JPS6055443B2 - アルカリ金属化合物を含有する精錬スラグの処理方法 - Google Patents
アルカリ金属化合物を含有する精錬スラグの処理方法Info
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- JPS6055443B2 JPS6055443B2 JP55118684A JP11868480A JPS6055443B2 JP S6055443 B2 JPS6055443 B2 JP S6055443B2 JP 55118684 A JP55118684 A JP 55118684A JP 11868480 A JP11868480 A JP 11868480A JP S6055443 B2 JPS6055443 B2 JP S6055443B2
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、溶銑をアルカリ金属化合物を使用して脱
硫および/あるいは脱燐精錬を行なう際に生成するスラ
グより、アルカリ金属を回収する、アルカリ金属化合物
を含有する精錬スラグの処理方法に関するものである。
硫および/あるいは脱燐精錬を行なう際に生成するスラ
グより、アルカリ金属を回収する、アルカリ金属化合物
を含有する精錬スラグの処理方法に関するものである。
溶銑は、一般にその成分として、C:3.5〜4.8
%、Si:0.2〜1.0%、S:0.02〜0.05
%、P:0.1〜0.18%程度を含有しているが、近
年、鋼材の使用条件の苛酷化に伴なつて、高級鋼の精錬
比率が増加し、その成分中に含有するS、P等の不純物
を可及的に低くすることが要求されている。 通常、酸
素製鋼法による精錬に当つて、溶銑の脱硫、脱燐処理の
ためには、生石灰を主成分とする造滓剤が使用されてい
るが、この生石灰を主成分とする造滓剤では上記要求を
満すことができない。そのため酸素製鋼法による精錬の
前に、炭酸ナトリウムあるいはカーバイイドを使用し、
溶銑を戸外で予備脱硫処理をすることも行なわれている
が、このような予備脱硫処理を行なつても、前記した要
求を満すには十分とは云えない。 上記した溶銑の脱硫
、脱燐効果を高めるために、生石灰に比べ燐および硫黄
との結合力が強い造滓剤として、アルカリ金属化合物例
えは炭酸ナトリウム(ソーダ灰)を使用し精錬を行なう
方法が、米国特許第2147205号、英国特許第78
2192号等により知られている。
%、Si:0.2〜1.0%、S:0.02〜0.05
%、P:0.1〜0.18%程度を含有しているが、近
年、鋼材の使用条件の苛酷化に伴なつて、高級鋼の精錬
比率が増加し、その成分中に含有するS、P等の不純物
を可及的に低くすることが要求されている。 通常、酸
素製鋼法による精錬に当つて、溶銑の脱硫、脱燐処理の
ためには、生石灰を主成分とする造滓剤が使用されてい
るが、この生石灰を主成分とする造滓剤では上記要求を
満すことができない。そのため酸素製鋼法による精錬の
前に、炭酸ナトリウムあるいはカーバイイドを使用し、
溶銑を戸外で予備脱硫処理をすることも行なわれている
が、このような予備脱硫処理を行なつても、前記した要
求を満すには十分とは云えない。 上記した溶銑の脱硫
、脱燐効果を高めるために、生石灰に比べ燐および硫黄
との結合力が強い造滓剤として、アルカリ金属化合物例
えは炭酸ナトリウム(ソーダ灰)を使用し精錬を行なう
方法が、米国特許第2147205号、英国特許第78
2192号等により知られている。
この方法によれば、溶銑中の燐および硫黄をほぼ所望通
りに低減せしめることができる。しかし、この方法は、
炭酸ナトリウムの価格が高く、生石灰の約4倍にもなり
、その原単位が大となる等、工業的に実用化する上で多
くの問題があつた。
りに低減せしめることができる。しかし、この方法は、
炭酸ナトリウムの価格が高く、生石灰の約4倍にもなり
