JPS6056772B2 - 自然発色用Al合金の製造方法 - Google Patents

自然発色用Al合金の製造方法

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JPS6056772B2
JPS6056772B2 JP15774782A JP15774782A JPS6056772B2 JP S6056772 B2 JPS6056772 B2 JP S6056772B2 JP 15774782 A JP15774782 A JP 15774782A JP 15774782 A JP15774782 A JP 15774782A JP S6056772 B2 JPS6056772 B2 JP S6056772B2
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oxide film
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昌治 海部
正義 笠置
芳宏 美蔦
修一 須藤
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自然発色用N合金の製造方法に関する。
一般に、Al−Fe系合金を陽極酸化すると灰黒色の
酸化皮膜を形成するが、これは、合金中のN、Fe化合
物が陽極酸化皮膜中に存在するためであると言われてい
る。
しカルながら、合金中のこのA1。
Feは化合物は不安定であり、容易に安定なAl、Fe
化合物に変態するため陽極酸化により酸化皮膜を形成さ
せると、色むら、色調変化を生じ易く、均一な灰黒色酸
化皮膜の再現性に乏しく工業的な利用は難しかつた。
このような欠点を改善するために、Mn)Ni等をN合
金に含有させることにより、A16Feを熱的に安定さ
せて均一な色調の酸化皮膜を得る方法が提案されている
(特公昭56−12301号公報参照)。
この従来のに合金に対する酸化皮膜の形成に関する種
々の技術について、本発明者等は鋭意検討をした結果、
特に均一な色調を得るための含有元素を必要とすること
なく、Al−Fe系合金において鋳造、均熱処理、最終
焼鈍等を特定の条件により制御することによつて、硫酸
による陽極酸化により灰黒色の酸化皮膜を均一に得るこ
とができ、かつ、再現性のあることが確認できたのであ
る。 本発明は、上記した従来技術における種々の問題
点および本発明者等の研究の結果に基き完成された自然
発色用Al合金の製造方法を提供するものである。
本発明に係る自然発色用N合金の製造方法の特徴とす
るところは、Fe0.5〜2.0%を含有し、残部実質
的にAlおよび不純物よりなるN合金溶湯を冷却速度2
.0〜100C/秒て鋳造し、この鋳塊を400〜54
0℃の温度て均熱処理した後、熱間加工および冷間加工
を行なつてから仕上焼鈍を加熱温度400〜540℃の
温度で5分以内、加熱速度および冷却速度を夫々100
℃/分以上で処理することにある。
本発明に係る自然発色用に合金の製造方法について詳
細に説明する。
先ず本発明に係る自然発色用N合金の製造方法におい
て使用するAl合金の含有成分および成分割合について
説明する。
Feは灰黒色陽極酸化皮膜を得るためには必須の成分て
あり、その含有量が0.5%未満では発色が充分でなく
、また、2.0%を越えて含有されると色むらが生じ易
くなる。
よつて、Fe含有量は、0.5〜2.0%とする。また
、Fe以外に他の成分が含有される場合は、SlO.2
%以下、Mn..Mg..Tlは0.1%以下に抑制す
ることが望ましい。
次に本発明に係る自然発色用に合金の製造方法における
処理法について説明する。
N−Fe合金の鋳造において鋳塊の冷却速度は、2.0
〜10℃/秒の範囲に制御することが重要である。
以下、第1図により詳述する。即ち、第1図はA1−F
e系合金鋳塊の冷却速度とこの合金中に晶出するN−F
e金属間化合物との関係を示してあり、そして、Fel
.5%、SiO.l%および残部Nよりなる、温度73
0℃の溶湯を鋳型に注入し、水冷により室温まで冷却し
て凝固鋳造したものであり、そして、この冷却を種々の
冷却速度で冷却した鋳塊を、500℃×5Hrの均熱処
理をした後、仕上温度を260℃で熱間圧延を行なつて
空冷後、冷間圧延により板厚277!77!とし、この
2順厚の板を、室温より500゜Cまで4分間て加熱し
、500℃て2分間保持後、衝風により100゜Cまで
2分間で冷却し放令する焼鈍処理を行ない調査した結果
である。
この第1図から明らかなように、鋳塊の冷却速度が約2
゜C/秒未満では(図中のB)晶出する金属間化合物は
殆んどがAl3Feであり、また、冷却.速度が速すぎ
て約10′Cを越えると(図中C)晶出する金属間化合
物はAlmFen化合物が多くなり、この何れもが陽極
酸化皮膜は灰黒色とはならず、白色となる。
この場合は、以後の均熱処理や焼鈍処理条件を変えても
所望のAl−Fe金属間化合物.(Al6Fe)は得ら
れず、従つて、均一な灰黒色の酸化皮膜は得られない。
このため、本発明に係る自然発色用A1合金の製造方法
におけるように、N−Fe合金鋳造の段階での冷却速度
を2.0〜10℃の範囲、即ち、図においてはAの範囲
で均一な灰・黒色の酸化皮膜が得られる(Al6Fe)
の金属間化合物が形成されるのである。よつて、鋳造の
際の冷却速度は2.0〜10℃/秒とする。因に特に好
ましい範囲は3.0〜8.00C/秒である。このよう
に特定の条件て冷却された鋳塊を、均熱処理を400〜
540℃の温度で行なうのであるが、均熱温度が400
℃未満では次工程の圧延が困難となり、均熱温度が高過
ぎるとAl6Fe化合物がAl3Feに変態するので、
