JPH03257134A - 陽極酸化処理後の色調が黒色のアルミニウム合金およびその製造方法 - Google Patents
陽極酸化処理後の色調が黒色のアルミニウム合金およびその製造方法Info
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- JPH03257134A JPH03257134A JP5417690A JP5417690A JPH03257134A JP H03257134 A JPH03257134 A JP H03257134A JP 5417690 A JP5417690 A JP 5417690A JP 5417690 A JP5417690 A JP 5417690A JP H03257134 A JPH03257134 A JP H03257134A
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- aluminum alloy
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は陽極酸化処理を施して使用さオ]る用途のア
ルミニウム合金材料、例えばヒルのカーテンウオールや
内装材などの建材、あるいは器物、容器、電気計測機器
筐体、銘板、さらには遠赤列線放射用部材や太陽熱吸収
用部材等に使用されるアルミニウム合金およびその製造
方法に関するものである。
ルミニウム合金材料、例えばヒルのカーテンウオールや
内装材などの建材、あるいは器物、容器、電気計測機器
筐体、銘板、さらには遠赤列線放射用部材や太陽熱吸収
用部材等に使用されるアルミニウム合金およびその製造
方法に関するものである。
従来の技術
一般にカーテンウオールや内装材などの建材、あるいは
器物、容器、電気計測機器筐体などに使用されるアルミ
ニウム合金は、耐食性の観点がら陽極酸化処理を施して
用いられることが多い。これらの用途の陽極酸化処理用
アルミニウム合金としては、淡灰色系からシルバー系の
ものが多く、このような合金としては一般に川5105
0050合金00合金、5005005合金用されるこ
とが多く、また灰色系のものとしてはAl−1〜4%S
1合金が一般的である。また陽極酸化処理には、経済性
および耐食性の点から硫酸電解浴が従来から多用されて
いる。
器物、容器、電気計測機器筐体などに使用されるアルミ
ニウム合金は、耐食性の観点がら陽極酸化処理を施して
用いられることが多い。これらの用途の陽極酸化処理用
アルミニウム合金としては、淡灰色系からシルバー系の
ものが多く、このような合金としては一般に川5105
0050合金00合金、5005005合金用されるこ
とが多く、また灰色系のものとしてはAl−1〜4%S
1合金が一般的である。また陽極酸化処理には、経済性
および耐食性の点から硫酸電解浴が従来から多用されて
いる。
ところで前述のような用途では、美観のために陽極酸化
処理後の表面に対して種々の色調を有することが要求さ
れる場合がある。陽極酸化処理板に所要の色調を与える
ための方法としては、塗装、染色、二次電解着色、合金
発色、陽極酸化処理液による発色等があるが、経済的観
点および耐食性の観点からは、陽極酸化処理のまま、特
に硫酸浴による陽極酸化処理のままでの発色が望まれて
いる。
処理後の表面に対して種々の色調を有することが要求さ
れる場合がある。陽極酸化処理板に所要の色調を与える
ための方法としては、塗装、染色、二次電解着色、合金
発色、陽極酸化処理液による発色等があるが、経済的観
点および耐食性の観点からは、陽極酸化処理のまま、特
に硫酸浴による陽極酸化処理のままでの発色が望まれて
いる。
発明が解決しようとする課題
ビルの外装材や内装材などの建材の用途においては、色
調の多様化が進んであり、デザイン上の要請などから黒
色の色調を有するアルミニウム合金材料が求められるこ
とがある。一方器物、容器、電気計測器筐体や銘板なと
の用途でもデザイン上の観点から黒色の色調を有するこ
とが求められる場合があり、またこれらのうちでも調理
用容器、器物なとては熱効率上の要請から黒色の色調が
望まれることかある。さらに、黒色の色調は、遠赤外放
射に有効であるとともに、太陽熱吸収にも有効であるこ
