JPS6054251B2 - 不規則でまばらな大小の斑点模様を有しその斑点が複雑に絡み合つた質感を持つ自然石様ほうろう製品の製造方法 - Google Patents

不規則でまばらな大小の斑点模様を有しその斑点が複雑に絡み合つた質感を持つ自然石様ほうろう製品の製造方法

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JPS6054251B2
JPS6054251B2 JP9364678A JP9364678A JPS6054251B2 JP S6054251 B2 JPS6054251 B2 JP S6054251B2 JP 9364678 A JP9364678 A JP 9364678A JP 9364678 A JP9364678 A JP 9364678A JP S6054251 B2 JPS6054251 B2 JP S6054251B2
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博 永石
敏明 宮川
健治 伊藤
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Kawatetsu Metal Industry Co Ltd
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Kawatetsu Metal Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、不規則でまばらな大小の斑点模様を有し、
その斑点が複雑に絡み合つた質感を持つ自然石様ほうろ
う製品の製造方法に関するものである。
従来のほうろう製品は、下釉焼成後に上釉薬を地軸し焼
成して最終製品としている。
また陶磁器等では、上軸焼成した品物の上に異色の溶け
やすい釉をかけて焼成することにより、特殊な表面形状
を得ている。このような釉を、一般に流し釉、または流
絞釉と称し、得られた模様によつて、大理石釉、縞目釉
、ぼかし釉などの名称がつけられている。一方天然に産
出される石は、地色の中に石英、長石、斜長石、雲母等
の結晶が、不規則で大小の斑点が混在する模様を形造つ
ている。
しかも、自然に存在する石は、複雑な過程を経て形成さ
れたものであり、産出される土地や地層によつて結晶・
の質や存在形態(石質感)は微妙に異なる。とくに、地
色の中に点在する大小の斑点や模様というのは、2.0
−1!rlR以上のものが多い。本発明者らは、先ずこ
のような自然界にみられるような地色の中に不規則でま
ばらな大小の斑点・が散在する模様をちりばめた質感を
持つ自然石様のほうろう製品を開発したが、実際には地
釉条件などの制約から4メッシュ以上(5.0!1r1
!l以上)の大形の斑点模様を得ることは困難であつた
。また、=般に石材として利用される自然石の中で、高
級品として用いられるみかげ石や大理石等は、結晶体の
集りであつて数種類のものが絡み合つて複数な大小の斑
点が混在する模様を形造つている。一方、従来建築用内
外装パネル等の分野で、その素地釉薬を点画状に施釉す
ることによつて、表面に凹凸のステイツプル模様を表し
たほうろう製品も見られた。
しかし、この従来技術の場合、ステイツプルの大きさが
最大でも10Ts1t程度の細かい模様が多く、その模
様を大きくしようとすると円形状のステイツプル模様と
なり、施釉厚が大きくなると共に止まりが悪くなり、割
れなどのほうろう欠陥を起し易くするという欠点があつ
た。この発明は、上述の従来技術の実情に鑑み、その改
良を目的として開発した方法であり、5.0?以上の大
きさの斑点を含む不規則でまばらな大小の斑点を有し、
かつその斑点模様が複雑に絡み合つた微妙な石質感を持
つ自然石様ほうろう製品の製造方法に係るものである。
以下にその発明の詳細な説明する。この発明方法は、ま
ず素地金属に対し常法にしたがつて下掛け加工を施すと
共に、通常の上釉薬を施釉する。
そして、不定形で大形のステイツプル模様(参考写真A
)を表出させるために次のような下仕上げ釉薬を施釉す
る。すなわち、この下仕上げ釉薬は、フリット100重
量部につき、粘度を10.鍾量部以下、含水無晶.形酸
化珪素を5田重量部以下、ベントナイトを5.0重量部
以下、および珪弗化ナトリウムを0.05〜1.呼量部
の範囲の4種のミル添加物を混合したものであり、これ
を使用することにより、所謂、施釉時の付着量や付着強
度のコントロール等も可町能となるのである。
かかる下仕上げ釉薬においてミル添加物をこの範囲とし
たのは、粘度添加量が10。
0重量部以上、およびベントナイトが5.0重量部以上
