JPS6054155B2 - 片面溶接裏当て用焼成型フラックス - Google Patents
片面溶接裏当て用焼成型フラックスInfo
- Publication number
- JPS6054155B2 JPS6054155B2 JP52094088A JP9408877A JPS6054155B2 JP S6054155 B2 JPS6054155 B2 JP S6054155B2 JP 52094088 A JP52094088 A JP 52094088A JP 9408877 A JP9408877 A JP 9408877A JP S6054155 B2 JPS6054155 B2 JP S6054155B2
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- flux
- backing
- welding
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は金属製当金と粒状フラックスを併用する鉄鋼
の片面溶接に用いる裏当て用焼成型フラックスに関する
ものである。
の片面溶接に用いる裏当て用焼成型フラックスに関する
ものである。
片面自動アーク溶接は裏当の方法により銅バッキング法
、フラックスバッキング法およびこれらの双方を組合わ
せた銅・フラックスバッキング法の3種に分類される。
、フラックスバッキング法およびこれらの双方を組合わ
せた銅・フラックスバッキング法の3種に分類される。
これらの中でとくに第1図aに示した銅・フラックスバ
ッキング法は、銅当金の冷却作用により特に裏波ヒート
形状が安定すること、装置化により作業能率を著しく高
められることから造船、橋梁などの工場溶接において広
く用いられている。図中1、1’は鋼板、2は裏当てフ
ラックス、3は金属とくに銅当金である。このような銅
・フラックスバッキング片面溶接に用いる裏当フラック
ス2としては、従来の潜弧溶接用フラックスをそのまま
裏当用として使用するか、あるいは特殊なフラックス組
成とし、かつフェノール、フラン、フルフラールなどの
樹脂やデキストリンなどの有機材料を含有もしくは被覆
させたものが多い。
ッキング法は、銅当金の冷却作用により特に裏波ヒート
形状が安定すること、装置化により作業能率を著しく高
められることから造船、橋梁などの工場溶接において広
く用いられている。図中1、1’は鋼板、2は裏当てフ
ラックス、3は金属とくに銅当金である。このような銅
・フラックスバッキング片面溶接に用いる裏当フラック
ス2としては、従来の潜弧溶接用フラックスをそのまま
裏当用として使用するか、あるいは特殊なフラックス組
成とし、かつフェノール、フラン、フルフラールなどの
樹脂やデキストリンなどの有機材料を含有もしくは被覆
させたものが多い。
しかし、このような裏当フラックス2に含有される有機
材料は裏波ヒート形状を安定化し、溶鋼の流出防止やイ
バリ、アンダカツト、突起などの欠陥の発生防止のため
に添加されるが、これは比較的低温で変質するので、裏
当フラックスが吸湿した場合に再乾燥が不可能となりさ
らに、当金上に散布したフラックスのほぼ全量が溶接熱
で固化してしまうため再使用ができず、単位裏波ビード
ノ長さ当りの裏当フラックスの消費量は樹脂を含まない
場合の数倍も多くなり、かなりに不経済である点から問
題視されることがある。
材料は裏波ヒート形状を安定化し、溶鋼の流出防止やイ
バリ、アンダカツト、突起などの欠陥の発生防止のため
に添加されるが、これは比較的低温で変質するので、裏
当フラックスが吸湿した場合に再乾燥が不可能となりさ
らに、当金上に散布したフラックスのほぼ全量が溶接熱
で固化してしまうため再使用ができず、単位裏波ビード
ノ長さ当りの裏当フラックスの消費量は樹脂を含まない
場合の数倍も多くなり、かなりに不経済である点から問
題視されることがある。
発明者らは先にこの問題を解決するための新規な溶接方
法を開発した。
法を開発した。
(特公昭56−17991号公報;参照)。たとえば第
1図を−dに示すように鋼板1、1″と金属製当金3と
の間において裏当フラックス2と、高分子フィルムや、
樹脂、油脂又はゴムのごとき有機物5を、紙やアルミ箔
などの基材4により鋼板1,1″、当金3の何れか一方