とから、これらの部材には黒色の色調が求められる。
調の多様化が進んであり、デザイン上の要請などから黒
色の色調を有するアルミニウム合金材料が求められるこ
とがある。一方器物、容器、電気計測器筐体や銘板なと
の用途でもデザイン上の観点から黒色の色調を有するこ
とが求められる場合があり、またこれらのうちでも調理
用容器、器物なとては熱効率上の要請から黒色の色調が
望まれることかある。さらに、黒色の色調は、遠赤外放
射に有効であるとともに、太陽熱吸収にも有効であるこ
とから、これらの部材には黒色の色調が求められる。
従来このような黒色の色調を有するアルミニウム合金陽
極酸化処理材を得る方法としては、二次電解法や染色法
あるいは塗装などに依らざるを得ず、陽極酸化処理のま
まで、特に経済性の優れた通常の硫酸電解浴による陽極
酸化処理のままで黒色の色調を得ることは困難とされて
いたのが実情である。
極酸化処理材を得る方法としては、二次電解法や染色法
あるいは塗装などに依らざるを得ず、陽極酸化処理のま
まで、特に経済性の優れた通常の硫酸電解浴による陽極
酸化処理のままで黒色の色調を得ることは困難とされて
いたのが実情である。
この発明は以上の事情を背景としてなされたもので、経
済性に優れた通常の電解浴を用いた陽極酸化処理のまま
で黒色の色調を得ることができるアルミニウム合金およ
びその製造方法を提供することを目的とするものである
。
済性に優れた通常の電解浴を用いた陽極酸化処理のまま
で黒色の色調を得ることができるアルミニウム合金およ
びその製造方法を提供することを目的とするものである
。
課題を解決するための手段
前述のような課題を解決するべく本発明者等が鋭意実験
・検討を重ねた結果、アルミニウム合金における合金元
素の成分量、特にMn量とMg量を適切な量に調整して
、Al−Mn系の金属間化合物のサイズと析出密度を適
切に調整することによって、硫酸電解浴による陽極酸化
処理後の色調として黒色の色調を達成し得ることを見出
し、この発明をなすに至った。
・検討を重ねた結果、アルミニウム合金における合金元
素の成分量、特にMn量とMg量を適切な量に調整して
、Al−Mn系の金属間化合物のサイズと析出密度を適
切に調整することによって、硫酸電解浴による陽極酸化
処理後の色調として黒色の色調を達成し得ることを見出
し、この発明をなすに至った。
具体的には、請求項1の発明のアルミニウム合金は、M
nQ、3wt%を越え 1.5v1%以下、Mg2、
(lv+%以上45wt%以下、FeG、.5wt%以
下、Si2.Ovt%以下を含有し、かつ結晶粒微細化
剤としてT i 0.003v+%以上0.1.5w
t%以下を単独でもしくはB lpa以上100pa
以下と組合せて含有し、残部がAlおよび不可避的不純
物よりなることを特徴とするものである。
nQ、3wt%を越え 1.5v1%以下、Mg2、
(lv+%以上45wt%以下、FeG、.5wt%以
下、Si2.Ovt%以下を含有し、かつ結晶粒微細化
剤としてT i 0.003v+%以上0.1.5w
t%以下を単独でもしくはB lpa以上100pa
以下と組合せて含有し、残部がAlおよび不可避的不純
物よりなることを特徴とするものである。
また請求項2の発明のアルミニウム合金は、M n
0.8wt%を越え1.5W1%以下、Mg2.Owt
%以上45W1%以下、Cr 0.D3wt%以上03
tt%以下、Fe0.5vt%以下、Si2.Ov1%
以下を含有し、かつ結晶粒微細化剤としてT i 0
.003wt%以上0.1.5wt%以下を単独でもし
くはB lppm以上+00四以下と組合せて含有し
、残部がAlおよび不可避的不純物よりなることを特徴
とするものである。
0.8wt%を越え1.5W1%以下、Mg2.Owt
%以上45W1%以下、Cr 0.D3wt%以上03
tt%以下、Fe0.5vt%以下、Si2.Ov1%
以下を含有し、かつ結晶粒微細化剤としてT i 0
.003wt%以上0.1.5wt%以下を単独でもし
くはB lppm以上+00四以下と組合せて含有し
、残部がAlおよび不可避的不純物よりなることを特徴
とするものである。
一方請求項3の発明の製造方法は、請求項1もしくは請
求項2に記載の成分組成の合金の溶湯を常法により鋳造
した後、350 ℃〜550”C:て05時間以上加熱
