JPS608037B2 - 油脂の安定剤 - Google Patents

油脂の安定剤

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JPS608037B2
JPS608037B2 JP2234977A JP2234977A JPS608037B2 JP S608037 B2 JPS608037 B2 JP S608037B2 JP 2234977 A JP2234977 A JP 2234977A JP 2234977 A JP2234977 A JP 2234977A JP S608037 B2 JPS608037 B2 JP S608037B2
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JP
Japan
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sample
tocopherol
stabilizer
oils
fats
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Expired
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JP2234977A
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JPS53106710A (en
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充彦 佐野
康之 鈴木
実 岡本
詔司 丸銭
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Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は油脂の安定剤に関する。
従来、油脂の酸化安定性を増加させる方法として、BH
AやBHTの如き合成抗酸化剤あるいは天然抗酸化剤で
あるトコフェロールの添加が行なわれてきた。
最近、食品衛生上の観点から、より高価な天然抗酸化剤
であるトコフェロールの使用が多くなりつつある。現在
使用されている天然トコフェロールは、植物油起源のも
のである。植物油に含まれているトコフェロールは、植
物油の精製工程の一部である脱臭工程で創生する脱臭ス
カム中にある程度濃縮されてくる。この脱臭スカム中の
トコフェロールを分離・精製したものが天然トコフェロ
ール製品とされている。脱臭スカムは、トコフェロール
の他にステロール遊離脂肪酸および油脂等を含む混合物
であり、したがって、このような混合物からトコフェロ
ールを濃縮精製するために、従釆より、溶媒分別法によ
りステロールを除去し、次に遊離脂肪酸を主体とする低
分子留務成分を蒸留除去し、さらに、分子蒸留によりト
コフェロール部分を留分として得る方法、あるいは、吸
着クロマトグラフィー、イオン交モ鰯樹脂処理等と分子
蒸留を結合した方法等が行なわれている。天然トコフェ
ロールを得るには、以上の如く、非常に長い濃縮精製工
程が必要であり、このようにして得た天然トコフェロー
ル製品は、当熱、非常に高価なものになる。本発明の目
的は、天然トコフェロールに比較して油脂の抗酸化及び
抗熱変性の面でより優れ、より安価な天然の油脂安定剤
を提供することにある。
本発明の油脂安定剤は、植物油脱臭スカムを分子蒸留す
ることによって得られる、トコフェロール(1)とステ
ロール(ロ)とを重量比(D)/(1)=1〜3の割合
で含有する留分を主成分とする。
以下、本発明の上記油脂の安定剤について詳述する。
本発明に用いる、分子蒸留にかける植物油脱臭スカムと
しては、大豆油、綿実油等の植物油の脱臭スカムが望ま
しい。
また、本発明の植物油脱臭スカムはこれらの植物油の脱
臭スカムを低級アルコールによりェステル化し、該脱臭
スカム中に含まれる脂肪酸及び油脂を該低級アルコール
の脂肪酸ェステルとした後、該ェステルを蒸留により留
去した脱臭スカム残査をも包含する。脱臭スカムの分子
蒸留は、低沸成分の蒸留除去を目的とした第1段目の分
子蒸留とトコフェロ−ル及びステロール成分の蒸留を目
的とした第2段目の分子蒸留から成り、第2段目の分子
蒸留における残査の組成は油脂が主体となっている。
第1段目の分子蒸留は、温度110〜130℃、減圧度
0.07〜o.汀onの条件下で、また第2段目の分子
蒸留は、温度120〜140oo、減圧度0.001〜
0.005Tonの条件下で行なう。上記の如き原料及
び分子蒸留条件により、風味及び色調等の良好なトコフ
ェロール及びステロール部分を同一の蒸留留分として得
ることができるのである。本発明の油脂安定剤は、この
ようにして得られる、トコフェロールに対するステロー
ルの重量比が1〜3であるトコフェロールとステロール
を主成分とする蒸留蟹分からなるものであり、これを精
製油脂に対して約200〜150の血好ましくは500
〜120Q剛添加することにより、該油脂の酸化安定性
及び熱安定性を増強することができる。トコフェロール
に対するステロールの重量比が1を超えない場合、及び
3を超える場合は、以下に記すような油脂の酸化安定性
及び熱安定性に対するトコフェロール及びステロールの
相剰効果が発揮されない。本発明の効果は、従釆の天然
トコフェロール製品に比較して非常に安価な天然物によ
って、油脂の酸化安定性及び熱安定性を増加させ得たこ
とである。
従来の天然トコフェロールの組成は、トコフェロール及
び油脂から成っているが、本発明の油脂の安定剤は、ト
コフェロール及びステロールが主体であって、トコフェ
ロールに対するステロールの重量比が1〜3であり、油
脂に添加することによって、トコフェロールのみでは発
揮し得えない安定性増強効果を奏する。即ち、本発明の
安定剤によれば、油脂の酸化安定性がさらに増強され、
その上、トコフェロールのみでは決して発揮することの
できない油脂の耐熱安定性効果、つまり、油脂に含まれ
る不飽和脂肪酸基の加熱条件下における重合防止効果、
さらには、同条件下における油脂の色調劣化防止効果等
が発揮されるのである。次に、本発明の実施例をその使
用例及び比較使用例と共に示し、本発明の効果を具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例及び使用例に限
