JPS607324B2 - 撚線型化合物超電導ケーブル - Google Patents

撚線型化合物超電導ケーブル

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JPS607324B2
JPS607324B2 JP51049058A JP4905876A JPS607324B2 JP S607324 B2 JPS607324 B2 JP S607324B2 JP 51049058 A JP51049058 A JP 51049058A JP 4905876 A JP4905876 A JP 4905876A JP S607324 B2 JPS607324 B2 JP S607324B2
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compound superconducting
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superconducting cable
stranded compound
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靖三 田中
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Furukawa Electric Co Ltd
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    • Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は可操性に優れ、安定化構造(内部安定化および
外部安定化)と必要最小限の補強構造を備えた成形撚線
型極細多芯化合物超電導ケーブルに関するものである。
一般に化合物超電導線またはケーブルとして要求される
条件としては{1} 可榛・性に優れていること ■ 異方性の少し、こと 【3’ 電流密度が大きいこと ‘4} 微細多芯であること ■ 交流損失が少し、こと (6)機械的強度に優れていること である。
而して化合物超電導体にはNQSn,V3Gaの如きB
−W(A−15)型超電導体、NbN,ZrNの如きN
aC〆(B−1)型超電導体、V2Zr,V2也の如き
Laves(C−15)型超電導体などがあるが、その
内でもNb3Sn及びV30aのみが実用化されている
。
然しながらこれらの化合物超電導体はNb−Ti合金或
はNb−Zr合金の如き超電導体に比較して超電導体の
基本的特性である臨界温度、臨界磁場、臨界電流密度が
高いために高磁場用導体としては有望視されているが、
反面機械的特に曲げや衝撃に対して脆弱であるという欠
点があった。この脆弱性を克服する導体構造として、第
1図に示す如きテープ状導体が開発された。即ち、1例
としてNb3Snテープについて説明するとNbテープ
亀の外側にNb3Snからなる超電導体層2を設けもそ
の外側に銅又は銅合金からなる安定化層3を通常のハン
ダ層4を介して設けト更にその外側にハンダ層5を設け
たテープ状化合物超電導体がある。この超電導体は一車
由方向のみのすなわちテープの厚さ方向への曲げのみの
可榛性に優れているがその反面幾何学的な異万性に起因
して磁界との間にフラックスジャンプなどの不安定現象
を示し、マグネットを設計する際に電流密度の不均一性
や磁界の不均一性が常に問題になっていた。又「第2図
および第3図に示す如き超電導体が次々に提案された。
即ち第2図についてV30a線を例として説明すると、
母相Cu−Ca合金8の内に、複数本のV芯6の外側に
V30aの超電導体層7を設けた6本の素線9を補強材
10の周囲に撚合された後更にその外側に安定化材11
を被覆した藤線型極細多芯化合物超電導線であり、第3
図のものはトその1例としてNb3Sn線について説明
すると母線Cu−Sn合金8内に、複数本のNb芯6を
設け、その長手方向に沿って換り加工を行い、更に加圧
を行ってテープ状になした後、熱処理してNb芯6の外
側にNb3Sn層7を形成してなるテープ状極細多芯化
合物超電導ケーブルである。第2図の撚線型極細多芯化
合物超電導線においては第1図の如きテープ状導体にお
ける異万性を解消すると共に導体横断面のあらゆる方向
に対して可孫性の優れたケーブル構造であるが、ケーブ
ル中に20〜50%の空隙が存在し十分な電流密度が得