することを特徴とすることを特徴とするものである。
求項2に記載の成分組成の合金の溶湯を常法により鋳造
した後、350 ℃〜550”C:て05時間以上加熱
することを特徴とすることを特徴とするものである。
なおこの発明において陽極酸化処理後の色調の黒色につ
いては、ハンターの色差式(Its z8730参照)
による明度指数りとクロマティクネス指数a、bの値に
よって定義することができる。すなわち、明度指数のL
値は高いほど白く、一方りロマティクネス指数は着色度
についてのものであってそのa値は高いほど赤味が強く
、b値は高いはど黄味が強いことをあられす。そしてこ
の発明で目的とする黒色の色調とは、陽極酸化皮膜の厚
みが20μmの状態で測定したL値、a値、b値が、L
<45、−3<a<3、−3<b< 3を満たす色調と
定義することができる。
いては、ハンターの色差式(Its z8730参照)
による明度指数りとクロマティクネス指数a、bの値に
よって定義することができる。すなわち、明度指数のL
値は高いほど白く、一方りロマティクネス指数は着色度
についてのものであってそのa値は高いほど赤味が強く
、b値は高いはど黄味が強いことをあられす。そしてこ
の発明で目的とする黒色の色調とは、陽極酸化皮膜の厚
みが20μmの状態で測定したL値、a値、b値が、L
<45、−3<a<3、−3<b< 3を満たす色調と
定義することができる。
作 用
先ずこの発明におけるアルミニウム合金の成分組成の限
定理由を説明する。
定理由を説明する。
Mn
MnはAl−Mn系の金属間化合物を生成し、陽極酸化
処理後の色調を決定する重要な元素であり、本発明者等
はAl−Mn系金属間化合物析出物のサイズと分布密度
が本質的に陽極酸化皮膜の黒色化に寄与することを見出
した。すなわちAl−Mn系金属間化合物析出物として
は、Al6 Mn、A76 (MnFe)、αA/M
n (Fe)S i、およびそれらにCr。
処理後の色調を決定する重要な元素であり、本発明者等
はAl−Mn系金属間化合物析出物のサイズと分布密度
が本質的に陽極酸化皮膜の黒色化に寄与することを見出
した。すなわちAl−Mn系金属間化合物析出物として
は、Al6 Mn、A76 (MnFe)、αA/M
n (Fe)S i、およびそれらにCr。
Ti等が少量固溶したもの等があり、これらの析出物と
してそのサイズが0.01LLl11以上1μm以下の
ものが密度 lX107個/−以上存在することが陽極
酸化皮膜の黒色化のために適切である。このような析出
状態を達成するための代表的な要件としては、金属間化
合物生成元素が所定壷金まれること、その成分元素が充
分に固溶するために鋳造速度か臨界速度以上であること
、さらに析出のための加熱温度が適切であることがある
。そしてMnはAl−Mn系金属間化合物生成のための
主要元素であって、Mgと共存することにより析出が促
進されて、陽極酸化皮膜の黒色化に寄与するのである。
してそのサイズが0.01LLl11以上1μm以下の
ものが密度 lX107個/−以上存在することが陽極
酸化皮膜の黒色化のために適切である。このような析出
状態を達成するための代表的な要件としては、金属間化
合物生成元素が所定壷金まれること、その成分元素が充
分に固溶するために鋳造速度か臨界速度以上であること
、さらに析出のための加熱温度が適切であることがある
。そしてMnはAl−Mn系金属間化合物生成のための
主要元素であって、Mgと共存することにより析出が促
進されて、陽極酸化皮膜の黒色化に寄与するのである。
ここで、Mn量が0.8wt%以下では充分な陽極酸化
皮膜の黒色化が困難となり、一方15w[%を越えた場
合には、鋳造時、特に通常のDC鋳造(半連続鋳造)時
に初晶として粗大金属間化合物が生成されるため好まし
くない。したがってMn量は 0.8wt%を越え 1
..5wt%以下とした。
皮膜の黒色化が困難となり、一方15w[%を越えた場
合には、鋳造時、特に通常のDC鋳造(半連続鋳造)時
に初晶として粗大金属間化合物が生成されるため好まし
くない。したがってMn量は 0.8wt%を越え 1
..5wt%以下とした。
Mg:
MgはAl−Mn系金属間化合物の析出を促進し、前述
のような析出状態を達成するに寄与する。
