Oを示す信号により、パイロット周波数源303から出
力された正弦波信号がランダム順2序発振器325から
出力されるランダム順序によつて変調され、更には送信
電力増幅器322によつて増幅されて送信される。
以上の動作は、第8図に示す回路と同様である。しかし
、第21図に示す装置においては、ランダム順序発振器
325から出力されるランダム順序が通信の出発開始で
あるから、このランダム順序の発振が外部から制御され
る対象とはならない。次に、受信増幅器311は、応答
機10,20のいずれから受信した信号も増幅して出力
する。
なお、具体的には、スーパーヘテロダイン方式であるか
ら、周波数が変更されている。応答機10から受信され
た信号は、タイムフォーマット回路304から出力され
る信号によつてSSB相関器312Aに入力され、応答
機20から受信された信号は、タイムフォーマット回路
304から出力される信号によつてSSB相関器312
Bに入力されるように制御される。SSB相関器312
A,312Bには、局部ランダム順序発振器315A,
315Bから各々出力される局部ランダム順序が入力さ
れており、これと受信された局部ランダム順序との同期
ないしは相関の程度を表わす信号が周波数制御指令回路
313A,313Bに各々出力される。
この信号に基づいて周波数制御指令回路313A,31
3Bは、パイロット周波数発振器314A,314Bを
制御し、これによつて局部ランダム順序発振器315A
,315Bが発振する局部ランダム順序が同期化される
。以上の部分の動作は、第9図で説明したことと同様で
ある。なお、受信増幅器311は、第7図に示す回路と
同様であり、SSB相関器312A,312B及び周波
数制御指令回路313A,313Bは、第9図に示す回
路と同様である。
また、パイロット周波数発振器314A,314Bは、
低位周波数源1033に対応するものである。次に、同
期化された局部ランダム順序は、測定回路331A,3
31Bに各々入力される。
この測定回路331A,331Bには最初の送信にかか
るランダム順がランダム順序発振器325から各々入力
されている。測定回路331A,331Bでは、入力さ
れる2つのランダム順序の時間差ないし時間シフトを測
定し、更に電磁波の伝搬速度から距離Dl,D2(第4
図参照)を算定する。この算定結果は、表示回路332
A,332Bにおいて視覚的に表示される。次に、上記
実施例の全体的動作について説明する。
まず質問機30は、ランダム順序を送信する。
このランダム順序は、第22図に示すような位相反転変
調されたUflFパルスPUとして送信される。この第
22図において、U]+′パルスPUの送信は第5図に
おいて説明したように、周期Tl2で繰り返される。ま
た、UlIFパルスPUは期間TlOで存在し、この期
間中において相隣接する複数のランダム順序を含む。期
間T2Oの部分が拡大して示されているように、ランダ
ム順序はT2O内に含まれており、以後複数回繰り返さ
れる。なお、この例においては、ランダム順序を形成す
る2値素子のデータ保持時間TAと、正弦波信号の周旬
且゛Bとは一致せず、TA中にTBが複数含まれる。こ
の点で第3図に示した例とは異なる。このUllFパル
スPUは、応答機10,20にノ各々受信される。応答
機10,20では、このUHFパルスPUに含まれるラ
ンダム順序と、自己において発振する局部ランダム順序
とを同期させる。この動作は、第9図に示すSSB相関
器112及ひ周波数制御指令器113によつて行なわれ
夕る。この同期化の期間は、UHFパルスPUの期間T
lOの2倍以上長い。従つて、局部ランダム順序の同期
化は、UF[F′パルスPUの複数にわたつて行なわれ
る。前述したように、UI+′パルスPUにはランダム
順序が複数個含まれている。従つて、θ局部ランダム順
序の同期化は、多数のランダム順序を質問機30から受
けて行なわれることとなり、S/N比が向上するのみな
らす極めて精度の高い局部ランダム順序の同期化が達成
