JPS61147878A - 摺動部の表面処理方法 - Google Patents
摺動部の表面処理方法Info
- Publication number
- JPS61147878A JPS61147878A JP26944784A JP26944784A JPS61147878A JP S61147878 A JPS61147878 A JP S61147878A JP 26944784 A JP26944784 A JP 26944784A JP 26944784 A JP26944784 A JP 26944784A JP S61147878 A JPS61147878 A JP S61147878A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- amorphous silicon
- gas
- surface treatment
- sliding part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Chemical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、例えばレーザービームのスキャナとして用い
られるポリゴンミラーの回転軸等のような高速摺動部の
表面処理に最適な摺動部の表面処理方法に関する。
られるポリゴンミラーの回転軸等のような高速摺動部の
表面処理に最適な摺動部の表面処理方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点]
従来よりレシプロ型コンプレッサーのピストン及びリン
グ、ロータリーコンプレッサーのロータ及びブレードあ
るいはポリゴンミラーの回転軸及び軸受は等のように、
機械的に高速で摺動する部材は、摩耗し易かったり又は
極端な場合には前記高速摺動部分が焼き付いて摺動不能
となる不具合がある。
グ、ロータリーコンプレッサーのロータ及びブレードあ
るいはポリゴンミラーの回転軸及び軸受は等のように、
機械的に高速で摺動する部材は、摩耗し易かったり又は
極端な場合には前記高速摺動部分が焼き付いて摺動不能
となる不具合がある。
これらの問題点の改良策として、例えば前記コンプレッ
サーの場合にはピストン及びリング、ロータ及びブレー
ドを鋳物で形成し、また、ポリゴンミラー用の回転軸及
び回転軸受けを超鋼で形成しているのが現状である。
サーの場合にはピストン及びリング、ロータ及びブレー
ドを鋳物で形成し、また、ポリゴンミラー用の回転軸及
び回転軸受けを超鋼で形成しているのが現状である。
ところが、これらの材料は本質的に6価であり量産性に
見合わないだけでなく、その耐摩耗性を有するがゆえに
硬度が高く精密加工が困難であるという欠点がある。し
かし、例えば、ポリゴンミラーの回転軸や回転軸受けな
どは、このポリゴンミラーによってスキャニングされる
レーザ光が高解I&度を要求されるため、この加工精度
は±4μmと極めて高精度となっている。
見合わないだけでなく、その耐摩耗性を有するがゆえに
硬度が高く精密加工が困難であるという欠点がある。し
かし、例えば、ポリゴンミラーの回転軸や回転軸受けな
どは、このポリゴンミラーによってスキャニングされる
レーザ光が高解I&度を要求されるため、この加工精度
は±4μmと極めて高精度となっている。
そこで、本発明者らは近年これらの6価な材料を用いず
、例えば通常のSuSやSK材を用いて加工を行い、そ
の表面に原料ガスのグロー放電によって成膜されたアモ
ルフ?スシリ]ンカーバイド(以後a−3iCと略記す
る)膜やアモルファスシリコンナイトライド(以後a−
8iNと略記する)膜で処理を行うことを提案している
。この方法によると、母材であるSUSやSK材は安価
で加工し易いばかりでなく、表面のa−8iCやa−3
iN膜は硬くて安価であるため、良好な耐摩耗性を有し
ているという利点がある。
、例えば通常のSuSやSK材を用いて加工を行い、そ
の表面に原料ガスのグロー放電によって成膜されたアモ
ルフ?スシリ]ンカーバイド(以後a−3iCと略記す
る)膜やアモルファスシリコンナイトライド(以後a−
8iNと略記する)膜で処理を行うことを提案している
。この方法によると、母材であるSUSやSK材は安価