、その原単位が大となる等、工業的に実用化する上で多
くの問題があつた。
上記問題を解決する手段として、最近、アルカリ金属化
合物を主成分とする造滓剤を使用して溶銑の予備精錬を
行ない、燐、硫黄等の不純物を除去するとともに、この
精錬により発生したスラグから、アルカリ金属を炭酸含
有塩として回収し、これを再び精錬の際の造滓剤として
循環使用する方法が研究開発され、特開昭52−122
214号、特開昭53−102213号ほか多くの特許
が出願されている。
合物を主成分とする造滓剤を使用して溶銑の予備精錬を
行ない、燐、硫黄等の不純物を除去するとともに、この
精錬により発生したスラグから、アルカリ金属を炭酸含
有塩として回収し、これを再び精錬の際の造滓剤として
循環使用する方法が研究開発され、特開昭52−122
214号、特開昭53−102213号ほか多くの特許
が出願されている。
この方法は、アルカリ金属化合物を主成分とする造滓剤
を使用して溶銑の予備精錬を行なう際に生成するスラグ
が、例えば、Na:10〜60%、Si:1〜15%、
P:0.5〜22%、S;0.1〜2%の如き成分組成
を有し、かつ水溶性であることから、このスラグをスラ
グ重量の2〜2@の水あるいは水を主成分とする溶液に
溶解させ、この水溶,液に化学処理を施してNa2Oを
抽出し、これを回収するものである。
を使用して溶銑の予備精錬を行なう際に生成するスラグ
が、例えば、Na:10〜60%、Si:1〜15%、
P:0.5〜22%、S;0.1〜2%の如き成分組成
を有し、かつ水溶性であることから、このスラグをスラ
グ重量の2〜2@の水あるいは水を主成分とする溶液に
溶解させ、この水溶,液に化学処理を施してNa2Oを
抽出し、これを回収するものである。
このようにしてスラグ中Na2Oの抽出を行なうときは
、通常抽出液のPHは13〜14となり、Na2Oが8
0%以上抽出される反面、不純物である=P2O5,S
が80%以上、SiO2も30〜50%抽出液中に溶出
する。
、通常抽出液のPHは13〜14となり、Na2Oが8
0%以上抽出される反面、不純物である=P2O5,S
が80%以上、SiO2も30〜50%抽出液中に溶出
する。
また、炭酸ガス等により、抽出液のPHを10〜12に
管理して抽出を行なつても、Na2Oの抽出率が80%
以上であるのに対し、不純物として、80%以上のP2
O5,5O〜80%のS,l〜15%SのSiO2が溶
出する。これらの不純物は、抽出液から除去する必要が
あり、もし除去せずに連続運転を行なうと、次第に抽出
液中の不純物濃度が増加して、遂には回収したソータの
品質低下を来し、精錬用として再使z用が不可能に至る
。
管理して抽出を行なつても、Na2Oの抽出率が80%
以上であるのに対し、不純物として、80%以上のP2
O5,5O〜80%のS,l〜15%SのSiO2が溶
出する。これらの不純物は、抽出液から除去する必要が
あり、もし除去せずに連続運転を行なうと、次第に抽出
液中の不純物濃度が増加して、遂には回収したソータの
品質低下を来し、精錬用として再使z用が不可能に至る
。
これを解決する手段として、上記不純物除去のために、
次のような方法で知られている。(1)スラグ中の不溶
解残渣を共存させたまま酸化作用を有する気体および/
または過酸化水素、次亜塩素酸ナトリウムなどの酸化剤
と接触させて、スラグ中の硫化物を除去する。
次のような方法で知られている。(1)スラグ中の不溶
解残渣を共存させたまま酸化作用を有する気体および/
または過酸化水素、次亜塩素酸ナトリウムなどの酸化剤
と接触させて、スラグ中の硫化物を除去する。
(特開昭52−149209)(2)Naを抽出後、不
溶解残渣を分離除去した分離枦液に対して、アルカリ土
類金属化合物を加え、Pをリン酸カルシウムとして析出
するか、および/あるいは、CO2を添加してSiO2
を析出させて、スラグ中のPおよびSiを除去する。