のような析出状態を達成するに寄与する。
特にDC鋳造の如く、薄板連続鋳造と比較して鋳造時の
冷却速度が遅く、鋳造時におけるMnの強制固溶量が少
ない鋳造法を適用する場合には、Mgの添加量を多くし
なければ、A7−Mn系金属間化合物の析出状態が黒色
の陽極酸化皮膜を得るに適した状態とならない。Mg量
が2,3wt%未満では陽極酸化皮膜の黒色化が困難と
なる。一方Mg量が45wt%を越えれば陽極酸化皮膜
の黒色化は可能であるが、鋳造性、熱間圧延性か悪化す
る。したがってMg量は 2.0wt%以上、 4.5
v1%以下とした。
冷却速度が遅く、鋳造時におけるMnの強制固溶量が少
ない鋳造法を適用する場合には、Mgの添加量を多くし
なければ、A7−Mn系金属間化合物の析出状態が黒色
の陽極酸化皮膜を得るに適した状態とならない。Mg量
が2,3wt%未満では陽極酸化皮膜の黒色化が困難と
なる。一方Mg量が45wt%を越えれば陽極酸化皮膜
の黒色化は可能であるが、鋳造性、熱間圧延性か悪化す
る。したがってMg量は 2.0wt%以上、 4.5
v1%以下とした。
Cr:
請求項2のアルミニウム合金の場合はCrが添加される
。Crは陽極酸化皮膜の黒色化を一層促進させるに有効
であり、またCrの添加は黒色の色調を若干変化させる
効果がある。すなわち、Cr添加なしの場合はやや青み
がかった黒色となっているが、Crを添加することによ
って青みか消えてやや黄みがかる。Cr量が0.03v
t%未満では上記の効果が得られず、一方0.3wt%
を越える場合には粗大な化合物が生成されてしまうから
、Crを添加する場合のCr添加量は0.03〜0.3
v1%の範囲内とした。
。Crは陽極酸化皮膜の黒色化を一層促進させるに有効
であり、またCrの添加は黒色の色調を若干変化させる
効果がある。すなわち、Cr添加なしの場合はやや青み
がかった黒色となっているが、Crを添加することによ
って青みか消えてやや黄みがかる。Cr量が0.03v
t%未満では上記の効果が得られず、一方0.3wt%
を越える場合には粗大な化合物が生成されてしまうから
、Crを添加する場合のCr添加量は0.03〜0.3
v1%の範囲内とした。
Fe
FeはAl−Mn系金属間化合物の析出に影響を与える
が、陽極酸化皮膜の黒色の色調には本質的な影響はない
。鋳造性の点からはFe量は少ない方が好ましく 、0
..5wt%を越えれば鋳造か困難となるから、Fe量
は0..5wt%以下に限定した。
が、陽極酸化皮膜の黒色の色調には本質的な影響はない
。鋳造性の点からはFe量は少ない方が好ましく 、0
..5wt%を越えれば鋳造か困難となるから、Fe量
は0..5wt%以下に限定した。
Si:
SiもAl−Mn系金属間化合物の析出に影響を与える
が、陽極酸化処理後の黒色の色調には本質的な影響は与
えない。鋳造性の点からはSi量は少ないことが好まし
く、 2.Of1%を越えれば鋳造が困難となるから、
Si量は2.OW1%以下に限定した。
が、陽極酸化処理後の黒色の色調には本質的な影響は与
えない。鋳造性の点からはSi量は少ないことが好まし
く、 2.Of1%を越えれば鋳造が困難となるから、
Si量は2.OW1%以下に限定した。
Ti、B:
Tiは鋳塊の結晶粒を微細化して、圧延板のストリーク
ス、キメを防止する効果があるが、Ti0.003wt
%未満ではその効果が得られず、一方Tiが0.15w
t%を越えればTiAl3系粗大金属間化合物が生成さ
れてしまうらが、Tiは0.003〜0.l5vj%の
範囲内とした。またBはTiと共存して結晶粒微細化を
促進する元素であり、Tiと組合されて添加されること
がある。但しB量が1−未満ではその効果が得られず、
一方 100−を越えればその効果が飽和し、また粗大
T i B 2粒子が生成されて線状欠陥が発生するか
ら、Tiと組合されて添加するBは 1〜100−の範
囲内とした。
ス、キメを防止する効果があるが、Ti0.003wt
%未満ではその効果が得られず、一方Tiが0.15w
t%を越えればTiAl3系粗大金属間化合物が生成さ
れてしまうらが、Tiは0.003〜0.l5vj%の
範囲内とした。またBはTiと共存して結晶粒微細化を
促進する元素であり、Tiと組合されて添加されること
がある。但しB量が1−未満ではその効果が得られず、