られない。その他にケーブルの交叉箇所での応力集中を
起す可能性があるなど大容量のケーブルには不向きな構
造的問題があった。一方〜第3図の如きテープ状極細多
芯化合物超電導ケーブルにおいては導体断面の一触方向
について可視・性に優れ、電流容量も比較的大きくする
ことが可能な構造であるが、ケーブルに磁場をかけた場
合、その方向によってなお20〜40%の電流異方性が
存在し、超電導マグネットを設計する場合やマグネット
を操作する上で大きな問題となっていた。さらに、第3
図の如きケーブルにおいては化合物超電導体が金属マト
リックス中に埋設されているた‐め、大容量のケーブル
においてはパルス的あるいは高周波的使用条件で渦電流
損失や表皮(スキン)効果が大きくなる欠点を有してい
た。本発明は、かかる点に鑑み種々研究を行った結果「
上記要件を満す可操性に優れ、電流異万性を解消しL大
きな電流密度と電流容量とが得られる撚線型極細多芯化
合物超電導ケーブルを見出したものである。
すなわち、本発明は化合物超電導体の連続相を有する秦
線の複数本からなる化合物超電導ケーブルにおいて、該
秦線は円形又は局平の横断面をもち、二段層状に配置さ
れかつ所望の周期性をもって各素線がケーブルの長手方
向に位置交換されており、さらにケーブル横断面は略四
辺形をなし「しかもケーブル横断面における全秦線の断
面積の合計がケーブル横断面における素線に外接する矩
形の面積の50%以上であることを特徴とする燃線平角
型化合物超電導ケーブルである。
特に本発明では、素綾としてはその外径の2〜200倍
のピッチでツイストされており、さらにかかる素線の複
数本からなる黍線集合全体すなわちケーブル自体の撚り
ピッチPがケーブルの横幅Wの2〜2の音であり、かつ
ケーブル横断面の厚さtと横幅との比が1〜100であ
り、しかもこの厚さtが次の式を満すときに、最も理想
的で完全な撚線型化合物超電導ケーブルとなるものであ
る。t≦波oxぐx(1十4W2/戊) 上式において、Roはこのケーブルの許容曲げ半径、す
なわち目的とするケーブルに要求される最4・曲げ半径
であって、ケーブルの幅広面に平行な中立面のつくる曲
率半径である。
中立面というのは例えばこのようにケーブルを曲げた場
合にケーブルの内部で延び縮みの全く起きない位置であ
る。また上式においてどは素線の有する化合物超電導体
の連続相が損傷を受けない歪率の上限値(以上許容歪率
と称する)である。したがってどより大きな歪率を与え
るとその化合物超電導体は亀裂などが発生して超電導特
性を損う。ごは化合物超電導体の種類等によって異なる
が通常02〜0.6%とされている。なお、Wは前記の
如くtケーブルの横幅であり、Pはケーブルの撚りピッ
チである。したがって本発明によれば」従来のテープ状
超電導ケーブルと異って二方向への曲げが可能である。
すなわち、ケーブルの厚さ方向、換言すればケーブルの
幅広面に垂直な方向とケーブルの横幅方向、換言すれば
ケーブルの側面に垂直な方向との二方向への曲げが可能
である。さらに重要なことは、ケーブルの厚さt「横幅
W、撚りピッチP、許容曲げ半径R。及び素線の化合物
超電導体の許容歪率ごが前記の如くt≦派o×ご×(1
十4W2/p2)の関係を満すように設定することによ
って、極めて脆い化合物超電導体を使用してるにもかか
わらずドラムへの巻き取り、マグネットコイルの作成等
に際して合金超電導体と同様に取り扱うことができると
いうことである。許容曲げ半径Roは化合物超電導ケー
ブルを合金超電導ケーブルと同様に曲げても全く超電導
符性が損われないで曲げられる曲げの極限すなわち最小
曲げ半径であるから、所望の許容曲げ半径Roに応じて
上式によって容易にケーブルの厚さt、幅W、及びピッ
チPが定まる。逆に所望のt,W,Pを持つケーブルは
、上式によって許容曲げ半径Roが定まるので大掛りな
装置と費用を要してRoを実測することなく、許容曲げ
半径Roが保証されている。以下、本発明を図面に基づ
いて詳細に説明する。
ただし、ここでは代表的なNGSn化合物超電導体の場
合について述べるが本発明はこれに限定されないことは
明らかである。
まず、本発明のケーブルの基本構造について説明する。
第4図に示す如くNはSnからなる化合物超電導体7の
連続相を有する素線9の複数本がケーブル断面において
上下二層に配列された、ケーブル横断面が略四辺形の成
形撚線型極細多芯化合物超電導ケーブルつまり撚線平角
