JPS6066882A - 圧電変位素子およびその分極方法 - Google Patents
圧電変位素子およびその分極方法Info
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- JPS6066882A JPS6066882A JP58175869A JP17586983A JPS6066882A JP S6066882 A JPS6066882 A JP S6066882A JP 58175869 A JP58175869 A JP 58175869A JP 17586983 A JP17586983 A JP 17586983A JP S6066882 A JPS6066882 A JP S6066882A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N30/00—Piezoelectric or electrostrictive devices
- H10N30/20—Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators
- H10N30/204—Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators using bending displacement, e.g. unimorph, bimorph or multimorph cantilever or membrane benders
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N30/00—Piezoelectric or electrostrictive devices
- H10N30/50—Piezoelectric or electrostrictive devices having a stacked or multilayer structure
Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の分野
この発明は、圧電変位素子およびその分極方法に関する
もので、特に、複数個の圧電セラミック層が厚み方向に
重なり合った状態で焼成されて得られた焼結体をもって
構成した新規な圧電変位素子およびその有効な分極方法
に関するものである。
もので、特に、複数個の圧電セラミック層が厚み方向に
重なり合った状態で焼成されて得られた焼結体をもって
構成した新規な圧電変位素子およびその有効な分極方法
に関するものである。
先行技術の説明
従来のこの種の圧電変位素子は、バイモルフ構造をとる
。バイモルフ構造の圧電変位素子は、厚み方向の伸び縮
みに応じて長さ方向に伸び縮みする分極処理済の圧電セ
ラミック板を2枚貼り合わせて構成したものであり、一
方が伸びるときに他方が縮み、全体として屈曲振動を起
こすものである。このようなバイモルフ構造の圧電変位
素子は、その電気端子の取出方法により、並列型と直列
型とがあるが、いずれも、研磨済の圧電セラミック板を
2枚接着剤で貼り合わせて構成している。なお、接着面
に金属箔を挿入する場合もある。しかしながら、このよ
うな従来のバイモルフ構造の圧電変位素子には、次のよ
うな問題点がある。
。バイモルフ構造の圧電変位素子は、厚み方向の伸び縮
みに応じて長さ方向に伸び縮みする分極処理済の圧電セ
ラミック板を2枚貼り合わせて構成したものであり、一
方が伸びるときに他方が縮み、全体として屈曲振動を起
こすものである。このようなバイモルフ構造の圧電変位
素子は、その電気端子の取出方法により、並列型と直列
型とがあるが、いずれも、研磨済の圧電セラミック板を
2枚接着剤で貼り合わせて構成している。なお、接着面
に金属箔を挿入する場合もある。しかしながら、このよ
うな従来のバイモルフ構造の圧電変位素子には、次のよ
うな問題点がある。
研磨済の圧電セラミック板を使用するので、加工時の強
度も考慮に入れると、全体としての素子の厚みは、40
0μm(1枚のセラミック板の厚みでは200μm)程
度の薄さが限界がある。また、接着剤や、場合によって
は金属箔が、貼り合わせ部分に存在するので、これらが
振動モードに影響を与えたり、歪みを生じさせたり、特
性の経時変化を生じさせたりすることがある。また、容
量および交流におけるインピーダンスは、圧電セラミッ
ク板の形状、特に厚みによって決定され、セラミックの
材料定数に大きく依存することになる。したがって、こ
れら容量およびインピーダンスのコントロール、特に、
大きな容量かつ低いインピーダンスを得ようとする場合
、前述の圧電セラミック板を薄くすることに対する限界
と相まっ、自ずと限界に遭遇する。
度も考慮に入れると、全体としての素子の厚みは、40
0μm(1枚のセラミック板の厚みでは200μm)程
度の薄さが限界がある。また、接着剤や、場合によって
は金属箔が、貼り合わせ部分に存在するので、これらが
振動モードに影響を与えたり、歪みを生じさせたり、特
性の経時変化を生じさせたりすることがある。また、容
量および交流におけるインピーダンスは、圧電セラミッ
ク板の形状、特に厚みによって決定され、セラミックの
材料定数に大きく依存することになる。したがって、こ
れら容量およびインピーダンスのコントロール、特に、
大きな容量かつ低いインピーダンスを得ようとする場合
、前述の圧電セラミック板を薄くすることに対する限界
と相まっ、自ずと限界に遭遇する。
発明の概要
それゆえに、この発明の目的は、前述した接着という手
段を用いずに構成できる圧電変位素子を提供することで
ある。
段を用いずに構成できる圧電変位素子を提供することで
ある。
この発明の他の目的は、大きな容量を容易に得ることが
でき、したがって低インピーダンスとすることができ、
そのために、低電圧での騒動が可能な圧電変位素子を提
供することである。
でき、したがって低インピーダンスとすることができ、
そのために、低電圧での騒動が可能な圧電変位素子を提
供することである。
この発明のさらに他の目的は、厚みの寸法の小さい圧電
変位素子を提供することである。
変位素子を提供することである。
なお、この発明のこれらの目的は、互いに関連しており
、終局的には、低電圧でありながら大きな変位量の圧電
変位素子を提供することができる。
、終局的には、低電圧でありながら大きな変位量の圧電
変位素子を提供することができる。
この発明の圧電変位素子は、各層の両面に互いに対向す
る電極が位置する、第1、第2および第3の圧電セラミ
ック層が、順次厚み方向に重なり合った状態で、焼成さ
れて得られた焼結体を備える。そして、この焼結体の外
表面上には、第1および第2の外部端子が設けられる。
る電極が位置する、第1、第2および第3の圧電セラミ
ック層が、順次厚み方向に重なり合った状態で、焼成さ
れて得られた焼結体を備える。そして、この焼結体の外
表面上には、第1および第2の外部端子が設けられる。
ここで、各圧電セラミック層は、次のように分極処理さ
れている。すなわち、第1の圧電セラミック層と第2の
圧電セラミック層とは、互いに逆向きに厚み方向に分極
されており、第2の圧電セラミック層と第3の圧電セラ
ミック層とは、同じ方向に厚み方向に分極されている。
れている。すなわち、第1の圧電セラミック層と第2の
圧電セラミック層とは、互いに逆向きに厚み方向に分極
されており、第2の圧電セラミック層と第3の圧電セラ
ミック層とは、同じ方向に厚み方向に分極されている。
そして、電極は、交互に前記第1または第2の外部端子
に接続されている。
に接続されている。
この発明の好ましい実施例では、積層される圧電セラミ
ック層の数がさらに増加され、したがって電極の数も増
加される。この場合には、複数個の圧電セラミック層が
、第1および第2グループに分けられ、それぞれのグル
ープにおける伸縮の挙動が揃えられる。すなわち、この
好ましい実施例では、第1および第2グループの各々に
ついて、電極を介して互いに隣り合う各圧電セラミック
層は、互いに逆向きに厚み方向に分極される。そして、
各グループに含まれる電極は、それぞれ交互に第1また
は第2の外部端子に接続される。
ック層の数がさらに増加され、したがって電極の数も増
加される。この場合には、複数個の圧電セラミック層が
、第1および第2グループに分けられ、それぞれのグル
ープにおける伸縮の挙動が揃えられる。すなわち、この
好ましい実施例では、第1および第2グループの各々に
ついて、電極を介して互いに隣り合う各圧電セラミック
層は、互いに逆向きに厚み方向に分極される。そして、
各グループに含まれる電極は、それぞれ交互に第1また
は第2の外部端子に接続される。
この発明の圧電変位の素子によれば、第1および第2の
外部端子に適当な駆動電圧を印加することにより、焼結
体を厚み方向に分割したときの一方側が伸びるときには
、他方側が縮み、実質的にバイモルフ構造の圧電変位素
子と同様に、全体として屈曲振動を起こす。そして、こ
の圧電変位素子は、複数層の圧電セラミック層が焼成さ
れて得られた一体的な焼結体をもって構成されるので、
接着剤を介することになしに、圧電セラミック層相互が
焼結されることになる。そのため、接着剤等による影響
がなくなるとともに、機械的強度が向上することになり
、特性の経時変化が生じない。また、各圧電セラミック
の層の厚みを、10μm程度にまで薄くできる。そのた
め、大きな容量が得られ、インピーダンスも低くするこ
とができ、低電圧駆動が可能となる。また、全体として
の圧電変位素子自身の厚みを薄くすることができるので
、一定の駆動電圧に対する変位量を大きくとることがで
きる。また、圧電変異変位素子自身の容量は、積層され
る圧電セラミック層の積層枚数や、その厚み、(電極間
の距離)を変えることにより、容易にコントロールする
ことができる。
外部端子に適当な駆動電圧を印加することにより、焼結
体を厚み方向に分割したときの一方側が伸びるときには
、他方側が縮み、実質的にバイモルフ構造の圧電変位素
子と同様に、全体として屈曲振動を起こす。そして、こ
の圧電変位素子は、複数層の圧電セラミック層が焼成さ
れて得られた一体的な焼結体をもって構成されるので、
接着剤を介することになしに、圧電セラミック層相互が
焼結されることになる。そのため、接着剤等による影響
がなくなるとともに、機械的強度が向上することになり
、特性の経時変化が生じない。また、各圧電セラミック
の層の厚みを、10μm程度にまで薄くできる。そのた
め、大きな容量が得られ、インピーダンスも低くするこ
とができ、低電圧駆動が可能となる。また、全体として
の圧電変位素子自身の厚みを薄くすることができるので
、一定の駆動電圧に対する変位量を大きくとることがで
きる。また、圧電変異変位素子自身の容量は、積層され
る圧電セラミック層の積層枚数や、その厚み、(電極間
の距離)を変えることにより、容易にコントロールする
ことができる。
なお、後述する実施例の説明から明らかになるように、
複数個の圧電セラミック層が積層された状態で焼成され
て得られた焼結体を用いて構成した圧電変位素子では、
通常の圧電処理を行なう限り、伸縮に寄与しない、また
はほとんど寄与しない圧電セラミック層を残したり、さ
もなければ、圧電処理時において絶縁破壊を生じたりす
るといった問題に遭遇することがある。
複数個の圧電セラミック層が積層された状態で焼成され
て得られた焼結体を用いて構成した圧電変位素子では、
通常の圧電処理を行なう限り、伸縮に寄与しない、また
はほとんど寄与しない圧電セラミック層を残したり、さ
もなければ、圧電処理時において絶縁破壊を生じたりす
るといった問題に遭遇することがある。
それゆえに、この発明のさらに他の目的は、上述したよ
うないわゆる積層型の圧電変位素子において、絶縁破壊
の問題を生じることなく、すべての圧電セラミック層を
伸縮に寄与できるように有効に分極する方法を提供する
ことである。
うないわゆる積層型の圧電変位素子において、絶縁破壊
の問題を生じることなく、すべての圧電セラミック層を
伸縮に寄与できるように有効に分極する方法を提供する
ことである。
この発明の分極方法が適用される圧電変位素子は、次の
ような構成をもつ。すなわち、互いに対向しながら順次
厚み方向に重ね合わされたn個(n−3)の電極間にそ
れぞれ圧電セラミック層が介在した状態で焼成されて得
られた焼結体をもって構成された圧電変位素子である。
ような構成をもつ。すなわち、互いに対向しながら順次
厚み方向に重ね合わされたn個(n−3)の電極間にそ
れぞれ圧電セラミック層が介在した状態で焼成されて得
られた焼結体をもって構成された圧電変位素子である。
このような圧電変位素子において、前記電極のうち、第
(x−1 2y)番目の電極には第2の電位が与えられ
、第(x+1+2y)番目の電極には第3の電極が与え
られて、それによって、各電極間に介在する圧電セラミ
ック層が分極されることを特徴とするものである。すな
わち、3種類の電位を用いることが最大の特徴となって
いる。
(x−1 2y)番目の電極には第2の電位が与えられ
、第(x+1+2y)番目の電極には第3の電極が与え
られて、それによって、各電極間に介在する圧電セラミ
ック層が分極されることを特徴とするものである。すな
わち、3種類の電位を用いることが最大の特徴となって
いる。
なお、上述した構成には、以下の条件が付加される。
第1の電位>第2の電位>第3の電位という関係にあり
、xは、上記分極方法により分極処理された結果、分極
方向が揃う隣り合う2個の圧電セラミック層の間に位置
する電位の順番を表わす定数であって2≦x<nの整数
であり、yについてはy=0,1,2,3,・・・であ
る。そして、各電極の順番を表わす数字が0もしくは負
のときまたはnを越えるときは、その電極は存在しない
ことを示す。
、xは、上記分極方法により分極処理された結果、分極
方向が揃う隣り合う2個の圧電セラミック層の間に位置
する電位の順番を表わす定数であって2≦x<nの整数
であり、yについてはy=0,1,2,3,・・・であ
る。そして、各電極の順番を表わす数字が0もしくは負
のときまたはnを越えるときは、その電極は存在しない
ことを示す。
この発明の分極方法によれば、3種類の電位を分極処理
において用いることから、後で述べる実施例の説明から
も明らかになるように、或る電極を介して両側に位置す
る各圧電セラミック層に対して、同じ方向に圧電処理を
行なうことが容易となる。そして、このような特定の2
個の圧電セラミック層のさらに両側に他の圧電セラミッ
ク層および電極の積層体が存在している場合には、これ
らの他の圧電セラミック層に対しては、電極を介してた
がいに隣り合う各圧電セラミック層が互いに逆向きに厚
み方向に分極されることになる。したがって、後述する
実施例の説明から明らかになるように、この発明の分極
方法の実施により得られた圧電変位素子に含まれるすべ
ての圧電セラミック層を、伸縮に寄与させることができ
るようになる。
において用いることから、後で述べる実施例の説明から
も明らかになるように、或る電極を介して両側に位置す
る各圧電セラミック層に対して、同じ方向に圧電処理を
行なうことが容易となる。そして、このような特定の2
個の圧電セラミック層のさらに両側に他の圧電セラミッ
ク層および電極の積層体が存在している場合には、これ
らの他の圧電セラミック層に対しては、電極を介してた
がいに隣り合う各圧電セラミック層が互いに逆向きに厚
み方向に分極されることになる。したがって、後述する
実施例の説明から明らかになるように、この発明の分極