で加工し易いばかりでなく、表面のa−8iCやa−3
iN膜は硬くて安価であるため、良好な耐摩耗性を有し
ているという利点がある。
これらの、a−8tC膜又はa−8i N11lは本発
明者によってすでに提案されてるように、例えば5il
14.5i2Hs等のSlを含むガスと、CHa 、C
2H4等の炭素を含むガス又はN+−13やN2等の窒
素を含むガスの混合ガスのグロー放電によって達成され
るが、成膜の際に高速摺動部品を一度150〜300℃
の温度に昇温しないとより強固な膜が成膜されない。
明者によってすでに提案されてるように、例えば5il
14.5i2Hs等のSlを含むガスと、CHa 、C
2H4等の炭素を含むガス又はN+−13やN2等の窒
素を含むガスの混合ガスのグロー放電によって達成され
るが、成膜の際に高速摺動部品を一度150〜300℃
の温度に昇温しないとより強固な膜が成膜されない。
そのため、例えばa−3iC膜は一度前述の温度で成膜
したあとに急冷を行うと、母材とa−8IC膜の熱収縮
率の差によって膜にクラックを生じたり、または極端な
場合には膜はがれを引き起すという不具合があった。成
膜後徐冷を行えばこのような不具合を生じないが真空中
での徐冷は通常250℃から100℃以下にするのに2
時間以上を要し、例えばコンプレッサーのh速摺動部品
のように日に5000個処理しなければならないような
量産品には不向きである。
したあとに急冷を行うと、母材とa−8IC膜の熱収縮
率の差によって膜にクラックを生じたり、または極端な
場合には膜はがれを引き起すという不具合があった。成
膜後徐冷を行えばこのような不具合を生じないが真空中
での徐冷は通常250℃から100℃以下にするのに2
時間以上を要し、例えばコンプレッサーのh速摺動部品
のように日に5000個処理しなければならないような
量産品には不向きである。
一方では、N2ガスと81を含むガスのグロー放電によ
って成膜されたa−8iN膜は、金属との密着性に優れ
、成膜後の急冷によってもクラックや膜はがれが生じな
いという利点を有するが、反面、グロー放電の電極に供
給する電力を相当大きくしないとN2ガスが容易に分解
しないという欠点がある。
って成膜されたa−8iN膜は、金属との密着性に優れ
、成膜後の急冷によってもクラックや膜はがれが生じな
いという利点を有するが、反面、グロー放電の電極に供
給する電力を相当大きくしないとN2ガスが容易に分解
しないという欠点がある。
そのため、現状ではSiを含むガスの流量を極端に少量
にしてN2ガスを大量に流し大電力を電極に供給しra
−srN膜を成膜するが、3iを含むガスの流量を減少
させるとa−3i N膜の成膜速度が急激に減少し、例
えば部品表面に2μmの成膜を行うのに約1.5時間要
し前述のように量産性に不向きなものとなってしまう。
にしてN2ガスを大量に流し大電力を電極に供給しra
−srN膜を成膜するが、3iを含むガスの流量を減少
させるとa−3i N膜の成膜速度が急激に減少し、例
えば部品表面に2μmの成膜を行うのに約1.5時間要
し前述のように量産性に不向きなものとなってしまう。
[発明の目的]
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、摺動部
品の表面との密着性に優れかつ硬くて耐摩耗性を有し、
安価で量産性の優れた摺動部の表面処理方法を提供する
ことを目的とするものである。
品の表面との密着性に優れかつ硬くて耐摩耗性を有し、
安価で量産性の優れた摺動部の表面処理方法を提供する
ことを目的とするものである。
[発明の概要]
上記目的を達成するための本発明の概要は、摺動部にア
モルファスシリコン窒化膜を成膜する第1の工程と、こ
のアモルファスシリコン窒化膜に積層してアモルファス
シリコン炭化膜を成膜する第2の工程とを有することを
特徴とするものである。
モルファスシリコン窒化膜を成膜する第1の工程と、こ
のアモルファスシリコン窒化膜に積層してアモルファス
シリコン炭化膜を成膜する第2の工程とを有することを
特徴とするものである。
[発明の実施例]
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
本発明は上記a−3iC膜及びa−8iN膜の利点を利
用し、硬くて安価で部品表面との密着性にすぐれた表面
