JPS6065849A - 遮音構造体 - Google Patents

遮音構造体

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JPS6065849A
JPS6065849A JP58174491A JP17449183A JPS6065849A JP S6065849 A JPS6065849 A JP S6065849A JP 58174491 A JP58174491 A JP 58174491A JP 17449183 A JP17449183 A JP 17449183A JP S6065849 A JPS6065849 A JP S6065849A
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市川 康治
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Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、遮音性能の改善された音響学的に多重壁構造
を有する遮音構造体に関する。
近年、住宅騒音等の問題に対処するため、多くの遮音技
術、材料の研究開発がなされている。又建材においては
、建材性能の高性能化がめられている。即ち、省資源・
省エネルギー、安全性の向上の観点から断熱化、軽量化
、不燃化が要求され、空間の拡大、施工性の改善等の観
点から薄型化がめられている。この為、遮音材料及び遮
音構造も、これらの要求に合致するものがめられるに至
っている。しかし、建材あるいは建築物等の遮音性能の
向上と上記要求性能は、しばし汀背反し、これを両立さ
せることが困難であった。
一般に遮音材料においては、その遮音性能は音響透過に
おける質量用に基すき大略決定され、その遮音性能を示
す音響透過損失(TrunemiseioηLose、
以下、T、 L、と称す)社、その面密度を増加するに
従い向上する。また質量用以上にT、 L。
を良くするため、遮音材料を平行に配置した二重壁また
は多重壁構造とし、また更に内部に吸音材等を挿入して
遮音効果を向上させることが一般に行なわれる。遮音材
料を特に軟質の遮音面材を剛性の面材全面°に積層し、
あるいは多重壁構造体の二つまたは複数の壁面全面に軟
質の遮音性面材を張設するなどの施工法が行なわれ、遮
音性の改善が行なわれる。しかし、このような方法では
必然的に重量及び厚みの増加を来す。又、特に問題点と
して、このような方法を用いてもなお、コインシデンス
効果及び特に低音域の共鳴透過等によって特定の音域で
著しいT、 L、の低下、つ甘り遮音欠損を生ずる場合
が多い。この遮音欠損を改善する一般的な方法は遮音欠
損を生ずる周波数域を可聴域外に移行させるため、遮音
旧及び構造に起因する固有振動数を変更する事であジ、
これも又、従来の方法ではM量や厚みの増加を招くか、
遮音材料の剛性の低下と言った問題を生じ易い。
以上のように、高い遮音性を実現する為には、如何に質
量側以上の遮音性を獲得し5 しかも遮音欠損による低
下を如何にして防ぐかが重大課題となる。現状は、比較
的面密度の大きな面材(板材等、構造壁も含むって多重
壁を構成し、内部にグラスウールやロックウール等の吸
音材を挿入し、遮音欠損への手当は不充分なまま全般的
にT、 L。
を太きくしたものを採用するか、又は始めから遮音欠損
を可聴周波数域内(例えば125〜4DOOHz) に
生じさせないように、厚みや重量の大幅な増加を顧みず
に設計・施工していることが非常に多い。しかし、近年
特に注目される騒音公害として、比較的低音域の騒音が
問題視されている。
例えば、ピアノ、ステレオ等の音響機器音やカラオケ騒
音、ドアの開閉音等の衝撃性音、大型冷蔵庫、クーラー
等のコンブレラ丈−やファンの音(家庭用機器音)等の