方法の実施により得られた圧電変位素子に含まれるすべ
ての圧電セラミック層を、伸縮に寄与させることができ
るようになる。
また、この発明の分極方法を実施する際に設けられた分
極用電極は、そのまま、駆動電圧を印加するための外部
端子として用いることができる。
極用電極は、そのまま、駆動電圧を印加するための外部
端子として用いることができる。
したがって、分極用電極を取り去る工程が不要となる。
実施例の説明
以下、この発明の種々の実施例を、図面を参照しながら
説明する。
説明する。
第1図は、この発明の一実施例の圧電変位素子上の外観
の概略を示す斜視図である。圧電変位素子1が、実際に
使用される場合、たとえば固定部2に一方端が片持ちさ
れた状態とされる。したがって圧電変位素子1の他方端
は、自由端とされる。この圧電変位素子1の外表面上に
は、1対の外部端子3が設けられる。各外部端子3には
、圧電変位素子1の変位を妨げないようにするため、好
ましくは、固定部2側に偏った位置で、それそれリード
線4が接続される。リード線4を介して、1対の外部端
子3間に、適当な駆動電圧が印加されたとき、圧電変位
素子1は屈曲振動を起こし、その自由端は図において上
下方向に変位する。
の概略を示す斜視図である。圧電変位素子1が、実際に
使用される場合、たとえば固定部2に一方端が片持ちさ
れた状態とされる。したがって圧電変位素子1の他方端
は、自由端とされる。この圧電変位素子1の外表面上に
は、1対の外部端子3が設けられる。各外部端子3には
、圧電変位素子1の変位を妨げないようにするため、好
ましくは、固定部2側に偏った位置で、それそれリード
線4が接続される。リード線4を介して、1対の外部端
子3間に、適当な駆動電圧が印加されたとき、圧電変位
素子1は屈曲振動を起こし、その自由端は図において上
下方向に変位する。
第1図に示す圧電変位素子1を得るための工程を、第2
図ないし第8図を参照して説明する。なお、第2図ない
し第5図および第7図、ならびに後で説明するその他の
類似の図面では、構成の特徴をより明確に表現するため
、寸法の比率が、第1図に示した圧電変位素子1から決
定される寸法とは異なっていることを指摘しておく。
図ないし第8図を参照して説明する。なお、第2図ない
し第5図および第7図、ならびに後で説明するその他の
類似の図面では、構成の特徴をより明確に表現するため
、寸法の比率が、第1図に示した圧電変位素子1から決
定される寸法とは異なっていることを指摘しておく。
第2図ないし第8図を参照して説明するこの発明の圧電
変位素子の第1の実施例は、圧電セラミック層の積層数
が偶数の場合であり、より特定的には、8層の場合であ
る。なお、この明細書において用いる「積層数」とは、
電極の間に介在する圧電セラミック層の数を指すもので
、したがって、電極の数は、この「積層数」より1だけ
多いものとなる。ここで説明する実施例では、積層数が
8であり、電極の数は9であるということになる。
変位素子の第1の実施例は、圧電セラミック層の積層数
が偶数の場合であり、より特定的には、8層の場合であ
る。なお、この明細書において用いる「積層数」とは、
電極の間に介在する圧電セラミック層の数を指すもので
、したがって、電極の数は、この「積層数」より1だけ
多いものとなる。ここで説明する実施例では、積層数が
8であり、電極の数は9であるということになる。
まず、第2図に示すように、圧電セラミック層を構成す
る8個のセラミックグリーンシート5a−5hが用意さ
れる。ここで、セラミックグリーンシート5a〜5hを
構成する材料としては、たとえば、チタン酸ジルコン酸
鉛系、チタン酸鉛系、チタン酸バリウム系などの単成分
系や多成分系、あるいはこれらの添加物系が用いられ得
る。セラミックグリーンシート5a〜5hの各一方面上
には、それぞれ、電極となる金属ペースト6a〜6hが
所定の領域に印刷塗布される。なお、セラミックグリー
ンシート5hについては、他方面に金属ペースト6iが
所定の領域に印刷塗布される。
る8個のセラミックグリーンシート5a−5hが用意さ
れる。ここで、セラミックグリーンシート5a〜5hを
構成する材料としては、たとえば、チタン酸ジルコン酸
鉛系、チタン酸鉛系、チタン酸バリウム系などの単成分
系や多成分系、あるいはこれらの添加物系が用いられ得
る。セラミックグリーンシート5a〜5hの各一方面上
には、それぞれ、電極となる金属ペースト6a〜6hが
所定の領域に印刷塗布される。なお、セラミックグリー
ンシート5hについては、他方面に金属ペースト6iが
所定の領域に印刷塗布される。
第2図では、金属ペースト6iの形成パターンをセラミ
ックグリーンシート5hとの関係で容易に理解できるよ
うにするため、セラミックグリーンシート5hの輪郭を
鎖線で示しながら、このセラミックグリーンシート5h
の上記一方面側から見た金属ペースト6iの形状が示さ
れている。この図法は、後で説明する他の類似の図面に
おいても採用されている。金属ペースト6a〜6iとし
ては、たとえば、パラジウム、銀−パラジウム合金、あ
るいはその他の高融点金属や合金が用いられ得る。しか
しながら、金属ペースト6a、6iについては、パラジ
ウム、銀−パラジウムなどの金属や合金を用いると、空
気中で焼付けた場合、酸化されやすく、抵抗が上昇する
という現象が見られる。したがって、焼結体を得た後に
、たとえば銀ペーストを用いて焼付けを行なってもよい
。各金属ペースト6a〜6iの形式パターンの特徴とし
ては、次のようにとらえることができる。
ックグリーンシート5hとの関係で容易に理解できるよ
うにするため、セラミックグリーンシート5hの輪郭を
鎖線で示しながら、このセラミックグリーンシート5h
の上記一方面側から見た金属ペースト6iの形状が示さ
れている。この図法は、後で説明する他の類似の図面に
おいても採用されている。金属ペースト6a〜6iとし
ては、たとえば、パラジウム、銀−パラジウム合金、あ
るいはその他の高融点金属や合金が用いられ得る。しか
しながら、金属ペースト6a、6iについては、パラジ
ウム、銀−パラジウムなどの金属や合金を用いると、空
気中で焼付けた場合、酸化されやすく、抵抗が上昇する
という現象が見られる。したがって、焼結体を得た後に
、たとえば銀ペーストを用いて焼付けを行なってもよい
。各金属ペースト6a〜6iの形式パターンの特徴とし
ては、次のようにとらえることができる。
(1)上から第1番目および第3番目の金属ペースト6
a、6cは、各対応のセラミックグリーンシート5a、
5cの上辺および右辺にまで延びるように形成されてい
る。
a、6cは、各対応のセラミックグリーンシート5a、
5cの上辺および右辺にまで延びるように形成されてい
る。
(2)第2番目および第4番目の金属ペースト6b、6
dは、各対応のセラミックグリーンシート5b、5dの
下辺および左辺にまで延びるように形成されている。
dは、各対応のセラミックグリーンシート5b、5dの
下辺および左辺にまで延びるように形成されている。
(3)第5番目の金属ペースト6cは、対応のセラミッ
クグリーンシート5eの右辺にまで延びるように形成さ
れている。
クグリーンシート5eの右辺にまで延びるように形成さ
れている。
(4)第6番目および第8番目の金属ペースト6f、6
hは、各対応のセラミックグリーンシート5f、5hの
上辺および左辺にまで延びるように形成されている。
hは、各対応のセラミックグリーンシート5f、5hの
上辺および左辺にまで延びるように形成されている。
(5)第7番目および第9番目の金属ペースト6g、6
iは、セラミックグリーンシート5g、5hの下辺およ
び右辺にまで延びるように形成されている。
iは、セラミックグリーンシート5g、5hの下辺およ
び右辺にまで延びるように形成されている。
なお、各セラミックグリーンシート5a〜5hについて
は、所定の厚みのものを得るために、セラミックグリー
ンシートを複数積み重ねたものをそれぞれ用いてもよい
。
は、所定の厚みのものを得るために、セラミックグリー
ンシートを複数積み重ねたものをそれぞれ用いてもよい
。
以上述べた各金属ペースト6a〜6iの形成パターンの
特徴から明らかなように、表面的には、5種類の形成パ
ターンが存在する。しかしながら、たとえば、第1番目
の金属ペースト6aと第2番目の金属ペースト6bの各
形成パターンは、同一平面内において、互いに180度
回転させることにより、互いに他のものを得ることがで
きる。また、第1番目の金属ペースト6aと第6番目の
金属ペースト6fの各形成パターンは、互いに左右方向
に裏返すことによって、互いに他のものを得ることがで
きる。これらのことから、第1番目ないし第4番目およ
び第6番目ないし第9番目の各金属ペースト6a〜6d
、6f〜6iは、実質的に同一の形成パターンであると
言え、同じ印刷工程を経て得られたものを積層の段階で
適宜に方向を決めてやるだけでよいと言うことができる
。
特徴から明らかなように、表面的には、5種類の形成パ
ターンが存在する。しかしながら、たとえば、第1番目
の金属ペースト6aと第2番目の金属ペースト6bの各
形成パターンは、同一平面内において、互いに180度
回転させることにより、互いに他のものを得ることがで
きる。また、第1番目の金属ペースト6aと第6番目の
金属ペースト6fの各形成パターンは、互いに左右方向
に裏返すことによって、互いに他のものを得ることがで
きる。これらのことから、第1番目ないし第4番目およ
び第6番目ないし第9番目の各金属ペースト6a〜6d
、6f〜6iは、実質的に同一の形成パターンであると
言え、同じ印刷工程を経て得られたものを積層の段階で
適宜に方向を決めてやるだけでよいと言うことができる
。
第2図に示されたそれぞれ金属ペーストが塗布された8
個のセラミックグリーンシート5a〜5hは、図に示し
た上下の順序で、積層される。そして、圧着され、焼成
され、さらに必要に応じて焼成後に金属ペースト6a、
6iを焼付けとき、第3図に斜視図で示すような焼結体
7が得られる。
個のセラミックグリーンシート5a〜5hは、図に示し
た上下の順序で、積層される。そして、圧着され、焼成
され、さらに必要に応じて焼成後に金属ペースト6a、
6iを焼付けとき、第3図に斜視図で示すような焼結体
7が得られる。
この状態において、前述したセラミックグリーンシート
5a〜5hは、それぞれ圧電セラミック層を構成し、金
属ペースト6a〜6iは電極を構成することになる。し
たがって、第2図に示した金属ペースト6a〜6iの形
成パターンは、そのまま、電極の形成パターンに対応す
ることになるので、以下の説明においては、焼結前の状
態での各要素と焼結後の状態での各要素との対応関係が
明らかになるように、或る特定のセラミックグリーンシ
ートおよび金属ペーストをもって構成された圧電セラミ
ック層および電極については、その根源となったセラミ
ック層および電極に付いては、その根源となったセラミ
ックグリーンシートや金属ペーストで用いられた参照符
号をそのまま用いることにする。たとえば、第3図では
、焼結体7に形成された電極が、参照符号6a〜6iを
もって示されている。
5a〜5hは、それぞれ圧電セラミック層を構成し、金
属ペースト6a〜6iは電極を構成することになる。し
たがって、第2図に示した金属ペースト6a〜6iの形
成パターンは、そのまま、電極の形成パターンに対応す
ることになるので、以下の説明においては、焼結前の状
態での各要素と焼結後の状態での各要素との対応関係が
明らかになるように、或る特定のセラミックグリーンシ
ートおよび金属ペーストをもって構成された圧電セラミ
ック層および電極については、その根源となったセラミ
ック層および電極に付いては、その根源となったセラミ
ックグリーンシートや金属ペーストで用いられた参照符
号をそのまま用いることにする。たとえば、第3図では
、焼結体7に形成された電極が、参照符号6a〜6iを
もって示されている。
第4図には、焼結体7が略図的に示されていて、その4
つの外側面には、それぞれ、A1、A2、B1、B2の
表示が付されている。これらの表示は、以下の説明にお
いて、外部端子等が形成されるべき面を特定するために
用いられる。
つの外側面には、それぞれ、A1、A2、B1、B2の
表示が付されている。これらの表示は、以下の説明にお
いて、外部端子等が形成されるべき面を特定するために
用いられる。
焼結体7は、その状態で、分極処理される。この分極処
理のために、第4図に示す外側面A1、A2上に、第5
図に示すように、分極用電極8、9が形成される。分極
用電極8、9としては、セラミックの焼成のような高温
にさらされないので、銀の焼付電極を用いることができ
る。分極用電極は、第2図の各圧電セラミック層5a〜
5iの右辺にまで延びて形成された電極、すなわち電極
6a、6c、6e、6g、6iが接続され、他方の分極
用電極9には、電極6b、6d、6f、6hが接続され
る。この接続状態が、第6図に示されている。
理のために、第4図に示す外側面A1、A2上に、第5
図に示すように、分極用電極8、9が形成される。分極
用電極8、9としては、セラミックの焼成のような高温
にさらされないので、銀の焼付電極を用いることができ
る。分極用電極は、第2図の各圧電セラミック層5a〜
5iの右辺にまで延びて形成された電極、すなわち電極
6a、6c、6e、6g、6iが接続され、他方の分極
用電極9には、電極6b、6d、6f、6hが接続され
る。この接続状態が、第6図に示されている。
第6図に示すように、一方の分極用電極8にプラス電位
を与え、他方の分極用電極9にマイナス電位を与えて、
分極処理すれば、各電極6a〜6i間に挟まれた圧電セ
ラミック層5a〜5hは、矢印で示すような方向に厚み
方向に分極される。
を与え、他方の分極用電極9にマイナス電位を与えて、
分極処理すれば、各電極6a〜6i間に挟まれた圧電セ
ラミック層5a〜5hは、矢印で示すような方向に厚み
方向に分極される。
このように分極された後は、分極用電極8、9は不要と
なり、適宜の手段によって削り取られる。
なり、適宜の手段によって削り取られる。
そして、焼結体7には、第4図に示す外側面B1、B2
に対応する位置に、第7図に示すように、外部端子10
、11がそれぞれ形成される。この外部端子10、11
には、減極が起こらない温度、たとえば最高200℃ま
での温度範囲で熱硬化する、いわゆる熱硬化型10は、
第2図の圧電セラミック層5a〜5h上に形成された電
極6a〜6iのうち、下辺にまで延びる電極、すなわち
電極6b、6d、6g、6iと電気的に接続される。他
方の外部端子11は、上辺にまで延びて形成された電極
、すなわち電極6a、6c、6f、6hと電気的に接続
される。このような外部端子10、11の形成によって
、第8図に示すような電気的接続状態が得られる。
に対応する位置に、第7図に示すように、外部端子10
、11がそれぞれ形成される。この外部端子10、11
には、減極が起こらない温度、たとえば最高200℃ま
での温度範囲で熱硬化する、いわゆる熱硬化型10は、
第2図の圧電セラミック層5a〜5h上に形成された電
極6a〜6iのうち、下辺にまで延びる電極、すなわち
電極6b、6d、6g、6iと電気的に接続される。他
方の外部端子11は、上辺にまで延びて形成された電極
、すなわち電極6a、6c、6f、6hと電気的に接続
される。このような外部端子10、11の形成によって
、第8図に示すような電気的接続状態が得られる。
第8図において、外部端子10,11間に移動電圧が印
加されるとき、焼結体7は、全体として屈曲振動を起こ
