JPS6116407B2 - - Google Patents
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- JPS6116407B2 JPS6116407B2 JP2588883A JP2588883A JPS6116407B2 JP S6116407 B2 JPS6116407 B2 JP S6116407B2 JP 2588883 A JP2588883 A JP 2588883A JP 2588883 A JP2588883 A JP 2588883A JP S6116407 B2 JPS6116407 B2 JP S6116407B2
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- Japan
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- build
- roll
- rolls
- steel
- resistance
- Prior art date
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/0006—Details, accessories not peculiar to any of the following furnaces
- C21D9/0018—Details, accessories not peculiar to any of the following furnaces for charging, discharging or manipulation of charge
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
本発明は鋼材の連続焼鈍炉においてきわめてす
ぐれた耐ビルドアツプ性を示すハースロールに関
するものである。 鋼製品の焼鈍方法にはバツチ式のボツクス焼鈍
および連続焼鈍炉による方式があるが、焼鈍むら
の少ないことと生産性の高いことなどから、近年
は特に薄鋼板などにおいて連続焼鈍炉によるもの
が増えてきている。しかしながらこれらの連続焼
鈍炉においては鋼製品を炉内で搬送するためのハ
ースロールが必要であり、このハースロールは通
常鋼製品表面の酸化スケールや鋼の一部がロール
表面に付着して成長するビルドアツプ又はロール
ピツクアツプと呼ばれる物質(以後ビルドアツプ
と呼ぶ)が生ずる。このビルドアツプはある程度
大きく成長すると鋼表面に疵をつけたり、場合に
よつてはロール表面から剥離して鋼表面に付着し
て焼き付き、鋼材をいためることがある。したが
つてハースロールのビルドアツプは鋼製品の品質
を下げる重大問題であり、ハースロールにビルド
アツプが生じると直ちに操業を停止してハースロ
ール表面の研削を行うなどしてこれを除去する必
要があり、これがために連続焼鈍炉の稼働率を下
げる要因にもなつている。また場合によつてはハ
ースロールにビルドアツプが発生しないように連
続焼鈍炉の操業条件を制限するなど、ビルドアツ
プ問題が連続炉の操業能率や生産性低下の原因に
もなつている。 このようにハースロールのビルドアツプ問題
は、鋼板の連続焼鈍炉において製品の品質、炉の
操業能率、生産性にかかわる重大問題であるが、
未だに抜本的な対策はない。例えば600℃以上の
温度領域でのロール材質としてはSCH22(25Cr
−20Ni)、600℃以下ではASTMA387−22(21/4
Cr−1 Mo)等が一般に用いられるが、これら
のロールには往々にしてビルドアツプが発生す
る。これらのロールに対して更にCr−Niを多量
に含む高級材を使つてもビルドアツプの発生は防
止できず、またCrやNiなどの表面処理を行なつ
てもあまり効果がない。 ところでこのような連続焼鈍炉内部におけるビ
ルドアツプ発生状況は場所によつて程度が異なつ
ている。即ち雰囲気、構造、鋼板の熱履歴等によ
つてビルドアツプの生成機構又は生成し易さが変
わつてくる。具体的には温度、還元性の程度、鋼
板とロール間の接触応力、およびビルドアツプ形
成原因となる物質が鉄かスケールかということで
ある。条件的には雰囲気が還元性、高温、高応
力、該物質が酸化物の場合が最も苛酷であり、こ
の条件に対しては特公昭55−51007号公報に開示
されているようにシリカを主体としたセラミツク
ススリーブでロールを覆う方法もあるが、芯材の
金属ロールとシリカ・スリーブの熱膨脹率の差も