数10Hzから数100Hzの低音域の騒音源が、居住
者の近辺に著しく多く存在する。これらの低音域の共鳴
透過による遮音欠損に対して、これを多少よ少低音側に
移動しても、依然として問題の解決とはならない。又、
他の遮音欠損対策として、高性能な吸音材の挿入や。
面材を割振処理することも行なわれているが、コストが
高く、又効果も充分でないことが多い。
と勺わけ重要な点は、遮音性能を向上させる一般的方法
が遮音欠損を改善する効果に乏しいと言う事であり5時
°に、遮音欠損をさらに悪化させる事がある点である。
例えば、音の橋による遮音性能の低下を防止する手段と
して多用される間柱の独立化は、二重壁の低音域の共鳴
透過を助長し、欠損による落ち込みをさらに数(iE悪
化させる事が多い。これは、二重壁構造において対向す
る二つの壁面が5間柱の独立化によって構造的に分離し
て相対的に強度が低下し、それぞれの壁面が独立間柱を
含めた一体振動を起し易く、壁面全体にわたる共鳴状態
を現出する為と考えられる。この様な例も、今までは全
般的な遮音性能を向上させるために見落され、あるいは
無視されるきらいがあった。しかし、騒音問題の深刻化
、遮音技術の全般的向上を背景として、遮音欠損の改善
、特に実害が多く、また有効な対策に乏しい低音域の共
鳴透過による遮音欠損の改善は、極めて重大な課題とな
っている。また、特に今後考慮しなければな゛らない問
題点として、最近の各種曲品の軽薄短小、への志向をお
ける事ができる。低コスト化、省エネ、易施工化の観点
から、建材に於いてもこの傾向は強ま夕つつおる。この
為壁体構造等も、軽量化、薄型化が強く志向される。し
かしこの結果、低音域の共鳴透過や、主として高音域に
現われやすいコインシデンス効果等の遮音欠損が中音域
に現われやすくなり、遮音欠損の実害が極めて重大化す
る事が予想され、又、既存の欠損対策技術のほとんどす
べてが相対的に無力化する事が明白であシ、これらに対
しても本発明は極めて有効な発明となる。
この様な状況に鑑み、本発明者は、柱、梁等の構造補強
材を有する多重壁構造における遮音構造体において、面
密度の異なる複数域の面積部分から構成せしめたとき、
コインシデンス効果による −音響透過損失の落ち込み
、また、これ以上に低周波域における共鳴透過による透
過損失の落ち込みが著しく改善されることを見い出し、
さらに社。
一般に構造強化の為に用いられる柱や梁等の構造補強材
に前記不均質化領域の区分機能を与える事によシ、遮音
欠損改善効果を一層高める方法として、上記梁等により
区分される領域において板材の不均質化領域を構成し、
また梁等と不均質化部分を構成する板材と離す構造がさ
らに有効である事を見い出し、本発明を完成した。
基本的には上記現象は、構造体全面、均等に又は全くラ
ンダムにほぼ一様に音が入射したとき、一様な空気加振
を受けるにも拘わらず、構造体を構成する板材の面密度
の異なる各部が他と異なった音響的挙動をし、これに伴
って各部からの透過音の成分が適度に異なるだめ、透過
後の合成音が調整されて、有害な透過音、即ち遮音欠損
による′ 特定周波数域の音が減少するものと考えられ
る。
本発明は構造体全体の重重および厚さの増加をほとんど
必要とせずに、遮音欠損による遮音性能の低下を抑える
方法を実現したものであって、しかも質量則によって獲
得し得る最大限の遮音性能をほぼ全可聴周波数域で実現
するものであるばかりでなく、多重壁化によるT、 L
、の増加を最大限に引出すものであってその要旨は、構
造補強材を有して構成された多重壁構造体であって、該
多重壁構造体を構成する少なくとも−の板材が前記構造
補強材によって複数の領域に区分され、前記板材の荷重
平均面密度(i)よ、!1l110%以上の平均面密度
を有する領域(A+)の全面積及び前記iより10チ以
下の平均面密度を有する領域(A−)の全面積が各々前
記板材の全面積の20%以上を有し、かつ前記人 およ