す。より詳細に説明すると、たとえば、外部端子10に
マイナス電位が与えられ、外部端子11にプラス電位が
与えられたとすれば、圧電セラミック層5a、5b、5
cにおいて、その厚み方向に伸びが生じ、圧電セラミッ
ク層5f、5g、5hにおいては、その厚み方向に縮み
が生じる。なお、第8図等において、丸で囲んだ双方向
の矢印の向きが外方に向いているときは伸びを示し、内
方に向いているときは縮みを示す。
加されるとき、焼結体7は、全体として屈曲振動を起こ
す。より詳細に説明すると、たとえば、外部端子10に
マイナス電位が与えられ、外部端子11にプラス電位が
与えられたとすれば、圧電セラミック層5a、5b、5
cにおいて、その厚み方向に伸びが生じ、圧電セラミッ
ク層5f、5g、5hにおいては、その厚み方向に縮み
が生じる。なお、第8図等において、丸で囲んだ双方向
の矢印の向きが外方に向いているときは伸びを示し、内
方に向いているときは縮みを示す。
したがって、厚み方向に伸びを示す圧電セラミック層は
、第8図の上側に位置する圧電セラミック層5a、5b
、5cからなるグループであり、厚み方向に縮みを示す
圧電セラミック層は、下側に位置する圧電セラミック層
5f、5g、5hからなるグループである。厚み方向に
延びを生じると、各セラミック層の長さ方向に延びる方
向に対しては縮みを生じることになり、逆に、厚み方向
に縮みを生じると圧電セラミック層の長さ方向に延びる
方向伸びを生じるということになる。したがって、第8
図に示すような電位が外部端子10、11に与えられた
とき、第7図に示した焼結体7としては、その長さ方向
の中央部が下方に突出するような湾曲を生じることにな
る。特に図示しないが、外部端子10、11に与えられ
る電位が逆になれば、上述した伸びおよび縮みの関係は
逆になり、焼結体7は逆方向に撓むことになる。
、第8図の上側に位置する圧電セラミック層5a、5b
、5cからなるグループであり、厚み方向に縮みを示す
圧電セラミック層は、下側に位置する圧電セラミック層
5f、5g、5hからなるグループである。厚み方向に
延びを生じると、各セラミック層の長さ方向に延びる方
向に対しては縮みを生じることになり、逆に、厚み方向
に縮みを生じると圧電セラミック層の長さ方向に延びる
方向伸びを生じるということになる。したがって、第8
図に示すような電位が外部端子10、11に与えられた
とき、第7図に示した焼結体7としては、その長さ方向
の中央部が下方に突出するような湾曲を生じることにな
る。特に図示しないが、外部端子10、11に与えられ
る電位が逆になれば、上述した伸びおよび縮みの関係は
逆になり、焼結体7は逆方向に撓むことになる。
なお、第8図から明らかなように、中央に位置する、す
なわち第5番目の電極6eには、プラス電位もマイナス
電位も与えられず、浮いた状態とされている。したがっ
て、この電極6eの両側に位置する圧電セラミック層5
d、5eは、伸びも縮みもしないように図示されている
。しかしながら、実際には、第9図に示すように、圧電
セラミック層5dにおいては厚み方向に伸びが生じ、上
側のグループを構成する圧電セラミック層5a〜5eと
同様の挙動を示し、他方、圧電セラミック層5eは厚み
方向に縮みを示し、下側のグループを構成する圧電セラ
ミック層5f〜5hと同様の挙動を示すことになる。な
ぜなら、電極6cを無視すれば、電極6d、6f間には
、第9図に示すような電位差が生じているためである。
なわち第5番目の電極6eには、プラス電位もマイナス
電位も与えられず、浮いた状態とされている。したがっ
て、この電極6eの両側に位置する圧電セラミック層5
d、5eは、伸びも縮みもしないように図示されている
。しかしながら、実際には、第9図に示すように、圧電
セラミック層5dにおいては厚み方向に伸びが生じ、上
側のグループを構成する圧電セラミック層5a〜5eと
同様の挙動を示し、他方、圧電セラミック層5eは厚み
方向に縮みを示し、下側のグループを構成する圧電セラ
ミック層5f〜5hと同様の挙動を示すことになる。な
ぜなら、電極6cを無視すれば、電極6d、6f間には
、第9図に示すような電位差が生じているためである。
ただ、各圧電セラミック層5d、5eに加わる電圧は、
他の圧電セラミック層に比べて実質的に半分になるので
、伸びおよび縮みの程度は、その分、より小さくなると
いうことは否めない。
他の圧電セラミック層に比べて実質的に半分になるので
、伸びおよび縮みの程度は、その分、より小さくなると
いうことは否めない。
第10図は、第2図に示した電極パターンに代えて用い
られる電極パターンを示している。第10図において、
第2図に示す部分に相当の部分は、同様の参照符号を持
って示されている。
られる電極パターンを示している。第10図において、
第2図に示す部分に相当の部分は、同様の参照符号を持
って示されている。
第10図に示した電極パターンを用いて焼結体を構成し
た場合であっても、第5図に示すような分極用電極8,
9の形成状態および第7図に示した外部端子10、11
の形成状態を適用することができ、それぞれの場合にお
いて、第6図および第8図に示すような電気的接続状態
が達成される。
た場合であっても、第5図に示すような分極用電極8,
9の形成状態および第7図に示した外部端子10、11
の形成状態を適用することができ、それぞれの場合にお
いて、第6図および第8図に示すような電気的接続状態
が達成される。
第11図には、電極パターンのさらに他の例が示されて
いる。すなわち、各圧電セラミック層5a〜5d、5f
〜5iの上辺または下辺までの電極の延び方に注目すれ
ば、このように上辺または下辺にまで延びる部分は、左
右に交互に振り分けられている。第10図では、相当の
部分は、すべて右側に片寄っている。
いる。すなわち、各圧電セラミック層5a〜5d、5f
〜5iの上辺または下辺までの電極の延び方に注目すれ
ば、このように上辺または下辺にまで延びる部分は、左
右に交互に振り分けられている。第10図では、相当の
部分は、すべて右側に片寄っている。
第11図に示す電極パターンを用いて焼結体を構成すれ
ば、第5図に示すような分極用電極8、9の形成状態を
適用することができるが、外部端子については、第12
図のように形成されることになる。すなわち、焼結体7
の第4図に示す外側面B1、B2のほぼ全面にわたって
外部端子10、11がそれぞれ形成される。外部端子1
0、11がそれぞれ形成される。外部端子10は、外側
面B1の左側に露出する電極6b、6dと右側に露出す
る電極6g、6iとを互いに電気的に接続する役目も果
たす。同様に、外部端子11は、外側面B2側に露出す
る電極6a、6cと電極6f、6hとを互いに電気的に
接続する役目も果たす。このように、外部端子10、1
1が焼結体7の外表面上に設けられたとき、第8図に示
すような電気的接続状態が達成される。
ば、第5図に示すような分極用電極8、9の形成状態を
適用することができるが、外部端子については、第12
図のように形成されることになる。すなわち、焼結体7
の第4図に示す外側面B1、B2のほぼ全面にわたって
外部端子10、11がそれぞれ形成される。外部端子1
0、11がそれぞれ形成される。外部端子10は、外側
面B1の左側に露出する電極6b、6dと右側に露出す
る電極6g、6iとを互いに電気的に接続する役目も果
たす。同様に、外部端子11は、外側面B2側に露出す
る電極6a、6cと電極6f、6hとを互いに電気的に
接続する役目も果たす。このように、外部端子10、1
1が焼結体7の外表面上に設けられたとき、第8図に示
すような電気的接続状態が達成される。
第13図は、第11図および第12図を参照して説明し
た実施例における外部端子の形成状態の他の例を示して
いる。この実施例では、焼結体7の外側面B1およおび
B2(第4図)のそれぞれに左右に分離して各2個の外
部端子10a、10bおよび11a、11bが形成され
る。外部端子10aは、電極6b、6dと電気的接続さ
れる。外部端子10bは、電極6g、6iと電気的接続
される。外部端子11aは、電極6a、6cと電気的接
続される。外部端子11bは、電極6f、6hと電気的
接続される。そして、各外部端子10a、10bと各外
部端子11a、11bとは、それぞれ、外部において、
リード線12、13で接続される。この実施例による圧
電変位素子は、その両端部において、それぞれ固定部2
a、2bによって両持ちされて使用されるのが好ましい
。すなわち、圧電変位素子が片持ちによって使用される
か、両持ちによって使用されるかに応じて、外部端子の
形成状態を適宜変更すればよいことが、第14図は、さ
らに他の電極の形成パターンを示している。第14図に
おいて、たとえば第2図との対応を明らかにするため、
相当の部分には同様の参照符号が付されている。この第
14図に示した形成パターンによる電極をもって焼結体
を構成したとき、外部端子の形成状態に対しては、いく
つかの変形例が考えられる。まず第1に、第7図に示す
ような外部端子10、11のような形成状態が適用され
る。また、第13図に示すような外部端子10a、10
b、11a、11bのような形状状態が適用される。こ
の時、第13図に示すリード線12、13は不要である
。さらに、第13図に示す外部端子のうち、外部端子1
0a、11bのみを形成することも可能である。
た実施例における外部端子の形成状態の他の例を示して
いる。この実施例では、焼結体7の外側面B1およおび
B2(第4図)のそれぞれに左右に分離して各2個の外
部端子10a、10bおよび11a、11bが形成され
る。外部端子10aは、電極6b、6dと電気的接続さ
れる。外部端子10bは、電極6g、6iと電気的接続
される。外部端子11aは、電極6a、6cと電気的接
続される。外部端子11bは、電極6f、6hと電気的
接続される。そして、各外部端子10a、10bと各外
部端子11a、11bとは、それぞれ、外部において、
リード線12、13で接続される。この実施例による圧
電変位素子は、その両端部において、それぞれ固定部2
a、2bによって両持ちされて使用されるのが好ましい
。すなわち、圧電変位素子が片持ちによって使用される
か、両持ちによって使用されるかに応じて、外部端子の
形成状態を適宜変更すればよいことが、第14図は、さ
らに他の電極の形成パターンを示している。第14図に
おいて、たとえば第2図との対応を明らかにするため、
相当の部分には同様の参照符号が付されている。この第
14図に示した形成パターンによる電極をもって焼結体
を構成したとき、外部端子の形成状態に対しては、いく
つかの変形例が考えられる。まず第1に、第7図に示す
ような外部端子10、11のような形成状態が適用され
る。また、第13図に示すような外部端子10a、10
b、11a、11bのような形状状態が適用される。こ
の時、第13図に示すリード線12、13は不要である
。さらに、第13図に示す外部端子のうち、外部端子1
0a、11bのみを形成することも可能である。
以上述べた各実施例では、焼結体7に対して分極処理を
行なう場合には、外側面A1、A2に分極用電極を形成
し、駆動電圧を印加する場合には、外側面B1、B2に
外部端子を形成するものであった。これに対して、次に
述べる実施例は、分極処理を行なう場合には、外側面B
1、B2ni分極用電極を形成し、駆動電圧を印加する
場合には、外側面A1および/またはA2に外部端子を
形成するものである。なお、分極処理時における電気的
接続および駆動電圧印加時における電気的接続は、それ
ぞれ、第6図および第8図に示すとおりである。
行なう場合には、外側面A1、A2に分極用電極を形成
し、駆動電圧を印加する場合には、外側面B1、B2に
外部端子を形成するものであった。これに対して、次に
述べる実施例は、分極処理を行なう場合には、外側面B
1、B2ni分極用電極を形成し、駆動電圧を印加する
場合には、外側面A1および/またはA2に外部端子を
形成するものである。なお、分極処理時における電気的
接続および駆動電圧印加時における電気的接続は、それ
ぞれ、第6図および第8図に示すとおりである。
第15図は、上述の場合の電極の形成パターンの一例を
示すものである。ここで、電極の形成パターンの特徴は
、次のとおりである。
示すものである。ここで、電極の形成パターンの特徴は
、次のとおりである。
(1)上から第1番目および第3番目の電極6a、6c
は、各対応の圧電セラミック層5a、5cの上辺および
右辺の上側にまで延びて形成されている。
は、各対応の圧電セラミック層5a、5cの上辺および
右辺の上側にまで延びて形成されている。
(2)第2番目および第4番目の電極6b、6dは、各
対応の圧電セラミック層5b、5dの下辺および右辺の
下側にまで延びて形成されている。
対応の圧電セラミック層5b、5dの下辺および右辺の
下側にまで延びて形成されている。
(3)第5番目の電極6eは、対応の圧電セラミック層
5dの上辺にまで延びて形成されている。
5dの上辺にまで延びて形成されている。
(4)第6番目および第8番目の電極6f、6hは、各
対応の圧電セラミック層5f、5hの下辺および右辺の
上側にまで延びて形成されている。
対応の圧電セラミック層5f、5hの下辺および右辺の
上側にまで延びて形成されている。
(5)第7番目および第9番目の電極6g、6iは、圧
電セラミック層5g、5hの上辺および右辺の下側にま
で延びて形成されている。なお、電極6iについては、
圧電セラミック層5hの裏面に形成されていることを付
記しておく。
電セラミック層5g、5hの上辺および右辺の下側にま
で延びて形成されている。なお、電極6iについては、
圧電セラミック層5hの裏面に形成されていることを付
記しておく。
第15図に示す電極6a〜6iをもって構成された焼結体
7には、第16図に示すように、外側面B1、B2(第
4図)上に、それぞれ、分極用電極9、8が形成される
。このような分極用電極9、8が形成されたとき、第6
図に示すような電気的接続状態が達成される。この状態
で、分極処理を行なった後、分極電極9、8は削り取ら
れ、次に、第17図に示すように、外側A1に、2つの
外部端子10、11が横に並んで形成される。
7には、第16図に示すように、外側面B1、B2(第
4図)上に、それぞれ、分極用電極9、8が形成される
。このような分極用電極9、8が形成されたとき、第6
図に示すような電気的接続状態が達成される。この状態
で、分極処理を行なった後、分極電極9、8は削り取ら
れ、次に、第17図に示すように、外側A1に、2つの
外部端子10、11が横に並んで形成される。
外部端子10、11と、各電極6a〜6iとの電気的接
続状態は、第8図に示すとおりである。
続状態は、第8図に示すとおりである。
第18図は、第15図と同様の趣旨の電極の形成パター
ンの他の例を示している。この例では、電極6a〜6d
、6f〜6iが、、それぞれ対応の圧電セラミック層5
a〜5d、5f〜5hの右辺および左辺にまで延びて形
成されていることが特徴となる。第18図に示す電極6
a〜6iの形成パターンをもって構成した焼結体7には
、第19図に示すような外部端子10a、10b、11
a、11bの形成状態が可能となる。このような外部端
子の形成状態は、或る意味では、前述の第13図に示す
外部端子の形成状態と類似している。したがって、第1
9図に示すような外部端子の形成状態を適用すれば、圧
電変位素子を両持ちで使用する場合に適しているとも言
えるが、この例では、外部端子10aと外部端子10b
、ならびに外部端子11aと外部端子11bとは、それ