になると、釉の比重や粘性が増し、所定の膜厚を得るこ
とが4困難なばかりでなく、割れ等のほうろう欠陥を生
ずるからである。
また、含水無晶形酸化珪素を5.鍾量部以上にすると、
乾燥膜の剥落や貫入欠陥を生ずるためである。さらに珪
弗化ナトリウムは、強力な解膠剤であり、少量の添加で
その効果が顕著であるが、0.05重量部以上で初めて
効果がみられ、1.鍾量部以上の添加は泡欠陥等の原因
となる。この発明において他の解膠剤の使用は、大形の
ステイツプル模様とするには多量の添加が必要であり、
変色や泡欠陥となるため好ましくない。一方、後述する
ように、上記ステイツプル模様を施釉した直後に、焼成
しまたは焼成することな冫く、すぐ下仕上げ釉薬を施釉
し焼成するために、かかる下仕上げ釉薬の施釉厚のコン
トロールが重要となる。
図面は釉の比重を1.5\1.85にした場合の珪弗化
ナトリウム添加量とステイツプルの山の高さ(膜厚)、
および止まり時間との間係を示・したものである。止ま
り時間に対する珪弗化ナトリウムの関係は、比重が小さ
い場合少量の添加で顕著な効果がある。また、膜厚は比
重が大きい場合、珪弗化ナトリウム添加量がある値まで
は急激に増加し、400μ以上で割れ等のほうろう欠陥
を・生じる。比重が小さい場合には、珪弗化ナトリウム
添加量が増えると止まりはよくなるが、膜厚の増加は少
なく、薄過ぎてステイツプル模様が目立たなくなる。し
たがつて、ステイツプル模様の膜厚は30μ以上、40
0μ以下にするのが望ましく、比重の管理を1.6〜1
.8の範囲て厳密に行なう必要がある。つぎに、下仕上
げ釉薬の施釉により、不定形で大形のステイツプル模様
(参考写真A)を表出させた後は、上仕上げ釉薬を、焼
成後または焼成することなく直ちに重ねて施釉し、所謂
不規則でまばらな大小からなる斑点模様(参考写真B)
を形造る。
ここで用いる上仕上げ釉薬とは、透明フリット10睡量
部に対して0.5〜2踵量部の着色フリットを加えてな
るものである。
その着色フリットとは、無色のフリットにTi..Sb
.sCO,.Mrl、FelCr.sNi,.Cu等の
不揮発性であつて着色する重金属を配合し、加熱溶融後
、4〜40メッシュの粒度に粉砕したものである。当然
のことながら重金属は、1種または2種以上を使用し、
目的に応じて適宜選択される。このような着色フリット
は、強く着色された粗粒子であり、焼成過程で溶解した
り変形したりすることなく、そのままの形状で焼付けら
れ、透明フリットの中にあつた不規則でまばらな大小の
斑点を形成するものである。さらにか)る着色フリット
は、1種に限定されるものではなく、2種以上を使用し
うるものである。
また、より石質感を得るためには、粒度は4〜40メッ
シュの範囲内のものになるように選ばれなければならな
い。一般に、天然に産出される自然石は、地色の中に石
英、長石、斜長石、雲母等の結晶体が不規則な斑点模様
として存在している。
第1表に自然石に点在する結晶体の占める割合いを、そ
の大きさや色別にして示したが、40メッシュ以下の斑
点模様は少なく、10メッシュ以上の大形の斑点模様が
多い。また、石材として利用される自然石の中で、高級
品として用いられるみかげ石や大理石等は、結晶体の集
まりで、大小の斑点模様が複雑に絡み合つて微妙な質観
をなしており、4メッシュ以上の大形の斑点模様が多い
。 ÷6このような処理によつて、大き
いもので5.0TIr!!L以上にもなる斑点を含む大
小の斑点模様が複雑に絡み合つた外観を有する高級な自
然石様ほうろう製品を製造することができる。例えば、
下釉焼成後、淡灰色に着色した上釉薬を施釉し、その後
直ちに白く着色した下仕上げ釉薬を不定形で大形のステ
イツプル模様を呈するように施釉し、次いで透明フリッ
トにTiを含む着色フリット (白い斑点となる)とM
n.Ni..COを含む着色フリット(黒褐色の斑点と
なる)を配合した上仕上げ釉薬を施釉し、焼成すること
により、着色上釉薬、下仕上げ釉薬使用による大形のス
テイツプル模様、上仕上げ釉薬使用による白色と黒色の
大小斑点模様が、夫々複雑に絡み合つた外観を呈する白
みかげ様のほうろう製品(参考写真C)を得ることがで
きる。なお、着色フリットの粒度範囲をこの範囲とした
のは、40メッシュ以下の細粒だとベースとなる透明軸
の粒度(200メッシュ通過90%)と大差なく、小斑
点の大きさが小さすぎて目立たなくなる。
また、4メッシュ以上だと大きすぎて釉薬の不均一を生
じ、上釉、ステイツプル釉(下仕上げ釉)および透明釉
(上仕上げ釉)により形成される塗膜状態が悪くなり、
割れ等のほうろう欠陥を生じやすくなる。さらに、透明
フリットに対する着色フリットの配合割合をこの範囲と