び前記A−の各領域の内包する最大円の直径の平均がと
もに20遍以上である遮音構造体に係るものである。
即ち、柱、梁等の構造補強材を有する多重壁構造体に於
いて、構造補強材に接合された板材の構造補強材によっ
て区分された複数の領域の平均面密度を適度に異ならし
める墨によシ、各区分領域の共鳴周波数つまシ遮音欠損
周波数を適度に異ならしめ、また各部の音響透過エネル
ギーも各部の面積に応じたレベルに落す事によシ、遮音
欠損の分散化、平均化を達成するものである。さらにこ
の時、住宅建設には不可欠の構造補強劇の、これと接合
する板材への重量及び剛性上の構造力学的影響と、多重
壁構造内部中空層(吸音材料充填部分を含む)を空間的
に区分する音響的効果を、有効に引き出し、上記遮音欠
損の分散化効果を高めたものである。
ここに多重壁構造体は、2枚(表面と裏面又は外面と内
面等の如き)の面材と、該部材間の空間とから構成され
てよく、該空間内に吸音材を充填してもよい。更に空間
内に複数の板を介在立設し、構成してもよい。ただし前
記面材又は板が必ず構造補強材によって区分され、複数
の領域を形成し構成される。また、板材は前記面材、板
のいずれも含むものである。
遮音欠損では前記した如くコインンテンス効果によるT
、 L、の落ち込みと低音域における共鳴透過によるT
、L、の落ち込みと亦特に問題である。
これらの問題を解決する為に、構造体を構成する板材及
び構造補強拐を有する構造体の条件を検討し、本発明に
至った。
先ず、板材は構造補強拐により区分された面密度を異に
する複数の領域から構成される。各領域−の面密度を異
ならせることにより5領域名部の遮音欠損周波数を適度
に分散化し平均化することができるからである。また、
壁、床、天井あるいはこれらに用いられるパネル等にお
いて重要な構成要素となる間柱、桟、桁、框等(以下柱
、梁等と総称する)の構造補強材は、これと接合する板
材の音響的挙動を強く拘束するため、この構造補強材に
よって区分される板材の領域を、面密度を不均質化する
最小単位とする。尚、本構造体を構成する板材の周辺部
にこれと直接接合した前記構造補強材が存在しない構造
体として施工される場合には、隣接又は近隣の上記構造
補強材または建築構造の骨格材(例えば、スラブ等の剛
力構造材)との隣接又は近接部分を前記板材の周辺部の
最小単位の領域の区分境界とみなして良い。これ等の処
置により、複数の領域内の平均面密度力を異にする板材
の音響的挙動の分離が促進される。
遮音欠損は、遮音構造体を構成する板材の各種の共鳴状
態によって生ずるもので1、遮音欠損周波数を十分に分
散化するためには共lll!を生ずる固有振動数を適切
に分散化する必要がある。本発明に係る構造体は、音の
透過方向に直交する面において、前記構造補強材により
区分された複数の領域を不均質化した板材を用いること
等によシ、固有振動数を異にする複数の構造領域を有し
て構成される。該複数の各構造領域の固有振動数の最大
値と最小値の比が1.1以上であることが必要である。
なぜならば、固有振動数の比が11以上分離していなけ
れば、1/3オクターブバンド毎のTL3曲線の平均化
はほとんど望めず従って遮音欠損の改善ができないから
である。また、コインシデンス限界周波数fcは次式で
示される。
fa=(c’/2z)X(m/B)V2(但し、Cは音
速1mは面密度、Bは曲げ剛性)このfc付近における
遮音欠損を平均化または分散化により改善するには各領
域の板材のfcの最大値と最小値の比が1.1以上異な
っていることが必要である。即ち、板材の曲げ剛性が各
領域で等しいとすれば、上記式から面密度比は12以上
が必要となる。
次に、低音域の共鳴透過による遮音欠損を平均化又は分
散させて改善するためには、例えば構造体が二重壁の場
合、低音域の共鳴透過周波数f rmdは、f r+n
l = (1/2π) X ((1/IT]+1/m’