一方 100−を越えればその効果が飽和し、また粗大
T i B 2粒子が生成されて線状欠陥が発生するか
ら、Tiと組合されて添加するBは 1〜100−の範
囲内とした。
このほか、A、l−Mg系合金においては、溶湯の酸化
を防止するために微量のBeを添加することが従来から
行なわれているが、この発明のアルミニウム合金の場合
にも 500四程度以下のBeを添加することは特に支
障ない。
を防止するために微量のBeを添加することが従来から
行なわれているが、この発明のアルミニウム合金の場合
にも 500四程度以下のBeを添加することは特に支
障ない。
さらにこの発明のアルミニウム合金においては、Ni、
Zr、V、Cu、Zn等が含まれることがある。これら
のうちNi、Zr、Vは陽極酸化皮膜の色調に本質的に
影響しないが、Ni 1.0wt%以上、Zr0.3
wt%以上、V Q、3v1%以上では鋳造が困難とな
るから、Niは l、 (1wt%未満、Zrは0.3
vt%未満、■は0.3vt%未満に抑制することが望
ましい。またCu、Znは陽極酸化皮膜の色調に若干の
変化を与えるものの、黒色化に本質的な影響は与えない
が、Cu 1.9wt%以上、ZnloWl%以上で
は鋳造か困難となるから、Cuは10wt%未満、Zn
は 1,0wt%未満に抑えることが望ましい。
Zr、V、Cu、Zn等が含まれることがある。これら
のうちNi、Zr、Vは陽極酸化皮膜の色調に本質的に
影響しないが、Ni 1.0wt%以上、Zr0.3
wt%以上、V Q、3v1%以上では鋳造が困難とな
るから、Niは l、 (1wt%未満、Zrは0.3
vt%未満、■は0.3vt%未満に抑制することが望
ましい。またCu、Znは陽極酸化皮膜の色調に若干の
変化を与えるものの、黒色化に本質的な影響は与えない
が、Cu 1.9wt%以上、ZnloWl%以上で
は鋳造か困難となるから、Cuは10wt%未満、Zn
は 1,0wt%未満に抑えることが望ましい。
次にこの発明の合金を製造するプロセス条件について説
明する。
明する。
前述のように、Al−Mn系金属間化合物の適切な析出
状態を得て陽極酸化処理後の黒色の色調を達成するため
には、DC鋳造法や薄板連続鋳造法(連続鋳造圧延法)
などの常法にしたかつて鋳造した後のいずれかの段階で
適用される析出のための加熱処理温度が重要である。
状態を得て陽極酸化処理後の黒色の色調を達成するため
には、DC鋳造法や薄板連続鋳造法(連続鋳造圧延法)
などの常法にしたかつて鋳造した後のいずれかの段階で
適用される析出のための加熱処理温度が重要である。
すなわち、A、 / −M n系金属間化合物の析出の
ための加熱は、350℃以上、550℃以下の温度で0
5時間以上行なう必要がある。温度が350℃未満では
析出物が少な過ぎて陽極酸化処理後の色調として黒色が
得られず、一方550℃を越えれば陽極酸化処理後の色
調が薄くなる。また時間は、昇温過程から保持、冷却過
程を通して350〜550℃の範囲内となっている時間
が0.5時間以上であれば良く、その時間が05時間未
満では陽極酸化処理後に黒色が得られない。なお24時
間以上の加熱は不経済となるだけであるから、24時間
以内の加熱とすることが好ましい。
ための加熱は、350℃以上、550℃以下の温度で0
5時間以上行なう必要がある。温度が350℃未満では
析出物が少な過ぎて陽極酸化処理後の色調として黒色が
得られず、一方550℃を越えれば陽極酸化処理後の色
調が薄くなる。また時間は、昇温過程から保持、冷却過
程を通して350〜550℃の範囲内となっている時間
が0.5時間以上であれば良く、その時間が05時間未
満では陽極酸化処理後に黒色が得られない。なお24時
間以上の加熱は不経済となるだけであるから、24時間
以内の加熱とすることが好ましい。
上述のような析出のための加熱は、鋳造法としてDC鋳
造法を適用した場合には鋳塊のままで行なうのが通常で
あるが、薄板連続鋳造法を適用した場合には圧延の途中
で、あるいは圧延の後に行なっても良い。したがってこ
の析出処理は、鋳造法としてDC鋳造法を適用した場合
は鋳塊に対する均質化処理あるいは熱間圧延のための加
熱と兼ねて行なうことができ、また薄板連続鋳造法を適