処理法を達成したものである。そして、本発明の表面処
理方法の一例としては、第1図に示すように高速摺動部
品1の表面にa−3iNの薄11112及びa−8iC
の厚膜3を積層形成するものであである。
用し、硬くて安価で部品表面との密着性にすぐれた表面
処理法を達成したものである。そして、本発明の表面処
理方法の一例としては、第1図に示すように高速摺動部
品1の表面にa−3iNの薄11112及びa−8iC
の厚膜3を積層形成するものであである。
前記a−8iN膜2は、前記高速摺動部品1との密着性
を良好とし大電力を要せずに成膜するために、例えばS
iH4ガスの流量を1とした時N2ガスの流量を3以上
、好ましくは10以上で達成される。また、この膜厚は
短時間で成膜するために500へ以上1μm以下、好ま
しくは1000^以上5000A以下で達成される。
を良好とし大電力を要せずに成膜するために、例えばS
iH4ガスの流量を1とした時N2ガスの流量を3以上
、好ましくは10以上で達成される。また、この膜厚は
短時間で成膜するために500へ以上1μm以下、好ま
しくは1000^以上5000A以下で達成される。
−・方、a−3i C膜は短時間で耐摩耗性を有する硬
い膜を得るためには、5iHaガス流量1に対してCH
4ガスの流量が1以上、好ましくは3以上で達成される
。また、その膜厚は5000^以上100μm以下、好
ましくは1μm〜4μmで達成される。
い膜を得るためには、5iHaガス流量1に対してCH
4ガスの流量が1以上、好ましくは3以上で達成される
。また、その膜厚は5000^以上100μm以下、好
ましくは1μm〜4μmで達成される。
ここで、この表面処理方法が適用されるグロー放電装置
の一例を第2図を参照して説明する。同図において、1
0は反応容器でありガス導入管11、ガス導出管12を
連通している。また、前記ガス導入管11.ガス導出管
12にはそれぞれバルブ13.14が設けられている。
の一例を第2図を参照して説明する。同図において、1
0は反応容器でありガス導入管11、ガス導出管12を
連通している。また、前記ガス導入管11.ガス導出管
12にはそれぞれバルブ13.14が設けられている。
この反応容器10内にはヒータ15が設けられると共に
、このヒータ15の上方には対向電極17A、17Bが
配置されている。そして、表面処理が施される高速摺動
部品1は前記対向電極17A、178間に挟まれた位置
に支持されるようになっている。この高速摺動部品1は
例えばポリゴンミラー用の回転輪である。また、−・方
の対向電極17Bは接地され、他方の対向電極17Aに
はマツチングボックス19を介して電源18が接続され
ている。
、このヒータ15の上方には対向電極17A、17Bが
配置されている。そして、表面処理が施される高速摺動
部品1は前記対向電極17A、178間に挟まれた位置
に支持されるようになっている。この高速摺動部品1は
例えばポリゴンミラー用の回転輪である。また、−・方
の対向電極17Bは接地され、他方の対向電極17Aに
はマツチングボックス19を介して電源18が接続され
ている。
上記のグロー放電装置を用いて本発明に係る表面処理方
法の一実施例を説明する。
法の一実施例を説明する。
本発明の表面処理方法における第1の工程は、高速摺動
部品1の表面にa−3iN膜を成膜する工程である。こ
のために、先ずバルブ14を開にし、図示しないメカニ
スルブースターポンプ及び回転ポンプを作動して反応容
器1o内を105t。
部品1の表面にa−3iN膜を成膜する工程である。こ
のために、先ずバルブ14を開にし、図示しないメカニ
スルブースターポンプ及び回転ポンプを作動して反応容
器1o内を105t。
「rの真空状態とする。また、この時ヒータ15がON
され高速摺動部品1を220’Cに加熱する。
され高速摺動部品1を220’Cに加熱する。
次に、バルブ13を開にし、図示しないガス供給源、流
量制御装置を作動してN2ガス500ScCO1(スタ
ンダードcc/分)、SiH4ガス50Sccmを真空
の反応容器10内に導入する。尚、反応容器10内のガ
ス圧がQ、8torrになるようにバルブ14を開閉し
て調整する。この後に一方の対向電極17Aに対して、
電WA18よりマツチングボックス19を介して13.