 ) XCPQ殉)〕1A で示される。但し、m、 m’ ff−各板材の面密度
、eは構造体内部の密度(通気性材料を用いた場合は空
気と見なして良い)、cは音速、dは構造体内部の厚さ
である。従って、固有振動数におけると同様に遮音欠損
の改善の為にはf rm6の値を11以上異ならせる必
要があり、f rmdの値を11以上異ならせる為には
、少なくともmまたはm′を12以上異なる様、不均質
化させる必要がある。
これ等の結果から、fcおよびf rmdの双方を12
以上異ならせるには、仮相の各領域の平均面密度mを少
なくとも12以上異ならせる必要がめる。また、遮音欠
損周波数の大きく隔たる領域からの透過音量のバランス
を保つ意味で、面密度mの異なる領域の分布が、mの大
なる領域と小なる領域について偏りなく分布している事
が望ましい。
このため、最終的には板材の荷重平均面密度iに対し、
領域内の平均面密度mが10係以上大きな領域A+と“
10%以上小さな領域A−の存在が不可欠となる。
なお、遮音欠損周波数をより適切に分離する為には、板
材の複数領域の面密度の比をさらに太きくする事が必要
であり、荷重平均面密度正に対し領域内の平均面密度m
が20%以上大きな領域A+と20%以上小さな領域穴
−が存在する事が望ましい。
しかし、遮音欠損の分散化および平均化効果を発揮させ
るためには、さらに以下の条件が必要である。即ち、本
発明の目的に合った音響的挙動を示すためには、前記i
よ!1110%以上の面密Mm+および前記玉よシラ0
チ以下の面密度m−を有する各領域毎に、それぞれ最少
限必要な面積があり。
この面ftAを臨界面積と呼ぶ。この臨界面積は、板材
の種類、構造補強材の剛性、領域の形状等によって異な
るが、実験の結果、住宅等の一般的な建築物に用いられ
る板材(例えば合板、石こうボード、石綿ケイカル板、
スレート、薄肉鋼板およびどれ等を複合しおよびまたは
グラスター塗pや化粧処理等を行ったもの)および構造
補強材(例えば、アルミ、鉄等の金属製スタッドおよび
ライナー、木製の間柱や梁等)によって構成される構造
体においては、例えば前記複数の領域形状が長方形の場
合、短辺が大略20Drbpl上の時、板材固有の音響
的挙動をかなシ示す事が判明した。また、領域の形状が
正方形等5円に近い程その面苗が小さくとも同様の音響
的挙動を示し易い事も判明した。この結果から、複数の
各領域の境界部の少なくとも2点で接する円のうちの最
大なもの、つまシ、当該領域の内包する最大円の直径が
15〜20偏あれば、本発明の構造体においては、板材
の音響的寄与が比較的太きぐなる事がわかった。
また、一方、面密度In+およびm−を持つ領域A+お
よびA−の面積?およびS−のそれぞれの総和ΣS お
よびΣS−が、板材の全面積に占める割合はそれぞれ最
低20%必要であり、これ以下では遮音欠損の改善はほ
とんど望めない。以上の点から平均面密度m+を持つ領
域の全面積ΣS+および平均面密度m−を持つ領域の全
面積ΣB−が、それぞれ板材の全面積の20%以上で、
かつ該領域A+およびA−の内包する最大円の直径りの
平均すが共に20砿以上である事が必要である。また、
上記のΣS+およびEs−の全面積に対する割合をr+
およびr−とすれば、r+およびr−はともに40−以
上である事が望ましい。筐た、同時に上記すは、30m
以上ある事が望ましく、一方、上限としては2詐以下、
好1しくは11以下である事が望ましい。これは、6が
1詐以上となると透過音の合成が十分行なわれずに人の
耳に特定の領域からの透過音が直接到達する危険が生ず
るおそれがある為である。なおこの時、複数領域の面密
度mは広範囲に異にして分布させる事が打着しく、その
最大値及び最小値を、荷重平均面密度iの±50−程度
に分離することが好ましい。さらに、領域内の平均面胡
度mの差異によって、異なる音響的挙動を行う領域、つ