かなり大きく、また高温での曲げ強度が低い等、
シリカはロール材料としては不適当な点が多い。 本発明者らはセラミツクス材料のこのような欠
点に鑑み、金属材料で耐ビルドアツプ性のあるも
のを種々探索した結果、Nb又はNbを含む物質が
良好な耐ビルドアツプ性を示すことを知見した。
このうちNb20重量%以上を含む物質は前述の最
も苛酷な条件において耐ビルドアツプ性を示すも
のであり、これについて本発明者らは特願昭57−
51057号にて既に提案を行なつている。ところが
その後の研究により鋼板が持ち込むビルドアツプ
形成物質が金属鉄のみで酸化鉄を含まないような
条件下の炉の部分ではもつと低いNb含有量にお
いても耐ビルドアツプ性に効果のあることを見出
した。またNb量を低目に保つことはロール表面
にNb合金層を形成させる場合に製造が著しく容
易になるという利点を合せ持つている。 すなわち本発明は、表面がNbを15重量%を超
え20重量%未満含有する物質で構成されているこ
とを特徴とする耐ビルドアツプ性の優れたハース
ロールを要旨とするものである。 以下に本発明を詳細に説明する。なお以下の説
明における金属含有量の%は全て重量%を意味す
る。 まず本発明においてNbを15%を超えて含有す
る物質を選んだのは、そのNb合金がビルドアツ
プ形成物質となる金属鉄と高温で焼き付くことが
なく、しかも金属であるため高温での靭性はセラ
ミツス材料よりはるかに高く、ロール構成材料と
しても適したものであるからである。実際には
Nb合金で搬送ロールを作ることも可能である
が、高価な材料であるため、耐熱鋼ロールの表面
にこれらのNb合金の薄板を貼りつけるか、溶
射、肉盛溶接、二層遠心鋳造等によりロール表面
のみNbを15%以上含む物質で構成したものが経
済的である。Nb合金としてはその融点をロール
の使用温度以下にしない範囲で、合計で85%迄
Cr、Zr、V、W、Fe、Ti、Mo、Ta、Ni、Co、
Mn、Al、Si、La、Ce、Y、Mg、Sn、Zn、Cu、
Sb、Bi、Ag、Pt、Rh等の金属を1種又は2種以
上含有させることができる。ここでこれら金属の
含有量を85%以下に制限したのはNbの含有量が
15%以下になるとNbの効果がうすれビルドアツ
プが発生するようになるからである。また溶射に
よつてロール表面にNb合金を被覆する場合に
は、これは耐ビルドアツプ性を損なわない。した
がつてこれら溶射層の高温における硬度を増すた
めに、あらかじめ上記金属粉中にこれら金属の酸
化物、窒化物、炭化物、硅酸化合物を混入させた
上溶射を行なうことも可能である。 次に本発明において表面層のNb含有量を15%
を超えて必要であるとした根拠は、後述するビル
ドアツプの実験室的再現装置により耐ビルドアツ
プ性を確保するためには15%を超えたNb含有量
が必要であることが判明したからである。 次にNb量の上限を20%未満に定めた理由であ
るが、Nb量が高い合金層ほど耐ビルドアツプ性
が向上するものの、製造時に脆性・溶接割れ・剥
離等が生じないよう高度な技術を要し、かつ高価
になる。従つて、Nbより安価な金属の含有量を
増し、通常の製法で容易に製造でき、しかも耐ビ
ルドアツプ性を満足し得る条件としてNb含有量
の上限を20%未満とした。 このようなNbの適正範囲は、第1図にその原
理図を示す耐ビルドアツプ性評価用の実験室的再
現装置を用いて判定された。 第1図において、半円形ロール1はロツド2に
よつて上から一定の荷重を加えられたうえロール
材サンプル3の上を左右に転動する。半円形ロー
ル1とロール材サンプルの間には種々のビルドア
ツプの組成を想定して配合された粉末状の各種原
料4があらかじめ散布されるようになつている。
ロール材サンプルが耐ビルドアツプ性がないもの
であれば、8時間の転動の後には半円形ロール1
とロール材サンプル3の両方にビルドアツプが形
成される。もしロール材サンプル3が耐ビルドア
ツプ性を有するものであれば、半円形ロール1の
みにビルドアツプが形成される。 実験は以下のごとき条件で行なつた。半円形ロ
ール1としてはSCH22を用い、ビルドアツプ原
料4として鉄粉を用い、800℃、5%H2−95%N2
の雰囲気中、6Kg/mm2の応力でロール材サンプル
3の材質を種々に変えた。この実験により求めた
結果は現場における搬送ロールのビルドアツプ発
生状況と極めてよく対応している。 第1表に各種ハースロール材のビルドアツプ発
生の有無を示す。
ぐれた耐ビルドアツプ性を示すハースロールに関