用した場合は冷間圧延前もしくは冷間圧延の中途で必要
に応して行なわれる中間焼鈍、あるいは冷間圧延後に必
要に応じて施される最終焼鈍などと兼ねて行なうことが
できる。
造法を適用した場合には鋳塊のままで行なうのが通常で
あるが、薄板連続鋳造法を適用した場合には圧延の途中
で、あるいは圧延の後に行なっても良い。したがってこ
の析出処理は、鋳造法としてDC鋳造法を適用した場合
は鋳塊に対する均質化処理あるいは熱間圧延のための加
熱と兼ねて行なうことができ、また薄板連続鋳造法を適
用した場合は冷間圧延前もしくは冷間圧延の中途で必要
に応して行なわれる中間焼鈍、あるいは冷間圧延後に必
要に応じて施される最終焼鈍などと兼ねて行なうことが
できる。
そして特にDC鋳造法を適用して鋳塊に対し上述のよう
な 350〜b ための加熱処理を行なった場合においては、熱間圧延直
後や冷間圧延中途において必要に応じて施される中間焼
鈍あるいは最終焼鈍の条件としては、300〜500℃
の範囲内の温度で05〜24時間とすることが好ましい
。これらの中間焼鈍や最終焼鈍は、A、 / −M n
系金属間化合物析出物の析出をさらに促進して陽極酸化
皮膜の黒色化に寄与するが、その温度が300℃未満て
はその効果が不充分てあり、一方500℃を越えれば焼
鈍時に表面が酸化して変色し、好ましくない。またその
時間が05時間未満では上述の効果が得られず、一方2
4時間を越えれば不経済となるたけである。
な 350〜b ための加熱処理を行なった場合においては、熱間圧延直
後や冷間圧延中途において必要に応じて施される中間焼
鈍あるいは最終焼鈍の条件としては、300〜500℃
の範囲内の温度で05〜24時間とすることが好ましい
。これらの中間焼鈍や最終焼鈍は、A、 / −M n
系金属間化合物析出物の析出をさらに促進して陽極酸化
皮膜の黒色化に寄与するが、その温度が300℃未満て
はその効果が不充分てあり、一方500℃を越えれば焼
鈍時に表面が酸化して変色し、好ましくない。またその
時間が05時間未満では上述の効果が得られず、一方2
4時間を越えれば不経済となるたけである。
なおこの発明の場合、圧延材に限らす、鋳造材のまま、
あるいは押出材などとして使用に供することもできる。
あるいは押出材などとして使用に供することもできる。
押出材として使用に供する場合は、鋳造ビレッI・に対
する熱間押出のための加熱と兼ねて前述の析出処理を行
なえば良い。
する熱間押出のための加熱と兼ねて前述の析出処理を行
なえば良い。
実 施 例
〔実施例1〕
第1表の合金番号Nα1〜Na 4に示す各合金をDC
鋳造法によって鋳造して、450mm X 120口m
m x4000閣のスラブとした。これらのスラブに対
し、第2表中に示す条件で加熱処理(析出処理)を施し
、450℃で熱間圧延を開始し、厚さ 4市の熱延板と
した。これらの熱延板に1水冷間圧延を施して板厚2間
とした後、400℃× 2時間の中間焼鈍を施し、さら
に最終冷間圧延を施して板厚 151Ifflとした。
鋳造法によって鋳造して、450mm X 120口m
m x4000閣のスラブとした。これらのスラブに対
し、第2表中に示す条件で加熱処理(析出処理)を施し
、450℃で熱間圧延を開始し、厚さ 4市の熱延板と
した。これらの熱延板に1水冷間圧延を施して板厚2間
とした後、400℃× 2時間の中間焼鈍を施し、さら
に最終冷間圧延を施して板厚 151Ifflとした。
最終板厚の各板について、表面を10%N a OH水
溶液にてエツチングした後、水洗し、硝酸でデスマット
した。さらに硫酸電解浴を用いて次の条件で陽極酸化処
理を施して、膜厚20μsの陽極酸化皮膜を生成させた
。
溶液にてエツチングした後、水洗し、硝酸でデスマット
した。さらに硫酸電解浴を用いて次の条件で陽極酸化処
理を施して、膜厚20μsの陽極酸化皮膜を生成させた
。
硫酸濃度:15%
電解温度、20℃
電流密度 1.5A/do(
陽極酸化処理後の各板の色調について、スガ試験機製カ
ラーメータ(SM−3−MCI)を用いてハンターカラ
ーシステムによるL値、a値、b値を測定した。その結
果を第2表中に示す。なおここてL値〈45、−3くa
値く3、−3くb値く3をすべて満たせば、この発明で
目的とする黒色の色調と判定することができる。