ぞれ対応の電極によって接続された状態であり、そのた
め同電位にあるので、第13図に示すようなリード線1
2、13は必要でない。そのため、第19図に示す焼結
体7をもって形成した圧電変位素子を片持ちで使用する
場合には、外部端子10a、11aまたは外部端子10
b、11bのいずれか一方の組を用いるだけでよく、こ
のような圧電変位素子を取付ける際の方向性に対する自
由度が増す。
ンの他の例を示している。この例では、電極6a〜6d
、6f〜6iが、、それぞれ対応の圧電セラミック層5
a〜5d、5f〜5hの右辺および左辺にまで延びて形
成されていることが特徴となる。第18図に示す電極6
a〜6iの形成パターンをもって構成した焼結体7には
、第19図に示すような外部端子10a、10b、11
a、11bの形成状態が可能となる。このような外部端
子の形成状態は、或る意味では、前述の第13図に示す
外部端子の形成状態と類似している。したがって、第1
9図に示すような外部端子の形成状態を適用すれば、圧
電変位素子を両持ちで使用する場合に適しているとも言
えるが、この例では、外部端子10aと外部端子10b
、ならびに外部端子11aと外部端子11bとは、それ
ぞれ対応の電極によって接続された状態であり、そのた
め同電位にあるので、第13図に示すようなリード線1
2、13は必要でない。そのため、第19図に示す焼結
体7をもって形成した圧電変位素子を片持ちで使用する
場合には、外部端子10a、11aまたは外部端子10
b、11bのいずれか一方の組を用いるだけでよく、こ
のような圧電変位素子を取付ける際の方向性に対する自
由度が増す。
第20図は、第15図に示した電極の形成パターンと同
様の外部端子形成状態を可能にした例を示している。第
21図は、第18図に示した電極の形成パターンと同様
の外部端子の接続状態を可能にする例を示している。な
お、第20図および第21図において、第15図および
第18図で用いた参照符号が相当の部分に付されている
。
様の外部端子形成状態を可能にした例を示している。第
21図は、第18図に示した電極の形成パターンと同様
の外部端子の接続状態を可能にする例を示している。な
お、第20図および第21図において、第15図および
第18図で用いた参照符号が相当の部分に付されている
。
第22図ないし第24図は、できるだけ圧電セラミック
層に対する電極の面積を大きくして、圧電セラミック層
をできるだけ効率良く伸縮に寄与させようとした例を示
している。なお、第22図ないし第24図において、第
2図、第5図および第7図で用いた参照符号が相当の部
分に付されている。
層に対する電極の面積を大きくして、圧電セラミック層
をできるだけ効率良く伸縮に寄与させようとした例を示
している。なお、第22図ないし第24図において、第
2図、第5図および第7図で用いた参照符号が相当の部
分に付されている。
第22図ないし第24図の例において、電極6b〜6h
の介在による、焼結後における各圧電セラミック層5a
〜5h相互の接合性の低下という問題は、種々の手段に
よって容易に解決されることができる。例えば、電極6
b〜6hを得るための金属ペーストにセラミック粉末を
記入しておけば、各圧電セラミック層5a〜5hは、焼
成されたとき、このセラミック粉末によって容易に強固
に接合されることになる。他方、第22図の電極6bに
おいて例示したように、電極の形成領域の一部に穴28
を設け、その部分において圧電セラミック層を露出させ
るようにしてもよい。そうすれば、この穴28を介して
、上下の圧電セラミック層が互いに直接接触することに
なり、焼結後における接合力が増す、なお、穴28は、
屈曲振動を妨げないためには、第22図に示すように、
各圧電セラミック層の長手方向に対して直交する方向に
延びる細い長穴であることが好ましい。
の介在による、焼結後における各圧電セラミック層5a
〜5h相互の接合性の低下という問題は、種々の手段に
よって容易に解決されることができる。例えば、電極6
b〜6hを得るための金属ペーストにセラミック粉末を
記入しておけば、各圧電セラミック層5a〜5hは、焼
成されたとき、このセラミック粉末によって容易に強固
に接合されることになる。他方、第22図の電極6bに
おいて例示したように、電極の形成領域の一部に穴28
を設け、その部分において圧電セラミック層を露出させ
るようにしてもよい。そうすれば、この穴28を介して
、上下の圧電セラミック層が互いに直接接触することに
なり、焼結後における接合力が増す、なお、穴28は、
屈曲振動を妨げないためには、第22図に示すように、
各圧電セラミック層の長手方向に対して直交する方向に
延びる細い長穴であることが好ましい。
第22図に示す電極6a〜6iをもって構成した焼結体
7には、第4図の外側面A11に、第23図に示すよう
に、2つの分極用電極8、9が形成される。このとき、
第6図に示すような電気的接合状態が達成される。この
状態で分極処理を行なった後、分極用電極8、9は取除
かれ、次に、第24図に示すように、外側面A2(第4
図)上に、2つの外部端子10、11が形成される。外
部端子10、11と各電極6a〜6iとの電気的接続状
態は、第8図に示すとおりである。
7には、第4図の外側面A11に、第23図に示すよう
に、2つの分極用電極8、9が形成される。このとき、
第6図に示すような電気的接合状態が達成される。この
状態で分極処理を行なった後、分極用電極8、9は取除
かれ、次に、第24図に示すように、外側面A2(第4
図)上に、2つの外部端子10、11が形成される。外
部端子10、11と各電極6a〜6iとの電気的接続状
態は、第8図に示すとおりである。
第25図ないし第27図に示す例も、上述の例と同様、
できるだけ圧電セラミック層に対する電極の面積を大き
くして、圧電セラミック層をできるだけ効率良く伸縮に
寄与させようとするものである。なお、第25図ないし
第27図において、第2図、第5図および第7図で用い
た参照符号が担当の部分に付されている。
できるだけ圧電セラミック層に対する電極の面積を大き
くして、圧電セラミック層をできるだけ効率良く伸縮に
寄与させようとするものである。なお、第25図ないし
第27図において、第2図、第5図および第7図で用い
た参照符号が担当の部分に付されている。
第25図に示す電極6a〜6iをもって構成した焼結体
7には、第4図の外側面B1,、B2上に、第26図に
示すように、それぞれ分極用電極9、8が外側面A1側
に片寄って形成される。このとき、第6図に示すような
電気的接続状態が達成される。この状態で分極処理を行
なった後、分極用電極8、9は取除かれ、次に、第27
図に示すように、外側面A11に2つの外部端子10、
11が横に並んで形成される。外部端子10、11と各
電極6a〜6iとの電気的接続状態は、第8図に示すと
おりである。
7には、第4図の外側面B1,、B2上に、第26図に
示すように、それぞれ分極用電極9、8が外側面A1側
に片寄って形成される。このとき、第6図に示すような
電気的接続状態が達成される。この状態で分極処理を行
なった後、分極用電極8、9は取除かれ、次に、第27
図に示すように、外側面A11に2つの外部端子10、
11が横に並んで形成される。外部端子10、11と各
電極6a〜6iとの電気的接続状態は、第8図に示すと
おりである。
以上述べた各実施例は、第6図に示すような電気的接続
状態で分極処理が行なわれ、第8図に示すような電気的
接続状態で駆動電圧が印加されるものであった。これを
逆にして、第8図に示す電気的接続状態で分極処理を行
ない、第6図に示す電気的接続状態で駆動電圧を印加す
るようにしてもよい。これについて、第28図および第
29図を参照して説明する。
状態で分極処理が行なわれ、第8図に示すような電気的
接続状態で駆動電圧が印加されるものであった。これを
逆にして、第8図に示す電気的接続状態で分極処理を行
ない、第6図に示す電気的接続状態で駆動電圧を印加す
るようにしてもよい。これについて、第28図および第
29図を参照して説明する。
第28図を、第8図と対比すれば明らかなように、第8
図の外部端子10、11が接続された筒所に、第28図
では、分極用電極8、9が接続されている。すなわち、
前述した実施例で図示された外部端子10、11を用い
て分極を行なおうとするものである。例えば、第28図
に示すように、分極用電極8にマイナス電位を与え、分
極用電極9にプラス電位を与えたとすれば、各圧電セラ
ミック層5a〜5hは、それぞれ矢印で示す方向に分極
される。ここで、電極6eは、どの電位にも接続されな
いが、その両側にある圧電セラミック層5d、5eは、
これらを挟む電極6d、6f間に発生する電位差をもっ
て分極されることになる。
図の外部端子10、11が接続された筒所に、第28図
では、分極用電極8、9が接続されている。すなわち、
前述した実施例で図示された外部端子10、11を用い
て分極を行なおうとするものである。例えば、第28図
に示すように、分極用電極8にマイナス電位を与え、分
極用電極9にプラス電位を与えたとすれば、各圧電セラ
ミック層5a〜5hは、それぞれ矢印で示す方向に分極
される。ここで、電極6eは、どの電位にも接続されな
いが、その両側にある圧電セラミック層5d、5eは、
これらを挟む電極6d、6f間に発生する電位差をもっ
て分極されることになる。
第29図を参照して、前述の第6図に示した分極用電極
8,9が接続される箇所に、それぞれ、外部端子10、
11が接続される。第29図に示すように、外部端子1
0にたとえばマイナス電位が与えられ、外部端子11に
たとえばプラス電位が与えられている状態を仮定すれば
、丸で囲んだ双方向の矢印の表示から明らかなように、
圧電セラミック層5a〜5dは厚み方向に縮みを示し、
圧電セラミック層5e〜5hは厚み方向に伸びを示す。
8,9が接続される箇所に、それぞれ、外部端子10、
11が接続される。第29図に示すように、外部端子1
0にたとえばマイナス電位が与えられ、外部端子11に
たとえばプラス電位が与えられている状態を仮定すれば
、丸で囲んだ双方向の矢印の表示から明らかなように、
圧電セラミック層5a〜5dは厚み方向に縮みを示し、
圧電セラミック層5e〜5hは厚み方向に伸びを示す。
第28図に示す分極処理状態において、互いに逆電位と
される電極6d、6f間には、2個の圧電セラミック層
5d、5eが存在しており、各圧電セラミック層5a〜
5hの厚みが均一であるとすれば、この部分は、他の部
分に比べて2倍の厚みを有していることになる。そのた
め、これら圧電セラミック層5d、5eを分極するため
には、他の部分に対して2倍の電圧が必要であると言え
る。したがって、このような2倍の電圧を分極用電極8
、9間に印加して分極を行なえばよいということになる
。しかしながら、この場合、圧電セラミック層5d、5
e以外の部分においては、1個の圧電セラミック層の厚
みに対して、そのような2倍の電圧が印加されることに
なる。そのため、圧電セラミック層の絶縁破壊が生じる
という問題点に遭遇することもある。この問題を解決す
るのが、第30図に示した例である。
される電極6d、6f間には、2個の圧電セラミック層
5d、5eが存在しており、各圧電セラミック層5a〜
5hの厚みが均一であるとすれば、この部分は、他の部
分に比べて2倍の厚みを有していることになる。そのた
め、これら圧電セラミック層5d、5eを分極するため
には、他の部分に対して2倍の電圧が必要であると言え
る。したがって、このような2倍の電圧を分極用電極8
、9間に印加して分極を行なえばよいということになる
。しかしながら、この場合、圧電セラミック層5d、5
e以外の部分においては、1個の圧電セラミック層の厚
みに対して、そのような2倍の電圧が印加されることに
なる。そのため、圧電セラミック層の絶縁破壊が生じる
という問題点に遭遇することもある。この問題を解決す
るのが、第30図に示した例である。
第30図を参照して、電極6eの両側にある、すなわち
、電極6d、6f間に挟まれた圧電セラミック層5d、
5eの厚みは、他の圧電セラミック層に比べて、ほぼ半
分とされている。このようにすることによって、他の圧
電セラミック層と同様の条件で、これら2個の圧電セラ
ミック層5d、5eの分極処理を容易に行なうことがで
きるようになる。
、電極6d、6f間に挟まれた圧電セラミック層5d、
5eの厚みは、他の圧電セラミック層に比べて、ほぼ半
分とされている。このようにすることによって、他の圧
電セラミック層と同様の条件で、これら2個の圧電セラ
ミック層5d、5eの分極処理を容易に行なうことがで
きるようになる。
次に、圧電セラミック層の積層数が奇数の場合について
説明する。以下の説明においては、積層数が9の場合を
例にとって説明を行なう。
説明する。以下の説明においては、積層数が9の場合を
例にとって説明を行なう。
第31図は、電極の形成いパターンの例を示している。
ここに示す電極パターンは、前述した第11図に示す電
極パターンと、第11図の電極6eが用いられない点を
除いて、同様である。したがって、これらの電極の形成
パターンは、或るものを同一平面内で180度回転させ
たり、裏返したりすることによって、すべてのものを得
ることができ、電極を形成するための印刷パターンとし ては、同じものを用いることができる。第31図に示す
電極の形成パターンの特徴は次のとおりである。
極パターンと、第11図の電極6eが用いられない点を
除いて、同様である。したがって、これらの電極の形成
パターンは、或るものを同一平面内で180度回転させ
たり、裏返したりすることによって、すべてのものを得
ることができ、電極を形成するための印刷パターンとし ては、同じものを用いることができる。第31図に示す
電極の形成パターンの特徴は次のとおりである。
(1)lから第1番目、第3番目および第5番目の電極
15a、15c、15eは、各対応の圧電セラミック層
14a、14c、14eの上辺の右側および右辺にまで
延びて形成されている■(2)第2番目および第4番目
の電極15b、15dは、各対応の圧電セラミック層1
4b、14dの下辺の左側および左辺にまで延びて形成
されている。
15a、15c、15eは、各対応の圧電セラミック層
14a、14c、14eの上辺の右側および右辺にまで
延びて形成されている■(2)第2番目および第4番目
の電極15b、15dは、各対応の圧電セラミック層1
4b、14dの下辺の左側および左辺にまで延びて形成
されている。
(3)第7番目および第9番目の圧電15g、15iは
、各対応の圧電セラミック層14g、14iの下辺の右
側および右辺にまで延びて形成されている、 (4)第6番目、第8番目および第10番目の電極15
f、15h、15jは、圧電セラミック層14f、15
h、14iの上辺の左側および左辺にまで延びて形成さ
れている。なお、電極15jについては、圧電セラミッ
ク層14iの裏面に形成されていることを付記しておく
。
、各対応の圧電セラミック層14g、14iの下辺の右
側および右辺にまで延びて形成されている、 (4)第6番目、第8番目および第10番目の電極15
f、15h、15jは、圧電セラミック層14f、15
h、14iの上辺の左側および左辺にまで延びて形成さ
れている。なお、電極15jについては、圧電セラミッ
ク層14iの裏面に形成されていることを付記しておく
。
第31図に示した電極15a〜15jをもって構成した
焼結体16には、第32図に示すように、外側面A1、
A2(第4図)上に、それぞれ、分極用電極17、18