される。UHFパルスPUの伝搬には一定の時間を要す
る。従つて、応答機10の同期化された局部ランダム順
序と、質問機30の最初に送信したランダム順序には距
離D1 (第4図参照)のUHF′パルスPUの伝搬時
間に等しい時間シフトが生ずる。また、応答機20の同
期化された局部ランダム順序と、質問機30の最初に送
信したランダム順序には距離D2(第4図参照)のUl
IFパルスPUの伝搬時間に等しい時間シフトが生ずる
。次に、応答機10は、同期した局部ランダム順序を質
問機30に対して再送信する。
この再送信の時形ないしタイミングはタイムフォーマッ
ト回路104によつて設定され、第5図Bに示す如くで
ある。この送信時形で再送信される局部ランダム順序と
質問機30が最初に送信したランダム順序との時間シフ
トには伝搬時間によるものの他、あらかじめ設定される
ものが含まれる。例えば伝搬時間に等しい時間のシフト
が付加されることがあり、また、UHFパルスPUの期
間TlOに等しい時間のシフトが付加されることがある
。またこの時間の倍数すなわち2×TlOの時間のシフ
トが付加されることもある。応答機20による局部ラン
グム順序の再送信についても同様であり、この再送信の
時形ないしタイミングは第5図Cに示す如くである。
以上のようにして再送信される局部ランダム順,序には
、例えば第23図に示すように終了時に1パルス付加さ
れる。
このパルスは、例えば第2図に示す例ていうと、第7番
目と第8番目の刻時にランダム順序発振器によつて供給
される。この終了時のパルスは、例えばランダム順序発
振器とし.て作用するシフトレジスタに使用されるクロ
ックパルスのタイミングで動作する計数器を使用した検
出でき、ランダム順序の終了を知ることができる。第2
3図には、このような終了を表わす補助パ5ルスが示さ
れている。
この図において、Aは、質問機30から送信された補助
パルスを表わし、B,Cは応答機10,20から送信さ
れた補助パルスを表わす。また、図において、TAは、
質問機30がランダム順序を送信する周期を表わし、4
Sは距離D1の掛■パルスPUの伝搬時間に対応し、T
Cは距離D2のUHFパルスPUの伝搬時間に対応する
。次に、応答機10,20から再送信された局部ランダ
ム順序は、質問機30に受信されるが、この場合、再び
距離Dl,D2の伝搬に要する時間シフトが付加される
まず、応答機10から再送信された局部ランダム順序に
対し、局部ランダム順序発振器315Aから出力される
局部ランダム順序が同期され、測定回路331Aに入力
される。他方、この測定回路331Aには質問機30が
最初に送信したランダム順序が入力されており、双方の
ランダム順序の時間シフトから、距離)D1が算定され
る。この結果は表示回路332Aに表示される。他方、
応答機20から再送信された局部ランダム順序に対して
も同様の処理が行なわれ、距離D2が算定されて表示回
路332Bに表示される。
以上の実施例では、質問機から各応答機までの距離を直
接得ることができるので、円形型の位置決定法に関する
ものである。この方法では、送信時形の時分割の限定に
より作動てきる質問機の数が限られるので、可飽和のも
のとなる。第24図には、以上の実施例による可飽和円
形型の位置決定法が示されている。
この例は、3台の応答機を使用するものである。上述し
た実施例では、第4図に示すように、応答機10,20
と質問機30との距離は求められるが、具体的に位置を
決めるときには、3台の応答機を使用する。応答機が2
台では厳密には位置決定はできない。適当な位置に応答
機Rl,R2,R3が配置されるが、図中の同心円は、
各応答機からの距離を示している。応答機が2台のみで
は、同一距離に対応する点が2点存在しいずれか決定で
きない。しかし、3台目の応答機を使用すれば位置決定
が可能となる。この例では、第5図A,Bに示す送信区
分の他に、3台目の応答機のための送信区分が用意され
る。
この送信区分が他の応答機の送信区分と重複しないよう