ラーメータ(SM−3−MCI)を用いてハンターカラ
ーシステムによるL値、a値、b値を測定した。その結
果を第2表中に示す。なおここてL値〈45、−3くa
値く3、−3くb値く3をすべて満たせば、この発明で
目的とする黒色の色調と判定することができる。
第
表
第 2 表
第2表に示すように、本発明成分範囲内の合金について
、この発明のプロセス条件を適用した場合には、黒色の
色調を得ることができた。なお黒色が得られた試料につ
いて、その析出物の分布状態を電子顕微鏡を用いて調べ
たところ、析出物サイズは002〜08μsで密度は
lXl09〜 +xio”個/ m(となっていること
が判明した。
、この発明のプロセス条件を適用した場合には、黒色の
色調を得ることができた。なお黒色が得られた試料につ
いて、その析出物の分布状態を電子顕微鏡を用いて調べ
たところ、析出物サイズは002〜08μsで密度は
lXl09〜 +xio”個/ m(となっていること
が判明した。
[実施例2コ
Mn1.、lv1%、M g 3..5wt%、Cr
0.18v1%、F e 0.1lv1%、 S
i G、08wt%、 T i 0.01wt
%、 B13ppm、残部が実質的にAlよりなるこの
発明の成分組成範囲内の合金を、DC鋳造法により 6
インチ径のビレットに鋳造した。そのビ1ノットに対し
、450℃×10時間の均熱処理を兼ねた析出処理を行
なった後、 450℃で熱間押出を行なった。得られた
押出材について、10%N a OI−(水溶液て工、
ノチングした後、水洗し、硝酸でデスマツ]・シた。次
いで実施例1と同し条件で硫酸電解浴による陽極酸化処
理を施して膜厚201xmの陽極酸化皮膜を生成させた
。
0.18v1%、F e 0.1lv1%、 S
i G、08wt%、 T i 0.01wt
%、 B13ppm、残部が実質的にAlよりなるこの
発明の成分組成範囲内の合金を、DC鋳造法により 6
インチ径のビレットに鋳造した。そのビ1ノットに対し
、450℃×10時間の均熱処理を兼ねた析出処理を行
なった後、 450℃で熱間押出を行なった。得られた
押出材について、10%N a OI−(水溶液て工、
ノチングした後、水洗し、硝酸でデスマツ]・シた。次
いで実施例1と同し条件で硫酸電解浴による陽極酸化処
理を施して膜厚201xmの陽極酸化皮膜を生成させた
。
陽極酸化処理後の色調について、実施例1と同様ニハン
ターカラーシステムによるL値、a値、b値を調べたと
ころ、L値は34、a値は056、b値は1.21とな
っており、黒色の色調が得られた。
ターカラーシステムによるL値、a値、b値を調べたと
ころ、L値は34、a値は056、b値は1.21とな
っており、黒色の色調が得られた。
この実施例2の結果から、押出材でもこの発明のプロセ
ス条件を滴たせば陽極酸化処理後の色調として黒色を達
成し得ることか明らかである。
ス条件を滴たせば陽極酸化処理後の色調として黒色を達
成し得ることか明らかである。
発明の効果
実施例からも明らかなように、請求項1もしくは請求項
2に記載のアルミニウム合金は、2次電解発色や染色、
塗装などに依らずに、通常の低コストの硫酸電解浴を用
いた陽極酸化処理のままで黒色の色調を得ることが可能
である。また請求項3の方法によれば、上述のように陽
極酸化処理後に黒色の色調を呈することができるアルミ
ニウム合金材料を量産的規模で確実に製造することが可
能となった。したがってこの発明は、黒色の色調が要求
される用途のアルミニウム合金材料に適用して多大な効
果を得ることができる。
2に記載のアルミニウム合金は、2次電解発色や染色、
塗装などに依らずに、通常の低コストの硫酸電解浴を用
いた陽極酸化処理のままで黒色の色調を得ることが可能
である。また請求項3の方法によれば、上述のように陽
極酸化処理後に黒色の色調を呈することができるアルミ
ニウム合金材料を量産的規模で確実に製造することが可
能となった。したがってこの発明は、黒色の色調が要求
される用途のアルミニウム合金材料に適用して多大な効
果を得ることができる。
Claims (3)
- (1)Mn0.8wt%を越え1.5wt%以下、Mg
2.0wt%以上4.5wt%以下、Fe0.5wt%
以下、Si2.0wt%以下を含有し、かつ結晶粒微細