型化合物超電導ケーブルを基本構造とする。ここにおい
て、秦線9は円または扇平の横断面をもち、上下二層を
構成する素線9が周期的に位置交換され、第4図bに示
す如きケーブル横断面における7本の秦線の断面積の合
計がケーブル横断面における秦線に外接する矩形Kの面
積に対する比率(以下素線充填率と称する)が50%以
上であることが必要である。この範囲の設定理由は、最
も単純な円形断面の素線3本から構成されるケーブルに
おいておよそ50%の素線充填率となり「黍線数の増大
および成形率の増大(素綾の縞平化)によって充填率は
向上し〜秦線間の空隙が全く無くなった場合に充填率は
100%となるからである。したがって〜素線充填率が
増大する程導体の電流密度は向上する。さらにト本発明
のケーブルを構成する素線の数は奇数または偶数のいず
れでもよいが「位置交換による素線の多重交叉を避ける
ためには奇数本であることが望ましい。一方、本発明の
ケーブルにおいては「超電導作動時に磁界の変動によっ
て生じる結合電流をカットする目的で化合物超電導体で
ある芯線はケーブルの長手方向に対して相互に立体交叉
している必要がある。
素線gの構造は後述する如く単芯および多芯があるがt
安定性の面からは極細多芯であることが望ましく、さら
に素線がその外径の2倍から20針音のピッチ涙(ツイ
スト)られていることが望ましい。このツイストピッチ
の限定理由は「芯線となる化合物超電導体ケーブルの長
手方向に対して450(外径の2倍のピッチに相当する
)以上になる必要がないことと「実用的なコイル周長に
ついて芯線が少くとも1回ツイストされておれば目的を
達成することによる。なお、本発明のケーブルは可擬性
を効果的にするためケーブルの撚りピッチを限定してお
り「該ケーブルの横幅W(第4図b)の2倍から2針音
であることが望ましい。この理由は、結合電流を効果的
にカットするため、このケーブルが巻線されてマグネッ
トを製作する際ケーブルの型崩れを防止するため、およ
びケーブルの厚さ方向と横幅方向の二方向への可視・性
の差異を最小限にするためには、ケーブルの撚りピッチ
は小さい程よく〜その好ましい範囲が2〜2折音である
。さて、本発明のケーブルは化合物超電導体を対象にし
たものであるため、化合物超電導体の本質的な性質であ
る機械的な脆弱性を考慮されたものであることは当然で
ある。
すなわち、ケーブル横断面の縦横比(第4図bにおいて
W/t)が2から100の範囲に限定することにより目
的に応じたケーブルの可榛・性が保証される。ケーブル
がその厚さ方向と横幅方向の二方向にほぼ等しい確率で
曲げられる場合はW/tが1であることが理想である。
また「ケーブルが主としてその厚さ方向のみの曲げを受
ける場合はケーブルの巻線時における型崩れ防止も考慮
して、Wノtが100以下で十分であり「好ましくは5
0以下である。ただし、該ケーブルの厚さtは次式の範
囲内で選ばれるべきであることは既述した通りである。
t≦2R×ご×(1十4W2ノ群) ここで〜Rはケーブルの曲げ半径であり、許容曲げ半径
Roのとき上式の符号が成り立つ。
またどは素線の化合物超電導体の許容歪率である。本発
明で用いる素線の構造については特に限定されるもので
はない。化合物超電導体は非常に脆いので「素線中に化
合物超電導体を形成するのは撚合せ集合を行いさらにロ
ール等によって所望形状例えば平角状又は扇平に成形し
てケーブル状にした後で拡散熱処理して行うものである
。したがってロール成形する以前の素線すなわち、化合
物超電導体が未だ形成されていない出発秦線の形状とし
ては、通常断面円形である。このように本発明ケーブル
中での素線の外蓬状は種々であるが「素線の内部構造を
説明するために便宜上断面円形の例で説明する。本発明
で用いる秦線の内部構造の代表例を挙げると第5図〜第
8図に示すものである。勿論本発明で用いる素線の内部
構造については上記のきものだけに限定されるものでは
ない。素綾構造の基本としては第5図に示すものである
。
すなわちaの如くNb線6の周囲にNb3Sn相すが形
成されているもの、bの如くCu山Sn合金マトリック
ス蚤の中にNb3Sn芥目7が多数含まれているものし
およびcの如くNb層6とNCSn層7が交互に含まれ
ているものが素線の基本構造である。この基本構造の変
形としては第6〜第8図に示す如く、素綾に安定化金属
を内蔵するものがある。次にこのように素綾9が安定化
されたケーブルの構造について説明する。