が形成される。このように、分極用電極17、18が形
成されたとき、第33図に示すような電気的接続状態が
達成する。
焼結体16には、第32図に示すように、外側面A1、
A2(第4図)上に、それぞれ、分極用電極17、18
が形成される。このように、分極用電極17、18が形
成されたとき、第33図に示すような電気的接続状態が
達成する。
第32図および第33図を参照して、分極用電極17は
、各圧電セラミック層の右辺にまで延びて形成された電
極、すなわち、電極15a、15c、15e、15g、
15iと電気的に接続される。他方、分極用電極18は
、各圧電セラミック層の左辺にまで延びて形成されて電
極、すなわち、電極15b、15d、15f、15h、
15jに電気的に接続される。そして、たとえば、第3
3図に示すように、分極用電位17にマイナス電位が与
えられ、分極用電位18にプラス電位が与えられて、分
極処理が行なわれると、各圧電セラミック層14a〜1
4iは、それぞれ、矢印で示す方向に分極される。
、各圧電セラミック層の右辺にまで延びて形成された電
極、すなわち、電極15a、15c、15e、15g、
15iと電気的に接続される。他方、分極用電極18は
、各圧電セラミック層の左辺にまで延びて形成されて電
極、すなわち、電極15b、15d、15f、15h、
15jに電気的に接続される。そして、たとえば、第3
3図に示すように、分極用電位17にマイナス電位が与
えられ、分極用電位18にプラス電位が与えられて、分
極処理が行なわれると、各圧電セラミック層14a〜1
4iは、それぞれ、矢印で示す方向に分極される。
分極用電極17、18は削り取られ、次に、第34図に
示すように、焼結体16の外側面B1、B2(第4図)
上には、それぞれ、外部端子19、20が形成される。
示すように、焼結体16の外側面B1、B2(第4図)
上には、それぞれ、外部端子19、20が形成される。
このように外部端子19,20が形成されたとき、第3
5図に示すような電気的接続状態が達成される。
5図に示すような電気的接続状態が達成される。
すなわち、外部端子19は、第31図において各圧電セ
ラミック層の下辺にまで延びて形成された電極、すなわ
ち、電極15b、15d、15g15iと電気的に接続
される。他方、外部端子20は、各圧電セラミック層の
上辺にまで延びて形成された電極、すなわち電極15a
、15c、15e、15f、15h、15jと電気的に
接続される。
ラミック層の下辺にまで延びて形成された電極、すなわ
ち、電極15b、15d、15g15iと電気的に接続
される。他方、外部端子20は、各圧電セラミック層の
上辺にまで延びて形成された電極、すなわち電極15a
、15c、15e、15f、15h、15jと電気的に
接続される。
第35図の接続状態において、外部端子19にたとえば
プラス電位が与えられ、外部端子20にたとえばマイナ
ス電位が与えられると、圧電セラミック層14a〜14
dにおいては厚み方向に伸びが生じ、圧電セラミック層
14f〜14iにおいては厚み方向に縮みを生じる。な
お、圧電セラミック層14eにおいては、その両側に位
置する電極15e、15fは同電位であるので、駆動電
圧の印加によって伸びたり縮んだりすることはない。し
たがって、この圧電セラミック層14cは分極処理時に
おける絶縁破壊を生じない程度に薄くしてもよい。
プラス電位が与えられ、外部端子20にたとえばマイナ
ス電位が与えられると、圧電セラミック層14a〜14
dにおいては厚み方向に伸びが生じ、圧電セラミック層
14f〜14iにおいては厚み方向に縮みを生じる。な
お、圧電セラミック層14eにおいては、その両側に位
置する電極15e、15fは同電位であるので、駆動電
圧の印加によって伸びたり縮んだりすることはない。し
たがって、この圧電セラミック層14cは分極処理時に
おける絶縁破壊を生じない程度に薄くしてもよい。
第36図は、第25図のものに代えて用いられる電極の
形成パターンを示す。第36図に示す電極の形成パター
ンは、前述の第14図に示した電極6e以外の電極の形
成パターンと同一である。
形成パターンを示す。第36図に示す電極の形成パター
ンは、前述の第14図に示した電極6e以外の電極の形
成パターンと同一である。
第36図ではすべての電極を図示していないが、全体と
して10個の電極が必要な場合には、電極15a、15
bの繰返しが3回用いられ、それに続いて、電極15m
、15nの繰返しが2回用いられる。
して10個の電極が必要な場合には、電極15a、15
bの繰返しが3回用いられ、それに続いて、電極15m
、15nの繰返しが2回用いられる。
第36図に示した圧電セラミック層14a〜14mおよ
び電極15a〜15nをもって構成した焼結体16が、
第37図に示されている。第37図では、分極処理を終
えて、外部端子が形成された状態となっている。外部端
子は、焼結体16の外側面B1およびB2(第4図)の
それぞれに、横に並んで2個ずつ外部端子19a、19
bおよび20a、20bとあいて形成される。この外部
端子19a、19b、20a、20bの形成状態は、前
述の第13図に示す外部端子10a、10b、11a、
11bの形成状態と同様であるが、第13図の場合のよ
うにリード線12、13は必要としない。
び電極15a〜15nをもって構成した焼結体16が、
第37図に示されている。第37図では、分極処理を終
えて、外部端子が形成された状態となっている。外部端
子は、焼結体16の外側面B1およびB2(第4図)の
それぞれに、横に並んで2個ずつ外部端子19a、19
bおよび20a、20bとあいて形成される。この外部
端子19a、19b、20a、20bの形成状態は、前
述の第13図に示す外部端子10a、10b、11a、
11bの形成状態と同様であるが、第13図の場合のよ
うにリード線12、13は必要としない。
第37図に示す焼結体16をもって構成した圧電変位素
子は、片持ちとしても両持ちとしても使用することがで
きる。片持ちとして使用する場合、外部端子19a、2
0bの組か外部端子19b、20aの組かのいずれか一
方のみを用いるだけで十分である。したがって、第37
図の例において、外部端子19a、20bの組か外部端
子19b、20aの組かのいずれか一方を省略してもよ
い。
子は、片持ちとしても両持ちとしても使用することがで
きる。片持ちとして使用する場合、外部端子19a、2
0bの組か外部端子19b、20aの組かのいずれか一
方のみを用いるだけで十分である。したがって、第37
図の例において、外部端子19a、20bの組か外部端
子19b、20aの組かのいずれか一方を省略してもよ
い。
第38図および第39図は、前述した積層数が偶数の場
合の実施例における第6図および第8図と第28図およ
び第29図との関係と同様に、第35図に示した電気的
接続状態で分極処理を行ない、第33図で示した電気的
接続状態で駆動電圧を印加する場合を説明するための図
である。
合の実施例における第6図および第8図と第28図およ
び第29図との関係と同様に、第35図に示した電気的
接続状態で分極処理を行ない、第33図で示した電気的
接続状態で駆動電圧を印加する場合を説明するための図
である。
第38図を、第35図と対比すれば明らかなように、第
35図における外部端子19、20が接続される箇所に
、分極用電極17、18が接続されている。すなわち、
第35図で外部端子19、20として用いたものを、分
極用電極17、18として用いたことになる。分極用電
極17にたとえばプラス電位を与え、分極用電極18に
たとえばマイナス電位を与えると、第38図に矢印で示
すような方向に各圧電セラミック層14a〜14d、1
4f〜14iが分極される。なお、中央の圧電セラミッ
ク層14cは、その両側に位置する電極15e、15f
が同電位となるため、分極されない。
35図における外部端子19、20が接続される箇所に
、分極用電極17、18が接続されている。すなわち、
第35図で外部端子19、20として用いたものを、分
極用電極17、18として用いたことになる。分極用電
極17にたとえばプラス電位を与え、分極用電極18に
たとえばマイナス電位を与えると、第38図に矢印で示
すような方向に各圧電セラミック層14a〜14d、1
4f〜14iが分極される。なお、中央の圧電セラミッ
ク層14cは、その両側に位置する電極15e、15f
が同電位となるため、分極されない。
次に、上述の分極用電極17、18が取り除かれ、外部
端子19、20が形成されると、第39図に示すような
電気的接続状態が達成される。この状態で、外部端子1
9にたとえばプラス電位が与えられ、外部端子にたとえ
ばマイナス電位が与えられると、上側のグループを構成
する圧電セラミック層14a〜14dはそれぞれ厚み方
向に伸びを示し、下側のグループを構成する圧電セラミ
ック層14f〜14iは厚み方向に縮みを示す。
端子19、20が形成されると、第39図に示すような
電気的接続状態が達成される。この状態で、外部端子1
9にたとえばプラス電位が与えられ、外部端子にたとえ
ばマイナス電位が与えられると、上側のグループを構成
する圧電セラミック層14a〜14dはそれぞれ厚み方
向に伸びを示し、下側のグループを構成する圧電セラミ
ック層14f〜14iは厚み方向に縮みを示す。
なお、前述したように、中央の圧電セラミック層14e
は、第38図に示すような電気的接続状態で分極処理を
行なった場合には、分極されないことになる。このため
、この圧電セラミック層14cの厚味はできるだけ薄く
する方が好ましい。
は、第38図に示すような電気的接続状態で分極処理を
行なった場合には、分極されないことになる。このため
、この圧電セラミック層14cの厚味はできるだけ薄く
する方が好ましい。
そして、圧電セラミック層14eを薄くできる程度は、
分極時において印加される電圧より低い駆動電圧(一般
的に、分極電圧の約0.6倍)にさえ耐えればよいので
、かなり薄くすることができる。
分極時において印加される電圧より低い駆動電圧(一般
的に、分極電圧の約0.6倍)にさえ耐えればよいので
、かなり薄くすることができる。
このように、この発明によるいわゆる積層型の圧電変位
素子によれば、いずれの実施例についても、積層された
形態をとる圧電セラミック層は、各々2以上の圧電セラ
ミック層を含む第1グループと第2グループとに分けら
れ、これらグループの一方が伸びるときに他方が縮み、
全体として屈曲振動を起こすことになる。なお、分極処
理または駆動電圧印加条件によって、第1グループと第
2グループとの間に屈曲振動に寄与しないかまたはほと
んど寄与しない圧電セラミック層が存在する場合もある
ことを指摘しておく。
素子によれば、いずれの実施例についても、積層された
形態をとる圧電セラミック層は、各々2以上の圧電セラ
ミック層を含む第1グループと第2グループとに分けら
れ、これらグループの一方が伸びるときに他方が縮み、
全体として屈曲振動を起こすことになる。なお、分極処
理または駆動電圧印加条件によって、第1グループと第
2グループとの間に屈曲振動に寄与しないかまたはほと
んど寄与しない圧電セラミック層が存在する場合もある
ことを指摘しておく。
次に、従来のバイモルフ構造の圧電変位素子とこの発明
によるいわゆる積層型の圧電変位素子との変位量を比較
した実験結果を紹介しておく。
によるいわゆる積層型の圧電変位素子との変位量を比較
した実験結果を紹介しておく。
第40図は、従来のバイモルフ構造の圧電変位素子を示
したものである。ここに示す圧電変位素子は、並列型バ
イモルフであり、2枚の圧電セラミック板21、22を
備え、それぞれの分極方向は矢印で示すように揃えられ
ている。外側電極23、24は短絡されて一方の外部端
子とされ、中央電極25に他方の外部端子が接続される
。
したものである。ここに示す圧電変位素子は、並列型バ
イモルフであり、2枚の圧電セラミック板21、22を
備え、それぞれの分極方向は矢印で示すように揃えられ
ている。外側電極23、24は短絡されて一方の外部端
子とされ、中央電極25に他方の外部端子が接続される
。
上述のような従来のバイモルフ構造の圧電変位素子と、
この発明の実施例である第8図で示した電気的接続状態
による圧電変位素子とを用いて、変位量を比較した、変
位量の測定は、第41図に示すように、試料26を固定
部27によって片持ちとした状態で測定した。そして、
両者の比較を容易にするため、両試料について、第41
図における長さl=25.0mmおよび厚みt=200
μmというように規格化し、その結果を、第42図に示
した。なお、従来のバイモルフ構造の圧電変位素子では
、厚みt=200μmを実際に得るのは困難であるため
、並列型バイモルフ構造の圧電変位素子の変位量を表わ
す δ=4d31V(l/t)2 を用いて、l=25.0mm、t=200μmの形状に
換算した。なお、上の式において、δは変位量、d31
は長さ方向の変位に関する圧電定数、Vは印加電圧を示
している。
この発明の実施例である第8図で示した電気的接続状態
による圧電変位素子とを用いて、変位量を比較した、変
位量の測定は、第41図に示すように、試料26を固定
部27によって片持ちとした状態で測定した。そして、
両者の比較を容易にするため、両試料について、第41
図における長さl=25.0mmおよび厚みt=200
μmというように規格化し、その結果を、第42図に示
した。なお、従来のバイモルフ構造の圧電変位素子では
、厚みt=200μmを実際に得るのは困難であるため
、並列型バイモルフ構造の圧電変位素子の変位量を表わ
す δ=4d31V(l/t)2 を用いて、l=25.0mm、t=200μmの形状に
換算した。なお、上の式において、δは変位量、d31
は長さ方向の変位に関する圧電定数、Vは印加電圧を示
している。
第42図において、直線X、Yはこの発明の実施例を示
し、直線Xは従来の圧電変位素子を示している。特に、
直線Xは第2図に示した電極パターンをもって構成した
圧電変位素子の場合であり、直線Yは第22図に示した
電極パターンをもって構成した圧電変位素子の場合であ
る。第42図から明らかなように、同一の印加電圧では
、この発明の圧電変位素子は、いずれも、従来の圧電変
位素子に比べて、約3倍ないし4倍の変位量を示してい
る。
し、直線Xは従来の圧電変位素子を示している。特に、
直線Xは第2図に示した電極パターンをもって構成した
圧電変位素子の場合であり、直線Yは第22図に示した
電極パターンをもって構成した圧電変位素子の場合であ
る。第42図から明らかなように、同一の印加電圧では
、この発明の圧電変位素子は、いずれも、従来の圧電変
位素子に比べて、約3倍ないし4倍の変位量を示してい
る。
なお、この発明の圧電変位素子のような積層型の圧電変
位素子の変位量は、次の式で表現できる。
位素子の変位量は、次の式で表現できる。
δ=2nd31V(l/t)2
ここに、nは積層数を示している。前述した実験では、
積層数nが8であるので、理論的には、並列型バイモル
フ構造の圧電変位素子の実施例では、従来のものに比べ
て、4倍の変位量が得られることになる。しかしながら
、第42図に示す実験結果では、4倍に達していない。
積層数nが8であるので、理論的には、並列型バイモル
フ構造の圧電変位素子の実施例では、従来のものに比べ
て、4倍の変位量が得られることになる。しかしながら
、第42図に示す実験結果では、4倍に達していない。
これは、第8図に示す中央の2個の圧電セラミック層5
d、5eがほとんど伸縮に寄与しないことのほか、特に
直線Xを得た試料では、各圧電セラミック層5a、5b