に設定されることは上述した実施例と同様であり、例え
ば3台目の応答機のランダム順序期間の倍数となるよう
に設定される。第25図には、更に他の方法による位置
決定法が示されている。
この方法は、双曲線型の位置決定方法である。固定ステ
ーションE2は、マスタとして作用し、質問機30の送
信部(第21図参照)のみを有する。すなわち、固定ス
テーションE2は、所定の周期でランダム順序により変
調された高周波信号を出力するのみである。次に、従属
ステーションEl,E3は、応答機10,20と同様の
構成となつており、これらの従属ステーションEl,E
3の局部ランダム順序は、受信された固定ステーション
E2のランダム順序に同期せしめられる。
そしてこれらの同期された局部ランダム順序により変調
された高周波信号が各々従属ステーションEl,E3か
ら出力される。他方、可動物体例えば船舶には、上述し
た質問機30の受信部と同様の受信機Mが設けられてい
る。
質問機30の受信部は2チャンネルであるが、受信機M
は、3チャンネルであり、各ステーションEl,E2,
E3から出力された高周波信号が各々受信されるように
なつている。受信機Mは、これらの高周波信号を受信復
調して、固定ステーションE2のランダム順序、従属ス
テーションEl,E3の局部ランダム順序を得、これら
に自身で発生している3つの局部ラン,タム順序を各々
同期させる。
そして固定ステーションE2のランダム順序に同期した
局部ランダム順序と、従属ステーションE1の局部ラン
ダム順序に同期した局部ランダム順序との時間シフトか
ら距離Dと距離D1の差Δ(D−D1)を得る、他方固
定ステーションE2のランダム順序に同期した局部ラン
ダム順序と、従属ステーションE3の局部ランダム順序
に同期した局部ランダム順序との時間シフトから距離D
を距離D2の差Δ(4)−D2)を得る。このように、
2地点間の距離差が一定となるような点を連続すると双
曲線網が得られる。第25図の例では、2組の双曲線網
が得られる。第1の双曲線網は、固定ステーションE2
と従属ステーションE1との距離差Δ(D−D1)が一
定となる点を結んだものであり、第2の双曲線網は、固
定ステーションE2と従属ステーションE3との距離差
Δ(D−D2)が一定となる点を結んだものとなる。受
信機Mでは、同期した局部ランダム順序間の時間シフト
から距離Δ(D−D1)及びΔ(D一D2)を得る。
そしてこれらのデータから、自らの位置を求める。この
位置は、2つの双曲線網の交点で表わされる。この実施
例の変形例としては、例えば、従属ステーションを3つ
設けるようにするものがある。
このようにすると、更に1組の双曲線網が追加され、測
定精度の向上を図ることができる。以上のような双曲線
型の位置決定方法では、可動物体の数が限定されること
はない。
次に、上記実施例における具体的数値例ないし実験例に
ついて説明する。
まず、第22図に示すUHFパルスPUの長さTlOは
例えば2.5msecであり、送信電力は5Wである。
また、ランダム順序の符号の数は、各UlIFパルスに
おいて略37であり、搬送周波数は、例えば420ない
し450MHzに設定される。このUHFパルスPUの
送信周波数スペクトルは、2値素子のデータ保持時間1
A(第3図B参照、例えば約0.5)P,sec)の不
変調パルスの繰り返し信号のスペクトルに極めて近いス
ペクトル特性となる。このスペクトルは、3dBでは2
MHz120(3.Bでは7MHzの幅を概略有してい
る。また、上述したUHF′パルスPUの長さTlOの
期間(2.5msec)5Wのピーク電力を送信するこ
とにより、上記相関、周波数制御を行つて、25KWの
電力で0.51Lsecの間不変調パルスを送信して得
られる結果と同様の結果を得ることができる。
他の例としては、2値素子のデータ保持時間TAと上記
UHFパルスPUの長さTlOの比TlO/TAが10
,0凹程度としたときに、TlOは50T11seCと