するものである。 鋼製品の焼鈍方法にはバツチ式のボツクス焼鈍
および連続焼鈍炉による方式があるが、焼鈍むら
の少ないことと生産性の高いことなどから、近年
は特に薄鋼板などにおいて連続焼鈍炉によるもの
が増えてきている。しかしながらこれらの連続焼
鈍炉においては鋼製品を炉内で搬送するためのハ
ースロールが必要であり、このハースロールは通
常鋼製品表面の酸化スケールや鋼の一部がロール
表面に付着して成長するビルドアツプ又はロール
ピツクアツプと呼ばれる物質(以後ビルドアツプ
と呼ぶ)が生ずる。このビルドアツプはある程度
大きく成長すると鋼表面に疵をつけたり、場合に
よつてはロール表面から剥離して鋼表面に付着し
て焼き付き、鋼材をいためることがある。したが
つてハースロールのビルドアツプは鋼製品の品質
を下げる重大問題であり、ハースロールにビルド
アツプが生じると直ちに操業を停止してハースロ
ール表面の研削を行うなどしてこれを除去する必
要があり、これがために連続焼鈍炉の稼働率を下
げる要因にもなつている。また場合によつてはハ
ースロールにビルドアツプが発生しないように連
続焼鈍炉の操業条件を制限するなど、ビルドアツ
プ問題が連続炉の操業能率や生産性低下の原因に
もなつている。 このようにハースロールのビルドアツプ問題
は、鋼板の連続焼鈍炉において製品の品質、炉の
操業能率、生産性にかかわる重大問題であるが、
未だに抜本的な対策はない。例えば600℃以上の
温度領域でのロール材質としてはSCH22(25Cr
−20Ni)、600℃以下ではASTMA387−22(21/4
Cr−1 Mo)等が一般に用いられるが、これら
のロールには往々にしてビルドアツプが発生す
る。これらのロールに対して更にCr−Niを多量
に含む高級材を使つてもビルドアツプの発生は防
止できず、またCrやNiなどの表面処理を行なつ
てもあまり効果がない。 ところでこのような連続焼鈍炉内部におけるビ
ルドアツプ発生状況は場所によつて程度が異なつ
ている。即ち雰囲気、構造、鋼板の熱履歴等によ
つてビルドアツプの生成機構又は生成し易さが変
わつてくる。具体的には温度、還元性の程度、鋼
板とロール間の接触応力、およびビルドアツプ形
成原因となる物質が鉄かスケールかということで
ある。条件的には雰囲気が還元性、高温、高応
力、該物質が酸化物の場合が最も苛酷であり、こ
の条件に対しては特公昭55−51007号公報に開示
されているようにシリカを主体としたセラミツク
ススリーブでロールを覆う方法もあるが、芯材の
金属ロールとシリカ・スリーブの熱膨脹率の差も
かなり大きく、また高温での曲げ強度が低い等、
シリカはロール材料としては不適当な点が多い。 本発明者らはセラミツクス材料のこのような欠
点に鑑み、金属材料で耐ビルドアツプ性のあるも
のを種々探索した結果、Nb又はNbを含む物質が
良好な耐ビルドアツプ性を示すことを知見した。
このうちNb20重量%以上を含む物質は前述の最
も苛酷な条件において耐ビルドアツプ性を示すも
のであり、これについて本発明者らは特願昭57−
51057号にて既に提案を行なつている。ところが
その後の研究により鋼板が持ち込むビルドアツプ
形成物質が金属鉄のみで酸化鉄を含まないような
条件下の炉の部分ではもつと低いNb含有量にお
いても耐ビルドアツプ性に効果のあることを見出
した。またNb量を低目に保つことはロール表面
にNb合金層を形成させる場合に製造が著しく容
易になるという利点を合せ持つている。 すなわち本発明は、表面がNbを15重量%を超
え20重量%未満含有する物質で構成されているこ
とを特徴とする耐ビルドアツプ性の優れたハース
ロールを要旨とするものである。 以下に本発明を詳細に説明する。なお以下の説
明における金属含有量の%は全て重量%を意味す
る。 まず本発明においてNbを15%を超えて含有す
る物質を選んだのは、そのNb合金がビルドアツ
プ形成物質となる金属鉄と高温で焼き付くことが
なく、しかも金属であるため高温での靭性はセラ
ミツス材料よりはるかに高く、ロール構成材料と
しても適したものであるからである。実際には
Nb合金で搬送ロールを作ることも可能である
が、高価な材料であるため、耐熱鋼ロールの表面
にこれらのNb合金の薄板を貼りつけるか、溶
射、肉盛溶接、二層遠心鋳造等によりロール表面
のみNbを15%以上含む物質で構成したものが経
済的である。Nb合金としてはその融点をロール
の使用温度以下にしない範囲で、合計で85%迄
Cr、Zr、V、W、Fe、Ti、Mo、Ta、Ni、Co、