第6図aに示す如く、Cu−Sn合金マトリックス8の
中にN広Sn相7があり、安定化材軍亀が隔壁材翼01
こ覆れて内蔵されているものであってもよいし、b図に
示す如く安定化材11が隔壁材1Q書こよって複数本に
分割されていてもよい。
ここで、安定化材官軍は銅、金「銀「アルミニウムなど
極低温の使用状態で電気伝導性および熱伝導性がよく磁
気抵抗効果の少し、ものが望ましい。また、隔壁構造の
目的は化合物超電導体7を形成させるための拡散熱処理
の際に、安定化金属1竃の純度が低下するのを防止する
ことである。したがって、隔壁材10‘ま安定化金属の
純度低下につながる相互拡散を抑制するものでなければ
ならず、タンタル「ニオブ「バナジウムなどから、他の
構成金属に応じてそれに適するものが選択されなければ
ならない。さらに、安定化材を内蔵した黍線として、第
7図に示す如く化合物超電導体相?の内部で未反応の金
属6(たとえば、N虹3Snの場合ではNb)に包まれ
て安定化材1貫が内蔵されているものおよび第8図の如
く化合物超電導体相?「 この化合物超電導体の構成元
素の一方の金属の合金マトリックス8及び隔壁材11を
含む複合体を取巻くべく安定化材貴1が配置されている
ものであってもよい。次に、本発明のケ−ブルの基本構
造の変形について説明する。
第9図に示す如く〜本発明のケーブルは第4図に示す超
電導性秦線9の所望本数を安定化材亀’で置換された構
造であってもよい。
この変形の構造の特徴は「ケーブルの可犠牲を全く変化
させることなくケーブルに安定化材11を付加しうる構
造にある。また、別の変形構造として「第10図に示す
如く〜本発明のケーブル12の一部または全部を安定化
材11およびノまたは補強材亀3の中に埋設してなるも
のであってもよい。また、別の変形構造として、第11
図に示す如く、本発明のケーブル(第4図)の横断面の
中央部に補強材亀Sを長手方向に設けたケーブルであっ
てもよい。さらに、第4図t第9図、第’0図及び第亀
1図の如きケーブル12を2次素線として所望の構造に
集合した例えば第12図の如き複合ケーブルも本発明に
含まれる。
すなわち、aは2次素綾となるケーブル12があたかも
平角ケーブルの如く転位集合され、その外側を、電気絶
縁したステンレススチールテーププ17でテーピィング
した構造の複合ケーブルである。またbおよびcはケー
ブル12を角型又は円型中空管となるようにたとえば安
定化材11及び/または補強材でできた断面角型又は円
型のパイプの周囲に巻回した構造の複合ケーブルである
。次に、本発明のケーブルの基本構造に対して「安定化
材および/または補強材をさらに付加した構造のケーブ
ルについて説明する。
これまでに述べてきたケーブルは使用条件によってはこ
れ以上にさらに安定化されたものが要求される場合とさ
らに強度の高いものが必要となる場合とがある。これは
化合物超電導体が強磁場において使用するのに最も適し
ているにもかかわらず、脆くて機械的強度が小さいので
強磁場で大電流を通しうる導体としては十分な安定化材
と補強材が付加されていなければならない。しかも「
これらの付加によって導体の可榛性を損なってはならな
いため「上述の構造の他に第13図の如き構造によって
目的が達成される。特にこの構造は大容量ケーブルに適
合する基本的な導体構造といえる。原理的には上述(第
4図)の如きケーブルに幅広面の片側または両側に安定
化金属及び補強物質(タングステン「モリブデン「ステ
ンレス鋼、炭素、棚素など)のいずれか一方又は両方を
(両方の場合は目的に応じた割合で組合せて)付加する
ものである。付加される物質の形状はテープ状(積層状
テープも含む)の他、二方向の曲げに対しても可孫性の
ある成形撚線であれば効果的である。次に、直流的用途
に耐えうる導体構造について説明する。
本発明のケーブルについてこれまで説明してきた安定化
面での配慮は化合物超電導芯線の極細多芯化〜芯線のツ
イストおよび安定化金属の付加が主体であった。
この点については理論的にも検討が進んでいるため「
この点からの安定曲こついては数値的判断あるいはその
ための設計が可能である。しかし「実際にはこれら以外
の因子によってもフラックス。ジャンプなどの不安定現
象が発生する。これは電磁力による導体の局部的な振動
や移動に伴なう熱発生に起因すると解釈されている。し
たがって〜直流的用途を目指す導体であってもケーブル
を構成する素線や必要最小限固定されている必要がある