の全幅にわたって電極6a〜6iが形成されず、圧電セ
ラミック層を効率良く伸縮に寄与させ得ないこと等が原
因と考えられる。この意味で、圧電セラミック層5a〜
5hの全幅にわたって電極6a〜6iが形成された試料
は、直線Yに見られるように、直線Xに比べてさらに大
きな変位量が得られている。
d、5eがほとんど伸縮に寄与しないことのほか、特に
直線Xを得た試料では、各圧電セラミック層5a、5b
の全幅にわたって電極6a〜6iが形成されず、圧電セ
ラミック層を効率良く伸縮に寄与させ得ないこと等が原
因と考えられる。この意味で、圧電セラミック層5a〜
5hの全幅にわたって電極6a〜6iが形成された試料
は、直線Yに見られるように、直線Xに比べてさらに大
きな変位量が得られている。
次に、この発明の分極方法について説明する。
この分極方法は、すべての圧電セラミック層を伸縮に寄
与させることを可能にする。なお、前述した第28図お
よび第29図を参照して説明した実施例、ならびに第3
0図を参照して説明した上記実施例の変形例においても
、すべての圧電セラミック層5a〜5hを伸縮に寄与さ
せることができた。しかしながら、これらの実施例では
、十分な分極処理を示すことができない圧電セラミック
層を残したり、これを解決するために施した分極用電圧
の上昇という措置が今度は圧電セラミック層の絶縁は介
意を招いたり、更には、特定の圧電セラミック層の厚み
を薄くしなければならないという面倒な処置が必要とな
ったりする。しかしながら、この発明の分極方法によれ
ば、これらの問題点も一挙に解決することができる。
与させることを可能にする。なお、前述した第28図お
よび第29図を参照して説明した実施例、ならびに第3
0図を参照して説明した上記実施例の変形例においても
、すべての圧電セラミック層5a〜5hを伸縮に寄与さ
せることができた。しかしながら、これらの実施例では
、十分な分極処理を示すことができない圧電セラミック
層を残したり、これを解決するために施した分極用電圧
の上昇という措置が今度は圧電セラミック層の絶縁は介
意を招いたり、更には、特定の圧電セラミック層の厚み
を薄くしなければならないという面倒な処置が必要とな
ったりする。しかしながら、この発明の分極方法によれ
ば、これらの問題点も一挙に解決することができる。
再び第40図の従来の並列型バイモルフ構造の圧電変位
素子に注目すれば、各圧電セラミック板21、22は、
既に述べたように、分極方向が揃えられている。そして
、このように分極方向が選ばれているため、所望のごと
く、屈曲振動を起こすのである。また、たとえば第29
図に注目すれば、中央部において互いに隣り合って位置
する2個の圧電セラミック層5d、5eにおいても、同
様に、揃えられた分極方向を見い出すことができる。
素子に注目すれば、各圧電セラミック板21、22は、
既に述べたように、分極方向が揃えられている。そして
、このように分極方向が選ばれているため、所望のごと
く、屈曲振動を起こすのである。また、たとえば第29
図に注目すれば、中央部において互いに隣り合って位置
する2個の圧電セラミック層5d、5eにおいても、同
様に、揃えられた分極方向を見い出すことができる。
これらのことから推察すれば、積層型の圧電変位素子で
は、その中央部において互いに隣り合って位置する2個
の圧電セラミック層に対して、揃った方向の分極を与え
ればよいことがわかる。この発明の分極方向では、この
ような分極方向の実現を、無理なく行なうことができる
。
は、その中央部において互いに隣り合って位置する2個
の圧電セラミック層に対して、揃った方向の分極を与え
ればよいことがわかる。この発明の分極方向では、この
ような分極方向の実現を、無理なく行なうことができる
。
第43図は、この発明の分極方法の一実施例を実施して
いる段階の電気的接続状態を示している。
いる段階の電気的接続状態を示している。
第43図の例では、電極が9個あり、それぞれの電極間
に介在する圧電セラミック層が8個ある。
に介在する圧電セラミック層が8個ある。
より詳細に説明すると、電極42a〜42iが上から順
に互いに対向しながら厚み方向に重ね合わされて配置さ
れている。そして、各電極間には、それぞれ、圧電セラ
ミック層43a〜43hが介在している。
に互いに対向しながら厚み方向に重ね合わされて配置さ
れている。そして、各電極間には、それぞれ、圧電セラ
ミック層43a〜43hが介在している。
このような態様において、各電極42a〜42iに対し
て、3種類の電位が与えられて、圧電セラミック層43
a〜43hの分極処理が行なわれる。すなわち、上から
第1番目、第3番目、第5番目、第7番目および第9番
目の電極42a、42c、42e、42g、42iには
、たとえばvの電位が与えられる。また、上から第2番
目および第4番目の電極42b、42dには、2vの電
位が与えられる。そして、上から第6番目および第8番
目の電極42f、42hには、0の電位が与えられる。
て、3種類の電位が与えられて、圧電セラミック層43
a〜43hの分極処理が行なわれる。すなわち、上から
第1番目、第3番目、第5番目、第7番目および第9番
目の電極42a、42c、42e、42g、42iには
、たとえばvの電位が与えられる。また、上から第2番
目および第4番目の電極42b、42dには、2vの電
位が与えられる。そして、上から第6番目および第8番
目の電極42f、42hには、0の電位が与えられる。
したがって、各圧電セラミック層43a〜43hには、
等しく、vの電圧が印加されることになる。そして、各
圧電セラミック層43a〜43hは、それぞれ、第43
図に矢印で示す形成された電極、すなわち電極42b、
42dが接続され、さらに、分極用電極47には、第4
4図の各圧電セラミック層43a〜43hの左側上辺に
まで延びて形成された電極、すなわち電極42f、42
hが接続される。したがって、接続用電極45は、第4
3図におけるvの電位を与える電極となり、分極用電極
46は、2vの電位を与える電極となり、分極用電極4
7は、0の電位を与える電極となる。
等しく、vの電圧が印加されることになる。そして、各
圧電セラミック層43a〜43hは、それぞれ、第43
図に矢印で示す形成された電極、すなわち電極42b、
42dが接続され、さらに、分極用電極47には、第4
4図の各圧電セラミック層43a〜43hの左側上辺に
まで延びて形成された電極、すなわち電極42f、42
hが接続される。したがって、接続用電極45は、第4
3図におけるvの電位を与える電極となり、分極用電極
46は、2vの電位を与える電極となり、分極用電極4
7は、0の電位を与える電極となる。
第47図は、第46図に示した焼結体44を用いて分極
処理を実際に行なう場合の好ましい方法を説明するため
の図である。分極のための電位v、2v、0をそれぞれ
電極42a、46、47に与えるための端子48、49
、50が、分極用電圧を与えるための電源装置(図示せ
ず)に設けられている。特に端子48a、48bは、互
いに対向して配置され、それぞれ適当なばね性をもって
構成されるのが好ましい。焼結体44に対して分極処理
を行なう場合、矢印51で示す方向に単に焼結体44を
挿入するだけでよい。これに応じて、端子48aが電極
42aに接触し、端子49、50がそれぞれ分極用電極
46、47に弾性的に接触し、所望の電気的接続が達成
される。そして、分極処理を終えた際には、焼結体44
をそのまま引き抜けばよく、順次、能率的に、次の分極
処理を実施することができる。
処理を実際に行なう場合の好ましい方法を説明するため
の図である。分極のための電位v、2v、0をそれぞれ
電極42a、46、47に与えるための端子48、49
、50が、分極用電圧を与えるための電源装置(図示せ
ず)に設けられている。特に端子48a、48bは、互
いに対向して配置され、それぞれ適当なばね性をもって
構成されるのが好ましい。焼結体44に対して分極処理
を行なう場合、矢印51で示す方向に単に焼結体44を
挿入するだけでよい。これに応じて、端子48aが電極
42aに接触し、端子49、50がそれぞれ分極用電極
46、47に弾性的に接触し、所望の電気的接続が達成
される。そして、分極処理を終えた際には、焼結体44
をそのまま引き抜けばよく、順次、能率的に、次の分極
処理を実施することができる。
上述のように分極処理を終えたものは、圧電変位素子と
して実用に供される。第48図および第49図は、その
ような圧電変位素子に駆動電圧を印加して、伸縮を生じ
させている状態を示している。
して実用に供される。第48図および第49図は、その
ような圧電変位素子に駆動電圧を印加して、伸縮を生じ
させている状態を示している。
第48図および第49図から明らかなように、分極処理
する際に用いられた電極42a、46、47は、駆動電
圧を印加する際にも、そのまま残されている。そして、
分極用電極46、47は互いにリード線52によって接
続され、一方の外部端子53へと導かれる。また、電極
42aには、他方の外部端子54が接続され、接続用電
極45を介してその他の電極42c、42e、42g、
42iと電気接続される。なお、第49図に示すように
、圧電変位素子は、実際に使用される場合、たとえば、
固定部55に一方端が片持ちされた状態とされる。した
がって、圧電変位素子の他方端は、自由端とされ、1対
の外部端子53、54間に適当な駆動電圧が印加された
とき、圧電変位素子は屈曲振動を起こし、その自由端は
第49図において上下方向に変位する。
する際に用いられた電極42a、46、47は、駆動電
圧を印加する際にも、そのまま残されている。そして、
分極用電極46、47は互いにリード線52によって接
続され、一方の外部端子53へと導かれる。また、電極
42aには、他方の外部端子54が接続され、接続用電
極45を介してその他の電極42c、42e、42g、
42iと電気接続される。なお、第49図に示すように
、圧電変位素子は、実際に使用される場合、たとえば、
固定部55に一方端が片持ちされた状態とされる。した
がって、圧電変位素子の他方端は、自由端とされ、1対
の外部端子53、54間に適当な駆動電圧が印加された
とき、圧電変位素子は屈曲振動を起こし、その自由端は
第49図において上下方向に変位する。
第48図を参照しながら各圧電セラミック層43a〜4
3hの伸縮の状態を説明する。たとえば、外部端子53
にプラス電位が与えられ、外部端子54にマイナス電位
が与えられた時点では、上半分の圧電セラミック層43
a〜43dにおいては、それぞれの厚み方向に伸びが生
じ、他方、下半分の圧電セラミック層43e〜43hに
おいては、それぞれの厚み方向に縮みが生じる。そして
、外部端子53、54に与えられる電位が逆になれば、
上述した伸びおよび縮みの関係は逆になる。このように
して、圧電変位素子自身は屈曲振動することになる。
3hの伸縮の状態を説明する。たとえば、外部端子53
にプラス電位が与えられ、外部端子54にマイナス電位
が与えられた時点では、上半分の圧電セラミック層43
a〜43dにおいては、それぞれの厚み方向に伸びが生
じ、他方、下半分の圧電セラミック層43e〜43hに
おいては、それぞれの厚み方向に縮みが生じる。そして
、外部端子53、54に与えられる電位が逆になれば、
上述した伸びおよび縮みの関係は逆になる。このように
して、圧電変位素子自身は屈曲振動することになる。
第48図において、8個の圧電セラミック層43a〜4
3hは、すべて、伸縮に寄与していることに注目すべき
である。
3hは、すべて、伸縮に寄与していることに注目すべき
である。
第50図および第54図は、前述した実施例と電極の数
は同様であるが、分極用電極の接続状態が変更された例
を示している。
は同様であるが、分極用電極の接続状態が変更された例
を示している。
第50図において、9個の電圧56a〜56iのそれぞ
れの間に8個の圧電セラミック層57a〜57hが介在
している。これらの電極56a〜56iのうち、第2番
目、第4番目、第6番目および第8番目の電極56b、
56d、56f、56hには、vの電位が与えられる。
れの間に8個の圧電セラミック層57a〜57hが介在
している。これらの電極56a〜56iのうち、第2番
目、第4番目、第6番目および第8番目の電極56b、
56d、56f、56hには、vの電位が与えられる。
また、第1番目、第3番目および第5番目の電極56a
、56c、56eには、2vの電位が与えられる。そし
て、第7番目および第9番目の電極56g、56iには
、0の電位が与えられる。このようにして分極処理が行
なわれると、矢印で示す方向に、各圧電セラミック層5
7a〜57hがそれぞれ分極される。ここで、第6番目
の電極56fの両側に位置する各圧電セラミック層57
e、57fの圧電方向が揃えられていることに注目すべ
きである。
、56c、56eには、2vの電位が与えられる。そし
て、第7番目および第9番目の電極56g、56iには
、0の電位が与えられる。このようにして分極処理が行
なわれると、矢印で示す方向に、各圧電セラミック層5
7a〜57hがそれぞれ分極される。ここで、第6番目
の電極56fの両側に位置する各圧電セラミック層57
e、57fの圧電方向が揃えられていることに注目すべ
きである。
上述のように分極処理された後、第51図に示すように
、駆動電圧が印加される。この場合、分極処理において
vの電位が与えられていた各電極にたとえばプラス電位
が与えられ、かつ、分極処理において2vおよび0の電
位が与えられていた各電極にたとえばマイナス電位が与
えられたとすると、上側の5個の圧電セラミック層57
a〜57eにおいては縮みが生じ、残りの3個の圧電セ
ラミック層57f〜57hにおいては伸びを生じる。し
たがって、全体としては、屈曲モードの変位が生じるこ
とになる。
、駆動電圧が印加される。この場合、分極処理において
vの電位が与えられていた各電極にたとえばプラス電位
が与えられ、かつ、分極処理において2vおよび0の電
位が与えられていた各電極にたとえばマイナス電位が与
えられたとすると、上側の5個の圧電セラミック層57
a〜57eにおいては縮みが生じ、残りの3個の圧電セ
ラミック層57f〜57hにおいては伸びを生じる。し
たがって、全体としては、屈曲モードの変位が生じるこ
とになる。
だい50図および第51図に示した例では、伸びる挙動
を示す圧電セラミック層の数と縮む挙動を示す圧電セラ
ミック層の数とが異なるので、対称的な屈曲振動が得ら
れないけれども、圧電セラミック層57a〜57hのす
べてが伸縮に寄与していることは、前述の実施例と同様
である。
を示す圧電セラミック層の数と縮む挙動を示す圧電セラ
ミック層の数とが異なるので、対称的な屈曲振動が得ら
れないけれども、圧電セラミック層57a〜57hのす
べてが伸縮に寄与していることは、前述の実施例と同様
である。
今まで述べてきた分極方法に関する実施例は、電極の数
が奇数であり、介在する圧電セラミック相の数が偶数の
場合であったが、電極の数が偶数であり、圧電セラミッ
ク層の数が奇数の場合にも、この発明の分極方法を適用
することができる。これについて、第52図および第5
3図を参照して説明する。ここでは、電極の数が10で
あり、それぞれの電極間に介在する圧電セラミック層の
数が9である。
が奇数であり、介在する圧電セラミック相の数が偶数の
場合であったが、電極の数が偶数であり、圧電セラミッ
ク層の数が奇数の場合にも、この発明の分極方法を適用
することができる。これについて、第52図および第5