まジ、内包する最大円の直径りが十分大きな領域からな
る板羽に於いては、その面密度mを極力、互いに異なら
せる事が望ましい。これは、遮音欠損周波数を小きざみ
に分散化する事によって、同周波数付近の非常に狭い周
波数領域の極端な落ち込みを他の多数の領域の比較的高
い遮音性によって、効率的に平均化できるためでメジ、
1/3オクターブバンドによる遮音性評価上の成果以上
に、スペクトルによる評価ではさらに大きな改善効果を
見い出せ、遮音構造体における遮音欠損の実害を解消す
る事が可能となるからである。
次に、板材の各領域の平均面密度mを適度に異ならせる
方法として、例えば新たな板材を接着剤等によって接合
積層する方法によってもよ〈、平均面密度の異なる複数
枚の部側をも構造補強劇に直接接合し板羽を形成しても
よい。各領域の平均面密度mに差異を生じさせ、または
差異を拡大させる方法としては、積層処理前の各領域の
面積、形状、板材の剛性、構造補強材の剛性等によって
最適の方法が用いられる〇一般に、上記積層処理を行な
っていない段階での、各領域の面積とその領域の板材の
剛性(構造補強材の影響を除外した、領域を構成する板
材固有の剛性)及びこれらの相対的な大小関係を表1の
各分野に分けて考える事ができる。
表 1 一般に板材と構造補強材との間には強度的補完関係があ
り、剛性の小さな(大きい)板羽に対しては構造補強材
の寄与を大きく(小さく)するプこめ、剛性の大きな(
小さな)構造補強材を密に(粗に)設置する傾向がある
。筐だ、経済性等の理由から構造補強材の設置本数を少
プよくする傾向がある。従って表1に示される工〜■の
分野では、■の分野は非常に少ない〇一方、面密度を異
ならせた時の音響的分離効果の大きさは、はぼII>I
又は■〉■であり、本発明の施工に際しては工、■、度
の各分野を考慮すれば十分である。
前記の如く板材を構造補強材に直接接合した構造体に於
いては板材の音響的挙動(あるいは撮動状態)が構造補
強材の剛性および重量、の影響を強く受けるが、上記L
 II、 III、■の分野の条件下では、面密度を異
にするための新たな板材の積層面積は各領域の80チ程
度モも十分大きな効果のある事が見い出された。また、
各領域内への前記后だな板材の積層位置は構造補強材と
接合又は緊結する事なく領域のほぼ中央部付近に全面積
層ではなく部分的に重点積層すると効果的である小も見
い出された。条件によっては、このようにしだ時領域全
面に積層する場合よpはるかに大きな効果が得られる。
これは、板材内部の応力分布が構造補強材の影響を受け
シアーラグ現象(せん断遅れ現象)によって、構造補強
材に隣接した部分つ1シ該領域の周辺部分の剛性が見か
り上増大している事に起因しているからと考えられる。
つまり本現象の影響を受ける構造補強材により区分され
る根羽の各領域の境界部分(各領域の周辺部分)を除い
て新たな板材を積層する事により、該構造補強拐の影響
を減殺し、各領域の面密度の差異に基づく音響的挙動の
分離を効果的に行う事が可能となったものと考えられる
。また、一般に固体内での振動伝般は、その断面形状が
変化する部分(節点と呼ぶ)で透過しにくく減衰する。
このため、板材の肉厚変化による振動の減衰効果と分離
効果が効果を発揮するものとも考えられる。従って、構
造補強材のシアーラグ現象の生起する部分を避ける意味
で、また、振動伝般を効果的に妨げる意味で剛性の特に
高い板材に新たな板材を積層する場合および新たな積層
材の剛性が極めて高い場合には、その積層面積は前記し
た理由により小さくてすむことになる。また、一方で、
本積層面積があまシ小さくなると領域全体の質量則に基
づく透過損失が小さくなり、20%以下では全般的な遮
音性能上の不利益が生ずる危険性すらある。また、新た
に積層する板材の面密度は少なくとも2.0 Vrny
以上なければ、上記効果をあける事は困難である。