定されるものではない。
実施例大豆油の脱臭スカム(トコフェロール含量120
%、ステロール25.0%、酸価63.1、ケン化価1
40)を、第1段目の分子蒸留で遊離脂肪酸を主体とす
る低沸成分を蒸留除去し、次に、第2段目の分子蒸留に
よりトコフェロール、及びステロールを主体とする蟹分
(本発明の安定剤)を得た。
使用例1及び比較使用例1〜3上記実施例で得た安定剤
(トコフェロール含量20%、ステロール43%、酸価
5.8、ケン化価72.9)を精製ラード(1)(ヨウ
素価68.2酸価0.04)に100■皿添加したもの
(試料ロ)をつくった(使用例1)。
また、精製ラード(1)にトコフェロール製品(トコフ
ェロール含量70%、酸価3.1、ケン化価62.5)
を28郭pm添加したもの(試料m)をつくった(比較
使用例1)。上記の安定剤(トコフェロール含量20%
、ステロール含量43%)を63qo、10日間放置(
ウインターリング)し、比較安定剤(トコフェロール舎
量14%、ステロール含量56%)を得た。
精製ラード(1)に該比較安定剤を143■耶添加した
もの(試料N)をつくった(比較使用例2)。また、使
用例1で用いた安定剤に比較使用例1で用いたトコフェ
ロール製品を混合し別の比較安定剤(トコフェロール含
量53.4%、ステロール含量14.3%)を得た。
精製ラード(1)に該比較安定剤を37弦側添加したも
の(試料V)をつくった(比較使用例3)。尚、(試料
0)は使用した安定剤の組成から明らかな如く純分でト
コフェロール20瓜血及びステロール43功血、(試料
m)は純分でトコフェロール20功血、(試料W)は、
純分でトコフェロール200脚及びステロール80の血
、(試料V)は純分でトコフェロール200柳及びステ
ロール53.鋤皿をそれぞれ添加されたものである。
上記の精製ラード(1)、(0)(試料0)、(試料m
)、(試料W)及び(試料V)について、それぞれ加熱
試験(ステンレスビーカーに油を入れ、20000に保
ち、ヨウ素価、粘度および色調の経時変化をみる試験)
およびAOM試験(基準油脂分析試験法)を行なった。
その結果を第1表に示第1表上記第1表から判るように
、本発明の安定剤を添加した精製ラード(D)は、トコ
フェロール製品のみを添加した精製ラード(試料m)、
トコフェロールを本発明の割合よりも少なく添加した精
製ラード(試料N)及びトコフェロールを本発明の割合
よりも多く添加した精製ラード(試料V)よりも、加熱
試験に於けるヨウ素価および粘度の経時変化が少ない。
この結果は、本発明の安定剤を添加して得た精製ラード
(ロ)が熱重合あるいは酸化重合されにくい事を示して
いる。また、本発明の安定剤を添加して得た精製ラード
(ロ)は加熱試験に於ける色調劣化がより少ない。さら
にまた、AOM試験に於ける酸化安定性能に於いても、
精製ラード(0)は(試料m)、(試料N)及び(試料
V)よりも良好である。これらの結果は、トコフェロー
ルとステリンの相剰効果に依るものである。使用例2及
び比較使用例2〜6 精製牛脂(町)(ヨウ素価54.7、酸価0.04)に
、実施例で得た安定剤を100功地添加したもの(試料
肌)をつくった(使用例2)。
精製牛脂(W)に比較使用例1で用いたトコフェロール
製品を28鉢岬添加したもの(試料血)をつくった(比
較使用例4)。
精製牛脂(W)に比較使用例2で用いた比較安定剤14
30岬添加したもの(試料K)をつくった(比較使用例
5)。
また、精製牛脂(W)に比較使用例3で用いた比較安定
剤37弦剛を添加したもの(試料X)をつくった(比較
使用例6)。
尚、(試料W)は使用した安定剤の組成から明らかな如
く純分でトコフェロール20Q血及びステロール43吻
皿、(試料肌)は純分でトコフェロール20■血、(試
料K)は純分でトコフェロール200脚及びステロール
80の血、(試料X)は純分でトコフェロール20■側
及びステロール53.6脚皿添加されたものである。
上記の精製牛脂(の)、(試料肌)、(試料肌)、(試
料K)及び(試料X)について、それぞれ加熱テスト及
びAOM試験を行った。
その結果を第2表に示す。第 2表 第2表の結果から、本発明の安定剤を添加した精製牛脂
(試料肌)は、精製牛脂(W)、(試料肌)、(試料瓜
)ト(試料X)に比して加熱試験及びAOM試験の両方
で非常に優れた性能を示していることが判る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 植物油脱臭スカムを分子蒸留することによって得ら
    れる、トコフエロール(I)とステロール(II)とを重
    量比(II)/(I)=1〜3の割合で含有する留分を主
    成分とする油脂の安定剤。
JP2234977A 1977-03-01 1977-03-01 油脂の安定剤 Expired JPS608037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2234977A JPS608037B2 (ja) 1977-03-01 1977-03-01 油脂の安定剤

Applications Claiming Priority (1)

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JP2234977A JPS608037B2 (ja) 1977-03-01 1977-03-01 油脂の安定剤

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Publication Number Publication Date
JPS53106710A JPS53106710A (en) 1978-09-18
JPS608037B2 true JPS608037B2 (ja) 1985-02-28

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JP2234977A Expired JPS608037B2 (ja) 1977-03-01 1977-03-01 油脂の安定剤

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