3図を参照して説明する。ここでは、電極の数が10で
あり、それぞれの電極間に介在する圧電セラミック層の
数が9である。
第52図において、iから順に、10個の電極58a〜
58jが、互いに対向しながら厚み方向に重ね合わされ
て配置され、各電極間には、9個の圧電セラミック層5
9a〜59iがそれぞれ介在している。ここで、上から
第1番目、第3番目、第5番目、第7番目、第9番目の
電極58a、58c、58e、58g、58iにvの電
位が与えられ、第2番目および第4番目の電極58b、
58dに2vの電位が与えられ、第6番目、第8番目お
よび第10番目の電極58f、58h、58jに0の電
位が与えられて、分極処理が行なわれる。この分極処理
の結果として選られた各圧電セラミック層50a〜59
iの分極の方向は、それぞれ矢印で示されている。第5
番目の電極58eの両側に位置する各圧電セラミック層
59d、59eの分極の方向が揃えられていることに注
目すべきである。
58jが、互いに対向しながら厚み方向に重ね合わされ
て配置され、各電極間には、9個の圧電セラミック層5
9a〜59iがそれぞれ介在している。ここで、上から
第1番目、第3番目、第5番目、第7番目、第9番目の
電極58a、58c、58e、58g、58iにvの電
位が与えられ、第2番目および第4番目の電極58b、
58dに2vの電位が与えられ、第6番目、第8番目お
よび第10番目の電極58f、58h、58jに0の電
位が与えられて、分極処理が行なわれる。この分極処理
の結果として選られた各圧電セラミック層50a〜59
iの分極の方向は、それぞれ矢印で示されている。第5
番目の電極58eの両側に位置する各圧電セラミック層
59d、59eの分極の方向が揃えられていることに注
目すべきである。
次に駆動電圧を印加する場合、第53図に示すように、
分極処理に際してはvの電位が与えられた各電極58a
、58c、58e、58g、58iと、分極処理に際し
ては2vまたは0の電位が与えられた各電極58b、5
8d、58f、58h、58jとの間に駆動電圧が印加
される。このとき、前者に各電極にマイナス電位が与え
られ、後者の各電極にプラス電位が与えられたとすれば
、第53図に示すように、上側の4個の圧電セラミック
層59a〜59dにおいては厚み方向に伸びが生じ、残
りの電極59e〜59iにおいては厚み方向に縮みが生
じる。
分極処理に際してはvの電位が与えられた各電極58a
、58c、58e、58g、58iと、分極処理に際し
ては2vまたは0の電位が与えられた各電極58b、5
8d、58f、58h、58jとの間に駆動電圧が印加
される。このとき、前者に各電極にマイナス電位が与え
られ、後者の各電極にプラス電位が与えられたとすれば
、第53図に示すように、上側の4個の圧電セラミック
層59a〜59dにおいては厚み方向に伸びが生じ、残
りの電極59e〜59iにおいては厚み方向に縮みが生
じる。
第52図および第53図に示した例においても、第50
図および第51図に示した例と同様に、伸びを示す圧電
セラミック層の数と縮みを示す圧電セラミック層の数と
が異なっている。そのため、駆動電圧が印加されたとき
、義対称の屈曲振動を生じることになるが、このことは
、重大な欠陥を何らもたらすものではない。それにも増
して、すべての圧電セラミック層59a〜59iが伸縮
に寄与していることに注目すべきである。
図および第51図に示した例と同様に、伸びを示す圧電
セラミック層の数と縮みを示す圧電セラミック層の数と
が異なっている。そのため、駆動電圧が印加されたとき
、義対称の屈曲振動を生じることになるが、このことは
、重大な欠陥を何らもたらすものではない。それにも増
して、すべての圧電セラミック層59a〜59iが伸縮
に寄与していることに注目すべきである。
なお、この発明の分極方法が適用される圧電素子は、図
示されたような数の電極および圧電セラミック層を備え
るものには限らない。この発明の分極方法が適用される
圧電素子としては、電極の数が3以上であればよい。そ
して、これら電極のうち、第(x−1 2y)番目の電
極には第1の電位が与えられ、第(x±2y)番目の電
極には第2の電位が与えられ、第(x+1+2y)番目
の電極には第3の電位が与えられることになる。
示されたような数の電極および圧電セラミック層を備え
るものには限らない。この発明の分極方法が適用される
圧電素子としては、電極の数が3以上であればよい。そ
して、これら電極のうち、第(x−1 2y)番目の電
極には第1の電位が与えられ、第(x±2y)番目の電
極には第2の電位が与えられ、第(x+1+2y)番目
の電極には第3の電位が与えられることになる。
ここで、電位の高さは、高い方から順に、第1の電位、
第2の電位、第3の電位である。xは定数であり2≦x
<nの整数である。なお、xは、分極処理された結果、
分極方向が揃う隣り合う2個の圧電セラミック層の間に
位置する電極の順番を表わす定数である。また、y=0
、1、2、3、・・・である。
第2の電位、第3の電位である。xは定数であり2≦x
<nの整数である。なお、xは、分極処理された結果、
分極方向が揃う隣り合う2個の圧電セラミック層の間に
位置する電極の順番を表わす定数である。また、y=0
、1、2、3、・・・である。
上で述べた内容を、前述した各実施例との関連で説明す
ると次のとおりである。
ると次のとおりである。
まず、第43図の実施例について説明する。ここでは、
電極の数nが9であり、電極42a〜42iに対して上
から順に順位をつけるとすれば、xは電極42eの順位
に相当する5になる。なお、図示された各実施例では、
第1の電位は2vであり、第2の電位はvであり、第3
の電位は0であるということになる。まず、第1の電位
2vが与えられるのは、第(x−1−2y)番目の電極
ということになり、xが5であるから、第(4−2y)
番目の電極ということになる。ここで、yに対して、0
、1、2、・・・を代入すると、第4番目、第2番目、
第10番目、第(−2)番目、・・・の電極が対応する
ことになる。なお、電極の順番を表わす数字が0もしく
は負となるときは、その電極は存在しないことを示すの
で、結局は、第4番目および第2番目の電極ということ
になり、第43図に示した電極42d、42bと対応し
ている。次に、第2の電位vが与えられる電極は、第(
x±2y)番目の電極ということになる。ここで、xを
5とし、yを0、1、2、・・・というように変化させ
ると、・・・、第(−1)番目、第1番目、第3番目、
第5番目、第7番目、第9番目、第11番目、・・・が
対応することになる。ここで、各電極の順番を表わす数
字が0もしくは負であるかまたはnを越えるときは、そ
の電極は存在しないことを示しているので、結局は、第
1番目、第3番目、第5番目、第7番目、第9番目の電
極ということになり、第43図の電極42a、42c、
42e、42g、42iに対応することになる。さらに
、第3の電位0が与えられる電極は、第(x+1+y)
番目の電極ということになり、ここで、xを5として、
yを0、1、2、・・・と変化させると、第6番目、第
8番目、第10番目、・・・の電極ということになる。
電極の数nが9であり、電極42a〜42iに対して上
から順に順位をつけるとすれば、xは電極42eの順位
に相当する5になる。なお、図示された各実施例では、
第1の電位は2vであり、第2の電位はvであり、第3
の電位は0であるということになる。まず、第1の電位
2vが与えられるのは、第(x−1−2y)番目の電極
ということになり、xが5であるから、第(4−2y)
番目の電極ということになる。ここで、yに対して、0
、1、2、・・・を代入すると、第4番目、第2番目、
第10番目、第(−2)番目、・・・の電極が対応する
ことになる。なお、電極の順番を表わす数字が0もしく
は負となるときは、その電極は存在しないことを示すの
で、結局は、第4番目および第2番目の電極ということ
になり、第43図に示した電極42d、42bと対応し
ている。次に、第2の電位vが与えられる電極は、第(
x±2y)番目の電極ということになる。ここで、xを
5とし、yを0、1、2、・・・というように変化させ
ると、・・・、第(−1)番目、第1番目、第3番目、
第5番目、第7番目、第9番目、第11番目、・・・が
対応することになる。ここで、各電極の順番を表わす数
字が0もしくは負であるかまたはnを越えるときは、そ
の電極は存在しないことを示しているので、結局は、第
1番目、第3番目、第5番目、第7番目、第9番目の電
極ということになり、第43図の電極42a、42c、
42e、42g、42iに対応することになる。さらに
、第3の電位0が与えられる電極は、第(x+1+y)
番目の電極ということになり、ここで、xを5として、
yを0、1、2、・・・と変化させると、第6番目、第
8番目、第10番目、・・・の電極ということになる。
但し、電極の順番を表わす数字がnを越えるときは、そ
の電極は存在しないことを示すので、結局は、第6番目
および第8番目の電極に第3の電位0が与えられること
になる。このことは、第43図の電極42f、42hと
対応している。
の電極は存在しないことを示すので、結局は、第6番目
および第8番目の電極に第3の電位0が与えられること
になる。このことは、第43図の電極42f、42hと
対応している。
第50図に示す例では、xが6である。したがって、y
を0、1、2、・・・と変化させたとき、第(6−1−
2y)ばんめの電極に第1の電位2vが与えられること
になり、第(6±2y)番目の電極に第2の電位vが与
えられ、第(6+1+2y)番目の電極に第3の電位0
が与えられることになる。これらのことは、第50図に
示した各電極56a〜56iの接続態様と対応している
。
を0、1、2、・・・と変化させたとき、第(6−1−
2y)ばんめの電極に第1の電位2vが与えられること
になり、第(6±2y)番目の電極に第2の電位vが与
えられ、第(6+1+2y)番目の電極に第3の電位0
が与えられることになる。これらのことは、第50図に
示した各電極56a〜56iの接続態様と対応している
。
第52図に示す例では、nが10であり、xは5である
。この例では、第1図の電位2vは第(5−1 2y)
番目の電極に与えられ、第2図の電位vは第(5±2y
)番目の電極に与えられ、第3の電位0は第(5+1+
2y)番目の電極に与えられることになる。ここで、y
に0、1、2、・・・を代入すれば、第52図に示した
各電極の順位が得られることが理解できる。
。この例では、第1図の電位2vは第(5−1 2y)
番目の電極に与えられ、第2図の電位vは第(5±2y
)番目の電極に与えられ、第3の電位0は第(5+1+
2y)番目の電極に与えられることになる。ここで、y
に0、1、2、・・・を代入すれば、第52図に示した
各電極の順位が得られることが理解できる。
なお、以上述べた説明では、第1の電位、第2の電位お
よび第3の電位は、互いに等しい差をもって異ならされ
た電位であったが、必ずしも等しい差をもつ3種類の電
位でなくてもよい。また、2v、v、0というように3
種類の電位がすべてプラス側で差をもたされたが、マイ
ナス側で差をもつように設定されても、プラス側および
マイナス側の双方にまたがって3種類の電位が設定され
てもよい。
よび第3の電位は、互いに等しい差をもって異ならされ
た電位であったが、必ずしも等しい差をもつ3種類の電
位でなくてもよい。また、2v、v、0というように3
種類の電位がすべてプラス側で差をもたされたが、マイ
ナス側で差をもつように設定されても、プラス側および
マイナス側の双方にまたがって3種類の電位が設定され
てもよい。
また、この発明の分極方法は、3種類の電位を用いて同
時に所望の分極処理を行なえるという効果を奏するもの
であるが、2種類の電位すなわち1つの電位差をもって
分極処理を2段階に分けて行なっても、結果として、同
じ態様に分極処理された圧電変位素子を得ることができ
る。たとえば、第43図を参照して、このことを説明す
ると、まず、分極用電極45、46間にvの電位差を与
えて、圧電セラミック層43a〜43dのみを分極処理
した後、この電位差を取り除き、次に、分極用電極45
、47間にvの電位差を与えて分極処理すれば、残りの
圧電セラミック層43c〜43hの分極が行なわれる。
時に所望の分極処理を行なえるという効果を奏するもの
であるが、2種類の電位すなわち1つの電位差をもって
分極処理を2段階に分けて行なっても、結果として、同
じ態様に分極処理された圧電変位素子を得ることができ
る。たとえば、第43図を参照して、このことを説明す
ると、まず、分極用電極45、46間にvの電位差を与
えて、圧電セラミック層43a〜43dのみを分極処理
した後、この電位差を取り除き、次に、分極用電極45
、47間にvの電位差を与えて分極処理すれば、残りの
圧電セラミック層43c〜43hの分極が行なわれる。
第54図および第55図は、この発明の圧電変位素子を
構成する最低条件を満たす実施例を示している。ここに
、第54図は分極処理時における電気的接続状態を示し
、第55図は駆動電圧印加時における電気的接続状態を
示している。
構成する最低条件を満たす実施例を示している。ここに
、第54図は分極処理時における電気的接続状態を示し
、第55図は駆動電圧印加時における電気的接続状態を
示している。
この発明の圧電変位素子は、第54図および第55図に
示すように、厚み方向に重ね合わされた4個の電極30
a〜30d、および各電極間に介在する3個の圧電セラ
ミック層31a〜31cを最低の構成数とする。この実
施例においても、第54図に示すように、この発明の分
極方法を適用するのが好ましい。すなわち、lから第1
番目および第3番目の電極30a、30cに、vの電位
が与えられ、第2番目の電極30bに、2vの電位が与
えられ、第4番目の電極30dに、0の電位が与えられ
る。これによって、各圧電セラミック層30a〜30c
は、矢印で示す方向に分極処理される。すなわち、第1
の圧電セラミック層31aと第2の圧電セラミック層3
1bとは、互いに逆向きに厚み方向に分極され、第2の
圧電セラミック層31bと第3の圧電セラミック層31
cとは、同じ方向に厚み方向に分極されている。
示すように、厚み方向に重ね合わされた4個の電極30
a〜30d、および各電極間に介在する3個の圧電セラ
ミック層31a〜31cを最低の構成数とする。この実
施例においても、第54図に示すように、この発明の分
極方法を適用するのが好ましい。すなわち、lから第1
番目および第3番目の電極30a、30cに、vの電位
が与えられ、第2番目の電極30bに、2vの電位が与
えられ、第4番目の電極30dに、0の電位が与えられ
る。これによって、各圧電セラミック層30a〜30c
は、矢印で示す方向に分極処理される。すなわち、第1
の圧電セラミック層31aと第2の圧電セラミック層3
1bとは、互いに逆向きに厚み方向に分極され、第2の
圧電セラミック層31bと第3の圧電セラミック層31
cとは、同じ方向に厚み方向に分極されている。
上述のように分極処理された後、第55図に示すように
、駆動電圧が印加される。この場合、たとえば、第1番
目および第3番目の電極30a、30cにプラス電位が
与えられ、第2番目および第4番目の電極30b、30
dにマイナス電位が与えられる時点を想定すれば、上側
の2個の圧電セラミック層31a、31bにおいては縮
みが生じ、残りの圧電セラミック層31cにおいては伸
びが生じる。したがって、全体として、屈曲モードの変