56Ml−1zのラジオフリークエンシーパワー(以下
R,Fパワーと略記する)を300W供給する。そうす
ると、SiH4ガスとN2ガスとによるプラズマが発生
し、対向電極17A、17B間に配置された高速摺動部
品1にa−3iN膜の成膜が開始される。そして、上記
成膜動作を約10分間続け、2o00^のa−8i N
膜に形成した後にR,FパワーをOFFする。
量制御装置を作動してN2ガス500ScCO1(スタ
ンダードcc/分)、SiH4ガス50Sccmを真空
の反応容器10内に導入する。尚、反応容器10内のガ
ス圧がQ、8torrになるようにバルブ14を開閉し
て調整する。この後に一方の対向電極17Aに対して、
電WA18よりマツチングボックス19を介して13.
56Ml−1zのラジオフリークエンシーパワー(以下
R,Fパワーと略記する)を300W供給する。そうす
ると、SiH4ガスとN2ガスとによるプラズマが発生
し、対向電極17A、17B間に配置された高速摺動部
品1にa−3iN膜の成膜が開始される。そして、上記
成膜動作を約10分間続け、2o00^のa−8i N
膜に形成した後にR,FパワーをOFFする。
この第1の工程の終了後に、第2の工程であるa−3i
011!の成膜を行う。そこで、5iHaガスの流量
を2 Q Q 5ccn+に増やし、N2ガスの供給を
停止する代りにCH4ガス2008ccmをガス導入管
11を介して反応容器10内に導入する。尚、反応容器
10内のガス圧が0.8−5torrを維持するように
、バルブ14を開閉して調整を行う。この後に一方の対
向電極17Aに対して、電源18よりマツチングボック
ス19を介して前記R,Fパワーを100W供給する。
011!の成膜を行う。そこで、5iHaガスの流量
を2 Q Q 5ccn+に増やし、N2ガスの供給を
停止する代りにCH4ガス2008ccmをガス導入管
11を介して反応容器10内に導入する。尚、反応容器
10内のガス圧が0.8−5torrを維持するように
、バルブ14を開閉して調整を行う。この後に一方の対
向電極17Aに対して、電源18よりマツチングボック
ス19を介して前記R,Fパワーを100W供給する。
そうすると、S + I(4ガスとCH4ガスとのプラ
ズマが発生し、前記第1の工程によるa−8i N11
lに積層してa−8icIIlの成膜が開始される。そ
して、このa−3iC膜の成膜動作を約20分間続け、
2μmのa−srN膜の成膜後にR,Fパワーを017
F−する。
ズマが発生し、前記第1の工程によるa−8i N11
lに積層してa−8icIIlの成膜が開始される。そ
して、このa−3iC膜の成膜動作を約20分間続け、
2μmのa−srN膜の成膜後にR,Fパワーを017
F−する。
上記第1.第2の工程終了後にヒータ15を0FFL、
、、反応容器10内へのSiH4ガス、C+−+4ガス
の供給を停止して代りにN2ガス2Sj!m(スタンダ
ードj!/分)を反応容器10内へ導入し、高速摺動部
品1の急冷を行う。そして、約30分間の急冷の後の高
速摺動部品1が約130℃の時に、N2ガスの導入を停
止し、反応容器10内を−a 10’ torrの真空
状態にした後に大気でリークして高速摺動部品1を取り
出し、高速摺動部品1に対する表面処理が完了する。
、、反応容器10内へのSiH4ガス、C+−+4ガス
の供給を停止して代りにN2ガス2Sj!m(スタンダ
ードj!/分)を反応容器10内へ導入し、高速摺動部
品1の急冷を行う。そして、約30分間の急冷の後の高
速摺動部品1が約130℃の時に、N2ガスの導入を停
止し、反応容器10内を−a 10’ torrの真空
状態にした後に大気でリークして高速摺動部品1を取り
出し、高速摺動部品1に対する表面処理が完了する。
上記実施例によれば、第1の[程時のS i Haガス
の流量とN2ガスの流量との比は1:10であり、S
i Haガスの流量が少なくてよいため大電力を要せず
表面処理コストが大幅に低減される。
の流量とN2ガスの流量との比は1:10であり、S
i Haガスの流量が少なくてよいため大電力を要せず
表面処理コストが大幅に低減される。
また、この第1の工程によるa−s + N11lの厚
さは2000^と薄いため成膜時間は約10分間に短縮
できる。そして、この第1の工程では高速(晋動部量1
との密着性に優れたa−8iN膜を高速摺動部品1の表
面に成膜しているためクラックや膜はがれは生じ得ない
。
さは2000^と薄いため成膜時間は約10分間に短縮
できる。そして、この第1の工程では高速(晋動部量1