。この意味で、本発明のケーブルに最高で5%の空隙を
持っていることは不都合である。こうした空隙は熱伝導
のみならず「導体の超電導−常電導転移の際の電流のバ
イパスにも不都合が発生しうるため「 この空隙に導体
の可操性をほとんど損わない軟質金属(インジウムもス
ズ、鉛など)や電気絶縁物質(主として秦線の固定の目
的)を充填しておくことが望ましい。第竜4図は素線g
相互の空隙及び素線9の露出部に欧資金属例えばインジ
ウムを充填又は被覆したケーブル構造である。次に「交
流的用途に耐えうる導体構造について説明する。
超電導体に使用される電流は前述の直流と交流である。
また「超電導マグネットを励磁する操作過程や使用状態
での電圧変動によって直流を使用していた場合でも交流
的要素は無視できない。超電導体が交流的用途に適用さ
れる場合つぎのような問題が一般的に発生する。すなわ
ち、■第2種超電導体を混合状態で使用することによる
磁気ヒステリシスロスが発生する。■極細多芯複合線と
して安定化を施してある複合線は磁場変動に対して超電
導線間に結合電流が流れ、等価的に超電導黍線の径が太
くなったことと同じことになり不安定になる。■磁場の
変動速度が大きくなると銅など高導電率をもつマトリッ
クスといえども渦電流ロスが大きくなる。これらの問題
点で第1のヒステリシスロスは本質的なものであって超
電導材料の種類により一義的に決定される。第2の結合
電流の問題は超電導芯線のツイストや撚線磯造によって
軽減させることができる。また結合電流は芯線間の導電
率の低下によっても軽減される他「素線間の接触抵抗の
増大により一層効果的に結合電流のループを切ることが
できる。このことは効果の点ではツイストピッチを小さ
くしたことと同じ効果を発揮するのでツイストピッチを
小さくしなくともよいというメリットもある。第3の渦
電流ロスに関しては銅などの安定化金属(マトリックス
も含め)が塊状であるよりも分散または高抵抗物質で分
割されていることが望ましい。この意味で「本発明のケ
ーブルは芯線が転位され「高抵抗マトリックス中に埋込
まれ〜安定化金属も分割または分散されているためt交
流特性は優れている。本発明のケ−ブルをより厳しい交
流的(パルス的及び高周波的)用途に適合させるために
はつぎの構造を取ることが望ましい。すなわちし第翼5
図に示す如く、本発明のケーブルを構成するすべての素
線(超電導素線9、安定化金属秦線亀富および補強用素
線再3)の外周部を電気高抵抗物質再5または電気絶縁
物質量容(無機および有機絶縁物質)で被覆されたケー
ブルである。最後に、本発明のケーブルの絶縁構造につ
いて説明する。
本発明のケーブルの最外周部に、電気絶縁された安定化
金属の線条体、電気絶縁された補強物質の線条体及び電
気絶縁物質の線条体のいずれか1種又は2種以上を撚合
、編組または巻回によって配した導体である。
第16図はこの例であり「ケーブル軍孝の最外周部を有
機絶縁されたステンレス鋼のテープ亀7でテ−ピング絶
縁されたケーブルを示す。次に本発明の実施例について
説明する。
実施例 1 ケーブルの撚りピッチPが2仇ゆで、横幅Wが4J脚で
許容曲げ半径Roが13柳である本発明ケーブルを造る
場合「ケーブルの厚さtを前記式tミ駅oxご×(1十
4W2/平)に従って算出すると0.27側以下にすれ
ばよいことが判った。
ただしN&Sn化合物の許容歪率ごは0.6%とした。
また上記ケーブルの厚さ(0427柵〉は上記式で算出
された値を3ノ2倍した値である。式中でtは正確には
最外位置にある化合物超電導体の頂点までの距離である
から素線を上下二層にしたケーブルではマトリックス金
属が余分にあるのでその分の厚さが約1ノ3ある。その
ため実際のケーブルの厚さは3ノ2倍した値の0.27
脚とする。したがって上記サイズになるようにして次に
ケーブルを造った。
銅一1触れ%スズ合金中に純ニオブ榛を17本埋込みこ
れを外径0.3側めまで伸級し「次いで10肋のピッチ
で模り加工を行って素線を得た。
この素線15本をピッチ2仇吻で空芯同じ撚線を作製し
タークスヘッド(2方向ロール)により圧潰した結果〜
断面寸法0。25肋×4.1柳の成形撚線型ケーブル
を得た。
この時の素綾充填率は96%であった。このケーブルを
3×10‐4脚日夕の真空炉において880つ0の温度
で3虫時間加熱し、ニオブ榛と銅−スズ合金との界面に
NはSn化合物超電導体を形成させた。本発明により得
たケーブルと比較するために断面寸法0.25脚×3.