又は双方からへだてかつ溶接直前に裏当フラックス2と
有機物5との両者が重なり合うように配置する、粘着性
シート類を適用することである。
1図を−dに示すように鋼板1、1″と金属製当金3と
の間において裏当フラックス2と、高分子フィルムや、
樹脂、油脂又はゴムのごとき有機物5を、紙やアルミ箔
などの基材4により鋼板1,1″、当金3の何れか一方
又は双方からへだてかつ溶接直前に裏当フラックス2と
有機物5との両者が重なり合うように配置する、粘着性
シート類を適用することである。
かくして裏当フラックスが万一吸湿していたとしても、
再乾燥を経た使用を可能ならしめ、また、溶接時に上記
の粘着性シート類が溶融して裏当フラックスの必要部分
のみを粘結するようにして単位裏波ビード長に対する裏
当フラックスの消費量を少なくし、粘結されていない裏
当フラックスの回収、再使用を可能とし、さらに、有機
物5による裏当フラックス2の有効な粘結作用により、
溶接時の溶鋼の流出防止、裏波ビードの安定化ならびに
、イバリ、アンダカツトおよび突起など、欠陥の減少に
も効果的であるなどの特長を示すものである。しかし、
さらに検討を進めたところ上述の方法においてもなおイ
バリやアンダ功ツトを完全になくすことは実際上困難な
事態に遭遇しこれは裏波ビードのエッジにおける酸化被
膜(スケール)がスラグとの反応によつても完全には除
去され難いために、エッジと裏波ビードとの濡れが悪い
ことに起因していることがたしかめられた。したがつて
これらの欠陥をなくすにはスラグの性質、すなわち裏当
フラックスの組成に検討の必要があることに気づいた。
再乾燥を経た使用を可能ならしめ、また、溶接時に上記
の粘着性シート類が溶融して裏当フラックスの必要部分
のみを粘結するようにして単位裏波ビード長に対する裏
当フラックスの消費量を少なくし、粘結されていない裏
当フラックスの回収、再使用を可能とし、さらに、有機
物5による裏当フラックス2の有効な粘結作用により、
溶接時の溶鋼の流出防止、裏波ビードの安定化ならびに
、イバリ、アンダカツトおよび突起など、欠陥の減少に
も効果的であるなどの特長を示すものである。しかし、
さらに検討を進めたところ上述の方法においてもなおイ
バリやアンダ功ツトを完全になくすことは実際上困難な
事態に遭遇しこれは裏波ビードのエッジにおける酸化被
膜(スケール)がスラグとの反応によつても完全には除
去され難いために、エッジと裏波ビードとの濡れが悪い
ことに起因していることがたしかめられた。したがつて
これらの欠陥をなくすにはスラグの性質、すなわち裏当
フラックスの組成に検討の必要があることに気づいた。
そこで種々の実験、研究と試行錯誤をくり返した結果、
BaOを主体とする組成の裏当て用焼成形!フラックス
の有用性を発見し、こ)に溶融スラグと鋼板のスケール
との反応がすみやかに行なわれて、鋼板裏面のエッジで
の溶鋼の濡れ性が著しく向上し、それ故イバリやアンダ
カツトの発生が抑止され、スラグ−メタル間の界面張力
が大きくな二ることから裏波ビードの接触角を小さくし
、さらに銅当金表面に対する溶融スラグのなじみ性も改
善されて突起の減少をもたらすという顕著な効果を見い
出した。
BaOを主体とする組成の裏当て用焼成形!フラックス
の有用性を発見し、こ)に溶融スラグと鋼板のスケール
との反応がすみやかに行なわれて、鋼板裏面のエッジで
の溶鋼の濡れ性が著しく向上し、それ故イバリやアンダ
カツトの発生が抑止され、スラグ−メタル間の界面張力
が大きくな二ることから裏波ビードの接触角を小さくし
、さらに銅当金表面に対する溶融スラグのなじみ性も改
善されて突起の減少をもたらすという顕著な効果を見い
出した。
この発明の裏当て用焼成型フラックスによれば1第1図
aのようにフラックスのみでも十分実用に耐えうる裏波
ビードが得られ、また、第1図b〜dの改良技術との組
合せでよりすぐれた裏波ビードが形成されることをたし
かめた。
aのようにフラックスのみでも十分実用に耐えうる裏波
ビードが得られ、また、第1図b〜dの改良技術との組
合せでよりすぐれた裏波ビードが形成されることをたし
かめた。
BaOを主体とする組成というように上述した裏当て用
焼成型フラックスの特徴とするところは、金属粉とフラ
ックス粉との混合物から′より、金属粉はおもに脱酸剤