Mn、Al、Si、La、Ce、Y、Mg、Sn、Zn、Cu、
Sb、Bi、Ag、Pt、Rh等の金属を1種又は2種以
上含有させることができる。ここでこれら金属の
含有量を85%以下に制限したのはNbの含有量が
15%以下になるとNbの効果がうすれビルドアツ
プが発生するようになるからである。また溶射に
よつてロール表面にNb合金を被覆する場合に
は、これは耐ビルドアツプ性を損なわない。した
がつてこれら溶射層の高温における硬度を増すた
めに、あらかじめ上記金属粉中にこれら金属の酸
化物、窒化物、炭化物、硅酸化合物を混入させた
上溶射を行なうことも可能である。 次に本発明において表面層のNb含有量を15%
を超えて必要であるとした根拠は、後述するビル
ドアツプの実験室的再現装置により耐ビルドアツ
プ性を確保するためには15%を超えたNb含有量
が必要であることが判明したからである。 次にNb量の上限を20%未満に定めた理由であ
るが、Nb量が高い合金層ほど耐ビルドアツプ性
が向上するものの、製造時に脆性・溶接割れ・剥
離等が生じないよう高度な技術を要し、かつ高価
になる。従つて、Nbより安価な金属の含有量を
増し、通常の製法で容易に製造でき、しかも耐ビ
ルドアツプ性を満足し得る条件としてNb含有量
の上限を20%未満とした。 このようなNbの適正範囲は、第1図にその原
理図を示す耐ビルドアツプ性評価用の実験室的再
現装置を用いて判定された。 第1図において、半円形ロール1はロツド2に
よつて上から一定の荷重を加えられたうえロール
材サンプル3の上を左右に転動する。半円形ロー
ル1とロール材サンプルの間には種々のビルドア
ツプの組成を想定して配合された粉末状の各種原
料4があらかじめ散布されるようになつている。
ロール材サンプルが耐ビルドアツプ性がないもの
であれば、8時間の転動の後には半円形ロール1
とロール材サンプル3の両方にビルドアツプが形
成される。もしロール材サンプル3が耐ビルドア
ツプ性を有するものであれば、半円形ロール1の
みにビルドアツプが形成される。 実験は以下のごとき条件で行なつた。半円形ロ
ール1としてはSCH22を用い、ビルドアツプ原
料4として鉄粉を用い、800℃、5%H2−95%N2
の雰囲気中、6Kg/mm2の応力でロール材サンプル
3の材質を種々に変えた。この実験により求めた
結果は現場における搬送ロールのビルドアツプ発
生状況と極めてよく対応している。 第1表に各種ハースロール材のビルドアツプ発
生の有無を示す。
【表】
【表】
第1表中No.1〜No.6及びNo.17〜No.19は比較
材、No.7〜No.16は本発明ロールである。No.1、
2は現在搬送ロールとして最も一般的に使用され
ている耐熱鋳鋼を用いたものであるが、いずれも
ビルドアツプが容易に発生する。No.3は比較的
低温の個所で使用されるもので、800℃において
はビルドアツプ発生が著るしい。No.4、5はNb
量がその下限を切るNb−Fe合金である。これら
はNo.1〜3にくらべれば軽度ではあるが、Nb量
が少ないためビルドアツプの発生はまぬがれな
い。No.6、17、18、19はNbがその上限以上のも
のであつて耐ビルドアツプ性は良好であるが、肉
盛りにより高Nbの表面層を作成するときに割れ
が出易く、製造に際して入熱量や冷却速度等の諸
条件を厳重に管理する必要があるうえ、歩留もか
ならずしも高くない。これに対しNo.7〜16の試
料はNb量が本発明の範囲にある溶射又は肉盛材
であるが、いずれも前述の条件でビルドアツプは
発生せず、かつ表面層の製造性に何ら問題もなか
つた。 以上の如き知見から、本発明においてはロール
表面層のNb量を15%超20%未満に規定したので
ある。 最後に実施例により本発明の効果をさらに具体
的に示す。 実施例 1 横型の亜鉛メツキ用鋼板焼鈍炉の均熱炉は通常
SCH22製のハースロールを使用しているが、こ
れらのロールにはビルドアツプが発生し、10日〜
2週間ごとにロール表面の研摩を行なつてビルド
アツプを除去している。温度は700〜850℃で雰囲
気はアンモニア分解ガス(25%N2−75%H2)であ
る。この炉の後半部のロール3本に夫々15.5%
Nb−Fe、18%Nb−20Cr−Ni合金を表層に肉盛し
て他の通常ロールと共に使用した。その結果通常
ロールには、ビルドアツプが発生し、40日の操業
時間に3回の表面手入れを行わねばならなかつた
のに対し、Nb合金を肉盛した2本のロールでは