化剤としてTi0.003wt%以上0.15wt%以
下を単独でもしくはB1ppm以上100ppm以下と
組合せて含有し、残部がAlおよび不可避的不純物より
なることを特徴とする、硫酸電解浴による陽極酸化処理
後の色調が黒色のアルミニウム合金。 - (2)Mn0.8wt%を越え1.5wt%以下、Mg
2.0wt%以上4.5wt%以下、Cr0.03wt
%以上0.3wt%以下、Fe0.5wt%以下、Si
2.0wt%以下を含有し、かつ結晶粒微細化剤として
Ti0.003wt%以上0.15wt%以下を単独で
もしくはB1ppm以上100ppm以下と組合せて含
有し、残部がAlおよび不可避的不純物よりなることを
特徴とする、硫酸電解浴による陽極酸化処理後の色調が
黒色のアルミニウム合金。 - (3)請求項1もしくは請求項2に記載の成分組成の合
金の溶湯を鋳造した後、350℃〜550℃で0.5時
間以上加熱することを特徴とする硫酸電解浴による陽極
酸化処理後の色調が黒色のアルミニウム合金の製造方法
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5417690A JPH03257134A (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 陽極酸化処理後の色調が黒色のアルミニウム合金およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5417690A JPH03257134A (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 陽極酸化処理後の色調が黒色のアルミニウム合金およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03257134A true JPH03257134A (ja) | 1991-11-15 |
Family
ID=12963239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5417690A Pending JPH03257134A (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 陽極酸化処理後の色調が黒色のアルミニウム合金およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH03257134A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996015281A1 (de) * | 1994-11-15 | 1996-05-23 | Aluminium Rheinfelden Gmbh | Aluminium-gusslegierung |
| JP2011179094A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Nippon Light Metal Co Ltd | アルミニウム合金板およびその製造方法 |
-
1990
- 1990-03-06 JP JP5417690A patent/JPH03257134A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996015281A1 (de) * | 1994-11-15 | 1996-05-23 | Aluminium Rheinfelden Gmbh | Aluminium-gusslegierung |
| EP0853133A1 (de) * | 1994-11-15 | 1998-07-15 | ALUMINIUM RHEINFELDEN GmbH | Verwendung einer Aluminiumlegierung zum Druckgiessen |
| JP2011179094A (ja) * | 2010-03-03 | 2011-09-15 | Nippon Light Metal Co Ltd | アルミニウム合金板およびその製造方法 |
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