、合金剤であり、これらがフラックス全体に対し3〜1
8Wt%(以下単に%で示す)を占め、金属粉を除いた
フラックス粉を100%として、必須成分のBaO,S
iO2,Al2O3,CaF2,MgO,CO2成分の
合計が75%以上であり、これらの各必須成分はBaO
7〜50%,MgOlO)〜30%,SlO25〜30
%,Al2O35〜30%,CaF2lO〜25%、そ
してCO2成分3〜15%とし、BaO+MgOが20
〜60%の範囲にあるものとして、上記混合物を常法た
とえば水ガラスを用いて造粒焼成したところにある。
焼成型フラックスの特徴とするところは、金属粉とフラ
ックス粉との混合物から′より、金属粉はおもに脱酸剤
、合金剤であり、これらがフラックス全体に対し3〜1
8Wt%(以下単に%で示す)を占め、金属粉を除いた
フラックス粉を100%として、必須成分のBaO,S
iO2,Al2O3,CaF2,MgO,CO2成分の
合計が75%以上であり、これらの各必須成分はBaO
7〜50%,MgOlO)〜30%,SlO25〜30
%,Al2O35〜30%,CaF2lO〜25%、そ
してCO2成分3〜15%とし、BaO+MgOが20
〜60%の範囲にあるものとして、上記混合物を常法た
とえば水ガラスを用いて造粒焼成したところにある。
この裏当て用焼成型フラックスの各成分の作用と成分範
囲限定の理由を以下に示す。
囲限定の理由を以下に示す。
適正量のBaOは、他の必須成分と融合してスラグ化し
、このスラグがさきにも触れたように裏波ビードのエッ
ジでの鋼板の酸化被膜(スケール)と容易に反応するた
め溶鋼の濡れ性が著しく改善され、イバリ、アンダカツ
トが発生しにくく、接触角の小さい裏波ビードを形成す
る効果に奏効する。
、このスラグがさきにも触れたように裏波ビードのエッ
ジでの鋼板の酸化被膜(スケール)と容易に反応するた
め溶鋼の濡れ性が著しく改善され、イバリ、アンダカツ
トが発生しにくく、接触角の小さい裏波ビードを形成す
る効果に奏効する。
さらに、このスラグは銅当金へのなじみ性も良好である
ため突起の発生防止にも顕著な効果をもたらす。このよ
うな効果はBaOく7%では期待できず、また、BaO
〉50%では裏波ビード表面にスラグの一部が残留し、
またスラグの塩基度が高くなりすぎてビード外観不良や
形状不均一を生じるためBaOは7〜50%の範囲にあ
ることが必要である。
ため突起の発生防止にも顕著な効果をもたらす。このよ
うな効果はBaOく7%では期待できず、また、BaO
〉50%では裏波ビード表面にスラグの一部が残留し、
またスラグの塩基度が高くなりすぎてビード外観不良や
形状不均一を生じるためBaOは7〜50%の範囲にあ
ることが必要である。
なお、BaO源としては炭酸バリウムがCO2成分を含
有するため適当であるが、その他に、バリウム長石など
の複合塩、その他炭酸バリウムを焼成してCO2成分を
除いたものでもよく、この場合もBaOが上記の範囲内
であれば同様の効果を示す。SlO2は〈5%ではきわ
めて強塩基性のスラグとなつてビード外観不良や、凸型
形状をつくる。いつぽう、SiO2〉30%ではビード
形状は偏平となり、ビード表面につやが出る反面上記の
BaOの効果を阻害し、イバリやアンダカツトの発生率
を高め勝ちとなるためSiO2は5〜30%範囲内であ
ることが必要である。Al2O3はフラックスの耐火度
およびスラグの融点、粘性を調整するために5〜30%
の範囲内で含有させることが有効である。
有するため適当であるが、その他に、バリウム長石など
の複合塩、その他炭酸バリウムを焼成してCO2成分を
除いたものでもよく、この場合もBaOが上記の範囲内
であれば同様の効果を示す。SlO2は〈5%ではきわ
めて強塩基性のスラグとなつてビード外観不良や、凸型
形状をつくる。いつぽう、SiO2〉30%ではビード
形状は偏平となり、ビード表面につやが出る反面上記の
BaOの効果を阻害し、イバリやアンダカツトの発生率
を高め勝ちとなるためSiO2は5〜30%範囲内であ
ることが必要である。Al2O3はフラックスの耐火度
およびスラグの融点、粘性を調整するために5〜30%
の範囲内で含有させることが有効である。
Al。O3〈5%では耐火度が低すぎて裏波ビードが不
均一となり、蛇行ビードとなりやすく、Al2O3〉3