なり、ピーク電力は500Wである。
このようにすれば、装置がトランジスタ化されたもの・
となる。この場合に得られる結果は、ピーク電力?凹で
5psecの間不変調パルスを送信して得られる結果と
等しい。次に、上述したように、UHFパルスPUの長
さTlOの期間中には、ランダム順序の繰返しが含・ま
れている。
例えば、0.?Secのデータ保持時間のr個(例えば
r=127)の2値素子によつて生成されたランダム順
序が連続n回含まれている。これらのR,nの選択は、
次の点を考慮して定められる。まず、nが大きくなる程
、時間シフト測定のあいまいさ(Ambiguity)
が、第23図に示した例から明らかなように増大する。
従つて、rを増大してランダム順序の長さを長くし、n
を小さくした方がよい。他方、rが大きくなる程、ラン
ダム順序の同期を得るための時間は長くなる。
このためrが大きいときには、捜索段階中に局部ランダ
ム順序の同期のため当該位置にある程度とどまることが
必要となり、必要な同期のためのパルスシフトは126
に達することがある。従つた、第1実施例において同期
状態となるまでの時間が127秒程度となる場合がある
。次に、以上のいずれの実施例においても局部ランダム
順序の同期化を行うため、その発生の基礎となる発振器
は、例えば温度安定化された良好な動作を行う安定した
ものであることが必要てある更に、上記実施例によれば
、回析帯すなわち、無線電信水平線を越えて数百キロメ
ートルまでの区域内で精密な測距を行うことができる。
次に、第9図において示したS,S,Bl相関関係方式
は、顕著な効果を示している。
0.5psecである2値素子のデータ保持時間匡Aは
、電磁波の往復を考慮すれば、礼mの伝搬距離に相当す
る。
しかし、上述した位相シフト測定を行う周波数制御方式
により、S/N比が良好な場合には1m以内の測距精度
を得ることができる。従つて、受信したランダム順序に
対する局部ランダム順序の周期化に要する時間及び往復
経路を考慮しても、2値素子のデータ保持時間の少なく
とも10吟の1の桁の精度を得ることが可能となる。な
お、本発明は、対象が船舶に限定されるものではない。
例えば以下のようなものに対しても適用されるものであ
る。1入港時の海上船舶等、飛行中の航空機、ヘリコプ
ター等のための高精度航法、2水路学的地理学的測量、 3水深測量、浚渫、 4土木工事、 5浮き、プラットホーム等の配置、 6魚穫。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明による測距援助方法によれ
ば、何ら各通信機間で同期をとる必要なく同一搬送波上
で送受信を行うことができるとと−もに、適度の送信電
力で高精度の測距を行うことができるという効果がある
【図面の簡単な説明】
第1図は擬似ランダム順序発信用の回路例を示す回路図
、第2図は第1図の回路により得られるランダム順序と
対応信号波形を示す説明図、第3図はランダム順序によ
る正弦波信号の変調の様子を示す線図、第4図は応答機
と質問機の配置例を示す説明図、第5図は時分割された
送信時形を示す線図、第6図は応答機の一構成例を示す
プロツ・ク図、第7図、第8図及び第9図は応答機の詳
細な構成例を示すブロック図、第10図、第11図、第
12図、第13図、第14図及び第15図は、応答機の
回路の動作例を示す説明図、第16図及び第17図はミ
キサの一例を示す回路図、第18図はランダム順序の同
期化の手順を示す説明図、第19図及び第20図は相関
について説明する説明図、第21図は質問機の構成例を
示すブロック図、第22図は掛正パルスの一例を示す説
明図、第23図は質問機における時間遅延を示す”説明
図、第24図は円形の位置決定法を示す説明図、第25
図は双曲線形の位置決定法を示す説明図である。 A,B,C・・・・・・2値素子、H・・・・・・刻時
パルス、D・・・・・・結合論理素子、10,20・・
・・・・応答機、30・・・・・・質問機、101・・