次に、本発明の遮音構造体に於いて−の根羽において各
領域の面密度を異ならせる場合はそうでない他の板材に
較べ相対的に面密度の小さな板材であった方がよく、ま
た中空層(吸音材を充填してあってもよい)に面しかつ
該遮音構造体の表面又は表面近くに設置した方が良い。
また、複数の板材を不均質化する場合には、各面材の不
均質領域をその形状と分布を同一とし、遮音構造体の厚
さ方向に互いに投影する位置に配設する事が望ましく、
特に対向する板材の複数の領域における各領域の平均面
密度の積の総和が最も太きくなる様に、面密度を不均質
化する事が好ましい。また同−板肉の面密度の不均質な
各領域の配置は1w1指する領域間の面密度の差が大き
くなる様にする事が望ましい。いずれも遮音欠損の分散
化効果を大ならしめるためである。
以上説明した如く1本願発明は、従来解決困難とされて
いたコインシデンス効果による音響透過損失の落込み、
さらに困難とされていた低周波域における共鳴透過によ
る透過損失の落込みを著しく改善したものであり、さら
には住宅建設上、不可欠な柱、梁等の構造補強材を多重
壁構造に巧みに応用して遮音欠損の改善をはかった遮音
構造体に係るもので返る。
以下に本願発明の実施例について図面にもとづき説明す
る。
比較例1 180eX180偏で厚み15叫の石こうボード(1,
1′)2枚の間に第1図に示す如く、40+u+X20
runの大きさの米栂角材からなる梁(2)を横方向に
前記石こうボードを三等分する間隔で2本、縦方向に前
記石こうボードを三等分する間隔で1本各配設し、及び
4周部にも同様に梁を各配設し前記石こうボードを実質
的に6等分し、A、 B、 O。
D、 Fi、 Fからなる6領域を各形成した。また第
2図に示す如く石こうボード2枚(1,1′)と梁(2
)との間に形成された空間部に厚み40■で48にのグ
ラスウール(3)を充填しパネルを形成した。
本パネルについて各1/3オクタ一ブ中心周波数(!(
Z)における音響透過損失を測定した。測定はJIS−
A−1416に基づく残響室における音響透過損失測定
法に拠った。結果を第3図に示す。
図に示す如(125Hz前後の低音域及び2700H2
前後の高音域において著しい遮音欠損を生じている。こ
のことは前記した如く共鳴透過及びコインシデンス効果
による音響透過損失の落ち込みによるものである。
実施例1及び2 実施例1として、比較例1のパネルにおいて、2枚の石
こうボード(1,1′)のうち、1枚は比較例1と同じ
大きさ、厚みのものを用い、他の1枚は大きさく180
偏×180偏)は同じとし、厚みをA、 B、 O,D
、 Fi、 Fの6領域につき異にした。すなわち、ま
ず9簡厚の石こうボードを梁(2)に接合し、次いで、
AとFの領域に90 (ffl・×60(支)で6關厚
(従って厚みは15闘)の石こうボードを谷積層し、ま
たBとCの領域に90偏X60偏で6喘厚の石こうボー
ドを谷2枚づつ(従って厚みは21 ram )各積層
し、他は比較例1と同様にして本願発明に係る遮音構造
体を形成した0また実施例2として、2枚の石こうボー
ド(1,1′)とも実施例1で用いた領域毎に異なる厚
みのものを用いた。すなわち、D、!:Eの領域は9闇
、AとFの領域は15mm、BとCの領域は21咽とし
、他は比較例1と同様にして遮音構造体を形成した。
実施例1及び2で得られた遮音構造体について、比較例
1と同様にJ工5−A−1416にもとづく音響透過損
失の測定を行った。結果を第3図に実施例1はO及び点
線で、実施例2はΔ及び一点鎖線で各示す。図に示すよ
うに、本願発明に係る遮音構造体は、比較例1でみられ
た遮音欠損が、低音域、高音域ともに著しく改善されて
いることがわかる。すなわち音響的挙動の異なる領域か
らの透過音の合成効果による透過損失の落込みの分散化
がはかられているためである。
比較例2 比較例1で用いた石こうボード(1,1′)を2枚とも