ビルドアツプの発生がなかつた。 実施例 2 実施例1と同じ炉の部分のSCH22製のハース
ロールの表面に19Nb−Zr−10Co−(ZrO2)の混合
物を溶射した。金属粉とZrO2の混合比は4:1
である。該溶射ロールを上記の炉で2週間使用し
たところ、他の通常ロールには著るしいビルドア
ツプが発生したのに対し、該溶射ロールにはビル
ドアツプが発生せず溶射層も全く健全であつた。 実施例 3 遠心鋳造の鋳型の内面にFe−Nb粉(Nb61%)
を塗布し、これにSCH22の成分(25Cr−20Ni−
0.4C)の鋼を遠心鋳造し、160φの鋼管を得た。
この鋼管を前記の炉のハースロールに加工し、表
面を軽度に研摩して前記の炉に組み込んだ。なお
該遠心鋳造管の端材の一部をとり、EPMAで解析
したところロール表面のNb濃度は19%であつ
た。2週間の操業後に該ロール表面を点検したと
ころ、ビルドアツプは発生していなかつた。 以上の実施例が示す通り、本発明は鋼の連続焼
鈍炉において極めてすぐれた耐ビルドアツプ性を
示すハースロールを提供するものであり、鋼材に
ビルドアツプの発生しない連続焼鈍を可能にした
ものであつて産業界への寄与は極めて顕著であ
る。
材、No.7〜No.16は本発明ロールである。No.1、
2は現在搬送ロールとして最も一般的に使用され
ている耐熱鋳鋼を用いたものであるが、いずれも
ビルドアツプが容易に発生する。No.3は比較的
低温の個所で使用されるもので、800℃において
はビルドアツプ発生が著るしい。No.4、5はNb
量がその下限を切るNb−Fe合金である。これら
はNo.1〜3にくらべれば軽度ではあるが、Nb量
が少ないためビルドアツプの発生はまぬがれな
い。No.6、17、18、19はNbがその上限以上のも
のであつて耐ビルドアツプ性は良好であるが、肉
盛りにより高Nbの表面層を作成するときに割れ
が出易く、製造に際して入熱量や冷却速度等の諸
条件を厳重に管理する必要があるうえ、歩留もか
ならずしも高くない。これに対しNo.7〜16の試
料はNb量が本発明の範囲にある溶射又は肉盛材
であるが、いずれも前述の条件でビルドアツプは
発生せず、かつ表面層の製造性に何ら問題もなか
つた。 以上の如き知見から、本発明においてはロール
表面層のNb量を15%超20%未満に規定したので
ある。 最後に実施例により本発明の効果をさらに具体
的に示す。 実施例 1 横型の亜鉛メツキ用鋼板焼鈍炉の均熱炉は通常
SCH22製のハースロールを使用しているが、こ
れらのロールにはビルドアツプが発生し、10日〜
2週間ごとにロール表面の研摩を行なつてビルド
アツプを除去している。温度は700〜850℃で雰囲
気はアンモニア分解ガス(25%N2−75%H2)であ
る。この炉の後半部のロール3本に夫々15.5%
Nb−Fe、18%Nb−20Cr−Ni合金を表層に肉盛し
て他の通常ロールと共に使用した。その結果通常
ロールには、ビルドアツプが発生し、40日の操業
時間に3回の表面手入れを行わねばならなかつた
のに対し、Nb合金を肉盛した2本のロールでは
ビルドアツプの発生がなかつた。 実施例 2 実施例1と同じ炉の部分のSCH22製のハース
ロールの表面に19Nb−Zr−10Co−(ZrO2)の混合
物を溶射した。金属粉とZrO2の混合比は4:1
である。該溶射ロールを上記の炉で2週間使用し
たところ、他の通常ロールには著るしいビルドア
ツプが発生したのに対し、該溶射ロールにはビル
ドアツプが発生せず溶射層も全く健全であつた。 実施例 3 遠心鋳造の鋳型の内面にFe−Nb粉(Nb61%)
を塗布し、これにSCH22の成分(25Cr−20Ni−
0.4C)の鋼を遠心鋳造し、160φの鋼管を得た。
この鋼管を前記の炉のハースロールに加工し、表
面を軽度に研摩して前記の炉に組み込んだ。なお
該遠心鋳造管の端材の一部をとり、EPMAで解析
したところロール表面のNb濃度は19%であつ
た。2週間の操業後に該ロール表面を点検したと
ころ、ビルドアツプは発生していなかつた。 以上の実施例が示す通り、本発明は鋼の連続焼
鈍炉において極めてすぐれた耐ビルドアツプ性を
示すハースロールを提供するものであり、鋼材に
ビルドアツプの発生しない連続焼鈍を可能にした
ものであつて産業界への寄与は極めて顕著であ
る。
第1図はビルドアツプ再現装置の原理を示す図
である。 1……半円形ロール、2……ロツド、3……ロ
ール材サンプル、4……ビルドアツプ原料。
である。 1……半円形ロール、2……ロツド、3……ロ