溶解残渣を分離除去した分離枦液に対して、アルカリ土
類金属化合物を加え、Pをリン酸カルシウムとして析出
するか、および/あるいは、CO2を添加してSiO2
を析出させて、スラグ中のPおよびSiを除去する。
(特開昭52−149210)(3)上記(2)により
、PおよびSiを除去した後、Sを液中燃焼により除去
する。
、PおよびSiを除去した後、Sを液中燃焼により除去
する。
(特開昭関一゛8307)
(4)スラグをアルカリ炭酸含有塩を含む水溶液に溶解
し、酸化作用を有する気体と接触せしめて、Sを不溶化
し、不溶解残渣と共に分離除去する。
し、酸化作用を有する気体と接触せしめて、Sを不溶化
し、不溶解残渣と共に分離除去する。
(特開昭53−44412)(5)Na抽出と同時に炭
酸ガスを吹込みつつ熱水で処理することにより、Sイオ
ンの大半を硫化鉄として、また可溶性ケイ酸をケイ酸ゲ
ルとして析出除去し、更に次工程で鉄イオンを加えるこ
とにより硫化鉄、リン酸鉄として析出除去する。
酸ガスを吹込みつつ熱水で処理することにより、Sイオ
ンの大半を硫化鉄として、また可溶性ケイ酸をケイ酸ゲ
ルとして析出除去し、更に次工程で鉄イオンを加えるこ
とにより硫化鉄、リン酸鉄として析出除去する。
(特開昭54−10099)しかるに、上記方法は、何
れも抽出工程において、Naの抽出だけが、Naの抽出
と共に不純物の1部を除去し、次いで不溶解残渣を枦過
した後、分離P液中の不純物を除去するもので、Naの
抽出とP,S,Si等の不純物の除去の少なくとも2工
程を必要とする結果、プロセスが複雑となり、設備面積
、設備費等が大となる問題を有していた,本発明者等は
、上述の問題を解決し、アルカリ金属化合物を主成分と
する造滓剤を使用して、溶銑の精錬を行なう際に生成す
るスラグより、アルカリ金属を抽出するに当り、抽出工
程においてアルカリ金属の抽出と、P,S,Si等の不
純物の除去とを同時に処理することができる方法を得べ
く研究を重ねた。
れも抽出工程において、Naの抽出だけが、Naの抽出
と共に不純物の1部を除去し、次いで不溶解残渣を枦過
した後、分離P液中の不純物を除去するもので、Naの
抽出とP,S,Si等の不純物の除去の少なくとも2工
程を必要とする結果、プロセスが複雑となり、設備面積
、設備費等が大となる問題を有していた,本発明者等は
、上述の問題を解決し、アルカリ金属化合物を主成分と
する造滓剤を使用して、溶銑の精錬を行なう際に生成す
るスラグより、アルカリ金属を抽出するに当り、抽出工
程においてアルカリ金属の抽出と、P,S,Si等の不
純物の除去とを同時に処理することができる方法を得べ
く研究を重ねた。
下、廃水中の燐の除去法の1つとして、下記(1)式の
ような反応を利用する石灰凝集法が知られている。
ような反応を利用する石灰凝集法が知られている。
5Ca2++3HP0τ−+40H−
→Ca5(0H)(PO4)3↓+3H20・・・(1
)この反応により生成するカルシウムヒドロキシルアパ
タイト(ヒドロオキシアパタイト)は、難溶性化合物で
ある。
)この反応により生成するカルシウムヒドロキシルアパ
タイト(ヒドロオキシアパタイト)は、難溶性化合物で
ある。
この反応は、原水のアルカリ度が高いときには、PH9
.?度で、またアルカリ度が低いときには、PHを11
以上に高め、凝集効果を促進させて実施するのが通常で
ある。また、我々の知見によれば、スラグ抽出液中の硫
黄は、その大部分が硫化物イオン(S2つであり、これ
がCa2+と反応すると、下記(2)式に示すように、
微溶性の化合物を生成する。
.?度で、またアルカリ度が低いときには、PHを11
以上に高め、凝集効果を促進させて実施するのが通常で
ある。また、我々の知見によれば、スラグ抽出液中の硫
黄は、その大部分が硫化物イオン(S2つであり、これ
がCa2+と反応すると、下記(2)式に示すように、
微溶性の化合物を生成する。