0%では耐火度が高くなりすぎて裏波ビードが形成され
にくく不安定ビードになる。CaF2はスラグの融点お
よび粘性を適正とするために10〜30%の範囲である
ことが効果的であり、10%より少ない場合はスラグの
融点、粘性が高くなりすぎて十分な裏波ビードが形成さ
れにくく、また、30%を超えるとスラグの融点が低下
しすぎ、粘性も著しく小さくなるために裏波ビードが蛇
行しやすくなり、場合によつては溶鋼の流出が起ること
もある。
均一となり、蛇行ビードとなりやすく、Al2O3〉3
0%では耐火度が高くなりすぎて裏波ビードが形成され
にくく不安定ビードになる。CaF2はスラグの融点お
よび粘性を適正とするために10〜30%の範囲である
ことが効果的であり、10%より少ない場合はスラグの
融点、粘性が高くなりすぎて十分な裏波ビードが形成さ
れにくく、また、30%を超えるとスラグの融点が低下
しすぎ、粘性も著しく小さくなるために裏波ビードが蛇
行しやすくなり、場合によつては溶鋼の流出が起ること
もある。
MgOはフラックスの耐火度およびスラグの塩基度を調
整するために10〜30%の範囲で添加する。
整するために10〜30%の範囲で添加する。
MgOがこの範囲よりも少ない場合にはフラックスの耐
火度が低く、裏波ビードが過大となり、ビードエツジで
のなじみ性が悪くイバリやアンダカツトも発生しやすく
なる。いつぽう、MgOが30%を超えるとスラグの融
点が高くなりすぎて裏波ビードが形成されにくく、また
ビード表面にへこみが発生しやすくなる。また、塩基性
成分であるBaOとMgOの和は20〜60%の範囲で
あることが必要であり、この合計が20%未満ではイバ
リやアンダカツトの発生率が高く、また60%を超える
と塩基度が高くなりすぎビード外観を損なう。
火度が低く、裏波ビードが過大となり、ビードエツジで
のなじみ性が悪くイバリやアンダカツトも発生しやすく
なる。いつぽう、MgOが30%を超えるとスラグの融
点が高くなりすぎて裏波ビードが形成されにくく、また
ビード表面にへこみが発生しやすくなる。また、塩基性
成分であるBaOとMgOの和は20〜60%の範囲で
あることが必要であり、この合計が20%未満ではイバ
リやアンダカツトの発生率が高く、また60%を超える
と塩基度が高くなりすぎビード外観を損なう。
上述したように、裏当フラックスは一般に樹脂などの有
機物を従来含有させていたが、このような有機物は溶接
熱により燃焼もしくは分解されて酸素、窒素、水素など
の有害ガスを発生し、これが溶接金属に吸収されてビー
ド外観不良、ビット、プロホールの発生、靭性の低下や
遅れ破壊につながることもある。
機物を従来含有させていたが、このような有機物は溶接
熱により燃焼もしくは分解されて酸素、窒素、水素など
の有害ガスを発生し、これが溶接金属に吸収されてビー
ド外観不良、ビット、プロホールの発生、靭性の低下や
遅れ破壊につながることもある。
このような状態で裏当フラックス中にCO2成分を添加
することは、上記有害ガスの分圧を低下させ、有害ガス
による弊害を効果的に除去できる。
することは、上記有害ガスの分圧を低下させ、有害ガス
による弊害を効果的に除去できる。
このためにはフラックス組成中に3〜15%のCO2成
分が必要である。CO2成分が3%未満ではこの効果が
十分に発揮できず、15%を超えると裏波ビードにボツ
クマークが発生しやすくなり、とくに焼結粒度が細かい
場合にはアーク空洞の圧力が高くなりすぎて溶鋼の吹き
出しが起ることもある。このCO2成分は炭酸カルシウ
ム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸マンガン、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの金属炭酸塩で添加
すればよいが分解温度や吸湿性などの点から炭酸カルシ
ウム、炭酸バリウムがとくに適し、これら両者を主体と
し上記の各種炭酸塩と適宜に組合わせて用いてもよい。
上述した必須成分群はこの発明においてフラックス組成
中に少くとも75%を占める配合とせねばならず、これ
に満たないときは、上述のBaOの効果が十分に発揮さ
れず、イバリ、アンダーカットや突起が発生するような
不都合がある。
分が必要である。CO2成分が3%未満ではこの効果が