との密着性に優れたa−8iN膜を高速摺動部品1の表
面に成膜しているためクラックや膜はがれは生じ得ない
。
また、第2の工程では前記第1の工程によって成膜され
たa−8iN膜の上にa−8iCIIRを積層して形成
している。従って、a−8iC膜は直接に前記高速摺動
部品1の表面に形成されず、母材とa−8iCIIとの
熱収縮率の際によるクラック、膜はがれは生じ得ない。
たa−8iN膜の上にa−8iCIIRを積層して形成
している。従って、a−8iC膜は直接に前記高速摺動
部品1の表面に形成されず、母材とa−8iCIIとの
熱収縮率の際によるクラック、膜はがれは生じ得ない。
また、耐摩耗性を得るために2μmの厚みでa−8iC
躾を成膜しているが、成膜時間は20分と短く、さらに
第2の工程後の急冷時間も30分と短く量産性を妨げる
こともない。
躾を成膜しているが、成膜時間は20分と短く、さらに
第2の工程後の急冷時間も30分と短く量産性を妨げる
こともない。
また、上記実施例装置によポリゴンミラー用の回転軸に
表面処理を実際に行ってみた結果、a−8iN膜とa−
8iC膜とをこの順で積層形成した回転軸表面にはこれ
らの膜のクラックや膜はがれが生じないことが確認でき
た。さらに、この回転軸及び同一処理を施した回転軸受
けとを用い、ポリゴンミラーに実際に装着してランニン
グ試験を行ったところ、連続2万時間のON、OF F
試験に対しても何らの摩耗を生ずることなく回転動作に
変化が見られなかった。
表面処理を実際に行ってみた結果、a−8iN膜とa−
8iC膜とをこの順で積層形成した回転軸表面にはこれ
らの膜のクラックや膜はがれが生じないことが確認でき
た。さらに、この回転軸及び同一処理を施した回転軸受
けとを用い、ポリゴンミラーに実際に装着してランニン
グ試験を行ったところ、連続2万時間のON、OF F
試験に対しても何らの摩耗を生ずることなく回転動作に
変化が見られなかった。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明°の要旨の範囲内で種々の変・形実施を包含するこ
とは言うまでもない。前記実施例における流入ガスの流
量比、設定温度及び成膜時間等は一例であり、これらに
限定されるものではない。
発明°の要旨の範囲内で種々の変・形実施を包含するこ
とは言うまでもない。前記実施例における流入ガスの流
量比、設定温度及び成膜時間等は一例であり、これらに
限定されるものではない。
種々の条件下においても少なくとも母材に対してa−8
INIを第11Iとして形成することで母材との密着性
を保持でき、かつ、このa−8iNIliに積層して第
2層としてa−3iC膜を成膜することで、共にビッカ
ース硬度の高い膜の2重構造により耐摩耗性のある摺動
部品を得ることができる。また、第1の工程の際に5i
Haガスの流量を押え、かつ、a−8iNIIIの膜厚
を500^〜1μmとすれば、成膜速度の遅いa−3i
N!I!Iであっても大電力を要せずに安価に処理する
ことができ、かつ、短時間で成膜することができる。一
方、a−giC膜は比較的成膜速度が高いため、500
0A〜10μmの膜厚としても短時間で成膜することが
でき、かつ、このような膜厚とすることで耐摩耗性の向
上が図れる。
INIを第11Iとして形成することで母材との密着性
を保持でき、かつ、このa−8iNIliに積層して第
2層としてa−3iC膜を成膜することで、共にビッカ
ース硬度の高い膜の2重構造により耐摩耗性のある摺動
部品を得ることができる。また、第1の工程の際に5i
Haガスの流量を押え、かつ、a−8iNIIIの膜厚
を500^〜1μmとすれば、成膜速度の遅いa−3i
N!I!Iであっても大電力を要せずに安価に処理する
ことができ、かつ、短時間で成膜することができる。一
方、a−giC膜は比較的成膜速度が高いため、500
0A〜10μmの膜厚としても短時間で成膜することが
でき、かつ、このような膜厚とすることで耐摩耗性の向
上が図れる。
尚、本発明では母材の第1層にa−8iN膜を用いたが
、母材との密着性のみ考慮すると水素化アモルファスシ
リコン(a−8iH)膜でも良好な結果が期待できる。
、母材との密着性のみ考慮すると水素化アモルファスシ
リコン(a−8iH)膜でも良好な結果が期待できる。
しかしながら、a−S+N膜やa−8iC膜のビッカー
ス硬度が1500以上であるのに対し、a−8iH膜の
ビッカース硬度は1000と硬度が劣るため、耐摩耗性
については本発明の方が優れている。