したのは、この範囲より少なければ斑点が目立たず、多
ければ焼成後に形成される透明釉による膜の形成が悪く
なるからである。
なお、この発明方法は、まず常法に従つて下掛け加工を
した後上釉薬を施釉するが、その後の工程として次の2
つの方法がとられる。
第1には上釉後焼成することなく直ちに前述した下仕上
げ釉薬、および上仕上げ釉薬を重ねて施釉し、そのに焼
成する方法である。これに対し他の1つのの方法とは、
上釉後一旦焼成し、その後に前記下仕上げ釉薬、および
上仕一上げ釉薬を施釉し、再び焼成を行なう方法である
前者の方法によれば、焼成回数が少なく原価低減になる
ことと、上釉薬と下仕上げ釉薬および上仕上げ釉薬とが
一体となつて、大小の斑点模様に!濃淡ができ微妙な石
質感が得られる(参考写真Bの地に見られるヒビ割れ状
の網目模様を現出する)。
しかし、2重に施釉するために、施釉膜厚のコントロー
ルに気を配る必要があり、厚過ぎると釉が流れたり割れ
欠陥を生ずる。一方、後者の!方法によれば、膜厚のコ
ントロールは、さほど気を使う必要はないが、上釉と仕
上げ釉を2重に施釉した場合にみられる微妙な石質感は
減少し、上記ほうろう製品と異つた自然石模様を呈する
ほうろう製品となる。 t
つぎに、この発明方法についての実施例を説明する。使
用する各釉薬の配合例は次のとおりである。上釉薬 (
4) 下仕上げ釉薬 (B) 下釉焼成(820′−!0℃)後、上IlhiCA)を
施釉し、直ちに下仕上げ釉薬(B)を大形のステイップ
ル模様に施釉し、次いて上仕上け釉薬(C)を施釉し、
780〜800℃で4分間焼成した。
得られた製品は淡灰色の地の上に、白色の不定形で大形
のステイツプル模様(参考写真A)と、白色や黒褐色の
まばらで不規則な大小の斑点模様(参考写真B)とが、
複雑に絡み合つた模様(参考写真C)を有する、高級な
自然石様の美しい外観を有するほうろう製品となつた。
以上説明したようにこの発明によれば、5.0wt以上
にもなる大形の斑点を含む不規則でまばらな大小の斑点
を有し、かつ斑点模様が複雑に絡み合つた微妙な石質感
をもつ自然石様ほうろう製品を得るこができる。
【図面の簡単な説明】
図面は釉の比重が1.55と1.85の場合の珪弗化ナ
トリウム添加量とほうろう膜厚および止まり時間の関係
を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 常法にしたがつて処理した下釉焼成後のほうろう製
    品に、上釉薬を施釉し、その上にフリット100重量部
    につき、粘度を10.0重量部以下、含水無晶形酸化珪
    素を5.0重量部以下、ベントナイトを5.0重量部以
    下、および珪弗化ナトリウムを0.05〜1.0重量部
    配合・粉砕して比重を1.6〜1.8の範囲に調整した
    下仕上げ釉薬を施釉し、次いで、透明フリット100重
    量部につき、粒度4〜40メッシュとした着色フリット
    を0.5〜20重量部加えたものを主剤とする仕上げ釉
    薬を施釉し焼成することを特徴とする不規則でまばらな
    大小の斑点模様を有しその斑点が複雑に絡み合つた質感
    を持つ自然石様ほうろう製品の製造方法。 2 常法にしたがつて処理した下釉焼成後のほうろう製
    品に、上釉薬を施釉したのち焼成し、その上にフリット
    100重量部につき粘度を10.0重量部以下、含水無
    晶形酸化珪素を5.0重量部以下、ベントナイトを5.
    0重量部以下および珪弗化ナトリウムを0.05〜1.
    0重量部配合・粉砕して比重を1.6〜1.8の範囲に
    調整した下仕上げ釉薬を施釉し、次いで透明フリット1
    00重量部につき、粒度4〜40メッシュとした着色フ
    リットを0.5〜20重量部加えたものを主剤とする仕
    上げ釉薬を施釉し焼成することを特徴とする不規則でま
    ばらな大小の斑点模様を有しその斑点が複雑に絡み合つ
    た質感を持つ自然石様ほうろう製品の製造方法。
JP9364678A 1978-08-02 1978-08-02 不規則でまばらな大小の斑点模様を有しその斑点が複雑に絡み合つた質感を持つ自然石様ほうろう製品の製造方法 Expired JPS6054251B2 (ja)

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JP5156277B2 (ja) * 2007-06-21 2013-03-06 池袋琺瑯工業株式会社 グラスライニング用上ぐすり組成物

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