十分に発揮できず、15%を超えると裏波ビードにボツ
クマークが発生しやすくなり、とくに焼結粒度が細かい
場合にはアーク空洞の圧力が高くなりすぎて溶鋼の吹き
出しが起ることもある。このCO2成分は炭酸カルシウ
ム、炭酸バリウム、炭酸マグネシウム、炭酸マンガン、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどの金属炭酸塩で添加
すればよいが分解温度や吸湿性などの点から炭酸カルシ
ウム、炭酸バリウムがとくに適し、これら両者を主体と
し上記の各種炭酸塩と適宜に組合わせて用いてもよい。
上述した必須成分群はこの発明においてフラックス組成
中に少くとも75%を占める配合とせねばならず、これ
に満たないときは、上述のBaOの効果が十分に発揮さ
れず、イバリ、アンダーカットや突起が発生するような
不都合がある。
こ)でフラックス組成成分たり得る任意ないしは選択成
分はTlO2,CaO,MnO,ZrO2,K2O,N
a2O,FeO,B2O3およびこれらの複化合物であ
り、これらの成分は、1種で最大10%まで添加しても
よく、これらと不可避的に混入される不純物を含めた合
計が25%未満でなければならない。この発明において
金属粉というのは鉄粉を除いた主成分の脱酸剤および、
被溶接材の組成や用途により適宜添加する合金剤を指し
、Mn,Fe−Mn,Si,Fe−Si,Al,Fe−
Al,Fe−B,Fe一Ti,Fe−Zr,MO,Fe
−MO,Ni,Fe−Ni,Cr,Fe−Cr,Wの1
種もしくは2種以上を、金属粉とフラックス粉末の混合
物の全体量に対し3〜18%を占める。
分はTlO2,CaO,MnO,ZrO2,K2O,N
a2O,FeO,B2O3およびこれらの複化合物であ
り、これらの成分は、1種で最大10%まで添加しても
よく、これらと不可避的に混入される不純物を含めた合
計が25%未満でなければならない。この発明において
金属粉というのは鉄粉を除いた主成分の脱酸剤および、
被溶接材の組成や用途により適宜添加する合金剤を指し
、Mn,Fe−Mn,Si,Fe−Si,Al,Fe−
Al,Fe−B,Fe一Ti,Fe−Zr,MO,Fe
−MO,Ni,Fe−Ni,Cr,Fe−Cr,Wの1
種もしくは2種以上を、金属粉とフラックス粉末の混合
物の全体量に対し3〜18%を占める。
ちなみに鉄粉は添加材とそしての作用を有するため、必
要に応じて適宜添加してもよ゜い。鉄粉を除いた上記金
属粉が3%未満では溶接金属の脱酸作用が不十分となり
、ビット、ブローホール、ポツクマークが発生する。い
つぽう、鉄粉を除く金属粉が18%を超えると溶接金属
硬化、合金成分の偏析、高温ワレ、曲げ試験におけるワ
レ発生の原因となる。以下に実施例を示す。
要に応じて適宜添加してもよ゜い。鉄粉を除いた上記金
属粉が3%未満では溶接金属の脱酸作用が不十分となり
、ビット、ブローホール、ポツクマークが発生する。い
つぽう、鉄粉を除く金属粉が18%を超えると溶接金属
硬化、合金成分の偏析、高温ワレ、曲げ試験におけるワ
レ発生の原因となる。以下に実施例を示す。
実施例1
第1表に示す9種類のフラックスを用いて継手の2電極
サブマージアーク溶接を行ない、裏波ビL−ドの状態を
調査した。
サブマージアーク溶接を行ない、裏波ビL−ドの状態を
調査した。
この場合、F2〜8はこの発明によるフラックスの実施
例であり、Fl9,lOは比較例である。
例であり、Fl9,lOは比較例である。
なお、ここでの裏当の形態は第1図aのごとくであり、
高分子フィルム、樹脂などの補助材は用いていない。使
用した鋼板は板厚25順のSM5O(CO.l6%,S
lO.33%,Mnl.43%,PO.O2O%,SO
.O22%)であり、開先は角度500、ルートフェー
ス4mである。
高分子フィルム、樹脂などの補助材は用いていない。使
用した鋼板は板厚25順のSM5O(CO.l6%,S
lO.33%,Mnl.43%,PO.O2O%,SO
.O22%)であり、開先は角度500、ルートフェー
ス4mである。
8刈20×1500TIr1nの銅当金上に裏当フラッ
クスを高さ47r$t1幅1007mに均一に散布し、
開先裏面にエアーホースの圧力1.2k9/Cllで押
し上げた。
クスを高さ47r$t1幅1007mに均一に散布し、