均熱温度は540℃を越えてはならないのである。よつ
て、均熱温度は400〜540℃とする。なお、好まし
い均熱温度としては450〜510℃である。また、均
熱保持時間は特に制限はないが、1時間以上とするのが
よい。) 次に、従来通りの熱間加工および冷間加工を
行なつて所望の寸法とするが、熱間加工における加工仕
上温度は通常200℃で行ない、後空冷されるが、なお
温間加工を行なつても差支えはない。最後に仕上焼鈍は
安定な色調を得るために重要門な工程であり、この仕上
焼鈍において、加熱温度400〜540℃までに昇温速
度100℃/分以上て加熱して直ちに5分以内保持し、
さらに、冷却速度100℃/分以上で冷却するのであり
、この焼鈍処理においては、加熱温度、保持時間、加熱
速度、゛冷却速度によりAl6Fe化合物の析出量に影
響を与える。このことについて説明すると、バッチ焼鈍
では焼鈍材の量の変動或いは焼鈍材の内、外の温度、昇
温速度、冷却速度の変動により、Al6Fe化合物の析
出量に差を生じ、色調にバラツキを生じ易いので、焼鈍
材全体や異なつた焼鈍材間の色調を均一に再現すること
は難かしいのてある。
そのために、高温短時間焼鈍により連続的に処理するこ
とが望ましいものてあり、この連続高温短時間焼鈍方式
は、バッチ焼鈍方式に比較して加熱温度差、加熱速度差
、冷却速度差を解消しさらに、加熱保持時間が短かいた
めにAl6Fe化合物の析出量ははるかに少なくなるた
め陽極酸化による色調のバラツキが殆んどなくなる。
従つて、連続高温短時間焼鈍方式により,AlFe系合
金の所望の色調、即ち、均一な灰黒色発色皮膜を再現す
るためには、加熱温度を400〜540℃の範囲とする
必要があり、540゜Cを越える温度では,Al6Fe
−Al3Fe化合物に変態して白色の陽極酸化皮膜とな
るので、加熱温度は540℃未満、好ましくは510℃
未満とする必要があり、また、加熱温度が低いと短時間
で充分に軟化することができないので、400℃を越え
る温度とする必要があり、好ましくは450゜C以上と
するのがよい。
なお、保持時間は約5分以内てあれば充分であり、保持
時間が長くなると析出物の量が多くなりロッド間に色調
差を生じ易くなる。また、析出量は加熱速度、冷却速度
が低くなると多くなり色調差を生じ易くなるので、加熱
速度、冷却速度は共に100゜C/分以上で行なう必要
がある。
本発明に係る自然発色用N合金の製造方法の実施例を説
明する。
実施例1 Fe1.5%を含み残部実質的にA1および不純物より
なるに−Fe合金溶湯を鋳型に注入し、各種冷却速度(
1.8〜11℃/秒)で冷却凝固せしめた鋳塊を、48
0℃×5Hrて均熱処理し、仕上温度250℃で熱間圧
延して空冷後、板厚2Tfnまで冷間圧延し、昇温速度
200′C/分、480゜C×3鰍、降温速度200′
C/分の仕上焼鈍を行ない、各焼鈍材を15%硫酸液を
使用し、温度20℃、電流密度3AIdd1通電時間4
紛て陽極酸化を行なつて酸化皮膜の色調と鋳造冷却速度
との関係を調べた。
その結果を第1表に示す。鋳造冷却速度が3.0〜8.
0℃/秒の範囲で均一な灰黒色の発色皮膜が得られるが
、1.8℃/秒、11゜C/秒では色調が白色となる。
実施例2 実施例1において冷却速度3.0℃/秒で鋳造した鋳塊
を使用して、各種の温度条件(400〜570゜C1保
持5時間)で均熱処理を行ない、次いで、熱間圧延、冷
間圧延、仕上焼鈍処理、さらに陽極酸化処理を実施例1
と同一条件で行なつて、酸化皮膜の色調と均熱処理温度
との関係を調べ、その結果と第2表に示す。
均熱温度が400〜540℃の範囲では何れも均一な灰
黒色になつている。
実施例3 実施例2て均熱処理温度480℃で行なつた鋳塊を使用
し、熱間圧延、冷間圧延を実施例1と同様に行ない、各
種の温度条件(400〜570℃)て仕上焼鈍処理を行
なつた。
保持時間、昇温速度、降温速度および陽極酸化処理を実
施例1と同一条件で行なつた。各種の仕上焼鈍により得
られた陽極酸化皮膜の色調と仕上焼鈍温度との関係を第
3表に示す。
焼鈍温度が400〜540℃の範囲では何れも均一な灰
黒色の色調を示している。因に、バッチ焼鈍で同一温度
、例えば、400℃で処理する場合でも同様な色調が得
られるが、ロッド毎て昇温速度、降温速度、保持時間等
若干相違が生じるため色の濃淡が異なり、均一で再現性
のある色調が得難いのである。
以上説明したように、本発明に係る自然発色用ノN合金
の製造方法は上記の構成を有しているものであるから、
A1−Fe系合金において、均一、かつ、再現性を有す
る陽極酸化皮膜を容易に得ることができる優れた効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はN−Fe系合金のN−Fe金属間化合物を鋳造
時の冷却速度との関係を示す図てある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 Fe0.5〜2.0%を含有し、残部実質的にAl
    および不純物よりなるAl合金溶湯を冷却速度2.0〜
    10℃/秒で鋳造し、この鋳塊を400〜540℃の温
    度で均熱処理した後、熱間加工および冷間加工を行なつ
    てから仕上焼鈍を加熱温度400〜540℃の温度で5
    分以内、かつ、加熱速度および冷却速度を夫々100℃
    /分以上で処理することを特徴とする灰黒色自然発色用
    Al合金の製造方法。
JP15774782A 1982-09-10 1982-09-10 自然発色用Al合金の製造方法 Expired JPS6056772B2 (ja)

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