Ca2++S2−→CaS↓ ・
・・(2)更に、自然水中には、通常15〜40ppm
程度のSiO2が溶存しているが、近年急速に高圧ボイ
ラが普及するに至つて、前記SiO2を主成分とするボ
イラスケースの付着が主たる原因となつたトラブルの発
生が問題となつている。
・・(2)更に、自然水中には、通常15〜40ppm
程度のSiO2が溶存しているが、近年急速に高圧ボイ
ラが普及するに至つて、前記SiO2を主成分とするボ
イラスケースの付着が主たる原因となつたトラブルの発
生が問題となつている。
この問題を解決する手段として、酸化物、炭酸塩などの
Mg化合物、ドロマイト(MgCa(CO3)2)を■
焼したものをボイラの循環水中に添加することにより脱
硅することが知られている。この場合、PHを10.2
〜10.4にすればもつとも好結果が得られ、その前後
のPHでは、急激に脱硅効率が低下する。また温度は高
温ほど脱硅効率がよく、通常95℃位まで行なわれ、M
g(0H)2は、硅酸とある種の化学結合をなすものと
考えられている。この発明は、上記知見に基づきなされ
たもので、溶銑をアルカリ金属化合物を使用して精錬す
る際に生成するスラグを、抽出槽において抽出液中に溶
解させ、この抽出液からアルカリ金属を抽出回収するア
ルカリ金属化合物を含有する精錬スラグの処理方法にお
いて、抽出槽に、前記スラグと共に、ドロマイトの■焼
物またはドロマイト質石灰石の■焼物、あるいは、前記
ドロマイト■焼物、ドロマイト質石灰石■焼物の水酸化
物を供給し、また、そのときの抽出液の温度を80℃以
上に、そして抽出液のPHを10〜12に管理すること
により、スラグ中のP,S,Si等の不純物成分を実質
的に抽出することなくアルカリ金属を抽出回収すること
に特徴を有するものである。
Mg化合物、ドロマイト(MgCa(CO3)2)を■
焼したものをボイラの循環水中に添加することにより脱
硅することが知られている。この場合、PHを10.2
〜10.4にすればもつとも好結果が得られ、その前後
のPHでは、急激に脱硅効率が低下する。また温度は高
温ほど脱硅効率がよく、通常95℃位まで行なわれ、M
g(0H)2は、硅酸とある種の化学結合をなすものと
考えられている。この発明は、上記知見に基づきなされ
たもので、溶銑をアルカリ金属化合物を使用して精錬す
る際に生成するスラグを、抽出槽において抽出液中に溶
解させ、この抽出液からアルカリ金属を抽出回収するア
ルカリ金属化合物を含有する精錬スラグの処理方法にお
いて、抽出槽に、前記スラグと共に、ドロマイトの■焼
物またはドロマイト質石灰石の■焼物、あるいは、前記
ドロマイト■焼物、ドロマイト質石灰石■焼物の水酸化
物を供給し、また、そのときの抽出液の温度を80℃以
上に、そして抽出液のPHを10〜12に管理すること
により、スラグ中のP,S,Si等の不純物成分を実質
的に抽出することなくアルカリ金属を抽出回収すること
に特徴を有するものである。
次に、この発明を図面と共に説明する。
第1図は、この発明の説明図で、抽出装置1に対し、ス
ラグa、水もしくは水を主成分とする抽出液bと共に、
ドロマイト(MgCa(CO3)2)またはドロマイト
質石灰石(MgrrlCan(CO3)m+n)の■焼
物、あるいは、前記ドロマイト■焼物、ドロマイト質石
灰石■焼物の水酸化物等の処理剤cを加えた上、炭酸ガ
スdを吹込んで適当なPHl温度を定め、Naの抽出と
共に、液中に溶出する不純物成分P,S,Siに対し、
夫々上記反応を同時に行なわしめてこれらを難溶化させ
、再び固相即ち不溶解残渣へ還元するものである。
ラグa、水もしくは水を主成分とする抽出液bと共に、
ドロマイト(MgCa(CO3)2)またはドロマイト
質石灰石(MgrrlCan(CO3)m+n)の■焼
物、あるいは、前記ドロマイト■焼物、ドロマイト質石
灰石■焼物の水酸化物等の処理剤cを加えた上、炭酸ガ