ス硬度が1500以上であるのに対し、a−8iH膜の
ビッカース硬度は1000と硬度が劣るため、耐摩耗性
については本発明の方が優れている。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明によれば共にビッカース硬
度の高いアモルファスシリコン窒化膜とアモルファスシ
リコン炭化膜との2重成膜とし、かつ、母材と密着性に
優れたアモルファスシリコン窒化膜を母材の第1!il
として成膜する表面処理により、長時間の^速閣動に対
して摩耗や膜はがれのない摺動部材として処理すること
ができる。
度の高いアモルファスシリコン窒化膜とアモルファスシ
リコン炭化膜との2重成膜とし、かつ、母材と密着性に
優れたアモルファスシリコン窒化膜を母材の第1!il
として成膜する表面処理により、長時間の^速閣動に対
して摩耗や膜はがれのない摺動部材として処理すること
ができる。
さらに、成膜速度の遅いアモルファスシリコン窒化膜の
膜厚を500^〜1μmとし、成膜速度の速いアモルフ
ァスシリコン炭化膜の膜厚5000^〜10μmとする
ことで、充分な耐摩耗性を維持しながらも短時間で、か
つ、安価に表面処理することができ、量産部品の表面処
理にも適用することができる。
膜厚を500^〜1μmとし、成膜速度の速いアモルフ
ァスシリコン炭化膜の膜厚5000^〜10μmとする
ことで、充分な耐摩耗性を維持しながらも短時間で、か
つ、安価に表面処理することができ、量産部品の表面処
理にも適用することができる。
第1図は本発明の方法により処理された摺動部の断面図
、第2図は本発明の方法が実施されるグロー放電装置で
ある。 1・・・摺動部、 2・・・アモルファスシリコン窒化膜、3・・・アモル
ファスシリコン炭化膜。
、第2図は本発明の方法が実施されるグロー放電装置で
ある。 1・・・摺動部、 2・・・アモルファスシリコン窒化膜、3・・・アモル
ファスシリコン炭化膜。
Claims (5)
- (1)摺動部にアモルファスシリコン窒化膜を成膜する
第1の工程と、このアモルファスシリコン窒化膜に積層
してアモルファスシリコン炭化膜を成膜する第2の工程
とを有することを特徴とする摺動部の表面処理方法。 - (2)第1の工程は、シリコンを含むガスと窒素を含む
ガスとの混合ガスによるグロー放電によつて成膜するも
のである特許請求の範囲第1項に記載の摺動部の表面処
理方法。 - (3)第2の工程は、シリコンを含むガスと炭素を含む
ガスとの混合ガスによるグロー放電によつて成膜するも
のである特許請求の範囲第2項に記載の摺動部の表面処
理方法。 - (4)アモルファスシリコン窒化膜の膜厚が500Å以
上1μm以下である特許請求の範囲第1項又は第2項に
記載の摺動部の表面処理方法。 - (5)アモルファスシリコン炭化膜の膜厚が5000Å
以上100μm以下である特許請求の範囲第1項又は第
3項に記載の摺動部の表面処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26944784A JPS61147878A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 摺動部の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26944784A JPS61147878A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 摺動部の表面処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61147878A true JPS61147878A (ja) | 1986-07-05 |
Family
ID=17472555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26944784A Pending JPS61147878A (ja) | 1984-12-20 | 1984-12-20 | 摺動部の表面処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61147878A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1559806A1 (de) * | 2004-01-28 | 2005-08-03 | Ford Global Technologies, LLC, A subsidary of Ford Motor Company | Durch thermisches Spritzen aufgebrachte eisenhaltige Schicht einer Gleitfläche, insbesondere für Zylinderlaufflächen von Motorblöcken |