開先裏面にエアーホースの圧力1.2k9/Cllで押
し上げた。
溶接材料としてワイヤはKW−43(CO.O6%,M
nO.43%,PO.Ol2%,SO.OlO%)、表
フラックスはKB−50(CaF2l8%,SlO2l
4%,Al2O3l4%,CaOl5%,MgO26%
、その他13%)(塩基性焼成型フラックス)を用いた
。
nO.43%,PO.Ol2%,SO.OlO%)、表
フラックスはKB−50(CaF2l8%,SlO2l
4%,Al2O3l4%,CaOl5%,MgO26%
、その他13%)(塩基性焼成型フラックス)を用いた
。
溶接条件は以下に示すごとくである。ワイヤ径;先行極
4.8薦、後行極6.4TIn1ワイヤの傾き;先行極
04(垂直)、後行極20T前進角、溶接電流;先行極
1400A、後行極1200A1アーク電圧;先行極羽
■、後行極42V1溶接速度:J(4)o/Minl電
極間距離;5『この溶接による裏波ビードの状態を第2
表に示す。
4.8薦、後行極6.4TIn1ワイヤの傾き;先行極
04(垂直)、後行極20T前進角、溶接電流;先行極
1400A、後行極1200A1アーク電圧;先行極羽
■、後行極42V1溶接速度:J(4)o/Minl電
極間距離;5『この溶接による裏波ビードの状態を第2
表に示す。
これから明らかなごとく、この発明で指定した組成範囲
内にあるF2〜F7はごくわすかの突起が発生している
もののイバl八アンダカツトは皆無であり形状が安定し
かつ外観良好な裏波ビードが得られた。
内にあるF2〜F7はごくわすかの突起が発生している
もののイバl八アンダカツトは皆無であり形状が安定し
かつ外観良好な裏波ビードが得られた。
いつぽう、指定組成範囲外であるF1ではイバリ、アン
ダカツトが発生し裏波ビード形状も不安定であつた。こ
れはBaOの含有量が7%未満であつて、鋼板裏面とス
ラグの反応が不十分であり、また銅当金に対するスラグ
の濡れ性が不良であつたことによる。F9による裏波ビ
ードにはイバI八アンダカツト、突起およびポツクマー
クが多発しているがイバリ、アンダカツト、突起はBa
Oが添加されていないためまたポツクマークはCO2ガ
ス成分の過多により発生したものである。また、FlO
では突起、イバI八アンダカツトのほかにヘリンボーン
、ビットが多発しているが突起、イバリ、アンダカツト
はBaOの無添加のため、またはヘリンボーン、ビット
は脱酸剤などの金属成分の含有量が少なすぎることに起
因している。実施例2 厚み10T!Rlnl幅10『の銅当金上に厚み0.5
順、幅80WIInのガラステープにポリクロロプレン
を主成分とするエラストマー型接着剤を100y/dに
塗布したシートを接着剤の塗布されていない面を銅当金
に接するように載置し、第1表のF2の裏当フラックス
を高さ4.5wt1幅80噸に散布して裏当材を形成し
SM4l鋼板(板厚16TW1(CO.l9%、SiO
.O2%,MnO.83%,PO.O27%,SO.O
l5%))の開先裏面にエアホースの圧力0.8k9/
Cliで押し当て、表側より2電極サブマージアークー
層溶接を行つた。
ダカツトが発生し裏波ビード形状も不安定であつた。こ
れはBaOの含有量が7%未満であつて、鋼板裏面とス
ラグの反応が不十分であり、また銅当金に対するスラグ
の濡れ性が不良であつたことによる。F9による裏波ビ
ードにはイバI八アンダカツト、突起およびポツクマー
クが多発しているがイバリ、アンダカツト、突起はBa
Oが添加されていないためまたポツクマークはCO2ガ
ス成分の過多により発生したものである。また、FlO
では突起、イバI八アンダカツトのほかにヘリンボーン
、ビットが多発しているが突起、イバリ、アンダカツト
はBaOの無添加のため、またはヘリンボーン、ビット
は脱酸剤などの金属成分の含有量が少なすぎることに起
因している。実施例2 厚み10T!Rlnl幅10『の銅当金上に厚み0.5
順、幅80WIInのガラステープにポリクロロプレン
を主成分とするエラストマー型接着剤を100y/dに
塗布したシートを接着剤の塗布されていない面を銅当金
に接するように載置し、第1表のF2の裏当フラックス
を高さ4.5wt1幅80噸に散布して裏当材を形成し
SM4l鋼板(板厚16TW1(CO.l9%、SiO