位が生じることになる。
、駆動電圧が印加される。この場合、たとえば、第1番
目および第3番目の電極30a、30cにプラス電位が
与えられ、第2番目および第4番目の電極30b、30
dにマイナス電位が与えられる時点を想定すれば、上側
の2個の圧電セラミック層31a、31bにおいては縮
みが生じ、残りの圧電セラミック層31cにおいては伸
びが生じる。したがって、全体として、屈曲モードの変
位が生じることになる。
なお、第54図および第55図を参照して説明した実施
例は、この発明の圧電変位素子を構成する最低の条件を
満たす実施例であって、この発明の分極方法が適用され
る圧電変位素子の最低の条件を示すものではないことを
指摘しておく。すなわち、この発明の分極方法では、既
に述べたように、電極の数が3であることが最低の条件
であり、したがって圧電セラミック層の数は最低2個で
あるということができる。
例は、この発明の圧電変位素子を構成する最低の条件を
満たす実施例であって、この発明の分極方法が適用され
る圧電変位素子の最低の条件を示すものではないことを
指摘しておく。すなわち、この発明の分極方法では、既
に述べたように、電極の数が3であることが最低の条件
であり、したがって圧電セラミック層の数は最低2個で
あるということができる。
第1図はこの発明の一実施例の圧電変位素子1の外観の
概略を示す斜視図である。 第2図ないし第8図はこの発明の圧電変位素子の第1の
実施例を説明するためのもので、第2図は各圧電セラミ
ック層上における電極の形成パターンを示し、第3図は
焼結体を示し、第4図は焼結体の外側面を特定する記号
を示し、第5図は分極用電極8、9が形成された状態を
示し、第6図は第5図の状態における電気的接続状態を
示し、第7図は外部端子10、11が形成された状態を
示し、第8図は第7図の状態における電気的接続状態を
示す。 第9図は第8図の中央の圧電セラミック層5d、5eに
おける伸縮の態様を説明する図である。 第10図はこの発明の圧電変位素子の第2の実施例で用
いられる電極の形成パターンを示す図である。 第11図および第12図はこの発明の圧電変位素子の第
3の実施例を説明する図であって、第11図は電極の形
成パターンを示し、第12図は外部端子10、11が形
成された焼結体7を示す。 第13図はこの発明の圧電変位素子の第4の実施例であ
って、第12図の外部端子の形成態様を変更したものを
示している。 第14図はこの発明の圧電変位素子の第5の実施例で用
いられる電極の形成パターンを示す。 第15図ないし第17図はこの発明の圧電変位素子の第
6の実施例を説明するための図であって、第15図は電
極の形成パターンを示し、第16図は分極用電極8、9
が形成された焼結体7を示し、第17図は外部端子10
、11が形成された焼結体7を示す。 第18図および第19図はこの発明の圧電変位素子の第
7の実施例を説明するための図であって、第18図はこ
の実施例で用いられる電極の形成パターンを示し、第1
9図は外部端子10a、10b、11a、11bが形成
された焼結体7を示す。 第20図および第21図は、それぞれ、この発明の圧電
変位素子の第8および第9の実施例で用いられるう電極
の形成パターンを示す。 第22図ないし第24図はこの発明の圧電変位素子の第
10の実施例を説明するための図であって、第22図は
この実施例で用いられる電極の形成パターンを示し、第
23図は分極用電極8、9が形成された焼結体7を示し
、第24図は外部端子10、11が形成された焼結体7
を示す。 第25図ないし第27図はこの発明の圧電変位素子の第
11の実施例を説明するための図であって、第25図は
この実施例で用いられる電極の形成パターンを示し、第
26図は分極用電極8、9が形成された焼結体7を示す
。 第28図および第29図はこの発明の圧電変位素子の第
12の実施例を説明するための図であって、第28図は
分極処理時における電気的接続状態を示し、第29図は
駆動電圧印加時における電気的接続状態を示す。 第30図はこの発明の圧電変位素子の第13の実施例で
あって、第28図における圧電セラミック層5d、5e
の厚みが薄くされた場合の分極処理時の電気的接続状態
を示す。 第31図ないし第35図はこの発明の圧電変位素子の第
14の実施例を説明するための図であって、第31図は
この実施例で用いられる電極の形成パターンを示し、第
32図は分極用電極17、18が形成された焼結体16
を示し、第33図は第32図の状態における電気的接続
状態を示し、第34図は外部端子19、20が形成され
た焼結体16を示し、第35図は第34図の状態におけ
る電気的接続状態を示す。 第36図および第37図はこの発明の圧電変位素子の第
15の実施例を説明するための図であって、第36図は
この実施例で用いられる電極の形成パターンを示し、第
37図は外部端子19a、19b、20a、20bが形
成された焼結体16を示す。 第38図および第39図はこの発明の圧電変位素子の第
16の実施例を説明するための図であって、第38図は
分極処理時の電気的接続状態を示し、第39図は駆動電
圧印加時の電気的接続状態を示す。 第40図は従来の並列型バイモルフ構造の圧電変位素子
を示す。 第41図は従来の圧電変位素子との比較の上で、この発
明の圧電変位素子の変位量を測定する状態を示す。 第42図はこの発明の圧電変位素子(X、Y)と従来の
バイモルフ構造の圧電変位素子(Z)とを比較する変位
量と印加電圧との関係を示すグラフである。 第43図ないし第49図はこの発明の分極方法の一実施
例を説明するための図であって、第43図は分極時にお
ける電気的接続状態を示し、第44図は第43図に示す
電気的接続を可能にする電極の形成パターンの一例を示
し、第45図は第44図に示した電極パターンをもって
構成した焼結体44を示し、第46図は焼結体44に分
極のために用いられる接続用電極45および分極用電極
46,47が形成された状態を示し、第47図は分極工
程の好ましい実施例を示し、第48図は駆動電圧を印加
する際の電気的接続状態を示し、第49図は第48図の
電気的接続を達成している圧電素子の外観図である。 第50図および第51図はこの発明の分極方法の他の実
施例を説明するための図であって、第50図は分極処理
時の電気的接続状態を示し、第51図は駆動電圧印加時
の電気的接続状態を示す。 第52図および第53図はこの発明の分極方法のさらに
他の実施例を説明するための図であって、第52図は分
極処理時の電気的接続状態を示し、第53図は駆動電圧
印加時の電気的接続状態を示す。 第54図および第55図はこの発明の圧電変位素子の第
17の実施例を説明するための図であって、第54図は
分極処理時の電気的接続状態を示し、第55図は駆動電
圧印加時の電気的接続状態を示す。 ずにおいて、1は圧電変位素子、3は外部端子、5a〜
5h、14a〜14i、31a〜31c、43a〜43
h、57a〜57b、59a〜59iは圧電セラミック
層、6a〜6i、15a〜15j、30a〜30d、4
2a〜42i、56a〜56i、58a〜58jは電極
、7、16、44は焼結体、10、10a、10b、1
1、11a、11b、19、20、53、54は外部端
子、8、9、17、18、46、47は分極用電極であ
る。 特許出願人 株式会社村田製作所 代理人 弁理士 深見久郎 (ほか2名)
概略を示す斜視図である。 第2図ないし第8図はこの発明の圧電変位素子の第1の
実施例を説明するためのもので、第2図は各圧電セラミ
ック層上における電極の形成パターンを示し、第3図は
焼結体を示し、第4図は焼結体の外側面を特定する記号
を示し、第5図は分極用電極8、9が形成された状態を
示し、第6図は第5図の状態における電気的接続状態を
示し、第7図は外部端子10、11が形成された状態を
示し、第8図は第7図の状態における電気的接続状態を
示す。 第9図は第8図の中央の圧電セラミック層5d、5eに
おける伸縮の態様を説明する図である。 第10図はこの発明の圧電変位素子の第2の実施例で用
いられる電極の形成パターンを示す図である。 第11図および第12図はこの発明の圧電変位素子の第
3の実施例を説明する図であって、第11図は電極の形
成パターンを示し、第12図は外部端子10、11が形
成された焼結体7を示す。 第13図はこの発明の圧電変位素子の第4の実施例であ
って、第12図の外部端子の形成態様を変更したものを
示している。 第14図はこの発明の圧電変位素子の第5の実施例で用
いられる電極の形成パターンを示す。 第15図ないし第17図はこの発明の圧電変位素子の第
6の実施例を説明するための図であって、第15図は電
極の形成パターンを示し、第16図は分極用電極8、9
が形成された焼結体7を示し、第17図は外部端子10
、11が形成された焼結体7を示す。 第18図および第19図はこの発明の圧電変位素子の第
7の実施例を説明するための図であって、第18図はこ
の実施例で用いられる電極の形成パターンを示し、第1
9図は外部端子10a、10b、11a、11bが形成
された焼結体7を示す。 第20図および第21図は、それぞれ、この発明の圧電
変位素子の第8および第9の実施例で用いられるう電極
の形成パターンを示す。 第22図ないし第24図はこの発明の圧電変位素子の第
10の実施例を説明するための図であって、第22図は
この実施例で用いられる電極の形成パターンを示し、第
23図は分極用電極8、9が形成された焼結体7を示し
、第24図は外部端子10、11が形成された焼結体7
を示す。 第25図ないし第27図はこの発明の圧電変位素子の第
11の実施例を説明するための図であって、第25図は
この実施例で用いられる電極の形成パターンを示し、第
26図は分極用電極8、9が形成された焼結体7を示す
。 第28図および第29図はこの発明の圧電変位素子の第
12の実施例を説明するための図であって、第28図は
分極処理時における電気的接続状態を示し、第29図は
駆動電圧印加時における電気的接続状態を示す。 第30図はこの発明の圧電変位素子の第13の実施例で
あって、第28図における圧電セラミック層5d、5e
の厚みが薄くされた場合の分極処理時の電気的接続状態
を示す。 第31図ないし第35図はこの発明の圧電変位素子の第
14の実施例を説明するための図であって、第31図は
この実施例で用いられる電極の形成パターンを示し、第
32図は分極用電極17、18が形成された焼結体16
を示し、第33図は第32図の状態における電気的接続
状態を示し、第34図は外部端子19、20が形成され
た焼結体16を示し、第35図は第34図の状態におけ
る電気的接続状態を示す。 第36図および第37図はこの発明の圧電変位素子の第
15の実施例を説明するための図であって、第36図は
この実施例で用いられる電極の形成パターンを示し、第
37図は外部端子19a、19b、20a、20bが形
成された焼結体16を示す。 第38図および第39図はこの発明の圧電変位素子の第
16の実施例を説明するための図であって、第38図は
分極処理時の電気的接続状態を示し、第39図は駆動電
圧印加時の電気的接続状態を示す。 第40図は従来の並列型バイモルフ構造の圧電変位素子
を示す。 第41図は従来の圧電変位素子との比較の上で、この発
明の圧電変位素子の変位量を測定する状態を示す。 第42図はこの発明の圧電変位素子(X、Y)と従来の
バイモルフ構造の圧電変位素子(Z)とを比較する変位
量と印加電圧との関係を示すグラフである。 第43図ないし第49図はこの発明の分極方法の一実施
例を説明するための図であって、第43図は分極時にお
ける電気的接続状態を示し、第44図は第43図に示す
電気的接続を可能にする電極の形成パターンの一例を示
し、第45図は第44図に示した電極パターンをもって
構成した焼結体44を示し、第46図は焼結体44に分
極のために用いられる接続用電極45および分極用電極
46,47が形成された状態を示し、第47図は分極工
程の好ましい実施例を示し、第48図は駆動電圧を印加
する際の電気的接続状態を示し、第49図は第48図の
電気的接続を達成している圧電素子の外観図である。 第50図および第51図はこの発明の分極方法の他の実
施例を説明するための図であって、第50図は分極処理
時の電気的接続状態を示し、第51図は駆動電圧印加時
の電気的接続状態を示す。 第52図および第53図はこの発明の分極方法のさらに
他の実施例を説明するための図であって、第52図は分
極処理時の電気的接続状態を示し、第53図は駆動電圧
印加時の電気的接続状態を示す。 第54図および第55図はこの発明の圧電変位素子の第
17の実施例を説明するための図であって、第54図は
分極処理時の電気的接続状態を示し、第55図は駆動電
圧印加時の電気的接続状態を示す。 ずにおいて、1は圧電変位素子、3は外部端子、5a〜
5h、14a〜14i、31a〜31c、43a〜43
h、57a〜57b、59a〜59iは圧電セラミック
層、6a〜6i、15a〜15j、30a〜30d、4
2a〜42i、56a〜56i、58a〜58jは電極
、7、16、44は焼結体、10、10a、10b、1
1、11a、11b、19、20、53、54は外部端
子、8、9、17、18、46、47は分極用電極であ
る。 特許出願人 株式会社村田製作所 代理人 弁理士 深見久郎 (ほか2名)
Claims (3)
- (1)各層の両面に互いに対向する電極が位置する、第
1、第2および第3の圧電セラミック層が、順次厚み方
向に重なり合った状態で、焼成されて得られた焼結体と
、 前記焼結体の外表面上に設けられる第1および第2の外
部端子とを備え、 前記第1の圧電セラミック層と前記第2の圧電セラミッ
ク層とは、互いに逆向きに厚み方向に分極されており、 前記第2の圧電セラミック層と前記第3の圧電セラミッ
ク層とは、同じ方向に厚み方向に分極されており、 前記電極は、交互に前記第1または第2の外部端子に接
続されている、圧電変位素子。 - (2)各々2以下の層からなり、かつ各層の両面には互
いに対向する電極が位置する、第1および第2グループ
の圧電セラミック層が、厚み方向に重なり合った状態で
、焼成されて得られた焼結体と、 前記焼結体の外表面上に設けられる第1および第2の外
部端子とを備え、 前記第1および第2グループの各々について、前記電極
を介して互いに隣り合う各圧電セラミック層は、互いに
逆向きに厚み方向に分極されており、 前記各グループに含まれる電極は、それぞれ交互に、前
記第1または第2の外部端子に接続されている、圧電変
位素子。 - (3)互いに対向しながら順次厚み方向に重ね合わされ
たn個(n≧3)の電極間にそれぞれ圧電セラミック層
が介在した状態で焼成されて得られた焼結体をもって構
成された圧電素子を分極する方法であって、 前記電極のうち、第(x−1−2y)番目の電極には第
1の電位が与えられ、第(x±2y)番目の電極には第
2の電位が与えられ、第(x+112y)番目の電極に
は第3の電位が与えられて、各電極間に介在する前記圧
電セラミック層が分極されることを特徴とする、圧電素
子の分極方法。 但し、第1の電位>第2の電位>第3の電位、xは、上
記分極方法により分極処理された結果、分極方向が揃う
隣り合う2個の圧電セラミック層の間に位置する電極の
順番を表わす定数であり、2≦x<nの整数、 y=0,1,2,3,・・・、および 各電極の順番を表わす数字が0もしくは負のときまたは
nを越えるときは、その電極は存在しないことを示す。
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