| US11174657B2 (en) | 2015-12-14 | 2021-11-16 | Kiekert Ag | Motor vehicle door lock |
-
1984
- 1984-12-20 JP JP26944784A patent/JPS61147878A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1559806A1 (de) * | 2004-01-28 | 2005-08-03 | Ford Global Technologies, LLC, A subsidary of Ford Motor Company | Durch thermisches Spritzen aufgebrachte eisenhaltige Schicht einer Gleitfläche, insbesondere für Zylinderlaufflächen von Motorblöcken |
| US11174657B2 (en) | 2015-12-14 | 2021-11-16 | Kiekert Ag | Motor vehicle door lock |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3150024B2 (ja) | 合成ダイヤモンド膜の製造方法 | |
| US3874900A (en) | Article coated with titanium carbide and titanium nitride | |
| US5300951A (en) | Member coated with ceramic material and method of manufacturing the same | |
| JPH01294867A (ja) | 炭素または炭素を主成分とする被膜を形成する方法 | |
| JP3609591B2 (ja) | 硬質炭素薄膜及びその製造方法 | |
| JPH07292458A (ja) | 摺動部材及びその製造方法 | |
| JP4122387B2 (ja) | 複合硬質皮膜、その製造方法及び成膜装置 | |
| JPS61147878A (ja) | 摺動部の表面処理方法 | |
| JPS63255357A (ja) | タ−ビン動翼とその製造方法 | |
| JP2002348668A (ja) | 非晶質硬質炭素膜及びその製造方法 | |
| US20020014208A1 (en) | Method of finish treating a steel blade for use in turbomachinery | |
| JP2001152320A (ja) | 摺動部材 | |
| JPS62127467A (ja) | セラミツクスが被着された部材及びその製造方法 | |
| JPS61177371A (ja) | 機械的高速摺動部分の表面処理方法 | |
| WO2021095331A1 (ja) | 窒化処理方法及び窒化処理装置 | |
| EP0184757B1 (en) | Frictional member and method of surface treating to obtain the same | |
| JPH07316778A (ja) | 窒化ピストンリング | |
| JPS61190072A (ja) | 機械的高速摺動部材 | |
| CN117051355B (zh) | 一种低温离子渗氮技术及其应用 | |
| JP3791034B2 (ja) | 耐磨硬質膜とその製造法 | |
| JPH07224936A (ja) | ピストンリング | |
| JPH11124665A (ja) | 摩擦摺動部材及びその製造方法 | |
| JPH06248442A (ja) | 硬質炭素膜被覆部材の製造方法 | |
| JPS61235564A (ja) | 非単結晶シリコン膜を表面に処理した部材及びその表面処理方法 | |
| JPS627863A (ja) | フツ素原子を含む窒化ホウ素膜を表面に処理した部材及びその表面処理方法 |