6順厚の石綿ケイカル板に代え、また米搗角材(2)を
25X20mの大きさのものに代えグラスウール(48
kV/rrL″)の厚みを25wRとした他は、比較例
1と全く同じにし、パネルを作成した0本パネルを比較
例1と同様に音響透過損失の測定を行った。結果を第4
図に示す0 図に示す如<、250az前後の低音域及び4KHz 
前後の高音域においてそれぞれ大きな遮音欠損がみられ
る。
実施例3〜5 実施例3として、比較例2で得られたパネルの石綿ケイ
カル板(2枚とも)の第1図に示す如き各A、 B、 
O,D、 E、 Fに米梅角相で区分された領域に、5
0X7.5偏で密度が08グ/(がの石こうホードをA
とBの領域には6籠厚のもの、EとFの領域には15m
厚のものを谷積層し本願発明に係る遮音構造体を作成し
た。積層は前記米栂角羽に重積しないよう各領域のほぼ
中央部に行った。
実施例4として、実施例6で用いた石こうボードに代え
て30X40嬶で密度が7.9 Y/lが の鉄板を、
AとBの領域には2順厚のもの、EとFの領域には5■
厚のものを各月いて各積層した他り実施例ろと同様にし
て遮音構造体を作成した。
また実施例5として、比較例2で得られたパネルの石綿
ケイカル板(2枚とも)に、軟質塩化ビニールに酸化鉄
を混入し/−ト状とした軟質遮音シート(サジダム■ソ
ート、七オン化成G3製)を60X90(mの大きさで
、AとBの領域には1順厚のもの、EとFの領域には2
正厚のものを各積層し、他は比較例2と同様にして本願
発明に係る遮音構造体を作成した0 以上の実施例6〜5で得られた遮音構造体について、比
較例1と同様にして各音響透過損失のff111定を行
った。結果を第4図に、実施例6は^及び実線で、実施
例4は口及び一点鎖線で、実施例5は○及び点線で各示
す。図に示す如く、比較例2で見られた遮音欠損が実施
例3〜5においていずれも大幅に改善され、しかも全周
波数域で面密度の増大による質量削土の腎与が得られて
いることが明確にわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願実施例及び比較例に用いた板制の複数領域
の構成を示す平面図であり、第2図は第1図の一部破断
断面図であシ、第6図及び第4図は実施例及び比較例の
音響透過損失の測定結果を示す図である0 図中、符号1は板材、2は構造補強拐、6はり゛ラスウ
ールを示す。 特許出願人 日本ゼオン株式会社 第1図 萌2図 幣3図 中上・周波数(H2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. t 構造補強材を有して構成された多重壁構造体であっ
    て、該多重壁構造体を構成する少なくとも−の板材が前
    記構造補強材によって複数の領域に区分され、前記板材
    の荷重平均面密度(=)よシラ0チ以上の平均面密度を
    有する領域(A+)の全面積及び前記iよ910%以下
    の平均面密度を有する領域(Aつの全面積が各々前記板
    材の全面積の20チ以上を有し、かつ前記人 および前
    記A−の管領域の内包する最大円の直径の平均がともに
    20遍以上であることを特徴とする遮音構造体。
JP58174491A 1983-09-21 1983-09-21 遮音構造体 Granted JPS6065849A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006143982A (ja) * 2004-10-20 2006-06-08 Arakawa Chem Ind Co Ltd 防音材およびその成型物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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