・・・・空中線、102・・・・・・送受切換器、10
3・・・・・・パイロット周波数源、104・・・・・
タイムフォーマット回路、105・・・・・・局部ラン
ダム順序発振器、111・・・・・・受信増幅器、11
2・・・・・・S,S,Bl相関器、113・・・・・
・周波数制御指令器、121・・・・・・位相反転変調
器、122・・・・電力増幅器、301・ ・・・・空
中線、302・・・・・送受切換器、303・・・・・
・パイロット周波数源、304・・・・タイムフォーマ
ット回路、321・位相反転変調器、322・・・・・
送信電力増幅器、325・・・・・・ランダム順序発振
器、312A,312B・・・・・・SSB相関器、3
13A,313B・・・・・・周波数制御指令回路、3
14A,314B・・・・・・パイロット周波数発振器
、315A,315B・・・・・・局部ランダム順序発
振器、331A,331B・・・・・・測定回路、33
2A,332B・・・・・・表示回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1地点では、2進符号の配列からなる既知擬似ラ
    ンダム順序の第1繰り返し信号により搬送波を変調した
    第1高周波信号が第1時間帯中に送信され、第2地点で
    は、第1高周波信号を受信復調して第1繰り返し信号を
    得るとともに、この第1繰り返し信号に含まれる既知擬
    似ランダム順序と第2地点で生成されている第1局部擬
    似ランダム順序とを同期させ、この同期した第1局部擬
    似ランダム順序の第2繰り返し信号により第1高周波信
    号と同様の周波数の搬送波が変調されて、第2高周波信
    号が第1時間帯と異なる第2時間帯中に送信され、前記
    第1地点では、第2高周波信号を受信復調して第2繰り
    返し信号を得るとともに、この第2繰り返し信号に含ま
    れる第1局部擬似ランダム順序と第1地点で生成されて
    いる第2局部擬似ランダム順序とを同期させ、この同期
    した第2局部擬似ランダム順序と、前記既知疑似ランダ
    ム順序との時間シフトから第1地点と第2地点との距離
    を求めることを特徴とする測距援助方法。 2 第1地点では、2進符号の配列からなる既知擬似ラ
    ンダム順序の第1繰り返し信号により搬送波を変調した
    第1高周波信号が第1時間帯中に送信され、第2地点で
    は、第1高周波信号を受信復調して第1繰り返し信号を
    得るとともに、この第1繰り返し信号に含まれる既知擬
    似ランダム順序と第2地点で生成されている第1局部擬
    似ランダム順序とを同期させ、この同期した第1局部擬
    似ランダム順序の第2繰り返し信号により第1高周波信
    号と同様の周波数の搬送波が変調されて、第2高周波信
    号が第1時間帯と異なる第2時間帯中に送信され、第3
    地点では、一方において、前記第1高周波信号を受信復
    調して第1繰り返し信号を得るとともに、この第1繰り
    返し信号に含まれる既知擬似ランダム順序と第3地点で
    生成されている第2局部擬似ランダム順序とを同期させ
    、他方において、前記第2高周波信号を受信復調して第
    2繰り返し信号を得るとともに、この第2繰り返し信号
    に含まれる第1局部擬似ランダム順序と第3地点で生成
    されている第3局部擬似ランダム順序とを同期させ、こ
    れら同期した第2局部擬似ランダム順序と第3局部擬似
    ランダム順序との時間シフトから、第1地点と第3地点
    との距離と、第2地点と第3地点の距離との差を求める
    ことを特徴とする測距援助方法。
JP49121070A 1973-10-23 1974-10-22 測距援助方法 Expired JPS6044628B2 (ja)

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