スdを吹込んで適当なPHl温度を定め、Naの抽出と
共に、液中に溶出する不純物成分P,S,Siに対し、
夫々上記反応を同時に行なわしめてこれらを難溶化させ
、再び固相即ち不溶解残渣へ還元するものである。
脱P1脱SN?iに関する上記反応を、Naの抽出と同
時に効果的に行なうためには、抽出温度を80同c以上
、望ましくは9(代)以上にすることが必要である。即
ち、抽出温度を8crc以上にすると、脱P1脱S1脱
Si反応が促進される上、スラグ中のNa2Oの溶解速
度も促進される。抽出液のPHは、Na2O溶解度を大
にして、スラグを抽出溶解する水/スラグ比(以下、水
比という)を小にする観点から、10以上望ましくは、
10.5以上にすることがよく、−ブβIO2の溶解度
を過大にして、前記処理剤の使用量が多すぎないように
する観点からは1臘下望ましくは11.臘下がよい。
時に効果的に行なうためには、抽出温度を80同c以上
、望ましくは9(代)以上にすることが必要である。即
ち、抽出温度を8crc以上にすると、脱P1脱S1脱
Si反応が促進される上、スラグ中のNa2Oの溶解速
度も促進される。抽出液のPHは、Na2O溶解度を大
にして、スラグを抽出溶解する水/スラグ比(以下、水
比という)を小にする観点から、10以上望ましくは、
10.5以上にすることがよく、−ブβIO2の溶解度
を過大にして、前記処理剤の使用量が多すぎないように
する観点からは1臘下望ましくは11.臘下がよい。
従つて、Naの抽出と、P,S,Siの除去とを同時処
理するのにもつとも適当なPHは、10〜1溌ましくは
、10.5〜11.5である。このような抽出液のPH
管理は、例えば抽出液内に炭酸ガスを吹込むことにより
行なうことができる。この際、吹込まれた炭酸ガスと抽
出液との接触効率を高め、PHを望ましい範囲に自由に
選択できる気液接触装置(例えば特許第960646号
)を使用すれば、より効果的である。抽出槽内に供給す
るドロマイト■焼物あるいはドロマイト質石灰石■焼物
、または、これらの水酸化物等の処理剤は、予めスラグ
と混合しておいても、スラグと別に供給しても、または
スラリとして供給してもよい。
理するのにもつとも適当なPHは、10〜1溌ましくは
、10.5〜11.5である。このような抽出液のPH
管理は、例えば抽出液内に炭酸ガスを吹込むことにより
行なうことができる。この際、吹込まれた炭酸ガスと抽
出液との接触効率を高め、PHを望ましい範囲に自由に
選択できる気液接触装置(例えば特許第960646号
)を使用すれば、より効果的である。抽出槽内に供給す
るドロマイト■焼物あるいはドロマイト質石灰石■焼物
、または、これらの水酸化物等の処理剤は、予めスラグ
と混合しておいても、スラグと別に供給しても、または
スラリとして供給してもよい。
その供給量は、前記処理剤中のCa量がスラグ中のP2
O5およびSの反応当量の15倍以上、望ましくは2〜
3倍となるようにするのがよく、この際、■4g0が溶
出SjO2に対しモル比で0J倍以上、好ましくは1〜
1市倍になることが好ましい。処理剤中のCa量がスラ
グ中のP2O5およびSの反応当量の1.5倍未満では
、不純物の除去が十分に行なわれず、一方3倍を超える
と水比が増大して好ましくない。この発明方法により、
Naの抽出と不純物の除去とを同時に行なうときは、ス
ラグ中のNa2Oを80%以上抽出することができ、同
時にスラグのP2O5およびSiO2のほぼ全量を不溶
解残渣と共に除去することができ。
O5およびSの反応当量の15倍以上、望ましくは2〜
3倍となるようにするのがよく、この際、■4g0が溶
出SjO2に対しモル比で0J倍以上、好ましくは1〜
1市倍になることが好ましい。処理剤中のCa量がスラ
グ中のP2O5およびSの反応当量の1.5倍未満では
、不純物の除去が十分に行なわれず、一方3倍を超える
と水比が増大して好ましくない。この発明方法により、