9側の従来平角ケーブル(第3図の如き横造で芯線数は
255本であった)を用意した。
更に本発明のケーブルと比較ケーブルをそれぞれインジ
ウムで固めた後もこれらを曲げずに直線状にした状態で
4.〆K,70KGのもとで通電を行ったところ本発明
のケーブル及び比較ケリブルのいずれも920Aで常電
導に転移した。
次に、両ケーブルを曲げ半径13柳に曲げた状態で4.
をK,70KGで同様に測定したところ本発明のケーブ
ルは920Aであったが、比較ケーブルでは23松であ
った。また、これらのケーブルをケーブルの横幅方向に
曲げ半径25脚で曲げた後4.をK,70低Gのもとで
通電したところ本発明のケーブルでは91めで常電導に
転移したが、比較ケーブルでは?2Aで通電初期から抵
抗発生が観察された。従って上記測定結果から明らかな
ように、ケーブルの厚さ方向に曲げ半径13柳で曲げた
場合、本発明ケーブルでは臨界電流値が920Aであり
、これはケーブルに全く曲げを与えずに測定したときの
臨界電流値と同じであるから、本発明ケ−ブルは曲げ半
径13脚では全く損傷を受けていないことになる。
これに対して比較ケーブルでは920Aから238Aに
低下しているので比較ケーブル中のN広Snが著しく損
傷していることになる。また同様にケーブルの横幅方向
に曲げ半径25側で曲げた場合、本発明ケーブルでは9
1離であったので良A低下しているがこれは明らかに測
定誤差内の値であり、全く損傷を受けていないことにな
る。これに対して比較ケーブルでは72Aと極端に低下
しており、比較ケーブル中のNb3Snはほとんど破壊
されていることになる。したがって比較ケーブルの方が
超電導特性を劣化させない許容曲げ半径が大きく、比較
ケーブルは厚さ方向の曲げの用途以外には使用できない
ことを示している。
実施例 2 銅−19れ%ガリウム合金マトリックス中に純バナジウ
ム榛2310本とタンタルで被覆されたOFHC銅榛1
本は該マトリックスの中心になるようにして夫々埋込み
これを直径0.5柳まで伸線し、ついで8肌のピッチに
換り加工を行って素線を得た。
この秦線7本をピッチ25脚で空芯同心燃線を作製し「
タークヘッドもこより圧潰し、断面寸法0.2肋×5
.1脚の成形撚線型ケーブルを得た。この時の素綾充填
率は89%であった。このケーブルを1×10‐4側日
夕の真空炉において650℃の温度で5観時間加熱し、
バナジウム棒と銅−ガリウム合金との界面にV30a化
合物超電導体を・形成させた。かくして得られたケーブ
ルは前記式によって算出すると許容曲げ半径は9.51
肋である。ただし、この計算では実施例1で述べたと同
じ理由により式中で用いるtは0.2側の2/3にして
行った。また許容歪率ごは0.6%とした。本発明のケ
ーブルを長さ方向に2分割し、一方のケ−ブルにOFH
C鋼索線7本で構成された0。1柵×5.1脚の成形撚
線1本を熔融インジウム浴中で貼けた後、ポリビニルブ
チラール樹脂(10仏)によって絶縁しケーブルXとし
た。
他方のケーブルを大気中において60000の温度で1
5分間加熱し素線の表面を繊密な酸化膜で覆った後、ポ
リビニルブチラール樹脂で被覆された0.05柳厚×3
柳のOFHC鋼箔を用いてテープ巻きしケープルロとし
た。まず、それぞれのケーブルを曲げ半径1仇伽こ曲げ
た後、4.2K;70KGのもとで通電したところ、ケ
ーブル1においては890Aでケープルロにおいては8
9船でそれぞれ常電導に転移した。
しかし「いずれの試料も超電導体の損傷に起因する抵抗
発生はなく、可操‘性が保証されていることが判った。
このことは前記計算値の許容曲げ半径Ro(9.51柵
)が正しいことを示している。一方、ケーブルをソレノ
ドーこ巻き外部磁場をかけサーチコィルにより磁化曲線
を描かせ面積より交流損失を算出した。外部磁場は04
7〜1雛G、周波数は0.005〜0.5HZの三角波
を用いた。V30aのヒステリシス損はほとんど等しい
が、常電導金属による損失はケーブルZにおいて大きい
。これはケーブル1の各秦線が絶縁されていないためO
FHC鋼およびインジウムによる常電導金属の渦損失が
大なることと結合電流の処理が不十分であることに起因
している。一方、ケーブル0においては〜素線が独立に
絶縁されているため、常電導金属による総合的な損失が
著しく減少していることがわかる。実施例 3 実施例1によって得られたN広Snを形成していない素