.O2%,MnO.83%,PO.O27%,SO.O
l5%))の開先裏面にエアホースの圧力0.8k9/
Cliで押し当て、表側より2電極サブマージアークー
層溶接を行つた。
開先は500でルートフェース3T1r!!lとし、ワ
イヤは実施例1と同じくKW−置表フラックスは罰−5
0(組成一実施例1と同じ)てある。溶接条件の中でワ
イヤ径、ワイヤ傾斜角は実施例1と同じである。その他
の条件は溶接電流:先行極1200A、後行極800A
1アーク電圧;先行極38V1後行極40■、溶接速度
;60cff1/Minl電極間距離70W$tである
。溶接結果はきわめて良好であり、裏波ビード長2m1
こおいて何ら欠陥は認められず接触角の小さい、形状の
安定したつやのある裏波ビードが得られた。
イヤは実施例1と同じくKW−置表フラックスは罰−5
0(組成一実施例1と同じ)てある。溶接条件の中でワ
イヤ径、ワイヤ傾斜角は実施例1と同じである。その他
の条件は溶接電流:先行極1200A、後行極800A
1アーク電圧;先行極38V1後行極40■、溶接速度
;60cff1/Minl電極間距離70W$tである
。溶接結果はきわめて良好であり、裏波ビード長2m1
こおいて何ら欠陥は認められず接触角の小さい、形状の
安定したつやのある裏波ビードが得られた。
X線透過試験による内部検査の結果、欠陥はまつたく認
められずJISl級であつた。実施例3厚み8w!t1
幅100mの銅当金上に50f/dのクラフト紙(幅8
0T!r!n)に酢酸ビニル樹脂を主成分とする熱可塑
接着剤50y/イを塗布したシートを、接着剤の塗布さ
れていない面を銅当金に接するように載置して、第1表
のF4の組成を有する裏当フラックスを高さ4顛、幅8
0mに散布し、さらに前記のシートを接着剤が裏当フラ
ックスに接するように重ねて裏当材とした。
められずJISl級であつた。実施例3厚み8w!t1
幅100mの銅当金上に50f/dのクラフト紙(幅8
0T!r!n)に酢酸ビニル樹脂を主成分とする熱可塑
接着剤50y/イを塗布したシートを、接着剤の塗布さ
れていない面を銅当金に接するように載置して、第1表
のF4の組成を有する裏当フラックスを高さ4顛、幅8
0mに散布し、さらに前記のシートを接着剤が裏当フラ
ックスに接するように重ねて裏当材とした。
鋼板はK5D(CO.l3%,SlO.43%,Mnl
.57%,PO.Ol8%,SO.Ol5%)の32T
1rIIE厚であり、この開先裏面にエアーホースの圧
力0.5k9/C7l!で押し当て表面より2電極サブ
マージアークを用いて3層4バスで溶接を完了した。開
先は600のV型でルートギャップ0Tfnとした。溶
接ワイヤはKW−50C(CO.O8%,SiO.3%
,Mnl.5%,PO.Ol5%,SO.OO8%,M
OO.5%)、表フラックスはKB−110(組成Sl
O2l5%,,Al2O3l7%,MgO27%,Ca
Ol8%,CaF2l5%、その他11%の塩基性焼成
型フラックス)を用いた。ワイヤ径、ワイヤ傾斜角は実
施例1と同様とし、電流:先行極1100A、後行極9
00A、アーク電圧;先行極36■、後行極42■、溶
接速度57cm/Minl電極間距離8iで溶接した。
この結果、第1バスによる裏波ビードにはポツクマーク
、突起、イバリなどの欠陥は皆無であり、接触角の低い
形状の安定した裏波ビードが得られた。
.57%,PO.Ol8%,SO.Ol5%)の32T
1rIIE厚であり、この開先裏面にエアーホースの圧
力0.5k9/C7l!で押し当て表面より2電極サブ
マージアークを用いて3層4バスで溶接を完了した。開
先は600のV型でルートギャップ0Tfnとした。溶
接ワイヤはKW−50C(CO.O8%,SiO.3%
,Mnl.5%,PO.Ol5%,SO.OO8%,M
OO.5%)、表フラックスはKB−110(組成Sl
O2l5%,,Al2O3l7%,MgO27%,Ca
Ol8%,CaF2l5%、その他11%の塩基性焼成
型フラックス)を用いた。ワイヤ径、ワイヤ傾斜角は実
施例1と同様とし、電流:先行極1100A、後行極9
00A、アーク電圧;先行極36■、後行極42■、溶
接速度57cm/Minl電極間距離8iで溶接した。
この結果、第1バスによる裏波ビードにはポツクマーク
、突起、イバリなどの欠陥は皆無であり、接触角の低い