Naの抽出と不純物の除去とを同時に行なうときは、ス
ラグ中のNa2Oを80%以上抽出することができ、同
時にスラグのP2O5およびSiO2のほぼ全量を不溶
解残渣と共に除去することができ。
なお、スラグ中のSは抽出液中に約0.1%残留するが
、これはCaSの溶解度支配によるためである。従つて
、連続運転下でもプロセス水中へSが濃縮することはな
く、従つてプロセス水中のS濃度を、常に約0.1%に
抑制することができる。またこの発明方法によれば、不
溶解残渣の酒過性を向上させることができる。
、これはCaSの溶解度支配によるためである。従つて
、連続運転下でもプロセス水中へSが濃縮することはな
く、従つてプロセス水中のS濃度を、常に約0.1%に
抑制することができる。またこの発明方法によれば、不
溶解残渣の酒過性を向上させることができる。
即ち、スラグを抽出溶解すると、前述した如くスラグ中
のSiO,がPHlO〜12で約1〜15%、PHl2
〜14では約15〜50%溶出し、抽出残渣の洒過性を
著しく悪化させる。しかるにこの発明方法によれば、抽
出液のPHを10.5〜11.5に管理することにより
、SiO2の溶出は抑制されると共に、溶出したSiO
2はMg化合物により沈澱除去されるため、SiO2の
溶出による泊過性の悪化は殆んど皆無となると共に、供
給されたドロマイト等の処理剤が不溶解残渣の?過助剤
となつて、一段と枦過性を向上させることができる。
〜 次に実施例について説明する。
のSiO,がPHlO〜12で約1〜15%、PHl2
〜14では約15〜50%溶出し、抽出残渣の洒過性を
著しく悪化させる。しかるにこの発明方法によれば、抽
出液のPHを10.5〜11.5に管理することにより
、SiO2の溶出は抑制されると共に、溶出したSiO
2はMg化合物により沈澱除去されるため、SiO2の
溶出による泊過性の悪化は殆んど皆無となると共に、供
給されたドロマイト等の処理剤が不溶解残渣の?過助剤
となつて、一段と枦過性を向上させることができる。
〜 次に実施例について説明する。
スラグ処理能力が約5k9/Hrの連続抽出試験装置に
より、下記第1表に示す成分組成のスラグを用い、下記
条件により抽出試験を行なつた。
より、下記第1表に示す成分組成のスラグを用い、下記
条件により抽出試験を行なつた。
処理条件1スラグ供給量 5k9/H
r2スラグ粒度 3m.2水比
(循環液/スラグ) 3(循環液量15
k9/Hr)4抽出液PHll±0.55PH調整ガス CO2:20%,02:8%,
N2:72%の合成ガス6抽出液温
度 95±5℃7抽出槽滞留時間
6紛8処理剤a ドロマイト質石灰
石の■焼物 成分組成CaO:72.1%,Mρ:2.4%,
SiO2:0.15%b ドロマイトの■焼物 成分組成CaO:59.9%,MgO:31.2%第2
表には、上記条件により、処理剤を添加しない場合(N
O.l)、処理剤としてドロマイト質石灰石の■焼物を
使用した場合(NO.2〜5)、処理剤としてドロマイ
トの■焼物を使用した場合(NO.6〜9)のNa2O
,siO2,p2O3およびSの溶出率、不溶解残渣?
過性等が示されている。
r2スラグ粒度 3m.2水比
(循環液/スラグ) 3(循環液量15
k9/Hr)4抽出液PHll±0.55PH調整ガス CO2:20%,02:8%,
N2:72%の合成ガス6抽出液温
度 95±5℃7抽出槽滞留時間
6紛8処理剤a ドロマイト質石灰
石の■焼物 成分組成CaO:72.1%,Mρ:2.4%,
SiO2:0.15%b ドロマイトの■焼物 成分組成CaO:59.9%,MgO:31.2%第2
表には、上記条件により、処理剤を添加しない場合(N
O.l)、処理剤としてドロマイト質石灰石の■焼物を
使用した場合(NO.2〜5)、処理剤としてドロマイ
トの■焼物を使用した場合(NO.6〜9)のNa2O
,siO2,p2O3およびSの溶出率、不溶解残渣?