線13本と別に用意されたCu−Sn合金で被覆された
外径0.3肋の銀線2本とをピッチ15肌で空芯同じ撚
線を作製し、タークスヘッドもこより圧潰し断面寸法0
.25×4.1柳の成形撚線型複合ケーブルを得た。
このケーブルを10仏のステーンレス鋼とクラツドされ
た50仏のOFHC鋼箔で作った0。255×4.11
柳の溝中に挿入して第18図の如き複合ケーブルとし、
9×10‐1脚日夕の真空炉中において、68000の
温度で34.5時間加熱しt ニオブ芯と銅−スズ合金
との界面にNはSn化合物超電導体を形成させた。
しかる後真空度を5×10‐5脚日のこ上げ3び分間加
熱後冷却した。このケーブルを溶融インジウム浴に通じ
てインジウムメッキした。このケーブルを曲げ半径13
.5側に曲げた後〜4.ゲK,7肌Gのもとで通電した
ところ79船で常電導に転移した。この時の電流密度は
8.9×1ぴAノゆであり実施例1におけるそれと同一
であったため、本実施例のケーブルは曲げ半径1345
柳においても可榛‘性が保証されていることがわかる。
尚「許容曲げ半径の計算値は10.7肋である。実施例
4実施例2において得られたV30aを形成していな
い素線7本を用いて空芯同心撚線を作製する際、この空
芯部に0.1×3仇肋のステンレス鋼テープを挿入させ
、タークスヘッドーこより圧潰し「断面寸法0.2側×
5.1側の成形撚線型複合ケーブルを得た。
このケーブル4本を、半径0.2肌のエッジを有する外
寸法5.0脚x5.0肋で内寸法3.5肋×3。5肋の
OFHC銅角管にピッチ2比肋で巻き付け「 夕−クス
ヘッドで成形して外径5.4×5.4側の中空複合ケー
ブルを得た。
このケーブルを1×10‐4柳日多の真空炉において6
5000の温度で50時間加熱し〜バナジウム棒と銅−
ガリウム合金との界面にV30a化合物超電導体を形成
させた後tケーブルの空隙をインジウムで埋めト10ム
のポリィミド樹脂テープで絶縁した。このケーブルを2
5仇物の直径に曲げた後ト4.20に亨 70KGで通
電したところ「430靴で常電導に転移した。
このケーブルの電流密度は実施例2における試料と同等
であり「可操性が保証された。以上詳述した如く本発明
の化合物超電導ケーブルは次の如き効果を有するため極
めて工業的利用価値大なるものである。‘1} 成形藤
線であるため可操性に優れている。
(21 極細多芯線によって構成され「芯線が楕円形で
あるため従来のテープ状導体に比し、電流異方性は皆無
となる。{3字 成形燃線型構造は化合物超電導芯線を
著しく変形又は断線させることなく秦線充填率が向上で
きるため導体電流密度が大となる。
{4} 化合物芯線が極細多芯で、ツイストされている
ため、本質的に安定化されており、交流損失も極めて少
なくなる。
{5} 安定化金属および補強材が導体内に分散して内
蔵しうる構造であるため、交流損失を軽減するに適して
いる。
また、補強材が分散して配置されているため導体に局部
的応力集中が加わらない。{6} 成形撚線型ケーブル
は横断面が平角状であるため〜集合ケーブルを作製する
に好適で、この場合に充填率が高くできるばかりでなく
「局部的応力集中が少〈なる。
【図面の簡単な説明】
第富図から第3図は従来の化合物超電導線またはテープ
の図ト第4図aは本発明のケーブルの斜視図〜第4図b
は本発明のケーブルの断面図、第縞図から第8図は本発
明のケーブルの素線の構造を示す断面図、第9図から第
16図(第12図を除く)は本発明のケーブルの変形構
造を示す断面図、第12図は本発明のケーブルの集合ケ
ーブル斜視図。 1…金属テープ、2・・…。 超電導体層、3・・・・・・安定化層、4,5……ハン
ダ層、6…・・・芯材「 7……化合物超電導体層、8
・・・・・・母相、9・・・…素緑、亀D……隔壁材、
11…・・・安定化金属、12・・・・・・成形撚線「
13・…“補強材、14……インジウム「 富5・…
・・電気高抵抗物質、16・・・・・・電気絶縁物質。
多ー図 第2図 第3図 第4図 繁づ囚 髪6図 第7図 第8図 発7図 多ゆ図 多71図 多 ′2 斑 髪ノ3図 弊 /4 図 秦ハ図 多 ′5 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 化合物超電導体の連続相を有する素線の複数本から
    る化合物超電導ケーブルにおいて、該素線は円形または