形状の安定した裏波ビードが得られた。
その後、バスを重ねて溶接を終了し、X軸透過試験を行
つたが、スラグ巻込み、ブローホール、割れなどの欠陥
はまつたく観察されなかつた。溶接部の機械的性質は継
手引張強さ56k9/Tdft(母材破断)、0℃の2
顛■ノツチシヤルピーの吸収エネルギ6.5k9−mと
良好で、側曲げ、自由曲げ(表曲げ、裏曲げ)試験にお
いても割れは認められなかつた。
つたが、スラグ巻込み、ブローホール、割れなどの欠陥
はまつたく観察されなかつた。溶接部の機械的性質は継
手引張強さ56k9/Tdft(母材破断)、0℃の2
顛■ノツチシヤルピーの吸収エネルギ6.5k9−mと
良好で、側曲げ、自由曲げ(表曲げ、裏曲げ)試験にお
いても割れは認められなかつた。
第1図A,b,cおよびdは、この発明の裏当フラック
スの好ましい適用例を示す溶接旋工要領を示す説明図で
ある。
スの好ましい適用例を示す溶接旋工要領を示す説明図で
ある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 7〜50wt%のBaO、 10〜30wt%のMgOとをそれらの合計で20〜6
0wt%、5〜30wt%のSiO_2ならびにAl_
2O_310〜30wt%のCaF_2および3〜15
wt%のCO_2成分 とを必須成分とし、これらの必須成分量がフラックス組
成中に少くとも75wt%を占める配合になるフラック
ス粉と、溶接融解金属の脱酸剤ないし合金剤として機能
する金属粉との混合物よりなり、この金属粉は全体重量
の3〜18wt%を占めるものとして、上記混合物を常
法により造粒焼成して成ることを特徴とする片面溶接裏
当て用焼成型フラックス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52094088A JPS6054155B2 (ja) | 1977-08-08 | 1977-08-08 | 片面溶接裏当て用焼成型フラックス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52094088A JPS6054155B2 (ja) | 1977-08-08 | 1977-08-08 | 片面溶接裏当て用焼成型フラックス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5428745A JPS5428745A (en) | 1979-03-03 |
| JPS6054155B2 true JPS6054155B2 (ja) | 1985-11-28 |
Family
ID=14100700
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52094088A Expired JPS6054155B2 (ja) | 1977-08-08 | 1977-08-08 | 片面溶接裏当て用焼成型フラックス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6054155B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009262206A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Kobe Steel Ltd | 片面サブマージアーク溶接用裏当てフラックス及びこれを用いた片面サブマージアーク溶接方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3764073A (en) * | 1972-04-17 | 1973-10-09 | Rain Bird Sprinkler Mfg | Sprinkler head mounting means |
-
1977
- 1977-08-08 JP JP52094088A patent/JPS6054155B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5428745A (en) | 1979-03-03 |
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