過性等が示されている。
なお、抽出水としては、45℃の重炭酸ソーダ(PH9
,Na2O5%)を使用し、また処理剤は、スラグ中の
P,Sに対する反応当量に対して、1倍、1.聞L2倍
および3倍のCa量となるように添加した。
,Na2O5%)を使用し、また処理剤は、スラグ中の
P,Sに対する反応当量に対して、1倍、1.聞L2倍
および3倍のCa量となるように添加した。
これにより、洗浄水分(洗浄比約1.0)を含めて、1
7.7±0.3k9/Hr程度の抽出スラリ枦液が得ら
れた。上記第2表から明らかな如く、処理剤を添加しな
い場合は、Na2Oは88%が抽出されたが、同時にS
lO2が5.4%、P2べが85%、Sが72%溶出し
、後工程でこれらの不純物を除去する必要が生じた上、
不溶解残渣の枦過性も悪化した。
7.7±0.3k9/Hr程度の抽出スラリ枦液が得ら
れた。上記第2表から明らかな如く、処理剤を添加しな
い場合は、Na2Oは88%が抽出されたが、同時にS
lO2が5.4%、P2べが85%、Sが72%溶出し
、後工程でこれらの不純物を除去する必要が生じた上、
不溶解残渣の枦過性も悪化した。
これに対し、処理剤としてドロマイト質石灰石の■焼物
あるいはドロマイトの■焼物を添加したときは、SiO
2,P2O5およびSの溶出率は極めて低く、ほとんど
これらの不純物を含まない抽出液が得られると共に、不
溶解残渣のろ過性を向上させることができた。
あるいはドロマイトの■焼物を添加したときは、SiO
2,P2O5およびSの溶出率は極めて低く、ほとんど
これらの不純物を含まない抽出液が得られると共に、不
溶解残渣のろ過性を向上させることができた。
以上述べた如く、この発明方法によれば、アルカリ金属
化合物を主成分とする造滓剤を使用して溶銑の予備精錬
を行なう際に生成するスラグよりアルカリ金属を抽出す
るに当り、抽出工程において、アルカリ金属の抽出と、
P,S,Si等の不純物の除去とを同時に処理すること
ができる結果、プロセスは簡略化され、設備面積、設備
費は少なくてすむ上、不溶解残渣のろ過性は向上し、こ
れらによつて効率的にアルカリ金属を抽出できる等、工
業上優れた効果がもたらされる。
化合物を主成分とする造滓剤を使用して溶銑の予備精錬
を行なう際に生成するスラグよりアルカリ金属を抽出す
るに当り、抽出工程において、アルカリ金属の抽出と、
P,S,Si等の不純物の除去とを同時に処理すること
ができる結果、プロセスは簡略化され、設備面積、設備
費は少なくてすむ上、不溶解残渣のろ過性は向上し、こ
れらによつて効率的にアルカリ金属を抽出できる等、工
業上優れた効果がもたらされる。
第1図はこの発明方法の説明図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 溶銑をアルカリ金属化合物を使用して精錬する際に
生成するスラグを、抽出槽において抽出液中に溶解させ
、この抽出液からアルカリ金属を抽出回収するアルカリ
金属化合物を含有する精錬スラグの処理方法において、
抽出槽に、前記スラグと共に、ドロマイトの■焼物、ま
たはドロマイト質石灰石の■焼物、あるいは、前記ドロ
マイト■焼物、ドロマイト質石灰石■焼物の水酸化物を
供給することにより、スラグ中のP、S、Si等の不純
物成分を実質的に抽出することなく、アルカリ金属を抽
出回収することを特徴とするアルカリ金属化合物を含有
する精錬スラグの処理方法。 2 溶銑をアルカリ金属化合物を使用して精錬する際に
生成するスラグを、抽出槽ににおいて抽出液中に溶解さ
せ、この抽出液からアルカリ金属を抽出回収するアルカ
リ金属化合物を含有する精錬スラグの処理方法において
、抽出槽に、前記スラグと共に、ドロマイトの■焼物ま
たはドロマイト質石灰石の■焼物、あるいは、前記ドロ
マイト■焼物、ドロマイト石灰石■焼物の水酸化物を供
給し、かつ抽出液の温度を80℃以上に、そして抽出液
のpHを10〜12に管理することにより、スラグ中の
P、S、Si等の不純物成分を実質的に抽出することな
く、アルカリ金属を抽出回収することを特徴とするアル
カリ金属化合物を含有する精錬スラグの処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55118684A JPS6055443B2 (ja) | 1980-08-28 | 1980-08-28 | アルカリ金属化合物を含有する精錬スラグの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55118684A JPS6055443B2 (ja) | 1980-08-28 | 1980-08-28 | アルカリ金属化合物を含有する精錬スラグの処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5742533A JPS5742533A (en) | 1982-03-10 |
| JPS6055443B2 true JPS6055443B2 (ja) | 1985-12-05 |
Family
ID=14742630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55118684A Expired JPS6055443B2 (ja) | 1980-08-28 | 1980-08-28 | アルカリ金属化合物を含有する精錬スラグの処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6055443B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57137440A (en) * | 1981-02-18 | 1982-08-25 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Treatment of refining slag containing alkali metallic compound |
-
1980
- 1980-08-28 JP JP55118684A patent/JPS6055443B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5742533A (en) | 1982-03-10 |
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