    扁平の横断面をもち、二段層状に配置されかつ所望の周
    期性をもって各素線がケーブルの長手方向に位置交換さ
    れており、さらにケーブル横断面は略四辺形をなし、し
    かもケーブル横断面における全素線の断面積の合計がケ
    ーブル横断面における素線に外接する矩形の面積の50
    %以上であることを特徴とする撚線型化合物超電導ケー
    ブル。 2 素線は、その外径の2〜200倍のピツチでツイス
    トされ、該素線の複数本よりなるケーブルの撚りピツチ
    Pが該ケーブルの横幅W2〜20倍であり、かつケーブ
    ル横断面の厚さtと横幅との比が1−100であり、し
    かもこの厚さtは、 式 t≦2R_0×ε×(1+4
    W^2/P^2) (ただし、R_0は該ケーブルの許
    容曲げ半径であってケーブルの幅広面に平行な中立面の
    つくる曲率半径であり、εは化合物超電導体が損傷を受
    けない歪率の上限である)を満すことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の撚線型化合物超電導ケーブル。 3 銅、金、銀及びアルミニウムのうちから選ばれた安
    定化金属を有する素線を用いることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の撚線型化合物超電導ケ
    ーブル。 4 全素線の内の所望本数を、安定化金属からなる素線
    及び補強物質からなる素線の一方又は両方で置き代えた
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    の撚線型化合物超電導ケーブル。 5 ケーブルの一部又は全部を、安定化金属及び補強物
    質のいずれか一方又は両方の中に埋設したことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項又は第2項記載の撚線型化合
    物超電導ケーブル。 6 二段層状に配置された素線の層間に補強物質を介在
    させたことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の撚線型化合物超電導ケーブル。 7 ケーブルの幅広面の1面又は両面に、安定化金属、
    補強物質及び電気絶縁物質のうちの1種又は2種以上を
    設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の撚線型化合物超電導ケーブル。 8 安定化金属、補強物質及び電気絶縁物質のうちの1
    種又は2種以上が、いずれも線状体として撚線構造をな
    して集合されており、かつその集合体の横断面が長方形
    をなしていることを特徴とする特許請求の範囲第7項記
    載の撚線型化合物超電導ケーブル。 9 素線間の空隙及び素線の露出部に軟質金属又は電気
    絶縁物質を充填又は設けたことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項又は第2項記載の撚線型化合物超電導ケーブ
    ル。 10 素線の外周部が高電気抵抗物質又は電気絶縁物質
    で被覆されたことを特徴とする特許請求の範囲第1項、
    第2項又は第4項記載の撚線型化合物超電導ケーブル。 11 線状体の外周部が高電気抵抗物質又は電気絶縁物
    質で被覆されたことを特徴とする特許請求の範囲第3項
    記載の撚線型化合物超電導ケーブル。12 素線の最外
    周部に、電気絶縁を施した安定化金属の線状体、電気絶
    縁を施した補強物質の線条体及び電気絶縁物質の線状体
    のいずれか1種又は2種以上を撚合、編組または巻回に
    よって被覆したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    又は第2項記載の撚線型化合物超電導ケーブル。 13 撚線型化合物超電導ケーブルが2次素線として複
    数本所望形状に集合されていることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項、又は第2項記載の撚線型化合物超電導
    ケーブル。
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