ール材サンプル、4……ビルドアツプ原料。
Claims (1)
- 1 表面が15重量%を超え20重量%未満のNbを
含む物質で構成されていることを特徴とする耐ビ
ルドアツプ性のすぐれたハースロール。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2588883A JPS59153825A (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | 耐ビルドアツプ性の優れたハ−スロ−ル |
| US06/479,981 US4470802A (en) | 1982-03-31 | 1983-03-29 | Highly buildup-resistant hearth roll for conveying a steel strip through a continuous annealing furnace and a method therefor |
| EP83103197A EP0090428B1 (en) | 1982-03-31 | 1983-03-30 | A highly buildup-resistant hearth roll for conveying a steel strip through a continuous annealing furnace and a method therefor |
| CA000424959A CA1194300A (en) | 1982-03-31 | 1983-03-30 | Highly buildup-resistant hearth roll for conveying a steel strip through a continuous annealing furnace and a method therefor |
| DE8383103197T DE3360765D1 (en) | 1982-03-31 | 1983-03-30 | A highly buildup-resistant hearth roll for conveying a steel strip through a continuous annealing furnace and a method therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2588883A JPS59153825A (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | 耐ビルドアツプ性の優れたハ−スロ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59153825A JPS59153825A (ja) | 1984-09-01 |
| JPS6116407B2 true JPS6116407B2 (ja) | 1986-04-30 |
Family
ID=12178321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2588883A Granted JPS59153825A (ja) | 1982-03-31 | 1983-02-18 | 耐ビルドアツプ性の優れたハ−スロ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59153825A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8697250B1 (en) * | 2013-02-14 | 2014-04-15 | Praxair S.T. Technology, Inc. | Selective oxidation of a modified MCrAlY composition loaded with high levels of ceramic acting as a barrier to specific oxide formations |
-
1983
- 1983-02-18 JP JP2588883A patent/JPS59153825A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59153825A (ja) | 1984-09-01 |
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